御前崎市の記事一覧
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浜岡原発「基準津波」次回議論へ 規制委、堆積物評価を了承
原子力規制委員会は26日、中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査会合を開き、歴史記録や堆積物から過去に襲来した津波を調べる中電の評価を「概ね妥当な検討がなされた」と了承した。次回会合で、耐津波設計の目安となる想定最大津波高「基準津波」策定の議論に入る見通し。 中電はこれまでの審査で、同原発の敷地前面の想定最大津波高を25・2メートルとしている。最も厳しい条件の南海トラフ地震による津波と遠州灘沖1地点の海底地滑りによる津波が重なり合う場合の数値。6月の会合で規制委が了承したのを受け、この評価を基準津波として選定する方針だ。 堆積物を巡っては、論点となっていた敷地内
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行方不明者保護で狩野さんに感謝状 菊川署
御前崎市門屋の狩野幸さん(78)が24日、行方不明者の早期保護に貢献したとして菊川署から感謝状を受け取った。 狩野さんは6月17日、行方が分からなくなった菊川市下平川の男性について情報提供を求める菊川市の防災メールを受信した。その後、行方不明者と服装や格好が似ている男性を掛川市内で偶然発見し、すぐに警察に通報したという。 岩瀬盛一署長は、狩野さんの迅速な行動に謝意を伝え、感謝状を手渡した。
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浜岡原発の敷地内断層調査現場見学 中部電力、7市町連絡会
中部電力と浜岡原発から半径31キロ圏(UPZ)の5市2町で構成する情勢連絡会は24日、定期の情報交換会を御前崎市佐倉の浜岡原子力館で開いた。再稼働に向けた原子力規制委員会の審査で重要課題になっている「敷地内断層の活動性評価」に係る調査現場も見学した。 各市町の担当者が原発敷地の北側約700メートル付近で掘られたトレンチ(溝)「BF1」の内部に入り、中電社員から地層の解説や調査の進み具合について説明を受けた。新規制基準では、将来的に地震を引き起こす可能性のある「活断層」の上に原子炉施設などを設置することを禁じている。中電は原発敷地内とBF1を通る断層が同じ系統であることから、BF1に古い地層
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 19日はマアジや小マダイ、ベラ、ネンブツダイ。20日は強風のため臨時休園。21日はソウダガツオや小マダイ、マアジ、タカベ、シロギス、スズメダイ、イシガキダイ、メジナ、ベラなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギスとメゴチ。餌の青イソメは直射日光を避けてクーラーボックスで保管する。サビキ釣りではアジ。少しサイズアップしてきたが群れによって違うので、仕掛けは3~5号を用意したい。今週末から8月末にかけて花火大会が複数回開催され、入れない場所があるので注意。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)01
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水資源保全で連携 日本コカ・コーラと掛川、御前崎の両市
掛川と御前崎の両市は23日、日本コカ・コーラ(東京)と水資源の保全に関する連携協定をそれぞれ締結した。環境に配慮した農業の推進や自然環境教育などの取り組みを通じて、環境負荷軽減を目指す。 協定は、両市の茶が同社の飲料製品で使われた実績などが縁。掛川市は、茶や米を有機栽培に転換する際に収量や品質が低下してしまう課題の解決を狙い、同社と連携して研究を進める。御前崎市は地下水と森林の保全などで協力する。 同日、両市役所を訪ねた同社サスティナビリティー推進部の田口美穂ディレクターは「水は飲料ビジネスに欠かせず、地域社会にとっても大切なもの。水資源の保全活動をサポートする責任と義務があると考えてい
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「馬育(ばいく)」お守り作製 御前崎・白羽神社 ツーリング客向け
御前崎市の観光関係者によるバイク愛好家の誘客プロジェクト「#オマエザキライダー」で、同市白羽の白羽神社がツーリング客向けに新たな交通安全のお守りを作製した。白羽地区はかつて皇室や軍部のために馬を育てる牧場「官牧」があったことから、「バイク」と「馬育(ばいく)」を掛け合わせた。馬のデザインの御朱印も人気を集めている。 お守りはバイクのハンドルや手首に巻くバンドタイプとステッカー、馬の蹄鉄(ていてつ)が付いた3種類を用意した。地域資源を活用するため素材に市ブランド牛「遠州夢咲牛」の革を使用。なめした革にレーザーで馬や白波の絵柄などを施した。 白羽地区は、大宝律令(701年)による厩牧令によっ
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マッチ棒モチーフ 油絵120点 浜松出身寺井さん 御前崎で個展
浜松市出身の画家寺井絢香さん(34)の個展「好きなもの×好きなもの」が8月25日まで、御前崎市門屋の静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアで開かれている。 学生時代から魅力を感じているというマッチ棒をモチーフにした油絵約120点を並べた。題材は旅で訪れたアフリカや中東の街並みを選び、建物や人、模様などをマッチ棒の形で表現。色彩も豊かで明るい雰囲気を演出している。草花をマッチ棒の集合体のように描いた作品もあり、発想と独特な世界観が来場者を楽しませている。 寺井さんは「見る人に元気や勇気を与えることができたらうれしい」と話した。
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実り多い夏、地域担任に相談 御前崎・浜岡中生が面談
御前崎市の浜岡中でこのほど、地域の社会人が生徒と面談する「地域担任活動」が2年生約170人を対象に行われた。年4回実施するうちの2回目で、夏休み期間中の過ごし方や目標を考えた。 事業者や市職員ら30人が地域担任として協力し、各グループに分かれて実施した。生徒は1学期のテスト結果や部活動の成績を振り返り、夏休みに取り組むべきことを相談。苦手科目を克服する勉強法や、部活動の練習を乗り越えるモチベーションの保ち方について助言を受けた。 生徒たちは悩みも報告した。自分自身の弱点などを客観的に見つめ、目標達成に向けて計画を立てながら取り組む大切さを学んだ。
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「飯塚先輩 目指せ!金メダル」 母校から映像と色紙でエール 御前崎第一小と浜岡中【パリ五輪】
パリ五輪の陸上男子200メートル代表で、4大会連続出場となる飯塚翔太選手(33)の母校、御前崎市立第一小と浜岡中の児童生徒が19日までに応援の色紙や映像を制作した。「目指せ金メダル!」「最高の走りを見せて」。大舞台に挑む大先輩に向けて、故郷から大きなエールを送っている。 第一小は色紙計21枚を用意した。各学年の子どもたちが3日間かけて飯塚選手の似顔絵や国旗、メダルのイラストなどを描き、激励の言葉をつづった。地元の陸上クラブに所属する6年の山下碧仁さんは「飯塚選手は憧れの存在。自己最高記録を出して日本を盛り上げてほしい」との思いを込めて書いたという。 浜岡中は18日に生徒会が中心となり、御
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富沢、岡田選手が飛躍へ決意新た パリ五輪・セーリング代表が知事訪問
パリ五輪セーリング男子iQフォイル級の富沢慎選手(40)、混合470級の岡田奎樹選手(28)=ともにトヨタ自動車東日本=が19日、県庁に鈴木康友知事を訪ね「5度目の五輪。過去最高が10位なので入賞の壁を打破したい」(富沢選手)、「夢だった金メダルを取りたい」(岡田選手)と意気込みを語った。 2人は同社が裾野市に置く東富士総合センターに所属。普段は相模湾を練習拠点にしているが、ウインドサーフィン艇種のiQフォイル級の富沢選手は、風の状況によって御前崎市や浜名湖も訪れるという。岡田選手も別の種目で浜名湖のレースに参加した経験がある。 富沢選手は「御前崎はウインドサーフィンが盛ん。その方々の代
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死亡事故ゼロ1000日 安全運転呼びかけ 御前崎市、うちわ配布
御前崎市は19日、交通安全を啓発するうちわを市役所本庁舎で市民らに配布した。 同市内では、1日に交通死亡事故未発生の連続日数が千日になった。下村勝市長らが正面ロビーに並び、アサガオが描かれたうちわを来庁者に手渡しながら、さらなる車の安全運転などを呼びかけた。 熱中症予防や温室効果ガス排出抑制の取り組み促進も訴えた。
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優秀安全運転 21事業所表彰 県警など
静岡県警と自動車安全運転センター県事務所はこのほど、同センターが発行している運転記録証明書を有効活用し、従業員の交通事故防止と安全意識向上に努める優秀安全運転事業所の表彰式を静岡市葵区で行った。 表彰は金賞が10事業所、銀賞が11事業所。各事業所の代表者が静岡中央署での表彰式に出席し、県警の加藤悟交通部長と同事務所の北沢博所長から表彰状と記念品の盾を受け取った。 事業所は次の通り。 【金賞】しずてつジャストライン鳥坂営業所(静岡市清水区)しずてつジャストライン本社(同市葵区)岡村建設工業(焼津市)しずてつジャストライン浜岡営業所(御前崎市)新潟運輸掛川支店(掛川市)袋井清掃(袋井市)北
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中部電力側 審査状況説明 浜岡原発廃炉訴訟
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)3~5号機の廃炉を求めて地域住民らが起こした訴訟の第39回口頭弁論が18日、静岡地裁浜松支部(佐藤卓裁判長)で開かれた。中電側が新規制基準適合性確認審査の進捗(しんちょく)状況などを報告した。 審査会合は4~6月に計3回実施。「基準津波(想定される最大津波高)」策定に向けた検討が進められ、敷地前面の津波高を最大25・2メートルとする中電の評価について、原子力規制委員会から「おおむね妥当」と判断されたと報告した。 中電側は11月の次回期日で、耐震設計の目安となる最大の揺れ「基準地震動」に関する書面を提出する準備を進めるとした。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 13日はワカナゴ(ブリの幼魚)やショゴ(カンパチの幼魚)、アオアジ、イシガキダイ、ベラ、スズメダイ、ネンブツダイなど。14日はシロギスやタカノハダイ、メジナ、小イサキ、カサゴ、イシガキダイ、タカベなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺や川奈いるか浜でシロギス狙いの投げ釣り。メゴチの釣果が多かった。オレンジビーチは海水浴シーズンに入り、釣りができない。サビキ釣りは早朝か夕方にアジ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 14日の沼津沖船釣りは20~45センチ超のマアジが多数。時合で入れ食
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浜岡北小児童が収穫 ティーバッグを寄贈 御前崎・やまま満寿多園
御前崎市上朝比奈の製茶問屋「やまま満寿多園」が16日、地元の浜岡北小の3年生に市特産の茶品種「つゆひかり」のティーバッグ千個を贈った。 ティーバッグは、児童が6月上旬に同社の茶畑で収穫した茶葉を使って加工した。子どもたちは総合的な学習の一環で茶産業について学びを深めていて、増田剛巳社長は「たくさん飲んでお茶のことに詳しくなってほしい」と手渡した。同校は全校児童が水分補給で冷茶を飲めるようにするという。 お茶に関する特別授業も行われ、児童は増田社長に茶を使用した菓子などの商品開発や茶栽培へのこだわりについて積極的に質問した。
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自民党静岡県連 衆院3区支部長公募を7月23日開始 対象から宮沢氏を除外
自民党静岡県連は15日、袋井市内で衆院静岡3区の代表者会議を開き、宮沢博行元衆院議員の議員辞職に伴い空席になっている3区支部長を公募で決めるとする方針について了承を得た。出席者によると、公募期間は23日~8月1日の10日間で、3区内の12地域支部のうち1支部以上からの推薦が必要。20日の県連総務会で正式に決定する。 県連は8月中旬の支部長選任を目指し、選考委員会を設置して作業を進める。井林辰憲県連会長(衆院静岡2区)は「自民党の政策と理念を共有して、日本と静岡の将来のために働いていきたいという方は必ずいると信じている」と述べた。 宮沢氏を公募の対象から除外することも決議した。提案した江間
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華麗なダンスや吹奏楽演奏 御前崎市文化協会 芸能発表会
御前崎市文化協会の芸能発表会が14日、同市の佐倉地区センターで開かれた。同協会の芸能部門に所属する団体メンバーがステージで活動成果を披露した。 浜岡吹奏楽団などのブラスバンドが人気曲やアニメ主題歌を演奏したほか、地元の子どもたちが華麗なダンスを見せた。歌唱や舞踊などの演目も繰り広げ、来場者を魅了した。 屋外には飲食販売のキッチンカーが並び、多くの家族連れでにぎわった。
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待ってた!御前崎で海開き 関係者が安全祈願 アスレチックコーナー新設
御前崎市のマリンパーク御前崎で13日、海水浴場が開場した。海開き神事には観光関係者ら約40人が出席し、海の安全を祈願した。 初日はバナナボートの無料体験会が人気を集めた。子どもたちがボートにまたがって乗り、水上オートバイにけん引されて海面を疾走した。今年は砂浜にアスレチックコーナーを設けた。今後、キッチンカーが並ぶほか、ヨガ体験なども予定されている。市観光協会の川口正洋会長は「家族や友達と遊びに来て夏を満喫してほしい」と呼びかけた。 同海水浴場は環境省から「日本の快水浴場100選」に選ばれ、波が穏やかで新型コロナ禍以前は約4万人の観光客らが訪れた。
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5月有効求人0.77倍 ハローワーク掛川管内
掛川公共職業安定所(ハローワーク掛川)がまとめた管内(掛川、菊川、御前崎の3市)の5月の有効求人倍率(実数値)は前月比0・04ポイント下降の0・77倍だった。下降は4カ月連続で、0・7倍台は2021年1月(0・79倍)以来、3年4カ月ぶり。物価高を背景に、製造業で採用を控える動きが広がっている。 新規求人数は前年同月比10・5%減の833人。産業別では、製造業が39・2%減の141人で、3年4カ月ぶりに200人を割り込んだ。食料品や金属製品、輸送用機械器具などが落ち込んだ。宿泊・飲食サービスの新規求人も半減した。建設業は1・7%増の121人だった。 ハローワークによると、コスト上昇分の価
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御前崎市長に顧問を委嘱 掛川市倫理法人会
掛川市倫理法人会の栗田徳光会長ら3人がこのほど、御前崎市役所を訪れ、下村勝市長に顧問の委嘱状を手渡した。 同会は主に掛川、菊川、御前崎の3市内の個人・事業者らが所属。会社の健全な発展や地域活性化に向け、モーニングセミナーを毎週水曜午前6時から、掛川市の大日本報徳社大講堂で開催している。 栗田会長は下村市長に対し、「中東遠地域が活性化するためには行政の力が欠かせない」と期待を寄せた。
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社説(7月12日)原発の高経年運転 論点示し議論を深めよ
原子力規制委員会が6月、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)に対し、運転開始30年を超えて40年まで稼働させるために必要な「長期施設管理計画」を認可した。2023年5月成立のGX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法に基づき、60年を超えての運転が可能になる新制度導入に伴う全国初の認可となった。25年6月の新制度施行へ、他原発でも同様の動きが続くとみられる。 現行制度下でも全国で4基が既に40年超に入るなど、国内原発の高経年運転は常態化しつつある。ただ、前提となるはずの国民理解は得られていない。政府や事業者は、特に原子炉を中心とした重要設備・機器の健全性の確保策、新型炉へのリプレ
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浜岡原発の安全性向上対策を点検 静岡県と御前崎市
静岡県と御前崎市は11日、中部電力浜岡原発(同市佐倉)の安全性向上対策を定期点検した。原子力災害が起きた際、現地の緊急事態対策本部が設けられる建物「緊急時対策所」での火災防護の取り組みを確認した。 新規制基準では、緊急時対策所に2種類以上の火災感知設備の備え付けを求めていて、中電は2018年までに煙と熱の感知器を計約220個設置した。緊急時対策所には外部と遠隔会議を行うための通信モニターなどがあり、火災の早期感知と重要設備の損傷を防ぐ必要がある。中電によると、電源供給が絶たれた場合は蓄電池に自動的に切り替わるという。 県と同市の職員は中電社員の説明を受け、図面と天井を見ながら感知器の設置
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夏の交通安全運動始まる 生徒利用の自転車 不具合簡易点検 御前崎
御前崎市の自転車修理販売業者らが11日、夏の交通安全県民運動に合わせて御前崎中で、生徒が利用する通学用自転車の無料簡易点検を行った。 駐輪場に並んだ125台の自転車を一台ずつ点検し、ブレーキの緩みやライト点灯、ベルの不具合の有無などを確認した。タイヤがすり減っているケースが目立ち、修理や部品交換が必要と判断した車体には黄色い札を付けて注意を促した。 担当者は「車体のメンテナンスは交通安全に直結する。乗り心地の悪さや不具合がないか確かめてほしい」と呼びかけた。
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浜岡原発放射能 環境へ影響なし 静岡で協議会確認
静岡県と浜岡原発の地元4市(御前崎、牧之原、掛川、菊川)、中部電力などでつくる県原子力発電所環境安全協議会は10日、本会議を静岡市葵区で開き、2023年度の環境放射能調査結果について、浜岡原発からの環境への影響は認められなかったとする報告を確認した。平常時の変動幅の上限を超える測定結果が複数あったが、発電所内に異常がなかったとして浜岡原発の影響ではないと評価した。 調査結果によると、空間放射線量では御前崎市、掛川市、菊川市の3地点で平常の変動幅の上限を上回る時があった。測定地近隣の工場で行われたエックス線検査や降雨の影響とみられる。陸上や海で採取した試料では53地点のうち8地点で放射性物質
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 6日はマダイやアカハタ、メジナ、小シマアジ、ソウダガツオ。7日はアカハタやイシガキダイ、メジナ、サバ、ソウダガツオなど。小アジやネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日中、メゴチとシロギスが釣れる。餌の青イソメは氷を入れたクーラーボックスで保管し、動きが悪い場合は海水で洗うと良い。房掛けにすればヒラメも狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 6日の久能~三保沖船釣りはマダイが1~6匹で船中13匹。34~45センチのアジは7~13匹で船中29
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記者コラム「清流」 #オマエザキライダー
ことわざ「灯台もと暗し」は、身近な事柄に案外気づきにくいことのたとえ。明かりをともす照明の下は、周囲よりも暗いことから生まれた言葉である。 最近、バイク愛好家の間で御前崎市が注目されている。観光関係者を中心にツーリング客を誘客するプロジェクト「#オマエザキライダー」が進行し、新しい観光商品が生まれるなど人気を集めている。 あるツーリング客によると、同市は御前埼灯台が目的地として選ばれやすい。景観が美しい海岸線を疾走でき、グルメも豊富で多くの魅力を感じるそうだ。 御前崎市民からは「この町には何もない」との声も聞かれる。だが、住んでいる地域の良さに気づいていないだけかもしれない。#オマエザ
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災害関連死審査会 設置対応進まず 15市町で条例に規定なし 静岡県、早期改正 働きかけ
被災後の心身の負担などが原因で亡くなる災害関連死を巡り、静岡県内35市町のうち15市町が認定に必要な審査会の設置を条例で定めていないことが9日までの県のまとめで分かった。認定に時間がかかれば災害弔慰金の支給が遅れる可能性があり、生活再建にも影響が出かねない。地震や水害などの自然災害が相次ぐ中、県は市町に対して条例改正を働きかけている。 災害関連死は津波や家屋倒壊などによる直接死ではなく、避難生活のストレスや過労といった間接的な原因で亡くなることを指す。認められれば直接死と同じく遺族には最大500万円の弔慰金が支給される。市町は医師や弁護士らでつくる審査会を開いて認定するが、2019年施行の
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雄大な富士山 一気呵成に描く 菊川市の岡本さん、御前崎で個展
菊川市の画家岡本透さん(82)による富士山風景をテーマにした水彩画展が8月31日まで、御前崎市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。作品は約20点並び、霊峰富士の雄大さを豊かな色彩で表現した。 静岡市清水区の日本平や三保真崎海岸、御前崎市の御前崎マリンパークなど各地の名勝地を訪れ、現場で感じた雰囲気や臨場感を筆に込めて「一気呵成(かせい)に仕上げた」という。 富士山を中心に船舶が行き交う海や空模様、街並みを詰め込むように描くなど独特の構図と世界観が来場者の心を和ませている。岡本さんは「作品を見て元気とパワーを感じてもらえたらうれしい」と話した。
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運転技能向上へコンテスト 菊川地区安全運転管理協会
菊川地区安全運転管理協会はこのほど、車の運転技能向上を目的とした「セーフティドライバーコンテスト」菊川地区大会を御前崎市池新田の遠鉄浜岡自動車学校で開いた。 管内の9事業所から23人が臨んだ。実技では場内のコースを乗用車で走行し、助手席の教官が参加者の運転技術や感覚を採点した。道路ルールに関する学科筆記試験も行われ、参加者は真剣な表情で取り組んだ。
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高齢者ら犬と交流 御前崎市動物保護協会 デイサービス施設で企画
御前崎市動物保護協会のメンバーらが5日、愛犬を連れて同市の池新田デイサービスセンターを訪れた。施設利用者約40人がトイプードルやチワワ、柴犬など犬6匹と触れ合った。 動物と交流して癒やしを感じてもらおうと同協会が企画した。利用者は犬を膝の上で抱えて頭や首元を優しくなでた。犬が尻尾を振ったり、指示通りお座りしたりすると「かわいいね」「お利口さんだね」などと声をかけて目を細めた。犬と記念撮影も行い、心和む時間を過ごした。
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アカウミガメ 御前崎で保護活動見学会 静岡県内外から約60人が調査に同行
絶滅危惧種アカウミガメの産卵地として国の天然記念物に指定されている御前崎市の下岬海岸で6日早朝、ウミガメ保護監視員の活動見学会が開かれた。県内外の家族連れら約60人が参加し、調査に同行した。 午前5時から砂浜を約1時間巡回し、保護監視員の曽根敏治さん(63)らの案内で足跡を捜索した。この日は残念ながら産卵はなかったが、3日に上陸したアカウミガメが卵を産むために掘った穴を見学した。曽根さんは細長い棒を使い、卵の所在を探し当てる方法や発見時の様子を語った。 保護した卵を管理するふ化場も訪れた。参加者は生態などについて保護監視員に積極的に質問し、理解を深めた。
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灯台絵画コンテスト 小中生の作品募集 9月11日まで
灯台など航路標識に関する知識の普及を図る公益社団法人「燈光会」(東京都)は9月11日まで、全国の小中学生を対象に「灯台絵画コンテスト2024」(御前崎市後援)の作品を募集している。 テーマは「灯台のある風景」。規定サイズはA3判、B3判または八つ切・四つ切の画用紙。画材は水彩絵の具、クレヨン、パステルなど消えにくい材料とし、鉛筆や木炭は除く。小学校低学年、同高学年、中学の部門ごとに入賞作品を選定し、受賞者には賞状や図書カードを贈る。今年は初点灯から150周年を迎えた御前埼灯台を題材とした特別賞を設けた。参加賞も用意した。 応募方法などの問い合わせは燈光会<電03(3501)1054>へ。
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税金の使い道「身近にたくさん」 御前崎・白羽小で租税教室 6年生、納税の大切さ学ぶ
御前崎市の白羽小で5日、6年生約40人を対象に「租税教室」が開かれた。公共インフラや社会基盤を安定維持するため、納税の大切さを学んだ。 講師を務めた市税務課の岸順子さんは、納めた消費税などは国の財源として扱われ、国会の予算審議を経て使い道や地方自治体への分配が決まることを解説した。最終的には学校整備や消防救急車の運営といった費用に充てられ、国民生活に還元されていると説明した。 園田珀人さん(12)は「税金で賄われているものが身近な所にたくさんあることを知った」と理解を示し、「議員も平等で正しい税金の使い道を考えてほしい」と注文した。 (御前崎支局・市川幹人)
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御前崎の海 もっと満喫!! アクティビティーボート導入 13日に子ども無料体験
海水浴を満喫してもらおうと御前崎市の海の交流拠点施設「渚の交番」が、8人乗りアクティビティーボート「カツオなぶら号」を導入した。水上オートバイでボートをけん引し、海面を疾走する。同施設は13日の海開きに合わせ、マリンパーク御前崎海水浴場で子どもを対象に無料体験会を開く。 ボートはバナナボートと呼ばれ、またがって乗る。マリンレジャーとして人気で、水上オートバイが曲がる遠心力で海に身を投げ出されたり、波にぶつかって弾んだりして遊ぶ。 資金はクラウドファンディングで90万円を集め、昨年まで使用していたボートを買い替えた。デザインは市内在住の画家Jiro(本名・鈴木次朗)さんが手がけ、市特産のカ
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「誰かの喜び」仕事のやりがい 御前崎・浜岡中で地元事業者が講話
御前崎市の浜岡中で2日、1、2年生を対象に地元事業者による職業講話が開かれた。進路選択や就きたい職業を考えるキャリア教育の一環で、仕事のやりがいや苦労などを聴いた。 市内の企業や個人事業主ら23個人・団体が協力し、生徒は希望する2講座を受けた。同市池新田の「フラワーショップあきの」の秋野潤代表(49)は、生花店の業務内容を説明。仕入れや花の品質管理といった大変さの一方、「記念日や祝い事など、誰かの喜びに寄り添える」と働くことのやりがいも紹介した。 生徒は講師に、仕事をする上で必要な資格や学歴について質問した。1年の河原崎希さん(12)は「将来の目標は決まっていないが、夢をかなえられるように努
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 6月27日はソウダガツオや中サバ、チョウチョウウオなど。28日は悪天候のため釣り人入らず釣果なし。29日はソウダガツオやイナダ(ブリの若魚)、クロダイ、ウルメイワシ、メジナ、カマス。30日は小マダイやソウダガツオ、ベラ、クロダイ、メジナ、ウルメイワシなどが揚がった。タカベやネンブツダイ、スズメダイ、マアジは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はシロギス狙いの投げ釣りで日中にメゴチ。シロギスはポツポツ釣れた。サビキ釣りでアジ。ウキ釣りではアジやコノシロが揚がった。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(3
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大自在(7月2日)斜め防災林
遠州灘海岸には昔から砂浜に沿う海岸林とは別に「斜め海岸林」がある。海岸線から斜め方向に内陸へと林が延びる。地上からでは分かりにくいが、グーグルマップ(航空写真)だとはっきり見える。 遠州特有の強い西風を防ぐために、100年以上をかけ地元住民が造り上げてきたという。斜め海岸林の後背地は強風や飛砂の影響を受けない。そこに作物を栽培してきた。明確に残る御前崎市から掛川市までは2010年度の県景観賞優秀賞を受けた。 内陸部に斜め海岸林を復活させようと袋井市で、静岡大の学生や地元住民らが実証研究を行っている。植栽するのは常緑広葉樹のウバメガシ。指導する同大の増沢武弘客員教授によると、海岸林の定番と
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野口さん(相良高2)U18W杯V ウインドサーフィン 牧之原市
牧之原市の相良高2年の野口颯さん(御前崎市)が4月に開かれたウインドサーフィンの「チリワールドカップU18(18歳以下)」で優勝した。このほど牧之原市役所に杉本基久雄市長を訪ね、喜びと今後の抱負を語った。 野口さんは父親の影響で競技を始め、2022年に中学3年生でプロ資格を獲得した。同世代の有望なウインドサーファーは通信制の高校に通うことが多い中、「地元の友人と学校生活も楽しみたい」との思いで普通高校に進学した。海外遠征中はオンラインで授業を受けるなどして文武両道を目指している。 直近の目標としてスペインで開かれる次の大会で優勝しU18の年間チャンピオンになることを掲げる。野口さんは「ウ
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旧朝比奈小卒業生 浜岡北小に一輪車など寄贈 同級会解散で積立金活用
御前崎市の浜岡北小の前身となる旧朝比奈小の卒業生がこのほど、同校に一輪車3台とドッジボール、液晶モニターを贈った。 寄贈したのは1952年度卒業のメンバー。4月に同級会を解散し、積立金の残金約10万円を物品購入に充てた。 卒業生らは同校を訪問し、寄贈品を代表児童に手渡した。メンバー代表の小野了嗣さん(84)は「仲間とたくさん遊んで良い思い出を作ってほしい」と述べた。
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記者コラム「清流」 ホタルへの情熱光る
闇夜を舞う幻想的な光。5月末、御前崎市門屋でホタルを観賞した。慌ただしい日々を忘れ、心和ませる光景に感動した。 このホタルは、豊かな自然を未来に残そうと地元の住民有志「門屋ほたるの会」が毎年、幼虫を養殖放流する。代表の沖二三男さん(79)は「ホタルが地元愛を育むきっかけになればうれしい」と語り、活動は24年目を迎えた。市外から観賞に訪れる人も多く、園児を招いた幼虫の放流体験も実施している。 こうした活動理念や実績が評価されて先日、同団体に「小さな親切運動」県本部から実行章が贈られた。ホタルの生息地が減る中、地域の財産になっている。 ホタルの光には地域を思う住民の情熱が込められていた。小さ
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退職金の一部、御前崎市に寄付 柳沢前市長が100万円「産品ブランド活動に」
4月に2期目の任期満了を迎えて勇退した御前崎市の柳沢重夫前市長(77)が27日、退職金の一部100万円を同市に寄付した。市内の農水畜産物の品質や、伝統的な加工技術を生かした産品の魅力を認定する「御前崎ブランド」活動に充てられる。 柳沢氏は在任中の2019年、地域振興や経済活性化に向けたプロモーションの一環で御前崎ブランドの認定活動を始めた。現在は16品目が認定されているが、魚や肉など食材が中心であるため、柳沢氏は「ブランド力を生かした新商品や市の認知度向上につながるプロジェクトを行ってほしい」と寄付を決めた。 下村勝市長は「良いアイデアを出して市の発展につなげたい」と謝意を述べた。
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最大津波高「25.2メートル」了承 浜岡原発審査会合で規制委
原子力規制委員会は28日、中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査会合を開き、同原発の敷地前面で想定される最大津波高を25・2メートルとする中電の評価を了承した。耐津波設計の目安となる「基準津波」の決定に向けて大きく前進した。津波を巡る主な論点は津波堆積物の評価を残すのみとなり、中電は次回会合で規制委から指摘を受けている事項に回答し、早期の基準津波決定を目指す。 25・2メートルは最も厳しい条件の南海トラフ地震の津波と遠州灘沖1地点の海底地滑りの津波が重なり合う場合の数値で、中電が4月12日の会合で提示していた。 28日の会合では、複数地点の海底地滑りの同時発生と
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8議案可決し閉会 御前崎市議会
御前崎市議会6月定例会は28日、最終本会議を開き、本年度一般会計補正予算案や一部市議から提出された刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書に関する発議など8議案をいずれも原案通り可決し、閉会した。
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浜岡原発4市対協 安全確保へ計画案 御前崎で総会
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)から半径10キロ圏内の4市(御前崎、牧之原、掛川、菊川)の市長らでつくる浜岡原発安全等対策協議会(4市対協)は27日、御前崎市の研修センターで本年度総会を開いた。 浜岡原発の安全確保への対応や、地域振興に関する調査研究に向けた計画案などを承認した。事務局によると、具体的な活動内容はこれから4市で検討する。会長の下村勝御前崎市長は中電に対し、「安全性確保を大前提に、原子力規制委員会とコミュニケーションを取りながら真摯に取り組んでほしい」と求めた。
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浜岡再稼働「安全確保が大前提」 知事答弁 静岡県議会
鈴木康友知事は、原子力規制委員会による新規制基準適合性審査が行われている中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)に関し、基準への適合が認められ県に再稼働の判断が求められた場合、「県としても安全性の確保や諸課題への対応について検証する」とし、関係市町の意見を聞いて総合的に判断する考えを示した。天野一氏への答弁。 鈴木知事は原子力規制委員会の審査の結果を踏まえた安全対策工事を行う必要性を指摘。現状については「燃料プールの空き容量が1008体分しかなく、持続的な運転には使用済み燃料の保管や処理などの課題がある」と述べた。その上で「原子力発電所は安全の確保が大前提」と強調し、国に厳正な審査を求めるとともに
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みなと夏祭 満喫して 花火や屋台 ポスターでPR 御前崎市
御前崎市は8月3日にマリンパーク御前崎で開催される恒例の「御前崎みなと夏祭」のPRポスターを作製した。海上に打ち上げる約3千~5千発の花火が見どころで、市は「夏の夜を満喫してほしい」と来場を呼びかけている。 ポスターはB2判で1200枚用意した。市内の公共施設に掲出するほか、協賛者らに配布する。 市によると、花火は午後7時45分から始まる。会場には市内の飲食店などがブースを構える「屋台村」も設ける。問い合わせは市商工観光課<電0537(85)1135>へ。 (御前崎支局・市川幹人)
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交通事故防止に貢献 菊川署など 事業所を表彰
菊川署と菊川地区安全運転管理協会はこのほど、交通事故の防止や安全意識の高揚に努めた事業所などの表彰式を菊川市の菊川文化会館アエルで開いた。主な受賞者は次の通り。 【全日本交通安全協会交通栄誉章緑十字銀章】優良安全運転管理者 村田篤義(村田建設) 【県警本部長・県安全運転管理協会長表彰】優良安全運転管理者 河原崎隆(やまの鈴木建築)▽優良安全運転管理事業所 ミクニ菊川事業所▽優良運転者 石田隆広(小原組) 【県安全運転管理協会長表彰】優良運転者 鈴木晶子(和松会)、藤原茂伸(増田組) 【菊川署長・菊川地区安全運転管理協会長表彰】安全運転管理推進事業所感謝状 菊川シール工業▽優良運転者 桜井康宏
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さあ パリへ 翔ぼう【陸上男子200の飯塚翔太 男子短距離の最多タイ4連続五輪へ】27日から日本選手権
「燃え続ける」スプリンターが新鋭・鵜沢に挑む 希代のスプリンターが、着実にパリへ迫っている。陸上男子200メートルの飯塚翔太(33)=ミズノ、藤枝明誠高出=がシーズン序盤から立て続けに20秒4台をマークし、出場48枠を争う世界ランク(26日時点)で日本人3番手の41位と出場圏内につける。27日開幕の日本選手権は初日から登場。最後の大一番で3位以内に入れば五輪切符はほぼ手中だ。 昨夏の世界選手権予選。飯塚は覚悟を決めて飛び出した。「周囲についていこうとか、遅れないようにしようとかいうイメージは消した。スタートでどんな位置にいても自分の走りをする」。過去3度の五輪、4度の世界陸上を通じて最高
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浜岡原発廃止案 反対多数で否決 中電株主総会
中部電力は26日、定時株主総会を名古屋市で開き、浜岡原発(御前崎市佐倉)の廃止など、一部の株主から提案があった7議案を反対多数で否決した。=関連記事8面へ 株主は原発事業そのものからの撤退や、使用済み核燃料を再処理して回収したプルトニウムを使用しないことを求める議案のほか、能登半島地震の震源近くに関西電力や北陸電力と珠洲原発の建設を計画し、2003年に凍結した経緯を省みて能登半島地震災害義援金に支出を求める議案などを提出した。 会社側は株主からの質問で珠洲原発について、当時の景気状況や電力需要の伸び悩み、地元情勢などを踏まえて3社で凍結したことを説明。勝野哲会長は「原発の必要性はなんら変
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日は小アジや小サバ、ベラ、ネンブツダイ。22日はソウダガツオやウルメイワシ、小アジ、ボラ、小カンパチ、スズメダイなど。23日はメジナとタカベ、ネンブツダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。ショゴ(カンパチの幼魚)やコノシロも交じる。快晴よりも少し雨の降る日の方が釣れる。オレンジビーチでは投げ釣りでシロギスとメゴチ。ただし、7月13日から海開きのため、釣りができなくなるので注意を。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 由比漁港周辺のシロギス船釣り
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防げ食中毒! 御前崎こども園 5歳児 入念に手洗い
御前崎市立御前崎こども園で25日、5歳児24人を対象に手洗い教室が開かれた。暑くなり食中毒などが発生しやすい時期を迎え、衛生管理意識を高めた。 講師は小笠地区食品衛生協会連合会のメンバーが務めた。園児は特殊なローションを手に塗ってから普段通りに手を洗い、蛍光灯スタンドに手をかざして洗い残しがあることを確認。石けんを付けて簡単に洗い流すのではなく、目に見えない細菌を落とすことを意識して指の腹面で手のひらをこすり、指の間や甲、手首まで入念に洗うことを教わった。子どもたちは早速実践し、真剣な表情で取り組んだ。 同連合会の松井生月会長は「食事前とトイレ後は手洗いを必ず実施してほしい」と呼びかけた
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浜岡原発「稼働」39.4% 牧之原市が意識調査 3年連続「停止」上回る
牧之原市の杉本基久雄市長は25日の定例記者会見で、中部電力浜岡原発(御前崎市)に関する2024年度の市民意識調査の結果を公表し、「安全が確認できれば稼働した方がよい」との回答が39・4%(前年度比2・8ポイント減)だったと説明した。一方、22年度から3年連続で「安全が確認できれば稼働した方がよい」が「停止しておいた方がよい」を上回った。浜岡原発の今後について尋ねる設問は11年度調査から加えられ、22年度に初めて「稼働」が「停止」を上回った。「停止」の回答は28・6%(前年度比0・1ポイント増)とほぼ横ばい。「分からない」は11・0%(前年度比3ポイント増)だった。 杉本市長は3年連続で「稼
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【時評】現代につながる海域世界史 駿河湾も重要な要素に(浜下武志/静岡県立大グローバル地域センター長)
伊豆半島南端の石廊崎は昔より航海の難所で、この沖の岩礁で座礁、難破する船も多くあったため、灯台の設置が求められていた。幕末の1868(慶応4)年に来日したスコットランドの技術者リチャード・ブライトンは、滞在した7年半の間に日本各地に26カ所の灯台のほか、2カ所の灯船などを建設した。これらの灯台は日本のみならず周辺の東アジア海域から太平洋にかけた海洋航路に関係し、多くの海域に跨[また]がる灯台体系を築いたことから「灯台の父」とも呼ばれている。彼は和歌山県に3基、静岡県に3基、神奈川県に2基の灯台(1基は灯船)を建設した。静岡県では、71年に現在の下田市の神子元島[みこもとじま]灯台と現在の賀茂
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花博庭園審査準Vを報告 御前崎市花の会 市役所前で受賞の花壇再現
16日に閉幕した浜名湖花博2024で、庭園造りの美しさなどを競うフラワーガーデンコンテストC部門で準グランプリに選ばれた「御前崎市花の会」のメンバーがこのほど、市役所を訪れて下村勝市長に受賞報告した。 同部門は花壇愛好家や学校関係者を対象とし、10個人・団体が参加した。同会は御前崎市内に咲くシャリンバイやハマユウなど10種類の花と流木を使用し、未来に向かって出発する船をイメージして花壇をデザインした。優れた独創性などが評価されたという。 松井裕子会長(77)は「受賞を励みにこれからも地域に花と笑顔をいっぱい広げていきたい」と語った。同会の受賞作は、市役所本庁舎の玄関付近の花壇で再現してい
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動物愛護 触れて学ぶ 御前崎・浜岡北小児童、獣医師らから
御前崎市の浜岡北小で21日、6年生約30人を対象に動物愛護教室が開かれた。静岡県動物保護協会小笠支部が主催し、児童たちは犬と触れ合いながら動物の愛護管理に関する法律や正しい接し方などを学んだ。 動物保護指導員や獣医師が講師を務め、飼育マナーなどを解説した。飼い主は動物の習性をよく理解した上でペットと向き合うことが大切だと指摘。飼育犬には登録鑑札や狂犬病予防注射の済票を付けるように呼びかけた。犬の体の構造や独特の愛情表現についても説明した。 地域の動物保護ボランティアも愛犬を引き連れて参加した。会場の体育館には柴犬やチワワなど8匹が集い、子どもたちは犬に触れ、かわいらしい表情を楽しんだ。
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静岡人インタビュー「この人」 ライダー誘客に力を入れる 田中善通(たなかよしみち)さん(御前崎市)
御前崎市観光協会の未来部会で委員長を務め、バイク愛好家を誘客して地域活性化を図るプロジェクト「#オマエザキライダー」を主導する。地域資源を生かした商品開発やSNS活用で新たな観光戦略を打ち出す。千葉県出身。43歳。 -プロジェクトの狙いは。 「もともと御前崎市はバイク愛好家の人気スポット。誘客と市内周遊の促進を戦略的に展開すれば、観光振興の柱になり得ると考えた。委員の間ではマリンスポーツやペット愛好家を狙った誘客案もあったが、バイクであれば鉄道や高速道路がない同市の地域課題が克服できる」 -どのように誘客するのか。 「ツーリング客に対し、撮影した写真に『#オマエザキライダー』のハッシ
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記者コラム「清流」 ベテランの姿に勇気
女子プロゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディースが16日まで御前崎市で行われ、36歳のベテラン若林舞衣子選手が優勝した。安定感のあるスコアメークは豊富な経験がなせる技。重圧のかかる場面でも冷静なプレーで貫禄を示した。 優勝スピーチでは感極まる場面があった。レギュラーツアー4度優勝の実績がありながら何が心を揺さぶったのか。質問すると「最近はうまくいかずゴルフが面白くなかった。自信を失っていたので、こうして勝てたことがうれしかった」と理由を説明してくれた。 トップアスリートこそ人知れず悩みと戦っている。それをさらけ出してくれたことに勇気づけられた。誰もが葛藤を抱えてい
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御前崎・門屋ほたるの会に「小さな親切」運動実行章 養殖や生息地整備に尽力
「小さな親切」運動県本部は19日、長年にわたりホタルの保護活動に取り組む御前崎市門屋の住民有志「門屋ほたるの会」に実行章を贈った。 同団体は豊かな自然を未来に残そうと2001年に結成。現在は13人で活動し、ゲンジボタルの養殖や生息地となる水辺整備に励んでいる。5月末になるとホタルが闇夜を乱舞し、地域の人気スポットとして定着した。毎年、地元の園児を招いたホタルの幼虫放流体験も実施している。 静岡銀行御前崎中央支店で行われた贈呈式で、沖二三男代表が松坂亮輔支店長から実行章を受け取った。沖代表は「ホタルが舞ってみんなが喜んでくれるのがやりがい。これからも活動を楽しみたい」と述べた。
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御前崎の里山彩るアジサイ あらさわふる里公園で3000本見頃
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で、約3千本のアジサイが見頃を迎えている。 園内の遊歩道やのり面に青紫やピンク、白色のアジサイが植えられ、大輪の花が里山を彩る。小さな粒のような花が中心に集まりその周りを大きな花が額縁のように囲む「ガクアジサイ」も咲き誇り、来場者を魅了している。 公園を管理するグランパークあらさわの担当者は「アジサイ鑑賞は雨が降っても楽しめる。色鮮やかな花々を楽しんで」と話した。見頃は6月末まで。
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過酷なゴルファー生活 プロの姿 競技外でも 新城健太アナ【SBSマイクリレー】
今月14~16日の3日間、国内女子ゴルフのステップアップツアーが県内で行われました。国内トップのレギュラーツアーの一つ下にカテゴライズされ、若手のレベルアップや中堅・ベテランの再起を図る舞台になっているツアーです。 今年で9回目を迎えたユピテル・静岡新聞SBSレディースを制したのは、プロ18年目36歳のベテラン若林舞衣子選手でした。これまでレギュラーツアーで4勝した実績の持ち主ですが、昨季、レギュラーツアーの出場シード権を喪失。まさに巻き返しを誓うステップアップツアー初優勝となりました。 栄冠をつかむためのプロゴルファーの壮絶な日常に驚かされます。ほぼ毎週のように全国各地でツアーが行われ
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 伊東 伊東港周辺はトリック仕掛けで豆アジやコノシロ。コノシロはウキ釣りの方が釣り上げやすい。ウキ釣りで30センチ超のメジナも釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 15日午前の沼津沖船釣りは25~40センチ超のマアジ。0.8~2.5キロのマダイやサバ、イトヨリも交じった。16日午後の船は3キロのマダイ、20~30センチ超のマアジ。他にヒラソウダとサバ。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 15日の富士川沖船釣りはシロギス釣り大会で18~25センチが20~30匹(18センチ未満はリリース)。 ▽由比漁港
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御前崎の草花パチリ 揚張さんが写真展
御前崎市塩原新田の揚張敏昭さん(73)の写真展が30日まで、同市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。市内の美しい草花の作品約20点を並べた。 満開に咲き誇る桜や大輪のアジサイは春、初夏の雰囲気を演出。桜の花びらが散った後に残る「桜しべ」や、水面に浮かぶ「桜筏(いかだ)」の写真も展示し、咲いて散るまでの時の流れを表現した。同市の花に指定され、海岸に群生するハマヒルガオは青い海とのコントラストが鮮やかで、来場者の目を引く。 揚張さんは趣味で写真を始めて12年。「見慣れた風景でも写真に収めると御前崎市の良さが分かる。豊かな自然が身近にあることを感じてほしい」と呼びかけた。
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浜岡砂丘に魅せられ 26メートルの大作「砂」発表 日本画家松尾さん都内で個展
御前崎市の浜岡砂丘に魅せられ、砂を描き続ける日本画家松尾多英さん(77)の個展が17日、東京都豊島区の東京芸術劇場で始まった。100号のキャンバスを横につなげた連作をライフワークとし、新たに20枚を一つにした約26メートルの大作「砂」を発表。書きためたスケッチや文章、記憶に思いを巡らせ、約4年間かけて壮大なスケールの作品を完成させた。30日まで。 松尾さんは35歳の時に偶然訪れた浜岡砂丘で風紋の美しさのとりこになり、アジアやアフリカなど世界中の砂漠や砂丘を訪ねるようになった。新型コロナの影響から自宅で過ごす時間が増え、体力の低下を感じたこともあり、「集大成」と位置づけて今回の作品制作に取り
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⛳若林が単独首位 ユピテル・静岡新聞SBSレディース第2日 小楠ら県勢4人が決勝へ
