茶況(3月13日)ふじのくに新商品 茶の花蜂蜜が金賞 牧之原の河村養蜂場
牧之原市の河村養蜂場が考案した茶園に咲く花から採取した蜂蜜が県主催のふじのくに新商品セレクション2023で金賞を受賞した。このほど、考案者の河村充代表(51)が市役所榛原庁舎に杉本基久雄市長を訪ね、受賞を報告した。
本来お茶の栽培では、茶葉へ養分を分けるため、花は摘み取られることが多い。茶価の低迷などの影響で市内に広がる茶畑の中には耕作放棄地となっている茶園も多く、利活用の一環として同商品を考案した。蜂蜜は甘みに加え、後味にお茶の風味を感じられるという。
河村代表は「緑茶やほうじ茶、お茶を使ったスイーツとの相性も良い商品。今後も地域の特産品を使った蜂蜜に挑戦したい」と前を見据えた。
(榛原支局・足立健太郎)