置き去り防止に「人の目」も重要 安全装置100%へ方針 川勝知事会見
川勝知事は牧之原市の園児置き去り死事件を巡り、通園バスへの安全装置設置率を早期に100%に引き上げる方針を示した。同時に「一人一人を確認するという当たり前のことをやっていく必要がある」と述べ、職員など「人の目」によるチェックの重要性も指摘した。
事件から1年が経過し、乗務員・運転手による降車確認の未実施や保護者への連絡体制の不備があったとあらためて言及。「考えられないことが起こった。率直に強い憤りを感じた」と振り返った。
2022年12月の定例記者会見で、「今年の漢字」に「水」を選んだ理由の一つに置き去り死事件を挙げたことを問われ、「親御さんの無念は計り知れない。神経に障るようなことを申し上げ、非常に深く反省している」と謝罪した。