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テーマ : 牧之原市

冬季の広域避難 中継地確保検討 静岡県、浜岡原発の事故時

 静岡県は5日、冬季に中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)で重大事故が発生した場合の広域避難について、北陸などの降雪地域へ避難する途中に、中継場所となる駐車場を確保する対策を検討していると明らかにした。同駐車場で自家用車からバスに乗り換え、円滑な避難につなげる。候補場所や移動手段の確保は国や関係市町などと調整して決める。同日の県議会6月定例会危機管理・くらし環境委員会で説明した。

静岡県庁
静岡県庁

 南海トラフ地震などの大規模災害と原発事故が複合発生した場合、御前崎市と、牧之原市の一部は長野県に、菊川、掛川など4市は富山県や福井県など北陸地方に避難する計画となっている。本県は冬でも積雪しない地域が多いため、市町からは、冬用タイヤの準備や降雪時の交通事故の危険性などについて懸念する声が出ていた。
 候補地は避難経路の途中で、広い駐車場があり、長期に車を置ける場所を想定。県内外を問わず雪の影響を受けない地域を検討しているという。県原子力安全対策課の神村典浩課長は取材に対し、「降雪時の避難は課題と認識している。有力な対策の一つとして実現できるよう取り組む」と述べた。

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