就業支援で移住後押し 牧之原市が事業者紹介
牧之原市は26日、移住者の就業を支援するマッチングサービスを開始すると発表した。移住に伴う不安解消を円滑に行うことによって、市内への移住促進につなげる狙い。市によると、市町による単独実施は県内初という。
市への移住を考える中で就業を希望する相談者がいた場合、サービスに登録した事業者に相談者の年齢や希望する業種、所有資格などの情報を提供。採用の意向がある事業者が見つかれば、市が相談者に事業者情報を伝達する。移住者は自身を雇用することに意欲的な企業とつながることが可能で、事業者としても募集に関わる費用の負担減につながるという。現在までに製造やサービス業など約50の市内事業者が登録済みという。
相談は市役所相良庁舎都市住宅課で受け付ける。担当者は「昨年度対応した相談内容のうち、就業を伴うケースが全体の半数以上に上っていた。新たな行政サービスを通じて、移住の後押しにつながれば」と話す。