女子プロゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)は15日、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで第2日を行い、五つスコアを伸ばした若林舞衣子(ヨネックス)が通算4アンダーで首位に立った。2打差の2位には下川めぐみ(環境ステーション)がつけた。50位までの57人が16日の決勝に進んだ。県勢は小楠梨紗(浜松市出身)が4オーバーの28位、アマチュアの星野瑠菜(清水町出身)が5オーバーの38位、森岡紋加(葛城GC)とアマチュア松山りな(富士市出身)が6オーバーの47位で予選を通過した。(出場105人=アマ6人、曇り時々晴れ
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廃止措置進捗を確認 浜岡原発1、2号機 原子力規制委が調査
原子力規制委員会の田中知委員が14日、中部電力浜岡原発1、2号機(御前崎市佐倉)の廃止措置の取り組みを現地調査した。中電が同委員会に提出した廃止措置計画の変更認可申請に関する審査の一環。田中委員ら10人が原子炉領域周辺設備の解体など作業の進捗(しんちょく)状況を確認した。 中電は2024年度、商業炉としては国内初の原子炉領域の解体撤去に着手する方針を示している。廃炉作業が先行する2号機の原子炉建屋では、15年度から原子炉領域周辺設備の撤去が行われていて、田中委員は原子炉の圧力上昇を抑制するための設備の解体現場や格納容器の内部を見て回った。1号機タービン建屋も訪れ、発電機の解体状況なども調査
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水難救助 連携態勢を強化 御前崎海保など10団体が合同訓練
夏のレジャーシーズンを前に御前崎海上保安署などは12日、官民合同の水難救助訓練を御前崎市の御前崎港で行った。10団体約70人が参加し、連携態勢の強化を図った。 海中転落者の救助や火災船舶の消火活動など、四つの事案を想定して実施。湾内で溺れた要救助者を民間水上オートバイが救助して搬送するまでの流れを実践したほか、火災想定船に向かって保安署の巡視船「ふじ」などが放水した。県消防防災ヘリ「オレンジアロー」も出動し、海中転落者のつり上げ救助も行った。 保安署の石栗英幸署長は「人命救助を最優先に官民が連携し、事案に迅速かつ的確に対応できるようにしていきたい」と述べた。
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財政健全化へ施策 「前例とらわれず」 御前崎市議会で市長
御前崎市議会6月定例会は13日、一般質問を行った。下村勝市長は市の財政状況について「(財政の)健全化は急務」との認識を示し、「前例にとらわれることなく歳入歳出ともにさまざまな施策を実施していきたい」と述べた。 市によると、2011年に中部電力浜岡原発が停止して以来、市の財政状況が悪化。15年度約88億円だった財政調整基金残高は24年度末で約26・9億円まで減少する見込み。 下村市長は歳入増加策として「ふるさと納税や広告収入、ネーミングライツなど新たな財源を確保したい」と強調。歳出削減の必要性にも触れ、「既存事業の費用対効果を検証し、公共施設の適正化による維持管理費の削減を図りたい」と述べた。
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⛳ユピテル・静岡新聞SBSレディース14日開幕 静岡県勢躍進期待 渡辺(熱海出身)縁深い大会、頂点狙う
女子ゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が14日から3日間、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで開催される。県勢はレギュラー通算5勝の渡辺彩香(熱海市出身)や実力者の小楠梨紗(浜松市出身)、出産を経て今季試合に復帰した亀田愛里(御殿場市出身)らのほか、アマチュアの松山りな(富士市出身)、平野瑚羽(浜松学芸高2年)らが出場する。 昨季不振機に心境変化 「目の前の一打大切に」 昨季、不振にあえいだ渡辺にとってステップアップツアーの出場はデビューした2012年以来12年ぶり。悲観する気持ちはなく、むしろ苦しみ
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 8日はソウダガツオやシイラ、クロダイ、カワハギ、マアジ、小イサキなど。9日はメバルやメジナ、マアジなど。サバ、スズメダイ、タカベ、ネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は朝と夕方はサビキ釣り。針は3~4号にハゲ皮とスキンの2種類を用意する。トリック仕掛けがあれば、なお良い。日中は餌に青イソメを使って投げ釣り。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 5日午前の沼津沖船釣りは25~45センチ超のマアジが大サバ交じりで多数。9日午前の同沖も25~30センチ超のマアジ
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「暑い1日だったね」静岡県内3地点で真夏日 11地点で今年最高気温更新
高気圧に覆われてよく晴れた静岡県内は12日、午前中から気温が上昇し、三島市など3地点で最高気温が30度を超す真夏日となった。全15の観測地点のうち11地点で今年の最高気温を更新した。 気象庁の観測によると、三島市、浜松市天竜区佐久間町、川根本町はいずれも30・0度だった。このほか、松崎町で29・9度、浜松市天竜区天竜で29・6度など。今年最高気温となったのは、静岡市葵区井川、御殿場市、御前崎市などで、6月下旬~7月下旬並みだった。 三島市の白滝公園には親子連れなどが訪れ、水辺に足を入れたり、水を掛け合ったりして暑さをしのぐ姿が見られた。3歳の息子と買い物の帰りに立ち寄った伊藤咲子さん(
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中電社員ら100人、浜岡砂丘のごみ拾い 御前崎
中部電力と御前崎市商工会青年部はこのほど、同市池新田の浜岡砂丘で海岸清掃を実施した。浜岡原発で働く中電や協力会社の社員ら約100人が作業に汗を流した。 参加者は砂浜に漂着したペットボトルやプラスチック容器を拾い集めた。捨てられた釣り具などもあった。1時間で約130キロのごみを回収した。 砂丘清掃は地域貢献活動の一環。今年で37回目。
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アカウミガメ放流 「また帰ってきて」 御前崎小児童 育てた子亀10匹にエール
絶滅危惧種アカウミガメを飼育している御前崎市立御前崎小の児童が11日、子亀10匹を同市の下岬海岸で放流した。砂浜から大海原へ向かう子亀に「元気でね」「産卵する時は御前崎に帰ってきてね」などと声をかけ、旅立つ姿を見送った。 同校のアカウミガメの飼育放流は1977年から続く伝統教育。昨年9月に市のウミガメ保護監視員からふ化したばかりの子亀を預かり、5年生が「かめ当番」として世話をしてきた。毎日欠かさず餌やりや水槽の掃除を行ったほか、定期的に甲羅のブラッシングや体重測定で成長を観察した。体長約5センチだった子亀は、約10カ月間で外敵に捕食されにくい30センチほどまで育った。 波打ち際で放たれた
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御前崎市消防 静岡県大会V報告 ロープ応用登はん、全国大会へ
静岡市清水区の静岡県消防学校で開催された県消防救助技術大会で、ロープ応用登はんで優勝した御前崎市消防本部の救助隊員らがこのほど、市役所で下村勝市長に報告した。 ロープ応用登はんは、2人一組で地上から15メートルの到達点まで器具を使わずにロープのみで登り、安全性や確実性、所要時間を競う。コンビを組んだ高井健伍さんと斎藤侑哉さんは「相性が良かった」と振り返り、「全国大会ではミスのないように力を出し切りたい」と意気込みを語った。 同消防本部は引揚救助で準優勝し、関東大会に出場する。はしご登はんは、3位に入った。 下村市長は全国舞台でのさらなる活躍を激励した。
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薪窯こだわりの陶器150点超 浜松の井口さん、御前崎で個展
浜松市の陶芸家井口淳さん(46)の作品展が7月7日まで、御前崎市門屋の静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアで開かれている。薪窯で焼いた梅瓶や花器、壺(つぼ)など気品あふれる陶器150点以上が並ぶ。 最高約1300度で6日間じっくり焼き上げた。生地作りから焼き方までこだわり、長時間にわたり熱を入れることで独特な色彩の変化や模様を生み出した。作品は落ち着いた雰囲気を演出しつつ、力強さを感じさせ、来場者を楽しませている。 日常生活で手に取りやすいコーヒーカップや皿なども展示した。井口さんは「薪窯でしか表現できないグラデーションを見てほしい」と述べた。 月、火は定休。12~16日
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支部長「遅くとも総裁選までに」 自民静岡3区、支部長人事協議 市町支部に意見聴取へ
自民党衆院静岡3区支部は9日、袋井市内で幹事会を開き、宮沢博行元衆院議員の議員辞職・離党で空席になっている支部長人事を協議した。各市町支部から今後、どんな人物が望ましいかなどを意見聴取すると決めた。3区支部幹事長の江間治人県議は「遅くとも9月の党総裁選までには決めたい」との意向を示した。 市町支部には今月21日までに、ふさわしい人物像や支部長選任の手続きなどについての意見を文書で提出するよう求めた。江間県議は意見聴取後の人事に関するスケジュールは未定とし、「次期衆院選が近づく中で早く決めたいとの声もあったが、(党公認候補として)長く応援できる人材を探したい。拙速に決める考えはない」と強調し
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男児を助けようとブラジル男性溺死 浜松・浜名湖
8日午後4時40分ごろ、浜松市中央区舞阪町の弁天島海浜公園付近の浜名湖で、通行人から「男性が溺れ、意識がない」と119番があった。 浜松西署によると、ブラジル国籍、御前崎市合戸、無職の男性(41)が浜松市内の医療機関に搬送され、死亡が確認された。男性は溺れた市内の男児(9)を助けようとしたという。男児は救助され命に別条はない。
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障害者らを招待 食事、余興楽しむ 牧之原「うおとも」
冠婚葬祭事業の「うおとも」(牧之原市)はこのほど、同市地頭方の宴会場「マイハートうおとも」に同市や御前崎市の福祉施設に通う障害者らを招いた食事会を開いた。 約150人が集まり、刺し身や蒸し物などの会席料理を楽しんだ。食事の後には施設ごとにステージでダンスや歌などを披露し、会場を盛り上げた。慈善活動として毎年開催していて、今回が40回目。
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育てた野菜でカレー作ったよ 園児が料理に挑戦 御前崎・はまおか幼稚園
御前崎市立はまおか幼稚園の5歳児約40人が7日、育てた野菜などを使ってカレー作りに挑戦した。同園の食育事業の一環で、料理や栄養管理への関心を高める狙い。 市の管理栄養士やボランティア団体「栄養友の会」のメンバーが協力し、調理器具の扱い方や野菜の切り方を手ほどきした。具材は園内の畑で収穫したジャガイモをはじめ、ニンジンやタマネギなどを使用。園児らは皮をむき、包丁で野菜を食べやすい大きさに切った。 子どもたちは真剣な表情で調理作業を進め、タマネギを切る際は目がしみるのを我慢する様子も見られた。完成したカレーはおいしく味わった。
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地震観測システム復旧 御前崎沖 緊急速報への活用再開
気象庁は7日、御前崎沖から三重県沖にかけて敷設しているケーブル式常時海底地震観測システムの障害が復旧したと発表した。緊急地震速報が最大13秒遅れる可能性があったが、解消した。 気象庁によると、システムがつながっている御前崎市内の観測点にある衛星利用測位システム(GPS)装置のスイッチを入れ直したところ、正常に動いた。機器の不具合とみられる。 障害は5日午後2時50分ごろ発生し、観測した地震波に正確な時間を付与できない状態になっていた。7日午後4時に緊急地震速報への活用を再開した。
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【静岡県市町対抗駅伝】「御前崎を一つに!」10位以内目指して初練習
11月30日に静岡市で開かれる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向けて、御前崎市チームは5日夜、同市池新田の浜岡総合運動場で初練習を行った。「御前崎を一つに!」を合言葉に市の部10位以内を目標に掲げ、本番まで半年間練習に励む。小学生から社会人まで男女約50人が参加した。下村勝市長は「力を出し切って自信につなげてほしい」と激励。2年目の指揮を執る大橋昌弘監督は「市民に応援してもらえるように頑張ろう」とあいさつした。 参加者は早速、ウオーミングアップで正しい走り方を確認した後、走り込みで汗を流した。 同市チームは9月に大会登録選手の選考会を行い、11月中旬に代
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記者コラム「清流」 早起きは三文の徳
ことわざ「早起きは三文の徳」は、朝早起きをすれば、何かしら良いことがあるという意味。規則正しい生活習慣の効果が得られるほか、慌ただしい朝に時間と心の余裕が生まれる。 5月中旬から絶滅危惧種アカウミガメの産卵期を迎えた。御前崎市では、市の委嘱を受けた保護監視員が毎朝欠かさず海岸を歩き、産卵状況を確認している。早起きが苦手な記者もアカウミガメを見てみたい好奇心で、活動に同行する。 ウミガメに遭遇した経験はまだないが、朝日に照らされた美しい海や珍しい野生動物を目にした。自然豊かな地域の魅力を再認識するきっかけとなり、早起きの成果を実感している。 朝の時間を有効活用し、趣味や運動、資格勉強に取
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ごみの分別、見分け方学ぶ 御前崎小
御前崎市は5日、地球温暖化防止対策を考える環境講座を御前崎小で開いた。4年生25人が家庭ごみ分別の見分け方や二酸化炭素排出を抑える大切さを学んだ。 講師を務めた同市のNPO法人アース・コミュニケーションの川口真矢代表は、写真を示しながら異常気象に伴う高波などで市内の砂浜浸食が進んでいる現状を解説した。漂着する海洋ごみ問題も深刻で、絶滅危惧種アカウミガメの産卵場所が失われてきていると説明。「環境を守る一人一人の取り組みが求められている」と呼びかけた。 ワークショップも実施した。児童らはごみの正しい分別方法を身につけたほか、測定器で家電製品の使用電力量を測り、節電の重要性を学んだ。佐藤彩さん
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1日はマダイやショゴ(カンパチの幼魚)、マイワシ、ネンブツダイ、小ムツ、メジナ、カサゴ、マアジ。2日はタカベやニザダイ、ネンブツダイ、マアジ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ狙い。針のサイズは3~5号を用意したい。食いが悪い時はトリック仕掛けを使用する。ごみの持ち帰りの徹底を。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 2日午前の沼津沖船釣りは25~45センチ超のマアジが多数。他にカサゴやイトヨリ、サバなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部
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遠州夢咲牛の革ステッカー バイク愛好家に好評 御前崎の団体製作
御前崎市のブランド和牛「遠州夢咲牛」の革を使用した「#オマエザキライダー」ステッカーが、バイク愛好家の人気を集めている。 市商工会関係者らでつくる「御前崎レザー“夢咲”協議会」が製作した。なめした皮にレーザーで文字を印字。高級感ある柔らかい感触が特徴で、バイクの車体などに貼る人が多いという。川口正洋会長は「牛革製品として経年変化も楽しめる」と話す。 販売価格は1枚千円。市観光協会事務所など計5カ所で販売中。市内の施設3カ所以上を訪れ、ガイドマップにスタンプを集めると2割引きになる。
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ライダー来たれ御前崎! 観光プロジェクト始動 海岸線や灯台発信
御前崎市の観光関係者らがバイク愛好家を誘客し、地域活性化を図るプロジェクト「#オマエザキライダー」に乗り出した。本県の最南端に位置する同市は鉄道や高速道路がなく、バイクや車でしか来られない地域事情を逆手にツーリング客に狙いを絞った。独自性を生かした商品開発やSNSによる情報発信など新しい戦略を打ち出している。 「潮風を受けながら駆け抜ける海岸線は気持ちいい」。5月下旬、同市の御前埼灯台付近の駐車場。愛知県から妻と訪れた飯田隼大さん(34)は爽快感をにじませた。ここ数年は新型コロナ禍もあり、幅広い世代でツーリングが人気に。休日は御前埼灯台を背に、愛車とともに写真撮影を楽しむ人の姿が目立つ。
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書かない窓口システム試行 御前崎市14日まで 申請手続き簡略化
御前崎市は14日まで、市民窓口での書類申請の手続きを簡略化するシステムを試行している。 住民票の写しや戸籍証明書など各種書類を交付申請する際、申請用紙に氏名や住所を手書きで記入しなくても、マイナンバーカードや自動車運転免許証を端末に差し込むだけで必要情報を自動転記できる仕組み。市民、福祉、こども未来の各課に設置し、住所記入など煩わしい手間が省けることから「書かない窓口」として住民サービスの向上を検証している。混雑緩和なども期待されるという。 市は今後、同システムの利用実績や市民意見を踏まえ、窓口のさらなる利便性向上に向けた対策を検討していく。
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御前崎市議会 鴨川副市長の再任同意 6月定例会開会
御前崎市議会6月定例会が3日、開会した。6月末に任期満了を迎える鴨川朗副市長(69)を再任する人事案を全会一致で同意した。任期は7月1日から4年間。 鴨川氏は2015年まで市職員として総務部長などを歴任し、16年から現職。
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被災者支援迅速化システム 静岡県内の導入16市町 メリット大きくも費用ネック
災害後に早期の生活再建を支える被災者生活再建支援システムの導入が2023年度末までに静岡県内の35市町中16市町と、半数弱にとどまっていることが県と各市町への取材で分かった。住家の被害認定調査や罹災(りさい)証明の発行、被災者台帳などを一元管理するシステムで、事務作業の迅速・効率化だけでなく、支援の進捗(しんちょく)を把握でき、申請忘れや支援の漏れを防ぐことができる。被災者にとってもメリットは大きいが、初期投資や維持費など財政負担がネックとなっている。 被害認定調査は、行政職員が現場で調べた結果をパソコンに入力し、住民基本台帳などと連携するため、作業に時間を要する。システムがあると、タブレ
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御前崎市、職員の女を懲戒処分 酒気帯び運転し事故
御前崎市は31日、18日に牧之原市内で軽乗用車を酒気帯び運転したなどとして牧之原署に現行犯逮捕された地方公務員の女(22)について、同市職員であると発表した。容疑者が容疑を認めていることから31日付で懲戒免職処分にした。 御前崎市によると、容疑者は当時、同市総合保健福祉センター看護部に所属し、介護員として老人保健施設はまおかに勤務していた。18日午前6時10分ごろ、牧之原市内の市道で軽乗用車を酒気帯び運転し、柵に衝突する単独事故を起こしたが、事故の届け出をせず立ち去った疑いで同署に現行犯逮捕された。 下村勝市長は「交通法規の順守、職員の不祥事再発防止に全力で取り組んでいく」とコメントを発
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大会に向け陸上教室 基本姿勢など学ぶ 御前崎【市町対抗駅伝】
御前崎市教育委員会は29日夜、12月に静岡市で開催される第25回静岡県市町対抗駅伝大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向けたランニング体験教室を同市白羽の御前崎運動場で開いた。6月から大会練習が本格始動するのを前に、スポーツ人口拡大や大会への機運を高める狙い。 小学生から大人まで男女約35人が参加した。子どもたちは御前崎市チームの大橋昌弘監督やコーチから、走る基本姿勢や股関節の可動域を広げるトレーニングなどの指導を受けた。中学生以上は長距離走に加え、瞬発力を高めるため坂道ダッシュのメニューをこなし、汗を流した。 同市チームは昨年、市の部20位だった。今年は10位以内を目標
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御前崎市 防災アプリ運用開始 出水期控え、利用呼びかけ
御前崎市は本年度、市内の防災情報を総合的に発信するアプリの運用を始めた。スマートフォンで同市の防災行政無線の放送内容を確認できるほか、避難所の開設状況なども管理する。市は集中豪雨などが起きやすい出水期を前に「災害対策に役立ててほしい」と利用を呼びかけている。 市や気象庁のホームページともリンクし、市内のハザードマップや雨雲の動きなどに関する情報を素早く収集できるようにした。緊急地震速報や市から避難情報が出た際は、手元の端末に通知が届く仕組み。災害発生時は現場の位置や写真を地図上に示す。 市は今後もメール配信やSNSでも防災情報を発信していく。担当者は「さまざまな媒体を活用しながら防災情報
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泥んこ 田植えに汗 浜岡北小5年生 御前崎市
御前崎市の浜岡北小5年生約30人が29日、同市下朝比奈のあらさわふる里公園の田んぼで田植え体験を行った。地域産業を学ぶ総合的な学習の一環。 公園を運営する「グランパークあらさわ」の職員から手ほどきを受け、横一列に並んで広さ約200平方メートルの水田にもち米「葵美人」の苗を植えた。腰をかがめながら、風で苗が倒れないように指先に力を入れて植え付けることを意識した。足元のバランスが崩れて転倒し、泥だらけになる児童の姿も見られた。 同日は天候にも恵まれ、子どもたちは農業の大変さを感じながら作業に汗を流した。秋には稲刈り体験も行う予定。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 24日はタカベやネンブツダイ、アジ。25日はタカベや小マダイ、カマス、ベラ、マアジ、ニザダイ、コブダイ、ネンブツダイ、スズメダイなど。26日はタカベやスズメダイ、マアジ、ニザダイ、メジナ、小ムツなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は豆アジが釣れている。群れによりアジの大きさが若干違うため、針のサイズは3~5号を用意したい。トリック仕掛けも同サイズで問題ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 21日午後の沼津沖船釣りは25~40センチ超のマアジが多数。1.5キロ前後のマダイや30~4
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浜岡再稼働へ 中電社長、新知事に「丁寧に説明」
中部電力の林欣吾社長は28日、名古屋市の中電本店で記者会見を開き、浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に向けて、26日の県知事選で初当選した鈴木康友氏に「持っている対策、安全性、取り組みを丁寧に説明し、理解してもらえるよう努める」と述べた。 浜岡原発3、4号機の新規制基準適合性審査の進捗(しんちょく)を説明し、想定される最大津波高や敷地内にある断層が活断層でないことを証明する議論が「最終局面に来ている」と話した。 静岡新聞社が御前崎市民を対象に行ったアンケートで、浜岡原発を「再稼働すべき」との回答が7年前の前回調査より15・8ポイント高い49・0%に伸びたことについては「推測するに、エネルギ
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知事選の結果受け鈴木氏と連携意欲 御前崎市長
御前崎市の下村勝市長は27日の定例会見で、26日の知事選で鈴木康友氏が初当選したことを受け、「企業誘致など新しい試みができるように連携していきたい」と語った。 下村市長は、鈴木氏がベンチャー振興などに取り組んできた実績に注目。御前崎市も企業誘致に力を入れていて、「県と協力し、人口減少に対策を打っていく必要がある」と述べた。 同市に立地する中部電力浜岡原発を巡っては今後、鈴木新知事の考え方や判断が再稼働問題の行方を左右する。下村市長は「県と市の判断が一致することで物事が前に進む。(再稼働の地元同意範囲など)県の判断基準を注視したい」とした。
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四季感じる自然風景や動植物 フォト御前崎が写真展
御前崎市などの写真愛好家でつくる「フォト御前崎」の作品展が6月2日まで、同市の市立図書館アスパルで開かれている。四季を感じる自然風景や動植物のパネル写真約70枚が並ぶ。 メンバー約15人が活動成果として、撮りためた写真の中から厳選した。朝日に照らされた市内の海岸を写した作品はオレンジ色に染まり、幻想的な雰囲気を演出。御前埼灯台や地域の祭りなど将来に残したい建物や文化も紹介している。写真構図や発想力など撮影者の個性も光る。 今年で市制誕生20周年を記念し、御前崎市を育んできた浜岡砂丘の原風景を収めた故長田信義さんの作品展も同時企画した。1970~90年代当時の砂丘風景を伝えている。
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熱中症予防へ 避暑用施設提供 杏林堂薬局、6月から
ドラッグストアの杏林堂薬局は6月1日から、熱中症予防のための避暑用施設「クーリングシェルター」の提供を県内8市町の12店舗で始める。包括連携協定を結ぶ市町を中心に行政と連携して行い、空調が効いた涼しい休憩場所を営業時間中に開放する。10月23日まで。 提供店舗は次の通り。 【湖西市】鷲津店【浜松市】ピーワンプラザ天王店、姫街道店【御前崎市】浜岡店【吉田町】吉田店【藤枝市】藤枝清里店、藤枝駅北店【焼津市】焼津大住店、焼津与惣次店、西焼津駅北店【静岡市】静岡松富店【富士市】アクロスプラザ厚原店
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港湾機能強化 確認 御前崎港整備促進期成同盟会が総会
御前崎港整備促進期成同盟会(会長・下村勝御前崎市長)は24日、本年度の総会を御前崎市の御前崎地区センターで開いた。周辺自治体の首長らが出席し、県中西部地域の物流拠点として港湾機能を強化していくことを確認した。 2024年度の事業計画は昨年度に続き、国に対して同港のにぎわい創出や物流取扱量の拡充に向けた要望活動を行うことを決めた。県地域防災計画では、防災拠点港湾に位置づけられていて、ハード整備も求めていく。
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磯遊び 貴重な生物発見 御前崎の児童が自然体験
御前崎市の青少年体験育成事業「御前崎クエスト」のジュニアプログラムが25日、御前埼灯台近くの海岸で行われた。小学生4~6年生約30人が参加し、磯遊びを通して海辺に貴重な生物が生息していることを学んだ。 講師は同市のNPO法人アース・コミュニケーションの川口真矢代表が務めた。子どもたちは干潮時刻に合わせ、磯の浅瀬や水たまりに潜む生き物を調査した。岩の隙間や裏側を網ですくい、カニや小魚をつかまえて水槽で観察した。イソギンポなど珍しい魚類も確認された。 御前崎遠州灘県立自然公園に指定されている灯台周辺も散策した。草花を見つけながら自然の豊かさを身近に感じた。 (御前崎支局・市川幹人)
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能登で支援活動 中高生語る 御前崎のNPO 報告会 日頃から防災対策 重要性訴え
御前崎市のNPO法人御前崎災害支援ネットワークは25日、能登半島地震で被災した石川県珠洲市での支援活動の報告会を御前崎市の佐倉地区センターで開いた。活動に参加した中高生6人が現地で感じたことや教訓を語った。 同NPOは4月20日に「おまえざき屋台村」と題し、約30人態勢で炊き出しや子ども向けのレクリエーション、生活物資の配布を行った。常葉菊川高2年の石原剛太さんは「被災者を手助けしたかった。至る所で家屋が倒壊し、人が住める状況ではなかった」と振り返った。池新田高3年の松本穂乃香さんも被災地に足を踏み入れ「衝撃を受けた」と述べ、「災害が起きる前から防災グッズをそろえるべき」と日頃の防災対策の
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御前崎でウインドサーフィン教室 地元の小学生20人満喫、セールで風捉え笑顔
御前崎市のマリンパーク御前崎ビーチで25日、小学生対象のウインドサーフィン体験教室が開かれた。市教育委員会が海洋スポーツの振興と愛好者拡大を目的に企画し、地元の児童約20人が参加した。 市内の元プロウインドサーフィン選手らが講師を務めた。低学年は初体験の子どもが多いため、風を捉える「セール」の扱い方などの基本から解説した。子どもたちは早速、海に入って挑戦。講師の支えを得てボードの上に立ち、力いっぱいセールを持ち上げた。当初はバランスを保てず海に転落していたが、徐々に感覚をつかみ、風を捉えると笑顔を見せた。高学年には技術指導も行われた。 海岸清掃も実施し、環境を守る大切さを学んだ。
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シラトリに事業継承 御前崎のチヨダスポーツ
部活動のユニホーム販売などを扱うチヨダスポーツ(御前崎市)が、スポーツ用品販売のシラトリ(静岡市)に株式譲渡する契約が成立し、24日、掛川市で調印式が行われた。 チヨダスポーツは1960年の創業。後継者不足で10年ほど前から、島田掛川信用金庫に相談し事業継承を模索していた。シラトリはチヨダスポーツのような「地域のインフラ」を守ることに加え、同社の持つ学校や地元とのつながりを未来の顧客獲得へつなげようと、静岡銀行の協力を得て契約に至った。譲渡後も店名や従業員の雇用を維持する。 調印式でチヨダスポーツの沢入こまつ社長(83)は「地域1番店を目指してきた。感謝の気持ちでいっぱい」と話した。シラ
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児童健全育成など13団体に助成金 日生財団が静岡で贈呈式
日本生命財団(大阪市)は24日、児童・少年の健全育成活動と高齢者による地域貢献活動を顕彰する事業の助成金贈呈式を静岡市葵区の市民文化会館で行った。13団体の代表に計390万円を贈った。 贈呈式で日本生命保険静岡支社の井村孝二支社長が各団体の代表者に贈呈書を手渡した。子ども食堂などを展開する「食でつながる心の輪の会」(磐田市)の中村浩之代表は「子どもの健やかな成長の一助となるよう、全力でまい進する」と謝辞を述べた。 助成を受けた他の団体は次の通り。 児童・少年の健全育成 いわたツナガル居場所ネットワーク(磐田市)ウィッチーズ(御前崎市)ボーイスカウト大仁第1団(伊豆の国市)健生会(静岡市
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御前崎の特支生徒 サツマイモつる挿し体験
御前崎市の県掛川特別支援学校御前崎分校の1~3年生14人が24日、サツマイモのつる挿し体験を同市合戸の市民農園で行った。市と民間会社が協力した農福連携事業で、生徒たちの就労や進路の選択肢を広げる狙い。 野菜の生産販売などを手がける掛川市のジャパンベジタブルの社員から手ほどきを受けた。市がビニールハウス内で育てたサツマイモの苗を15センチほどの長さで摘み取り、屋外の畑に植えた。つるが雨風で倒れないように地中にしっかり差し込み、生徒たちは1本ずつ慎重な手つきで作業を進めた。砂地が多い同市では昔からサツマイモ栽培が盛んで、地域産業についても学びを深めた。 秋には収穫体験も行う。
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効率的な行政運営探る 御前崎市、業務改善へ説明会
御前崎市は23日、人口や職員数の減少に対応できる効率的な行政運営を実現するため、幹部職員らを対象に業務改善を図る説明会を市研修センターで開いた。 講師を務めた元掛川市職員で自治体経営コンサルタントの戸塚芳之さんは、将来的に職員数が減少しても高い行政サービスを提供し続けられる組織づくりが求められていると説明。行政に期待される役割が多様化する中、「デジタル化で業務の効率化を図り、他市町との広域連携を模索する必要がある」と指摘した。 御前崎市は本年度、行政改革の一環で業務改善を推進する部会を立ち上げた。今後、全庁の業務量などを調査し、実務内容やフローを検証しながら生産性の高い職場環境を目指す。
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鴨川副市長再任へ 御前崎市人事案
御前崎市は23日、6月末に任期満了を迎える鴨川朗副市長(69)を再任する人事案を市議会運営委員会に示した。3日に開会する6月定例会本会議初日に提出する。 鴨川氏は2015年まで市職員として総務部長などを歴任し、16年に副市長に就任した。現在2期目で、こども医療費の全額助成や給食費の無償化、給食センター建設などの政策実現を支えてきた。 同定例会の会期は28日までの26日間。一般質問は13、14の両日に行う。
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防犯活動に貢献、5人に感謝状 菊川署管内防犯協会
菊川署管内防犯協会(会長・長谷川寛彦菊川市長)は21日、本年度の総会を同署で開き、地域防犯活動に貢献した市民5人に感謝状を贈った。 総会では、市民の防犯活動への参加意識を醸成することや特殊詐欺被害防止の対策強化、少年の健全育成と非行防止などの推進に向けた事業計画を決めた。地域安全推進員の青色防犯パトロール活動も支援する。 感謝状を受け取った人は次の通り。 活動3年以上継続者 曽根忍(御前崎市佐倉)▽活動6年以上退任者 戸塚亮介(菊川市下平川)赤堀みどり(菊川市嶺田)寺本秀子(菊川市嶺田)鈴木東(御前崎市新野)
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今年も「おかえり」アカウミガメ 御前崎で今季初の産卵確認
絶滅危惧種アカウミガメの保護活動を行っている御前崎市の海岸で22日早朝、今季初の産卵が確認された。市から委嘱を受けているウミガメ保護監視員が砂浜の中から卵114個を掘り起こし、野生動物の捕食や高波被害を防ぐため市内のふ化場へ移した。初産卵は昨年より15日早い。 午前5時半ごろ、保護監視員の渡辺元治さん(69)が旧浜岡町地域の池新田地区の砂浜でアカウミガメが上陸した足跡を発見。アカウミガメが産卵のために掘った深さ約60センチの穴を探し、ピンポン球ほどの大きさの卵を保護した。19日に初上陸を確認していた渡辺さんは「近年は砂浜浸食が目立ち、漂着ごみも多い。産卵環境が厳しくなっているが、今年もアカ
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静岡県人口 353万3780人 5月1日推計 23カ月ぶり増
静岡県が20日に公表した5月1日現在の推計人口は353万3780人で、前月から566人増加した。就職や進学、転勤などで転入者の多い4月中の社会動態が影響した。増加は2022年6月以来、23カ月ぶり。 転入数から転出数を引いた社会動態は3017人増(転入1万8098人、転出1万5081人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2451人減(出生1438人、死亡3889人)だった。 市町別で人口が増加したのは静岡市の510人をはじめ、浜松市178人、沼津市170人、御殿場市143人、長泉町107人など13市町あった。減少したのは22市町。島田市の127人、磐田市85人、牧之原市の67人などが続
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 18日はクロダイやメジナ、アイゴ、アジ、小ムツ。19日は40センチのクロダイや36センチのオオモンハタ、20センチのアジ、小カンパチ、スズメダイなど。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は豆アジ狙いのサビキ釣りやウキ釣り。個体が小さいのでサビキのサイズは3~4号。食いが悪ければトリック仕掛けも試したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 19日の沼津沖船釣りは午前、午後の両便ともに25~45センチ超のマアジが多数。1.5キロ前後のマダイや大サバ、
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ポニー乗馬、園児にっこり 浜松・平和こども園
浜松市中央区の平和こども園で21日、ポニーの乗馬体験会が開かれた。年長の園児約125人が、ポニーとの触れ合いを楽しんだ。 25年ほど前から続く恒例行事で、御前崎市のパロミノ・ポニークラブが協力し、ポニー4頭が来園した。園児はポニーに1人ずつ順番に乗り、園庭1周のコースを楽しんだ。緊張した様子で乗り、揺れる体のバランスを取ったり、保護者や先生に笑顔で手を振ったりした。体や顔をなでる体験もし、動物に優しくすることの大切さを学んだ。 田口慶和ちゃん(6)は「ぐらぐらして気持ちよかった」と話し、神村咲歩ちゃん(6)は「お馬さんと友達になれた」と喜んだ。
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スポーツ用品販売のシラトリ、学販事業参入 地域密着、将来顧客獲得へ 御前崎の老舗同業店買収
スポーツ用品販売のシラトリ(静岡市)は6月、後継者不足に悩む地域の老舗同業店を買収し、学生の体操服や上履き、部活動のユニホームなどを提供する学販事業に乗り出す。人口減少に伴う需要縮小が懸念される中、児童生徒とのつながりを将来の顧客獲得への足掛かりとする。大型店販売や通販事業にも力を入れつつ、地域密着型のビジネスでさらなる浸透を図る。 買収するチヨダスポーツ(御前崎市)は1960年に創業し、地元の小中学生からスポーツを楽しむ大人まで幅広い世代に親しまれてきた。かつては周辺市町を含む3カ所で店舗を展開したが、現在は1店舗での営業。21年前に死去した創業者の沢入隆さんから経営を受け継ぐ妻のこま
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静岡県知事選2024 候補者を追う(20日)
森大介氏(共新) リニア、原発を許さず、暮らし、福祉最優先。このスローガンで希望が持てる県政に切り替えていきたい。岐阜県でのリニア工事で井戸やため池の水位が下がったという報道があった。大井川の水もリニア工事で奪われかねない。人ごとではないニュースだ。リニア推進の知事でいいのか。リニアよりも環境と水を優先すると最後まで訴える。 (牧之原市での街頭演説) 鈴木康友氏(無新) スローガンはオール静岡で幸福度日本一の県を目指すというもの。浜松で達成した。今度は県の番だ。企業誘致、稼げる農業の支援、教育環境の充実など浜松で成功した事例を県全体に発展させる。これまでに培ってきた経験、知見を全部注ぎ
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御前崎OB野球倶楽部 「寿大会」2度目の全国V 「地域結束力高めたい」
御前崎市の軟式野球愛好者でつくる御前崎OB野球倶楽部が、長野県千曲市で開かれた40歳以上を対象とした第49回寿野球全国大会で6年ぶり2回目の優勝を果たした。関係者は「これからも野球を通して健康増進と地域の結束力を高めていきたい」と喜ぶ。 大会は、試合出場選手9人の合計年齢450歳以上が条件。投手は45歳以上で登板は3イニングまで。千曲市や観光事業者らが主催した。5月12日、関東や中部地方から42チームが参加し、複数の組に分かれてトーナメントで競った。 過去の大会でも実績を残してきた同倶楽部は、最もレベルが高い千曲市長杯のブロックに出場した。準決勝は16対1で圧倒し、決勝は前年度優勝の三重県の
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中央区・榛葉さん Sクラス優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部はこのほど、浜松市浜名区のサンライフ浜北で5月将棋大会を開いた。59人が参加し、最強のSクラスは中央区の榛葉大樹さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①榛葉大樹(中央区)②相曽剛史(同)③宇藤敬行(磐田市)④鈴木雄也(静岡市葵区)⑤太田真作(浜名区)▽A ①安藤隼斗(焼津市)②宮城島捷翔(浜名区)③赤松竜也(天竜区)④稲場理(浜名区)⑤渥美賢信(磐田市)▽B ①前田勇(掛川市)②高橋建夫(袋井市)③藤原紳裕(御前崎市)④森孝彰(中央区)⑤赤松僚助(天竜区)▽C ①伊藤龍(浜名区)②佐藤粋聖(中央区)③清水文彦(磐田市)④斉藤正直(中央区)⑤鈴木与四郎(同)▽D
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御前崎の雑貨店9周年企画 独創的一閑張り並ぶ 26日まで
御前崎市池新田の手作り雑貨店「ハッピーライフ 時の家」で26日まで、開店9周年に合わせた企画展「一閑張りとわたし」が開かれている。日本の伝統工芸技術を生かした独創的な作品が約40点並ぶ。 一閑張りのバッグや器が見どころで、市内外の作家が制作した。素材に竹を用いて和紙や布を貼り、和の雰囲気を醸し出す個性的なデザインに仕上げた。自宅に飾るだけでなく、軽くて耐久性があるため買い物などの場面で実用的という。 畳のへりを素材に使ったバッグや小物も展示し、来場者から人気を集める。オーナーの藤本時江さん(67)は「外出したくなるおしゃれな作品が多い。作家の発想力にも注目してほしい」と述べた。
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押し花の切り絵、季節の彩り 御前崎で掛川の92歳・平松さん
掛川市大渕の平松ぎんさん(92)が制作した押し花と切り絵の作品展が31日まで、御前崎市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。繊細で色鮮やかな作品約20点が並ぶ。 御衣黄やアジサイの押し花は、春や初夏の季節感を演出し空間を彩っている。約20年前に完成させたイチゴの作品は大粒の実が色あせることなく、来場者の目を引きつけている。 切り絵も秀逸さが光る。滝上りするコイや亀、鶴をテーマに選び、躍動感が出るように仕立てた。 平松さんは70歳になってから趣味で作品づくりを始めた。神経を指先に集中させ、細かく動かすことが健康につながっている。「草花の華やかさを楽しんでほしい」と呼びかけた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10日はマダイやブダイ、カワハギ、ボラ、アジ。11日はカワハギやマダイ、アイゴ、マアジ、タカベ、ネンブツダイなど。12日はマアジやメジナ、カサゴ、スズメダイ、ベラ、ネンブツダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は豆アジ狙い。トリック仕掛けは3~4号、餌釣りなら袖針2~3号と、小さなものを使用する。餌はアミエビ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 12日の三保―由比沖船釣りは0.8~3.1キロのマダイが船中7匹、2キロのイシダイが1匹、メジナは6匹。 ▽由比漁港 青木丸
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市民アンケート㊦ 「避難先を把握」4割弱 広域計画の周知 道半ば【浜岡原発 全炉停止13年】
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)が原子炉の冷却機能を喪失する「全面緊急事態」に陥った場合、静岡県の広域避難計画で御前崎市民は単独事故の場合は浜松市に、大規模地震との複合災害時には長野県に避難することになっている。静岡新聞社が御前崎市民を対象に実施したアンケートでは、両方の避難先を把握している人は38・2%にとどまった。同計画策定から8年。依然、周知が進んでいない実態が浮き彫りになった。 「(計画の)概要は何となく分かっていたが、理解度が深まれば深まるほど準備や検討が必要な課題が増えた」。市が今春、同市新野の児童発達支援センターで開いた広域避難計画の出前講座では、施設職員が災害時の対応を学ん
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記者コラム「清流」 市町愛が伝わる広報紙
ある小さな田舎町の広報担当になった新人女性職員が主人公の小説「謎解き広報課」(天祢涼著)を読んだ。都会出身で第1志望の部署とは異なる広報課に配属されたが、広報紙づくりを通して次第に町への愛着を深める物語だ。 当初は無難に仕事をこなそうと考えていた彼女だったが、多くの出会いがきっかけで広報紙は住民に活力を与えることができると気づく。制作予算を巡り存廃問題にも直面。広報紙の価値を見つめ直す一冊だ。主人公が取材先などで遭遇するさまざまな疑問を解決していく展開も面白い。 早速、御前崎市の「広報おまえざき」5月号を見ると、新市政の意気込みや輝く市民を取り上げていた。広報マンの思いと工夫を感じた。読
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市民団体 浜岡原発安全対策徹底を要請 静岡県と中部電力に
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に反対する市民団体「浜岡原発廃炉・日本から原発をなくす静岡県連絡会」は14日、静岡県と中部電力に対し、能登半島地震を踏まえて浜岡原発の安全対策の徹底などを求める要請書を提出した。全炉停止13年に合わせた活動。 連絡会の林克代表らが県庁と中部電力静岡支店(静岡市葵区)を訪れ、能登半島地震で発生した海岸線の隆起などの課題に対応するため新規制基準の再検討や、広域避難計画の見直しによる住民の安全確保などを要請した。メンバーは県原子力安全対策課の職員らと意見交換した。
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【浜岡原発全炉停止13年】再稼働容認に性別、世代差なく 御前崎市民アンケート
浜岡原発(御前崎市佐倉)の全炉停止から13年を迎えるのを前に、静岡新聞社が4月中旬に御前崎市民に対して実施したアンケート。7年前の調査結果に比べて再稼働について性別や世代間で考え方の差がなくなり、性別年代を問わず、再稼働容認へと意識が変化している状況が明確に表れた。発電で発生する使用済み核燃料の問題については「知っている」の回答が6割弱だった。 使用済み核燃料 認知6割 再稼働についての認識を男女別に見ると、男性の57・4%、女性の40・6%が「再稼働すべき」を選んだ。7年前の調査で女性は41・9%が再稼働に反対の立場を示していて、女性全体に占める容認と反対の比率が逆転した。年代別でも
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市民アンケート㊤ 細る経済 再稼働巡り割れる地元 廃炉見据え 将来像描けるか【浜岡原発 全炉停止13年】
5月上旬の平日夜、中部電力浜岡原発が立地する御前崎市の中心部は閑散としていた。池新田地区の通りは多くの飲食店やスナックが並び、原発が稼働していた頃は仕事を終えた作業員でにぎわいを見せていたが年々シャッターを下ろす店舗は増えている。 「原発が止まって地域から人の姿が消え、戻って来る気配がない」。同地区で民宿を経営する山下久美さん(73)は、衰退に歯止めがかからない地域の現状を語る。2011年に浜岡原発が全炉停止する以前は、原発が定期検査に入れば全国から協力会社を含め4千人近い作業員が集まって働き、市内に滞在して地元の飲食業や宿泊業などを支えた。 山下さんは一時、民宿を2軒運営していた。稼働
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浜岡原発 再稼働容認49% 7年前から急伸 半数は慎重姿勢 御前崎市民調査
東日本大震災に伴う福島第1原発事故を受け、政府要請で中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)が全炉停止してから14日で13年がたつ。静岡新聞社が御前崎市民を対象に浜岡原発に関するアンケートを実施したところ、「再稼働すべき」が49・0%で約半数を占めた。7年前の前回調査では再稼働容認は少数派だったが、15・8ポイント急伸。再稼働が必要な理由として地元経済効果の期待などを挙げた。一方、「現時点では判断できない」が27・1%、「再稼働すべきでない」23・9%と続き、「判断できない」も合わせると約半数の市民が再稼働に慎重な姿勢を崩しておらず、再稼働への意見が割れている現状が浮かんだ。 調査は4月15日から
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思いや考えを言葉に 矢沢さん(静岡新聞NIEコーディネーター)講話 御前崎・浜岡中
御前崎市立浜岡中は13日、1年生約170人を対象に「言葉が持つ力」をテーマとした講話を実施した。元中学校長で静岡新聞NIE(教育に新聞を)コーディネーターの矢沢和宏さんが講師を務め、思いや考えを言語化する大切さを説いた。 矢沢さんは前向きな言葉を積極的に発言することで挑戦心や勇気が出ると強調した。事例として「牛乳を飲まなきゃダメ」と厳しく注意するのではなく「牛乳を飲むと健康にいいよ」と助言の形に置き換えることで仲間もポジティブになると説いた。さらに、自分の長所や短所を言語化することで「弱みの克服に向けてやるべき事が明確化し、成長につながるヒントを得られる」と述べた。 新聞記事を活用し、考
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浜岡吹奏楽団 聴衆を魅了 「旅」テーマにおなじみの曲も 御前崎市
御前崎市の浜岡吹奏楽団は12日、第44回演奏会を市民会館で開いた。団員約30人が市内外から訪れた大勢の聴衆を魅了した。 1部はクラシック・オリジナルと題し、組曲「仮面舞踏会」や2015年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲に選ばれたマーチ「プロヴァンスの風」など3曲を披露。会場は優雅な雰囲気に包まれた。 2部は「旅」をテーマに、鉄道を連想させる「銀河鉄道999」や新幹線の車内チャイムに使われている「会いにいこう」、「いい日旅立ち」などを奏でた。ステージ演出にもこだわり、ホールを埋めた聴衆を楽しませた。曲に合わせて会場から手拍子が送られる場面もあり、一体で盛り上がった。
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浜岡原発全炉停止13年 広域避難計画、複合災害への想定甘く 11首長アンケート
