伊豆市の記事一覧
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自転車伊豆拠点、成果の兆し トラック11種目中10でV 杭州アジア大会
【杭州=本社臨時支局・大沼雄大】東京五輪を契機に、サイクルスポーツセンター(伊豆市)に日本自転車競技連盟の強化拠点「HPC(ハイパフォーマンスセンター)」が整備されたトラック種目。中国・杭州アジア大会では出場11種目のうち、男女合わせて10種目を制した。東京五輪では「金」ゼロに終わったが、HPCが「至上命令」と位置づける来年パリ五輪での金メダルに向け、国際大会で成果が見え始めている。 英国グラスゴーで8月に行われたトラックの世界選手権。2018年から三島市に住み、HPCで練習を積んできた窪木一茂選手(34)=ブリヂストン=が男子スクラッチで2年連続の銀メダルを手にした。アジア大会でも男子
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地域の防災情報共有 伊豆の熊坂小学区
伊豆市の熊坂小学区地域づくり協議会はこのほど、本年度文化交流祭を同市の熊坂公民館で開いた。住民や国土交通省沼津河川国道事務所、市職員ら約20人が地域の防災情報を確かめた。 同協議会文化交流部の伊藤博会長(81)が講演。都市計画の基本方針となるマスタープランのワークショップに参加した経験などを基に、同学区で水害が発生した場合の地域特性を指摘した。同学区は狩野川に近く、「水害に限らず、災害によってどの場所が危険なのか認識する必要がある」と話した。 同学区は1958年の狩野川台風で甚大な被害を受けたことから、定期的に防災に関連した行事を実施している。
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地域課題解決へ協定 沼津信金と静岡大
沼津信用金庫(沼津市)と静岡大はこのほど、持続可能な地域社会構築に関する連携協定を結んだ。両者が持つ資源を活用して県東部の地域課題解決や人材育成を図る。静岡大が地域づくりを主眼にした協定を金融機関と結ぶのは珍しいという。 企業など地域のパートナーとともに課題解決を目指すためのプラットフォームを構築する。その担い手となる若者を育成する。医療、福祉、介護態勢を充実させて住民の心身の健康増進につなげる。具体的な手法や形は今後詰める。 伊豆市の同大東部サテライトで調印式を開いた。日詰一幸学長は「沼津信用金庫が有する地域情報と人的資源、本学が持つ知の資産を融合させ、一層活力があり次の世代に引き継がれる
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チームブリヂストン 自転車男子団体追い抜き「金」 悲願パリへ 弾みのV 杭州アジア大会
【杭州=本社臨時支局・大沼雄大】三島市を拠点に活動する自転車競技の「チームブリヂストンサイクリング」。トラック種目を中心に五輪出場を目指して埼玉県から移転し、5年がたつ。「団体追い抜きで世界と戦う」-。27日に中国・杭州アジア大会を制した男子チームが見据えるのは、来年パリ五輪での悲願成就だ。 三島で鍛えた健脚に手応え 東京五輪を契機に、日本自転車競技連盟は伊豆市のサイクルスポーツセンターにトラック種目の強化拠点「ハイ・パフォーマンス・センター(HPC)」を整備。ブリヂストンも五輪会場の伊豆ベロドロームでの強化に本腰を入れるため、2018年に三島市に拠点を新設した。メンバーは同市に住みながら
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⚾中学軟式野球 静岡県大会で優勝 東海大会での活躍誓う 三島の4選手抱負
全国中学生都道府県対抗野球大会静岡県大会で優勝した軟式クラブチーム「伊豆ベースボールクラブ」(伊豆市)に所属する三島市内の4選手が25日、同市役所に豊岡武士市長を訪ね、10月に三重県で開かれる東海大会での活躍を誓った。 訪れたのは、有尾紬生(南中3)、土屋壮平(同)、笠井拓真(北中3)、鈴木朝陽(同)の4選手。東海大会は各県代表4チームが出場し、11月に伊豆市で開かれる全国大会の出場権を争う。選手たちは「チーム一丸となって優勝し、全国に行きたい」と力強く宣言した。 豊岡市長は「一球を大事にして戦ってほしい。良い報告を待っている」と激励した。
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下田街道 歴史学ぶ 伊豆の書店で5回講座スタート
伊豆市柏久保の長倉書店はこのほど、全5回の講座「伊豆を学ぶ」の初回「下田街道沿いの歴史を学ぶ」を同書店で開いた。東アジア文化都市である静岡県の地域連携プログラムの一環。 市内外から21人が参加。NPO法人伊豆学研究会の橋本敬之理事長(70)が講師を務め、下田街道(三島―下田)沿いの集落について歴史的エピソードや習俗などを点描した書籍「下田街道の風景」を参考に講義した。長年の伊豆研究で集めた各種史料などに基づいて、各地の産業や伝説、暮らしぶりを紹介した。下田街道周辺には金山が数カ所あったといい、「当時は坑道が短くて奥まで行けなかった」と説明した。 下田街道は伊豆半島のほぼ中央を貫く約70キ
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伊豆で建設中の津波避難タワー 工事現場や遊具など見学
伊豆市は25日、土肥地区で建設中の松原公園津波避難複合施設のプレイベントを開いた。地元住民が工事現場や付近の遊具を見学し、オープン後の盛り上がりを思い描いた。 同施設は現在、鉄柱の取り付けなど基礎部の工事が進められている。住民は建設工事担当者から施設の内装・外観や津波が到達した場合の避難想定、工事の進捗(しんちょく)状況を聞いた。同地区に住む70代女性は「津波の不安はあるので完成が待ち遠しい。いろいろな店舗も入るので地区のシンボルになると思う」と期待を寄せた。 同施設付近には子ども用の遊具も設置している最中で、同施設のオープンと同時に利用可能となる。昇降用ステップを取り払い、両側が斜面と
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伊豆の旭滝、青色にライトアップ 「手話言語の国際デー」で初企画
世界ろう連盟が設立された日で「手話言語の国際デー」に当たる23日夜、伊豆市大平の旭滝がライトアップされた。 日没後から午後9時まで同連盟のロゴの色で「世界平和」を表す青色の光を照らした。市などが初めて企画した。 旭滝は落差105メートル。伊豆半島ジオパークのジオサイトに指定されていて、横向きになった柱状節理の上を水が流れている。
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政府の少子化対策 静岡県内28首長「評価」 増税賛否 27人 明言避ける
共同通信が24日までに全国の自治体の首長を対象に実施した少子化問題に関するアンケートで、静岡県と県内35市町の計36自治体のうち、28自治体(78%)が政府の少子化対策を評価すると回答した。対策の財源に充てるための増税に対する賛否は、27自治体(75%)が「どちらとも言えない」とし、明言を避けた。自治体単独で対策に取り組む限界や安定した財源の確保を課題に挙げる首長が多く、国主導による施策の推進の必要性を求めた。 調査では全1788自治体の首長のうち、1681人から回答を得た。県内は全36人が答えた。 本県の首長の回答を見ると、政府の少子化対策を「評価する」としたのは3自治体、「どちらか
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伊豆市、民間の力生かす 三島信金と人事交流協定
民間活力を導入し市政活性化や効率的行政運営を図ろうと、伊豆市はこのほど、三島信用金庫と人事交流協定を結んだ。協定に基づく1人目の実務研修員として、10月1日から同金庫人事課付の職員深沢香織さん(37)=沼津市=が伊豆市企画財政課へ派遣される。同金庫が市町の行政機関へ職員を派遣するのは初めて。 同市役所で開かれた調印式で、菊地豊市長と高嶋正芳理事長が協定書に署名した。協定では期待する効果として、民間企業側は「自治体の立場を踏まえた調整提案能力を高めることができる」、市側は「民間企業のノウハウや人材を取り入れ、市民サービス向上を図る」などを明記している。 高嶋理事長は「地域のベストパートナー
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「どこに」「いつまでに」作ろう、わたしの避難計画【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/第1章 危機意識の低下⑥完】
いつ起きるか分からない南海トラフ地震に市民はどう備えるべきか。自治会・自主防災会会長の東海駿河さん(71)と妻の伊豆美さん(66)、長男の遠州さん(36)親子、長女の富士子さん(33)の3世代をモデルに、自助、共助の取り組みを考える。 静岡新聞を読んでいた東海駿河さんは維持管理が行き届いていない津波避難施設の記事に目がとまった。県内は東海地震対策で長年、避難路や高台への避難階段などの整備に取り組んできたが、過去に設置された施設は雑草が生い茂るなど使えない状態のものもある。「いざという時に困るな」。津波浸水想定区域に暮らす遠州さん家族が心配になり、防災ベテラン家族「わたひな家」に相談した。
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伊豆の魅力、よりよい写真で発信へ 市サポーターが撮影スキル学ぶ
伊豆市は22日、交流サイト(SNS)への写真投稿で市の魅力発信に取り組む「伊豆市プロモーションサポーター」11人を対象に、カメラのスキルアップ講座を同市の修善寺生きいきプラザで開いた。 プロカメラマンの武智一雄さん(47)=伊東市=が講師を務めた。たくさん撮影し、難しい被写体に挑戦するのが大事だとして、「何を伝え、何を残したいかを考えてみて」とアドバイス。サポーターのお気に入りの写真1枚を集約し、スクリーンで共有した。料理を撮影した写真には「左から光が当たっていた方が万人受けする」「まず食べる位置から写真を撮り、上と横からも撮ってみて」と伝えた。
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“地上最強”クマムシ生態観察 仮死状態から復活 伊豆・静岡大東部サテライト
伊豆市の静岡大東部サテライトは23日、「地上最強の生物 クマムシ観察会」を同サテライトで開いた。市内の小学生13人がクマムシを実際に見て理解を深めた。 静岡大キャンパスミュージアム職員の宮沢俊義さん(65)がクマムシの特徴や大きさ、分布を説明した。参加者はシャーレの中に入っているクマムシを顕微鏡で観察し、スケッチした。初めて見るクマムシに「とても小さい」「脚が動いている」と感想を言い合った。仮死状態のクマムシに水をかけ、復活させる実験にも取り組んだ。 その後、参加者は同サテライト周辺に出て、クマムシが生息している可能性が高いギンゴケをピンセットで採取した。乾眠状態になると高温や低温、強い
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伊豆市、課税ミス 335万円還付へ 住宅用地特例適用漏れ
伊豆市は22日、固定資産税の課税誤りで市民1人に対し、2004年から23年までで225万8700円の住宅用地特例の適用漏れがあったと発表した。利子に当たる加算金を含めた334万9800円を還付する。市によると、土地所有者の相続人から同特例が適用されていないと問い合わせがあり判明したという。
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27議案を可決 伊豆市議会閉会
伊豆市議会9月定例会は22日、最終本会議を開き、議案27件を原案通り可決して閉会した。市役所旧天城湯ケ島支所など4施設は、製菓会社「グランバー東京ラスク」への減額譲渡が決まった。 不動産鑑定評価額は1億1072万6千円だったが、1100万円での譲渡。議員からは「雇用の創出や経済的効果が見込める」などの賛成意見と、「減額の根拠や決定までのプロセスが不透明」などの反対意見が出た。
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伊豆で芸術祭 10月14日から
中伊豆の地質や地形、災害を題材に作品制作する「クリフエッジプロジェクト」は10月14日から、伊豆市貴僧坊、姫之湯の両地区5会場で芸術祭「うぶすなの水文学(すいもんがく)」を開く。11月11日まで。水と関わりの深い同地区の産土(うぶすな)神「ミヅハノメ」がテーマ。アーティスト13人が、豊かな水環境が生み出す地形や神話、災害などを調査し、制作した作品を展示する。 会期中無休、入場無料。10月13日午後5時50分からは、貴僧坊水神社と井上倉庫でダンスや雅楽を披露する前夜祭を開く。要予約。詳細は同プロジェクトホームページから。
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手作り丸木舟で 狩野川20キロ旅 写真家西野さんら、撮影作品発表へ
沼津市戸田にアトリエを持つ写真家西野壮平さんはこのほど、伊豆周辺の林業関係者らと丸木舟を共同製作した。22日、伊豆の国市の神島橋から沼津市我入道浜までの狩野川約20キロを下り、駿河湾を目指した。 西野さんは、山林整備や山を生かしたコンテンツ提供に取り組む合同会社アラハラスヤッホ(伊豆市、吉田泰志代表)やボランティアの協力を得て、4月に河津町で直径約80センチのスギを伐採。丸太をくりぬき、長さ約4メートル、重さ約100キロの丸木舟を完成させた。 22日早朝、伊豆市の貴僧坊水神社で丸木舟を清めた。西野さんや吉田さん、林業の後藤哲也さん(同市)ら5人が交代で狩野川をこぎ進め、約6時間かけて駿河
