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テーマ : 牧之原市

27年静岡県議選へ4項目提示 選挙区定数、区割り検討開始

 静岡県議会の選挙区定数や区割りを検討する調査検討委員会の第5回会合が4日、県庁で開かれた。2027年の次期県議選に向け、議会事務局が今後の検討事項の論点などを示した。
 同事務局は、議員定数見直しの可否▽選挙区と配当定数の見直しの可否▽前期委員会が提案した有識者からの意見聴取▽答申や条例改正の時期―の4項目を示した。
 このうち、議員定数については、現行定数68は1979年まで適用された旧法定定数制度(定数85)から20%削減されて全国5番目の削減率で、議員1人当たりの人口は多い方から同9番目との説明があった。
 2020年の国勢調査人口で算出した議員1人当たりの人口が少ない選挙区は、最少の伊豆市が2万8190人、御前崎市3万1103人、清水町3万1710人と続いた。多いのは牧之原市・吉田町で7万2421人、焼津市6万8423人、伊東市6万5491人の順だった。最少と最大の「1票の格差」は2・57倍で、全国12番目に差が大きい状況だった。
 各選挙区の議員数は人口比例の原則がある。しかし、32都府県が地域間の均衡を考慮できる公選法の規定を適用し、都市部で減員、町村部で増員している現状も示された。同検討委は6月定例会の会期中に有識者の意見聴取を行う方針。

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