政府の要請で中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)が全炉停止して14日で13年を迎える。元日の能登半島地震では緊急輸送路の寸断が相次ぎ、大規模地震と原発事故の複合災害が起きた場合の広域避難の難しさが露呈した。静岡新聞社が浜岡原発の半径31キロ圏11市町の首長に対して実施したアンケートでは迂回(うかい)路の検討不足などが明らかになった。県の広域避難計画を含めて複合災害に対する想定の甘さが浮かんだ。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 迂回路を設定しているか尋ねた質問では、御前崎、藤枝、島田、磐田、吉田の5市町が「検討中」と回答した。島田市は「県と国がアクセス道路について代替路線などを
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【静岡県知事選】政党公認、推薦3候補が政策語る 森氏、鈴木氏、大村氏 リニア整備/最重点政策/浜松市新野球場建設/浜岡原発再稼働/人口減少対策
静岡新聞社は、知事選(26日投開票)に立候補した共産党県委員長森大介(55)=同党公認=、元浜松市長鈴木康友(66)=立憲民主党、国民民主党推薦=、元副知事大村慎一(60)=自民党推薦=の3候補に、最も重視する政策や県政の諸課題についての考えを聞いた。全国から静岡県の対応が注目されているリニア中央新幹線問題をはじめ、浜松市の新野球場整備、中部電力浜岡原発の再稼働、人口減少対策などへの対応を巡り、各候補が具体策を語った。(6日に実施) 目次 ▶リニア整備 ▶最重点政策 ▶浜松市新野球場建設 ▶浜岡原発再稼働 ▶人口減少対策 リニア整備 ■森氏 水問題解決で
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産卵期前に子亀供養 御前崎 保護監視員ら
絶滅危惧種アカウミガメの上陸産卵シーズンを前に、御前崎市のウミガメ保護監視員らが9日、ふ化できなかった子亀の供養祭を市内のふ化場で行った。追悼するとともに、今年の保護活動の安全を願った。 僧侶が読経し、出席者が子亀塚に線香を手向けた。昨年はアカウミガメが砂浜に産み落とした卵3292個をふ化場に移して保護管理したが、ふ化率は31%だった。今年はふ化率向上の対策として、砂浜で波にさらわれるリスクがなければ、卵を拾わず自然の条件下でふ化を監視していくことも検討する。 8人いる保護監視員の代表良知正美さん(83)は「御前崎の海岸に多くのアカウミガメが産卵に帰ってきてほしい」と述べた。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 2日はネンブツダイやタカベ、メジナ。3日はイシダイやネンブツダイ、タカベ、カサゴ。4日はアイゴや小アジ、メジナ、ネンブツダイ、カサゴ、ウツボ、カワハギ。5日はタカベや小アジ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイ、ベラ、スズメダイ、カサゴが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りで小-中アジ。投げ釣りでシロギス。ブラクリ仕掛けでカサゴ。他に小イサキやタカノハダイ、ネンブツダイ、ヘダイなど。オレンジビーチではシロギスとメゴチも釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 3日の沼
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シーグラスで海の生物表現 御前崎の松下さん 島田で展示
島田市の川越遺跡9番宿で6月1日まで、廃材を活用したシーグラスアートの展示が行われている。 御前崎市のシーグラス作家松下信之さん(45)が海岸清掃で拾い集めたシーグラスや、材木店で廃棄される木材などを使い制作した作品約20点を展示した。ガラス板にシーグラスを貼り付け、着物姿の男女やフグやイカなどの海の生き物を描いた。シーグラスはガラス瓶などが川や海の流れにもまれ角が取れたガラス片。松下さんは海岸に打ち上げられたものをそのまま使い、加工はしないという。 松下さんは「没頭して楽しく制作している。一目見ていただければ」と話した。
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シーグラスで海の生物表現 御前崎の松下さん 島田で展示
島田市の川越遺跡9番宿で6月1日まで、廃材を活用したシーグラスアートの展示が行われている。 御前崎市のシーグラス作家松下信之さん(45)が海岸清掃で拾い集めたシーグラスや、材木店で廃棄される木材などを使い制作した作品約20点を展示した。ガラス板にシーグラスを貼り付け、着物姿の男女やフグやイカなどの海の生き物を描いた。シーグラスはガラス瓶などが川や海の流れにもまれ角が取れたガラス片。松下さんは海岸に打ち上げられたものをそのまま使い、加工はしないという。 松下さんは「没頭して楽しく制作している。一目見ていただければ」と話した。
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デジタル茶況(5月7日)遅場所中心の顔ぶれに
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、産地の顔ぶれが中西部から東部や本山筋の山間部などの遅場所中心に切り替わりつつある。降雨の影響による取引小休止を見越した買いはあったが、「二茶を売っているような感覚になる相場」(市中あっせん業者)が続く。 一茶生産を終え、番茶を出荷する産地も出始めた。郡部茶商は「番茶が本茶の値段と同じか、場合によっては高いケースもある」と話す。 藤枝 JA大井川藤枝工場は7工場から11口1652キロが上場し、3600~1350円で取引された。高値は藤枝かおり。1000円台後半が中心。雨と値段の影響で買い手が多く、片付きは早かった。 島田、金谷、川根 JA金谷センターには
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自転車 こんな運転注意!! 池新田高で交通教室 御前崎市
御前崎市の池新田高でこのほど、自転車の交通安全教室が開かれた。スタントマンが自転車が絡む事故を再現し、全校生徒約300人が交通ルールを順守する大切さを学んだ。 県トラック協会が主催した。路上中央にはみ出した自転車が乗用車にはね飛ばされるケースや傘を差した自転車同士が衝突する事故の模様をスタントマンが実演した。 同校は本年度、菊川署と県交通安全協会菊川地区支部から、自転車の事故防止の先導役「サイクリストリーダー指定校」に指定された。交通安全委員長の3年増田葵心さんは「交通事故は一歩間違えれば死に至る。自分たちが交通安全の模範になりたい」と誓った。
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大自在(5月5日)こどもの日
御前崎市出身の俳優加藤剛さん(1938~2018年)はテレビドラマ「大岡越前」や映画「砂の器」で知られるが、舞台でも優れた作品に出演している。その一つが1995年初演の劇団ひまわり「コルチャック先生」。 演じたのは、実在したユダヤ系ポーランド人の小児科医で児童文学者のヤヌシュ・コルチャック(1878~1942年)。ポーランドに開設されたユダヤ人孤児の孤児院で院長を務め、子どもたちのために生涯をささげた。 子どもの人権を尊重し、施設の運営を子どもたちの自治に任せるなど革新的な教育者でもあった。施設で教育を実践する傍ら、「子どもの権利」という概念の先駆者として、関連の著作を精力的に残した。
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“白亜の塔”御前埼灯台 初点灯から150周年 関係者ら式典、歴史文化次代へ
御前崎市の御前埼灯台が5月で初点灯から150周年を迎えた。明治政府によって建設された国内最初期の洋式灯台で、太平洋を照らし行き交う船舶を見守ってきた。3日、灯台前広場で記念式典が開かれ、出席した関係者らが灯台の歴史文化を次世代に継承していくことを誓った。 灯台は高さ22メートルで、英国人技師が設計した。基礎や階段には伊豆石が使われ、二重にれんがを積んだ円筒構造は建築物としての価値も高い。現在搭載の大型レンズは36キロ先まで光を放つ。外壁は白く、青空に向かって突き出るように建つことから“白亜の塔”の愛称で親しまれている。 過去には災害や戦禍を乗り越えてきた。1944
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原発稼働率 震災後最高 原産協統計 23年度28.9%
2023年度の国内の原発稼働率は28・9%だったとの調査結果を、日本原子力産業協会が3日までにまとめた。東京電力福島第1原発事故後で最高となった。関西電力高浜1、2号機(福井県)の再稼働や、司法判断などによる長期停止がなかったことが要因で、21年度の24・4%を上回った。過去最高は1998年度の84・2%。 今年は東北電力女川2号機(宮城県)と中国電力島根2号機(島根県)が再稼働予定で、東電柏崎刈羽7号機(新潟県)も地元同意は得られていないものの燃料の装塡(そうてん)を終えており、稼働率は一定程度上昇するとみられる。しかしその後に再稼働の見通しが付いている原発はほとんどなく、稼働率は頭打
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御前埼灯台・点灯150年 照らす竹明かり 5日までイベント
5月で点灯開始から150周年を迎えた御前崎市の御前埼灯台で3日夜、竹明かりで幻想的な雰囲気を演出する催しが始まった。夜の灯台を観光資源に生かす初の試み。5日まで。 市内の観光関係者らでつくる民間団体が企画した。情報発信拠点「御前崎渚の交番」から灯台につながる全長約150メートルの石段の両脇にLEDライトが入った竹筒約400個を並べた。 午後6時半ごろ、日が沈み周囲が薄暗くなると、暖色の明かりがきらめきを放ち、灯台と“光の共演”が実現した。灯台前広場では飲食販売の露店が並び、観光客らでにぎわった。 団体代表の川口正洋さんは「今後も地域一体で御前埼灯台を盛り上げてい
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浜岡吹奏楽団 12日の演奏会本番に向け、練習に熱
御前崎市の浜岡吹奏楽団は12日午後1時半から、第44回演奏会を市民会館で開く。本番ステージに向け、団員は大型連休中も熱のこもった練習を重ねている。 毎年5月に開催する定期演奏会で、市内外の33人が出演予定。1部はオリジナルクラシックと題し、マーチ「プロヴァンスの風」や組曲「仮面舞踏会」を披露する。2部は「旅」をテーマに、銀河鉄道999や東海道新幹線の車内チャイムに使われている「会いにいこう」などの曲を奏でる。 入場500円。市立図書館アスパルで前売り券を扱う。問い合わせは同楽団の渡辺昇さん<電090(4851)3253>へ。
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デジタル茶況(5月2日)雨後で取引小休止
静岡茶市場と静岡市中の県産一茶は前日朝から各産地で降り続いた雨により摘採を見送った工場が多く、少量の取引となった。初倉や磐田は最終盤を迎え、遅場所の東部や中山間地は生産が本格化してきた。東部のJA担当者は「今期は上場し始めた段階で他産地の相場が悪く、例年以上に厳しいスタートとなっている」と話す。 藤枝 前日の雨で取引はなかった。市場関係者は「雨後は大きく様変わりするだろう」と話す。 島田、金谷、川根 前日の雨の影響で取引は少量に限られた。 榛原、相良 取引はほぼなかった。牧之原市内で契約茶園の生産が本格化しつつある。 掛川、小笠 1日の降雨の影響で掛川茶市場は休場した。生産者は露払い
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浜岡原発に4月から常駐 中電・伊原原子力本部長 規制委の審査合格へ全力【インタビュー】
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)に4月から常駐している原子力本部長の伊原一郎氏(63)が1日までに、取材に応じ、「安全対策を進めながら原発再稼働を目指す」と述べた。電力安定供給や脱炭素の観点から「原子力発電は必要」とし、「地元の理解を得られるように努めたい」と強調した。主な一問一答は次の通り。 ―2月で原子力規制委員会の新規制基準適合性審査の申請から10年が経過したことへの受け止めは。 「非常に長かった。昨年9月にようやく基準地震動が了承され、建屋や設備などのプラント審査の前提となる耐震設計数値が決まった。大きな一歩と捉えている。現在は基準津波(想定される最大津波高)の数値を策定中。収集
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社会問題訴える力作アート展 12日まで 御前崎の松井さん
ポスターイラストを手がける御前崎市の松井勝彦さん(58)の作品展が12日まで、同市の市立図書館アスパルで開かれている。環境保護や戦争反対をテーマに訴求力ある力作約20点が並ぶ。 島田市の看板制作会社に19歳で入社し、これまでコンクールで入賞した作品の数々を出展した。長年にわたりデザインやレタリングの技術を磨き、2月に福岡県で開催された「第32回技能グランプリ ペイント仕上げ広告美術職種」で最高位の厚生労働大臣賞に輝いた。地球温暖化に警鐘を鳴らす受賞作が来場者の注目を集めている。松井さんは「アートとして色彩バランスや発想力に注目しながら鑑賞してほしい」と述べた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 4月26日はカサゴやタカベ、イシダイ、メジナなど。27日はネンブツダイやアオアジ、タカベ、メジナ。28日はネンブツダイやメジナ、カサゴ、タカベ、スズメダイ、ベラが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りで豆アジ。オレンジビーチでは投げ釣りでシロギス。カサゴ狙いの穴釣りもできる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 4月25日の三保沖船釣りは0.9~3キロのマダイが7匹までで船中25匹。27日も1~5キロのマダイが1~7匹で船中24匹。他にクロダイやアジ。29日は
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デジタル茶況(5月1日)出荷量減り 取引足早
八十八夜を迎えた静岡市中と静岡茶市場の県産一茶取引は、前日朝の雨の影響で出荷量が減少したこともあり、足早に終わった。市中問屋は「八十八夜という雰囲気ではないが、連休を見越した買いが集中したのだろう」とみる。 取引価格帯は1000円台前半が膨らみ、生産開始間もない遅場所の値段も低調に推移している。1000円を大きく割り込む荷もあった。市中あっせん業者は「お茶が一番売れた頃とは隔世の感がある。これでは2番茶の値段だ」と話した。 藤枝 JA大井川藤枝工場は5工場から10口1752キロが上場し、3900~2200円で取引された。中心は2000円台半ば。安値の荷の引き合いが強かった。 島田、金谷
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浜岡原発再稼働の行方、地元の意向どう集約?【「グラレコ」で可視化!静岡県知事選争点㊤】
15年ぶりに静岡県のリーダーが交代する今回の知事選(5月9日告示、26日投開票)。重要課題である中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働、リニア中央新幹線、浜松市の新野球場整備の方向性を決める過程で知事は大きな権限を握り、立候補予定者の考えが注目される。これらの課題の論点とは何か。手書きの文字や絵で議論の全体像を可視化する「グラフィックレコーディング」を使って紹介する。 グラレコと略されるこの技法は、会議やイベントで対話の論点や構図をキーワードやイラストを使ってまとめ、思考をビジュアル化して記録する。今回の企画ではグラレコ制作者に静岡新聞記者が課題と論点を説明し制作してもらった。初回は「浜
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ヒラメとキャベツ 過去変動幅上回る 浜岡原発放射能調査
静岡県は30日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能調査の結果を公表した。ヒラメとキャベツから過去の変動幅を上回る放射性セシウムが検出されたが、健康への影響が心配されるレベルではないとした。 ヒラメは発電所周辺の海域で採取した。1キロ当たり0・14ベクレルの放射性セシウムが検出された。キャベツは御前崎市内で採取し、1キロ当たり0・019ベクレルだった。県によると、過去の核実験や東京電力福島第1原発事故の影響と推定される。
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菊川市の防災関連施設 中部電力、災害対策拠点想定
菊川市が市役所本庁舎隣接地に整備を進めている災害対策本部棟と堀之内体育館(いずれも同市堀之内)などの防災関連施設について、市は30日、中部電力から南海トラフ地震などの大規模災害に備えた浜岡原子力発電所(御前崎市佐倉)の災害対策支援拠点として各施設を使用したいとの申し出があったことを明らかにした。市は申し出を承諾し、事業費50億6400万円のうち、20億円の負担を中電に求める方針。同日の市議会全員協議会で報告した。 市防災強靱化室によると、中電は初動期の情報収集としての活用を想定している。同市棚草に整備中の雨水貯留施設も、応援の要員や物資の集結場所として使う。災害対策本部棟と堀之内体育館は浜
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「こどもの日」催し家族で楽しんで 5日、浜岡原子力館 御前崎市
御前崎市佐倉の中部電力浜岡原子力館は5日午前9時から、家族連れで楽しめる「こどもの日イベント」を同館で開く。 パフォーマーによる大道芸人カーニバル公演や、参加賞がもらえる多彩な企画を用意する。砂絵工作や体を動かすアトラクションのコーナーも設ける。 問い合わせは同館<電0537(85)2424>へ。
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デジタル茶況(4月30日)八十八夜前 全体相場が続落
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、産地がおおむね出そろった。遅場所の出回りが膨らんだが、終盤を迎えた早場所の値に引きずられ、相場は続落。八十八夜(5月1日)を前に取引全体の中心価格帯は1000円台に落ち込んでいる。一部に品質重視の買いがあるが、主流は価格を優先した取引に移行している。 郡部の問屋は「茶の商いが良かった時代は、この時期の相場が2000円台後半だった。八十八夜の新茶という文化が消費者にも業界にもなくなりつつある」と指摘する。 本山筋のある生産者は「一番茶でこの値段では、来年は続けられない」と下を向く。 藤枝 JA大井川藤枝工場は6工場から13口2102キロが上場した。高値は
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新緑の里山で こいのぼりスイスイ 御前崎の公園
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で色鮮やかなこいのぼり75匹が掲げられ、風に揺れながら空を泳いでいる。赤やピンク色に染まった約5000本のツツジも見頃を迎え、ピクニックを楽しむ人が増えている。 公園を管理する「グランパークあらさわ」の職員らが端午の節句に合わせ、約120メートルのワイヤにこいのぼりを取り付けた。新緑の里山を草花とともに彩っている。 26日は天候に恵まれ、地元の園児たちが訪れて芝生の上で遊ぶ姿が見られた。同社の西原敏社長は「緑豊かな風景を見ながら散策してほしい。バーベキューも楽しむことができる」と来場を呼びかけた。 こいのぼりは5月19日まで。
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糸や布が織りなす多彩な世界 6月2日まで、御前崎 12作家合同展
糸や布を素材とするファイバーアートなどを並べた作品展「繊維↓アートへ」が6月2日まで、御前崎市門屋の静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアで開かれている。 企画したのは作家グループ「ミクスト メディア アート アソシエーション」。キルトや織り、染めなどの技法を得意とする県内外のメンバー12人が「BODY」をテーマに約200点を出品した。素材の質感などを生かし、自由な発想で人の体や生命の誕生を立体的に表現。作者の独特な世界観と創造性が来場者を引きつける。 メンバーの石崎圭子さん(56)=牧之原市=は「作品を見ていろんな想像を膨らませてほしい」と述べた。
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デジタル茶況(4月26日)雨後で値押し目立つ展開
静岡茶市場と静岡市中の県産一茶は産地の顔ぶれがほぼ出そろった。降雨による小休止をはさんだため、買い手は芽伸びを指摘して値押しを続ける展開が目立った。買い気も鈍く、特に大口の荷は手合わせまでに時間を要した。 早場所は2000円前後の取引が中心で、相場は全体として軟調に推移。初荷で2000円を割り込む工場も散見された。生産者からは「この安さではとても続けられない。今期でやめる農家もどんどん出てくるだろう」との声が続出している。市中あっせん業者は「末端で売れていないのか、買いの本数が少ない。下の荷は買いたたかれてしまう」と話す。 藤枝 JA大井川藤枝工場は4工場から9口1053キロが上場した。
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御前崎市議会 改選後初の臨時会議長に渥美氏、副議長に植田氏 それぞれ選出
御前崎市議会(定数13)は25日、改選後初の臨時会で正副議長選を行い、議長に渥美昌裕氏(71)=無所属=、副議長に植田浩之氏(63)=無所属=をそれぞれ選出した。 議長選の獲得票数は渥美氏が9票、植田氏は4票だった。 渥美昌裕(あつみ・まさひろ)元市社会教育委員、旧浜岡町消防団分団長。3期。新野 植田浩之(うえた・ひろゆき)比木簡易郵便局長、元JR東海社員。3期。比木
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委員会構成 決まる 御前崎市議会
御前崎市議会は25日、改選後初の臨時会を開き、委員会構成を決めた。全議員13人が参加する三つの特別委員会は、予算決算審査は阿南澄男氏、原子力対策と中長期計画共創は河原崎恵士氏がそれぞれ委員長に就いた。 その他の委員会構成は次の通り。◎が委員長、○が副委員長。 【総務経済】◎二俣秀明、○河原崎恵士、植田浩之、渥美昌裕、高田和幸、福田伸次、村田明彦 【文教厚生】◎阿形昭、○阿南澄男、桜井勝、川口知幸、石川貴広、小田芳久 【議会運営】◎阿南澄男、○河原崎恵士、阿形昭、桜井勝、二俣秀明 【議会広報特別】◎植田浩之、○村田明彦、高田和幸、福田伸次、川口知幸、石川貴広、小田芳久
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デジタル茶況(4月25日)雨後で小休止 明日取引本格化
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、雨後で取引が小休止した。24日の茶市場に今期初めて1万キロ超が上場し、ようやく盛期入りのムードが出てきた。26日は市中、茶市場ともに産地の顔ぶれと荷口が一段と増える見込み。 今期の県産一茶の出来栄えについて市中問屋は「各地とも全体的に味が濃く、まとまっている印象。値段と品質のバランスの見極めがとりわけ重要なシーズンになる」と話した。 藤枝 前日の雨で取引は行われなかった。生産者と茶商らは雨後の様変わりを懸念している。 島田、金谷、川根 前日の雨の影響で、川根地域は取引がなかった。早場所の島田市川根町や地名など南部地域で摘採が始まった。 榛原、相
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 18はメジナやタカベ、ネンブツダイ。19日もメジナやタカベ、ネンブツダイ。20日はアオアジやメジナ、カサゴ、小マダイ、スズメダイ、ネンブツダイ、タカベ。21日はメジナや小ムツ、タカベ、スズメダイ、ネンブツダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 オレンジビーチでは投げ釣りでシロギス。カサゴ狙いの穴釣りなどもできる。海水浴シーズンになると釣りができなくなるため、今がおすすめ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 20日午後の沼津沖船釣りは0.8~2キロのマダイ、20~25センチのマアジは時合
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高架下の保護枠に消防ポンプ車衝突 けが人なし 御前崎
24日午前4時半ごろ、御前崎市池新田の市道で緊急走行していた御前崎市消防本部の水槽付き消防ポンプ車が国道150号の高架下を通過した際、高さ制限の保護枠に衝突した。運転していた男性消防士長(29)と同乗者の計4人にけがはなかった。 市消防本部によると、消防ポンプ車は救急車とともに救急現場に向かう途中だった。高架下は通過できたが、出口側に設置されている保護枠に車体上部がぶつかった。救急活動は先着した救急車のみで対応し、搬送の遅れなどはなかったという。菊川署は物損事故として詳しい事故原因を調べている。 森山剛消防長は「交通法規の順守を徹底し、地理状況の把握に努めるように指導していく」とのコメン
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掛川の岩本さん SSクラス優勝 日将連浜松支部4月大会
日本将棋連盟浜松支部の4月大会がこのほど、浜松市中央区の積志協働センターで開かれた。69人が参加し、最強のSSクラスで岩本倖さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①岩本倖(掛川市)②高〓烝(浜名区)③田中雅英(中央区)▽S ①河合将輝(浜名区)②岡本徳裕(磐田市)③渥美孝太郎(中央区)▽A ①幸田好司(磐田市)②川口哲也(中央区)③藤原紳裕(御前崎市)▽B ①高瀬冬馬(中央区)②伊藤龍(浜名区)③佐久間庸生(中央区)▽C ①山下浩之(浜名区)②鈴木繁(磐田市)③鈴木勉(森町) ※高〓烝の〓は木ヘンに却の去がタ
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大地震の初動、情報伝達を実践 御前崎市が職員参集訓練
御前崎市は24日、大規模地震発生を想定した職員参集訓練を行った。新年度で庁内の人員配置が入れ替わったことを受け、初動対応や情報伝達を実践し、危機意識を高めた。 市職員378人を対象に実施した。午前6時50分、市災害対策本部会議の立ち上げと同時に参集メールが一斉に送信され、悪天候の条件で1時間以内に73・3%に当たる277人が市役所に駆け付けた。各部署ではそれぞれ災害発生直後に行う業務などを確認し、庁舎内の連携体制を強化した。 下村勝市長は「災害発生は防げなくても被害は最小限に抑えることができる。公的支援を提供する側として、日頃から備えを心がけてほしい」と訓示した。
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デジタル茶況(4月24日)雨前の荷集中で今期最多の荷
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、雨前に摘採した荷が集中し、産地と荷口の数がともに今期最多となった。雨後となるあすの取引小休止を見越し、先買いに動く買い手が目立った。 早場所は一茶生産の折り返しを過ぎ、相場が固まってきていて連日500円前後の下げ。2000円台を割る荷も出始め、全体に軟調ムードが漂っている。市中あっせん業者は「値の上下差が激しい。さばくのに苦労する荷が一定数ある」と語る。 これから摘採が本格化する県東部の生産者は「この相場状況を見ていると、例年よりもさらに厳しいシーズンになりそうだ」と懸念する。 藤枝 JA大井川藤枝工場で初取引が行われ、4工場から8口404キロが上場し
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デジタル茶況(4月23日)出回りまばら 活気に欠ける
静岡茶市場と静岡市中の県産一茶は、雨後のつゆを気にして操業を取りやめた工場が多かった影響で、入荷がまばらだった。市中は坂部、磐田、初倉が中心で、順調に商談が成立。平均価格帯は3000円台半ばで推移した。初荷の上級品では7000円台~6000円台があった。 市中問屋は「品質は悪くないが、活気に乏しい」と語る。あっせん業者も「それほど買い気が強いわけではない。今日は入荷が少なく苦労しなかったが、明日一気に荷が増えたときにどうなるか」と気をもむ。 島田、金谷、川根 川根地域の初取引が行われ、下長尾や久野脇からやぶきた4口36キロが上場した。40888~10800円で取引された。平均単価は159
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本格的な日本茶 手軽に 「つゆひかり」のプレミアムティーバッグ 山亜里製茶(御前崎市)【静岡ものづくり最前線】
湯を注ぐだけで家庭や職場、アウトドアなど幅広い場面で本格的な日本茶が楽しめる。深蒸しした御前崎市特産の茶品種「つゆひかり」の茶葉を1袋5グラム詰めた。まろやかな味わいと豊かな香りが特徴。茶の味や魅力を競う「日本茶アワード2023 煎茶ティーバッグ部門」で入賞した。 湯の適温は80度前後。注いでから30~60秒ほど茶葉が広がるのを待つ。取り出す際、袋の中にうまみ成分が残らないように少し揺らすのがポイント。つゆひかり茶の色は抹茶のように濃いが、のどごしはスッキリ爽やか。渋みも少ないため、お菓子づくりの材料としても人気が高い。 近年、日本茶を取り巻く環境は多様化した。急須で茶を入れる家庭が減っ
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浜岡 核燃料プール 破損防止策を確認 原発定期点検 静岡県と御前崎市
静岡県と御前崎市は22日、中部電力浜岡原発(同市佐倉)を定期点検した。地震に備え、4号機の使用済み核燃料プールの破損を防ぐ取り組みを確認した。 新規制基準では、燃料プールに重量物が落下しても機能を損なわない対策を求めている。中電はプール脇に燃料集合体の保護容器を着脱するためのクレーン型装置「チャンネル取扱ブーム」を設置しているため、地震で倒れないように支柱と壁をワイヤロープでつなぎ留めた。県と同市の職員は中電社員の説明を受けながら、落下防止対策の実施状況を見て回った。 中電によると、4号機のプール内には、最大貯蔵可能量の約8割を占める1977本の使用済み核燃料が入っている。県危機管理部の
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不要な製品プラ回収実験開始 掛川市のカインズ 再び製品原料に
不要になった衣装ケースやバケツなどの製品プラスチックを店頭回収する掛川市の実証実験が20日、同市上西郷のカインズ掛川店で始まった。9月末まで、駐車場に設置したコンテナで回収し、再び製品原料として流通させる資源循環モデルの構築を目指す。 ホームセンター大手カインズ(埼玉県本庄市)と廃棄物処理業の太洋サービス(浜松市中央区)、リサイクルプラスチック製造販売のプラニック(御前崎市)との共同事業。式典で久保田崇市長は「どのくらいの量が集まり、どのような製品に生まれ変わるのか。見定めながら取り組みを広めていきたい」と述べた。 衣装ケースをコンテナに入れる実演も行い、重量に応じてポイントをもらう回収
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愛犬と触れ合い 飼い主同士交流 御前崎でイベント 露店も並ぶ
愛犬と触れ合いながら買い物やグルメを楽しむイベント「シーサイドピクニック」(御前崎市商工会主催)が20、21の両日、同市のマリンパーク御前崎で開かれた。 会場の芝生広場には30メートル四方のドッグランが2面用意され、来場者は連れてきた犬を囲いの中に放った。犬たちは縦横無尽に走り回り、他の犬と戯れた。飼い主同士も犬の名前や年齢を教え合うなど交流を深めた。 飲食店やペット用品を販売する露店も並び、多くの来場者が海風を感じながら愛犬とともに充実した時間を過ごした。
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左馬助公しのび 御前崎で献茶式 茶業と地域発展祈る
新茶シーズンに合わせて御前崎市新野の住民有志ら約40人が21日、戦国時代に旧新野村を治めていた新野左馬助公を祭る神社に新茶を献上した。左馬助公の遺徳をしのぶとともに、さらなる茶業発展と地域振興を願った。 献上茶式は地元の伝統行事の一つ。「新野左馬助公顕彰会」が企画した。神事では宮司が祝詞を上げ、同地区で収穫された新茶をささげた。式後は献上した茶葉で茶を入れ、参加者全員で献杯した。同会の村松彰会長は「今年も4月に入り地域が緑一色になった。新茶が収穫できることに感謝したい」と述べた。 市によると、戦国武将だった新野左馬助は今川氏の一族で、現在の新野地区の礎を築いたとされる。 (御前崎支局・
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日将連浜北支部大会 4月大会
日本将棋連盟浜北支部の4月大会がこのほど、浜松市浜名区のサンライフ浜北で開かれた。72人が参加し、最強のSクラスは静岡市の鈴木雄也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①鈴木雄也(静岡市葵区)②門奈光(中央区)③中川丈太郎(浜名区)④田中雅英(中央区)⑤夏目雄介(島田市)▽A ①落合雅巳(菊川市)②岸智之(静岡市葵区)③高瀬啓一郎(中央区)④稲場理(浜名区)⑤岡本徳裕(磐田市)▽B ①鈴木一男(中央区)②斉藤裕二(浜名区)③村松清(中央区)④藤原紳裕(御前崎市)⑤前田勇(掛川市)▽C ①中村敏男(中央区)②庄司圭佑(静岡市清水区)③伊藤龍(浜名区)④鈴木与四郎(中央区)⑤赤松賢伸
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【浜名湖花博】一番美しい庭園は? アマ26団体が完成度競う
「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で、フラワーガーデンコンテストの審査が始まった。5月中旬までの数日間にわたり、プロやアマチュアの26団体が会場内に整備した庭園の美しさや完成度などを競う。15日はアマチュアを対象とした部門の審査を行い、グランプリは広岡千恵子さん(藤枝市)のチームの「浜辺のナチュラルガーデン」が輝いた。 テーマは「心安らぐ水辺の風景」。県内の愛好団体や園芸関係の高校、大学10団体が参加した。本県生まれの新品種のマーガレットを3割植栽することや、13・5平方メートル程度の庭園との条件で整備した。審査委員長の世界的庭園デザイナー石
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御前崎・下村市長就任式 職員に訓示「課題に対して当事者意識を」
14日投開票の御前崎市長選で初当選した下村勝氏(54)が18日、同市の研修センターで就任式に臨んだ。幹部職員約100人を前に「市の課題に対して当事者意識を持って取り組み、庁舎内の明るい雰囲気をつくってほしい」と訓示した。 下村市長は市の課題として財政問題などを取り上げ、「縦割り行政を変え、無駄を省くことを意識してほしい」と強調。各部署が連動する重要性を説いた。 組織論にも触れ、「トップダウンではなく、現場から上がってきた意見を交えながら最適な判断をしていきたい」と積極的な政策提案を求めた。
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柳沢御前崎市長 退任 「チャレンジ継続を」
御前崎市の柳沢重夫市長(77)が17日、任期満了日を迎え、市役所で退任セレモニーが行われた。2期8年を振り返り「職員の方々には市政の課題に懸命に取り組んでいただいた。新市長の下でもさまざまなことにチャレンジしてほしい」と謝意を述べた。 午後3時半ごろ、職務を終えた柳沢市長は正面玄関ロビーで大勢の職員に囲まれ、花束を受け取った。温かい拍手で見送られ、最後は涙を浮かべながら公用車に乗り込み、市役所を後にした。 柳沢氏は旧浜岡町議を務めた後、御前崎市議会の初代議長に就任し、市議を3期12年担った。16年には市長に初当選し、県内でいち早くこども医療費の全額助成や給食費無償化などを打ち出し、子育て環境
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 12日はマゴチやメジナ、アジ、サンノジ、タカベ、30センチのオナガダイ。13日は小マダイやアイゴ、スズメダイ、タカベ、ベラ、マアジ、ネンブツダイなど。14日はメジナやアイゴ、スズメダイ、タカベが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は水温がまだ上がらないため、フカセ釣りでメジナ、胴つき仕掛けでカサゴ狙い。サビキ釣りで豆アジや小ムツが釣れるが、数は少ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 11日午後の沼津沖船釣りは1キロ前後のマダイや1.5キロ前後のクロダイが多数。20センチ前後
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御前崎市長選 一夜明け当選証書付与 下村氏、決意 市議選当選者13人も
御前崎市選挙管理委員会(佐藤陽一郎委員長)は15日、任期満了に伴う御前崎市長選で初当選した下村勝氏(54)と、市議選の当選者13人に当選証書を付与した。 証書を手渡した佐藤委員長は「市長と市議会が両輪となって市民から託された思いを新しい市政に反映してほしい」と求めた。市政のかじ取りを託された下村氏は「市民の期待の大きさを感じた。丁寧な議論を重ねながら市政を着実に前へと進めていきたい」と決意を述べた。 下村氏は18日付で市長に就任し初登庁する。新市議は25日にも市議会臨時会を開き、正副議長や委員会構成を決める予定。
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【御前崎市長選・解説】原発再稼働問題など明確なビジョンを
新人の一騎打ちとなった御前崎市長選は、勇退する現職市長の後継指名を受けた下村勝氏が圧勝で初当選を決め、有権者の期待の大きさを示した。 陣営の強力な組織力も背景に序盤から形勢は変わらなかった。市民は、下村氏が大学教授として培った豊富な学識や経験を評価し市政のかじ取りを託した。選挙戦を通じて主張した通り市民の多様な意見に耳を傾け、着実に市政を前へと進めてほしい。 投票率は前回選を0・84ポイント上回る67・53%だったが、3割以上の有権者が投票しなかった。市政に停滞感が漂う中、選挙戦では深い政策議論が期待されたが、論戦は具体性を欠き、有権者の関心を高められなかった。 市は今後、中部電力浜岡
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特産「つゆひかり」茶摘み体験 静岡県内外から約70人 もえぎ色の牧之原台地を散策
新茶シーズンの到来に合わせて御前崎市茶業振興協議会は13日、茶摘みイベント「茶園ピクニック」を同市上朝比奈で開いた。県内外から約70人の家族連れが参加し、市特産の品種「つゆひかり」を収穫した。 もえぎ色に染まった茶畑を散策しながら、協議会のメンバーから牧之原台地が開墾された経緯や茶業界の歴史の解説を受けた。収穫期を迎えた茶畑に到着すると、参加者は横並びになって3センチほどに伸びた新芽を指先で摘み取り、手際よく籠の中に満杯になるまで入れた。茶娘姿の子どももいて、保護者と一緒に記念撮影を楽しむ姿が見られた。 茶のおいしい入れ方を学ぶワークショップや新茶を使った天ぷらも振る舞われ、充実したひと
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御前崎市長選 14日投票 市議選も
任期満了に伴う御前崎市長選と市議選(定数13)は14日、投票が行われ、即日開票される。市長選はいずれも無所属の新人で、環境技術開発会社役員の下村勝氏(54)と元海外医療支援団体理事長の青田修二氏(53)が立候補した。市議選は21人が激戦を展開している。 投票は14日午前7時から午後8時まで市内11カ所で行われ、午後9時から新野体育館で即日開票される。市長選は午後10時ごろまでに大勢が判明する見通し。 市選管によると、6日現在の選挙人名簿登録者数は2万5110人(男1万2804人、女1万2306人)。 御前崎市長選立候補者略歴 下村勝[しもむらまさる]54 無新 ▽現=環境技術開
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浜岡原発新基準審査 中電、津波高最大25・2メートルの評価提示 規制委は追加検討指示
原子力規制委員会による中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査会合が12日、都内で開かれた。中電は南海トラフ地震と海底地滑りの連続発生で、敷地前面の津波高が最大25・2メートルとなる「組み合わせ評価」の結果を提示した。これまで最も高かった南海トラフ地震単独の22・7メートルから上振れし、防潮堤(22メートル)を3メートル余り上回る想定。規制委側は追加の検討を指示し、継続審議となった。 中電は「南海トラフ地震と海底地滑り」「南海トラフ地震と海域活断層地震」の2通りで組み合わせ評価を実施した。最も厳しい条件の南海トラフ地震の津波と遠州灘沖の海底地滑りの津波が重なり合う場
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鍵かけ 家族に呼びかけます 御前崎の園児「おまわりさん」任命
御前崎市立白羽保育園の5歳児20人が11日、菊川署から「ちびっこおまわりさん」に任命された。各家庭で保護者らに自宅施錠や詐欺被害防止を啓発する。 同園で開かれた任命式で、岩瀬盛一署長が任命書を園児に手渡した。空き巣や特殊詐欺事件が後を絶たないとし、「悪い人にだまされないように家族に伝えてほしい」と協力を求めた。子どもたちは防犯講話も受け、知らない人に声をかけられたら、行かない▽大声を出す▽すぐ逃げる-といった対策を学んだ。
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御前崎市長選 終盤情勢 下村氏優勢、青田氏追う
任期満了に伴う御前崎市長選は、現職市長の勇退で新人2人が舌戦を展開し14日の投開票に向けて最終盤に入った。環境技術開発会社役員の下村勝氏(54)が組織力を生かしてリードし、元海外医療支援団体理事長の青田修二氏(53)が追う展開になっている。 下村氏は、現職柳沢重夫市長から後継指命を受け、地元県議や首長経験者などが陣営をまとめる。漁協や農協など約200団体から推薦を取り付けるなど序盤から組織票固めに注力。大学教授を務めた実績をアピールし、教育環境の充実を訴えるなど市内全域に知名度の浸透を図っている。 青田氏は、市外出身であるため主な応援組織や地盤を持たず、浮動票の取り込みや票の掘り起こしを
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大詰めの御前崎市議選 当確ライン700~750票か 池新田地区8人 しのぎ削る
任期満了に伴う御前崎市議選(定数13)は14日の投開票に向けて現職10、新人11の計21人が激しい舌戦を繰り広げている。定数を8人上回る出馬は過去最多。定数が2減となったために当確ラインはやや上昇して700~750票になるとみられ、当落線上に候補者が集中する可能性もある。陣営などによると、投票率は65%前後になるとの見方が強い。 大票田の池新田地区は8人がしのぎを削る。6期目を目指す阿南氏と前回選トップで4期目を狙う阿形氏は基礎票固めを急ぐ。対抗する新人の福田氏、石川氏、長島氏、河西氏は経済活性化や市の財政健全化、防災対策、子育て支援などを訴え、刷新感をアピール。村田氏は引退した市議の地盤
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御前崎市長選 両候補、原発再稼働の賛否示さず 有権者「考え聞かせて」
新人2人による激しい一騎打ちが繰り広げられている御前崎市長選(14日投開票)で、争点の一つの中部電力浜岡原発の再稼働問題を巡り、環境技術開発会社役員の下村勝氏(54)と元海外医療支援団体理事長の青田修二氏(53)の両候補とも、賛否の姿勢を明示していない。稼働すれば、災害時のリスクが高まる懸念がある一方、地域経済の活性化や市の歳入増が見込まれるため、両候補は「二者択一で語ることができない」と声をそろえる。有権者は「今後、立地市として再稼働すべきか否か判断すべき時がくる。選挙で、しっかりと考えを聞かせてほしい」と切望する。 「自然エネルギーは弱点があり、太陽光発電であれば、雨の日だと発電量は
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5日はボラやタカベ、ネンブツダイ、クロダイ、メジナ。6日はタカベやスズメダイ、クロダイ、ネンブツダイ、ベラ、マダイ。7日はタカベやネンブツダイ、クロダイ、マダイ、タカサゴ、スズメダイ、ベラ、カワハギが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺のサビキ釣りはイワシとアジが少なく苦戦。水温が上がる今後に期待。オレンジビーチでは消波ブロック周辺でカサゴ狙いの穴釣りができる。餌はサバやサンマの切り身、オキアミ、青イソメなど。暗くなるとメバルも狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁
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御前崎市長選 立候補者アンケート/浜岡原発や財政など全7項目
任期満了に伴う御前崎市長選は、いずれも無所属新人で環境技術開発会社役員の下村勝氏(54)と元海外医療支援団体理事長の青田修二氏(53)が14日の投開票に向けて舌戦を展開している。両氏に市政の課題への考えや政策を聞いた。 再稼働是非を含めた浜岡原発への考えは 下村氏 地球温暖化対策や安定的な電源確保に向け、再稼働の検討は必要。原子力規制委員会の審査状況を注視し、市長自身が原発技術について理解を深めるべきだ。市民意見を集約し周辺市町の意向をくみながら議論したい。 青田氏 市民がしっかり話し合い、周辺市町とも理解を深めることが極めて大切。安全対策だけでなく原子力災害時の広域避難の経路や逃げる方
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森町に発達支援センター開所 園児11人、新生活にわくわく 3市1町で運営
東遠学園組合が運営するこども発達支援センター「きためばえ」の開園式が9日、森町飯田の同園で開かれた。新生活に期待を膨らます園児11人を迎えた。 同組合は菊川、掛川、御前崎市、森町の3市1町で構成する。開園式には各市町の首長や同園職員、地元議員らが出席し、子どもたちの健やかな成長を願った。記念セレモニーでは、同園の入り口に掲げる「きためばえ」と書かれた看板に、園児たちが金や銀色の星を飾り付けた。 開園式後には入園式も執り行った。名前を呼ばれた園児たちは元気よく返事をした。同町の太田康雄町長は「自然と文化が豊かな森町で、元気に大きく成長することを願っている」と呼びかけた。 (袋井支局・北井
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【御前崎市長選 立候補者の横顔】下村勝(しもむらまさる)氏(無新 54歳) 論理的視点 地元に還元
大学教授を辞め、研究や教育で培った経験を「生まれ育った地元に還元したい」と立候補した。電子材料工学の道を歩んで約30年。物事を論理的に捉え、課題解決を図る力を市政運営に役立てたいと意気込む。 訴える政策の一つが脱炭素社会の推進。風力や太陽光などの発電施設が立地する御前崎市の特色を生かし、「エネルギーが集結する先端地域に育て、企業誘致や交流人口増加につなげたい」とビジョンを描く。 再稼働を目指す中部電力浜岡原発については電力安定供給や温暖化対策の観点から「安全性が担保されれば稼働すべき」とし、「市長になったら原発の安全性に関する科学的データを自ら分析したい」。 教育環境の充実にも意欲を示
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【御前崎市長選 立候補者の横顔】青田修二(あおたしゅうじ)氏(無新 53歳) 観光強化へ大胆な発想
御前崎市との出合いは約6年前。知人の紹介を介し自ら設立した医療支援団体の活動の一環で、海外の大学医学部関連病院を建設しようと訪れた。その計画は実現しなかったが「観光都市として成長する可能性を秘めている」と感じ、「地方発展のためには政治が変わらなければいけない」と市長選への挑戦を決めた。 提唱するのは自ら考えた「未来都市構想」だ。同市や富士山静岡空港(牧之原市)などをモノレールで結ぶなど大規模なインフラ整備を進める。大胆で奇抜な発想だが、「プランがしっかりしていれば海外から投資を呼び込める」と強気の姿勢を示す。 懸案である原発問題に関しては「すぐに再稼働すべきではない」との立場。原子力災害
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「被災地支援、動物愛護を」競技の枠超え訴え ボートレース浜名湖
御前崎市出身のボートレーサー長嶋万記選手(42)が主宰する慈善事業「マキプロジェクト」のイベントが6日、湖西市新居町のボートレース浜名湖で6年ぶりに開かれた。現役選手やOBに加え、災害被災地の支援や動物愛護活動の趣旨に賛同したプロボウラーや元競輪選手も登場し、競技の枠を超えてチャリティーへの協力を呼びかけた。 動物愛護をテーマにしたトークショーには長嶋選手や元選手池田明美さん(浜松市出身)、犬猫の保護活動を行うプロボウラー中島美穂さん、元競輪選手の高木真備さんが登壇。選手のサイン入りグッズのオークションなども行われた。被災地支援として、宮城県気仙沼市と石川県珠洲市の特産品を販売するブースも
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御前崎市長選と市議選告示 市長選は2新人一騎打ち、市議選21人の激戦
任期満了に伴う御前崎市長選と市議選(定数13)が7日、告示された。市長選はいずれも無所属の新人で、環境技術開発会社役員の下村勝氏(54)と元海外医療支援団体理事長の青田修二氏(53)が立候補を届け出た。同市に立地する中部電力浜岡原発再稼働の是非や市の財政健全化、経済活性化が主な争点。市議選は計21人(現職10人、新人11人)が出馬した。 ▶御前崎市議選 立候補者の一覧(定数13/立候補者21) 市長を2期8年務めた柳沢重夫氏の後継指名を受けた下村氏は、脱炭素社会の推進や教育の充実を訴える。青田氏はインフラ整備による観光振興や人口減少対策などに注力し、市政刷新の必要性をアピールする。
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御前崎市議選 立候補者の一覧(定数13/立候補者21)
7日告示された御前崎市議選の立候補者は次の通り。 上から届け出順。経歴は氏名、年齢(投票日基準)、党派、現元新別、当選回数、職業・肩書、略歴、現住所の順。元の後は全て、以前の職業・肩書。 ※画像タップで拡大してご覧になれます
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豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」 御前崎に初寄港