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23日、旭滝ライトアップ 手話言語の国際デー 伊豆市が初企画
世界ろう連盟が設立された日で「手話言語の国際デー」にあたる23日夜、伊豆市大平の旭滝がライトアップされる。 ライトアップは市などが企画し、同市内では初めて。23日は日没後から午後9時まで、同連盟のロゴの色で、「世界平和」を表す青色で彩る。
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伊豆中央署は11カ所で街頭監視 秋の交通安全運動
伊豆中央署は21日、秋の交通安全運動出発式を同署で開き、管内のパトロールに臨んだ。開署後初の交通安全運動に、高橋文典署長は「今まで以上に市民の皆さまに交通事故防止を呼びかけたい」と気持ちを新たにした。 署員ら約20人が参加した。高橋署長は訓示で、「夕暮れが早くなる。歩行者には明るく目立つ服装や反射材着用、ドライバーには早めのライトオンなど、効果的な広報をしてほしい」と伝えた。 出発式後、署員らはパトカーなどに分乗し、管内の交差点11カ所で街頭監視に取り組んだ。
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下田街道沿いの歴史や文化学ぶ 23日、伊豆で講座
伊豆市柏久保の長倉書店は23日午後2時から、全5回の講座「伊豆を学ぶ」の初回「下田街道沿いの歴史を学ぶ」を同書店で開く。 NPO法人伊豆学研究会の橋本敬之理事長が講師を務める。橋本理事長が出版した書籍「下田街道の風景」を基に、歴史や文化を紹介する。参加費1100円。 問い合わせ、申し込みは同書店<電0558(72)0713>へ。
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デジタル活用で静岡県産材販路拡大へ 県森連が総会
静岡県森林組合連合会(中谷多加二会長)はこのほど、総会を静岡市内で開いた。デジタル技術を用いた新たな流通システムを構築し、県産材の販路拡大に取り組む方針などを確認した。 事務局が本年度事業計画案として、伊豆市大平に整備した中間土場を核にした流通の推進、施設増強する天竜事業所での原木の受け入れ規模拡大などを示し、全会一致で承認した。 中谷会長はあいさつで「コロナ前と比べると販売量もよい水準に戻ってきた。経済的に不透明な状況が続くが、連合会がよりよい県産材の発信、販売元になるよう努めていく」と訴えた。 2022年度の木材共販実績は、取扱量が前年度比3・6%増の20万7063立法メートル、売
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教育旅行向け 伊豆の学習ノート ジオガイドら活用方法学ぶ
美しい伊豆創造センターは19日、同センターと教育支援会社「トモノカイ」(東京都)が制作した教育旅行向け学習ノート「『伊豆×探究』~美しさとSDGs むすんで つないで~」を使った勉強会を伊豆市の修善寺総合会館で開いた。ジオガイドや伊豆半島の宿泊業、飲食業従業員ら約40人がノートの活用法などを学んだ。 ノートを監修した探究学習コーディネーターの木村諭史さんが講師を務め、探究型教育旅行の意義や授業における教員のニーズなどを説明した。「伊豆らしさが学べること」「持続可能な開発目標(SDGs)の観点があること」といったノートの利点を挙げ、「子どもたちが学びを自分の地域に還元できるよう働
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託児ボランティア 伊豆で養成講座 9月21日
伊豆市社会福祉協議会は22日午前10時から正午まで、託児ボランティア養成講座を同市八幡の中伊豆保健福祉センターで開く。 市児童発達支援センターの大川紀美子センター長が講師を務め、発達障害のある子どもとの関わり方などについて話す。申し込みは市社協<電0558(83)3013>へ。
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土肥・松原公園 津波避難施設 「テラッセオレンジトイ」に 伊豆市発表
伊豆市は19日、土肥地区で建設中の松原公園津波避難複合施設の名称が「Terrasse Orange toi(テラッセオレンジトイ)」に決まったと発表した。 名称の原案を考えたのは小石奈々絵さん(41)=同市土肥=。小石さんによると、「テラッセ」には絶景を楽しめるテラスや「伊豆市の未来を照らせる」という意味を込めた。「オレンジ」は土肥の海に映る夕日をイメージした。名称は土肥の方言と響きが似ていて、地元の人から親しまれるようにしたのもポイントという。 同市が6月に実施した名称公募で全国から214件が寄せられた。名称選考部会による候補の絞り込み、市民と観光客の投票による審査を実施した結果、小石さん
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「お達者度」自立健康生活期間、静岡県全体伸び 男性/菊川初のトップ 女性/御殿場6年連続
静岡県は15日までに、65歳から自立して健康に生活できる期間を示した2020年の「お達者度」をまとめた。男性は18・59年、女性は21・57年で、いずれも前年から延伸した。市町別にみると、男性は菊川市が19・45年で初めて1位になり、女性は御殿場市が22・57年で6年連続トップだった。 要介護度2未満の状態を「お達者」と定義し、人口や死亡数、介護認定状況のデータに基づいて県が毎年独自に算出している。県全体は前年に比べ男性が0・29年、女性が0・19年それぞれ伸び、いずれもデータの公表を始めた09年以降で最長となった。 2位以下は男性が裾野市、袋井市、湖西市、三島市の順。女性は湖西市、森町
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スルガマリンガールズ全国V報告 硬式野球クラブ 伊豆市の3選手
静岡県東部を中心に活動する女子中学生の硬式野球クラブ「スルガマリンガールズ」に所属する伊豆市在住の3選手が13日、同市役所に菊地豊市長を訪ね、全国女子中学生硬式野球選手権大会(7月29日~8月2日、神奈川県)での2年ぶり4度目の日本一を報告した。 訪ねたのは、沖出亜子さん(土肥小中一貫校9)、加藤詩葉さん(修善寺3)、山田優香さん(同3)。チームは5試合で43得点と全国の好投手を相手に打線がつながった。決勝でも11-4で圧勝した。 3人は野球の魅力を「勝ったらみんなで喜ぶことができる」「打てたり良い投球ができたりすると楽しい」などと伝え、卒業後の進路と目標を述べた。菊地市長は「これからもけが
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記者コラム「清流」 地域を守る新拠点に
静岡県内の警察署の中で最も古い大仁署の移転建て替えに伴い、地域を守る新たな拠点になる伊豆中央署が開署した。 県内の警察署で2例目の拳銃射撃場を整備した。本庁舎の外観は世界遺産「韮山反射炉」をイメージし、外壁には温かみのある色のれんが風資材をふんだんに使った。同署に面する国道136号からは外観全体が確認でき、観光的要素もあるのかもしれない。内装は白が基調で広く、新築の香りがする。 開署式で高橋文典署長は「常に市民目線に立ち、伊豆市、伊豆の国市の治安維持のプロとして署員一人一人が責務を果たしてほしい」と訓示した。伊豆の国市の田京交番と田原野交番は閉所したが、これからも管内の安全を守り続けてほ
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レスリング大会 伊豆の園児、児童が東海入賞 市長に成績報告
第28回東海少年少女レスリング選手権大会などに出場し、入賞した修善寺キッドレスリングクリニック(伊豆市)に所属する小学生と園児が13日、市役所に菊地豊市長を訪ね、成績を報告した。 訪れたのは、5・6年女子55キロ級で準優勝した梅原来夏さん(修善寺小6年)、同36キロ級で3位に輝いた梅原穂さん(同5年)、3・4年女子34キロ級で3位に輝いた松本稀芭さん(同4年)、幼年23キロ級で優勝した松本桔禾ちゃん(修善寺保育園年長)。来夏さんは全国大会の6年女子53キロ級でも3位になった。東海大会は5月に愛知県刈谷市で、全国大会は7月に三重県四日市市で開かれた。 来夏さんは「相手が強くて力の差があったが、
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伊豆市長選 2024年4月21日に投開票
伊豆市選挙管理委員会は13日、任期満了(2024年4月24日)に伴う市長選の日程を24年4月14日告示、同21日投開票と決めた。 現職の菊地豊氏(65)を含め、立候補を表明した人はいない。 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は2万5389人(男1万2215人、女1万3174人)。
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相場高騰 過去最高25億円超に 伊豆・土肥金山「世界一の巨大金塊」
伊豆市の観光施設「土肥金山」に展示されている重量世界一の250キロの金塊が時価25億円を超え、話題を呼んでいる。金相場の価格高騰が続き、過去最高値を更新した。大台を超えた巨大な黄金の価格に注目が集まっている。 巨大金塊は2005年6月、三菱マテリアル直島製錬所(香川県直島町)で造られ、同7月に公開を始めた。台形で底面は長さ45センチ、幅22センチ、高さは17センチ。06年2月にはギネスブックに世界一の認定を受けた。 当初の時価は約4億円だった。新型コロナ禍の間に20億円に達し、その後も急騰を続ける。金相場は8月29日に初めて1グラム当たり1万円を超え、同31日に1万95円と過去最高値を更
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「ウード」「レク」異国の音色 オリジナルの歌も披露 伊豆で演奏会
伊豆市の修善寺総合会館でこのほど、国内外で活躍するウード奏者常味裕司さんと、レク演奏家和田啓さん、ボーカリスト松本泰子さんの演奏会(ノスタルジックロマン修善寺推進委員会主催)が開かれた。 市民ら約30人が集まった。ウードはギターに似た中近東の楽器で、レクはアラビックタンバリンと呼ばれるエジプトが起源の打楽器。常味さんと和田さんは軽快なリズムを刻み、アラブの古典曲を披露した。松本さんは日本語のオリジナル曲を歌い、コールアンドレスポンスや手拍子で会場を盛り上げた。
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記者コラム「清流」 伊豆のセブ島
人生初の富士登山をした今夏、伊豆半島ジオパークの魅力も知りたくなり、2日間かけてドライブした。 沼津を出発後、西伊豆町の堂ケ島で遊覧船に乗り、南伊豆町のヒリゾ浜で海に潜る。石廊崎で断崖絶壁を見て伊豆市で温泉に入り、熱海市へ。約180キロの旅程を車で走らせ、海や山などさまざまな角度から地質の違いを観察すると、表情の多様さに驚かされる。 中でも、切り立った崖の下にあるため船でしかたどり着けないヒリゾ浜は、県内にいながら遠い南洋の島に来た感覚になる。「伊豆のセブ島」とも称されるそうだが、伊豆半島が日本で唯一のフィリピン海プレート上にあることとも無縁ではないのかもしれない。 富士山も伊豆半島も
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ハロウィン電車 切り絵で装飾 伊豆総合高生が制作挑戦
伊豆市の伊豆総合高で「マーケティング」の授業を選択する2年生12人がこのほど、切り絵作家水口千令さん(40)=同市=を迎えて、ハロウィーンをテーマにした作品制作に挑戦した。作品は伊豆箱根鉄道が9月下旬から運行する「ハロウィン電車」に飾られる。 水口さんは2017年から同電車の装飾を手がけていて、同校生徒とのコラボは昨年に続き2回目。作家になった経緯などを説明しながら切り絵を実演し、こつを伝えて制作を促した。生徒は水口さんのアドバイスを受けながらはさみと紙を動かし、練習として富士山やお化けを作った。 太田莞愛さん(16)は「見てくれた人が楽しんでくれるような作品を作りたい」と意気込んだ。
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修善寺駅で啓発活動 自殺予防週間合わせ 伊豆
自殺予防週間(10~16日)、世界自殺予防デー(10日)の一環として、伊豆市は11日、伊豆箱根鉄道修善寺駅で自殺予防啓発キャンペーンを行った。 コロナ禍の間は小中学校での啓発をしていたため、街頭での啓発は4年ぶり。市健康長寿課職員5人が、相談窓口の電話番号などを記したウェットティッシュ400個を通勤通学者に配った。同課担当者によると、18歳以下は学校の長期休暇明け直後に自殺者が増える傾向にあるといい、「小さなことでも誰かに話してほしい」と呼びかけた。
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沼津で文学バスツアー 10月21日に 参加者募る
沼津市芹沢光治良記念館は10月21日、同市出身の作家芹沢光治良と同市や伊豆市で少年時代を過ごした作家井上靖に関係する場所をたどる「沼津ゆかりの文学バスツアー」を実施する。 沼津市制100周年記念事業の一環。午前9時にJR沼津駅北口を出発。同記念館や、井上の自伝的小説「しろばんば」に登場する伊豆市湯ケ島の「上の家」、長泉町の井上靖文学館などを巡る。記念館や文学館の担当職員、ぬまづ観光ボランティアガイドが案内する。 定員35人で申し込み多数の場合は抽選。参加料は700円(施設観覧料、保険代)。住所、氏名、参加人数を記し、往復はがきで〒410-0823 沼津市我入道蔓陀ケ原517の1、沼津市芹
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地域活動の人材育成 コミュニティカレッジ開講 静岡
