お盆期間、コロナ対策を 感染拡大受け、東海3県の知事
岐阜、愛知、三重各県の知事は31日、新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受け、対応を協議するテレビ会議を開催した。夏休みやお盆期間で人と接する機会が増えることから、基本的な感染防止対策を求める共同メッセージを発出。帰省時に高齢者や基礎疾患のある人と会う際は、マスクを着用するよう呼びかけた。
愛知県の大村秀章知事は「第9波に入ってきたと言わざるを得ない」と危機感を示した。岐阜県の古田肇知事は「感染者数は高止まりしている」と述べ、夏休み中に外来対応する医療機関を確保すると説明した。
三重県の一見勝之知事は、季節性インフルエンザのように、感染状況に応じ「警報」や「注意報」などを出すための基準を設けるよう、国に働きかける考えを表明した。
メッセージは感染拡大が続けば医療が逼迫する恐れがあると強調。高齢者ら重症化リスクの高い人にはワクチン接種の検討を促した。