御前崎市の御前崎港に6日、乗客約2700人を乗せた英国の豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」(約11万5875トン)が初寄港した。地元関係者らが太鼓の演奏で入港を出迎え、乗客らは下船後、御前埼灯台をはじめバスツアーで市外の観光地を巡った。 歓迎セレモニーで御前崎港客船誘致協議会長の柳沢重夫御前崎市長が「日本文化に触れながら思い出を作ってほしい」とあいさつ。船長に花束が贈られた。港には観光商工関係者らがブースを出店し、地元の特産品をアピールした。 同市の海鮮なぶら市場などでは、関連イベントを開催した。バスツアーは日本平(静岡市清水区)やふじのくに茶の都ミュージアム(島田市)などを訪れた。
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静岡県人口、354万1951人 3月1日推計 21カ月連続で減少
静岡県がこのほど公表した3月1日現在の推計人口は354万1951人で前月に比べて2646人減少した。推計人口の減少は21カ月連続。社会動態は5カ月連続で増加している。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は265人増(転入9805人、転出9540人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2911人減(出生1463人、死亡4374人)だった。 市町別で人口が増加したのは吉田町の30人をはじめ、長泉町18人、菊川市6人など5市町。減少したのは30市町で、静岡市の540人、沼津市201人、浜松市171人、磐田市163人などだった。 社会動態が増加したのは
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御前崎市長選と市議選7日告示 市長選は下村氏、青田氏の一騎打ちか
任期満了に伴う御前崎市長選と市議選(定数13)が7日、告示される。市長選はいずれも無所属新人で、環境技術開発会社役員の下村勝氏(54)と元海外医療支援団体理事長の青田修二氏(53)の一騎打ちになる見通し。市議選は現職10、新人11の計21人が出馬するとみられる。 立候補の届け出は7日午前8時半から午後5時まで、市役所で受け付ける。投票は14日午前7時から午後8時に市内11カ所で行われ、午後9時から新野体育館で即日開票される。期日前投票は8日から13日まで、市役所と市役所御前崎支所で受け付ける。 市選管によると、3月1日時点の選挙人名簿登録者数は2万5130人(男1万2811人、女1万23
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交通指導隊49人 事故防止へ決意 御前崎
御前崎市交通指導隊は3日、同市池新田の研修センターで本年度の総会を開き、隊員49人が交通安全への決意を新たにした。新任隊員19人を代表して同地区の伊藤芳昭さん(69)が柳沢重夫市長から委嘱状を受け取った。隊員らは春の全国交通安全運動などで街頭広報を展開するほか、定期的に交通指導などを実施する。柳沢市長は「交通事故減少につなげてほしい」と激励した。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 3月27日はネンブツダイやタカベ、スズメダイ、メジナ。28日はクロダイやイシダイ、ネンブツダイ、タカベ、カサゴ。29日は強風のため休園。30日はネンブツダイやウツボ、ベラ。31日も強風のため休園。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はブラクリ仕掛けや胴つき仕掛けでカサゴが狙える。餌は青イソメやサバ、サンマの切り身。小型はリリースを。オレンジビーチの消波ブロック周辺でも狙えるが、危険なので消波ブロックの上には乗らないこと。4月1日から9月30日までは伊東市内の各港ごとに定められたエリアでイカ類の禁漁期間となる。 ▽伊東市静海
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【迫る 御前崎市長選 市議選㊦】産業振興 誘致と起業が発展の鍵 4月7日告示、14日投開票
3月下旬、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)にほど近い池新田工業団地。その一角に広がる約2ヘクタールの区画に雑草が茂っていた。市は2010年、工業団地を拡張し分譲地整備に乗り出したが、翌年に東日本大震災が発生。工場建設を予定していた企業から計画撤回が伝えられ、今も手つかずの状態が続いている。 市内の企業や家庭は国の原発立地給付金制度に基づき、電気料金の補助が受けられる。他にも優遇措置が用意されていて、製造業など大型設備を抱える事業者には立地メリットが大きい。しかし、震災に続いて発生した福島第1原発事故が空気を一変させた。 震災後の13年間で市内に新規立地した用地面積1千平方メートル以上の事
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土地規制 計583カ所に 安保上重要施設 浜岡原発など追加
政府は29日、安全保障上重要な施設の周辺や国境離島を対象とする土地利用規制法に基づく審議会を開き、区域指定の第4弾となる28都道府県の184カ所について了承した。4月中に告示され、5月に施行される。2022年9月の全面法施行後、指定は計583カ所となった。内閣府は今回で一通りの指定作業を終えるとしている。 高市早苗経済安全保障担当相は審議会で「今後は本格的な運用フェーズに入る。利用状況調査を速やかに開始し、各地で阻害行為を防止できるよう効率的に実態把握に努める」と強調した。 第4弾では、沖縄県の米軍施設が初めて対象となった。普天間飛行場(宜野湾市など)や、その移設先の名護市辺野古沿岸部を
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擬人キャラが来庁者応対 御前崎市役所で4月から 総合案内デジタル化
御前崎市は4月1日から、市役所本庁舎の総合案内をデジタル化する。擬人キャラクターが映るモニターを正面出入り口付近に常設し、来庁者が画面に向かって困りごとなどを話しかけるとリモートで別の場所につながっているスタッフが対応する仕組み。市によると、仮想空間のアバター(分身)技術を使った取り組みで、行政総合案内に導入する事例は全国的に珍しい。 同市はこれまで本庁舎と御前崎支所それぞれに案内業務を行う職員がいたが、4月から配置を支所に一本化する。本庁舎の案内は擬人キャラクターを介して対応するため省人化につながる。 モニター画面付近にはカメラとマイクを設置し、スタッフ側は来庁者の顔や動きも確認できる
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【迫る 御前崎市長選 市議選㊥】財政健全化 安定運営、取り組み急務 4月7日告示、14日投開票
2月中旬、御前崎市議会の予算決算審査特別委員会は張り詰めた空気に包まれた。「財源が確保できなければ職員給与をカットする覚悟で臨む」。市幹部らは強い危機感をにじませ、4年間で約12億4千万円の財源確保案を示した。 中部電力浜岡原発の立地交付金や固定資産税など、いわゆる「原発関連財源」による税収を基に豊かな財政力を誇ってきた同市。2011年の運転停止以来、歳入悪化に歯止めがかからず、財政健全化への取り組みが急務になっている。 市はこの日、財政予測も公表した。災害時など不測事態に備えて15年度に約88億2千万円あった財政調整基金の残高は、財源確保策を講じても27年度には約19億1千万円まで落ち
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御前崎で住宅火災 けが人なし
28日午前10時25分ごろ、御前崎市御前崎の男性(74)方から出火し、2階建て住宅の一部を焼いた。 菊川署によると、火元とみられる2階の部屋が激しく燃えていた。当時、家には男性の家族がいたが、逃げて無事だった。同署と市消防本部が出火原因などを調べている。
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プラごみ削減へ、スポーツ界連携 岩崎恭子さん(沼津出身)ら参加 日本財団
日本財団は28日、さまざまな競技のアスリートとともにスポーツ界横断で使い捨てプラスチックごみの削減を目指すプロジェクトを始めた。バルセロナ五輪競泳女子金メダリストの岩崎恭子さん(沼津市出身)、ラグビー元日本代表で静岡ブルーレヴズのクラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)五郎丸歩さん、ボートレーサー長嶋万記さん(御前崎市出身)らがパートナーとして参加する。 名称は「HEROs PLEDGE(ヒーローズ・プレッジ)」。アスリートたちが起点となり、競技団体やクラブチーム、スポンサーを巻き込んで削減のモデルケースをつくり、普及させる。ファンに向けた情報提供を強化し、一人一人が行動を起こすよう促
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追加の浸水対策 浜岡原発で検討 中部電力社長
中部電力の林欣吾社長は27日、名古屋市で定例記者会見を開き、浜岡原発(御前崎市佐倉)で想定される最大津波高を引き上げ、防潮堤を約3メートル上回る25・2メートルとする評価結果をまとめたことについて「(敷地内を津波で浸水させない)ドライサイトをどうすれば確保できるか検討している」と述べた。 浜岡原発3、4号機の再稼働の前提となる原子力規制委による新規制基準適合性審査に向け、中電は南海トラフ地震が単独発生した際の最大津波高を22・7メートルと設定。海底地滑りなどの要因を組み合わせたより厳しい評価で最大25・2メートルに上振れすると算出した。新規制基準は敷地に津波を浸水させないドライサイトを原則
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【迫る 御前崎市長選 市議選㊤】浜岡原発再稼働の是非 問われる住民合意形成 4月7日告示、14日投開票
「早期にプラント審査に移りたい」。1月中旬、県庁で開かれた県防災・原子力学術会議の分科会合同会議。中部電力の増田博武浜岡原子力総合事務所長は浜岡原発(御前崎市佐倉)3、4号機の再稼働に向け、強い意欲を示した。 同原発は原子力規制委員会による新規制基準適合性審査で、前半の自然ハザード分野の議論が行われている。「基準津波(想定される最大津波高)」の策定は目前。敷地内断層の活動性評価も残されているが、審査後半となるプラント施設の審査に移行すれば「ゴールが見えてくる」(中電幹部)。次の御前崎市長は任期中に再稼働同意の判断を迫られる可能性がある。 国は原子力規制委の審査をクリアした原発に再稼働許可
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日はネンブツダイとタカベ、スズメダイ。22日はカサゴやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。23日はマダイやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。24日はカワハギやマダイ、メジナ、タカベ、カサゴ、ネンブツダイ、スズメダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りやウキ釣りでサバとアジが釣れていたが、先週末は寒さが戻ったため釣果振るわず。伊東オレンジビーチでは投げ釣りや穴釣りができる。消波ブロックもあるためカサゴ、メバル狙いのブラクリ仕掛けも楽しめる。また、駐車場とトイレがあり便利。釣り場周辺で路上駐車しないように
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自然の中で「ととのう」 テントサウナ、浜松・天竜区で人気 “熱波師”登場、楽しさ満載【しずおかアウトドアファン】
ここ数年、人気が高まっているサウナ。浴場や専門の施設だけでなく、屋外での入り方も広まり、愛好者の裾野拡大に一役買っている。今回特集するのは、自然の中で楽しむテントサウナ。極上の「ととのう」体験とはいかに―。 (生活報道部・草茅出) 「サウナに入り熱くなった状態で冷たい川に入ると、体がぎゅっと引き締まるようで気持ちいい。定期的に通っています」。浜松市天竜区の山あいを流れる阿多古川のそばにある「サウナ天竜」を訪れた磐田市の八木雅子さん(40)は笑顔を見せた。 サウナ天竜は、バーベキューなどを楽しめる観光駐車場「TAKI駐車場」(天竜区上野)の一角にテントサウナを4基設置している。まきス
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【静岡県内公示地価・西部】浜松市中央区、遠鉄沿線需要変わらず/掛川市、人気の駅近は供給限定的
浜松市中央、浜名区 中央区の住宅地は0・5%上昇。遠州鉄道沿線の人気は依然根強く、曳馬で15万円の売買があった。東名高速道へのアクセスが良く、道路整備が進む初生町では12万円台。商業地は0・9%上がった。スーパー、ドラッグストア、家族葬向け葬儀場やフィットネスジムの出店意欲が目立つ。浜名区の住宅地は0・1%上昇した。遠鉄沿線の市街化区域周辺は安定した取引が続く。小松の調整区域は6万円台後半から7万円台前半。旧引佐郡3町は下落傾向にあり、空き家が増えている。事業継続計画(BCP)の対策で工業地への関心が垣間見える。 浜松市天竜区 住宅地は2・0%、商業地は2・1%下落したが、直近
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浜岡原発審査巡り、規制委が断層の調査現場見学
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に向けた新規制基準適合性審査に関し、現地視察をしている原子力規制委員会の石渡明委員は最終2日目の26日、最重要課題になっている「敷地内断層の活動性評価」に係る調査現場を見学した。 中電が原発敷地の北側700メートル付近で掘った深さ約9メートルのトレンチ(溝)「BF1」の内部に入り、調査の進捗(しんちょく)状況などを確認した。雨が降りしきる中、石渡委員は中電社員の説明を受けながら地層の状態なども見た。 新規制基準では、将来的に地震を引き起こす可能性のある「活断層」の上に原子炉施設などを設置することを禁じている。中電は原発敷地内とBF1を通る断層が同じ
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「手書き」看板認められた 御前崎の松井さん 技能グランプリ金賞
2月下旬に北九州市で開催された第32回技能グランプリ(厚生労働省など主催)のペイント仕上げ広告美術職種で島田市の看板会社「アートスタジオ ヤマ」の松井勝彦さん(58)=御前崎市=が金賞の厚生労働大臣賞に輝いた。松井さんは「手書きの力が認められてうれしい」と喜びを語った。 大会では持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに、水彩絵の具や筆などを使って2日間計10時間以内で縦1メートル30センチ、横1メートル80センチの紙に作品を描いた。目の錯覚を利用した作品を手がける選手ら3人が出場する中、松井さんは気候変動対策を題材に取り上げた。レタリング技術やレイアウト、テーマの分かりやすさなどが評価さ
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市長選に1陣営 市議選は20陣営 御前崎市選管 事前審査
御前崎市選挙管理委員会は26日、任期満了に伴う市長選と市議選(4月7日告示、14日投開票)の立候補届け出書類の事前審査を市役所で行った。市長選は1陣営、今回選から定数が2減って13になる市議選には20陣営が訪れた。 15日に開かれた立候補予定者説明会では、市長選に2陣営、市議選に22陣営が参加した。
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SSクラス 門奈さん優勝 日将連浜松3月大会
日本将棋連盟浜松支部の3月大会がこのほど、浜松市中央区の積志協働センターで開かれた。74人が参加し、最強のSSクラスは門奈光さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①門奈光(中央区)②高〓烝(浜名区)③田中雅英(中央区)▽S ①岡崎正芳(中央区)②安藤隼斗(焼津市)③渥美良純(浜名区)▽A ①神戸和則(静岡市清水区)②藤原紳裕(御前崎市)③花本真也(中央区)▽B ①鈴木幸太郎(浜名区)②伊藤潔(中央区)③鈴木勉(森町)▽C ①鈴木繁(磐田市)②片山久(中央区)③山下浩之(浜名区) ※高〓烝の〓は木ヘンに却の去がタ
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「浜岡審査 重要データ得た」 原子力規制委の石渡委員 中電の津波試料 視察
原子力規制委員会の石渡明委員が25日、再稼働を目指す中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)を訪れ、過去に襲来した津波の高さを分析するために中電が実施したボーリング試料を視察した。「審査を進めるに当たって非常に重要なデータを得られた」と述べた。 津波堆積物に関する評価は、新規制基準適合性審査で「基準津波(想定される津波の高さ)」の策定に必要な調査項目。中電は原発敷地内とその周辺の計39地点で地盤を掘削調査し、堆積物などから過去に高さ5~10メートルの津波が襲来したとの分析を示している。 石渡委員は中電社員の説明を受けながら体育館に並んだ全地点の試料を見て回り、堆積物の厚さなどを確認した。視察後、
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御前崎と森のお茶 地元出身ボートレーサーが発信 浜名湖ボートで4月イベント
ボートレーサーとして活躍する御前崎市出身の長嶋万記選手(42)と森町出身の森下愛梨選手(27)が、地元産のお茶を包装したチャリティーグッズを新たに製作した。以前から被災地支援などの慈善活動に取り組んできた両選手が、地元のお茶の魅力を発信して地域貢献をしようとグッズ化が実現した。4月6日、湖西市新居町のボートレース浜名湖で6年ぶりに開くチャリティーイベントで販売を開始する。 静岡茶の生産量減少や若者のお茶離れを危惧する茶販売業「静岡やすま園」(湖西市駅南)の安間達哉代表=森町出身=が、同郷の森下選手にお茶の魅力発信を相談したのがきっかけ。長嶋選手が2009年から取り組むチャリティープロジェク
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原発災害 広域避難計画を説明 御前崎市が出前講座
御前崎市は21日、中部電力浜岡原発(同市佐倉)による原子力災害時の広域避難計画について説明する出前講座を同市新野の「こども発達センターみなみめばえ」で開いた。センターの職員約15人が参加し、原子力災害時に取るべき対応を考えた。 講師を務めた市危機管理課の鈴木康通さんは、浜岡原発で原子力事故が単独発生した場合と南海トラフ巨大地震に伴って起きる複合災害時で避難方法が異なることを解説した。原発施設の状況次第で避難するタイミングなども変わるため、市ホームページや県原子力防災ポータルから正しい情報を収集し、落ち着いて行動するように呼びかけた。 同センターの森田紀子所長は「(同計画への)理解が深まっ
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当初予算案など40議案可決、閉会 御前崎市議会
御前崎市議会2月定例会は22日、最終本会議を開き、総額約158億円の2024年度一般会計当初予算案など40議案を原案通り可決し、閉会した。 同予算案の採決では賛成、反対がそれぞれ7人に割れた。可否同数になったために増田雅伸議長が採決に加わり、賛成に回ったことで可決された。 反対討論は、同予算案に盛り込まれた御前崎ケーブルテレビの光ケーブル敷設に伴う負担金の事業内容や各小中学校に配置する学習支援員の人員態勢の見直しを求めた。一方、賛成討論では「予算案を否決すれば混乱を招く」との声が上がった。 議員発議による柳沢重夫市長に対する市長不信任決議案も提出されたが、否決した。
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茶況(3月21日)菊川で振興大会 茶業活性へ決意 JA遠州夢咲など
遠州夢咲茶業振興連絡協議会とJA遠州夢咲はこのほど、茶業振興大会を菊川市本所の菊川文化会館アエルで開いた。茶業関係者ら約200人が参加し、茶業活性への決意を新たにした。 持続可能な経営と産地力向上を目指した有機茶生産に向けた取り組みなどの大会決議や、農薬使用基準の順守を盛り込んだ安全宣言を採択した。同協議会の戸塚訓由会長は「情勢を踏まえた経営を実践しつつ、生産者一人一人がお茶の魅力を発信してほしい」とあいさつした。茶業発展に貢献した個人、団体の表彰も行った。 受賞者は次の通り。 茶業功労者表彰 宮城孝雄(菊川市)植田一弘(同)杉山修一(同)山本一美(掛川市)河原崎秀起(御前崎市)▽茶業
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浜岡原発避難計画 「実効性向上図る」 静岡県、市民団体に回答
静岡県は21日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)半径31キロ圏内の緊急防護措置区域(UPZ)の市民団体でつくる「UPZ市民団体交流会」から1月に提出された原子力災害時の広域避難計画の質問に回答した。原子力安全対策課の担当者が県庁を訪れた交流会メンバーに回答書を手渡し、「国などによる能登半島地震の検証を踏まえて浜岡地域の避難計画の実効性向上を図る」と説明した。 質問は地震と原発事故の複合災害時の対応に関する内容で、家屋倒壊時の屋内退避▽安定ヨウ素剤の配布▽道路が寸断した場合の避難路の確保―など5項目。同課の神村典浩課長は、屋内退避の実施期間や避難に切り替える判断基準などについて国が検討してい
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知事賞に平出章商店(浜松市) SDGsビジネスアワード
静岡県は21日、環境課題解決に貢献する事業アイデアを発掘する「県SDGsビジネスアワード」の成果発表会と表彰式を静岡市葵区で行った。最高賞の知事賞には、製菓・製パン材料専門商社の平出章商店(浜松市中央区)の「スモールエリアで完結する農産物加工の仕組み作り」が選ばれた。 同社は、県内で不足している農産物加工場や事業者が共同運用できる冷蔵・冷凍庫を開設し、狭いエリアで物流を回す事業アイデアを発表。地域の生産者、加工業者、販売業者などでネットワークを構築することで、二酸化炭素(CO2)排出量や食品ロスを大幅に削減できると強調した。 アイデアを中心になって検討した泰沢友和社長室長は「地元の農産物
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釣り場ガイド(3月21日)静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 11日はメジナやマゴチ、タカベ、ネンブツダイ。12日は入場者なく、13日は休園のため釣果なし。14日はメジナやカワハギ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。15日はヘダイやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。16日はタカベやスズメダイ、メジナ、ネンブツダイ、アイゴ、カサゴ、ウツボ。17日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジやサバ。イワシも少し交じった。イソメ餌では、越冬した20センチ超のシロギスも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177
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浜岡の放射能調査 積算線量計を廃止 25年度から 中部電力
中部電力は19日、浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能調査について、2025年度から積算線量計の設置を廃止する計画を明らかにした。電子式線量計などの常設により空間放射線量の測定体制が強化されたためとしている。同日、静岡市内で開かれた静岡県原子力発電所環境安全協議会の本会議で報告した。 同社によると、県や同社が設置するモニタリングステーション26基による従来の測定に加え、電子式線量計の設置が進んで新たに74基が常設された。同社は十分な空間放射線量の測定体制が確保されたとする。これまでは積算線量計による測定を行っていたが、国の原子力災害対策指針では必要な測定項目とされていない。国の方針も踏
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御前崎の山林から出火
19日午後5時25分ごろ、御前崎市新野の山林から出火し、下草などを焼いた。御前崎市消防本部によると、のり面約2千平方メートルが焼けたとみられ、けが人はいなかった。通行人から「ごみの焼却中に周りの木々に燃え移った」などと通報があったという。
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牧之原市人事 大河活用推進室、新設 特産物管理を再編
牧之原市は18日、4月1日付の人事異動を内示した。組織体制を大幅に見直し、管理職(課長以上)の半数が異動した。市ゆかりの偉人田沼意次が登場する大河ドラマを地域振興につなげようと「大河ドラマ活用推進室」を新設する教育文化部の部長には竹内英人氏を起用。第3次総合計画の推進に向けて企画政策課を設置するほか、茶業の活性を多様な特産物と一体的に進めるため、お茶振興課をお茶特産課に再編した。 主な異動は次の通り。 【部長級】市民生活部長(建設部長)前田里芳▽福祉こども部長兼こども家庭センター長(福祉こども部長)桜井康章▽建設部長(建設部参事兼建設課長)池田武▽教育文化部長(企画政策部参事兼秘書政策課
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浜岡原子力館でイベント 家族連れでにぎわう
中部電力浜岡原発を紹介する施設「浜岡原子力館」(御前崎市佐倉)で17日、春の親子向けイベントが開かれ、朝から多くの家族連れでにぎわった。 屋外では汽車を模した乗り物の乗車体験やアトラクションが人気を集め、手を振りながら楽しむ子どもや記念撮影する保護者らの姿が目立った。なぶら御前太鼓の迫力ある演奏も繰り広げられ、来場者を魅了した。館内でも簡易的なインテリア工作やクイズラリーなど多彩な企画を設けた。
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タミヤファン集まれ! ラジコンやミニ四駆など製品200点一堂 御前崎で「春のホビーパーク」
模型メーカーのタミヤ(静岡市駿河区)の製品を一堂に集めた展覧会「タミヤ春のホビーパーク」が16日、御前崎市門屋の静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアで始まった。幅広い車種のラジコンカーやカスタムが楽しめるミニ四駆など約200点をそろえた。4月7日まで。 1月のドイツ国際玩具見本市に出展し、日本では発売されていない新作も見どころの一つ。海外の大型トレーラーのラジコンカーや戦車、戦艦の模型など多彩な作品が並び、静岡県内外から訪れたファンをとりこにしている。 高さ5センチほどの人形を話題のスポーツ選手や芸能人などに改造した「人形改造コンテスト」の優秀作品や、戦場を表現した大型作品
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決定から半世紀、北陸新幹線延伸に沸く沿線 一方で…旅館の2次避難者「肩身狭い」
半世紀待ち望んだ新幹線が北陸の地を駆け抜け、新たな歴史を刻んだ。16日に延伸開業し、敦賀駅(福井県敦賀市)と東京駅が直通した北陸新幹線。「万感の思い」「被災地を励ましたい」。沿線は祝賀ムードに包まれ能登半島地震からの復興へ思いを込める乗客もいた。 午前6時11分、敦賀駅で上島豊敏駅長と俳優でモデルの中条あやみさんが手を上げ「出発進行」と告げると、一番列車の東京行きかがやき502号が警笛を響かせ、走り出した。ホームでは拍手が湧き起こり、大勢が見送った。 「きれいな新幹線に乗るのが楽しみ」。福井市の会社員今川実さん(48)は、息子の小学5年航佑君(11)と笑顔で一番列車に乗り込んだ。御前崎市
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和柄の巾着、ポーチ 18日も御前崎で作品展 浜松市の鈴木さん
浜松市中央区のハンドメード作家鈴木媛香さん(26)の作品展が16日、御前崎市の御前崎グランドホテルで開かれた。 観光で訪れた中国人に日本の手芸品に興味を持ってもらおうと企画した。和柄の布地で制作した巾着やポーチ、カードケースなど約10種類をそろえ、日本文化を発信した。 鈴木さんは約4年前にオリジナルブランド「POTSUN」を立ち上げた。心和む作品づくりを目指していて、「日常生活で使える小物をきっかけに、日本の良さを訪日外国人にアピールしていきたい」と話す。 次回は18日午後6時から、同ホテルで開く。
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記者コラム「清流」 敬老祝い品
敬老祝い品の対象年齢を引き上げるべきか―。先日、御前崎市議会の新年度当初予算案の審査でこんな議論があった。市は財政悪化を背景に祝い品贈呈の対象範囲を狭める方針を示したが、市議から異論が出た。 2023年度は77、88、99、100歳に商品券などを贈り、さらに101歳以上も対象に加えてきた。24年度からは対象を88、100歳に限定し、予算約200万円の削減につなげると説明した。これに市議からは「高齢者の生きがいが減ってしまう」と懸念が示された。 確かに、祝い品を受け取る側は対象範囲が狭まることでさみしく思うかもしれない。けれど、これから大事なのは祝い品ではなく、御前崎市を支えてきた高齢者が
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御前崎市人事異動 総務部長に大沢氏 危機管理部長は田村氏
御前崎市は15日、4月1日付の人事異動を内示した。異動規模は116人(前年度比6人減)。総務部長に大沢和也建設経済部長を起用し、危機管理部長兼危機管理監は元航空自衛官の田村明広氏を新規採用して充てる。 健康福祉部長、建設経済部長は昇格者が就く。消防長には森山剛消防次長兼予防課長が就任する。病院経営の改善を図るため、病院管理課経営戦略係を経営戦略室に格上げする。 【部長級】総務部長(建設経済部長)大沢和也▽危機管理部長兼危機管理監(新規採用)田村明広▽健康福祉部長(福祉課長)鈴木則子▽建設経済部長(税務課長)長尾季之 【課長級】デジタル推進課長(総務課長補佐)池田覚▽税務課長(学校給食共
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市長選2陣営 市議は22陣営 立候補者説明会 御前崎市
任期満了に伴う御前崎市長選と市議選(4月7日告示、14日投開票)の立候補予定者説明会が3月15日、同市役所で行われた。市長選は出馬表明しているいずれも新人の下村勝氏(54)と青田修二氏(53)の2陣営が出席した。定数13の市議選は22陣営が集まり、選挙戦となる公算が大きくなった。 市選管の佐藤陽一郎委員長は「住民にとって身近な選挙になる。ルールを守って運動してほしい」と呼びかけた。 立候補届け出書類の事前審査は26日に行われる。3月1日現在の御前崎市の選挙人名簿登録者数は2万5130人(男1万2811人、女1万2319人)。
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中部電力 津波高評価25.2メートル公表 規制委、手法妥当性を審査へ
中部電力は14日、原子力規制委員会による浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査での「基準津波」(想定される最大津波高)策定に向けて、南海トラフ地震と海底地滑りが連続発生した場合の敷地前面の津波高を最大25・2メートルとする最終評価結果を御前崎市や県に伝えた。次回の審査会合に提示する。今後、規制委側が評価手法の妥当性を審査し、了承されれば25・2メートルが基準津波の値となる。 中電は南海トラフ地震が単独発生した際の津波高を22・7メートルに設定した上で、南海トラフ地震に伴って海域活断層地震や海底地滑りが起きることを想定した「組み合わせ評価」を行った。その結果、最も厳しい条件
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【2024注目予算】川根本町 学校給食の家庭負担減 移住の呼び水なるか
過去5年間で人口が約千人減少した川根本町。急速に進む少子高齢化が顕在化し、税収減にも直結する。ただ、前年度の転出者から転入者を差し引いた「社会減」はほぼ横ばいで、移住者増加の兆しも見える。町は新年度当初予算案に小中学校の学校給食費の家庭負担を減らす事業として670万円を計上した。移住者の呼び水となるように、子育てしやすい環境整備を目指す。 1人当たりの給食費を、小学校が月額3310円、中学が同3940円と、現在家庭で給食費を負担している県内市町の中で最安値となるように町が費用の一部を補填(ほてん)する。薗田靖邦町長は「人口減が進む町にとって、子ども施策は最も重要。給食は成長に欠かせない重要
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浜岡原発 津波高、最終評価25.2メートル 南海トラフと海底地滑り連続発生想定
原子力規制委員会による中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査で焦点の一つになっている「基準津波」(想定される最大津波高)の策定に関し、中電は13日までに、南海トラフ地震と海底地滑りが連続して発生した場合の敷地前面の津波高が、最大25・2メートルとなる評価結果を固めた。次回の審査会合に提示する。これまでの評価で最も高かった南海トラフ単独発生の22・7メートルから上振れする。規制委のヒアリング資料や中電への取材で分かった。 中電、規制委に提示へ 今後は規制委側が評価手法の妥当性を確認する。規制委が了承すれば、25・2メートルが基準津波に採用される。中電は基準津波決
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釣り場ガイド(3月14日)静岡県東部/中部/西部
東部 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りやカゴ釣りでアジやサバ、穴釣りではカサゴが釣れた。まだ海水温が低く魚も少ないため、ターゲットを絞って短時間で狙わないと釣果は出にくい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 悪天候のため出船できず、釣果なし。今後も旬の根付きマアジを中心に出船予定。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 10日の三保沖船釣りは五目釣りで、1~3.2キロのマダイが0~3匹で船中4匹、イナダ(ブリの若魚)が0~2匹で船中3匹。他にウスバハギなど。 ▽由比漁港 海桜丸・電090(1560)0465
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浜岡中野球部 全日本Vへ意欲 少年春季軟式大会に向け 御前崎市長に抱負
静岡県内で23日に開幕する第15回全日本少年春季軟式野球大会に出場する御前崎市の浜岡中野球部の生徒16人がこのほど、市役所を訪れ、柳沢重夫市長に健闘を誓った。 同部は昨年の県予選西部地区大会で優勝し、開催地代表として全国の出場権をつかんだ。チームの特徴は力強い打撃力と豊富な投手陣。2月に行われた県中学選抜野球大会「しんきんカップ」では、優勝した島田一・二に初戦で惜敗したが、全国舞台での躍進が期待される。 主将の河原崎敦也さん(14)は「開幕までにチーム課題を修正し、全国制覇を目指したい」と抱負を述べた。浜岡中は24日に磐田市の磐田城山球場で山梨県代表の富士学苑中と戦う。
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全国高校空手 健闘誓う 御前崎の高塚さん 市長に抱負
広島県で24日に開幕する全国高校空手道選抜大会の女子個人形に出場する御前崎市白羽の常葉大菊川高1年、高塚彩夏さん(16)が8日、市役所を訪れ、柳沢重夫市長に健闘を誓った。 高塚さんは昨年11月の東海大会で準優勝し、全国切符をつかんだ。入学後は年上ライバルとの力の差を痛感することもあり、食事管理を意識しながら体づくりにも励んできた。力強い演武を披露するため、技のスピードや正確性、表現力など全ての要素でレベルアップを図っているという。 目標は全国制覇。東海大会決勝で敗れた悔しさを糧に「自分の力を出し切って優勝したい」と語った。
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【東日本大震災13年】道路寸断恐れ109市町村 原発30キロ圏、静岡県内9市町
建設中を含む国内19原発の30キロ圏にある自治体のうち18道府県計109市町村で、地震など災害時の緊急輸送道路が土砂崩れなどにより寸断される恐れがあることが8日、分かった。30キロ圏に含まれる21道府県計138市町村の79%に当たり、原発事故時の避難に支障が出る恐れがある。東京電力福島第1原発事故から13年。国土交通省が公開している地理情報データを基に、道路が土砂災害警戒区域を横断しているかどうかを共同通信が分析した。 静岡県内で寸断の恐れがあるのは、藤枝市、島田市、牧之原市、掛川市、菊川市、御前崎市、袋井市、磐田市、森町の9市町の高速道路や国道、県道など。1月の能登半島地震でも土砂災害が
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原発30キロ圏、土砂崩れで道路寸断の恐れ「事前に迂回路検討を」 浜岡周辺の住民指摘
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)から30キロ圏内では9市町の計27路線が、土砂崩れなどにより寸断の恐れがある緊急輸送道路に該当した。能登半島地震では石川県が定めた北陸電力志賀原発の重大事故時の避難経路11路線中7路線が一時通行止めになった。静岡県の関係自治体の間には「能登半島とは地理的条件が異なり、複数の道路があるため孤立は考えにくい」と冷静な受け止めが広がるが、住民からは「迂回(うかい)路の組み合わせを事前に検討していくべき」との意見が上がる。 「主要道路が使えなければ、住民はどの道で避難すれば良いか分からず、混乱するだろう」。御前崎市町内会長連合会の水野克尚会長(69)は災害時の不安を
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牧之原市長、新火葬場覚書巡り「手続きに瑕疵ない」
牧之原市の杉本基久雄市長は8日の市議会2月定例会一般質問で、同市と御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアとした新火葬場整備計画について関係市町と管理や運営方法を取り決めた覚書に関して「手続き上に瑕疵(かし)はない」と述べた。太田佳晴氏への答弁。 杉本市長は牧之原市議会に対しては関係市町との協議状況説明をこれまで12回にわたり行ってきたとして、「覚書の内容も市議会への説明とともに関係市町の首長間で合意した」と述べた。太田氏は御前崎市では議会への説明が足りず反発が起きているとして「御前崎市の動向によっては大幅な変更が生じる」と指摘。杉本市長は「仮定の話は控えたい」とした。 このほか杉本市長は
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静岡人インタビュー「この人」 地域の芸術文化を育てる 栗田敏恵さん(御前崎市)
御前崎市門屋のギャラリーカフェ「ひと休処(どころ)つくし」を運営する。月替わりで地域の画家や写真家らと開催している展示会が人気を集める。定期的に音楽コンサートを開催するなど、市民が芸術文化に触れる機会を提供する。64歳。 ―運営を始めた経緯は。 「母が20年前に創業し、約7年前に引き継いだ。母が大切にしてきた地域文化を盛り上げたいという思いを大事にしている。市内にはギャラリーが少なく、個展を開催できる場所が限られる。展示スペースは決して広くないが、趣味や独学で始めた作品でも作者が日頃の成果を披露し、市民がゆっくり鑑賞できる空間を目指している」 ―なぜ、美術や音楽が大切だと考えるのか。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2日はカサゴやタカベ、スズメダイ、ネンブツダイ、メジナ、ベラ。3日はタカベやメジナ、ネンブツダイ、カサゴ、スズメダイ、ベラが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 沼津・船 2月28日午前の沼津沖船釣りは5キロ超のニベ。0.8~1.5キロのマダイが3匹。他にマアジやカイワリ、アマダイ。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 2月28日の三保沖船釣りは1~1.5キロのイナダ(ブリの若魚)が3~14匹で船中66匹、マダイは船中2匹。5日は1キロのマダイが船中4匹。イナダが船中4匹。ワラサとクロダイがそれぞれ1
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緊急地震速報が復旧 東海沖の観測システム
気象庁は6日、2月に復旧した東海沖の地震観測システムについて、緊急地震速報へのデータの活用を再開したと発表した。システムは2022年12月から海底ケーブルの損傷で使えなくなり、周辺が震源の地震が起きた場合、速報が最大13秒遅れる可能性があった。 気象庁によると、ケーブルは御前崎市の観測所から三重県沖まで、地震計5カ所と津波計3カ所をつないでいる。22年12月16日に、ケーブルの破断によって障害が発生。今年2月22日にシステムが復旧し津波計は使えるようになったが、速報に利用する地震計は動作確認をしていた。
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浜岡原発「廃炉望ましい」 市長答弁 島田市議会
島田市の染谷絹代市長は6日の市議会2月定例会一般質問で、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)について「中長期的には廃炉が望ましい」との考えを示した。森伸一氏(島田市民会議)への答弁。 染谷市長は再稼働に関し、①地震や津波などの自然災害に対して十分な安全対策が講じられていない②高レベル放射性廃棄物の処理方法③再生可能エネルギーの導入が進んでいる―などの懸念材料を挙げた。その上で「市民が安全な避難行動をできるのか、命を守れるのかが考え方の基準」と強調した。 同原発について、「国の原子力政策に関わる重大な案件であり、今後の市民生活や産業活動への影響を十分に踏まえ判断していく必要があることから、動向
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親子にゆとりの時を 御前崎の食堂がイベント
御前崎市池新田の飲食店「波乗り食堂ありがとう」はこのほど、同市教育委員会と連携し、普段は仕事で忙しい保護者が子どもと一緒に食事を楽しんでもらうイベント「食堂もぐもぐ」を開いた。 市内の親子26人が参加した。岸和田光弘店主がひな祭りにちなみ、ちらしずしや焼きそばなどを用意。子どもたちは好みの料理を選んで味わい、「おいしい」と笑顔を見せた。 店内では景品が当たるスーパーボールすくいも企画し、参加者たちは充実した時間を過ごした。
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「ハラスメント防止月間」9月指定の方針 御前崎市議会
御前崎市の柳沢重夫市長は5日の市議会2月定例会の一般質問で、職員が働きやすい職場環境の実現に向けて、市独自の「ハラスメント防止月間」を定めることを明らかにした。9月を指定する方針。 市は1月に職員493人を対象にハラスメント行為に関する匿名アンケートを実施。回答者428人のうち、56人が1年以内にハラスメント行為を受けた、または感じたことが「ある」と答えた。割合は「パワーハラスメント」が62・7%、「カスタマーハラスメント」が16%を占め、上司や市議から行為を受けたとの報告が目立ったという。 市は今後、具体的な活動内容を検討していくという。柳沢市長は「(ハラスメントの)被害者、加害者をつ
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職員人件費5%削減へ 御前崎市長 デジタル推進で効率化
御前崎市の柳沢重夫市長は5日、市の財政状況悪化に対応するため、2025年度までに市職員の総額人件費を23年度当初予算比で5%削減する方針を市議会2月定例会の一般質問で示した。こども園の民営化に伴って職員数減少を見込むほか、デジタル化推進により業務効率化を図り、時間外手当の抑制を進める。 市はいずれも市立だった白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園を再編統合し、25年度から新こども園を民営化する。正規職員や会計年度任用職員の人数が減少することに加え、退職職員と新規採用職員の給与格差による減額なども踏まえ、約1億6500万円の人件費削減につなげる。 市は財政状況を立て直すため、約12億4千万円の
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書道や陶芸、絵画など300点 御前崎市文化協会が作品展
御前崎市文化協会(遠藤明美会長)の加盟団体による作品展が5日、同市池新田の市立図書館アスパルで始まった。書道や陶芸、絵画など300点以上が並ぶ。10日まで。 会員が日頃の成果を披露する展示会で、パッチワークやちぎり絵など珍しい作品も楽しめる。力強い筆遣いで書いた子どもたちの書作品も来場者の関心を集めている。 遠藤会長は「会員の作品づくりに対する思いや技術を見てほしい」と呼びかけた。
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赤ちゃん、女優 細密な写実画 御前崎で作品展 浜松市中央区・川村さん
写実画を得意とする浜松市中央区の画家川村美春さん(65)の作品展が31日まで、御前崎市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。本物そっくりに描かれた赤ちゃんや有名女優の人物画など16点が並ぶ。 人物画は写真などを見ながら目元や口角を細密に描き、表情豊かに仕上げた。荒波を進む船や飛行機の作品もあり、臨場感と迫力を伝えている。油彩や水彩、鉛筆など多彩な技法で来場者の目を楽しませている。 川村さんは御前崎市出身。会社員の定年退職後を見据え、60歳手前になって趣味で絵画を始めたという。対象物をリアルに描く写実画にのめり込み、「手を加えることで本物に近づく過程が楽しい」と語る。「絵の繊細
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原告側が準備書面 「屋内退避 不可能」 浜岡原発廃炉訴訟
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)3~5号機の廃炉を求めて地域住民らが起こした訴訟の第38回口頭弁論が4日、静岡地裁浜松支部(佐藤卓裁判長)で開かれた。原告側は、能登半島地震の被害状況を踏まえ、原子力災害発生時に「屋内に退避することは不可能」などと訴える準備書面を提出した。 準備書面では、地震で建物が損傷し、原子力災害対策指針が定める屋内退避ができなくなるため、避難計画に不備があると主張。浜岡原発では地殻変動が起きた際に取水が困難になり、重大事故が起きる可能性があるとも指摘した。 中電側は原発の安全性向上工事や、新規制基準審査の進捗(しんちょく)状況を報告した。
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27年静岡県議選へ4項目提示 選挙区定数、区割り検討開始
静岡県議会の選挙区定数や区割りを検討する調査検討委員会の第5回会合が4日、県庁で開かれた。2027年の次期県議選に向け、議会事務局が今後の検討事項の論点などを示した。 同事務局は、議員定数見直しの可否▽選挙区と配当定数の見直しの可否▽前期委員会が提案した有識者からの意見聴取▽答申や条例改正の時期―の4項目を示した。 このうち、議員定数については、現行定数68は1979年まで適用された旧法定定数制度(定数85)から20%削減されて全国5番目の削減率で、議員1人当たりの人口は多い方から同9番目との説明があった。 2020年の国勢調査人口で算出した議員1人当たりの人口が少ない選挙区は、最少の
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新入学児童「安全に登下校を」 安協菊川地区支部などが祝い品
静岡県交通安全協会菊川地区支部と菊川署は4日、菊川、御前崎の両市教育委員会に新入学児童への祝い品をそれぞれ贈った。 交通安全に関心を持ってもらおうと道路標識のイラストが施されたファイルと横断歩道の正しい渡り方などをまとめた冊子を計約620セット用意した。冊子には、子どもたちが安全に登下校できるように保護者に実践してほしい交通教育の要点も記載している。 藤沢照夫支部長と竹下貢署長が両市役所を訪れ、祝い品を届けた。御前崎市の吉村紳治郎教育長は「新学期に事故が起きないように学校現場と保護者が連携していきたい。子どもにとっても良い教材になる」と謝意を述べた。
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急な坂上り高台へ 街灯、手すり少なさ課題 御前崎地区、津波避難訓練
御前崎市は2日夜、南海トラフ巨大地震の発生に備えて御前崎地区を中心に夜間の津波避難訓練を初めて実施した。住民約300人が、視界が悪い中で避難する難しさを体験した。 日が落ちた午後6時、大地震発生を知らせるサイレンが鳴り響き、大津波警報が発表されたとの設定で住民たちは一斉に避難を開始した。高さ最大5メートル以上の津波が押し寄せると想定されている沿岸部の女岩区では、約100人が急な坂を上って高台に逃げた。避難中に転倒しないように手を取り合ったり、懐中電灯を持って逃げたりする人の姿が目立った。 同区町内会長の川口省式さん(68)は「日常的に通る道でも夜は光景が一変する。緊急時は地域コミュニティ
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津波避難、判断力養う 御前崎、親子や高齢者が防災学習
御前崎市の浜岡中央児童館は2日、防災学習会「親子DE津波てんでんこ」を同市の浜岡福祉会館で開いた。親子や高齢者ら約30人が参加し、教材を使いながら津波避難行動の判断力を養った。 講師はNPO法人御前崎災害支援ネットワークの落合美恵子代表が務めた。教材は「津波避難すごろく めざせ!津波避難マスター」を使用し、グループごと地震が起きたらどこに逃げるべきか沿岸部のまちをモデルに考えた。 ルールは学校を拠点とし、マス目を一つ移動するごとに所要時間1分と想定。避難中に親族宅や食料保管場所に立ち寄るかどうか検討しながら避難ルートを決めた。その後、サイコロを投げて津波の到達時間と高さをそれぞれ設定し、
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火災警報器の重要性PR 御前崎市消防本部
御前崎市消防本部は1日、春の火災予防運動の一環で、住宅用火災警報器の設置や維持管理の重要性を呼びかける広報活動を同市の商業施設で行った。 職員が買い物客らに啓発品を配布し、火災警報器は火災発生をいち早く知らせる設備であることを説明した。住居の寝室と階段には法律で火災警報器の設置が義務づけられていることや取り換え時期の目安なども解説し、防火意識の向上を訴えた。 同消防本部予防課の伊藤隆広さんは「自分や家族の命を守るためにも設置されているか確認してほしい」と呼びかけた。