明るく住みよい社会を築くために地域活動に取り組む人材を育成する県コミュニティづくり推進協議会の本年度の「コミュニティカレッジ」が9日、静岡市葵区の市民文化会館で開講した。11月までに4回の講座を行い、講義やワークショップ、県内地域団体への訪問を通じて活動時の心構えや運営のこつなどを学ぶ。 本年度の受講生は地域団体やNPO法人、地区センターなどに所属する県内各地の26人。初回講座は藤枝市の一般社団法人「SACLABO(サクラボ)」の渡村マイ代表理事が進行役を務め、菊川市市民協働センターの笠原活世センター長と、NPO活動にも取り組む裾野市自治振興課職員の宮坂里司さんが活動概要やまちづくりへの思い
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記者コラム「清流」 カメラマンのマナー
最近では高性能スマートフォンやドローンなど、さまざまな撮影機材が誰でも安価で手に入るようになった。良識を持ち、ルールを順守して撮影したい。 お茶畑と富士山で有名な撮影スポットでは、一部のカメラマンが散歩していた一般客に対して「邪魔だ、どけ」などの怒号を浴びせていた。伊豆市の観光施設では施設関係者が許可を出していないにもかかわらず、所有者不明のドローンが飛んでいたことも。 マナーを徹底している団体もある。沼津市の写真愛好家グループ「お気楽写真会の仲間達」は、人の顔が写ってる場合はその都度本人に確認をして許可を得ている。周りの邪魔にならないように細心の注意を払っている。一人一人が規律を守り、
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品評会入賞者に表彰状 JAふじ伊豆しいたけ委が祝賀会 伊豆
JAふじ伊豆の「しいたけ委員会」は6日、全国や県のシイタケの品評会で上位入賞を果たした生産者の祝賀会を伊豆市内で開いた。 コロナ禍で4年ぶりの開催。昨年11月から今年6月までの品評会で農林水産大臣賞と林野庁長官賞を受賞した生産者が出席し、菊地豊市長から表彰状の伝達を受けた。全農乾椎茸(ほししいたけ)品評会・こうしん大葉中肉の部で農林水産大臣賞を受賞した桑名二朗さん(66)=伊豆の国市=は「受賞は皆さまのご指導とご協力のおかげ」とあいさつした。 ほかの受賞者は次の通り。 【農林水産大臣賞】朝香博典(県乾しいたけ品評会・天白冬〓の部、全国乾椎茸品評会・天白冬〓の部)福室勝義(全国乾椎茸品評会・茶
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小中学生執筆「KURURA」最優秀 伊豆の情報誌 ふじのくに地域共生大賞
伊豆市の魅力を小中学生が取材、執筆する地域情報誌「KURURA(くるら)」が、県社会福祉協議会の2022年度ふじのくに地域共生大賞の最優秀賞を受賞した。このほど、表彰式が同市のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で開かれた。 「KURURA」は子どもたちが地域情報誌をつくる「コロマガプロジェクト」の伊豆版で、2013年から制作が始まった。現在全国16地域が参加している同プロジェクトの先駆けとなった。本年度は既に取材を終え、11号の発行に向けて作業が進んでいる。 表彰式では制作に携わったメンバー約20人が集った。同賞審査委員会の池田恵子委員長は「地域の魅力や課題を生かした活動になっている。
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富士のゲートボールチーム 全国大会へ意気込み 副市長訪問
第39回全日本ゲートボール選手権大会に県代表で出場する富士市のチーム「富士スノーファルコン」の選手らが5日、市役所に森田正郁副市長を訪ね、6年ぶりとなる全国大会での活躍を誓った。 中高生のジュニア世代からプレーしている広田敏明さん(31)、本多康亨さん(30)、佐野恭平さん(25)と、鈴木広美さん(74)、佐野拓那さん(31)のチーム。7月に伊豆市で開かれた県大会で16チームの頂点に立ち、全国出場を決めた。 主将の広田さんは守りが主体というチームのスタイルを説明し「チームワークの良さが強み。初の2次リーグ進出を目指したい」と目標を述べた。森田副市長は「チームの活躍は、幅広い層が熱中できる競技
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記者コラム「清流」 ICTで教育に変化を
伊豆市内3中学を統合し2025年4月に開校する伊豆中について、教職員参加のワークショップが開かれた。黒板メーカーから黒板を活用するICT機器の紹介があり、機能の進化に驚いた。 専用のプロジェクターを使ってデジタルの教科書や教材を黒板に投影できる。さらに子どもたちの使っているタブレット端末の画面も共有し、発表し合える。授業の復習が容易になったり動画を見せることができたりするため、メーカー担当者からは生徒の反応の違いが顕著になるとの説明もあった。 自身の画面が投影されることによってうれしいと感じる生徒がいれば、発表も積極的になるのではないか。ICT機器を使い、「子どもたちにとって一番良い教育
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飲み放題電車運行 揺られながらビール堪能 伊豆箱根鉄道など
伊豆箱根鉄道と茶の製造販売などを手がける蔵屋鳴沢(伊豆の国市)は2日夜、車内でクラフトビール飲み放題の「反射炉ビヤガー電車」を同鉄道三島-修善寺駅間で運行した。市内外や関東から訪れた約120人が、1往復する電車に揺られながら会社仲間らとビールを堪能した。 同日午後5時半ごろ、ヘッドマークやドアにかけたのれんに「ビヤガー電車」とつづられた3両の電車が三島駅に登場。参加者は蔵屋鳴沢が運営する醸造所「反射炉ビヤ」が製造販売するクラフトビールを受け取り、同鉄道社員の音頭で乾杯した。女性ブルワーが作るオリジナルビールなど5種類のビールが提供され、同社社員が味を紹介しながら注いで回った。同社の名物でふ
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伊豆の国市商工会と伊豆総合高職員 地元での雇用増加へ意見交換
伊豆の国市商工会はこのほど、伊豆市の伊豆総合高との意見交換会を同校で開いた。商工会役員や同校の幹部職員ら約20人が地元での雇用増加に向けて意見を出し合った。 同校職員は工業科生徒の約7割が卒業後に就職することや、進学後に地元で就職したいと考えている生徒も一定数いることなどを説明。商工会役員は同校文化祭での会員事業所のPRや、生徒と保護者への就労に関する意識調査の実施を提案した。「新卒の子どもたちの受け皿になるように支援したい」「商工会員から生徒に希望の就職先に就くことができるようなアドバイスをする」などと伝えた。
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塗り絵トラック、伊豆走る おうちコープ伊豆センター 荷台に組合員作品
宅配サービスを展開する生活協同組合ユーコープ(横浜市)が運営する伊豆市八幡の「おうちCO-OP伊豆センター」は8日まで、宅配用のトラックに組合員から寄せられた塗り絵作品を掲示している。トラックは伊豆半島11市町を走っている。 同センターの夏休み企画で、組合員約1万4600世帯へ塗り絵の台紙を配布し、子どもからシニア世代まで533作品が寄せられた。塗り絵は虹やヒマワリ、ゆるキャラ「コーすけ」などの下絵が描かれ、参加者はクレヨンや絵の具などの画材で華やかに色塗りした。 作品は宅配トラックの荷台部分に掲示した。作者が自分の塗り絵を見ることができるよう、各巡回エリアのトラック50台に貼った。
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歴史資源、観光にどう生かす 地域おこし担う人材育成に注力 静岡県東部地域局
地元ゆかりの大河ドラマ放映を契機に、歴史・文化資源を活用して地域振興を図る県東部地域局の観光地域づくり事業が、最終年度の3年目に入った。過去2年間は地域資源の情報発信を続けてきたが、本年度は資源活用を担う人材育成に注力する。地域を挙げて資源を生かす動きの定着、持続を目指す。 伊豆市修善寺に伝わる和紙「修善寺紙」のランプ作り体験と修善寺紙の乗車券付き鉄道乗車体験をセットに-。6~7月に開いた観光関係者向けのワークショップ。観光施設従業員や行政職員が観光マーケティングの専門家の助言を受けて、資源の活用法を発案した。具体化は参加者に委ねられるが、同局は「知識や人脈を生かしてほしい。できることが
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自転車×ヨガ はつらつと 伊豆ベロドロームで健康づくり講座
東京五輪・パラリンピック自転車競技の静岡県開催のレガシー(遺産)継承に取り組む静岡サイクルスポーツコミッション推進協議会はこのほど、自転車を活用した健康づくり講座(2期)を伊豆市の伊豆ベロドロームで開いた。県東部5市から男女13人が自転車に加え、ヨガを取り入れたメニューも体験した。 参加者はヨガインストラクターのAyakaさんの指導を受け、グループ別に35分間取り組んだ。据え置き型自転車トレーニング機器「ワットバイク」で現在の体力を測定し、年齢や身長、体重などを踏まえた約3カ月間の運動プログラムを作成した。参加者それぞれの能力に合わせた運動プログラムを提供し、次回11月末の講座でトレーニン
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「アマギフト」新たに7品認定 伊豆の認定ブランド 認定証を授与
伊豆市産業振興協議会は29日夜、「清流がはぐくむ伊豆天城山のふもとから届ける心づくしの贈りもの」をコンセプトにした市の認定ブランド「AMAGIFT(アマギフト)」の認定証授与式を同市の修善寺総合会館で行った。新たに6事業者・7商品を認定した。 同協議会の関係者や商品を扱う事業所の代表者らが出席した。同ブランド審査会の渡辺佑介副委員長(35)は「『伊豆市らしさ』に重点を置いて審査した。認定された商品はどれも自信を持って届けられる」と期待を寄せた。お披露目会も開かれ、出席者は商品の特徴や完成までの思いを紹介し合った。 認定商品は計10事業者・18商品となった。市内の道の駅やオンラインなどでも
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災害ボランティアセンター 設置協定締結 伊豆市と市社協
伊豆市と市社会福祉協議会は28日、災害ボランティアセンターの設置や運営に関する協定を締結した。災害時に円滑なボランティア活動の展開を図り、被災者への迅速な支援につなげる。 同センターは災害時、必要な支援活動の把握、ボランティアの募集や調整、資機材の調達、情報収集と発信などを担う。協定ではセンターの開設・閉鎖の手続きや双方の情報共有のほか、訓練や関係団体とのネットワーク整備など平時からの連携についても定めた。 市役所で開かれた締結式で菊地豊市長は「1人でも多くの市民を救援できる態勢を取りたい」と期待を寄せた。市社協の飯田正志会長は「市と細かい情報交換をしながら災害復旧に取り組みたい」と話した。
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大賞に越川さん(浜松)「開拓地」 静岡県現代俳句協会が表彰式
静岡県現代俳句協会(滝浪武会長)はこのほど、県現代俳句大賞(同協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。大賞に越川都さん(68)=浜松市東区=の「開拓地」が輝いた。 作品は1編を10句で構成する。県内各地から19編の応募があった。大賞に選ばれた「開拓地」は越川さんが昨年、北海道の十勝平野を旅した際の情景を描いたといい「自分が開拓者になった気持ちで回った中で生まれた作品」と振り返る。選考委員長の滝浪会長から表彰状を受け取った越川さんは初の大賞を「“俳句の海”で溺れないための“浮輪”をもら
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大学生が考えた東部の観光コース JAF静岡支部審査 静岡文化芸術大が最優秀
日本自動車連盟(JAF)静岡支部はこのほど、県内の観光名所を巡る「美しい伊豆 学生ドライブスタンプラリー」の企画審査会を静岡市駿河区の同支部で開いた。3大学が参加し、最優秀賞に静岡文化芸術大、優秀賞に浜松学院大、桜美林大(東京都)が選ばれた。 静岡文化芸術大は「親孝行」をテーマに高齢者が楽しめるコースを提案した。紹介したのは段差がない通路や車いすの貸し出しなどバリアフリーに配慮した観光地6カ所。三島スカイウオーク(三島市)や中伊豆ワイナリーシャトー(伊豆市)などを巡る。 浜松学院大は、東海館(伊東市)やペリーロード(下田市)など伊豆の歴史を感じられるコース。施設ごとに指定されたポーズの写
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詐欺被害の傾向、署員が解説 伊豆で家庭防犯セミナー
伊豆市の修善寺ニュータウン自治会は29日、会員向けの家庭の防犯セミナーを同市内で開いた。 50代以上の会員約30人が、伊豆中央署生活安全課の永井啓太警部補から指導を受けた。永井警部補は今年の県内の詐欺被害額は約4億8千万円に上ると説明。 「電話でキャッシュカード、ATM、電子マネーの話が出たら詐欺を疑って」と呼びかけた。被害者の約8割は被害に遭う前に相談をしていなかったといい、家族や知人へのこまめな相談を勧めた。 セミナーは同自治会が年2回行っている生涯学習の一環。
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静岡人インタビュー「この人」 修善寺紙の発展に努める 舛田拓人さん(伊豆市)
