ミカン変動幅超え 健康への影響なし 環境放射能調査
静岡県は31日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能調査の結果を公表した。牧之原市で採取したミカンから過去の変動幅を超える放射性セシウムが検出されたが、健康への影響はないとしている。
県によると、変動幅を超えたのは牧之原市の1カ所で採取されたミカンで、1キログラム当たり0・02ベクレルの放射性セシウムが測定された。過去の最大値は0・016ベクレルだった。過去の核実験や東京電力福島第1原発事故の影響と推定している。海底土は御前崎港周辺で最大1・5ベクレルで、浮遊塵からは検出されなかった。