ウミガメの産卵場守ろう 海岸で堆砂垣作り 牧之原の保護団体
牧之原市のアカウミガメ保護団体「カメハメハ王国」は11日、砂の飛散を防ぐ「堆砂垣」を作るイベントを同市の海岸で開いた。トヨタ自動車が展開する環境保護プロジェクト「トヨタソーシャルフェス」の一環。
アカウミガメが産卵しやすい環境を整備することが目的で県内外から約100人が参加した。参加者は常葉大社会環境学部の学生からアカウミガメの生態、海や海岸などの環境悪化が与える影響について学んだ後、作業を開始。竹を縦横に組み合わせて計10基を完成させ、海岸清掃にも汗を流した。
小野田祥未代表は「自然保護に対する関心や理解を深めるきっかけになれば」と話した。