大学院修了後、大阪府のスポーツ用品メーカーに勤務し、サッカーシューズの商品開発に携わる。2021年9月から伊豆市地域おこし協力隊として同市修善寺に移住。同市の紙谷和紙工房で和紙を作るほか、原材料を育てたり観光客への紙すき体験を行ったりしている。富山市出身。31歳。 -同隊応募のきっかけは。 「自分のやりたいことができる企業で働いていたが、改めて自分で決定権を持って仕事をしたいと思うようになった。世界で通用する事業、さらに伝統工芸に挑戦したいと思い調べたところ、『修善寺紙』を見つけた。地域になじみやすく、支援もあることから、応募を決意した」 -伊豆市の良さは。 「地元の方やほかの移住者
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防災対策を強化 伊豆市議会9月定例会が開会
伊豆市議会9月定例会が28日開会し、会期を9月22日までの26日間と決めた。菊地豊市長は行政報告で、「南海トラフ地震の死者数ゼロを目指して防災対策に取り組む」と強調した。
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「伊豆中央署」が開署 大仁署移転、外観は「韮山反射炉」モチーフ
静岡県内の警察署の中で最も古い大仁署の移転建て替えに伴う「伊豆中央署」の開署式が28日、伊豆の国市三福の同署で開かれた。署員ら約80人が治安維持へ決意を新たにした。 高橋文典署長は「初心を忘れず、市民目線に立って業務にまい進してほしい。伊豆中央署の新たな歴史をつくり上げてほしいと思う」とあいさつした。署長らの部隊視閲の後、パトカーや白バイ13台で管内パトロールに出発した。 伊豆中央署は鉄筋コンクリート4階建てで、床面積は旧大仁署の約3倍の約879平方メートル。庁舎外観は世界遺産「韮山反射炉」をモチーフとし、周辺の建物と色彩の調和を図る景観形成を図った。72時間対応の非常用発電機を屋上に設
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児童相談の指導業務関係者 伊豆で研修
静岡県東部地区家庭児童相談室連絡協議会はこのほど、研修会を伊豆市の修善寺生きいきプラザで開いた。 市内外で家庭児童の相談や指導業務に従事している関係者約30人が参加した。家族心理臨床家で漫画家の団士郎さんが講師を務め、「家族理解」についてをテーマに講義した。「子どもたちが『自分のことを分かろうとしてくれている』と感じたら、それだけで子どもたちの助けになる」「何よりも相手を理解することが大事」と伝えた。説明には漫画を取り入れた。
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神話×科学、伊豆半島の歴史追想 三島でジオカフェ
美しい伊豆創造センターは26日、トークイベント「ジオカフェ」を三島市民文化会館で開いた。神話と地球科学の専門家が「三嶋の神のモノガタリ」と題し、双方の視点から伊豆半島の歴史について対談した。 伊豆半島や伊豆諸島を中心とした神道考古学を専門とする深沢太郎国学院大教授と三嶋信仰を研究する吉永博彰同大助教を招き、伊豆半島ジオパーク専任研究員とともに振り返った。 富士山や伊豆半島、伊豆諸島では800年代に相次いで噴火が発生。朝廷は人知を超えた自然現象を神の怒りと考え、三嶋神の位「神階」を上げたといい、吉永助教は「神階が上がるペースはとても早く、ついには『名神』という称号を贈られることになった」と
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新設校、校歌制定にも新風 静岡県立ふじのくに中学校、伊豆伊東高
自校の教育理念や地域の自然・文化を織り込んだ高校や中学の校歌は、在校生のみならず卒業生にとっても心のよりどころとして機能している。社会の変容に基づいて学校の統合や新設が相次ぐ中、制定の方法や作者の人選にも新しい風が吹いている。県内の二つのケースを追った。(教育文化部・鈴木美晴、橋爪充) ふじのくに中学校、県内初の夜間中学 1期生の思いを表現 県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」の第1期生が校歌づくりに取り組んでいる。新設校ならではの取り組みを通し、生徒が自ら何かをやり遂げる経験を積み、主体的に学ぶきっかけの一つとするのが狙い。 三島市の同中学三島教室で7月中旬、藤枝市出身のシンガー
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伊豆の60代女性 150万円詐取被害
伊豆市の60代無職女性が25日までに、市役所や金融機関の職員を名乗る男に現金約150万円をだまし取られたと大仁署に届けた。同署が特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、24日正午ごろ、女性宅に「保険料の払い戻しがあり、今日中に手続きをしてください」「キャッシュカードと通帳を持ってATMに行って」などと電話があった。女性が指示通りに市内商業施設でATMを操作したところ、現金をだまし取られたという。
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「ちゃん君会」に静岡県河川協会長表彰 伊豆で17年超清掃
伊豆市内で河川の清掃作業などを行う団体「ちゃん君会」がこのほど、河川の環境美化などに功績があった団体・個人に贈られる本年度の県河川協会長表彰を受賞した。メンバー3人がこのほど、市役所を訪れ菊地豊市長から表彰状の伝達を受けた。 同団体は同市下船原地区に住む60~70代の16人で構成。同地区を流れる船原川で草刈りやごみ拾いを年1、2回行い、17年以上続けた。船原川は蛍の飛翔(ひしょう)地で、産卵場所の保全にも取り組んでいる。 同団体の鈴木正紀会長(72)は「長く活動できているのは先輩方が引き継いできたおかげ。今後も清掃を続けていきたい」と話した。 県内で5団体2個人が受賞した。
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ワイン用のブドウ、収穫本格化 中伊豆ワイナリー 手作業で厳選
伊豆市の観光施設「中伊豆ワイナリーシャトーT・S」で、障害のある事業所施設の働き手や地元住民の協力のもと、ワイン用のブドウの収穫が本格化している。丁寧な手作業で厳選して、良質なワイン製造を心がけている。 施設は約8万平方メートルの広大な畑でさまざまな品種を栽培。今年は春先の暖かさの影響で、収穫期が例年よりも少し早まり、8月中旬から始まった。 25日は未明から畑に入った。ブドウの香りや成分は夜中に濃くなるとされる。午前2時~午後3時ごろにかけて12~14人で作業に取り組み、シャルドネや信濃リースリングなど計3トン以上を収穫した。状態の良いブドウを選び、傷んでいる実を一粒ずつ取り除くなどし
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世界に一つだけの看板 卒業記念に制作 伊豆総合高、土肥子ども園
伊豆市の土肥こども園と伊豆総合高ものづくり部は24日、年長児の卒園記念制作として園の畑に設置する看板を同校で作った。部員5人と年長児6人が互いのアイデアを詰め込んだ世界に一つだけの看板を完成させた。 学校林のヒノキを複数枚接合し、縦約50センチ、横約1メートル30センチの看板用の板に加工した。事前に園児が用意したスイカやイチゴの絵と「みんなのはたけ」の文字を部員がスキャナーで取り込み、レーザー加工機で別のヒノキから切り取った。園児はその絵と文字にペンキで色を塗り、接着剤で看板に貼り付けた。 部員は看板にツタを装飾したり、事前に作っていた風見鶏を付けたりした。看板のヒノキは手作り感にこだわ
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伊豆の廃棄物土砂問題 代執行関連費 静岡県が予算計上へ
伊豆市大平柿木の宗教法人「平和寺本山」の敷地内に投棄された廃棄物混じりの土砂が市有地や柿木川に流出した問題で、静岡県は24日までに、流出した土砂の撤去などを行う行政代執行の調査設計費を2023年度9月補正予算案に盛り込む方針を固めた。24年度までの2年間で限度額3千万円の債務負担行為を設定する考え。 県は、現地の地下水位などを調べた上で、土砂撤去の工法を設計する。調査の結果、地下水位や水脈の経路を見定め、土砂の全量撤去や砂防ダム設置など複数の工法から実施方法を選択するとみられる。 県は21年9月、廃棄物処理法に基づき、同法人などに敷地外へ流れ出た廃棄物の全量撤去と、敷地内の廃棄物の流出防
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伊豆市議会 定例会28日から
伊豆市議会は24日の議会運営委員会で、9月定例会会期を8月28日から9月22日までの26日間と決めた。 本年度一般会計補正予算案など27件を審議する。補正予算は新型コロナウイルス対策事業(8465万円)、中伊豆交流センター管理事業(2024万円)など。一般質問は30、31日に行い、計10人が登壇する。
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野菜マシマシ 広がる輪 「脳血管疾患」予防に期待 静岡県のプロジェクト
静岡県民の野菜摂取量増加を目指して県が取り組む「野菜マシマシプロジェクト」が、県内市町や企業にも広がりを見せている。野菜に多く含まれるカリウムが余分な食塩を体の外に排出するとされ、本県の健康課題である脳血管疾患の予防対策として期待が高まる。今月31日は「野菜の日」。県は「野菜をおいしく楽しく食べるきっかけにしてほしい」と呼びかける。 伊豆市は野菜マシマシを含むキャッチフレーズを募集している。健康づくりのイベントなどで活用する方針で、健康長寿課の担当者は「県と足並みをそろえ、市民を巻き込みながら高血圧対策に取り組みたい」と話す。31日には野菜摂取量の増加を促す食育キャンペーンを開き、野菜摂
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大麻栽培2人起訴 2人は処分保留に 地検沼津支部
沼津市内の別荘で指定暴力団山口組系組幹部らが大麻を栽培していたとされる事件で、静岡地検沼津支部は23日までに、会社役員の男(43)=伊東市宇佐美=と無職の男(27)=伊豆市土肥=の2容疑者を大麻取締法違反の罪で静岡地裁沼津支部に起訴した。22日付。 起訴状などによると、2人は共謀の上、2022年8月ごろから11月ごろの間、無職の男が所有する同市内の居宅で大麻草2本を栽培したとされる。 両被告と同容疑で逮捕、送検された、長野県内に拠点を置く山口組系組幹部の無職の男(46)=同県諏訪市=、同組員の無職の男(29)=同県下諏訪町=は処分保留で釈放した。捜査は継続する。山口組系組幹部の男、同組員
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修善寺温泉街に“光の滝” 伊豆で花火大会
伊豆市の修善寺温泉街で21日夜、弘法大師奉納花火大会が開かれ、多くの見物客でにぎわった。 修禅寺の裏山から約2000発の花火が打ち上がり、夜空を彩った。温泉街を流れる桂川には「ナイアガラ花火」が仕掛けられ、水面に向かって落ちる“光の滝”に歓声が上がった。温泉街には露店が並び、地元住民や観光客が行き交った。
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ICT機器の授業活用方法確認 伊豆中25年春開校 教員の執務環境整備
伊豆市はこのほど、修善寺、中伊豆、天城の市内3中学を統合し2025年4月に開校する伊豆中について、教職員の執務環境をいかに整え、働き方改革につなげるかを検討する2回目のワークショップを市役所中伊豆支所で開いた。 市教委職員や小中学校教員ら有志約20人が参加。黒板メーカーから、ICT機器を使ってデジタルの教科書や教材を黒板に投影し、板書をするやり方の説明を受けた。機器と子どもたちの持つタブレット端末を組み合わせ、授業に生かす方法も確認した。今後参加者の意見やアンケート結果を参考にしながら、導入を決める。 ほかにも1回目に続き、職員室内の設備、備品購入などの検討を進めた。
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ゆらめく灯籠 幻想の温泉街 伊豆修善寺「万灯会」
伊豆市の修善寺温泉街で20日夜、盆恒例の「万灯会」が開かれた。 修禅寺から僧侶を先頭に、地元住民や観光客約50人が灯籠を持ち、「独鈷(とっこ)の湯公園」までの約100メートルを行列で歩いた。同公園では灯籠を供えた。温泉街は約50本のろうそくに映し出されて幻想的な趣に包まれた。
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伊豆、伊豆の国「スイーツ」 インスタ投稿を 抽選でギフト商品など当たる
伊豆市産業振興協議会と伊豆の国市観光協会はこのほど、観光連携事業「インスタグラム投稿キャンペーン#いずいずスイートサマー」を開始した。両団体が連携した観光振興事業は初めて。期間は10月1日まで。 両市への誘客や地域事業者の発信強化を図る。同キャンペーンには両市から12の飲食店や観光施設などが参加し、各種スイーツを用意した。参加希望者は写真・動画共有アプリ「インスタグラム」で両市の観光アカウントをフォローした後、対象店などで特定のスイーツ商品を購入、撮影し、ハッシュタグ(検索目印)「#いずいずスイートサマー」を付けて投稿する。 抽選で20人に、両市のブランドギフト商品や各店などのお薦め商品が当
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がん検診呼びかけ 三島信金で相談会 伊豆市
