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テーマ : 牧之原市

リニア解決へ 川勝知事、JR社長に会談要望「2人だけで」 静岡県議会答弁

 静岡県議会6月定例会は29日、公明党県議団の蓮池章平氏(沼津市)が代表質問を、山本隆久氏(無所属、浜松市南区)、大石健司氏(自民改革会議、牧之原市・吉田町)、木内満氏(同、富士宮市)が一般質問を行った。川勝平太知事はリニア中央新幹線トンネル工事を巡る問題の解決に向け、JR東海の丹羽俊介社長とのトップ会談が「難局打開、信頼醸成のために重要」との認識を示し、「2人だけでぜひ会いたい」と社長に“ラブコール”を送った。蓮池氏への答弁。

静岡県議会
静岡県議会


 川勝知事はリニア問題の早期解決には「まずは県専門部会で科学的、工学的議論を進めてもらうことが重要」とした上で、トップ会談について「重要な局面では大変有意義」と述べた。
 川勝知事は4月1日付で就任した丹羽社長と同12日に県庁で面会したが、「前社長(金子慎現会長)が同席していた。2人だけで会ったことがない」と述べ、丹波社長と1対1での会談にこだわる姿勢を見せた。社長の印象について「われわれの考えをきちんと伝えることが重要。丹羽社長とはそれができる感触を得ている」と評した。
 リニア問題については山本、大石両氏も県の姿勢をただした。知事は工事着手を認める条件について「専門部会の検討結果が示され、(JRの)対応策について地域の皆さんが理解し、納得することが合理的な解決と考える」との認識を示した。
 (政治部・尾原崇也)

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