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テーマ : 牧之原市

バイク屋さんが鈴鹿8耐 ショップ経営・伊藤さんのチーム参戦 8月夢舞台、牧之原市から初

 牧之原市菅ケ谷でバイクショップを経営する伊藤章人さん(50)が率いる「ゲズンハイトレーシング」が、8月4~6日に三重県鈴鹿市で開かれる国内最高峰のオートバイレース「鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)」に挑む。市によると、市内のチームが同大会に出場するのは初の快挙。伊藤さんは少年時代から憧れた夢舞台を前に「最高の仲間とともに完走したい」と意気込む。

杉本市長(手前右から2人目)から激励を受けた伊藤さん(同右端)らチーム関係者=牧之原市役所榛原庁舎
杉本市長(手前右から2人目)から激励を受けた伊藤さん(同右端)らチーム関係者=牧之原市役所榛原庁舎

 鈴鹿8耐は国際モーターサイクリズム連盟(FIM)の世界耐久選手権の一つで、1台のマシンを2~3人で乗り継ぎ、1周(約5・8キロ)のコースを8時間で何周走れるかを競う。今大会には最大65チームが参戦を予定している。
 2005年に牧之原市でバイクショップを創業した伊藤さんは地元出身のライダー増田雄基さん(38)らとチームを結成。19年に出場枠の獲得を目指し初挑戦したものの転倒という悔しい結果に終わった。その後も夢を諦めることなくチーム力に磨きを掛け、5月に開かれたトライアウトで好成績を残し、悲願を達成した。
 今大会ではチーム名に市の公式スローガン「RIDE ON MAKINOHARA」を追加し、古里の魅力をPRする狙いだ。16日には市役所榛原庁舎に杉本基久雄市長を訪ね、大会出場までの経緯を説明。杉本市長も「市民の代表として誇りに思う。全力で応援する」とエールを送った。
 中学時代に鈴鹿8耐の映像を見て以来、「いつか自分もこの場所に」との思いを持ち続けてきたという伊藤さん。「協力してくれている方々が増え改めて大きな大会に出るのだと実感する。皆さんの思いを持って8耐に臨みたい」と言葉に力を込めた。

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