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テーマ : 牧之原市

大自在(12月30日)回顧2023年

 「十年一昔」と言う。2023年、節目の「10」がいろいろあった。10年間務めた前任者が退任し、日銀総裁に植田和男氏(牧之原市出身)が就任。「金利のある世界」の足音が。富士山は世界遺産登録10年。にぎわいどころか混雑と非常識が問題化。
 侍ジャパンWBC優勝の立役者、米大リーグ本塁打王の大谷翔平。ドジャース移籍契約は史上最高10年7億ドル。ボクシング井上尚弥は2階級4団体の王座統一。10本目の世界ベルト。
 喜びはナインだけでなく。甲子園初出場初勝利の浜松開誠館。藤井聡太棋士は王座を奪取して全八冠独占。「僕もやりたい」「わたしに将棋教えて」という子に親にっこり。
 広島でG7サミット。被爆地開催の意義かみしめ、改めて核兵器廃絶を誓う。能登の地震は最大震度6強。関東大震災100年の年に気を引き締めた。混乱の中、流言飛語が生んだ狂気に戦慄[せんりつ]。
 東京五輪を巡る汚職・談合事件、30年冬季五輪の札幌招致断念と、子どもに話しにくいスポーツ“関係”ニュース。新型コロナ5類移行でイベントやまつりが「4年ぶり」再開。日本の国内総生産(GDP)がドイツに抜かれ4位転落。諦観か奮起か。日経平均株価の年末終値は3万3464円と34年ぶり高水準に。
 霊峰の由来に二つとない「不二」説。大相撲で翠富士、熱海富士の2郷土力士が快進撃。サッカーJ1復帰は磐田と清水明暗。失言端緒の知事不信任決議案は可決に1票届かず。辞書の「十年一昔」の横に「十年一日」。根気よく続ける様子、進歩がないさま、どちらにも使う。

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