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医療ケア児支援へ統括者 配置で態勢強化 静岡県議会定例会
静岡県議会2月定例会は29日、自民改革会議の河原崎全氏(御前崎市)と小沼秀朗氏(掛川市)、ふじのくに県民クラブの松井優介氏(静岡市清水区)が一般質問を行った。医療的ケア児の支援態勢強化に向け、八木敏裕健康福祉部長は県医療的ケア児等支援センター(静岡市駿河区)に2024年度から、支援機関のネットワーク構築を担う「スーパーバイザー」を配置する意向を示した。松井氏への答弁。 障害福祉課によると、県は各地域で多職種の支援機関との連携を図るコーディネーターの養成を進めているが、現状では市町が人材を活用できず課題になっているという。保育、福祉、教育の各分野に精通したスーパーバイザーとして2人を配置する
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浜岡原発周辺土壌 過去の変動幅超過 環境放射能調査
静岡県は29日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能調査の結果を公表した。土壌で過去の変動幅を超える放射性セシウムが検出されたが、健康への影響はないとしている。 県によると、牧之原市で採取した土壌で1キログラム当たり11・5ベクレルの放射性セシウムが確認された。過去の核実験や東京電力福島第1原発事故の影響と推定している。このほか、アジとシラスは過去の変動幅内だった。
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リニア・ダム工事期間中、水戻す必要なし 島田市長見解「流域の総意」
島田市の染谷絹代市長は28日の定例記者会見で、リニア中央新幹線トンネル工事に伴うJR東海の県内での高速長尺先進ボーリングの実施について、「(大井川上流部の)田代ダムの大規模な改修工事中は全く取水しないので、その間はボーリングに伴い山梨県側に流れた水を大井川に戻す必要はないというのが流域の総意」と改めて強調した。 同ダムは2月から2025年11月までの予定で発電設備の改修工事中で、この間は大井川から取水しない。染谷市長は「あくまで工事期間中の話。ボーリングで山梨県側に流れた水量を上回る水が大井川に戻っているのであれば、水利用への影響はないのでは」と述べた。 水を戻す方策を求めないとの考えに
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選ばれる茶産地目指し振興誓う 掛川で農協集会
JA静岡経済連と県茶業会議所は28日、県農協茶業者集会を掛川市で開いた。県内各地の生産者ら約300人が新スローガン「要望に応じた茶生産に取り組み、選ばれる茶産地静岡を目指そう」を唱和し、今期の茶業振興を誓った。 経済連の河原崎友二経営管理委員会長は、生産者と茶商のマッチングを進めるとし「消費拡大を目指してJAグループ一丸となった取り組みを実践していく」と話した。 マルセン砂川共同製茶組合(浜松市天竜区)の鈴木猛史さんが「慣行栽培から有機栽培への転換」をテーマに講演し、「有機茶園の視察、販路の確保、茶園の集積の3点がポイント」と説いた。緑茶輸出の現状と展望についての講演や2023年度の茶業
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御前崎市民から物資 NPO、能登被災者支援へ
御前崎市のNPO法人御前崎災害支援ネットワーク(落合美恵子代表)はこのほど、能登半島地震の被災者の生活再建に向け、市民から支援物資を集める活動を同市の高松地区センターで行った。回収した物資は仮設住宅が完成する4月ごろ、被災地へ届ける予定。 活動に賛同した市民ら約200人が食器や衣類、文房具など4トントラック1台分を寄せた。運営スタッフとして地元の高校生も参加し、NPOメンバーらと一緒に物資に破損がないか一つずつ検品し、丁寧に箱詰め作業を進めた。 落合代表は「集まった物資とともにみんなの思いを被災地に届けたい」と話した。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 19日はメジナやタカベ、マゴチ、アイゴ、ネンブツダイ。20日はタカベやメジナ、ネンブツダイ。21日はメジナ。22日はメジナとスズメダイ。23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ。24日はタカベやネンブツダイ、アイゴ、イシダイ。25日はタカベやアイゴ、マゴチ、ネンブツダイ、メジナが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は越冬のシロギスが狙える。餌は青イソメ。釣れるサイズは大きいが、遠投が必要。足元ではブラクリ仕掛けでカサゴが釣れる。餌はイソメ。消波ブロック周辺を狙うと良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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御前崎・RECAMP御前崎 海辺へ“徒歩30秒”が魅力【キャンプ場だより】
冬は絶景ロケーションが魅力のRECAMP(リキャンプ)御前崎。海辺まで〝徒歩30秒〟の場所にある当キャンプ場から見える、きれいな夕日や朝日はまさに圧巻です。テントを張ったら海辺へ。半月型のカーブが美しい砂浜が広がっています。波もとても穏やかで、海はアカウミガメが産卵に来るほど自然環境が豊かな場所です。天気がいい日はキャンプ場からきれいな富士山も見えます。 また、キャンプ場に隣接している大型滑り台「タートルスライダー」や芝生広場は、お子さま連れに人気です。さらにキャンプ場周辺には新鮮な海の幸を堪能できる「御前崎海鮮なぶら市場」や、参観灯台(登れる灯台)のうち、富士山が一番大きく見える「御前埼
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ダム工事期間のボーリング 「流域総意か確認必要」 川勝知事会見【大井川とリニア】
川勝平太知事は26日に静岡県庁で開いた定例記者会見で、リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川水問題を巡り流域市町が、同河川上流部の田代ダムで取水されない発電設備の工事期間中にJR東海が県内で高速長尺先進ボーリングを実施して湧水が県外に流出しても、同社による返水の方策を求めないとの考えを示したことについて、「(意見が流域の)総意だったのか確かめる必要がある」との見解を述べた。 大井川流域10市町の首長(御前崎市は代理出席)は25日に静岡市葵区で開かれた丹羽俊介JR東海社長との意見交換会に参加した後、取材に応じ、染谷絹代島田市長がこうした考えを「流域の総意」としてJRに伝えたと説明した。
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ホタル幼虫「元気に育て」 御前崎の園児 1000匹放流
御前崎市の高松幼稚園の3、4歳児10人が26日、同市門屋の「門屋ホタルの里」にゲンジボタルの幼虫約1000匹を放流した。 企画したのは地元の住民有志「門屋ほたるの会」。園児たちは同会の沖二三男代表(78)からゲンジホタルの生態やヘイケボタルとの違いについて学んだ後、幼虫が数匹入った紙コップを受け取り、山の伏流水が流れる清らかな川辺にそっと放した。水中で幼虫が動く様子が確認できると「元気に育ってね」「きれいに光りながら飛んでね」などと声をかけた。 同園は4月から廃園となり、池新田幼稚園に統合される。沖代表は「これからも放流体験などを通じて、子どもたちにホタルの生息環境を守る大切さを伝えていきた
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東海沖津波観測を再開 気象庁
2022年12月から海底ケーブルの損傷で使えなくなっていた東海沖の地震観測システムについて、気象庁は22日、復旧作業を終え、津波の観測を再開したと明らかにした。緊急地震速報へのデータ活用は、誤発表を防止するため正常に動作するか確認しており、周辺が震源の地震が起きた場合、最大13秒遅れる状態はしばらく続くとしている。 気象庁によると、ケーブルは御前崎市の観測所から三重県沖まで約210キロにわたって、地震計5カ所と津波計3カ所をつないでいる。22年12月16日に障害が発生し、確認した結果、御前崎沖4キロ付近でケーブルが破断していた。原因は不明。新たなケーブルでつなぎ合わせ、津波計は使えるように
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議員定数15から2減 御前崎市議会 財政悪化に対応
御前崎市議会2月定例会は22日、本会議に議員発議で提出された議員定数(15)を2減する改正条例案を賛成多数(賛成11・反対3)で可決した。人口減少や市の財政状況悪化に対応するため、議会規模を縮小する。4月7日告示の市議選は定数13で行われる。 発議した丸尾忠氏は提案理由について、周辺市の議会と比べて人口当たりの議員定数が多いことに触れ、「財政状況が厳しい中、議員自らが歳出削減に努めるべき」と説明した。賛成討論に立った4人は「身を切る改革を進め、議会の資質を高めていかなければいけない」などと主張した。 議会事務局によると、市議の定数を2減することで年間1千万円以上の歳出削減につながる。定数は市
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新火葬場の建設、運営 牧之原市が吉田町、御前崎市と覚書締結
牧之原市は22日、御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアに2028年度以降の供用開始を目指す新火葬場整備計画を巡り、建設や管理・運営に関する覚書を両市町と締結したと発表した。 覚書は整備箇所や火葬炉の規模、負担割合などが主な内容。牧之原市は20日に吉田町、22日に御前崎市とそれぞれ覚書を締結した。 整備地は県道菊川榛原線に隣接する約2万2千平方メートル(牧之原市勝俣)。運営は吉田町牧之原市広域施設組合が担い、御前崎市は同組合に運営を委託する。建設費は約20億円を想定し、負担割合は牧之原市が45%、吉田町が25%、御前崎市は30%。牧之原市は24年度当初予算案に用地測量費などで3800万円
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牧之原の新火葬場計画 御前崎市、覚書締結 運営委託
牧之原市は22日、御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアに2028年度以降の供用開始を目指す新火葬場整備計画を巡り、建設や管理・運営に関する覚書を両市町と締結したと発表した。 覚書は整備箇所や火葬炉の規模、負担割合などが主な内容。牧之原市は20日に吉田町、22日に御前崎市とそれぞれ覚書を締結した。 整備地は県道菊川榛原線に隣接する約2万2千平方メートル(牧之原市勝俣)。運営は吉田町牧之原市広域施設組合が担い、御前崎市は同組合に運営を委託する。建設費は約20億円を想定し、負担割合は牧之原市が45%、吉田町が25%、御前崎市は30%。牧之原市は24年度当初予算案に用地測量費などで3800万円を計
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吉村教育長を再任 御前崎市議会
御前崎市議会2月定例会が22日開会し、本会議で教育長の吉村紳治郎氏を再任する人事案件を全会一致で認めた。 吉村氏は現在1期目。再任期間は4月1日から2027年3月31日までの3年間。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
静岡県東部 熱海 17日はメジナやマアジ、タカベ、ネンブツダイ。18日はメジナとネンブツダイ、タカベが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。コマセはチューブ式がお薦め。カゴ釣りでアジとサバ。ウキ釣りでメジナ。大型狙いはフカセ釣りが有効。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 18日午後の沼津沖船釣りは良型マアジや大サバが多数。他に1.5キロのマハタやカイワリ、アマダイなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 静岡県中部 由比漁港 17日の三保沖船釣りは
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「防災上重要な道路」沿い 非耐震建築物316棟 静岡県報告
静岡県と県内の沿岸21市町が防災施策の情報共有を図る県津波防災地域づくり推進連絡会がこのほど、県庁で開かれ、県は「防災上重要な道路」沿いに耐震性がない建築物が県内に316棟あると報告した。所有者には耐震化の努力義務があり、県は耐震化を提案する専門家の派遣や補助制度を通じて耐震改修を促している。 県は、災害時の緊急輸送ルートのうち、県・市町災害対策本部や災害拠点病院など65拠点につながる道路と、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)事故時の避難経路の計約690キロを防災上重要な道路としている。 国は、1981年5月以前の旧耐震基準で建てられた建物のうち、倒壊した場合に重要道路をふさぐ恐れがある建
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海上安全指導員 2人指定 要救助事案にも対応 御前崎海保
御前崎海上保安署は21日、海上安全活動を担う「海上安全指導員・安全パトロール艇」の指定式を御前崎市の同保安署で行った。 指定を受けたのは磐田市の藤原岳彦さんと御前崎市の沢入芳洋さん(64)。藤原さんの船舶「あすか4」と沢入さんの「マーベラス」もそれぞれパトロール艇に認められた。 2人は所有する船で沖合に出た際など、周囲のプレジャーボートなどに対して安全で秩序ある運航の呼びかけを積極的に行うほか、要救助事案などにも対応していく。 保坂和彦署長は「海の安全を守るためには民間の人たちの力が必要」と期待を寄せた。
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記者コラム「清流」 試されている本気度
御前崎市が財政状況悪化に対応するため、4年間で約12億4000万円の財源確保策を示した。不測の事態に備えて積み立てていた財政調整基金残高は、この8年間で急速に減少した。安定した財政運営を取り戻すことが急務になっている。 ただ、財源確保の実行は容易でない。歳出削減案は市民プールの民営化や総合病院の経営改革など大がかりな事業ばかり。歳入増加策の柱には、ふるさと納税額を27年度までに23年度比4倍の2億円に伸ばす目標を据えた。何よりも市民の理解と協力が欠かせない。 ふるさと納税を増やすには、市の発信力強化が必要だ。まずはトップの市長が取り組む姿勢を明示し、日本各地を回って市の特産品をPRすべき
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静岡県内14施設 インフルエンザで学級、学年閉鎖
静岡県は20日、県内の高校、小中学校14施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計154人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市2施設23人、三島市1施設7人、磐田市1施設9人、御前崎市1施設8人、森町1施設18人、浜松市中央区6施設67人、同市浜名区2施設22人
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東海大会「絶対優勝」 浜岡中女子バレー部が闘志 御前崎市長訪問
御前崎市の浜岡中女子バレーボール部の生徒15人が19日、同市役所を訪れ、3月23日から菊川市民総合体育館で開催される東海ブロック中学生新人大会への意気込みを柳沢重夫市長に語った。 同部は1月の県大会で優勝し、東海大会への切符を獲得。強みである粘り強いレシーブと多彩な攻撃を展開し、勝ち進んできたという。チームの中心はいずれも2年の主将植木朱音さん(14)と徳本ほたるさん(14)だ。2人は昨年、主力選手として中体連の東海大会で4強入りを経験。ほかの部員は1年生であるため、日頃から2人が大黒柱として支えている。 植木さんは「ミスや失点した時にチーム全体の雰囲気が悪くなってしまう」と課題を挙げつ
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ブレス浜松 西部8市町と連携協定 バレー軸に地域発展貢献
バレーボールVリーグ女子2部「ブレス浜松」は18日、県西部8市町と連携協定を締結したと発表した。浜松市浜名区のサーラグリーンアリーナで同日、大林素子GMらチームと各自治体関係者が発表会に臨んだ。 協定を結んだのは御前崎市、菊川市、掛川市、袋井市、磐田市、浜松市、湖西市と森町。2024~25年シーズンに新設される国内リーグの最高カテゴリー「SVリーグ」の参入を目指すブレス浜松は、これらの地域の発展やスポーツ振興、市民の健康増進に貢献しながら、さまざまな価値の創出を図る。 会見で大林GMは「8市町、そして最終的には日本全国を巻き込めるよう、勇気(を与え)、力になれるチームづくりを目指す」と述
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「自まんの御前崎」歌に込め 白羽小3年生がPRソング制作
御前崎市の白羽小3年2組の児童約20人が、市のPRソング「かがやく自まんの御前崎」を作った。歌詞に海や灯台、同市産の茶「つゆひかり」といったフレーズを盛り込み、地元の魅力を表現した。市は、住民が歌を視聴できるように準備を進めている。 児童たちは昨年6月から、総合的な学習の一環で曲作りに励んだ。班ごと同市の魅力について意見を出し合い、歌詞の草案を作成。作曲は市内の小中学校で音楽を指導する下村文子さんが手がけ、明るくて元気あふれる歌に仕上げた。 子どもたちは保護者や地域住民らに歌を発表したほか、2月に市役所を訪れて柳沢重夫市長らにお披露目し、好評を得たという。 市によると、広報おまえざき3
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環境保全活動で連携 御前崎市と掛川のキャタラーが協定締結
御前崎市と掛川市の自動車排ガス浄化触媒の開発生産会社「キャタラー」は16日、地方創生に関する包括連携協定を結んだ。 同社は海岸漂着ごみの清掃や処理費用負担など環境保全活動に協力する。5月には、サーファーらが多く利用する御前崎ロングビーチ沿いの駐車場にごみ回収ボックスを設置管理する予定。そのほか、同市の観光振興や就業支援、雇用促進でも連携していく。 柳沢重夫市長と協定書を交わした石田雅資社長は「遠州地域から愛される企業を目指し、地域の課題解決に貢献していきたい」と述べた。
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スズキ 静岡県防犯協会連合会に「青パト」寄贈
スズキは16日、静岡県防犯協会連合会に地域巡回や街頭広報活動に使う防犯指導車として、同社の軽乗用車「ワゴンR」1台を寄贈した。菊川、御前崎両市を管轄する菊川署管内防犯協会に配備した。 車両は青色防犯パトロール車として活用し、安全装備をはじめナビやスピーカーを備え付けた。小回りが利く機動性と滑らかな走りが特徴という。 同署で贈呈式が行われ、同社の加藤祐輔人材開発本部長が「犯罪が減るように防犯活動に役立ててほしい」とあいさつし、同連合会の渡辺伸一専務理事にレプリカキーを手渡した。渡辺専務理事は「犯罪抑止には街頭活動が効果的。フル活用していきたい」と謝意を述べた。
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交通安全功労、優良運転者67人を表彰 安協菊川地区支部
静岡県交通安全協会菊川地区支部と菊川署は16日、本年度の交通安全功労者と優良運転者の表彰式を御前崎市の池新田地区センターで行った。 長年にわたり無事故無違反を続けた優良運転者や積極的に地域の交通安全活動に取り組んだ計67人を表彰した。 主な受賞者は次の通り。 【交通栄誉章緑十字銅章】交通安全功労者 河合繁康(御前崎市佐倉)松原清(菊川市加茂)▽優良運転者 榛村昭二(御前崎市池新田)清水豊子(御前崎市佐倉)小野田春美(御前崎市御前崎)松下定雄(菊川市高橋)村田多喜男(菊川市富田)永井勇(御前崎市白羽)高瀬はなえ(御前崎市比木)揚張一恵(御前崎市塩原新田)植田勇次郎(御前崎市池新田)名波克美(菊
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主婦バレー教室や健康増進活動展開 御前崎市、ブレスと協定
御前崎市とバレーボールVリーグ女子2部のブレス浜松は13日、同市のスポーツ振興や地域発展に向けた連携協定を結んだ。 ブレスは同市で子どもや主婦層を対象にしたバレーボール教室の開催を想定し、チームの知名度向上や競技の普及を目指す。市と連携しながら住民の健康増進を図る活動なども展開していくという。市役所で柳沢重夫市長と協定書を交わしたブレス浜松の森島康之代表理事は「地域に愛されるチームを目指し、互いに発展していきたい」と述べた。 ブレスは本拠地の浜松市を含めて県西部8市町と連携協定を締結し、2024~25年シーズンに新設される国内リーグ最高カテゴリー「SVリーグ」の参入を目指している。 (御前崎
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新年度予算案 御前崎市
市町名(議会会期)①一般会計規模②前年度比伸び率③主要事業(事業費)の順 ◇御前崎市(22日~3月22日)①158億円②0・7%増③民設民営のこども園整備補助(1億9千万円)▽空き家対策(1300万円)▽自主防災会活動への女性参画推進(1千万円) ※子育て環境の充実や地域防災力の強化などに重点配分した。
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2月定例会 22日に開会 御前崎市議会
御前崎市議会運営委員会は14日、2月定例会の会期を22日から3月22日までの30日間と決めた。 2024年度当初予算案の審査をはじめ、市の財政状況悪化に対する財源確保策の議論が主な論点。市は火葬場について、牧之原市で建設計画を進めている吉田町牧之原市広域施設組合に運営委託する方針を示しており、妥当性について意見が交わされる。 一般質問は3月5、6日。7日に総務経済と文教厚生の各常任委員会、11~13日に予算決算審査特別委員会、14日に総合開発計画策定と原子力対策の各特別委員会を開く。
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御前崎市予算案 子育て環境充実へ 24年度 一般会計微増158億円
御前崎市は14日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は23年度比0・7%増の158億円。子育て環境のさらなる充実を図るほか、地域防災力の強化や観光交流人口の拡大に向けた取り組みにも重点配分した。 白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園の再編統合に伴い、25年度に開園する民設民営の新こども園の整備補助に約1億9千万円を計上した。新規事業として空き家対策や公共施設のオンライン予約システム構築にも乗り出す。地域防災活動への女性参画も推進していく。 24年度当初予算案は市の財政状況悪化に対応するため、病院事業への繰り出し金を23年度とほぼ同額に設定し、地区振興助成や公営企業への補助を例年と比
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやスズメダイ、アイゴ、ネンブツダイ、スズキ、マアジ。11日はヒラメやタカベ、タカノハダイ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイ、ベラ、カサゴ、スズメダイ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。カゴ釣りでサバも釣れる。穴釣りではカサゴ。青イソメ餌の投げ釣りでシロギスやメゴチも狙える。メジナ釣りは配合餌とオキアミを混ぜたコマセが肝心。先週末はカマスやクロダイも釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 11日午前の沼津沖船釣りは0.8~1.5キロのマダイ、5キロの
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御前崎市、財源確保策示す 27年度までに12.4億円 歳出大幅削減へ
御前崎市は13日、市の財政状況悪化に対応するため、4年間で約12億4千万円の財源確保策を市議会予算決算審査特別委員会で説明した。2025年度をめどに、市民プールなど慢性的な赤字に陥っている公共施設の民営化を進め、大幅な歳出削減を目指す。 歳出削減案には市職員全体の賃金5%カットや各種補助金の見直しの検討も盛り込んだ。毎年15億円程度の赤字経営が続く市立御前崎総合病院については、一般会計から病院事業に繰り出す上限金額を年間10億円に設定した。 歳入増加策にも取り組む。23年度は5千万円だった個人のふるさと納税額を27年度までに2億円に伸ばす。保育園跡地など市有地の売却も進める。 市は24
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春の訪れ捉えた写真 20点 御前崎の栗田さん、地元で作品展
御前崎市の会社員栗田実季さん(33)の写真展「春を楽しむ」が29日まで、同市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。昨年、市内の福田沢里山公園や白羽神社などで撮影した桜やツクシの写真約20点を並べた。自然の豊かさだけでなく、季節の移り変わりや植物の芽吹きを表現している。京都府の東寺や醍醐寺で撮った桜の作品も来場者の目を引きつけている。 栗田さんは新型コロナ禍だった2年ほど前に趣味で写真撮影を始めたという。以来、カメラを持ち歩いて日常生活の変化や感動した瞬間を写真に収める。「今年も本格的な春到来が近づいている。一足先に春の雰囲気を楽しんでほしい」と話した。
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御前崎、市民プール民営化検討 財源確保策、職員賃金削減も
御前崎市は市の財政状況悪化に対応するため、2025年度をめどに、市職員全体の賃金5%削減や市民プール「ぷるる」など公共施設の民営化を検討していることが11日までに、複数の関係者への取材で分かった。慢性的な赤字体質の市立御前崎総合病院の経営改革も進める方針。市はこれらを盛り込んだ財源確保策を近く市議会に示す。 同プールについて市は22年度、指定管理者である市振興公社に約2億円の指定管理委託料を支出したが、同年度は約1億6千万円の赤字だった。同病院も14年度以降、毎年15億円程度の赤字に陥っている。市はこうした公共施設の売却や経営改革を進め、維持管理費などの歳出額を大幅に削減したい考えだ。
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体験型茶園で農地再生 産業、文化振興へ新事業 御前崎・やまま満寿多園
御前崎市上朝比奈の製茶問屋「やまま満寿多園」が3月から、荒廃茶園を再生する独自の基盤整備事業「chatto(チャット)」に乗り出す。観光客や家族連れが茶栽培に参加する仕組みを導入し、苗を植えて茶葉が収穫できるようになるまでの約5年間で体験型の茶園づくりを進める。県内で荒廃農地が増加する現状を踏まえ、同社は「茶産業再生へのモデルケースにしたい」と意気込む。 再整備するのは牧之原台地に広がる約1・1ヘクタールの農地。背丈以上に伸びた茶の木を刈り取って更地にして、同市ブランドの茶品種「つゆひかり」の苗を約1万7千本植える。2024年は土壌整備や苗植えを実施し、25年以降は木の剪定(せんてい)な
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信仰心、コロナ禍も絶えず 御前崎・桜ケ池/「池守」の水野さん【竜と生きる 辰年2024①】
昨年12月上旬、御前崎市佐倉の桜ケ池。売店の店先で、店主の水野達男さん(66)が黙々としめ縄を綯(な)っていた。代々、桜ケ池を守る「池守」の家系という。「自分が守るんだっていう使命感がずっとあるんだよ。こうしなさいって誰に教えられたわけじゃないんだけどさ」。時折手を止め、照れくさそうに古い記憶をたどった。 池の周りを毎日掃除する父の背中を追いかけて育った。小中学生の時には夏休みの自由研究で桜ケ池の龍神伝説を取り上げ、クラスメートの前で堂々と発表した。「池に小石を投げ込むとか、友人が平気でやっていたちょっとした子どもらしいいたずらも、自分には絶対にできなかった」 人々はさまざまな悩み
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個別津波評価 全て確定 原子力規制委 浜岡原発審査会合
原子力規制委員会による中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査会合が9日、都内で開かれた。津波に関する議論を行い、プレート間(南海トラフ)地震など発生要因ごとの個別の津波評価が全て確定した。中電は次回以降の審査会合で、これらの事象が連続的に起こり、津波が重なり合うことを想定した「組み合わせ評価」の結果を示す。 22・7メートルの最大高が固まっていた最も影響の大きいプレート間地震の津波評価に関し、中電は規制委から作成を求められていた体系的な取りまとめ資料を提出した。規制委は内容を「確認できた」と判断した。 組み合わせ評価を巡っては中電がこれまで、「プレート間地震と海
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事業成功のこつ学ぶ 御前崎で女性向けセミナー
御前崎市は7日、女性創業支援セミナーを市観光物産会館なぶら館で開いた。講師は菓子メーカー「たこ満」の平松季哲会長が務め、約30人が事業成功のこつなどを学んだ。 同社は県内を中心に21店舗を展開する。平松会長は「全国の店を巡り、商品開発や店づくりの好事例を積極的に取り入れてきた」と説明し、苦しい時期は「おいしいお菓子を提供したいと思い続けてきた」と創業理念の重要性を解説した。 長年にわたる経営経験から「従業員の幸せはお客さまの満足につながる」と社員に感謝し続ける大切さも説いた。人気商品「大砂丘」の開発秘話も明かし、事業の楽しさを伝えた。 そのほか、島田掛川信用金庫浜岡支店の職員松田竜三さんが市
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住宅全焼、男性がやけどで搬送 御前崎市比木
8日午後6時半ごろ、御前崎市比木の男性(61)方から出火し、木造平屋建て住宅を全焼した。菊川署によると、男性が顔にやけどを負い、病院に搬送された。 同署によると、出火当時は男性と息子が在宅していた。男性は料理をしたとみられ、息子が「空だきになった鍋付近から火が出た」などと話しているという。同署と市消防本部が出火原因を調べている。
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3県の日本茶 味や香り楽しんで 御前崎の製茶問屋、逸品詰め合わせ販売
御前崎市新野の製茶問屋「山亜里製茶」が福岡、長崎両県の製茶会社とコラボし、産地の垣根を越えて茶を楽しむティーバッグ詰め合わせギフトの販売を数量限定で始めた。いずれも茶の魅力を発信する競技会「日本茶アワード2023 煎茶ティーバッグ部門」で入賞した逸品。担当者は「各産地の味や香りを楽しんで」と呼びかけている。 同社をはじめ、福岡県の原田茶園、長崎県の西海園が連携した。本県の牧之原台地で生産された「つゆひかり」をはじめ、九州地方で人気の高い品種「さえみどり」をそろえた。お湯を注ぐだけで家庭や職場、野外キャンプなど幅広い場面で本格的な日本茶を味わうことができる。 商品のギフト化を発案した山亜里
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自転車や自宅 施錠徹底を 池新田高生徒会が防犯啓発 御前崎市
御前崎市の池新田高の生徒会メンバー4人が6日、菊川署と連携して自転車や自宅の施錠を呼びかける防犯啓発活動「オールロックセキュリティ作戦」を同市の商業施設で行った。 生徒たちは同署から防犯活動ボランティア「K・O(ノックアウト)ハイスクール呼び掛け隊」の委嘱を受け、買い物客らにチラシを配布しながら車上狙いや空き巣被害の防犯対策を講じる重要性を訴えた。マイクも使用し、「慌てず急がず確実な鍵かけをお願いします」と注意喚起した。 活動には地域安全推進員も参加し、特殊詐欺被害への警戒も呼びかけた。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1月31日と1日はメジナやトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、タカベ、スズメダイが釣れた。2日はメジナや小マダイ、46センチのイナダ(ブリの若魚)、スズメダイ、ベラなど。3日はマアジやアイゴ、カワハギ、メジナ、トウゴロウイワシ、タカベなど。4日はメジナやトウゴロウイワシ、タカベ、ネンブツダイ。▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はメジナ釣りがメイン。竿は磯竿の1~2号を使用する。メジナ用の配合餌にオキアミを混ぜたまき餌と、付け餌にハードタイプのオキアミMサイズを用意する。▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177
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カインズと御前崎市 災害協力協定を締結
ホームセンターのカインズ(本社・埼玉県)と御前崎市は6日、災害協力に関する協定を結んだ。 カインズは災害時に同市から要請があった場合、物流拠点から食料や生活日用品、暖房機器などを提供する。平時から豊富な商品をそろえている強みを生かし、被災者の生活再建をサポートする。 同日、同社開発本部の川崎崇副本部長と柳沢重夫市長が協定書を交わした=写真=。川崎副本部長は「必要な物資をすぐに届けられる態勢を整えている。災害時は市民の力になりたい」と述べた。
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静岡県広報コンクール 広報紙部門 最優秀賞に島田市と吉田町
2023年度の静岡県広報コンクール審査会がこのほど行われ、広報紙の市部門で島田市、町部門で吉田町が部門別最優秀賞に選ばれた。広報紙(団体)部門を除く5部門の最優秀作品は24年度全国広報コンクールに出品される。 コンクールは6部門に計91点の応募があり、報道関係者やデザイナーなどが審査した。 島田市の「広報しまだ11月号」は、「『産む』を巡る『公共』」と題した特集で、保険適用となった不妊治療を取り上げた。不妊治療の当事者への取材のほか、不妊の原因や、妊娠に備えた体調管理など、さまざまな視点から「産む」を伝えた。審査員はデリケートなテーマに果敢に挑んだ姿勢や、説得力ある内容を高く評価した。
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御前崎・浜岡東小統合50年碑を除幕 「地域のシンボル」願い込めて
御前崎市佐倉の浜岡東小はこのほど、統合50周年記念碑を校舎西側に建てた。同校が地域のシンボルであり続けるよう願いを込めた。 記念碑は御影石を使っていて、「50」の数字は角を少なくして柔らかい印象にした。中央に校章を配置したほか、昨年6月に同校のキャラクター「はまりゅう」の形に沿って生徒が並んで撮影した航空写真をレーザー加工した。2日の除幕式に6年生が参加し、その他の学年の児童はオンラインで様子を見守った。6年の細田ゆずさん(12)は「はまりゅうがいるのがかわいい」と話した。 同校は旧佐倉小と旧比木小が統合して誕生した。記念事業として、Tシャツの作製や地域住民との体験活動などを行ってきた。
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中央区の増井さん SSクラス優勝 日将連浜松支部新春大会
日本将棋連盟浜松支部の「令和6年新春大会」がこのほど、浜松市中央区の積志協働センターで開かれた。64人が参加し、最強のSSクラスで増井豊さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①増井豊(中央区)②岸智之(静岡市葵区)③榛葉大樹(中央区)▽S ①宮城島捷翔(浜名区)②岡本徳裕(磐田市)③渡辺伸五(浜名区)▽A ①佐藤粹聖(中央区)②榊原寛(同)③藤原紳裕(御前崎市)▽B ①坂野義隆(藤枝市)②吉崎航瑠(中央区)③高〓長男(掛川市)▽C ①杉山敏郎(浜名区)②山下浩之(同)③片山久(中央区) ※高〓長男の〓は木ヘンに却の去がタ
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ミカン変動幅超え 健康への影響なし 環境放射能調査
静岡県は31日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能調査の結果を公表した。牧之原市で採取したミカンから過去の変動幅を超える放射性セシウムが検出されたが、健康への影響はないとしている。 県によると、変動幅を超えたのは牧之原市の1カ所で採取されたミカンで、1キログラム当たり0・02ベクレルの放射性セシウムが測定された。過去の最大値は0・016ベクレルだった。過去の核実験や東京電力福島第1原発事故の影響と推定している。海底土は御前崎港周辺で最大1・5ベクレルで、浮遊塵からは検出されなかった。
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浜岡再稼働へ組織改定 中部電力
中部電力の林欣吾社長は31日、名古屋市で開いた定例記者会見で、浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に向けた体制見直しを含む4月1日付の組織改定を発表した。浜岡原子力総合事務所を廃止し、原子力部が管轄する浜岡原子力発電所と浜岡地域事務所を原子力本部の直下に移管する。 原子力本部企画室の戦略・方針策定機能と原子力部の審査対応機能を一体化するため、同企画室を原子力部に統合する。同本部長を兼ねる伊原一郎専務を副社長に昇格し、浜岡原発に常勤させるとした。副本部長の片山明彦専務は、兼職の総務・広報・地域共生本部長を解いて副本部長専任とし、浜岡地域事務所などを担当する。浜岡原子力総合事務所の廃止などは、原子
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1月24日はネンブツダイやタカベ、メジナ、トウゴロウイワシ。25日はネンブツダイやタカノハダイ、タカベ、アジ、トウゴロウイワシ、ベラ。26日はサンバソウ(イシダイの幼魚)や小マダイ、アジ、ネンブツダイ、ベラ、スズメダイ。27日はメジナやカワハギ、タカベ、アイゴ、マアジ、スズメダイ、ネンブツダイ、小マダイ、ベラ、トウゴロウイワシ。28日はメジナやネンブツダイ、トウゴロウイワシ、アイゴ、スズメダイ、クロダイ、ベラが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は海水温の低下とともにメジナ釣りの好シーズン。フカセ釣りやウキ釣りで狙
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地域経済発展 35商工会誓う 静岡で新春祝賀会
静岡県商工会連合会はこのほど、新春祝賀会を静岡市葵区で開いた。県内35商工会の会長ら約90人が出席し、物価高騰や人手不足などの課題が山積する中でも、地域経済の発展に尽力することを誓った。 前沢侑会長は「浜名湖花博の開催や、県内初となるプロ野球球団の始動は、地域と中小・小規模事業者にとって大きなチャンス。連合会と各商工会が一体となって支援していく」とあいさつした。経営改善普及事業の功労者らへの表彰も行った。 表彰を受けた主な個人は次の通り。 【県知事表彰】産業振興功労表彰 白砂清一(長泉町)河原崎健司(御前崎市) 【関東経済産業局長表彰】女性部功労者 梶山浩美(長泉町)
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農業経営士ら36人認定 県
静岡県はこのほど、地域で農林漁業の推進・後継者育成を担っている農業経営士らの認定式を県庁で開き、計36人を認定した。代表者に証書を手渡した川勝平太知事は「『士』とは精進を怠らない方のこと。地域の自然を生かすすべを知っている皆さまの今後の活躍を祈っている」と呼びかけた。 認定者は次の通り。 【農業経営士】芹沢雅司(御殿場市)市川慶明(函南町)塩谷典久(伊豆市)荻真教(富士宮市)安藤徹哉(富士市)石野良英(静岡市清水区)中嶋雄一(牧之原市)増田春男(袋井市)安井孝政(同)杉浦浩文(浜松市中央区)浅田崇之(同市浜名区) 【青年農業士】渡辺武彦(河津町)中山祐菜(伊豆の国市)菅谷正太郎(富士市)西沢
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水難救助活動で協力 ボランティアと覚書 湖西市消防本部
湖西市消防本部はこのほど、水難事故発生時の救助活動を迅速に行うため、水上バイク愛好家らでつくるボランティアの救助団体「U.S.P.R 県水上オートバイレスキュー連合体」(御前崎市)と覚書を締結した。浜名湖内での捜索活動や消防職員の操作技術向上を図る合同訓練などで協力する。同団体の野口貴史代表らが市消防本部を訪ね、山本浩人消防長と共に覚書に押印した。 同団体の会員は、公益社団法人日本水難救済会の救助員に登録する民間ボランティア。これまでも御前崎海上保安署との連携で、浜名湖の今切口付近や遠州灘での水難救助や事故防止の啓発活動、消防を含めた合同訓練などに取り組んできた。覚書により、新たに市消防本部
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浜岡原発事故時の避難対応 市民団体が川勝知事に質問状 能登地震受け
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)から半径31キロ圏内の緊急防護措置区域(UPZ)の市民らでつくる「UPZ市民団体交流会」は25日、今月発生した能登半島地震によって、浜岡原発の重大事故を想定した「浜岡地域原子力災害広域避難計画」の問題点が明らかになったとして、原発事故時の対応を問う質問書を川勝平太知事宛てに提出した。 質問事項として、能登のように多くの家屋が倒壊した場合、原発の原子炉冷却機能喪失などの全面緊急事態発生時に想定する「屋内退避」は不可能ではないか▽北陸電力志賀原発(石川県志賀町)では放射線監視装置(モニタリングポスト)の一部に欠測が発生したが、測定できない時の対策は▽道路崩壊で避
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 18日は小メジナやタカベ、アジ。19日はアジやネンブツダイ、スズメダイなど。20日はオヤビッチャとネンブツダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 沼津・船 沼津沖船釣りは19日と21日ともに、35センチ超のイトヨリや良型カイワリ、大サバ、マアジ、小マダイが揚がった。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 20日の由比漁港周辺の船釣りは1キロまでのマダイが船中3匹、小~中型のアマダイは船中6匹。 ▽由比漁港 海桜丸・電090(1560)0465 静岡 19日の清水周辺のルアー釣りは、アジングで
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法然上人の生涯 解説 御前崎で27日講演会
御前崎市新野地区の住民有志でつくる「新野左馬助公顕彰会」は27日午後2時15分から同4時まで、講演会「法然上人の生涯」を新野地区センターで開く。 同市の池宮神社の佐倉東武宮司が講師を務め、桜ケ池に伝わる比叡山(京都)の名僧・皇円阿闍梨(あじゃり)が龍神になった伝説や、皇円阿闍梨の弟子で浄土宗を開いた法然上人の生涯を解説する。 入場無料。先着70人。問い合わせは同会事務局<電0537(86)2024>へ。
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御前崎市長選出馬 青田氏が正式表明
海外医療支援団体の理事長青田修二氏(53)が22日、御前崎市内で記者会見し、任期満了に伴う同市長選(4月14日投開票)に無所属で立候補することを正式表明した。 青田氏は「活動拠点のベトナム・ダナン市と御前崎市の景観が似ている」とし、「海外から大型投資を呼び込むことができる」と出馬の経緯を説明。同市や富士山静岡空港(牧之原市)などをモノレールで結ぶ未来都市構想を公約に掲げ、「リゾート開発によって観光都市化を目指したい」と述べた。中部電力浜岡原発については「原子力災害時の広域避難計画に実効性が伴っておらず、早急な再稼働は危険」と訴えた。 青田氏は横浜市出身。百貨店や産業廃棄物処理会社での勤務
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記者コラム「清流」 龍
2024年は辰(たつ)年。龍は天を昇るとされ、昔から縁起物として人々の信仰の対象になった。 御前崎市の桜ケ池には龍神伝説がある。仏道の極め難きを知った比叡山(京都)の名僧・皇円阿闍梨(あじゃり)が未来仏を求めて池に沈み、一番長生きする龍に化けたと伝わる。彼岸に営まれる奇祭「お櫃(ひつ)納め」では、池の龍神に五穀豊穣(ほうじょう)を感謝するのが伝統だ。今年は龍をあがめて運気を上げるのも良い。「龍の水を得る如し」ということわざがあるように龍が水を得て昇天するような飛躍の1年にしたい。 しかし、思い上がりは禁物だ。「龍を描きて狗(いぬ)に類す」とは、力量の劣るものが優れた人のまねをして軽薄にな
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御前崎市「25年度に財調残高0円も」 原発停止で財源確保厳しく...破綻回避へ改革模索
御前崎市は19日、市の財政状況について、2024年度に大規模な財源確保策を講じなかった場合、25年度に財政調整基金残高が0円になるとの見通しを市議会予算決算審査特別委員会で示した。11年に浜岡原発が停止して以来、固定資産税などの税収が大幅に落ち込んだ一方、新たな歳入確保や歳出削減が追いつかず、財調を取り崩しながら市政運営を続けてきた。市は24年度当初予算を編成する中で、財政破綻を回避するための抜本的な行財政改革を模索している。 財調は、剰余金などを積み立てて災害など不測の事態や年度間の財源不足に備えるための「貯金」。市によると、財調残高は23年度の12月補正予算ベースで約30億6千万円だっ
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干し芋作り いい香り 保存食に有用 能登地震機に園児母 企画 焼津の西町、新屋幼稚園
焼津市の西町幼稚園と新屋幼稚園の園児たちが18日、西町幼稚園(同市大村)で芋切り干しの調理を体験した。サツマイモを道具を使って薄切りにしたり、袋に詰め込んだりして、保存するまでの流れを学んだ。 園児たちは木枠に針金を等間隔に張った「ペンペン」と呼ばれる道具で、サツマイモを薄切りにすると、ざるに並べていった。その後、1週間ほど前から西町幼稚園で干していたサツマイモを袋に詰め込むと、園で保存できるように機械を使って真空パックにした。最後に干し芋を全員で試食すると、「いい香り」「おいしい」と感想を漏らした。 御前崎市出身で園児の母の長瀬綾野さんが能登半島地震を機に、干し芋の保存食としての有用性を伝
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地震想定 再検証を 浜岡原発廃炉訴訟原告
静岡県内の弁護士や住民が中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の廃炉などを求めた訴訟の第56回口頭弁論が18日、静岡地裁(菊池絵理裁判長)で開かれ、原告は「耐震重要施設の地盤に将来活動する可能性のある断層はない」とする中電の主張に反論する準備書面を提出した。複数の断層が連動してずれたとされる1日の能登半島地震にも触れ、地震想定を再検証する必要性を訴えた。 中電は昨年10月の前回口頭弁論で、原告が「新たな活断層」と主張する原発敷地北側の露頭について「活断層ではない」と反論し、敷地内を走る断層との連続性も否定していた。原告は同日提出した準備書面で、中電が前提とした断層の活動性などに矛盾点があると指摘
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御前崎市 3施設に「命名権」 契約パートナー募集 2月14日まで
御前崎市は4月から同市の市民会館と浜岡総合運動場、御前崎運動場に愛称を付ける命名権利「ネーミングライツ」をそれぞれ導入する。2月14日まで、企業などを対象に各施設の契約パートナーを募集している。 契約期間はいずれも3年間。最低提案金額は年間60万円で企業名やロゴ、シンボルマークなどを施設に付与できる。複数の応募があった場合は、審査を行い最終決定する。 市有財産を活用した広告掲載も募集している。公用車に企業名などが入ったマグネットシールを1台当たり約6万円から貼ることができるほか、公用封筒や広報誌の広告枠も募っている。 問い合わせは市財政課<電0537(85)1112>へ。
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御前崎市のキャッチフレーズ考案 坂本さんに記念の盾
御前崎市は17日、4月の市制施行20周年に合わせてキャッチフレーズを考案した同市下朝比奈の坂本佳子さん(53)に記念品としてガラス製の盾を贈った。 昨年8月から9月下旬までの間、市内に在住・在勤・在学する人を対象にキャッチフレーズを募集し、応募作品62点の中から坂本さんの「20周年の想い、未来へ受け継ぐ御前崎」が最優秀賞に選ばれた。 柳沢重夫市長から記念品を受け取った坂本さんは「移住者が増える魅力あるまちになってほしい」と作品に込めた思いを明かし、「子育て支援や産業育成を進め、住みたいと思える御前崎になることを願う」と述べた。
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⚽J2山形 御前崎でキャンプ 市などが歓迎セレモニー
サッカーJ2モンテディオ山形が御前崎市の御前崎ネクスタフィールドで春季1次キャンプを実施している。17日には市の歓迎セレモニーがあり、柳沢重夫市長らが選手を激励した。 山形の御前崎キャンプは今年で8年目。昨季はJ25位でJ1昇格を懸けたプレーオフ準決勝に進んだが、4位清水と引き分けて決勝進出を逃し、昇格できなかった。 セレモニーには選手やスタッフ約50人が出席。山形の相田健太郎社長は「必ずJ1昇格を勝ち取り、御前崎の人たちに良い報告ができるように頑張りたい」とあいさつした。柳沢市長は選手代表に市特産のメロンを贈呈した。 キャンプは28日まで。練習は一般公開している。
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能登地震派遣 被災地の“今”報告 御前崎市消防本部 村石さん「道路寸断、活動難しく」
能登半島地震で被災した石川県珠洲市に派遣され、傷病者の救急搬送に携わった御前崎市消防本部の救急救命士村石哲臣さん(39)が17日までに取材に応じ、「(被災地は)至る所で家屋が倒壊し、地割れや土砂崩れで道路が寸断されていた」と難しい救助活動を強いられたことを語った。切迫する南海トラフ巨大地震に備え、「平時から命を守る対策を真剣に考えてほしい」と訴えた。 同消防本部は発災した1日から16日までに、救急隊員ら約30人を6陣に分けて派遣した。村石さんは5日から現地に4日間滞在し、救急搬送などを担った。 6日は、自家用車で避難中に意識消失した高齢女性を病院へ搬送した。道路が破損しているために二次災