伊豆市はこのほど、がん検診の受診を呼びかける健康相談会を同市の三島信用金庫修善寺支店で実施した。 市の担当者らが受診済みかをチェックするチラシやポケットティッシュを来店者に配り、早期発見・治療につながる検診の周知を図った。希望者には血圧測定なども実施。指先から野菜の摂取状況を測定する装置「ベジメータ」も設置し、結果を基に一人一人に合った食生活の指導をした。 市と同金庫は協働でがん検診の普及に取り組む協定を2013年に締結し、活動を進めている。9月以降も市内の同金庫支店で同様のイベントを開く。
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来訪者用駐車場 整備のためCF 修善寺紙を再現する会
伊豆市修善寺の伝統和紙「修善寺紙」の伝承、普及に取り組む「修善寺紙を再現する会」は31日まで、活動や紙すき体験の拠点「紙谷和紙工房」の来訪者用駐車場整備のための資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。 目標金額は75万円で、同工房の近くに普通車を最大10台収容できる駐車場を整備する。周囲にはミツマタを植えて景観づくりの一助とする。返礼品は修善寺紙で作ったぽち袋などを用意した。 CFサイト「キャンプファイヤー」で3千円から支援できる。問い合わせは同工房<電050(3699)4284>へ。
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心テーマに講演会 伊豆
伊豆市内でギャラリーや交流スペース、古民家を改修した施設を運営する一般社団法人「修善寺Cotori(ことり)」などは19日、「自分のこころをアートにする」と題した講演会を、同市下船原の「小鳥村」で開いた。 ペンキ画家のSHOGEN(しょうげん)さん(37)と、マインドフルネス瞑想(めいそう)会などを展開するライフアーティストサトケンさん(52)が講師を担当した。市内外から約20人が参加した。「足の裏に意識を」「五感を活用する」などと課題を決めた会場周辺の散策も行った。 同法人などは20、21日にも2人が講師を務めるイベントを開く。
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吹奏楽部の演奏と田んぼアート共演 伊豆・月ケ瀬
伊豆市の月ケ瀬学区地域づくり協議会はこのほど、「田んぼアート鑑賞会」を同市矢熊の田んぼと周辺で開いた。地元住民らが見ごろを迎えた田んぼアート見物を楽しんだほか、演奏にも耳を傾けた。 同市立天城中吹奏楽部、天城連峰太鼓による迫力のある演奏を楽しんだ。流しそうめんやかき氷などの飲食も提供された。 田んぼアートは、色違いの7種類の稲が成長し、今年の干支(えと)にちなんだテーマの「お月見うさぎ」がくっきり浮き出ている。
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華やか ヒマワリ4万本見ごろ 伊豆の休耕田
伊豆市八木沢の旧土肥南小近くの休耕田で、ヒマワリが見ごろを迎えている。 地元の西豆地域づくり協議会が十数年前から複数の休耕田を使って取り組む。今年は3カ所の約40アールに4万本が咲き、25日ごろまでは見ごろという。
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「えいっ」居合道演武披露 教室門下生の児童ら真剣に 伊豆
居合道の無双直伝英信流静岡東部道場傘下の子ども向け教室「梛(なぎ)」に通う門下生の小学生4人が18日、伊豆市立熊坂小で放課後児童クラブを利用する子どもたちに演武を披露した。 児童約20人が見学する中、はかま姿の4人が登場。緊張しながらも真剣なまなざしで「前切り」や「追撃刀」など五つの形を披露した。刀を振り下ろす時は「えいっ」と大きな声を発し、鞘(さや)にしまうと拍手が送られた。指導者は「礼式が大事」「自分の心を鍛えることができる」と居合道の魅力を伝えた。 演武終了後、クラブの児童は子ども用と大人用の刀を持ち、重さを比べた。見学した同小4年の梶原李聖君(9)は「初めて見て技がすごかった」と
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作家・梶井基次郎の作品世界学ぶ講座 26日、伊豆
伊豆半島の歴史・文化を学ぶ講座を企画している民間団体「GAKKO PROJECT」は26日午後2時から4時まで、本年度3回目の講座を伊豆市柏久保の長倉書店で開く。 県立大で日本近代文学を専門としている細川光洋教授が講師を務める。湯ケ島ゆかりの作家梶井基次郎の作品を参加者と一緒に読み、作品世界を学ぶ講義を行う。県文化財団内の組織「アーツカウンシルしずおか」の地域振興プログラム採択事業。 参加費2千円で、定員20人。問い合わせ、申し込みは同書店<電0558(72)0713>へ。
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夜の図書館で妖怪探し 伊豆で親子向けイベント
伊豆市立修善寺図書館はこのほど、夏休み期間の特別企画「修善寺図書館ナイトツアー」を同図書館で開いた。同市に住む子どもたちや保護者ら約30人が、夜の図書館でイベントを楽しんだ。 参加者は暗闇の中、2階の閉架書庫で図書館の地図を手に入れ、薄暗い館内からクラフトで作られた妖怪を探すゲームに挑戦。参加者同士で声をかけ合いながら、慎重に図書館全体を確認した。クラフトで作られた約30センチの恐竜や昆虫を、磁石を付けたさおで釣り上げる遊びも行った。 同図書館が子どもたちに本に親しんでもらおうと企画した。
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伊豆市が消防ポンプ車公売 21日から申し込み受付
伊豆市は17日、市消防団の分団再編によって不用になった消防ポンプ車5台を一般競争入札で公売すると発表した。 走行距離は8401キロから3万3658キロで、最低売却価格は36万6千円から76万6千円。11月中の引き渡しを予定している。市役所天城湯ケ島支所と天城会館で21日から9月8日まで車両を展示している。確認は市危機管理課職員立ち会いで行うため、要電話予約。 引き渡し後、車体の市名表示の消去や赤色灯、サイレンの撤去などが必要。21日から9月8日に入札参加申し込み、同11~22日に入札書を受け付ける。 詳細は市ホームページ、問い合わせは同課<電0558(72)9867>へ。
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土肥サマーフェスティバル前夜祭 海底熟成ワイン楽しむ
伊豆市土肥地区の夏を彩る祭り「土肥サマーフェスティバル」(市観光協会土肥支部主催)の開催にあたり、前夜祭の海底熟成ワイン祭り「らぶ・ま~れ2023」が17日、同市の松原公園で開かれた。 来場者は同市八木沢沖の海底で熟成させた辛口の赤ワイン「LOVE Mare(ラブマーレ)」を通常のワインと飲み比べた。串焼きやかき氷の屋台も出店した。ステージイベントも行い、会場はにぎわった。同フェスティバルは18~20日午後7時から9時まで。同市の伊豆総合高郷土芸能部や天城連峰太鼓による太鼓演奏、地元住民らによるフラダンスが披露される。メインイベントで午後8時半からの海上花火大会は名物の「大空中ナイアガラ」
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狩野川台風被害を後世に 伊豆の青木さん 松崎で自作冊子の挿絵展
伊豆市土肥の青木直美さん(71)が狩野川台風の被災者の体験談を基に創作した物語「狩野川のシロ」の挿絵の原画を紹介する展示会が9月25日まで、松崎町の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。1958年9月に伊豆半島で甚大な被害をもたらした台風の惨状を描いた作品で、主人公の男性が少年時代の被災体験を振り返る場面を表した14点を飾る。 物語では、飼い犬のシロや家族と暮らしていた主人公が台風の影響で濁流にのみ込まれてしまう。主人公は一人生き残り、助けてくれた漁師から1匹の犬のおかげで救助できたと聞かされる。主人公が流されながらシロと寄り添うシーンなどを色鉛筆の優しいタッチで表現しつつ、台風の悲
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危険生物や甲虫 標本、パネル展示 伊豆・修善寺図書館
伊豆市立修善寺図書館で22日まで、毒蛇やスズメバチなどの危険生物と甲虫の標本や写真パネルを集めた「ミニ博物館」が開かれている。 県が運営するふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡市駿河区)から借りた標本とパネル計40点を展示した。危険生物は危険度を星の数で示しながら、生態、特徴などを解説している。 月曜休館。開館は午前9時から午後5時15分まで。木曜は午後7時まで。
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涼求め泡パーティー 伊豆・修善寺虹の郷 水鉄砲対決も満喫
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で、泡や水遊びができる恒例の夏季イベント「ウォーターパーク」が20日まで開催されている。連日厳しい暑さが続く中、涼を求める多くの親子連れでにぎわっている。 施設内の「カナダ村」に高さ5メートルほどのスライダーや、一辺約10メートルのビニールプールなどを設置。15日まで連日昼過ぎになると、ポンプから噴き出る泡を全身に浴びる「泡パーティー」と、悪役のスタッフとの水鉄砲対決も実施している。 家族5人で訪れ、泡まみれになって楽しんだ伊豆の国市の渡辺羽依さん(10)は「泡がたくさん出てきて気持ちよかった。夏の思い出になった」と話した。一部は雨天中止。問い合わせは修善
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ロボ工作や 水彩画体験 伊豆で作家が指導
伊豆市柏久保のギャラリースペースCotori(ことり)で9月9日まで、展覧会とワークショップイベント「ことりンピック」が開かれている。 県内外の各作家による塗り絵ワークショップや段ボールロボ工作教室、水彩画体験レッスンなどを開催している。各作家の作品も展示している。同ギャラリーを運営する坪内ゆみさん(61)=伊豆市=は「大人の文化祭のような交流の場になると思う」と話した。 展覧会用の開館は火曜午前9時から午後1時、木曜午後3~5時、土曜午前11時から午後5時。ワークショップなどの日程の詳細は「修善寺Cotori」ホームページへ。
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絵本「わたしいろ」パステル画ずらり 伊豆、秋山さん作品展
横浜市都筑区の絵本作家秋山リカさん(53)の絵本原画展が16日まで、伊豆市修善寺の「絵本倶楽部(くらぶ)コトリイロ」で開かれている。 たくさんの色を紹介する絵本「わたしいろ」で使われたパステル画約20枚を展示している。ポストカードや縦約60センチ、横約80センチのサイズなどで、カラフルな作品が並ぶ。秋山さんの父が代表を務める木工会社出身の職人が、展示している絵の額縁を作った。 開館は午前10時から午後5時まで。会期中は午前10時と午後3時から木工ワークショップを開く。
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豪快な太鼓合戦 観衆魅了 伊東・按針祭、静岡県内外から6チーム
伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」は2日目の9日、太鼓合戦の催しを市観光会館で行った。県内外から計6チームが集まり、勇壮なばちさばきで観衆を楽しませた。 県内からは地元の伊東囃子保存会(伊東市)と天城連峰太鼓(伊豆市)が参加した。同保存会によるパフォーマンスで開幕し、力のこもった演技を繰り広げた。 そのほか東京都八王子市の3チーム、宮城県石巻市の1チームが出演した。打ち手たちはステージで豪快に太鼓をたたき、迫力の音色をホールいっぱいに響かせた。 按針祭は市制施行記念日の10日、メイン行事となる献花や式典、花火大会などを予定する。 (伊東支局・白柳一樹)
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「お月見うさぎ」くっきり 伊豆市月ケ瀬 色違いの稲育ち見頃
伊豆市の月ケ瀬学区地域づくり協議会が手がけた田んぼアート「お月見うさぎ」が見頃を迎え、来訪者を楽しませている。 場所は伊豆縦貫自動車道月ケ瀬インターチェンジの北東約300メートルの矢熊橋東側。色違いの7種類の稲が成長し、今年の干支(えと)にちなんだテーマの「お月見うさぎ」がくっきり浮き出ている。 今年は約750平方メートルの田んぼをほぼ半周できる高さ1メートルほどの木道を整備した。休耕田を活用した事業で5回目になり、従来の観賞用の櫓(やぐら)も設置している。
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少子高齢化の現状理解へ 愛知の大学生 伊豆・土肥地区で学習会
日本福祉大(愛知県)の学生が7日、伊豆市土肥地区を訪れ、地域資源を学ぶ学習会を実施した。9日まで滞在し、フィールドワークなどを通してを理解を深める。 訪問したのは同大社会福祉学部の小松理佐子教授のゼミ生12人。初日は社会福祉士で市土肥地区地域包括支援センターの黒川正樹センター長(49)が講師を務め、2008年から18年までの同市の人口変化グラフや40年までの同市、東京都、川崎市の人口推移予測を示した。「伊豆市はほかの地域と比べて15~64歳の人口が今後大幅に減っていく」とし、「地域ごとに格差がある少子高齢化について注目してほしい」と説明した。 8日は地元の社会福祉法人やNPO法人、市職員
