【御前崎市長選 立候補者の横顔】青田修二(あおたしゅうじ)氏(無新 53歳) 観光強化へ大胆な発想
御前崎市との出合いは約6年前。知人の紹介を介し自ら設立した医療支援団体の活動の一環で、海外の大学医学部関連病院を建設しようと訪れた。その計画は実現しなかったが「観光都市として成長する可能性を秘めている」と感じ、「地方発展のためには政治が変わらなければいけない」と市長選への挑戦を決めた。
提唱するのは自ら考えた「未来都市構想」だ。同市や富士山静岡空港(牧之原市)などをモノレールで結ぶなど大規模なインフラ整備を進める。大胆で奇抜な発想だが、「プランがしっかりしていれば海外から投資を呼び込める」と強気の姿勢を示す。
懸案である原発問題に関しては「すぐに再稼働すべきではない」との立場。原子力災害時の広域避難計画の実効性などが検証不十分と指摘する。
医療改革も訴え、市立御前崎総合病院は近隣市の医療機関と広域医療連携を組むことで「住民に必要とされる病院にする」。
神奈川県内の公立高校を卒業後、老舗百貨店や産業廃棄物処理会社で勤め、2017年に医療支援団体を設立した。印象に残っている本は「安倍晋三回顧録」。趣味はピアノ。