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 11日はネンブツダイやアイゴ。12日はネンブツダイやタカベ。13日はアイゴやカワハギ、スズメダイ、トウゴロウイワシ、小マダイ、カサゴなど。14日はマアジやアオアジ、カワハギ、サンノジ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ狙い。フカセ釣りやウキ釣りではメジナが大小さまざまなサイズが釣れ、クロダイも揚がる。冬の釣りは食いが渋いので、コマセはたくさん用意したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 14日の由比漁港周辺の船釣りは0.8キロまでのア
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御前崎出身 陸上・飯塚選手 地元小中高生に“五輪の技術”指導 「地道な積み重ねを」
御前崎市教育委員会はこのほど、同市出身で3大会連続で五輪出場している陸上男子の飯塚翔太さんを講師に招いたランニング教室を浜岡総合運動場陸上競技場で開いた。小中学生や高校生計約140人が参加し、走る楽しさや基礎練習方法を学んだ。 飯塚さんは地道な練習やトレーニングを積み重ねることで正しい走り方や体力が定着し、タイムが伸びると説明。走る際の歩幅を大きくするため、可動域を広げる基礎練習方法なども紹介した。飯塚さんと短距離走を勝負する子どもたちの姿も見られ、参加者は充実した時間を過ごした。 飯塚さんは「陸上競技を通して諦めない姿勢や模索する力を身につけてほしい」と呼びかけた。
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“海底隆起”漁に打撃 南海トラフでも可能性 津波、一時的に観測不能の地点も【能登半島 最大震度7 静岡新聞社現地ルポ④】
「地面が盛り上がるなんて誰が予想できたか」。石川県輪島市の輪島港。漁師の池澄隆守さん(64)=同市=は、異変が起きた港を見て悲痛な声を上げた。一帯の地盤が隆起したことで海面が相対的に低下し、地震前は高さ約1メートルのはしごを登らないと乗り込めなかった漁船が岸壁から見下ろせる位置に並んでいた。 同港周辺では地震に伴って地盤が2メートルほど隆起したとみられる。海底や岸壁が持ち上がり、水深が浅くなって座礁した船も見られた。池澄さんの船も船底が海底につかえ、出航できなくなった。「漁師は沖に出られないと生活できない」。このまま放置されれば船体のさらなる損傷が避けられない。漁師歴約50年のベテランが
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「きくのん大好き」 菊川市のマスコット 10回目の誕生日祝う
菊川市は13日、市のマスコットキャラクター「きくのん」の誕生日会を同市下平川の中央公民館で開いた。ファンや親子連れが訪れ、10回目の誕生日を祝った。 来場者はきくのんと写真撮影をしたり歌をプレゼントしたりしてお祝いした。会場には、きくのんの顔の形が完成する折り紙コーナーやキーホルダーづくりのブースなどが設けられた。掛川市の「茶のみやきんじろう」、御前崎市の「なみまる」「ふうちゃん」の3キャラクターもお祝いに駆けつけた。母親と市内から訪れた堀井美裕ちゃん(6)はきくのんに手紙を渡し「お顔が大好き」と話した。 きくのんは市政10周年を記念して2014年にデビュー。市制施行の1月17日を誕生日
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海難事故、密漁者目撃したら「118番」へ 御前崎で呼びかけ
18日の「118番の日」を前に御前崎海上保安署は13日、海上保安庁への緊急通報用電話の正しい利用を呼びかける広報活動を御前崎市の「御前崎渚の交番」で行った。 署員が来場者に啓発グッズを配布し、船舶海難事故や密漁者を目撃したらすぐに電話で118を押して通報してほしいと周知した。聴覚や発話に障害を抱える人の利用を想定したインターネット使用の緊急通報サービス「NET118」も紹介した。 緊急通報の適切な利用も訴えた。海上保安庁によると、2023年の118番通報実績は約53万1千件で、およそ99%がいたずらや誤発信といった非有効件数だったという。同署の中村鉄郎次長は「緊急事態対応の妨げにならない
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浜岡原発の津波対策目安 中部電力「春までに確定」 静岡県会議で意向
静岡県防災・原子力学術会議は12日、原子力、地震・火山対策の両分科会の合同会議を県庁で開いた。中部電力の担当者は停止中の浜岡原発(御前崎市佐倉)に対する原子力規制委員会の審査状況を委員に説明し、耐震設計の目安となる最大の揺れ「基準地震動」が昨年9月に了承されたことを報告。再稼働に向け、津波対策の目安になる「基準津波」を「春までに確定させたい」と述べた。 中電はプレート間(南海トラフ)地震による敷地前面の最大津波高を既存防潮堤(22メートル)を越える22・7メートルとする評価を示し、規制委はおおむね了承しているが、津波発生要因の組み合わせ評価で数値が上振れする場合もある。中電の増田博武浜岡原
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親子で「よいしょ!」 元気に餅つき 御前崎市社協 企画 子どもの成長 願う
御前崎市社会福祉協議会の地域子育て支援センター「ほほえみ」は12日、未就学児を対象にした餅つきを同市の御前崎ふれあい福祉センターで行った。親子20組約40人が参加し、子どもの健やかな成長を願った。 法被姿になった子どもたちは保護者の力を借りながら子供用の杵(きね)を大きく振り上げ、力を込めて臼の中の餅をついた。 緊張して泣く子も見られたが、参加者は「よいしょ!」と声を掛け合い、会場を盛り上げた。つきたての餅は汁粉にして味わった。 新年に親子で楽しめる行事を実施しようと初めて餅つきを企画した。
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「銀」の走り 中学生に直接指導 陸上・飯塚選手、袋井で教室
リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリストで、昨夏のブダペスト世界陸上で男子200メートルに出場した飯塚翔太選手(32)=ミズノ、御前崎市出身=を招いた陸上教室がこのほど、袋井市の小笠山総合運動公園補助競技場で開かれた。陸上部に所属する同市、森町の中学生ら約120人が参加し、速く走るための身体の使い方などを学んだ。 トップアスリートがジュニア世代を直接指導する県の「ドリカムスタート事業」の一環。飯塚選手は、基本的なストレッチやトレーニングを紹介したほか、走る際の適切な足運びや腕の振り方、姿勢など実演を交えながら丁寧に教えた。 参加した森中2年、鈴木健琉さんは「ストレッチのこ
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体育功労者賞 吉村勝さん【第72回静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞 受賞者の横顔㊦】
剣道界全体の意識変化 静岡県剣道連盟会長として競技人口の増加に力を注いできた。同時に女性の活躍の場を創出する活動にも尽力。青少年の健全育成、選手強化にも多大な功績を残した。77歳。御前崎市。 現役時代は全国高校剣道大会で優秀選手賞、全国教職員剣道大会で個人優勝など輝かしい実績を持つ。 会長就任後は「全日本東西対抗剣道大会」など全国規模の大会を主管として運営したことが印象深く、「重圧も感じたが静岡らしくしっかりした大会にしようと力を合わせたことが良い思い出」と振り返る。 最近は一般の参加者も数多く道場を訪れ「(剣道界全体の)意識が変わりつつある」と喜ぶ。剣道の素晴らしさを伝えるため、こ
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1日は休園のため釣果なし。2日はベラやネンブツダイ、タカベ、スズメダイ。3日はネンブツダイやコチ。4日はネンブツダイやタカノハダイ。5日はネンブツダイのみ。6日はネンブツダイやアジ、タカベ。7日はネンブツダイや小マダイ、アジ、タカベ、タカノハダイが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は年末年始、サビキ釣りでアジ、カゴ釣りで中サバ。穴釣りではカサゴ。フカセ釣りではメジナやクロダイ、ヘダイなども釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 強風の日が続いたため出船できず、釣果なし。
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浜岡原発1、2号機 原子炉領域解体着手へ 商業炉としては国内初【ニュースを追う】
中部電力は2024年度、廃止措置中の浜岡原発1、2号機(御前崎市佐倉)で、商業炉としては国内初となる原子炉領域の解体に着手する。炉心の解体撤去は最難関とされ、中電は廃炉のトップランナーとして安全かつ効率的な作業を目指している。一方、廃炉で出た低レベル放射性廃棄物の最終処分地の選定や普通の産業廃棄物と同じように資源再利用できる「クリアランス物」の受け入れは思うように進んでいない。36年度の廃止措置完了に向け、廃棄物処理に対する自治体や住民の理解協力をどう得るかも鍵になる。 (御前崎支局・市川幹人) 高い放射線量 遠隔操作で作業 23年12月上旬、浜岡原発1、2号機それぞれのタービン建屋
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懐かしい廃線跡楽しんで 藤枝―袋井結んだ軽便鉄道「駿遠線」 阿形さん(御前崎)がガイド本自費出版
軽便鉄道の足跡をたどり、よみがえる人生の思い出―。かつて藤枝市と袋井市を結び、駿河湾と遠州灘に沿うように走っていた日本一長い軽便鉄道「静岡鉄道 駿遠線」を自主研究している御前崎市池新田の阿形昭さん(65)がこのほど、駅跡や廃線跡を巡るガイド本「駿遠線を歩く」を静岡新聞社から自費出版した。沿線風景の昔と今を写真で伝え、当時線路が通っていた位置などを示す地図も掲載。阿形さんは「懐かしい記憶を思い出しながら沿線散策を楽しんで」と話す。 総延長64・6キロの駿遠線は藤相線(旧藤相鉄道)と中遠線(旧中遠鉄道)が合併し、1948年に池新田(御前崎市)―地頭方(牧之原市)間が開通して誕生。自動車普及の波
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御前崎市で消防出初め式 消防団員の表彰も
御前崎市の消防出初め式が6日、市民会館で行われた。市消防職員や消防団員ら総勢約300人が地域消防活動への決意を新たにした。消防団活動に尽力している団員らに表彰状が贈呈された。 主な受章者は次の通り。 【退職消防団員報償2号銀杯】山下芳則(前団長)【県消防協会長表彰】河原崎孝之(本部長)【県消防協会小笠支部長表彰】功績章 加藤靖之(副団長)石原義浩(副団長)河原崎卓巳(本部長)▽特別功労章 山田賢吾(第1分団長)酒井竜一(第2分団長)増田祥大(第3分団長)杉浦紘輔(第4分団長)橋本力(第5分団長)久保田良介(第6分団長)鈴木友也(第8分団長)八木貴好(第9分団長)小田真太郎(第10分団長)
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浜岡原発「基準に適合するよう」 中部電力・林社長 一問一答
中部電力の林欣吾社長は静岡新聞社のインタビューで、電力安定供給に向けて浜岡原発の再稼働が必要との認識を示し、安全対策工事などへの考えを語った。主な一問一答は次の通り。 ―9月に原子力規制委員会の新規制基準適合性審査で、基準地震動が決まったことへの受け止めは。 「(再稼働に向けて)大きな前進だ。2014年2月に4号機の審査を申請し、ようやく建屋や設備などのプラント審査の前提となる耐震設計数値が決まった。津波に関する審査は、最も影響が大きいプレート間地震(南海トラフ巨大地震)の最大津波高は22・7メートルでおおむね了承されたので、設備が基準に適合するように進めていく。具体策は基準津波が確定し
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浜岡原発防潮堤 追加対策検討進める 中部電力・林社長に聞く
中部電力の林欣吾社長は5日までに静岡新聞社のインタビューに応じ、浜岡原発(御前崎市佐倉)の敷地前面に設置している防潮堤について、追加対策の検討を進める方針を明らかにした。3、4号機の再稼働に向けた原子力規制委員会による新規制基準適合性審査で、耐津波設計の前提となる「基準津波」(想定される最大津波高)が現状の22メートルの高さを上回る見通しとなっているのを踏まえ「基準に適合するよう、進めていきたい」と強調した。 新規制基準は原発の津波対策として、敷地を浸水させない「ドライサイト」を原則的に要求している。浜岡原発の基準津波を巡る審査ではすでに、南海トラフ地震単独でも22・7メートルの数値が固ま
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御前崎に住民つながる場所 古民家改修、交流拠点開設
御前崎市御前崎に2023年11月上旬、築100年を超える古民家を改修した住民交流拠点「むすびの郷」がオープンした。コンセプトは「一人にならない場所」。高齢者向けにさまざまなレクリエーションや催しが開かれているほか、子どもたちが駄菓子を買い求めに集まるなど憩いの場として定着しつつある。 開業して約2週間後のある日、室内で地元ボランティア佐藤健一さんによる三線(さんしん)の音楽演奏会が開かれ、高齢者ら約30人が沖縄民謡を楽しんでいた。休日や夕方には小学生も多く訪れ、笑い声が響き渡る。現在、運営日は週3日程度で、参加した住民の川口節子さん(81)は「日常生活の楽しみが増えた」と語る。 開業し
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御前埼灯台 150周年で企画展 31日まで、ぷるる
5月に初点灯から150周年を迎える御前崎市の御前埼灯台の歴史を紹介する企画展が5日、同市宮内の市民プール「ぷるる」で始まった=写真=。31日まで。 住民有志「御前埼灯台を守る会」が主催し、貴重な資料約70点をパネル形式で並べた。レンガ造りの二重円筒構造で建てられた灯台内部の様子や太平洋戦争の戦禍に見舞われた当時の写真などを展示し、歴史を伝えている。 同灯台は2021年に国重要文化財に指定され、青空に向かってそびえ建つことから“白亜の塔”とも称される。会場には御前埼灯台の美しい風景写真もそろえた。 斎藤正敏会長は「御前埼灯台は地域の宝。これからも市民で守っていくという機運を高めていきたい」と述
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石川県内で捜索・救助開始 静岡県内の応援部隊、被災地入り
石川県能登地方を震源とする地震から一夜明けた2日、静岡県内から出発した消防や県警などの応援部隊が続々と被災地に到着し、行方不明者の捜索や救助活動を開始した。一方で現地は道路が寸断され、活動への影響も出ている。給水支援の要請も入り、4市が給水車を送った。 県内全16の消防本部の68隊239人が緊急消防援助隊を編成し、2日午前に石川県内の進出拠点に到着した。派遣先は50件以上の家屋倒壊が確認されている珠洲市。道路の啓開に時間がかかっているため、2隊8人が東京消防庁のヘリコプターで先に現地入りし、救助活動を始めた。後方支援本部が置かれた静岡市消防局によると、残りの部隊は待機中で、道路状況を踏まえ
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1区 上川氏に対抗、3氏が名乗り/8区 裏金問題絡み不透明 2024静岡県内選挙 衆院は波乱含み
2023年、衆院議員は25年10月30日までの4年の任期を折り返したが、静岡県内の政界にも波及した自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題により衆院解散の時期は見通せない状況だ。与野党は捜査の進展や秋に予定される自民党総裁選をにらみながら、党勢の立て直しや候補者擁立を急ぐ。25年の知事選に向けた駆け引きも活発化しそうだ。 1区 上川氏に対抗 3氏が名乗り 上川陽子氏 高橋美穂氏 山下洸棋氏 鈴木節子氏 自民現職の対抗馬に立民元職と維新、共産の新人が名乗りを上げている。 自民現職の上川陽子氏(70)=7期=は外相として
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7市町で首長選 2024静岡県内選挙
2024年に静岡県内で予定されている地方選挙は御前崎、伊豆、藤枝、下田、湖西、焼津各市と森町の計7市町長選、御殿場、御前崎、伊豆の3市議選。首長選は複数の候補者が出馬表明し、選挙戦が確実となっている自治体もある。 市議、県議の選挙区変更 浜松市行政区再編 浜松市の行政区が1日、7区から3区に再編された。今後、市議や県議の選挙区も変更される。 市議会(定数46)は近く議員定数条例を改正し、市議選選挙区を行政区と同じ3区に再編した上で、暫定的に定数46のまま、各選挙区の定数を中央区34、浜名区9、天竜区3と定める。27年の次期市議選に向けて、各会派で構成する議会改革検討会議が定数や各区の配分
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スノボ・三木、ゴルフ・岩崎ら、静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞 6個人の功績たたえる
スポーツ界で優秀な成績を収めた静岡県関係の選手、指導者や、スポーツの振興に尽力した功労者をたたえる第72回静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞は、スノーボード世界選手権女子パラレル大回転を制し、スポーツ大賞に選出された三木つばき(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=をはじめ6個人に決まった。2月9日に表彰式を行う。 (敬称略) 三木は同種目で最年少タイの19歳で優勝を果たした。アルペン種目で日本勢が世界一になるのは五輪も含め、男女を通じて初めての快挙だった。優秀賞には日本オープンゴルフ選手権優勝の岩崎亜久竜(26)=清水町出身=を選んだ。 体育功労者賞は県剣道連盟会長の吉村勝氏(77)=御
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辰ゆかりの神社、準備万端 掛川・龍尾神社と御前崎・池宮神社 かわいい♡お守りや絵馬も
2024年の干支(えと)の辰(たつ)にゆかりのある龍尾神社(掛川市下西郷)や池宮神社(御前崎市佐倉)は新年に合わせ、竜をモチーフにした新しいお守りや絵馬などを用意した。両神社によると、辰年は例年に比べ参拝客が多いといい、禰宜(ねぎ)は「明るい年になればいい」と話す。 古くから龍尾山と呼ばれる地に鎮座する龍尾神社では、辰の日に授与する御朱印のデザインを新しくした。昇り竜2頭が描かれている。禰宜の龍尾重幸さん(51)は「辰年は特別な年。数年前からお守りを増やすなどして徐々に準備してきた」と話す。前向きになれるような言葉を書いた「たつおみくじ」を3年前から設置し、新年からは竜のぬいぐるみのお守
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元静岡大教授・下村氏、出馬を正式表明 御前崎市長選
任期満了に伴う御前崎市長選(来年4月14日投開票)で、元静岡大グローバル共創科学部教授の下村勝氏(54)が29日、市内で記者会見し、無所属で立候補することを正式表明した。退任する柳沢重夫市長の市政運営を引き継ぐ考えを示し、「住民とともに輝く御前崎の未来をつくっていきたい」と述べた。 下村氏は重要施策として教育環境の充実や産業の活性化、脱炭素に向けた取り組み推進などを挙げ、「教育や研究で培った知見をまちづくりに生かしたい」と強調した。同市に立地する中部電力浜岡原発の再稼働の是非については、電子材料工学を専門的に研究してきた経験も踏まえ、「カーボンニュートラルの観点から、安全が担保されていれば
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今井さん、神田さん 最優秀 御前崎特産7品 レシピ競う
御前崎市はこのほど、地元特産の食材を使った料理アイデアを募る「おまえざきレシピコンテスト」の表彰式を同市役所で開いた。最優秀賞は、小中学生の部は浜岡中1年の今井梨里穂さん、一般の部は神田農園の神田恵里子さん(浜松市)が選ばれた。 減塩をテーマに市特産のカツオやサツマイモ、シラスなど7品目を使うことを条件とした。今井さんの受賞作品は「TKT(トマトかつおたまご)スープ」で、かつお節の出汁を使いトマトの酸味を生かした一品を提案した。 神田さんはかつおのソテーに落花生などを混ぜたジェノベーゼソースをかける「万能!おまえざきらっかジェノベ」を考案。おいしさだけでなく、ソースをパスタなどにも応用できる
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初詣客へ石段に「御神灯」 御前崎 高松神社 氏子総代ら設置
御前崎市門屋の高松神社で27日、新年の年越し準備のため氏子総代らが石段の参道に御神灯に見立てたLEDライト216個を設置した。大みそかから元旦にかけて幻想的な空間に包まれ、訪れる初詣客の足元を照らす。 同神社では毎年、LEDライトを石段の両脇に108個ずつ並べて参拝者を出迎えている。石段を上りながら煩悩を一つ一つ消し、清らかな心で参拝してほしいとの願いがある。 高松神社は遠州灘を望む海抜65メートルの高台に鎮座し、晴天時は初日の出を拝むこともできる。中山貞雄宮司は「新年に向けて新たな決意をしてほしい」と述べた。 (御前崎支局・市川幹人)
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 18日はアイゴやメジナ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。19日はカサゴやタカベ、キジハタ、ネンブツダイ、オオモンハタ、ムロアジ。20日はネンブツダイやメジナ、タカベ、スズメダイ。21日は強風のため休園。22日はタカベやメジナ、ベラ、ネンブツダイ、スズメダイ、アジ。23日はタカベやネンブツダイ、カワハギ、スズメダイ。24日はタカベやネンブツダイ、ベラ、スズメダイ、マアジ、小イサキ、小マダイ、メバル、トウゴロウイワシが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日中、サビキ釣りやウキ釣りでアジが釣れる。針のサイズは4~5号
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浜岡原発など土地規制候補 安保上 重要施設184カ所 政府提示
政府は26日、安全保障上重要な施設の周辺や国境離島を対象とする土地利用規制法に基づく区域指定第4弾の候補を有識者らによる審議会に提示した。28都道府県の184カ所。沖縄県の米軍施設が初めて対象となり、普天間飛行場(宜野湾市など)と、移設先の名護市辺野古沿岸部を含むキャンプ・シュワブも選ばれた。 追加されれば指定区域は計583カ所となる。内閣府は「今回で一通りの選定作業は終えた」としている。沖縄県・尖閣諸島は選ばれなかった。 追加候補は「注視区域」が151カ所、特に重要度が高いとされる「特別注視区域」が33カ所。施設の周囲おおむね1キロが区域に指定される。 沖縄以外の米軍や自衛隊施設では
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浜岡原発4号機 浸水対策を点検 静岡県と御前崎市
静岡県と御前崎市は25日、中部電力浜岡原発(同市佐倉)の安全対策工事を定期点検した。津波が防波壁を越えた場合に備え、4号機原子炉建屋への海水流入を防ぎ重要設備を守る取り組みを確認した。 中電は新規制基準の求めに沿って2016年9月、4号機原子炉建屋の外壁空調ダクトに津波が浸水してきたとしても自動的に開口部が塞がる設備を設置した。開口部に海水が最大9リットル流入すると、浸水検知槽と止水板を支えている棒が瞬時に下降し、止水板が自重落下して固定される仕組み。3、4号機にそれぞれ2台ずつ備え付けている。 県と市の職員は中電担当者から説明を受け、安全対策が計画通り適切に実施されていることを確認した
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町内会運営合理化 御前崎市に要望書 連合会が提出
御前崎市町内会長連合会はこのほど、小規模町内会の合併推進や町内会運営の合理化に向けて市が積極的に対策を講じるように求める要望書を柳沢重夫市長に提出した。 改善すべき重点要望事項として、町内会運営の合理化と業務削減▽多様な業務に対応する正副会長の報酬見直し▽男女共同参画推進のため役職への女性登用を図る基盤整備―の3点を挙げた。 町内会長の業務は各行事への協力をはじめ、ごみ収集場所の管理や沿線道路の環境美化運動など多岐にわたり、激務を理由に担い手不足が深刻化しているという。負担軽減すべき業務内容など17項目も明記した。 水野克尚連合会長は「町内会制度を存続させるためにも行政の対策支援が必要だ」と
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「豊かな海守る」図画に表現 御前崎で作品展
海洋環境保全の大切さを啓発する「第24回未来に残そう青い海 図画コンクール」(海上保安庁主催)の作品展が1月8日まで、御前崎市の「御前崎渚の交番」で開かれている。 牧之原市や掛川市の児童生徒約180人が楽しそうに海中を泳ぐウミガメやイルカなどのイラストをはがきに描いた。色鉛筆などを使って多様な生物が海の中で暮らす様子や夏の海岸風景を表現し、海の豊かさを守る大切さを訴えている。それぞれ独創性も光り、来場者を楽しませている。 御前崎海上保安署の保坂和彦署長は「子どもたちの感性に着目しながら、海洋保全について考えるきっかけにしてほしい」と呼びかけた。 同コンクールは2023年5月から9月まで全国の
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浜岡原発1、2号機 廃止計画変更認可 原子力規制委
中部電力は22日、廃止措置中の浜岡原発1、2号機(御前崎市佐倉)の原子炉領域解体の着手時期について、2023年度から24年度に変更する申請を原子力規制委員会が認可したと発表した。認可は21日付。 中電は廃炉で出る低レベル放射性廃棄物の保管方法や作業効率化を図るため原子炉領域解体の着手を1年延期し、3月に計画変更を申請していた。廃止措置計画は大きく4段階に分けられ、原子炉領域の解体撤去は第3段階に該当。現在は第2段階の原子炉領域周辺設備の撤去を進めている。
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改正条例案を否決 御前崎市 機構改革で議会
御前崎市議会12月定例会は22日、最終本会議を開き、行政機構改革として庁舎内組織を現行の5部署から7部署に増やす改正条例案を反対多数(賛成1・反対13)で否決した。市は市民ニーズの多様化に対応するため組織を細分化する必要性を訴えてきたが、市議会は「再編に伴った人事戦略が見えない」などと批判した。 同条例案は総務部の企画政策とエネルギー政策、財政の3課をまとめて新たに「企画財政部」を新設し、国が努力義務としている家庭センターの設置に対応するため「こども未来部」を立ち上げる内容。子育てや幼児教育環境の支援体制を強化する狙いがあった。 ただ、同条例案を審議した15日の総務経済委員会では、「職員数が
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アンケート答えて遠州夢咲牛当たる 御前崎市 お年玉企画
御前崎市は1月1日から無料通信アプリ「LINE」の市公式アカウントを活用し、アンケートに回答すると抽選で市特産の遠州夢咲牛400グラムが10人に当たるお年玉企画を実施する。回答期限は8日まで。 市が毎月発行している「広報おまえざき」の満足度や、市内の情報発信に関する意見などを調査する。アンケートは1日に市公式アカウントから登録者全員に配信し、期間中に新規登録した人でも回答できる。結果は9日に当選者のみにLINEで発表通知する。 問い合わせは市総務課<電0537(85)1132>へ。
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ステンドグラス作家 かわもとみえさん(静岡市葵区) 甘美な曲線 夢の中に投影【表現者たち】
真夜中の木立の間を泳ぐ魚たち。赤く輝く月は間もなく入りの時刻を迎えそう。ステンドグラス作家かわもとみえさん(54)=静岡市葵区=は、御前崎市内のギャラリーで展示中の「可惜夜[あたらよ]」に、特別な思いを重ねる。 大和言葉で「夜が明けてしまうのが惜しいくらい美しい夜」。かわもとさん自身、依頼されたものではないオリジナルの作品づくりに没頭できるのはほとんど夜だけ。その喜びを、400ピース以上の色ガラスを組み合わせ、「夢の中の世界」に投影した。 工房は、両親の川本昭彦さん、佳恵さんが1987年に趣味が高じて静岡市内で開いた。かわもとさんは長男の出産を機に加わり、5年前に2代目となった。 「気
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牧之原に新火葬場、28年度以降供用開始 御前崎、吉田含む2市1町対象
牧之原市、御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアとする新火葬場整備計画を巡り、牧之原市の杉本基久雄市長は20日、整備地を牧之原市川崎地区に選定し、2028年度以降の供用開始を目指していることを市議会全員協議会で明らかにした。来年1月には建設や管理・運営に関する覚書を関係市町間で締結する考え。 整備地は県道菊川榛原線に隣接する約2万2千平方メートル(同市勝俣)で、新施設には4基の火葬炉と1基の動物炉を整備予定。運営は吉田町牧之原市広域施設組合が担い、御前崎市は同組合に運営を委託する方針。 建設費は火葬炉1基当たり5億円として約20億円を想定し、負担割合は牧之原市が45%、吉田町が25%、御
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 12日はカワハギやメジナ、アジ、タカベなど。13日はアジやマダイ、タカベ、ネンブツダイ。14日は小マダイやアイゴ、タカベ、ネンブツダイが釣れた。15日は釣り人が少なく釣果なし。16、17日は強風のため休園した。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は五目釣りが楽しめる。投げ釣りでシロギス。サビキ釣りでは引き続きアジが釣れた。ウキ釣りでメジナ、穴釣りはカサゴ、メバル。例年よりアジが多く釣れていて、特に雨の日に数が出た。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 悪天候のため出船できなかった。 ▽
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薬物乱用防止へ 中学生のポスターや標語の入賞作展示 御前崎
御前崎ライオンズクラブが御前崎市内の中学生を対象に募集した違法薬物乱用防止の啓発ポスターと標語の入賞作品を1月10日まで、同市役所ロビーで展示している。1月10~26日には御前崎地区センターロビーで展示する。 ポスターの部は28点、標語の部は176点の応募があった。独創的な作品が並び、違法薬物乱用の恐ろしさを絵や言葉で訴える。 入賞者は次の通り。 【ポスター】最優秀賞 中岡竜馬(御前崎2)▽優秀賞 落合由衣、金沢美紅、北川優奈(以上浜岡3)▽佳作 伊村海咲(御前崎1)沖碧姫、二俣紗菜、奥柿はるひ(以上浜岡1)マカラエグ・アイナ、鈴木せな(以上浜岡3) 【標語】最優秀賞 伊村和泉(浜岡
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静岡県人口355万2421人 前月比1097人減、11月1日推計
静岡県がこのほど公表した11月1日現在の県推計人口は355万2421人で、前月と比べ1097人減少した。推計人口の減少は17カ月連続。社会動態は2カ月ぶりに社会増に転じた。 転入数から転出数を引いた社会動態は1267人増(転入1万1419人、転出1万152人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2364人減(出生1747人、死亡4111人)だった。 市町別で人口が増加したのは7市町で、最多の焼津市が82人。袋井市59人、清水町38人、牧之原市37人が続いた。減少したのは、静岡市の346人をはじめ、浜松市139人、熱海市90人、沼津市81人など28市町あった。 社会動態は26市町で増加し
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⛳女子ゴルフ「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」6月14~16日 御前崎・浜岡コースで開催
日本女子プロゴルフ協会は19日、2024年のツアー日程を発表し、JLPGAステップアップツアー「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」(静岡新聞社・静岡放送共催)を来年6月14日から3日間、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで開催することが決まった。 ステップアップツアーはレギュラーツアー出場資格を持たない選手や新人を対象とした若手の登竜門。来年は4~11月で19大会を開催する。県内唯一の大会となる「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」は9度目の開催で6月14、15日に予選、16日に決勝を行う。賞金総額は2千万円。
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クエ、御前崎でどう養殖? 親子ら温水利用研究施設見学
御前崎市教育委員会の生涯学習講座がこのほど、同市の県温水利用研究センターで開かれた。親子10人が参加し、御前崎ブランドに認定されている“幻の魚”とも呼ばれるクエの完全養殖現場を見学した。 講師は鈴木吉典所長が務め、クエやマダイ、トラフグなど主に放流用魚介類の種苗生産を行っていることを説明。約1.5キロに育ったクエは市内の店舗に出荷し、養殖技術の開発にも注力しているとした。鈴木所長はクエの管理について「ウイルス感染すると数十匹が一気に全滅してしまうこともある」と養殖の難しさを指摘。現在は浜岡原発が停止中のため冷たい海水のみで管理しているが「温排水を活用すれば魚類の成長
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厚労省の健康寿命アワード 静岡県内3団体が受賞
健康増進や生活習慣病予防に対する優れた取り組みを表彰する厚生労働省の「健康寿命をのばそう!アワード」に、本県から3団体が選ばれた。代表者がこのほど県庁を訪れ、八木敏裕健康福祉部長に受賞や取り組み内容を報告した。 3団体の受賞はいずれも介護予防・高齢者生活支援分野。ケーブルテレビで認知症予防の番組を放送するスルガケアサービスAMBIKおやま(小山町)が企業部門で、介護予防を目的に独自の体操教室を展開する御前崎市高齢者支援課が自治体部門でそれぞれ厚生労働大臣優秀賞に輝いた。高齢者の居場所づくりや趣味などの生きがい支援に取り組む在宅介護支援ボランティアさくら会(牧之原市)は、団体部門で厚生労働省
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過去最大 迫力の竜 島田恒例 ジャンボ干支 わら軽トラ5台分
島田市大代地区の地域活性化を目指す「王子田会」(片岡幹男会長)が手作りする年末恒例の「ジャンボ干支(えと)」が来年3月まで、同市大代の県道81号沿いで展示されている。来年の辰(たつ)年にちなみ制作された竜は過去最大の大きさで、来場者に人気を集めている。 同会メンバーの約10人が地元のわらや竹、間伐材を使い、10日間かけて制作した。高さ5メートル、横幅10メートル、胴体の長さは28メートルに及ぶ。ジャンボ干支の制作は28回目となるが、同会メンバーは「大きすぎて今までで一番、手間がかかった。使ったわらは軽トラック5台分くらいで、今までの約3倍」と話した。 年賀状の写真撮影に毎年訪れる山本ひと
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浜岡原発5号機 地震計が動作不良
中部電力は15日、停止中の浜岡原発5号機(御前崎市佐倉)の最大加速度地震計に動作不良が見つかったと発表した。 最大加速度地震計は、地震の最大加速度の値を中央制御室に表示するための装置。原子炉建屋地下2階に1台設置している。 中電が同日、自主的な定期点検を実施したところ、部品故障が見つかったという。今後、地震計を取り換える方針で発電所の運営に影響はないとしている。浜岡原発では地震が起きた際、観測した最大加速度の値に応じて巡視点検などの対応を決めている。 5号機には最大加速度地震計のほかに、原子炉緊急停止用の地震計が8台設置されている。
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静岡県内26施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は15日、県内の高校、小中学校、幼稚園、特別支援学校計26施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計272人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市1施設8人、富士市2施設23人、静岡市葵区2施設51人、同市駿河区1施設10人、藤枝市4施設35人、焼津市1施設7人、島田市2施設16人、磐田市2施設15人、御前崎市1施設11人、浜松市中区4施設44人、同市東区2施設16人、同市西区2施設20人、同市南区1施設10人、同市浜北区1施設6人
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御前崎市部署増「否決すべき」 条例案 議会委全員が反対
御前崎市議会12月定例会は15日、総務経済委員会を開き、行政機構改革として庁舎内の組織を現行の5部署から7部署に増やす改正条例案について委員7人全員が反対し、否決すべきとした。市は社会構造の変化に対応するため2024年度から部署を細分化する方針を示したが、委員からは「職員数が先細りする中で管理職ポストを増設すれば弊害が出る」などとの指摘が相次いだ。 同条例案は、総務部の企画政策とエネルギー政策、財政の3課をまとめて新たに「企画財政部」を新設し、国が努力義務としている家庭センターの設置に対応するため「こども未来部」を立ち上げる内容。市によると、浜岡原発の立地交付金などの財源を活用した実効性ある
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「体良体操教室」 介護予防に成果 御前崎市 住民主体運営15年 高齢者の居場所にも、厚労省などが表彰
御前崎市の高齢者が健康寿命を伸ばすために活動する「おまえざき体良(たいりょう)体操教室」がスタートから15年を迎え、市内の要介護認定率が下がるなど、一定の成果を見せている。教室を住民主体で運営する手法は高齢者の居場所づくりや社会参画にもつながる。このほど、厚生労働省などが健康増進の取り組みを評価する「健康寿命をのばそう!アワード」の自治体部門で優秀賞に選ばれた。 「大きく体を動かしましょう」。11月末、同市の佐倉地区センターで高齢者約40人が腕や脚を曲げ伸ばしたり、肩や腰を回したりして汗を流していた。体良体操は市民の高齢化を背景に、介護予防事業の一環で2007年に市立御前崎総合病院の理学療
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交通安全、違法薬物撲滅宣言書を提出 中電浜岡原発社員ら
中部電力浜岡原子力総合事務所(御前崎市佐倉)は14日、年末の交通安全県民運動(15~31日)に先立って中電と協力会社の社員計約3千人が署名した交通安全宣言書と違法薬物使用撲滅宣言書を菊川署に提出した。 交通安全宣言書は車両乗車時のシートベルト着用や交差点での安全確認などを明記した。違法薬物の根絶に向けた宣言書は自身だけでなく家族などにも使用させないことを誓った。 同事務所の増田博武所長は「飲酒運転しない・させない・許さない」などと新たな決意を述べ、宣言書を竹下貢署長に手渡した。
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石綿被害の1133事業所 厚労省が公表 静岡県内は30事業所
厚生労働省は13日、アスベスト(石綿)が原因の疾患で2022年度に労災認定された人や、特別遺族給付金の対象となった人が働いていた全国1133事業所の名称や所在地、従事した作業内容を公表した。このうち新たに公表されたのは860事業所。同省のホームページで閲覧できる。 石綿による肺がんや中皮腫は、発症まで数十年の潜伏期間がある。厚労省は該当事業所での勤務経験者や周辺住民に健康状態を確認してもらうため、毎年公表している。22年度の労災認定は1140件で、労災の時効5年を超えた場合の石綿救済法に基づく特別遺族給付金の支給決定は170件だった。 厚労省が14、15日の午前10時~午後5時に設置する
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星に願う潮騒の裸婦像 「ふたご座流星群」御前崎で美しい光跡
冬の夜空を彩る三大流星群の一つ「ふたご座流星群」が13日夜、静岡県内で観測された。御前崎市の御前崎ケープパークでは、高台にある「潮騒の像」上空に流星が美しい光跡を描いた。 国立天文台によると、15日午前4時ごろに最も流星の数が増える「極大」となる。暗い空など観測条件が良ければ、同日午前0時から3時ごろには1時間あたりの流星数が70個に達する可能性もあるという。 (浜松総局・山川侑哉) 美しい星空が広がる御前崎ケープパーク。「潮騒の像」の上空に星が流れた=13日午後9時ごろ、御前崎市
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 6日はトウゴロウイワシやメジナ、クロダイ、アイゴ、タカベなど。7日は強風のため休園。8日はメジナやタカベ、スズメダイ、カサゴなど。9日はトウゴロウイワシやマアジ、アイゴ、メジナなど。10日は小マダイやカワハギ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ、メジナ、マアジ、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 カマスを狙うなら早朝が良い。10~13号のカマスサビキで釣れる。サビキが取られるため、号数や種類を複数用意したい。日中や夕方は中アジが回遊してくる。型が大きいため、サビキ仕掛けは5号以上が良い。一部でサバも釣れた。 ▽
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静岡大教授の下村氏擁立へ 御前崎市長選
2024年4月14日投開票の任期満了に伴う御前崎市長選で、静岡大グローバル共創科学部教授の下村勝氏(54)を市内の元政治関係者ら住民有志が擁立することが12日までに複数の関係者への取材で分かった。下村氏は取材に対し「慎重に検討していきたい」と述べた。 複数の関係者によると、下村氏は出馬に前向きな姿勢を示していて、市内で後援会発足に向け準備が進んでいる。 下村氏は旧御前崎町出身。静岡大大学院電子科学研究科博士課程を修了し、現在は同大学発ベンチャー会社代表取締役などを兼任している。電子材料工学を専門的に研究し、脱炭素に向けた取り組み推進や教育環境の充実などを訴えるとみられる。 現職の柳沢重
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Jam9が結成20周年 17日、浜松で記念ライブ
浜松市を拠点に活動する3人組音楽ユニット「Jam9」が結成20周年を迎えた。17日に記念ライブ「REUNIONZ(リユニオンズ)」を開催する。「支えてくれてありがとうという気持ちを届ける公演にしたい」と感謝を語り、来場を呼びかけた。 Jam9は2003年3月、同市出身の兄弟・ギズモとイシノユウキ、御前崎市出身のモッキーの3人で結成。10年にメジャーデビューした。目標に掲げていたアクトシティ浜松での単独ライブを19年に成功させるなど、本県を代表するアーティストとして活動。ギズモは作曲家としても才能を発揮し、22年にKing&Princeのシングル「彩り」を手がけた。 ギズモは「やめないこと
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「おくるみ」シルクで優しく 細菌の繁殖抑え、速乾 菊川の通販会社考案 助産院も活用
生まれたばかりの赤ちゃんを包み、抱っこや寝かしつけに役立つ「おくるみ」。菊川市を拠点に着物の通販事業を手がける「ブライトネス」(長谷川和代代表)が、シルク素材を生かしたおくるみを考案した。子育て中の社員の声から誕生した商品で、長谷川さんは「赤ちゃんの肌トラブルや寝かしつけに悩むママたちをサポートできれば」と語る。 長谷川さんによると着物の代表的な素材でもある天然繊維のシルクは、細菌の繁殖を抑えて肌を清潔に保ち、速乾性にも優れている。おくるみはニットの製法で編まれているため、伸び縮みしやすく、赤ちゃんを優しく包める。洗濯機の使用も可能で手入れが簡単という。 開発のきっかけは、新型コロナウ
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クリアランス製品 使用拡大 金属再利用 側溝のふた 中電、グループ会社も
中部電力は8日、浜岡原発(御前崎市佐倉)1、2号機の廃炉作業で出た「クリアランス物」の金属再利用について、委託製造しているグレーチング(側溝のふた)を中電グループ会社でも使用することを発表した。これまでは主に同原発敷地内での利用にとどまっていたが、使用事業者を拡大。社会的な認知度を高め、課題となっているクリアランス物の再利用促進につなげたい狙いだ。 クリアランス物は放射能濃度が極めて低く、人体に影響がないと国に認められた金属などで一般の産業廃棄物と同じように扱う。中電によると、グレーチングは御前崎市に製作所を置く木村鋳造所が製造し、1枚当たり重さ約30~50キロ。中電パワーグリッドが12日か
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御前崎・浜岡東小 統合50周年 美しい歌声 記念式典彩る
御前崎市の浜岡東小で8日、統合50周年記念式典が開かれた。全校児童約300人と保護者らが出席し、歴史を振り返りながら、地域に根ざした学校づくりに向けて決意を新たにした。 オープニングセレモニーでは児童が地元の桜ケ池に伝わる龍神伝説の劇を披露したり、同校の伝統行事などを紹介したりした。石山千夏校長は学校運営を支える地域に感謝することの大切さを訴え、「学びは一生の宝。大人になっても自分の町や学校を愛してほしい」と呼びかけた。 特別企画として、音楽会を開催。声楽家の伊達伸子さん=同市比木=がピアニスト竹花秀代さんの伴奏に合わせて計9曲を披露。美しい歌声を響かせ、記念式典を祝った。 同校は1974年
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記者コラム「清流」 市町駅伝の魅力とは
4年ぶりに通常開催に戻った2日の第24回市町対抗駅伝。浜松市北部の4連覇や、同市南部とのワンツーフィニッシュを想定しながら、浜松総局代表記者として静岡市内の会場に乗り込んだが、いずれも残念な結果に終わった。 それでも郷土の代表選手が走る大会は、本筋から外れたところでも数え切れないほどのドラマが起きる。前立腺がんの手術を受けた袋井市の6区の高橋俊明選手は、術後初めて選手として駿河路を駆け抜けた。掛川市の8区の山田芽実選手と9区の幸芽選手は、姉妹で励まし合ってたすきをつないだ。 区間2位と力走した御前崎市のアンカー植田航生選手(19)は、仲間や沿道からの励ましに「チーム一丸で戦えた」と胸を張
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御前崎市長が2期の実績強調 市議会答弁
御前崎市議会12月定例会は7日、一般質問を行った。任期満了に伴い来年4月に行われる市長選に立候補しないことを表明している柳沢重夫市長はこれまでの実績を問われ「人口減少対策を第一の重要課題として捉え、各種事業に取り組んできた」と述べた。渥美昌裕氏への答弁。 現在2期目の柳沢市長は子育て支援や教育環境の充実などを掲げて市政を運営してきた。こども医療費の全額助成や給食費無償化、浜岡中校舎の建て替え事業などを成果として強調し、「県内では先駆けて事業に取り組んできた」と振り返った。2022年度の同市の合計特殊出生率は1・73で、県内の市では上位3番目となった。 ただ、浜岡と御前崎の旧両町が合併した20
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記者コラム「清流」 図書館
思考が整理できない時や心を落ち着かせたい時に訪れる場所がある。図書館だ。何げなく手に取った書籍でもページをめくると新たな言葉や考え方と出合い、気づきを与えてくれることもある。まさに知識の宝庫と言ってよい。 しかし、近年は本離れが急速に進んでいる。地域からは書店が姿を消し、図書館の利用者減少は全国的な流れという。 どうすれば図書館に足を運んでもらえるか。先日、御前崎市立図書館アスパルで開催された県舞台芸術センターの出張劇場を見た。館内の空間を活用した試みで普段は見慣れない働き世代や子どもの姿もあった。新たな価値を創出する考えは今後の図書館運営のヒントになり得ると感じた。 図書館は本を貸し
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御前埼灯台 9日の参観時間延長
御前崎市の御前埼灯台で9日午後4時から同7時までイベント「夕暮れ参観」が開かれる。 通常は午後4時までの参観時間を同7時まで特別延長する。天候に恵まれれば、海に沈む夕景を眺めることができる。会場では市観光協会が飲食物の販売ブースを設ける。 最終受付は午後6時半。中学生以上の入場者を対象に参観寄付金として300円を募る。問い合わせは燈光会御前埼支所<電0548(63)2550>へ。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 1日はウリボウ(イサキの幼魚)やタカベ、ネンブツダイ。2日は小マダイやクロダイ、ヒラソウダ、トウゴロウイワシ、カワハギ、ヘダイ、タカベ、ネンブツダイなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は徐々に水温が低下しているため回遊魚は減ってきた。朝方にはカマス。活性が良ければ日中でも釣れる。ウキ釣りではメジナ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 2日午前の沼津沖船釣りは0.8~2キロのマダイが2人で9匹。25~40センチのアジは多数揚がった。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)
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西村経産相が浜岡原発を視察「安全対策、万全を期して」
西村康稔経済産業相は4日午前、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に向けた安全性向上対策工事と1、2号機の廃止措置の現場を視察した。 東日本大震災後に津波対策として整備した海抜22メートル、総延長約1・6キロの防波壁の前では、林欣吾社長と増田博武浜岡原子力総合事務所長が建設経緯や構造を解説。同原発には約1時間滞在し、南海トラフ巨大地震に備えた安全対策の取り組み状況を見て回ったほか、廃止措置中の1、2号機では放射線管理区域内に入り、解体撤去物を切断する現場を見学した。 西村経産相は「安全対策に万全を期してほしい」と注文した。 同日午後は愛知県の国立研究開発法人産業技術総合研究所中部セ