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ワットバイク活用 健康づくり講座 伊豆、26日と11月25日
静岡サイクルスポーツコミッション推進協議会は、26日と11月25日、自転車を活用した健康づくり講座を伊豆市大野の日本サイクルスポーツセンターで開く。 据え置き型自転車トレーニング機器「ワットバイク」で現在の体力を測定し、参加者それぞれの能力に合わせた運動プログラムを提供する。11月の講座でトレーニングの効果を確かめる。 両日の参加が必要。申し込みは18日までに、ふじのくにサイクルスポーツコミッションへメール<info@fujinokunicsc.jp>。問い合わせは同コミッション<電080(2040)3188>へ。
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伊豆の足立さん 市長に報告 サーフィン・アジア選手権団体V
7月にモルディブで開かれたサーフィン・アジア選手権2023に日本代表として出場し、団体戦で優勝した伊豆市の足立海世さん(15)がこのほど、市役所に菊地豊市長を訪ね、報告した。 足立さんは日本サーフィン連盟の強化選手。出場者4人の合計点で競う「アロハカップ」で2位、18歳以下の選手が出場する個人戦で4位の成績を収めた。 足立さんはメダルとサーフボードを持参し、団体戦優勝の喜びや日々の練習内容などを伝えた。「11月の世界選手権ジュニアの部に出場することが目標。オリンピックも目指して練習に励みたい」と話した。
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文字通りの地獄 父が見た広島 次代に継ぐ 伊豆の荻沢さん、19年ぶり式典【戦後78年 しずおか】
広島は6日、「原爆の日」を迎えた。静岡県遺族代表として広島市の平和記念式典に参列した伊豆市の荻沢はるみさん(63)は、父の稔さん(享年74)が旅立った翌年2004年以来の出席を果たした。原爆の悲惨さを語り続けた父の思いを継ぎ、核なき世界へ祈りを込めた。 1945年8月6日、旧制中学1年だった16歳の稔さんは広島市南部の造船所にいた。爆心地から約4・5キロ、午前8時15分。勤労動員で海上で作業中、鉄板の下にいたところに「ドーン」という大きな衝撃とともに閃光(せんこう)が飛び込んできた。キノコ雲が立ち上り、見渡す限り何もなくなっていた。恐怖でガタガタと震える稔さんの体。光が遮られ「まるで夜のよ
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麻場さん安全運転V 上位3人県大会へ 大仁地区コンテスト
大仁地区安全運転管理協会の第25回セーフティードライバーコンテスト大仁地区大会がこのほど、函南町の田方自動車学校で開かれた。13団体の20人が出場し、上位3人が9月23日の県大会の出場権を獲得した。 大会では、学科とクランクやS字を含むコースでの実技が行われた。出場者は真剣な表情で挑み、安全運転を確認した。 上位入賞者は次の通り。 ①麻場政浩(伊豆市役所土肥支所)②小倉隆太(土屋建設)③夏賀遼太(同)
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夏の行楽シーズン前に交通事故防止を啓発 道の駅「伊豆月ケ瀬」
大仁署と交通安全協会大仁地区支部、伊豆市役所は1日、夏の行楽期を前に観光客への交通事故防止の広報を、同市の道の駅「伊豆月ケ瀬」で実施した。 パトカーの展示を行ったり反射神経を測定する「クイックキャッチ」を設置したりした。観光客は署員と交通安全指導員から、静岡県内の昨年度の交通事故状況を知らせるチラシなど受け取った。横浜市泉区から訪れた北村奏太君(9)は「パトカーの中にボタンがいっぱいあって楽しかった」と話した。
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米商社社員 ワサビ田視察 伊豆 収穫体験、試食も
世界農業遺産に認定された「静岡水わさび伝統栽培」認定地域の伊豆市にこのほど、米国の商社社員ら5人がワサビ田の視察に訪れた。JAふじ伊豆伊豆の国わさび委員会の生産者らが伝統の栽培方法を紹介し、食材の魅力を伝えた。 訪れたのはカリフォルニアで野菜を扱うレストランへの卸し、販売などを手がける商社「スペシャリティ・プロデュース」と福岡県の仲卸業者丸進青果の社員ら。同商社はワサビを米国市場へ広げていく販売企画のため、実際の栽培の様子や出荷作業を知ろうと訪れた。 同委員会役員やJA職員の案内で訪れた「後藤沢のワサビ田」では、栽培環境や収穫作業、品種の特徴などの説明を受け、収穫も体験した。採れたてのワサビ
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25年春開校の伊豆中 「職員室改革」 先生自ら議論 配置、作業スペース、ペーパーレス 課題の解決策探る
伊豆市はこのほど、修善寺、中伊豆、天城の市内3中学を統合し2025年4月に開校する伊豆中学校の職員室について、執務環境をいかに整え、働き方改革につなげるかを検討する初のワークショップを市役所中伊豆支所で開いた。 参加したのは市教育委員会職員や小中学校教員ら有志約20人。グループに分かれ、職員室の外に教員用のロッカーを設置することにより室内の整理をした中学校の事例を分析し、現状の課題を抽出した。「どこに何があるか共有されていない」「作業できる場所がない」といった問題点を挙げたグループでは、物の位置を決め、異動後も引き継ぎをしやすいようにペーパーレス化を進めるなどの解決策を提示した。 自分
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暑さ吹き飛ぶ川遊び人気 静岡県内のスポットを訪ねました【しずおかアウトドアファン】
いよいよ夏本番。猛暑が続く中、「涼」を体感できる水辺は連日、多くの人たちでにぎわっている。近年は、身近な場所で自然に親しむことができる川遊びが人気だ。親子連れが気軽に楽しめるように整備された、静岡県内の遊び場を訪ねた。 「冷た~い」。河川敷の池に入った子どもたちの声が響く。安倍川の河口から16キロ上流の左岸。静岡市葵区牛妻で夏場に開かれる「うしづま水辺の楽校[がっこう]」には連日、大勢が詰めかける。安倍川の伏流水をためた池の水温は20度ほどで、この時季の水遊びに最適だ。 水路で魚の姿を追う親子連れ=7月中旬、静岡市葵区のうしづま水辺の楽校 河川敷には、石積み護岸で水をせき止めた池
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怖~いマスク130点 伊豆に夏季限定「モンスターの館」
怪物や化け物のような怖いマスクを見て涼を感じる夏季限定イベント「モンスターの館」が27日まで、伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で開催されている。 施設内の「匠(たくみ)の村」にある古民家に、吸血鬼に似たゴム製マスクや、人形の手をしたホラー模型など約130点を並べた。映画やドラマで実際に使用された物などが多く、精巧な作りになっている。 家族4人で訪れた東京都の船本智紗さん(8)は「怖かったけど、見てみたくなるような面白さもあった。夏にちょうど良い」と話した。
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柿木川水質調査 環境基準に適合 伊豆市
伊豆市大平柿木の宗教法人平和寺本山の敷地内から廃棄物交じりの土砂が近くを流れる柿木川に流出していた問題で、市は1日、柿木川で6月7日に採取した水の水質調査結果を発表した。 全ての項目で環境基準に適合していた。市は引き続き、県と毎月交互に調査する。
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お薦め本PR 出場者を募集 伊豆・修善寺図書館
伊豆市小立野の修善寺図書館で26日午後2時から3時半まで、本の魅力を発表し合う「ビブリオバトル」が開かれる。20日まで出場者を募集している。 市が運営する「未来塾 高校生まちづくり探究講座」の昨年度参加者が企画。薦めたい本のポイントを伝える「スピーチ部門」、好きなシーンを絵に描く「イラスト部門」がある。本を持参して3分間で紹介し、出場者らによる投票で優勝を決める。 対象は市内外の小中学生。申し込みは市移住情報センター9izuのフェイスブックに掲載している専用フォームから。問い合わせは同センター<電0558(99)9120>へ。
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土肥金山 砂金探しに夢中 伊豆で小学生大会
伊豆市の観光施設「土肥金山」は7月30日、第8回小学生砂金採り大会を同施設で開いた。松崎町の菊池晃樹君(9)が9粒を獲得して優勝した。 県東部地域から30人が参加した。専用の皿を使って30分間で何粒採れるかを競った。 2位以下は次の通り。 2位 渡辺一平(伊豆市)3位 鶴原颯空(同)
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地元の盆踊り練習 伊豆・修善寺 1日に大会、4年ぶり
伊豆市の修禅寺で8月1日夜に盆踊り大会が開かれるのを前に、大会実行委員会は30日、同寺檀(だん)信徒会館で事前の練習会を開いた。 地元の10~70代まで約20人が、地元に伝わる「独鈷(とっこ)音頭」や「平和音頭」、「なかよし音頭」など5曲を練習した。今年は4年ぶりの開催で、盆踊り初挑戦の市民も参加し、練習に取り組んだ。勝野美葉子委員長(27)は「地元の方々とつながる場。この文化が続いてほしい」と話した。 大会は1日午後7時からで、飛び入り参加も歓迎する。地域の子どもたちによる駄菓子屋なども並ぶ。
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ヤングケアラー理解 伊豆で学校職員ら研修
大人に代わって子どもが家事や家族の世話をする「ヤングケアラー」について正しく理解し、早期発見と適切な支援につなげる職員研修(伊豆市主催)がこのほど、同市の修善寺生きいきプラザで開かれた。 障害や病気を抱える人の兄弟姉妹をサポートする「静岡きょうだい会」(富士市)の沖侑香里代表(33)は障害のある妹にケアラーとして接した自身の経験談を語り、信頼関係を築いた上で個々に必要な支援につなげる大切さを強調した。「ヤングケアラーは見えにくい存在」とし、自分自身の思いや困りごとを言葉にしにくい側面もあるという。ヤングケアラーがいるかもしれないという前提を持つことが重要といい、「言葉の捉え方は人それぞれで、
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麦わら細工体験へ 伊豆「ジオリア」で8月19日
美しい伊豆創造センターは8月19日午前10時から正午まで、地域の工芸を体験するワークショップを伊豆市修善寺の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で開く。 麦わら細工職人辻享子さんが講師を務める。参加者は修善寺和紙の短冊に、平らに伸ばした麦わらを貼り付ける張り細工を体験できる。 参加費千円、定員12人。申し込みは伊豆半島ジオパークの公式ホームページ、問い合わせは同センタージオパーク推進部<電0558(72)0520>へ。
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修善寺駅前フェスタ 当日の段取り確認
8月2日に伊豆箱根鉄道修善寺駅西口広場などで開かれる「修善寺駅前フェスタ2023」を前に、伊豆市商工会修善寺支部駅前地区は30日、最終会合を市内で開いた。事前準備、当日の段取りを確認した。 当日伊豆総合高(同市)の生徒は物販の手伝いのほか、野球部はストラックアウトなどを運営する。「西口ナイトフィーバー」ではBGMを流し、会場をライトアップする。祭りの最後には、来場者が願いを書いた短冊を風船に付けて空に飛ばす。 武士東勢地区長(62)は「地域の子どもたちや来場者の笑顔のため、心のこもったイベントにしたい」と話した。
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伊豆半島の医療を絵本に 伊豆で作者の河原さんイベント
美しい伊豆創造センターはこのほど、伊豆半島の医療をモチーフにした絵本「ひかりを灯すしま」の作者河原一剛さんによるトークイベントを伊豆市の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で開いた。 順天堂大静岡病院(伊豆の国市)で理学療法士も務めている河原さんが絵本を作ったきっかけを説明。「相手や読み手を知るという意味で、自身の仕事と絵を描くことは関係している」と伝えた。イベントでは伊豆市への絵本の贈呈式も開いた。
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カブトやクワガタ触ってみよう 修善寺虹の郷でイベント
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」は29、30の両日、カブトムシやクワガタに触れることができる夏季限定イベントを開催する。 施設内の「伊豆の村」の一角に設置したテントに、希少価値の高いオオクワガタやカブトムシなど、2日間で計約50匹を展示する。テント内に入り、昆虫を手に取って間近で観察することができる。 体験料は1人300円、3歳以下は無料。はずれなしの抽選会も実施し、オオクワガタなどが当たる。
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津波避難複合施設 名称候補に投票を 伊豆市、6日まで
