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テーマ : 新型コロナ・全国

メッカ大巡礼、最高潮 180万人超集結し祈り

 【カイロ共同】イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカへの大巡礼(ハッジ)が27日、最高潮を迎えた。新型コロナウイルス流行に伴う受け入れ制限はなくなり、世界各地から多くの巡礼者が集結して祈りをささげた。サウジ当局によると参加者は180万人超に上り、2020年以降で最多となった。

26日、サウジアラビア・メッカでカーバ神殿の周りを歩く巡礼者たち(AP=共同)
26日、サウジアラビア・メッカでカーバ神殿の周りを歩く巡礼者たち(AP=共同)

 現地からの映像では、巡礼者は白い布をまとい、預言者ムハンマドが最後の説教をしたとされるメッカ郊外のアラファト山や周辺を埋め尽くした。暑さと強い日差しの下で傘を差す人もいた。
 ハッジは礼拝や断食などと並ぶイスラム教徒の五つの義務「五行」の一つ。財力と体力のある人は生涯に一度、行うことが求められる。期間中、巡礼者は「カーバ神殿」を7周するなど決められた手順で祈る。28日からイスラム圏の多くの国は「犠牲祭」と呼ばれる祝祭期間に入る。
 新型コロナ流行を受け、サウジは20年に建国後初めて国外から巡礼者を受け入れずハッジの規模を大幅縮小。21年も巡礼者を国内に限った。22年はワクチン接種を済ませ、許可を得た人に限定し、国内外から92万人超が参加した。
 サウジ当局は今年、200万人以上の参加者を見込んでいた。

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