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茶の魅力 壁画で届け 牧之原・荒畑園 自然の力生かす農法表現
茶の生産・販売業「荒畑園」(牧之原市布引原)の本社社屋にお茶の魅力を発信する色鮮やかなウォールアートがお目見えし、地域で関心を集めている。 御前崎市在住の画家JIRO(本名・鈴木次朗)さんが約1カ月かけて完成させた。作品は縦約4メートル、横約6メートルで、牧之原台地から臨む富士山と台地に広がる茶畑を独特な配色でダイナミックに表現した。幸運の象徴とされ、害虫を捕食し茶畑を守るテントウムシも描かれ、同社で長年続く自然の力を生かした茶農法への思いを表した。 ウォールアートは誰でも見ることができる。同社の荒畑千保常務は「多様な形で魅力を発信することで、多くの人にお茶への関心を高めてもらうきっかけ
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精神疾患 要因や背景学ぶ 浜岡原子力発電所 管理職向け研修会
掛川市などで障害者支援施設を運営する社会福祉法人「Mネット東遠」(八木光春理事長)はこのほど、御前崎市の中部電力浜岡原子力発電所の管理職所員約60人を対象にメンタルヘルス(心の健康)研修会を同所で開いた。 八木さんが精神保健福祉士の立場で講師を務め、精神疾患を引き起こす要因や背景を解説した。ストレスを感じやすい状況として今まで経験したことのない業務に直面した際や生活職場環境の変化などを挙げ、「うつ病は脳の疲れや病気」と説明。ストレスが蓄積されると不眠や動悸(どうき)など身体的不調が出やすいほか、遅刻や無気力といった行動心理面にも異変が現れやすいという。 八木さんは、大企業は中小企業と比べ
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ボートレーサー長嶋さん講演 「心の声大切に」 掛川・千浜小
掛川市の千浜小で、ボートレーサー(競艇選手)の長嶋万記さん(42)=御前崎市出身=による講演「ハートで生きる」が開かれた。自分の心の声を大切に歩み続け、現在はボートレースA1級で活躍する長嶋さんの経験を6年生20人が聞き、ワークショップに取り組みながら自らの夢について考えた。 長嶋さんは高校生の時、憧れの先輩の影響でボートレーサーになることを決意。その後、けがをしたり養成学校の試験で不合格になったりした過去を話した。「どんな感情も宝」と語り「嫌な気持ちになったら、どうだったら最高かと考えて行動に移すことで乗り越えられる」と伝えた。 長嶋さん手作りのシートに、好きなことや理由を書き込むワー
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色鮮やか ステンドグラス並ぶ 御前崎で作品展
静岡市葵区の「ステンドグラス工房かわもと」の代表かわもとみえさんと専属インストラクターによる作品展が1月14日まで、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース&ホテルのカルチャーフロアで開かれている。 ステンドグラスで制作した建築用パネルをはじめ、ランプやアクセサリーなど約80点を出展。小さなピースを組み合わせて色鮮やかで繊細なデザインに仕上げた。ステンドグラスは西洋美術として親しまれることが多いが、和風を意識した衝立(ついたて)や行灯(あんどん)といった独創性あふれる作品も人気だ。 ステンドグラスは窓の外から太陽光が差し込むと透明感が際立ち、夜は明かりが点灯すると落ち着いた雰囲気を演出する。光との
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地域防災の日 応急救護 岳洋中生が指南 菊川、住民向け講座
「地域防災の日」の3日、菊川市の各地で自主防災組織が主体となった訓練が行われた。ふじのくにジュニア防災士の認定を目指して防災学習に取り組む岳洋中3年生が校区内の各地区の訓練に参加し、学習の成果を実践した。 住民約160人が集まった岳洋地区の訓練では、生徒6人が応急救護の講座を企画し、住民に三角巾の活用法や毛布と2本の棒を使った簡易担架の作り方を説明した。実演を交えて三角巾の折り方を伝え、圧迫止血の方法や簡単にほどける結び方なども示した。 講座を主導した幸田瑠響さん(14)は「人口が多い地区だから、一番役に立つと思えるテーマにした。災害時は中学生も力になれる。学習の知識を生かして人の命を救いた
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御前崎市 弟の分まで攻めの走り アンカー植田選手(芝浦工大1年)、区間2位【市町対抗駅伝】
御前崎市のアンカー植田航生選手(19)=芝浦工大1年=が、区間2位と快走した。21位でたすきをもらい、1人を抜いて20位フィニッシュ。「最初から攻めて走り、最後まで粘ることができた。(区間2位は)自分でもびっくり」と5区を走った昨年の区間3位を上回る好成績を喜んだ。 常葉大菊川高から箱根駅伝出場を目指して同大に進学したが、今年は予選会で敗退。この日のレース前に大橋昌弘監督(39)から「箱根に出られなかった悔しさをぶつけてほしい」とげきを飛ばされていた。一線を退き、今年はスタッフとして裏方に回った双子の弟の悠生さん(19)の分まで走りきった。 「チームスローガンの目指せ10位、は達成できな
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排出ごみ減目指し市民団体が企画展 御前崎
御前崎市のごみ問題について考える市民団体「ゼロ・ウェイストの会」の企画展が1日、同市の市立図書館アスパルで始まった。市内の排出ごみ削減や環境保全に向け、家庭で実践できる生ごみ処理容器の取り組みや他自治体の先進事例などを紹介している。8日まで。 団体メンバーが自主的に環境問題について学び、現状や課題を資料にまとめて展示した。御前崎市の1人1日当たりのごみ排出量は911グラムで、県平均を上回るとの調査内容も報告。資源を再利用する重要性を指摘している。 黒土の中にいる微生物が生ごみを分解する力を利用した生ごみ処理容器「キエーロ」の実物を並べ、作り方も解説。たわし代わりに使えるヘチマの種も無料配布し
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元プロの守備かわしシュート!! 浜岡北小でB1三遠「バスケ交流会」 御前崎市
御前崎市の浜岡北小で1日、バスケットボール男子Bリーグ1部の三遠ネオフェニックスによる「バスケ交流会」が開かれた。同チームの鹿毛誠一郎、岡田慎吾の両アンバサダーが講師を務め、ミニゲームや職業講話などを行った。4~6年生約80人が学年ごとに参加した。 鹿毛さんはフリースローシュートを放つ際のこつを解説し、下半身の力がボールに伝わるように膝と肘を同時に伸ばすように助言した。ミニゲームでは児童が4、5人のグループに分かれて実施。講師がディフェンス役を務め、子どもたちはパスを回しながら身長約2メートルの鹿毛さんや6月まで現役選手だった岡田さんに阻まれないように連携プレーで得点を狙った。 鹿毛さん
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ハラスメント行為、御前崎市の病院と消防職員処分
御前崎市は30日、職場で不適切なハラスメント行為を繰り返したとして市立御前崎総合病院診療技術部科長の男性(57)を停職3カ月、市消防本部主幹の男性(47)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。 市によると、同病院の男性科長は複数の女性職員に対し、体を触るなどのわいせつ行為を繰り返した。2月に被害者側から相談が寄せられ、発覚したという。 消防士の男性は部下に威圧的な態度で暴言を吐いたり、あいさつを無視したりするパワハラ行為を常習的に行っていた。男性は「教育の一環だった」などと釈明しているという。 柳沢重夫市長は「職員の管理、指導監督、コンプライアンスの順守を徹底し、御前崎
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12月定例会開会 御前崎市議会
御前崎市議会12月定例会が29日開会し、会期を22日までの24日間と決めた後、20議案を一括上程した。 本会議初日は市教育委員会委員の人事案件などを先議し、同市白羽の馬渕香澄氏(39)を任命することに同意した。8月の人事院勧告に伴って市長などの特別職、教育長、市職員、市議の給与、報酬をそれぞれ引き上げる内容の改正条例案も原案通り可決した。
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御前崎市制施行20周年 フレーズとロゴマーク決定
御前崎市はこのほど、来年4月1日に迎える市制施行20周年のキャッチフレーズとロゴマークを発表した。 キャッチフレーズは同市下朝比奈の坂本佳子さんが考案した「20周年の想い、未来へ受け継ぐ御前崎」に決定。8月から9月下旬までの間、市内に在住・在勤・在学する人を対象に募集したところ、62点の作品が寄せられ、柳沢重夫市長らが選考した。坂本さんは浜岡、御前崎の旧両町が合併してからの20年間の歩みに感謝し、将来も住みたいと思える市になってほしいとの願いを込めたという。 ロゴマークは同市の池新田高美術部の生徒が御前埼灯台をモチーフに制作した。市は今後、20周年の記念事業やポスター、グッズなどに使用すると
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迫力演技で観客魅了 SPAC出張劇場 「猫踊り」御前崎で上演
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の無料出張劇場「猫踊り」が28日夜、御前崎市の市立図書館アスパルで開かれた。館内のエントランスに特設舞台を設け、来場した市民ら約60人が俳優たちの迫力ある芝居に魅了された。 猫踊りは函南町軽井沢に伝わる民話で、SPACが芝居にアレンジした。村の男「藤蔵」が夜道を歩いていると竹やぶの中から奇妙な声が聞こえてくる場面から始まり、その奥では言葉を話し笛吹き踊る猫たちの不思議な世界が広がっている物語。そこに藤蔵の飼い猫「シロ」も参加していたことが分かり、最後は“化け猫”に家から出て行ってもらう場面で幕が閉じる。出演した俳優3人は楽しそうに踊る猫や怪奇な出来事に遭遇し
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ。24日は強風のため休園した。25日は小マダイやクロダイ、カワハギ、ソウダガツオ、ベラ、ネンブツダイ、スズメダイなど。26日は小マダイやタカベ、トウゴロウイワシ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシとアジ。針は4~5号で、午後3~5時ごろが狙い目。ウキ釣りではメジナ。23日にはサバが回遊してきて、ウキ釣りやカゴ釣り、サビキ釣りのいずれでも釣れた。シロギス狙いの投げ釣りは通年で狙える。餌は青イソメで、穴釣りやメジナ釣りなどにも流用できる
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地域で子育て推進 県教委、13団体表彰
静岡県教委はこのほど、2023年度の「子供を育む地域活動団体表彰」として、地域で子育て体制づくりを推進する13団体を選出した。 放課後学習支援や職業講話、子育て世代の居場所づくりなどの活動が評価された。受賞団体は次の通り。 三島市立佐野小地域学校協働本部、同市立東小地域学校協働本部、同市立徳倉小地域学校協働本部、同市立北上小地域学校協働本部、同市立南中地域学校協働本部、伊豆の国市立大仁北小地域学校協働本部、島田市大津財産区、放課後子ども教室とんとん(富士宮市)だれでも食堂もぐもぐマツイ学園(御前崎市)葉梨子ども広場運営委員会(藤枝市)子育てサークルぴおーねくらぶ(浜松市)細江文化協会陶芸部(
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四季折々の御前崎 写真カレンダーに 市観光協会が作製
御前崎市観光協会は2024年版のフォトカレンダーを作製した。22年度に行った写真コンテストの入賞作品を含む計13点を表紙と各月ページに掲載し、御前崎の四季折々の風景を楽しめる。 春はあらさわふる里公園などに咲く草花の作品を採用した。夏は御前崎海岸でのサーフィンの様子、秋は夕景など季節に応じた写真を選んだ。御前埼灯台や港に並ぶ漁船の作品もあり、壁に掛けて御前崎市の魅力や雰囲気を感じることができる。 価格は1部1200円(税込み)。同協会事務局がある御前崎市観光物産会館なぶら館で500部限定で販売している。問い合わせは<電0548(63)2001>へ。
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功労者ら表彰 静岡県薬物対策推進本部
静岡県薬物乱用対策推進本部はこのほど、本年度の県薬物乱用防止県民大会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。功労者らの表彰や薬物依存研究の専門家による講演などを行った。 薬物乱用防止指導員やボランティアら約350人が参加した。薬物乱用防止功労者と中高生対象のポスター・標語コンテストの入賞者を表彰したほか、湘南医療大薬学部の船田正彦教授が「大麻乱用問題の現状とこれから」と題して講演した。 表彰を受けたのは次の通り。 【厚生労働省医薬局長感謝状】渡辺昌平(松崎町)大村和枝(静岡市)【県知事褒状】神成拓磨(小山町)高橋美敬(御殿場市)石川元之(静岡市)原川久(同)藤田忠男(同)米沢国雄(島田市
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御前埼灯台守る 燈光会に感謝状 清水海上保安部
清水海上保安部はこのほど、10年以上の長きにわたり御前崎市の御前埼灯台の魅力発信に貢献したとして、公益社団法人燈光会御前埼支所の辻岡知美支所長に感謝状を贈った。 辻岡支所長は全国で16しかない“のぼれる灯台”の一つである同灯台で、訪れる人の安全を守りながら参観業務を行い、灯台の重要性や魅力を発信してきた。感謝状を受けた辻岡支所長は「一人でも多くの人に灯台を知ってもらいたいということが一番」と活動への思いを語った。 御前埼灯台は1874年に初点灯し、現在も運用している現役の灯台で、2021年に国の重要文化財に指定された。
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中区の相曽さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の11月大会がこのほど、浜松市浜北区竜南のサンライフ浜北で開かれた。73人が参加、最強のSクラスは相曽剛史さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①相曽剛史(中区)②宇藤敬行(磐田市)③内山透(西区)④石野俊夫(掛川市)⑤横山渡(牧之原市)▽A ①門奈光(東区)②赤松竜也(天竜区)③鈴木大輝(磐田市)④岡本徳裕(同)⑤石川三余(西区)▽B ①藤原紳裕(御前崎市)②渥美良純(北区)③幸田好司(磐田市)④山口昌行(中区)⑤門奈紀明(東区)▽C ①佐藤粹聖(西区)②松岡優人(中区)③高橋直之(北区)④庄司圭佑(静岡市)⑤村松利郎(森町)▽D ①志村正雄(袋井市)②山下
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御前崎の柳沢市長 不出馬を正式表明 来春市長選
御前崎市の柳沢重夫市長(76)は22日、任期満了に伴う来年4月14日投開票の市長選に立候補しないことを定例記者会見で正式表明した。退任の理由について「社会や経済が目まぐるしく進展する中で、自分の人生観やライフステージを考えて決断した」と述べた。 柳沢氏は現在2期目。浜岡中の校舎建て替えや給食費無償化、御前崎地区への消防緊急車両配備などを挙げ、「市民に安全安心を与えることができた」と語った。2019年12月に行われた産廃処理施設の建設賛否を問う住民投票も印象深かったと振り返った。 同市に立地する中部電力浜岡原発についても触れ、「日本のエネルギー情勢を踏まえれば再稼働した方が良い」と改めて強調し
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御前崎市、12月1日からポイント還元 ペイペイ利用で20%分
御前崎市は12月1日から27日まで、電子決済サービス「PayPay(ペイペイ)」と連携したポイント20%還元キャンペーンを実施する。 新型コロナ禍や物価高騰による経済支援対策の一環。市内のペイペイを導入している店舗約450店で商品を購入すると、支払額に応じて20%分のポイントが還元される。ただし、付与される上限ポイントは利用1回当たり千円分、期間中3千円分まで。 市はキャンペーン開始を前に、スマートフォン操作や電子決済サービス利用の方法を学ぶ無料講習会を開催している。11月30日に最後の講習会を池新田地区センターで開く予定で、受講者を募集している。問い合わせは市商工観光課<電0537(8
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御前崎市議会 市長を参考人招致 こども園 調査特別委 議決後変更要求巡り
御前崎市議会の議長ら7人が5月末、こども園新設事業の予算を議決後に市に計画変更を求めた問題で原因を究明する市議会調査特別委員会(委員長・阿南澄男市議)は22日、柳沢重夫市長を参考人として招致した。 柳沢市長は5月31日に行われた市議側との面会で、新こども園事業の実施スケジュール見直しを提案され「(提案に応じることは)無理だと思ったが、まずは寄せられた意見を聞くことにした」と当時を振り返った。6月定例会でも市議から計画再考を求められたが「計画変更するつもりはなかった」と明かした。 委員からは「無理なことは早い段階ではっきりできないと言うべきだ。もっと毅然(きぜん)とした対応をしてほしい」と指摘
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災害対策に女性の視点を 御前崎市が意見交換会
御前崎市は20日、防災や災害対策に女性の視点を取り入れるための意見交換会を市役所で行った。女性の市職員や防災指導員ら約10人が参加し、NPO法人御前崎災害支援ネットワークの落合美恵子代表から女性に配慮した避難所運営の必要性を学んだ。 落合さんは東日本大震災や熊本地震などの災害支援ボランティアの体験談を踏まえ、授乳や衣服を着替えることができるプライベート空間の確保、生理用品の備蓄などが欠かせないと指摘。避難所などで被災者の女性が性的被害を受けたケースも報告した。災害分野で男女共同参画の考えを浸透させるために「自主防災組織の役員や活動に女性を起用してほしい」と提案した。 一方、同市では町内会や自
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日はタカベやイサキ、メジナ、ネンブツダイなど。17日は悪天候のため入場者なし。18日はタカベやトウゴロウイワシ、ベラ、スズメダイなど。19日はソウダガツオやメジナ、イスズミ、アイゴ、オオモンハタなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 気温の急激な低下とともに海水温も下がり、青物は不調。これからはウキ釣りやフカセ釣りでメジナが有望。日中はカマスサビキや餌釣り、ルアー釣りなどでカマスが多く釣れた。他に穴釣りではカサゴが狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 16日の富士川
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浜岡原発新規制基準審査 自然ハザード 残る2課題
中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の再稼働の前提となる原子力規制委員会での新規制基準適合性審査は、前半戦の自然ハザード(危険性)分野で長年にわたる懸案となっていた三つの審査項目のうち、耐震設計の目安となる最大の揺れ「基準地震動」が今年9月末に決まった。今後は想定される最大の津波高「基準津波」の決定と、「敷地内断層の活動性評価」という残された二つの課題を巡る議論に主な焦点が移る。中電の説明が早期に規制委の理解を得られるかどうかが、審査全体の行方を大きく左右する。 (東京支社・関本豪) 敷地内断層の活動性評価 新物証 突破口なるか 今年8月の審査会合。中電が提出した資料に、1枚の「
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静岡人インタビュー「この人」 ハンセン病療養所でボランティア活動する 伊東郁乃さん(三島市)
7年前に動物介在活動団体「ぷらす」を設立。仲間とともに犬を連れて御殿場市のハンセン病療養施設「国立駿河療養所」と「私立神山復生病院」を訪問し、入所者が動物と触れ合える場を提供している。今年は御前崎市出身の元患者石山春平さん(87)の卒業証書授与式と母校訪問を支援した。65歳。 -活動を始めた経緯は。 「ハンセン病患者の強制隔離を憲法違反と断じ、国の非を認めた2001年5月の熊本地裁判決がきっかけ。人権を無視した国策問題を学ぶ中で、入所者に笑顔の時間を過ごしてほしいと当時から高齢者施設などで行っていた動物訪問活動を療養所でもやりたいと考えた」 -なぜ、石山さんのサポートを思いついたのか。
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御前崎港利用へ 浜松でセミナー 貨物量は回復見通し
静岡県や御前崎、牧之原市、物流会社などでつくる御前崎港ポートセールス実行委員会(委員長・川勝平太知事)は21日、港の概況や利用の優遇制度などを荷主や企業関係者に説明する御前崎港セミナーを浜松市中区で開いた。 県御前崎港管理事務所の平井一彰所長は、取扱貨物量の推移や臨港地区内で民間が12月の本格稼働を目指すバイオマス発電所の整備状況、4月に初寄港した外国クルーズ客船の受け入れ継続方針などを報告した。同事務所によると、2022年の取扱貨物量は完成自動車やコンテナ貨物など約221万トン。半導体不足緩和に伴う自動車生産回復などを背景に、1~9月は約190万トンと増加傾向で、23年はV字回復の見込みと
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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「税の絵はがき」 熊切さん最優秀 掛川法人会
掛川法人会はこのほど、掛川と菊川、御前崎の3市の小学6年生を対象に募集した「税に関する絵はがきコンクール」で、掛川市の佐束小の熊切一花さんを最優秀賞の掛川税務署長賞に選んだ。コンクールには3市の29校から999点の応募があった。 最優秀賞を除く主な入賞者は次の通り。 掛川法人会長賞 佐塚希未羽(菊川小笠南)▽掛川法人会女性部会長賞 大石梨加(掛川城北)▽磐田財務事務所長賞 川口琴弓(御前崎)▽掛川市長賞 渥美文葉(掛川上内田)▽菊川市長賞 稲葉愛珠(菊川横地)▽御前崎市長賞 沢入菜那(御前崎)▽東海税理士会掛川支部長賞 榛村羽夏(掛川上内田)▽審査員特別賞 平松瑠菜(掛川大渕)
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交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
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御前崎市が企画財政部、こども未来部新設へ
御前崎市は20日、2024年度から市行政組織の機構改革として企画財政部とこども未来部を新設する案を市議会全員協議会で示した。市民ニーズの多様化や柔軟なまちづくりに対応するため、庁舎内組織を現行の5部署から7部署に細分化する。組織再編に関する議案を12月定例会に提出する。 市によると、総務部の企画政策、エネルギー政策、財政の3課をまとめて新たに企画財政部を設置する。浜岡原発の立地交付金などの財源を活用し、実効性ある政策展開を目指す。 こども未来部は国の児童福祉法改正に伴い、努力義務とされているこども家庭センターの設置に対応。子育てや幼児教育環境の支援体制を強化する。市民の高齢化も踏まえ、市
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遠州8神社巡り「八重神玉」完成 「良縁成就」「病気鎮護」…各木玉に御利益 ひも通して縁起物飾りに
遠州地域の神社8社がそれぞれの神社でおはらいした木玉「遠州八重神玉(やえだま)」を発売した。「良縁成就」「病気鎮護」など神社ごとの御利益を前面に出し、8社分をそろえてひもに通すと神棚や壁に飾れる縁起物になる。御朱印ブームなどで参拝客が増える中、圏域の神社が連携して回遊向上を狙う。 木玉は直径約3・5センチで各神社の社紋や御利益、神社を象徴する動物などを刻印した。玉にはビーズのように穴があいている。神社を回って玉を集めて連ねることで、神様との縁を重ねるとの意味を込めた。 ポスターには参加神社の社名の横にQRコードを配置して地図アプリに誘導する。企画者の1人、龍尾神社(掛川市下西郷)の禰宜(
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
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原発関連の研究公募 中部電力
中部電力は浜岡原発(御前崎市佐倉)の安全性向上と運営改善を目的とした研究を公募する。来年1月10日まで募集し、研究内容や応募資格に関する相談を受け付けている。 公募するのは①原子力の将来技術②原発の安全性向上③浜岡原発1、2号機の廃止措置の改善④浜岡原発3、4、5号機の保守性、作業性の向上-の4領域。研究期間は2024年度から1年か2年で、1件当たり最大で年500万円を研究費として助成する。 対象は全国の大学や公的研究機関に従事する研究者か、県内に事業所があって4領域の研究が可能な企業。社外の有識者が選考する。
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原子力災害時の安全守れ 浜岡原発想定、放射線防護テント訓練 中電や御前崎市
御前崎市で16日、中部電力浜岡原発(同市佐倉)の原子力災害を想定した訓練が行われた。同市や中部電力など計5機関が参加し、空気で膨らませる放射線防護テント「エアシェルター」を新野地区センター内の体育館に設営するなど緊急時の連携態勢を確認した。 エアシェルターは、放射線除去フィルターを通して外の空気を取り込むことで展張する。天井は高さ約3メートルで、126人まで収容可能。自家用車で広域避難できない高齢者などが一時的に逃げ込むために設ける。 訓練には地域住民らも参加し、シェルターの送風機の設置手順などを確認した。空気を取り込み始めてから約30分で体育館の床一面に放射線物質から汚染を防ぐための
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記者コラム「清流」 魅力を育てたい
「魅力」という言葉の意味を調べると、人の心を引きつけて夢中にさせる力-とある。先日、御前崎市の池新田高1年生が「シアワセミライ会議」と題し、自分たちで考えた地域活性化策を提言した。同校と市の連携事業で地域の魅力を発見し、課題解決力を養うことが狙いだった。 生徒は人口減少が進む現状などを踏まえ「カフェ経営で観光客を呼びたい」「海をSNSで情報発信したい」などと意見を発表。ある生徒からはこんな言葉も聞いた。「物事の発想次第でまちは良くなりそう」。生まれ育った地元の魅力に気づき、まちづくりのイメージを膨らませていた。ただ、市の実情に目を向ければ税収や産業経済は落ち込み、閉塞感が漂う。若者の希望や
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茶況(11月16日)河原崎さんが茶園共進会金賞 JA遠州夢咲
遠州夢咲茶業振興連絡協議会とJA遠州夢咲はこのほど、茶園の管理技術向上を目的にした茶園共進会を開き、御前崎市の河原崎功さんが最高賞の金賞に選ばれた。 菊川と掛川、御前崎の管内3市から20点が出品された。県中遠農林事務所やJA静岡経済連などの担当者が審査に当たった。各地区の茶園を巡回して花の数や樹高などを確認し、栽培管理や土壌の状態、生育状況などを採点した。上位には根の生育が良く葉層が十分に保たれていて、樹勢の強い茶園がそろった。審査長を務めた同事務所の永谷隆行さんは「立地条件が良く管理が行き届いた生育良好な茶園が多かった」と講評した。 金賞以外の主な結果は次の通り。 銀賞 増田茂樹(御
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勤労者福祉向上へ 御前崎市に要望書 東遠労福協
掛川、菊川、御前崎3市の労働組合でつくる東遠地域労働者福祉協議会は15日、勤労者の福祉や教育文化、健康増進の向上を求める要望書を御前崎市に提出した。太田治会長ら役員が市役所を訪れ、柳沢重夫市長に手渡した。 同協議会の活動に対する補助金の継続をはじめ、自殺防止や困窮家庭への支援策として、子どものセーフティーネット機能の拡充を訴えた。さらに、高齢者介護問題に関する相談窓口の情報発信や障害者などが活躍できる雇用促進政策、同協議会から御前崎市中小企業円卓会議の委員を選出することも求めた。
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御前崎の魅力 ぎゅっと凝縮 市役所周辺で25、26日まつり 食品や雑貨 100ブース
御前崎市の第17回大産業まつりが25、26の両日、市役所周辺で開かれる。市内の企業や組合、店舗などが約100件のブースを構え、市は「御前崎の魅力が詰まったイベント」と来場を呼びかけている。 会場には市特産の農産品や飲食物、雑貨の物販コーナーが並ぶ。今年は自治体同士の交流が深い長野県高森町をはじめ、山梨県の甲斐市と中央市も参加し、リンゴなどを販売する予定。 開催時間は両日とも午前9時半から午後3時まで。雨天決行。問い合わせは市商工観光課<電0537(85)1135>へ。
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災害時の最適な行動、対策は 御前崎・浜岡北小6年 スタンプラリーで確認
東日本大震災の教訓を踏まえた東北大の減災教育「結(ゆい)」プロジェクトが13日、御前崎市の浜岡北小で行われた。6年生約20人が参加し、災害時に自らの命を守り被害をいかに最小限に抑えるべきか、問題回答形式のスタンプラリーで最適な対策や行動を考えた。 同大災害科学国際研究所講師の保田真理さんから、地震発生メカニズムや大雨リスクなどを学び、スタンプラリーを実施した。用意された設問は「緊急時に離ればなれになった家族と出会うには」「夜間に避難所まで安全に行くにはどうすればよいか」-など6問。設問ごとに五つの行動が選択肢として示され、子どもたちは当てはまる回答スタンプをワークシートに押していった。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやカワハギ。11日はマダイやメジナ、クロダイ、ウツボ、カンパチ。12日はイスズミやタカノハダイ、スズメダイ、メジナが揚がった。ソウダガツオやトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシ。早朝に釣れていたアジは少なくなったが、夕方はカゴ釣りでシマアジやショゴ(カンパチの幼魚)も交じる。早朝はウキ釣りでメジナ、カマスサビキでカマスが釣れる。ブラクリ仕掛けでは日中にカサゴ、暗くなるとメバルも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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不審者侵入に対応 中電防災、御前崎・浜岡原発の警備訓練
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)のセキュリティー業務を担う民間会社「中電防災」浜岡総合事業所は14日、警備消防特別訓練を原発敷地内で行い、報道陣に初公開した。社員21人が参加して不法侵入者の確保や迅速な消火活動を実践し、さらなる警備体勢の強化を図った。 原発敷地内に不審な男が侵入したとの想定で実施した訓練では、警備員3人が素早く犯人を囲み、凶器で襲われない程度の距離を保ちながら刺股を使って取り押さえるまでの流れを確認した。消防訓練では放水活動を行い、建物火災の鎮圧だけでなく、タンクに漏れ出た油に引火した想定での消火作業や延焼を防ぐためホースから水を噴出させて水の幕をつくる「ウオーターカーテ
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⚽U―22日本代表 御前崎で合宿 市が歓迎セレモニー
サッカーのU-22(22歳以下)日本代表が18日に静岡市で行われる国際親善試合のアルゼンチン戦に向け、御前崎市内で事前合宿を行っている。市は14日、練習会場で歓迎セレモニーを開いた。 13日から計5日間の日程で始まった合宿は大岩剛監督(清水商高出)をはじめ、スタッフと選手ら約40人が参加。14日には海外組が加わり、ミーティングを重ねながら連係プレーなどを入念に確認し、最終調整を行った。 日本代表チームは今回、良質な芝を管理する練習会場があることや温暖な気候に着目し、同市を事前キャンプ地に選んだという。セレモニーで柳沢重夫市長は「世界中の子どもたちに夢や希望を与えてほしい」と激励し、チーム
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核燃料再処理工場、着工30年 完成延期26回 めど立たず 青森・六ケ所村【ニュースを追う】
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)など全国の原発で発生した使用済み核燃料を再処理する青森県六ケ所村の再処理工場。資源の有効利用などを目的とする核燃料サイクルの要となる施設だが、着工から30年を経た今も完成していない。日本原燃(原燃)は2024年上期の完成を目指すが、これまでの相次ぐトラブルで26回延期され、操業できるかは見通せないままだ。 (社会部・中川琳) 六ケ所再処理工場は青森県下北半島の付け根に位置する。浜岡原発の敷地面積の約5倍に当たる約750万平方メートルの土地に、プルトニウムなどの分離を行う再処理工場や低レベル放射性廃棄物埋設センターなど複数の施設が集合している。 中核とな
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防災設備、ゲーム感覚で探索 御前崎で児童らロゲイニング 機能もチェック
御前崎市のNPO法人御前崎災害支援ネットワークは11日、災害時に役立つ地域の設備や機能を歩いて学ぶ「防災ロゲイニング」を同市池新田地区で行った。小学生や高校生ら約15人が参加し、冒険ゲーム感覚で防災知識を高めた。 同地区の避難場所の浜岡中学校をはじめ、防火水槽やAEDがある店舗など15カ所をチェックポイントに指定。設備の重要性が高いほど高得点が得られるルールで行った。参加者は6班に分かれて同地区の市研修センターを出発。制限時間45分の中でより多くの場所を巡り、総獲得点数を競い合った。 防災ロゲイニングの狙いについて同NPOの落合美恵子代表理事は「地域の防災設備や危険箇所を把握する習慣を身
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柳沢市長、不出馬の意向 2024年4月の御前崎市長選
御前崎市の柳沢重夫市長(76)が来年4月の任期満了に伴う市長選に立候補しない意向を固めたことが11日までに分かった。近く正式表明する。 同日までに、後援会幹部らに伝えた。関係者によると、柳沢氏は社会の変革に対応する世代交代を理由に挙げたという。 柳沢氏は現在2期目。教育環境の充実や防災対策の強化を掲げ、停止中の中部電力浜岡原発については再稼働容認の立場を示してきた。 来年4月14日投開票の次期市長選を巡っては新人で医療支援団体の理事長青田修二氏(53)が出馬を表明しているほか、既に柳沢氏の後継者擁立に向けた動きがある。 柳沢氏は同市出身。1999年から旧浜岡町議を2期5年務めた。旧御
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「存在」追求した人物描写 画家・山城道也さん(島田市)【表現者たち】
油彩の大作がぐるりと囲んだ展示室。画家山城道也さん(47)=島田市=が御前崎市内で開催中の個展は、二紀展出品作を中心に、20代からの画業を振り返る構成になっている。 「写実が基本だが、リアリティーを追求するというより、『存在』が表現できたらいい」。強く影響を受けたのは常葉学園短大以来の恩師、佐々木信平さん(1936~2017年)。中央画壇で活躍し、東欧の大地にたくましく生きる人々を捉えた作品で知られる。「研究室をのぞいては、制作過程を間近で見てきた」。山城さんもおのずと人物、群像表現をまねることからスタートした。 屈強な西伊豆の漁師たち、少女の成長を10年間かけて追ったシリーズ。近年はわ
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大坂・土方工業用地に多摩化学工業が進出 掛川、4.2ヘクタール取得
化学品製造販売の多摩化学工業(川崎市)が掛川市の大坂・土方工業用地に進出する。同社は近隣の上土方工業団地で半導体の現像液や洗浄液など高純度薬品を製造する掛川工場を操業していて、市内の拠点は2カ所目になる。 同工業用地西工区の南北2区画のうち、南側区画約4・2ヘクタールを取得する仮契約を9日までに、市と締結した。同社によると、製造に加えて研究開発の機能を備えることなどを視野に、新拠点整備の検討を進める。同社は国内に掛川工場や浜岡工場・生産技術センター(御前崎市)など5工場を構えている。 掛川市は15日開会の市議会11月定例会に不動産売買契約関連議案を提出する。市によると、売却額は約9億1400
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菊川・御前崎の高校生 防犯活動宣言書提出 菊川署
菊川市の常葉大菊川高と小笠高、御前崎市の池新田高の生徒会役員ら3人が9日、防犯活動宣言書を菊川署に提出した。生徒たちは犯罪を根絶する意味を込めて「K・O(ノックアウト)ハイスクール呼びかけ隊」と名付けられ、防犯啓発活動などを展開する。 両市では近年、自転車の盗難や車上狙い、特殊詐欺の被害が懸念されている。同隊は各校内に向けて通学自転車の施錠を促すほか、家族や地域に対しても特殊詐欺被害の防止対策を呼びかけていく。小笠高2年の曽根悠人さんは「自分たちが中心になって地域安全に貢献したい」と意気込みを語った。 生徒3人に防犯モデル校指定書を手渡した竹下貢署長は「勉強や交友関係を充実させながら、社会貢
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悩みや将来 “大先輩”がアドバイス 同窓会役員と在校生 池新田高「交流カフェ」
池新田高の同窓会役員と在校生が交流を深める「くつろぎカフェ」がこのほど、御前崎市池新田の丸尾記念館で開かれた。同校と在校生の活躍を応援するため、役員らが生徒の将来目標や悩みの相談に応じた。 生徒約50人が参加した。役員は60~70代が中心で、円卓を囲んで談笑を楽しんだり、長椅子に座って学校行事や授業の様子を語り合ったりした。時代をさかのぼり、昭和当時の部活動の厳しさなどに話が及ぶと、生徒たちは世代間ギャップに驚いた表情を見せた。生徒が卒業後を見据え、先輩に仕事のやりがいや大変さを聞く場面もあった。 同校は2019年に創立100周年を迎えた。同窓会の丸尾正会長は「若者の背中を押して結束力を
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 3日はソウダガツオやアオリイカ、カサゴなど。4日はアイゴやタカベ、ネンブツダイ、カワハギ、メジナなど。5日はソウダガツオやマダイ、スズメダイ、カンパチ、タカベなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日差しの強い日が続いたためか、日中のサビキ釣りはやや苦戦。アジは夕方が狙い目。午後5時ごろには暗くなってしまうので、午後3時ごろから釣り始めるのがおすすめ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 4日午前の沼津沖船釣りは30~40センチの大アジが多数。他にオオモンハタやマハタ、小マダ
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小中生 生け花で秋表現 丸尾記念館庭園に作品展示 御前崎
御前崎市のこども生け花教室の生徒による作品展が5日、同市池新田の丸尾記念館で開かれた。同館敷地内の庭園に約10点展示し、来場者が散策しながら観賞を楽しんだ。 同市とその周辺市の小中学生がススキやリンドウ、ホトトギス、小菊などを生けた。華道の流儀にこだわらず、草花の生き生きとした姿を表現することを意識。凛(りん)としたたたずまいの作品もあれば、草花の生命力の強さを感じさせる力作もあり、独創性が光った。庭園の雰囲気と作品の相性も良く、多くの人々を魅了した。 ユリやバラを使って作品を仕上げた掛川市の大須賀中1年、水谷紗菜さん(13)は「明るい雰囲気を演出し、秋らしさを表現した」と話した。
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「波乗り鰆」漁 解禁へ御前崎で決起集会 南駿河湾漁協
南駿河湾漁業協同組合が独自にブランド認定している「波乗り鰆(サワラ)」の漁期を前に、組合員の漁師らがこのほど、御前崎市の同漁協事務所で決起集会を開いた。ブランド力向上を目指し、品質管理に加え、漁獲情報の発信力強化や認知度拡大を図る方針を示した。 同漁協は御前崎近海で取れるサワラのうち、11月から2月にかけて引き縄一本釣りで漁獲した体重2・5~4キロ、脂肪量10%以上を波乗り鰆と認定。他のサワラと区別して出荷している。漁師らは高品質の波乗り鰆を提供するため、船上で迅速かつ的確に流水で脱血することを確認。水揚げ後の脂肪量の測定などの作業手順も情報共有した。
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小学生34チームが熱戦 磐田でソフトバレー大会
バレーボールVリーグ女子2部のブレス浜松が主催するソフトバレーボール大会「イトーグループプレゼンツ ブレス浜松小学生フレンドリーカップ」(静岡新聞社・静岡放送共催)が3日、磐田市見付の市総合体育館で開かれた。県西部から小学4年生以下の34チームが出場し、熱戦を繰り広げた。 出場チームは5グループに分かれて予選リーグと決勝トーナメントを戦い、それぞれ順位を争った。元バレー女子日本代表で、ブレス浜松の大林素子ゼネラルマネジャーも観戦し、大会を盛り上げた。終了後には、各グループの優勝チームとブレス浜松OGのエキシビションマッチも行われた。 各グループの優勝チームは次の通り。 和田岡バレーボールスポ
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写真で“魅せる” 御前崎の魅力 5日まで愛好家作品展
御前崎市の写真愛好家でつくる「フォト御前崎」(清水正弘代表)の作品展が5日まで、同市の市立図書館アスパルで開かれている。豊かな自然風景や動植物などのパネル写真が約90枚並ぶ。 メンバー約10人が日頃の活動成果を披露。市内の花畑で遊ぶ子どもの作品は笑顔があふれ、古里の良さを表現。来場者の目を引きつけている。御前埼灯台や砂浜に咲くハマヒルガオなど将来に残したい同市の魅力も紹介。写真の構図や明るさなど撮影者の個性や技術も光る。 特別企画として、日本自然保護協会自然観察指導員の宮本勝海さんと市ウミガメ保護監視員の良知正美さんが、活動記録として撮影した野鳥やアカウミガメの写真計30点を出展した。
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富士山など表現した菊作品 200点以上並ぶ 19日まで御前崎
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で1日、菊花展が始まった。ステージに富士山などをテーマにした多彩な作品200点以上が並び、来場者を魅了している。19日まで。 御前崎、牧之原両市のメンバー12人でつくる愛好家グループ「あら沢菊の会」が出展した。富士山をかたどった大作は土台となる網に菊をはわせて育てた。山頂は白色の菊を配置し、冠雪を表現。手前には波をイメージした作品を並べ、空間演出にもこだわった。 色鮮やかな大輪を付ける大菊や、枝先にいくつもの花を咲かせるスプレー菊など種類も豊富。だるま作りや盆栽仕立て、千輪立てといった展示品も人気を集めている。 今年は温暖な気候が続いた影響で、例年と
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9団体の環境プラン採択 静岡県SDGsアワード 8日、県庁でイベント
静岡県は1日、環境課題の解決に貢献するビジネスプランを表彰する「県SDGsビジネスアワード」の採択団体9件を決定したと発表した。各団体は8日午後1時15分から県庁で行うキックオフイベントでそれぞれのプランを発表する。 循環型社会や生物多様性、脱炭素社会などをテーマに、18件のビジネスプランが寄せられ、アワードの総合プロデューサー谷中修吾さん(湖西市出身)らが事業の実現可能性や革新性、環境への貢献度などを審査した。採択団体は今後3カ月間にわたり、専門家から事業成長に向けた伴走型支援を受ける。来年3月に最終成果発表会を行い、知事賞などを決める。 採択団体は次の通り。 アサギリ(富士宮市)ア
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市民に駐車場提供 災害時対応で協定 袋井市とダイナム
パチンコ店運営の「ダイナム」と袋井市は、災害時の市民の施設利用について協定を締結した。同社は静岡袋井店の駐車場を災害発生時、車中泊のスペースとして市に提供し、被災者の安全確保に協力する。 同社は掛川市や御前崎市をはじめ、全国の自治体と同様の協定の締結を進めている。店のトイレなどの提供も想定している。 30日に市役所で行われた締結式には、大場規之市長と阿部光悦ストアマネジャーが出席し、協定書を取り交わした。阿部ストアマネジャーは「協定で防災意識を一層向上させ、地域の安全確保に貢献したい」と意気込み、大場市長は「全国規模での自治体との連携に敬意を表する」と述べた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10月27日はソウダガツオやムロアジ、イナダ、メジナ、カワハギなど。28日はソウダガツオやメジナ、タカベ、イサキ、オオモンハタなど。29日はソウダガツオやタカベ、メジナ、イサキ、ネンブツダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は早朝、カマスに交じって中アジが釣れる。アジ狙いならウキ釣りが良い。アジは群れが多ければサビキ仕掛けが有効だが、カマスが掛かると仕掛けを切られてしまう。カマスを狙うならカマスサビキを用意したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10月26日午前の
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浜岡原発 4号機制御棒に不具合 長期停止が影響か
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の停止中4号機で9月中旬、引き抜き動作中の制御棒が誤って挿入方向に動いてしまう事象が起きていたことが31日までに中電への取材で分かった。プラントの長期停止に伴い、制御棒を動かすための駆動装置に多量の水あかが付着し、動作不良を招いたとみられる。 中電によると、不具合は9月11日に見つかった。燃料が入った想定で185本ある制御棒を1本ずつ約15センチ挿入し、引き抜く操作確認をしていたところ、1本だけが正常に引き抜かれず、逆の挿入方向へ動いてしまったという。不具合を確認した社員が停止した。 制御棒にはそれぞれ駆動装置が設置され、水圧の力を利用して挿入や引き抜きを行
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御前崎港の整備促進要望 柳沢市長ら、国交省に
御前崎港整備促進期成同盟会と同港振興会は31日、同港の整備促進を国土交通省に要望した。港湾施設の老朽化や大規模災害時の安全、安心の確保といった課題を踏まえ、国・県で進めている岸壁の予防保全対策などの早期完成を訴えた。 物流機能の強化に向け、西埠頭(ふとう)1、2号岸壁を船舶の大型化へ対応させる必要性を指摘した。2月に地元で取りまとめた「御前崎港将来ビジョン」を、今後の港湾行政へ反映させていくことも求めた。 両会の会長を務める柳沢重夫御前崎市長と副会長の杉本基久雄牧之原市長が同省で堂故茂副大臣と会い、文書を手渡した。柳沢市長は終了後の取材に「(堂故氏に)前向きな姿勢を示してもらえた」と説明した
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掛川駅待ち時間 お絵かきで一息 モニター登場 中電 展示ブース一新
中部電力は31日、JR掛川駅構内の展示ブースを一新した。モニターに手をかざして動かすと、軌跡に雲や茶葉などの絵柄が浮かぶ時刻表示板「掛川駅お絵かきクロック」が目玉。構内で電車を待つ駅利用者に息抜きの場を提供する。 新設したモニターは縦1・1メートル、横2・6メートル。手の動きに追随する絵柄は、雲や茶葉、モミジなど5種類を用意した。モミジのデザインは季節に応じて、雪の結晶や桜の花びらなどに切り替える。中電の担当者は「多くの人が時間調整で利用している場所。待ち時間を楽しみながら過ごせる」と話す。 PR用の55インチモニターも併設し、浜岡原子力発電所(御前崎市佐倉)の安全対策や地域貢献の取り組みな
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市民の意見に市長ら説明 御前崎市 防災対策や教育事業
御前崎市は27日夜、住民意見を市政に反映するため計5地区で開催する公聴事業「ふれあいトーク」を白羽地区でスタートさせた。住民から寄せられた質問や要望に対し、柳沢重夫市長をはじめ市幹部が応じた。 初回は白羽地区センターで開いた。集まった市民約50人の前で、柳沢市長がこれまで取り組んできた防災対策や教育事業について説明した。来年度から消防団の区割りを再編し、現行の11分団から8分団にすることなどへの理解も求めた。 地区側から事前に寄せられた質問にも答えた。浄化槽の料金体系や2025年度に開園予定の民設民営こども園の建設計画について柳沢市長は「しっかり取り組んでいきたい」と述べた。 そのほかの日程
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桜ケ池の龍神伝説 歌や踊りで表現 御前崎 常葉大・阿部特任講師と磐田のグループ ゼミ生の研究 基に
常葉大健康プロデュース学部こども健康学科(浜松市北区)のゼミの研究成果を基に、創作活動グループ「アトリエgeiju」(磐田市)とゼミを受け持った同大の阿部真弓特任講師らが29日、御前崎市佐倉の池宮神社で舞台「桜ケ池物語」を上演した。ゼミ生が調査した境内の桜ケ池の龍神伝説を題材にした。 名僧が未来仏を求めて桜ケ池に沈み、一番長生きする龍に化けたとの地域の言い伝えを、昔話や童歌を研究する阿部特任講師のゼミ生が、2021年度に調査した。文献資料を確認したり神主に話を聞いたりして物語を大型紙芝居にまとめたが、コロナ禍の影響で発表の機会を逸していた。 舞台では学生たちの紙芝居も一部取り入れ、グループの