伊豆市は、来年4月以降に運用開始する土肥地区で建設中の松原公園津波避難複合施設(仮称)の名称候補への投票を8月6日まで受け付けている。同施設は観光機能を併せ持つ全国初の津波避難タワーとなる。 同市が6月に実施した名称公募で、全国から214件が寄せられた。一般投票による2次審査を実施している。13案から1案を選び、市ホームページの専用フォームか市役所本庁、土肥支所などに設置された応募箱へ投票する。 問い合わせは市観光商工課<電0558(72)9911>へ。
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2日に修善寺駅前フェスタ しゃぎりや盆踊り
伊豆市商工会修善寺支部駅前地区は8月2日午後3~9時、伊豆箱根鉄道修善寺駅西口広場などで「修善寺駅前フェスタ2023」を開く。 盆の恒例行事「修善寺駅前まつり」の代替イベントとして開催。地元の子どもたちのしゃぎり演奏、盆踊りなどを披露するほか、飲食物販販売、伊豆総合高(同市)のブースなどが並ぶ。 問い合わせは市商工会<電0558(72)8511>へ。
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三嶋大祭りイメージの曲完成 日大名誉教授が作詞
日本大名誉教授の佐藤三武朗さん(伊豆市)が作詞した「夏祭り」の楽曲がこのほど完成した。佐藤さんが28日、作曲と編曲を手がけた大塚カズヒコさん(伊豆の国市)、歌手の大塚幸栄さん(同)とともに三島市役所を訪れ、豊岡武士市長にPRした。 夏祭りは、毎年8月15~17日に同市の三嶋大社を主会場に開かれる三嶋大祭りをイメージ。幼少時代から祭りに通った佐藤さんが「三島に来ると心がときめき、青春時代に帰られる」と話す心の風景を歌詞にした。 佐藤さんは毎日のように作詞し、交流サイト(SNS)で発表している。以前にも楽曲を手がけたことがある大塚夫妻が「夏祭り」の歌詞に感銘し、作曲を申し出た。伝統芸能「シャギリ
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海底熟成ワイン「LOVE Mare(ラブマーレ)」中伊豆ワイナリーヒルズ(伊豆市)海底に沈め波動で熟成【ものづくり最前線】
伊豆市土肥地区の名産品化を目指し、中伊豆ワイナリーヒルズと市商工会土肥支部事業部が取り組む海底熟成ワイン製造事業。海底に沈め、波動で強制的に熟成を早めることで、おいしさを引き出す。 同市八木沢沖約500メートル、水深約20メートルの海底で、約4カ月間熟成させる。引き揚げ後は、日が当たらず、年間を通して一定温度に保てる同市の観光施設「土肥金山」の坑道でさらに数カ月間、追加熟成させる。瓶には貝などが付着し、ざらざらした手触りになる。 ワインは同社生産の「伊豆ヤマ・ソービニオン2021」。ブドウの品種の「ヤマブドウ」と「カベルネ・ソーヴィニヨン」を交配させた「ヤマ・ソービニオン」を使っている。
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Eバイクで伊豆半島 試走リレー 3市町首長ら 観光ルート発信
Eバイク(電動アシスト付き自転車)を使って観光サイクリングルートをアピールする試走リレーがこのほど、伊豆の国、伊豆の両市と河津町を通る現、旧国道414号などで開かれた。3市町の首長らが韮山反射炉(伊豆の国市)から河津桜観光交流館(同町)までの約50キロの道のりを交代で走った。 韮山反射炉で開かれた出発式には山下正行・伊豆の国市長、菊地豊・伊豆市長、岸重宏・河津町長、自転車展示・試乗施設を展開する「メリダ・エックス・ベース」(伊豆の国市)を展開するメリダジャパンの福田三朗社長らが出席した。山下市長は「2市1町の連携によるルートで、自転車の聖地である伊豆半島を盛り上げたい」、菊地市長は「三島と下
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中高生、地域の課題 話し合い 伊豆でまちづくり講座
伊豆市はこのほど、「未来塾 高校生まちづくり探究講座」の第1回講座を市内で開いた。地元の中高生6人が地域活性化や魅力の発信などに対するアイデアを考えた。 静岡大客員教授や県地域づくりアドバイザーなどを務める地元のNPO法人「NPOサプライズ」の飯倉清太代表理事(53)が講師を務める。参加者は市内のシャッター街の写真を見て、まちづくりの困りごとを話し合った。飯倉代表理事から「何に困っているかを実際に聞きに行き、仮説を立てることが重要」と説明を受けた。 参加した伊豆総合高1年の山田要さん(15)=同市=は「今後まちづくりのプランを相手側の目線に立って考えてみたい」と話した。 8月25日の第2回講
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あいさつや地名を手話で 伊豆市、小学生対象に講座 25年デフリンピック開催向けて
聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」の2025年大会自転車競技が地元開催される伊豆市は26日、小学生を対象にした手話講座を同市の修善寺生きいきプラザで開いた。小学生とその保護者約20人が手話の実技指導を受け、デフリンピックの歴史や大会内容などについても理解を深めた。 参加者は市聴覚障がい者協会会員らから「おはよう」「こんにちは」といったあいさつや「修善寺」「中伊豆」「天城」など市にちなんだ地名や言葉の手話を学んだ。あいさつ、自己紹介、名刺交換までの一連の流れを、手話を取り入れて挑戦した。 同競技は東京五輪・パラリンピックも開催された同市の日本サイクルスポーツセンターで11月
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伊豆の地域情報誌 制作活動に寄付金 自販機売り上げ一部
伊豆市のうさぎ薬局修善寺店と、同薬局前に冷凍ギョーザの自動販売機を設置している三島市のにしはらグループはこのほど、自販機の売り上げの一部2万円を、伊豆市の魅力を小中学生が取材、執筆する地域情報誌「KURURA(くるら)」の制作活動のために寄付した。 薬局の加治亜世代表(46)と同社の西原洋平社長(42)が、同情報誌の講座を行っている同市内の会場を訪れ、子どもたちの代表に目録を手渡した。加治代表と西原社長は「KURURAが完成したら読ませていただきます」とあいさつした。
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自転車こいで健康に 伊豆で講座 体力測定や筋トレも
東京五輪・パラリンピック自転車競技の本県開催のレガシー(遺産)継承に取り組む静岡サイクルスポーツコミッション推進協議会はこのほど、自転車を活用した健康づくり講座を伊豆市の伊豆ベロドロームで開いた。参加者それぞれの能力に合わせた運動プログラムを提供し、次回10月末の講座でトレーニングの効果を確かめる。 市内外から参加した30~80代の男女14人が、据え置き型自転車トレーニング機器「ワットバイク」で現在の体力を測定し、年齢や身長、体重などを踏まえた約3カ月間の運動プログラムを作成した。専用アプリでトレーニングの状況を管理し、講座終了時にどれだけ最大酸素摂取量が向上したか検証する。 参加者は同市の
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伊豆・八丁池周辺を巡る 8月26日に自然観察会
環境省関東地方環境事務所は8月26日、伊豆市の八丁池周辺を巡る天城山自然観察会を開く。7月30日から8月14日まで参加者を募集している。 ガイドとともにブナやヒメシャラなどが混生する森を歩き、八丁池を目指す約6・2キロのコース。同市の伊豆箱根鉄道修善寺駅か道の駅「天城越え」に集合してバスで現地まで向かう。定員40人で対象は小学4年以上。小中学生には保護者が同伴する。参加無料。 メールかファクスで申し込む。問い合わせは月、水、金曜に市観光協会天城支部内の天城自然ガイドクラブ<電0558(85)1056>へ。
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東大院生 土肥小中一貫校で交流 伊豆 夏休み課題 解き方助言
東京大大学院の学生が25日、伊豆市の土肥小中一貫校を訪問して児童生徒と交流した。26日まで土肥地区に滞在し、児童生徒の悩み相談を受けたり授業の支援をしたりして親睦を深める。 参加したのは同大学院教育学研究科の藤江康彦教授のゼミ生3人。子どもたちは学年ごとグループに分かれて夏休みの課題に取り組み、分からない問題があると積極的に質問した。解答に至るまでの解き方やヒントのほか、勉強方法のこつも聞いた。 2月の交流以来2回目の参加となる修士課程2年の平等香奈子さん(23)は「一緒に勉強し合うことで子どもたちと信頼関係が築けてきた」と話した。 県内初の義務教育学校として同校が開校する際に、藤江教授がア
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足ひんやり一服の涼 伊豆・独鈷の湯公園 夏限定「足水」サービス
伊豆市産業振興協議会はこのほど、同市の修善寺温泉街中心部の独鈷(とっこ)の湯公園内にある足湯「リバーテラス杉の湯」を夏季限定の「足水」にするサービスを始めた。連日の炎天下、観光客らが冷たい水に足を漬けて涼んでいる。 夏場の足湯の利用促進や新たな観光名所を目指し、今年初めて試験的に実施。幅約6メートル、深さ約30センチの足湯施設に絶えず19~20度の水を流している。施設は温泉街を流れる桂川に面し、川に張り出すような形でデッキとテーブルもある。 利用者は足水の涼感とともに、川のせせらぎや付近に設置された風鈴の音色を満喫している。観光で訪れた古川由里さん(54)は「景色が良く、日差しが強くても
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伊豆の海岸でモルック満喫 健康増進イベント
伊豆市スポーツ推進委員会はこのほど、同市の土肥屋形海岸で市民らの健康増進を目的とした交流イベントを開いた。市内外から訪れた海水浴客がスポーツなどを楽しんだ。 同委員会女子部発案のイベント。参加者は環境省などが定める「海ごみゼロウィーク」の事業として、海岸の空き缶やペットボトルなどを拾った。集まったごみは伊豆総合高土肥分校(同市)の生徒が分別した。 参加者は同委員会の飯田比呂子講師(46)からヨガを習い、浜辺でのモルックにも挑戦した。面識のない参加者とも互いに声をかけ合いながら、笑顔でプレーを楽しんだ。同高3年の藤原海斗さん(17)=同市=は「ヨガとモルックの体験は初めてで、やって良かった」と
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自転車トラック競技 愛好者が練習成果競う 伊豆ベロドローム
伊豆市の伊豆ベロドロームで22、23の両日、愛好者たちによるレース「CSCトラック自転車競技大会」(日本サイクルスポーツセンター主催)が開かれた。9歳から77歳までの67人が集い、東京五輪・パラリンピックが開かれた会場で日ごろの練習成果を競い合った。 トラック競技の楽しさを体感してもらう機会として同センターが企画。出場者はタイムトライアルやケイリンなどに臨み、白熱した戦いを繰り広げた。 チーム・スプリント種目に参加した京都府亀岡市の吉本昭さん(62)と孫で埼玉県板戸市の太郎田渚君(10)は「自転車の楽しさを伝えたい」「コロナ禍を挟んでようやく一緒にできてうれしい」とそれぞれ話した。
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天城連峰太鼓が「世界大会」優勝 伊豆市長に報告
長野県岡谷市で6月「世界和太鼓打ち比べコンテスト」に併せて行われた、歴代優勝団体による「グランドチャンピオン大会」で優勝した伊豆市の和太鼓演奏団体「天城連峰太鼓」のメンバー4人がこのほど、同市役所に菊地豊市長を訪ね、報告した。 同団体は15年の同コンテストで、一般団体の部の最優秀賞と文部科学大臣賞を受賞した。同大会ではメンバー約50人のうち14人で代表曲「山鳴り」を披露した。 堀江富男会長(73)らが優勝の喜びや日々の練習内容を伝えた。堀江会長は「光栄なこと。一人一人にとって励みになる」と話した。
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キャンプファイアで世代間交流 伊豆・土肥地区
伊豆市土肥地区の園児から高校生までの青少年と地元住民が世代を超えて交流するキャンプファイアのイベント(土肥地区PTA主催)が21日、同市の土肥集(しゅう)学校で開かれた。 イベントは子どもたちに土肥への愛着を育んでもらおうと始まり、今回で12回目。子どもたちは園や学校ごとにキャンプファイアの周りでダンスや合唱などの出し物を披露した。イベントに集まった約250人は地元温泉の入浴券が当たる○×クイズにも挑戦し、日没まで盛り上がった。
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静岡県内外の48チーム 東部4市町で熱戦 少年サッカー大会開幕
少年サッカー大会「第35回イズ・チャンピオンズ・カップ」(県サッカー協会4種少年委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22日、伊豆、伊豆の国、熱海の3市と函南町の8会場で始まった。 伊豆地域を中心に、県内外の計48チームが出場した。選手たちが繰り広げる果敢なドリブル突破や鋭いシュートなど、力強いプレーの連続に、見守る保護者やコーチは大きな声援を送った。 23日には、決勝トーナメントを行う予定。同大会は伊豆地域の少年サッカーチームの技術向上や他地域との交流を目的に毎年開催している。
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伊豆総合高3生徒 受賞 電気保安協 作文コンクール
