米ハワイ・マウイ島山火事 義援金を募集 牧之原のクラブ、19日静波海水浴場で
米ハワイ・マウイ島で発生した大規模な山火事を受け、サーフィンなどのスポーツ体験や異文化交流活動などを行う「まきのはらジュニアズアクションスポーツクラブ」は19日、牧之原市の静波海水浴場で義援金を募る。
牧之原市は2021年の東京五輪以来、ホストタウン推進事業として事前合宿に訪れた米国サーフィンチームを統括する「USAサーフィン」とのつながりを深めてきた。今年発足した同クラブでも東京五輪で金メダルを獲得したカリッサ・ムーア選手(ハワイ在住)とのWeb交流や文化学習、年末にはクラブ受講生をハワイに派遣して現地でサーフィンを学ぶ計画も進めている。8日に発生した山火事では強風の影響で火災が拡大し、島西部の観光地ラハイナでは壊滅的な被害を受けた。次第に明らかになった現地の窮状を知り、同クラブが主体となって支援活動を企画した。
当日は午前9時15分から10時半まで、クラブに在籍する児童生徒や保護者らが海水浴場で義援金を募る。集まった浄財はクラブ関係者を通じて全額被災地支援に充てるという。クラブアドバイザーを務めるジョン・オオモリさん(59)は「思いやりや助け合う心といったアロハの精神を子どもたちは学んできた。活動の成果を還元する機会だし、少しでも被災地の復興に役立つことができれば」と話した。