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テーマ : 牧之原市

国際ロボット展に初出展 スズキ 電動車いすの技術活用

 スズキは29日に東京ビッグサイト(東京)で開幕する「国際ロボット展」に初出展し、電動車いすの足回りの技術を応用した電動モビリティベースユニットを披露する。人口減少や高齢化進行で作業効率化、負担軽減のニーズが高まる中、農業や配送、土木建設現場などで活躍するロボットの「足」としての活用例を紹介する。12月2日まで。

電動モビリティベースユニットの活用例として披露する農業用(左)と配送用のロボット
電動モビリティベースユニットの活用例として披露する農業用(左)と配送用のロボット
電動モビリティベースユニットの活用例として披露する農業用(左)と配送用のロボット
電動モビリティベースユニットの活用例として披露する農業用(左)と配送用のロボット
電動モビリティベースユニットの活用例として披露する農業用(左)と配送用のロボット
電動モビリティベースユニットの活用例として披露する農業用(左)と配送用のロボット

 電動モビリティベースユニットは四輪タイヤやフレーム、電動の駆動部分で構成する。長さを伸縮したり、自律走行システムを搭載したりして幅広い用途の活用が見込める。スズキが1974年から2022年まで改良を重ねながら発売してきたモーターチェア(ジョイスティック型)の安定性や機動性を備えた足回りがベースとなっている。
 ロボット展では農業ベンチャー「エムスクエア・ラボ」(牧之原市)と組んで開発する農作業支援ロボット、LOMBY(東京)と開発中の通販宅配、飲食配達といった活用ができる自動配送ロボットなどを展示する。
 ジャパンモビリティショーで参考出品した新車両区分「特定小型原付」に対応するモビリティ「スズカーゴ」、エバーブルーテクノロジーズ(東京)と開発を進める除雪ロボットの例もパネルで紹介する。
 スズキの担当者は「ロボット業界の足として、今後さらに広く受け入れられるかニーズを調査する」としている。

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