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静岡県勢10選手が「金」 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」が28日開幕し、鹿児島市の白波スタジアムで開会式が開かれた。初日はジャベリックスローの井戸杏香(伊東市)、立ち幅跳びの森下実咲(御前崎市)ら県勢10選手が優勝した。 井戸は6連覇、森下は2連覇をそれぞれ達成。陸上200メートルでは増田嶺(吉田町)が2連覇を果たし、松永大護(静岡市)も優勝した。1500メートルでは久松昴琉(富士市)と増田吏峯(吉田町)が男女の各部門を制した。 水泳は小梁ひなの(焼津市)と加藤真吾(浜松市)が25メートル自由形で頂点に立ち、森晴毅(三島市)は25メートル背泳ぎで2連覇した。フライングディスクは本間明文(袋井市)
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浜岡原発 基準地震動了承で中電社長会見「大きな前進」
中部電力の林欣吾社長は27日、定例記者会見を名古屋市で開き、原子力規制委員会の新規制基準適合性確認審査会合で、浜岡原発(御前崎市佐倉)の耐震設計の目安となる最大の揺れ「基準地震動」が了承されたことについて「大変大きな前進だ」と述べた。 約9年にわたり議論が続いたことに触れ、「長い時間をかけて第一歩が踏めたと思っている」と語った。想定される最大の津波高「基準津波」や、建屋や設備などの審査に「全力で取り組む」と強調した。 基準地震動は建屋や設備などのプラント審査の前提となる。中電は9月下旬の会合で、揺れの大きさを示す最大加速度を1~4号機周辺で1200ガル、5号機周辺で2094ガルとした基準
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12人が決勝進出 ゴルフ 静岡県アマチュア選手権2次予選敗者復活戦
セキスイハイム東海CUP第52回静岡県アマチュアゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の2次予選敗者復活戦が26日、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース(6500ヤード、パー72)で行われた。50人がエントリーし、上位12人が決勝に進出した(同スコアはマッチングスコアカード方式で順位を決定)。 ①森和行79②野寄礼我、若林秀樹、八巻朋義=以上80⑤塩沢錠司、田村嘉宏=以上81⑦永田剛士、榊紀之、杉本圭、竹田純二、松谷英樹=以上82⑫植野暁彦83
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全国お茶まつり 福岡で28日開幕 全国闘茶会で健闘 市川桃子さん(静岡・市川園)
「一人前の茶商に」日々専心 東京の広告会社勤務を経て約3年前、実家で創業51年の市川園(静岡市駿河区)に就職した市川桃子さん(28)。男性中心の茶業界で戸惑いとやりがいを感じながら、日々の仕事に打ち込んでいる。9月に鹿児島県で開かれた全国茶審査技術競技大会(闘茶会)に、静岡茶業青年団初の女性団員として出場した。市川さんは「茶商として力をつけ、女性が活躍できる業界に変えていきたい」と未来を見据える。 Uターンのきっかけは新型コロナ禍。感染が拡大し始め、東京での生活に不安を抱き始めていたころ、父で社長の真太朗さん(53)から連絡があった。「戻ってこないか」。大学の卒業論文で日本茶の消費をテーマ
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10月28日にハロウィーンパーティー 御前崎の八千代公園で商工会
御前崎市商工会は28日午前10時から、同市池新田の八千代公園で野外イベント「ハロウィーンパーティー2023」を開催する。仮装しながら非日常的な雰囲気を楽しんでほしいと来場を呼びかけている。 会場には飲食や物販のブースが約25店舗並び、特設ステージでダンスなどのパフォーマンスが繰り広げられる。仮装した来場者が参加できるパレードを行うほか、仮装姿を写真投稿型アプリ「インスタグラム」に投稿し、独創性などを競う企画も用意した。今年はSDGsをテーマに掲げ、家庭で余った食品を寄付するフードドライブも実施する。 問い合わせは同会<電0537(86)2146>へ。
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防犯功労者4人に菊川署が表彰伝達
菊川署はこのほど、本年度の防犯功労者の表彰伝達式を同署で行った。長年にわたり地域の見守り活動や広報啓発運動に貢献した市民4人に竹下貢署長が賞状を手渡した。対象者は次の通り。 全国防犯協会連合会長表彰(防犯栄誉銅章) 曽根秀夫(73)=菊川市河東=▽関東防犯協会連絡協議会長表彰(防犯功労者表彰) 小川あや子(75)=御前崎市池新田=▽県警本部長感謝状(一般協力章) 斎藤みよ子(82)=御前崎市池新田=▽県防犯協会連合会長・県警本部長連名表彰(防犯功労者表彰) 寺本秀子(74)=菊川市嶺田=
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 20日はダツやカサゴ。21日はオオモンハタなど。22日はオオモンハタやスズメダイ。ソウダガツオやカワハギ、トウゴロウイワシ、タカベ、ネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日中、サビキ釣りでサバやイワシ、イサキの幼魚。カマスサビキではカマス。夕方からはウキ釣りやカゴ釣りで中アジ。穴釣りでカサゴやメバル。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 22日午前の沼津沖船釣りは0.8~1.5キロのマダイ。良型アマダイやマアジも交じる。午後の船は20~25センチのマアジが
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犬と触れ合い 充実の時間 御前崎の高齢者施設
御前崎市動物保護協会のメンバーが24日、飼育ペットの犬を連れて同市の佐倉デイサービスセンターを訪問した。施設を利用する高齢者約35人が犬との触れ合いを通じて、充実した時間を過ごした。 動物との交流で、安らぎと癒やしを提供する事業。会場にはチワワ、柴犬、ノーフォークテリア、シーズーの4匹が登場し、利用者は犬を膝の上に乗せて写真撮影などを楽しんだ。 利用者は犬が尻尾を振ってかわいらしい姿を見せると目を細めた。頭をなでながら「いい子だね」「お利口だね」などと声をかけ、満面の笑みを浮かべた。
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医師や看護師に大変身 御前崎総合病院 住民交流イベントにぎわう
御前崎市の市立御前崎総合病院は21日、住民交流イベント「病院祭」を同院で開いた。院内フロアに医療相談や子ども向けの体験コーナーを設け、多くの来場者でにぎわった。 子どもたちは「医師・看護師に大変身!」と題し、ナース服や白衣に着替えて写真撮影などを楽しんだ。聴診器の玩具を身に付けてカメラの前でポーズを決め、医療従事者の気分を味わった。薬剤師の仕事や人形を使った心臓マッサージの体験コーナーも人気を集めた。 成人、高齢者を対象に健康チェックを実施したほか、普段は触れることができない医療機器も展示され、多くの市民が医療や健康への関心を高めた。 市民公開講座も開き、市家庭医療センターしろわクリニックの
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交流イベントで福祉へ理解促進 御前崎
御前崎市の浜岡福祉会館で21日、地域福祉の交流イベント「第20回ふれあい広場」が開かれた。市民に福祉への理解を深めてもらおうと市社会福祉協議会が中心となり、約40団体が参加した。 屋外のメインステージでは障害者施設の利用者や高齢者団体がダンスや歌を披露し、会場を盛り上げた=写真=。市内の子どもたちの芸術作品展も人気を集めた。健康チェックや輪投げなどのゲームを楽しむブースも設けられ、来場者たちは交流を深めた。
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警察官なりきり「忘れずに鍵かけて」 御前崎の園児、広報活動
御前崎市の白羽幼稚園の園児3人がこのほど、菊川署と連携し、自宅や自動車などの施錠を呼びかける広報活動を同市のマックスバリュ浜岡店で行った。 同署から防犯広報活動を行う「ちびっこおまわりさん」に任命されている園児らは、「オールロックセキュリティー作戦」と題した取り組みを展開した。啓発品を買い物客らに配布しながら「忘れずに鍵をかけてください」と声をかけ、空き巣や自動車盗の被害防止対策の徹底を促した。 地元の地域安全推進員や少年警察協助員のメンバーも参加し、防犯意識の向上を訴えた。
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新こども園事業者 島田の社福法人に 御前崎市
御前崎市は20日、御前崎地区で進める民設民営の新こども園設立計画について、事業者選定プロポーザルを行い島田市の社会福祉法人「のんのん英育会」に決定したと明らかにした。同日の市議会全員協議会で報告した。 市によると、7月から事業者の公募を実施し、要件を満たす事業者2者から応募があった。副市長や有識者らで構成する事業者選定委員会が8月末に審査を行い、法人の運営状況や教育方針などを厳正審査した。 新設こども園は、白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園を統合し、2025年4月の開園を目指している。
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御前崎の新こども園事業者 島田の社会福祉法人に決定
御前崎市は20日、御前崎地区で進める民設民営の新こども園設立計画について、事業者選定プロポーザルを行い島田市の社会福祉法人「のんのん英育会」に決定したと明らかにした。同日の市議会全員協議会で報告した。 市によると、7月から事業者の公募を実施し、要件を満たす事業者2者から応募があった。副市長や有識者らで構成する事業者選定委員会が8月末に審査を行い、法人の運営状況や教育方針などを厳正審査した。 新設こども園は、白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園を統合し、2025年4月の開園を目指している。
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動植物、日本画で華やかに 熱海の画家・江間さん、御前崎で作品展
沼津西高芸術科の非常勤講師で、熱海市清水町の日本画家江間江美さん(52)の作品展が11月26日まで、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース&ホテルのカルチャーフロアで開かれている。約30点出展し、日常生活で感じた動植物のいとおしさや美しさを表現した。 主にペットの熱帯魚やインコ、シマリスなどを題材に選んだ。シマリスの毛並みは繊細で、柔和な表情が来場者の目を引きつける。岩絵の具だけでなく金泥を使って描いた熱帯魚の作品は、鰭(ひれ)が優雅で華やかな空間を演出。日本画が連想させる奥ゆかしさに縛られることなく、躍動感あふれるきらびやかな作品を並べた。 日本画は一般的に落ち着いた雰囲気の作品が多いが、
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ハンセン病で強制退学の母校、75年ぶりに訪問 御前崎出身の石山さん 「やっと古里と心つながった」
おかえりなさい-。小学6年生でハンセン病と診断され、強制退学させられた御前崎市出身の石山春平さん(87)=川崎市=が19日、75年ぶりに母校に当たる御前崎市立第一小を訪れた。病気に対する差別や偏見から逃れるため古里を離れて半世紀以上。同級生2人と正門をくぐった石山さんは「夢がかなった。やっと古里と心がつながった」と喜びを語った。 友人らの協力で6月に卒業証書を受け取った石山さんはこの日、念願だった母校訪問が実現した。校舎内に入ると教職員らが温かい拍手で出迎え、在校生がメッセージを寄せ書きした黒板の前で石山さんは同級生と談笑や記念撮影を楽しんだ。当時、通っていたのは同校の前身となる小学校で、
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静岡県内23施設 インフルエンザで学級・学年・全園閉鎖
静岡県は19日、県内の高校、小中学校、幼稚園計23施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計380人確認され、学級閉鎖や学年閉鎖などを行ったと発表した。静岡市駿河区の幼稚園は全園児の3割弱となる41人が感染し、同日までの3日間、全園閉鎖した。浜松市西区の高校は患者数が108人に上り、10学級で閉鎖の措置を取った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 下田市1施設13人、熱海市1施設7人、富士市2施設14人、富士宮市1施設9人、静岡市葵区2施設28人、同市駿河区2施設53人、同市清水区1施設9人、島田市2施設19人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設7人、掛川市4施設50人、浜松市西
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除塵設備に微少な穴 浜岡原発4号機
中部電力は19日、停止中の浜岡原発4号機(御前崎市佐倉)で、原子炉機器を冷やすため海水を供給する際に水中のごみを除去する「除塵設備」に微少な穴が見つかったと発表した。外部への放射能の影響はない。 中電によると、9月1日に社員が水漏れを発見。原因を調査したところ、設備外側に約5ミリの穴が開いていたという。同設備の内側に貼ってある腐食を防ぐための保護材が剝がれ、海水が触れたことで穴が開いたと推定している。
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労災防止に貢献 事業場、個人を表彰 県産業安全衛生大会
静岡県労働基準協会連合会(浅井伸祐会長)はこのほど、本年度の県産業安全衛生大会を静岡市駿河区のグランシップで開き、職場の労働災害防止活動に貢献した12事業場と個人19人を表彰した。 誰もが安心して健康に働くことができる社会の実現を目指す大会宣言を採択したほか、県立大の鬼頭宏特別顧問が少子高齢化に伴う労働力不足などをテーマに特別講演を行った。 表彰を受けた団体は次の通り。 【厚生労働大臣表彰】奨励賞 京浜金属工業(浜松市)▽功績賞 豊嶋幹生(浜松労災病院) 【静岡労働局長表彰】優良賞 大成建設横浜支店(横浜市)北越東洋ファイバー静岡工場富士工務部(富士市)大河原建設(島田市)▽奨励賞 東海明治
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障害、年齢性別越えフットボールに汗 御前崎でインクルーシブフェスタ
障害の有無や年齢性別の垣根を越えて一緒にサッカーを楽しむインクルーシブフェスタがこのほど、御前崎市のB&G海洋センター体育館で開かれた。市内のサッカー少年や障害を抱える子どもたち約50人が「ウオーキングフットボール」に参加し、汗を流した。 企画したのは同市でスポーツをテーマにフィールドワークを行う静岡大地域創造学環(静岡市駿河区)の学生たち。互いの個性や価値観を認め合う大切さを知ってもらう狙いで、市や市振興公社と連携して初開催した。 参加者はチームごとに分かれて自己紹介やボールのパス回しを行い、交流を深めた。ミニゲームも実施し、試合中は走らない▽故意に体を接触しない▽パスやシュートは転が
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液体大麻所持した疑い、菊川署が島田の容疑者逮捕
菊川署は18日、大麻取締法違反の疑いで島田市神座、無職の容疑者(23)を逮捕した。逮捕容疑は2021年11月30日午前11時ごろ、御前崎市内の店舗駐車場で液体大麻約0・06グラムを所持した疑い。同署によると、署員が職務質問して発覚した。同署は容疑者が所持していた液体を鑑定し、大麻成分が含まれていることを裏付けた。
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タイのスラムで子ども支援するプラティープさん 御前崎で支援団体と交流
タイのスラムで暮らす子どもたちを支援するプラティープ・ウンソンタム・秦さん(71)=バンコク在住=がこのほど、御前崎市の正福寺を訪問し、この活動を応援する「プラティープ・ジャパン浜岡」(山本節子代表)のメンバーら約15人と意見交換した。 プラティープさんは麻薬や非行に走り人生を諦めかけた子供たちの更生を手助けするため、16歳から私設学校を始めるなど教育や福祉活動を展開。1978年には支援財団を設立した。これに賛同したプラティープ・ジャパン浜岡は長年にわたり、現地の最貧困層の子どもたちに奨学金を届けるなど教育里親事業で協力している。プラティープさんは「みなさんの力が子どもたちの人生を支えてい
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模型から原子力発電の仕組み学ぶ 浜岡東小6年生、浜岡原発見学
御前崎市佐倉の浜岡東小6年生約60人がこのほど、地域学習の一環で中部電力浜岡原発を見学した。多くの発電施設が立地する地元の産業に着目し、エネルギー分野への理解を深めた。 児童は、中電社員の案内を受けながら浜岡原子力館で実物大の原子炉模型などを見て原子力発電の仕組みを学んだ。原発構内にも入り、津波対策で建設した高さ22メートルの防潮堤などを見て回り、巨大地震に備えた安全対策の現場を巡った。研修センターでは、運転訓練シミュレーターや浜岡原発で過去に発生した事故やトラブルを学ぶ「失敗に学ぶ回廊」も訪れた。 子どもたちは防潮堤の構造や災害訓練の実施状況を積極的に質問し、発電所運営に関する知識を身
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 13日はソウダガツオやゴマサバ、小マダイ、タカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ、カマス。14日はネンブツダイやムロアジ、スマガツオ、シマアジ、タカベ、トウゴロウイワシ。15日はタカベやネンブツダイ、トウゴロウイワシが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシが多く釣れる。夕マヅメから夜にかけてウキ釣りやカゴ釣りで中アジ。アジの群れが来るのは一瞬なので夕方から準備すると良い。カマスは日中でも狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 15日の三保沖船釣り
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タイの魅力を写真で表現 袋井・松本さん 御前崎で個展
袋井市の松本直子さん(63)による写真展「アメイジング タイランド」が30日まで、御前崎市の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。写真パネル約20枚を出展し、タイで暮らす人々の営みを伝えている。 タイ文化に魅了された松本さんは約10年前から何度も現地を訪れ、趣味で写真撮影している。線路脇に商店が所狭しと並ぶメークローン鉄道市場は、独特の生活文化が根付いていることを紹介。黄金に輝く大仏「ワットパークナム」の外観写真も仏教に信仰があついタイの国民性を表現した。仏教の祭典コムローイの作品は、闇夜に舞い上がるランタンを幻想的に捉え、来場者の関心を引きつけている。松本さんは「発展途上国タイで暮
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ウミガメ保護へ意見交換 御前崎小が発起人 全国6校参加 産卵状況や取り組み発表
ウミガメ保護の学習を通して交流を深める「第1回全国小学生ウミガメ会議」が17日、オンライン形式で行われ、御前崎市の御前崎小5年生など全国のウミガメ産卵地から6校が参加した。各地の産卵状況や保護活動の取り組みを意見交換し、海洋動物を守る大切さや環境保全に対する意識を共有した。 発起人となったのは御前崎小の児童たち。同市で絶滅危惧種アカウミガメの産卵回数が減少している問題を調べる中で、同じようなテーマで探究学習する全国の仲間と理解を深めたいと企画した。下田市の朝日小のほか、高知、鹿児島、沖縄の3県の小学校に参加を呼びかけた。 事例紹介で御前崎小5年生は、アカウミガメの子亀を飼育していることや保護
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おいしいコーヒー抽出「集中」 御前崎で入れ方講座 豆、焙煎、温度で一味違う
おいしいコーヒーの入れ方を学ぶ講座が14日、御前崎市の佐倉地区センターで開かれた。ギフト業を展開する「イトウシャディ」(牧之原市)代表取締役の伊藤義康さん(47)が講師を務め、市民約10人に好みの豆選びや入れ方のこつを解説した。 伊藤さんはコーヒー豆について、産地や品種によって味や香りに特徴があると説明。焙煎(ばいせん)度合いに応じて苦みや酸味が変化することもポイントに挙げたほか、湯の温度設定などお薦めのコーヒーの入れ方を紹介した。 参加者は実際に焙煎時間が異なる複数種類の豆を挽(ひ)き、抽出に挑戦。芳醇(ほうじゅん)な香りが漂う中、飲み比べを楽しみながらコーヒーに関する知識を身に付け
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特殊詐欺防止呼びかけ 菊川署 久保ひとみさんが一日署長
菊川署は13日、タレント久保ひとみさんを一日署長に任命し、地域防犯の推進を呼びかけるイベントキャンペーンを管内の菊川、御前崎両市で開いた。11日から始まった全国地域安全運動の一環。県内で頻発する特殊詐欺事件をはじめ、乗り物盗や車上狙いなどの被害防止を訴えた。 同署で竹下貢署長から、たすきを受け取った久保さんはさっそく制服姿で両市役所を訪れ、巡回パトロールを実施。御前崎市の静岡銀行御前崎中央支店では、来店者に特殊詐欺の犯行手口を紹介するチラシを配布して市民に直接、防犯対策の実践を求めた。 主会場の菊川文化会館アエルでは、久保さんが来場者に向けて「子どもたちを守るためにも住民同士が声をかけ合
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筬川で水生生物調査 3年ぶり 御前崎の保全団体
御前崎市の「新野川・筬川の自然を守る会」はこのほど、同市比木の筬川で水生生物調査を行った。新型コロナ禍の影響で3年ぶりに実施し、テナガエビやモクズガニなどが確認された。調査の結果、水質階級は上から2番目の「2」と判断した。 会員約20人が参加した。石や草の隙間などを網ですくい、川に生息する生物を調査した。体長約10センチのエビも確認され、生物の成育環境が保たれていることが分かった。 同会は市内の両河川周辺に事務所や工場を構える事業者22社で構成。調査活動のほか、こども園へのメダカ配布事業も行っている。 会長の東遠衛生センターの大石明所長は「これからも豊かな自然生態系を守っていきたい」と述べた
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海藻使って万華鏡作り 御前崎・浜岡北小4年生
御前崎市の浜岡北小4年生約30人がこのほど、海藻を使った万華鏡作りに取り組んだ。万華鏡をのぞき込むと、海藻の形や色が幾何学模様になって見える仕組み。海藻の役割も学び、海洋環境保護への理解も深めた。児童は反射板が入った筒の先端部に、乾燥させたワカメやアオサ、ノリなどを入れて作品を仕上げた。万華鏡を回転させると模様が変化し、手元のタブレット端末画面に映し出すなどして楽しんだ。 この特別授業は日本海洋レジャー安全・振興協会が主催した。担当者は海藻の重要性について、貝類の餌や魚類の貴重な産卵場になっていることを挙げた。一方、温暖化による海水温の上昇で近年は磯焼けが深刻化していることなどを解説し、自
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 6、7日はオニカサゴやソウダガツオ、スマガツオ、ダツ、ネンブツダイ、タカベ、ボラなど。8日はクロダイやメジナ、ソウダガツオ、スマガツオ、トウゴロウイワシなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は朝と夕方にサビキ釣りでアジ。日中はイワシが多かった。イサキの幼魚も多く釣れたが、まだ身がないので食べずにリリースを。ウキ釣りではメジナやヘダイ、クロダイ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8日夜の沼津沖船釣りは指2本半~5本幅のタチウオが15匹前後でトップは40匹。9日午前の船は0.
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御前崎市議会 見直し要求 検証して改革につなげ【西部 記者コラム 風紋】
御前崎市のこども園新設事業を巡り、市議会(定数15)の正副議長ら7人が関係予算を可決後、市に水面下で計画見直しを要求した問題が波紋を広げた。議員は議案審議を尽くし、いったん予算案や条例案を可決すれば議決責任が生じる。やむを得ず変更する場合は、公の場で住民に分かる形で議論し、補正予算などで修正するのが正しい手続き。7人の行動は不適切だ。反省点を市議会の教訓としたい。 同事業は幼保こども園3園を再編し、民設民営のこども園を新設する。市議会は3月に了承し、関係予算700万円を採決に加わらない議長を除く市議全員の賛成で認めた。ところが、7人は5月末に市長に「住民の不安の声がある」として計画延期を求
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浜岡原発廃炉訴訟 中部電力側が反論「活断層でない」
静岡県内の弁護士や住民が中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の廃炉などを求めた訴訟の第55回口頭弁論が10日、静岡地裁(菊池絵理裁判長)で開かれた。原告が「新たな活断層」と主張する原発敷地北側の露頭について、中電側は断層による変位や変形が認められないことなどを理由に「活断層ではない」と反論した。 露頭は原発から北に約500メートルの地点にあり、泥岩と砂岩が交互に重なり合う「相良層群」の上に「笠名れき層」が堆積する。原告は、本来は水平に堆積すべき笠名れき層のれきの向きが縦方向に堆積し、れきが切断されているとして、活断層の露頭と主張。原発敷地内を南北に走る断層と連続している可能性もある―とした。
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松下さん、鈴木さん抱負 御前崎 ねんりんピック剣道団体戦へ
愛媛県で29日から始まるねんりんピック剣道団体戦に出場する御前崎市の松下秀夫さん(75)と鈴木義美さん(67)が10日、柳沢重夫市長に「ベスト4以上を目指したい」と抱負を語った。 昨年12月に開催された県大会で松下さんは70歳以上の部、鈴木さんは65歳以上70歳未満の部でそれぞれ優勝し、団体戦メンバーに選ばれた。ねんりんピック3回目の出場となる2人は本大会に向けて毎週、稽古に励み技術力と精神力を鍛えてきたという。 大将を務める松下さんは「攻める気持ちで積極的に勝負したい」と話し、中堅の鈴木さんも「予選を突破し、必ず入賞したい」と言葉に力を込めた。
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舞姫 華麗に 御前崎・駒形神社で例祭
御前崎市の駒形神社で8日、五穀豊穣(ほうじょう)を祝う例祭が行われた。地元の子どもたちが浦安の舞を奉奏し、地域の安寧を願った。 千早と緋袴(ばかま)を身にまとった小学5年生6人が特設ステージで舞を披露した。厳かな雰囲気の中、約2カ月間にわたり積み重ねてきた練習の成果を発揮し、地域繁栄や海の安全などを祈願した。住民らは華麗に踊る舞姫たちを見守った。 1歳前後の子どもの健康長寿を願う神ころがしも行われ、健やかな成長を祈った。
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規格外のイチゴを活用 フルーツティー 就労継続支援事業所ポトラッチ(御前崎市)【静岡ものづくり最前線】
紅茶葉と粒状に乾燥させたイチゴを合わせた。お湯を注ぐと甘い香りが立ち、リフレッシュしたい寝起きや休憩中の一杯に最適だ。女性層を狙った爽やかでフルーティーな味わいが特徴で、ヨーグルトや菓子の材料に混ぜるなど多彩な組み合わせが楽しめる。 地元農家と連携し、形が整わず廃棄予定だったイチゴを活用した。施設利用者が細かくカットし、牧之原市の茶製造を手がける「ワイケイティー」が加工した。理想の味を実現するため企業側と試作を重ね、イチゴを切る大きさなどにもこだわった。 イチゴの栽培方法や農業者の苦労を理解した方が商品作りへの情熱も生まれるとの発想で、農業体験も実施。食品ロス削減をテーマに取り組んでいる
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実りの秋 稲刈りに汗 御前崎・浜岡東小児童
御前崎市佐倉の浜岡東小5年生約50人が5日、同地区で稲刈り体験を楽しんだ。5月末に自分たちが植えたもち米「葵美人」を約100キロ収穫。稲穂は黄金色に色づき、子どもたちは秋晴れの下、作業に汗を流した。 地域農業をテーマにした総合的な学習の一環で、同地区の農家原田裕さん(71)が協力した。児童は集まった地域の農業者から助言を受けながら、鎌を使って慎重な手つきで稲の根元を刈り取った。稲を運ぶ際は稲穂が傷つかないように丁寧に扱うことを意識。作業終盤に入ると疲れた表情を見せる児童もいて、農業の苦労も味わった。 高野姫央さん(10)は「植えた苗が大きく育っていてうれしかった。収穫作業は慎重さが大事だと感
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形骸化「象徴する一件」 識者インタビュー/片山善博氏(大正大地域構想研究所長)【議決権の重み 御前崎市議会㊦】
こども園の新設計画を巡り、御前崎市議7人が関係予算を可決後に変更を求めた問題。鳥取県知事などを務め、地方自治に詳しい大正大地域構想研究所長の片山善博氏は市議らの行動背景について「議決権に対する責任感が欠如しているのではないか。昨今の地方議会の形骸化を象徴する出来事だ」と指摘した。 ―議員の役割とは。 「首長が提出した予算案や条例案の内容をチェックし、与えられた審議議決権を行使して議案の可否を判断し、その結果に責任を持つことが本質だ。一般質問などで政策を執行部に提案することが最も重要な役割だと勘違いしている議員もいるが、それは誤った認識。提案を否定するものではないが、議会は立法機関であり、
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浜岡原発の地震・津波関係審査「かなり進んだ」 規制委委員長
原子力規制委員会の山中伸介委員長は4日の定例記者会見で、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働の前提となる新規制基準適合性確認審査について「地震・津波関係はかなり進んだという印象を持っている」との認識を示した。 浜岡の審査を巡っては9月29日の会合で、最大加速度を1~4号機周辺で1200ガル、5号機周辺では2094ガルとする「基準地震動」(耐震設計の目安となる最大の揺れ)が了承された。想定される最大の津波高「基準津波」を決める議論も終盤に入っている。 山中委員長は、昨年夏に自身が浜岡を視察した当時と比べて「基準地震動が決定され、津波も進捗(しんちょく)が見られる」と指摘した。全体で見た
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 9月29日はサバやタカベ、ネンブツダイ、ソウダガツオなど。30日はネンブツダイやタカベ、トウゴロウイワシ、サバ、小イサキ。1日はメッキや小イサキ、ベラ、トウゴロウイワシなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 9月26日に港内でカサゴの放流を行った。カサゴは成長が遅いため20センチに満たないものはリリースを。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月29日午前の沼津沖船釣りは小マダイが多数。他にマアジやカイワリ。午後の船は25センチ前後のマアジやワラサ(ブリの若魚)。1日夜の船は指2~4本幅のタチ
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採決の事業内容理解せず 問われる「議員の自覚」【議決権の重み 御前崎市議会㊥】
御前崎市のこども園新設事業を巡り、関連する予算案を議決した当時の議長ら市議7人がその後に計画見直しを求めた問題は、市議会内外に波紋を広げた。 8月22日、市議会調査特別委員会の14日目の会合。「住民が不安を感じていれば、市長に届けるべきだと思った」。参考人席に座った7人のうちの1人、植田浩之市議は見直し要求の意図を説明しつつ、市議の一部だけで要望行動に踏み切ったことには「配慮が足りなかった」と謝罪した。 予算案の可決は7人を含め、採決に加わらない議長を除く市議全員による賛成だった。このため、要望行動を知らなかった8人の中には、7人が特定業者から働きかけを受け、議決を覆そうとしたとの臆測を
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防潮堤の早期完成要望 中東遠4市首長ら 静岡県知事訪問
磐田市の草地博昭、掛川市の久保田崇、袋井市の大場規之の3市長と御前崎市の鴨川朗副市長が3日、静岡県庁に川勝平太知事を訪ね、県と連携して遠州灘沿岸で進めている防潮堤(全長約27キロ)整備の早期完成と完成後の地域振興などに向けて支援を要望した。 要望書では、県などの工事建設発生土の提供や搬入にかかる経費への支援▽治山事業の継続的な予算確保と事業推進▽防潮堤が平時は憩いの場となるための支援▽防潮堤の整備効果の検証と完成後の新たな被害想定の提示―を求めた。 中東遠4市の防潮堤整備は、各市が堤体盛り土を施工し、県が海岸の防災林再生を目的に治山事業を行う「ふじのくに森の防潮堤」事業として2014年に
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空手世界大会V 岩倉さんが報告 御前崎市長を訪問
8月にハンガリーで開催された国際松濤館空手道連盟の世界大会に出場し、65キロ級で優勝した御前崎市池新田の岩倉弘晶さん(36)がこのほど、柳沢重夫市長を訪問した。 同連盟は世界で最も広く知られている空手の流派。過去の成績や代表候補選手の強化練習などを踏まえ、日本代表に選ばれた。 岩倉さんは4年前の前回大会で3位に入ったが、喜びよりも悔しさを味わったという。雪辱を果たすため今大会は各国の強豪選手を圧倒し、頂点に上り詰めた。各階級で2位以上の選手が出場する無差別級でも準優勝した。 普段から地域の子どもたちに空手を指導している岩倉さんは「できる限り現役を続け、次世代を担う選手の育成にも力を注いでいき
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陸上・飯塚さん「好きなことやり続けて」 母校御前崎第一小で講話
8月に開催されたブダペスト世界陸上で男子200メートルに出場した飯塚翔太さん(32)が2日、母校の御前崎市立第一小でキャリア講話を行った。6年生約100人に向け、「好きなことをやり続けることで、自分のやりたい仕事や目標が見つかる」と継続の大切さを訴えた。 陸上を小学3年から始めた飯塚さんは当時から、記録を伸ばすために走るフォームや練習方法を熱心に調べていたと振り返り、「考える力が自分自身の成長につながった」と語った。物事を深く考えて課題解決に導く力は、授業や学習だけでなく好きな事に熱中することで養われると指摘。「考える事を習慣化すれば、スポーツだけでなく仕事や人生のあらゆる場面で必ず役に立
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15日に地域交流イベント 御前崎のデイサービス
御前崎市池新田のデイサービスセンター「東海清風園」で15日午前11時から、地域交流イベント「賛育会フェスタ」が開かれる。入場無料。 救命救急講習や口腔(こうくう)ケア、高齢者疑似体験などのコーナーをはじめ、飲食販売の模擬店が並ぶ。特設ステージでは、池新田高吹奏楽部による演奏や地元団体がダンスなどを披露する。雨天は規模を縮小して開催する。問い合わせは同園<電0537(86)8121>へ。
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こども園計画可決後 変更要望 賛成投じた本人がなぜ【議決権の重み 御前崎市議会㊤】
「今、計画をやめると余計な混乱が生じる。この件は議員の皆さんも賛成したはずだ」 5月31日午前8時半、御前崎市役所の市長応接室。市が進めるこども園の新設事業を巡り、見直しを求める市議会(定数15)の正副議長ら7人と向き合った柳沢重夫市長が、いらだつ感情を抑えながら反論した。 市議会は3月に事業予算を全員賛成で可決したばかり。だが、当時の議長河原崎恵士氏は「住民から不安の声がある」とし、約1カ月後に迫った事業者選定の公募プロポーザルの実施を延期するように求めた。 7人の市議は定期的に勉強会を開くなど行動をともにするメンバー。この日の4日前に集まった際、既存の幼保こども園3園を統合して民
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御前崎市長が新型コロナに感染 10月5日ごろまで自宅療養
御前崎市は2日、柳沢重夫市長が新型コロナウイルスに感染したと発表した。症状は軽症で、5日ごろまで自宅療養する。 市総務課によると、柳沢市長は30日の公務終了後に倦怠(けんたい)感があったため1日に医療機関を受診したところ、新型コロナの陽性が判明した。療養期間中の公務などは鴨川朗副市長が代理で対応する。
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御前崎・下水神社のしめ縄新調
御前崎市池新田の下水神社で8日に行われる五穀豊穣(ほうじょう)を祝う例大祭を前に、地元住民約10人がこのほど、拝殿などにしめ縄を設置した。 しめ縄は今年刈り取ったわらを使い、住民らが手作業で作った。秋の例大祭前に付け替えるのが恒例で、拝殿の軒下では脚立を使って長さ約4メートルのしめ縄をくくりつけた。鳥居や境内の社にも取り付け、祭典に向けて着々と準備を進めた。 しめ縄は神様が降りた神聖な場所を示し、悪霊は入れないとされて魔よけの役割を果たしている。二俣康志宮司は「しめ縄が新調されて新鮮な気持ちで例大祭に臨むことができる」と感謝した。
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浜岡原発 基準地震動了承 議論9年、再稼働審査が前進 原子力規制委
原子力規制委員会は29日に開いた中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性確認審査会合で、中部電力が策定した「基準地震動」(耐震設計の目安となる最大の揺れ)を了承した。建屋や設備などプラント審査の前提となる数値で、再稼働に向けた主要論点の一つとして約9年、議論が続いていた。今後は津波対策の目安となる「基準津波」の審査に焦点が移る。 揺れの大きさを示す最大加速度は、1~4号機周辺で1200ガル、5号機周辺で2000ガルとした。5号機の地下には、地震の揺れを増幅させる「低速度層」があると確認されていて、影響を踏まえて二つの基準地震動を設定した。中電によると、全国の原発の基準地震動の中で
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ユニークかかし、いざ投票 御前崎、祭り開幕
御前崎市新野の新野川沿いの歩道で、恒例の「新野カカシ祭り」が30日開幕する。今年は同市とその周辺市の高齢者福祉施設やこども園、企業などが個性豊かなかかし25体を出展。29日はさっそく参加団体が設置作業を行い、世相や流行を取り入れた力作が並んだ。30、10月1の両日は来場者による人気投票を行い、最優秀賞を決める。展示は8日まで。 掛川市の生活介護事業所「ぴの ほーぷ」は大河ドラマ「どうする家康」をテーマに掲げ、作品は関ケ原の戦いで家康率いる東軍に敗れた石田三成をイメージした。人形に兜(かぶと)をかぶせ、施設長の松下剛己さんは「利用者が工夫を凝らしながら仕上げた」と語った。ほかにも、米大リーグ
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御前崎市窓口 マイナポイント、きょう30日も申請支援
御前崎市は29日、2月までにマイナンバーカード交付を申請した人が取得できる最大2万円相当のマイナポイントについて、ポイント取得申し込み期限の最終日となる30日も手続き支援窓口を市役所本庁舎に開設すると発表した。 休日は閉庁日だが、ポイント取得手続きの殺到が予想されることから、支援員を3人配置してサポート対応する。問い合わせは市デジタル推進課<電0537(85)1127>へ。
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新こども園 調査決議 無効議案を否決 御前崎市議会
御前崎市議会9月定例会は29日、最終本会議を開いた。8日の本会議で否決された「新こども園事業の運営事業者公募事務に関する調査の決議」を無効とする議案を発議したが、賛成少数(賛成4・反対8)で否決した。 同決議は新こども園設立事業を巡り、市議7人が予算議決後に計画見直しを求めた問題を調べる調査特別委員会を百条委員会に移行する内容。発議した名波和寛氏は「(8日の)決議は見直し要求した市議を加えて採決したため違法だ」と訴えた。しかし、反対派からは「7人は利害関係者に当たらない」などと反論した。 決議無効を訴えた採決では、再び見直し要求活動した市議を採決に加えたため、違法議決だとして2人が退席した。
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御前崎市チーム 選手21人発表 「10位以内目指す」【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の御前崎市チームは27日夜、代表選手21人を発表した。6月から本格的な練習を開始し、選考会の結果などを踏まえ、約60人の中から選出した。12区間、42・195キロでたすきをつなぐ。同市は前回、市の部16位だった。今年も「御前崎市をひとつに」をスローガンに掲げ、10位以内を目指す。大橋昌弘監督は代表選手を発表後、「代表選手は決して弱音を吐かず、選考から外れてしまった仲間たち思いを背負って走り抜いてほしい」と鼓舞した。 代表選手は次の通り。 小学男子 藤田健希(第一6)村尾優斗(第一6)長島陸人(第一6
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 22日はカサゴやイシダイ、ワカシ(ブリの幼魚)。23日はカンパチや小マダイなど。24日は小マダイや小メジナ、トウゴロウイワシなど。ソウダガツオやイサキ、サバ、タカベは連日釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺や川奈いるか浜では餌釣りや弓角仕掛けでソウダガツオとサバ。サビキ釣りは早朝と夕方にアジ。カマスサビキではカマスも揚がった。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 23日夜の沼津沖船釣りは指2本半~4本幅のタチウオが15匹前後。スルメイカは多数、カマスなども交じる。24日午後の船は
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JA遠州夢咲 交通安全誓う 菊川署に宣言書
秋の全国交通安全運動に合わせ、JA遠州夢咲はこのほど、菊川署に交通安全宣言書に提出した。職員ら1126人の署名を添えて、子どもと高齢者に配慮した運転や早めにライトを点灯することなどを誓った。 同署には熊切行弘専務が訪れ、菊川市と御前崎市浜岡地区の同JA事務所に勤務する職員とその家族408世帯の署名を竹下貢署長に手渡した。 熊切専務は「交通安全運動の地域の模範になるよう交通ルールの順守と交通マナーの実践に努める」と話した。
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浜岡東小でエネルギー教育講座 地域の特色「電気」学ぶ 中部電力社員協力 御前崎
御前崎市の浜岡東小でこのほど、6年生約60人を対象にエネルギー教育講座が開かれた。地域の歴史や産業を学ぶ授業の一環で、中部電力が協力した。浜岡原発など多数の発電施設が立地する地域の特色に着目し、電気エネルギーの知識を深めた。 講師を務めた中電社員は同市に原子力や太陽光、風力などの発電施設があることを紹介し、模型を用いてそれぞれ発電の仕組みを解説した。着目すべき点として、原子力発電は少量のウラン燃料で大量の電気を安定的に生み出せる一方、「重大事故を防ぐために徹底した安全管理が必要になる」などと述べ、発電方法によって長所と短所があることを説明した。 子どもたちは普段利用している電気がどのよう
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プロウインドサーファー 野口さん(相良高1年) 世界3位 精神鍛え
御前崎市のプロウインドサーファーで相良高1年の野口颯[りゅう]さん(16)が、7月にスペインで行われたウインドサーフィンのワールドカップU17クラスで3位に輝いた。11日、県庁に池上重弘教育長を表敬訪問し、成績報告とともに「世界チャンピオンを目指したい」と意気込みを語った。 昨年の同大会では1回戦敗退だった。反省を基にメンタル面を強化しようと「技を失敗したら腕立て100回」などと自分にプレッシャーをかけ、普段の練習に取り組んだという。今大会では「メンタルが強くなり、難しい技を全部決めることができた」と振り返った。本番は御前崎の練習場所と反対の風向きだったが「うまく対応できた」と自身の成長を喜
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南区の田中さん SSクラス準V 日将連浜松支部9月大会
日本将棋連盟浜松支部の9月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。76人が参加し、SSクラスは安藤舜聖さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①安藤舜聖(富士市)②田中雅英(南区)③鈴木大輝(磐田市)▽S ①山下淳也(中区)②村松泰司(東区)③岡崎正芳(中区)▽A ①田村勇太郎(中区)②藤原紳裕(御前崎市)③牧野斉(浜北区)▽B ①高橋誠(横浜市)②高〓長男(掛川市)③佐久間庸生(北区)▽C ①片山久(東区)②杉山敏郎(北区)③井上雄統(兵庫県西宮市) ※高〓長男の〓は木ヘンに却の去がタ
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Sクラス 阿部さんV 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。81人が参加し、Sクラスは阿部哲也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①阿部哲也(東区)②横山渡(牧之原市)③宇藤敬行(磐田市)④門奈佑紀(東区)⑤天野聡(静岡市)▽A ①中川幸一(北区)②宮城島捷翔(浜北区)③杉田大和(同)④岡本康夫(掛川市)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①幸田好司(磐田市)②村松清(東区)③高瀬啓一郎(中区)④藤原紳裕(御前崎市)⑤高橋建夫(袋井市)▽C ①赤松賢伸(天竜区)②村松利郎(森町)③芝田信照(袋井市)④鈴木与四郎(西区)⑤中村敏男(浜松市)▽D ①八木澤椋(磐田市)②北島
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苦難越え 心癒やす絵画 御前崎の小野さん 命の尊さ表現
御前崎市門屋の小野いくみさん(40)による「ヒーリングアート展」が30日まで、同市の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。自身は昨年、流産を経験。つらい思いを乗り越え、命の尊さなどを表現した神秘的な絵画約30枚を並べた。 ヒーリングアートとは、自らの心を癒やすための芸術作品。粉末状に砕いたパステルを用いて、想像力や感情をコントロールする右脳に刺激を与えるため左手の指で塗るように描いた。 小野さんは2年前に最愛の母を亡くし、昨年は流産を経験した。「苦しい時期が続いた」が、天国で楽しく遊ぶ赤ちゃんをテーマにした作品を描くことで、つらい思いを浄化させてきた。絵は暖色系の色を多用し、温かい雰囲
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風力発電点検にドローン 中部電力、御前崎で初の活用
中部電力は20日、ドローンを用いた風力発電設備の点検作業を御前崎市合戸で初めて行った。落雷を受けた際に電気を地上に逃がすため、風車ブレード(羽根)に内蔵されている導体「ダウンコンダクタ」に異常がないか調査した。点検の業務効率化と安全性向上が期待でき、24年5月以降の本格導入を目指す。 ダウンコンダクタはブレードが回転することで劣化が進み、断線した状態で被雷するとブレードが壊れる危険性があるという。点検では、ドローンの機体に設置した電極をブレード先端部に接触させて導体に電気を流し、地上のオシロスコープで電波の波形を測定することで断線していないか確認した。 ドローンを活用した点検方法は中部大
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 伊東 カゴ釣りや弓角仕掛けでソウダガツオやサバ。他にサビキ釣りで早朝と夕方にアジが釣れる。遠くに投げずに足元を探ると良い。日中はコノシロが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月12日午後の沼津沖船釣りは4.5キロまでのマダイが多数。マアジやカイワリ、イトヨリも交じる。13日午後の船も25センチ前後のマアジや中サバ。16日の夜の船は60~90センチ、指2本半~4本幅のタチウオが10匹前後。20~35センチのカマスは多数。他にスルメイカやマアジなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 9月17日の三保
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静岡県西部の魅力 首都圏に発信 9月20日まで都内で催し
静岡県西部地域の魅力を首都圏に発信するPRイベントが19日、東京・日本橋の日本橋プラザビルで始まった。県西部地域局と管内6市町(磐田、袋井、掛川、菊川、御前崎市と森町)が初めて企画した。20日まで。 釜揚げしらすや遠州織物(磐田市)、クラウンメロンの菓子(袋井市)、くず粉を使ったアイス「くずシャリ」(菊川市)といった各市町の特産品が並んだ。ユニークな御利益わらじ(森町)、掛川・高天神・横須賀3城の御城印(掛川市)なども人気を集めた。無料で冷茶も振る舞う。 県西部地域局の永井雅也局長は「各市町が少子高齢化、人口減少に強い危機感を持っている。イベントをきっかけに、観光客の呼び込みや移住・定住
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西部消防長会に防火啓発ファイル 静岡県LPガス協会寄贈
静岡県LPガス協会はこのほど、火災予防の啓発クリアファイル7千枚を県西部地区消防長会に寄贈した。浜松市中区の市消防局で同協会の名倉政隆西部支部長ら役員が消防長会長の太田陽視浜松市消防長に届けた。 県西部7消防本部の活動車両やヘリの写真、防火標語を印刷した。裏面で家庭用こんろの防火装置や警報器の効果を説明している。名倉支部長は「私たちも消防と一緒に火災予防のPRに努めたい」と話した。 同協会はLPガスの供給業者で構成し、西部支部の会員は約230事業所。御前崎市以西の7消防本部の火災予防イベントで来場者に配布する。