電気技術者を目指す工業高校の生徒らを対象にした関東電気保安協会主催の作文コンクールで、伊豆市の伊豆総合高工業科・電気電子類型の3年生3人が受賞した。 受賞したのは最優秀賞が水口結菜さん(18)=同市=、優秀賞が菅原琉心さん(17)=三島市=、奨励賞が杉山渓さん(17)=伊豆市=。それぞれ電気技術者の憧れの人や、電気技術を学ぶ理由を題材に作文を仕上げた。同高は学校賞も受賞した。 同協会の鈴木宏企画本部長(62)が同高を訪れ、3人に表彰状を手渡した。水口さんは「将来は電気関係の保守をする仕事に就きたいと思っているので、自信につながった」とほほ笑んだ。鈴木企画本部長は「学校で学んだことや電気技術者
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土砂流出の柿木川 水質環境基準適合 静岡県調査
伊豆市大平柿木の宗教法人平和寺本山の敷地内から廃棄物混じりの土砂が柿木川に流出している問題で、県は20日、5月に実施した水質調査の結果を発表した。調査項目全てで環境基準に適合していた。引き続き、県と伊豆市が毎月交互に調査を行う。
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田方地区労福協 9園に絵本寄贈 伊豆の国
田方地区労働者福祉協議会はこのほど、伊豆の国市の公立幼稚園、保育園9園に絵本53冊を贈った。長岡幼稚園で贈呈式を開いた。 野寺高雪副会長らが同園を訪れ、年長児の代表に絵本を手渡した。野寺副会長は「たくさん読んでください」と呼びかけた。 同協議会は社会貢献活動の一環として、2007年から同市と伊豆市、函南町の幼稚園、保育園に絵本プレゼントを続けている。
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夏休み自由研究 応援イベント 22日、長泉で初回
美しい伊豆創造センターは22日午後1~4時、夏休み自由研究応援イベントを、長泉町下土狩のコミュニティながいずみで開く。8月20日には伊豆市修善寺の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で2回目を開催する。 「低い土地ってどんなところ?地球温暖化を知り水害から身を守ろう」がテーマ。気候変動や土地の成り立ちについて専門家から学ぶほか、ハザードマップを手に街を歩き、地形の特徴や災害リスク被害を減らす方法を考え、「防災の目」を養う。 イベントは両日の参加が必要。対象は小学4年生から中学生。問い合わせは同センタージオパーク推進部<電0558(72)0520>へ。
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事業承継の制度 ポイントを紹介 伊豆でセミナー
伊豆市と市商工会は18日、事業承継セミナーを同市の修善寺総合会館で開いた。事業承継の現状と制度などを取り上げ、参加者にポイントを紹介した。 税理士法人イワサキ静岡事務所の小宮山麗子代表が講師を務め、経営者の高齢化や後継者不足といった課題を説明。資産の承継については「先代経営者と後継者間での情報共有が大切」と話した。
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県東部市長会議 「小さな旅」を活性化 ローカル鉄道 連携強化
静岡県東部市長会は19日、三島市の市民文化会館で会合を開き、ローカル鉄道に関して連携を強化すると決めた。 対象は伊豆箱根鉄道駿豆線・大雄山線、JR御殿場線・身延線、JR伊東線・伊豆急行線、岳南鉄道線。近隣の魅力的な場所や空間を楽しめ、地球に優しい「小さな旅」の活性化を目指し、鉄道を利用したウオーキングやサイクリングイベントを相互に告知する。地元のおすすめスポットの紹介も行う。 伊豆市が提案し、秋ごろをめどにモデルケースを実施する方針。 ほかにも、マウンテンバイクを活用した地域活性化の検討、重症心身障害児者の入所施設や病床数増加に向けた情報共有を図ることも決めた。
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伊豆市が地域公共交通会議 バス路線変更など議論
伊豆市は19日、本年度第1回の市地域公共交通会議を市役所で開いた。 昨年度の事業評価、本年度以降の事業計画を承認した。本年度の中伊豆温泉病院の移転や、2025年度の修善寺、中伊豆、天城中を統合した「伊豆中」の開校に合わせたバスの路線変更案などを話し合った。
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運動習慣定着でフレイル防止を 県理学療法士会 長泉で講座
静岡県理学療法士会はこのほど、介護予防を目的とした公開講座「シルバーリハビリ体操」を長泉町のコミュニティながいずみで開いた。町民ら約40人が参加した。 医師が考案したシルバーリハビリ体操は運動療法に基づき、日常生活に必要な動きを訓練する体操。沼津リハビリテーション病院(沼津市)の理学療法士西島勇さんが全92種類の動きのうち、膝、肩、転倒予防に重点を置いた8種類を実演した。 リハビリテーション中伊豆温泉病院(伊豆市)の理学療法士藤原潤さんは講演で、コロナ禍で高齢者が引きこもりがちになり、身体的機能や認知機能の低下が見られる「フレイル」が進行していると指摘。「地域の人々が集まって取り組むことで、
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川勝知事「東部へ県庁機能分散検討」 スポーツ・文化観光部有力
川勝平太知事は18日、移動知事室で訪れた伊豆市内で取材に応じ、東部・伊豆地域の振興を目的に県庁の一部の機能移転を検討する考えを示し、最有力としてスポーツ・文化観光部を挙げた。「実現可能性は50%」としながら、富士山の存在や東京五輪・パラリンピック会場となったことを踏まえ、調整を始めるとした。 川勝知事は20市町が所在する東部・伊豆には「広域的な観点が必要。それを担うのが県」と強調。「分庁も兼ねて東部地域に注力したい」と述べ、「(スポーツ・文化観光部が)一番可能性がある。役に立つ部局」との認識を示した。 移動知事室では、新設した量産実証施設でノコギリガザミ(ドウマン)の稚ガニ生産を始めた県
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「地元愛する警官に」大仁署が採用活動促進へポスター作成
大仁署は毎月の警察官採用説明会に合わせて、管内の行事や観光地と協力した告知ポスターを作成している。伊豆市の修善寺温泉街の伝統行事「湯汲(く)み式」で登場する、ピンクと赤を基調とした華やかな着物に身を包んだ地元の女性「湯汲み娘」と署員が横一列に並んだシーンや、伊豆の国市で開かれている平安時代の武将源頼政の故事にちなんだ行事「鵺(ぬえ)ばらい祭」に現れた鵺を署員が退治する様子など、8種類に及ぶ。 ポスターはA3判で、昨年末から始めた。今月分は、同署課長ら12人が警察官になった理由をボードに書き、紹介している写真をまとめた。高橋文典署長は「地元の方々と連携し、地元を愛する警察官になってほしいと願
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長年育てたソテツ、やっと開花 開園以来初めて 伊豆
伊豆市の土肥こども園で、ソテツの雄株が花を咲かせている。 ソテツは九州南部以南の海岸近くに自生する常緑の低木。ヤシと同じ種子植物で雄株と雌株に分かれ、雄花は咲くとトウモロコシの形に似ている。雌花は白い綿毛の「大胞子葉」にくるまれたタマネギのような形をしている。 同園のソテツは最大で高さ約2メートル。雄花は高さ約50センチ、直径約10センチで5本咲いている。同園によると、植えた経緯は分かっていないがソテツの開花は開園以来初めて。7月上旬に近所の住民が開花に気づいたという。 (大仁支局・小西龍也)
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「宙に浮いた感覚 楽しい」 伊豆の施設に新アトラクション
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターでこのほど、身体にハーネスを着け、専用の機械で上下に揺られながら上昇するアトラクション「エアージャンパー」がオープンした。 身体をつり上げ、最高到達点は約7メートルにもなる。慣れてくると宙返りもでき、天気が良ければ富士山を見ることができる。体験した函南町立函南小6年の中村志士丸君(12)は「宙に浮いてる感覚で楽しい」と話した。 同アトラクションは土日祝日、長期連休、夏や春の繁忙期に営業。25日から8月27日までは毎日営業する。詳細は同センターホームページ、問い合わせは同センター<電0558(79)0001>へ。
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交通指導員会で使途不明金支出 伊豆市、会計担当
伊豆市は14日、市交通指導員会で会計担当の70代男性による使途不明金支出があったと発表した。 市によると、同会の管理する口座から計72万1567円の使途不明金支出があり、事実関係を調査したところ、男性が2021年度から複数回引き出していたことが判明したという。男性は全額返金し、6月30日付で解任された。同会は会計監査で行う通帳と帳簿類の整合を上期と下期に実施し、会長、事務局員らを監査委員に追加して再発防止に努める。
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沼津港-戸田港 17日まで限定復活 千鳥観光汽船が運航
2014年に定期便が廃止された沼津市の沼津港と戸田港を結ぶ航路が15~17日の3日間限定で復活する。沼津港などで遊覧船を運航する千鳥観光汽船(同市)が企画。同社は試験的な運航と位置付け、市内有数の観光地の沼津港と公共交通機関でのアクセスが不便な戸田地区を直接結び、観光活性化を狙う。 同社の創業70周年記念事業の一環。同社が夏に季節運航する沼津港-大瀬崎(同市)便を延長する形で実施する。各日往復計6便で、定員200人の大型遊覧船「ちどり」が両港を約70分で結ぶ。大瀬崎にも寄港するが、1便は戸田-沼津の直行便にする。 戸田地区へのバスでのアクセスは伊豆箱根鉄道修善寺駅(伊豆市)経由が一般的
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温泉地盛り上げキャラクター「温泉むすめ」 御泉印で販売 修善寺
伊豆箱根鉄道修善寺駅構内のイズーラ修善寺でこのほど、全国の温泉地を盛り上げるキャラクター「温泉むすめ」をあしらった御朱印の温泉版「御泉印(おんせんいん)」の販売が始まった。 同キャラクターは静岡県内に6人で、御泉印の販売は初。伊豆市修善寺をモチーフにしたキャラクター「修善寺透子」がはがきサイズの御泉印にプリントされている。訪問日を入れることで旅の記念にすることができる。
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下田市役所で20日から販売 伊豆中央道・修善寺道路 共通回数券
静岡県道路公社は14日、有料道路「伊豆中央道」と「修善寺道路」の共通回数券を20日から下田市役所で販売すると発表した。料金徴収期限の延長が決まったことを受け、地元住民の利便性向上を図る。県によると、賀茂地域の他の自治体や熱海市、伊東市にも販売箇所を広げる。 回数券は160回分で、普通車は1万6250円、軽自動車は1万3千円。下田市役所建設課と観光交流課で平日午前8時半から午後5時まで販売する。通常の通行料金は普通車200円、軽自動車160円。 回数券の販売は現在、料金所や伊豆市役所、伊豆の国市役所、周辺のコンビニなどに限られ、賀茂地域では取り扱っていなかった。徴収期限延長に関する地元説明会で
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今年も海難事故ゼロへ 大仁署など 旅館に協力要請
本格的な海水浴シーズンを前に、大仁署と駿東伊豆消防本部田方南署(伊豆市)はこのほど、同市の土肥温泉旅館協同組合に広報紙を配布し、海難事故防止への協力を求めた。 大仁署の森谷敏之地域課長、田方南署の高村誠司西出張所長らが出向き、同組合の野毛貴登理事長に400部を手渡した。広報紙はA4判で配布兼掲示用。「飲酒したら入らない」「ライフジャケット着用」など、海難事故の主な原因を絵や文章で分かりやすく注意している。 大仁署によると、昨夏の土肥地区では、海難事故はなかった。森谷地域課長はコロナ禍から平時へ移行していることを踏まえ、「海水浴客の増加が予想されるが、消防、地域と協力し、今年も事故ゼロを目
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伊豆・小土肥の海岸きれいに 沓間水産と加藤学園高生が清掃
「沼津魚がし鮨」を展開する沓間水産(裾野市)は12日、加藤学園高(沼津市)の生徒有志と合同で、伊豆市の小土肥海水浴場周辺を清掃した。 同社が小土肥産の海産物を取り扱っていることから、海水浴シーズンに合わせて毎年実施し、今回で5年目となる。同社社員約30人と同高生徒約30人が海岸を歩いて回り、プラスチックごみや空き缶、ペットボトルなどを拾い集めた。防波堤の隙間に流れ着いてたまったごみも回収した。 2年の斉藤啓太さん(17)=沼津市=は小さなことでも協力したいと思い参加したといい、「魚、海を守ることができて良かった」と話した。同社営業部の虎岩芳樹さん(54)=長泉町=は「地元への貢献を続けて
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夏咲き誇る 伊豆・修善寺虹の郷 ヒマワリ見頃
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でヒマワリが見頃を迎えている。夏の彩りが来園者を楽しませている。 西洋式庭園「フェアリーガーデン」の一角で約3千株を植栽している。赤黒いクラレットや、外側と内側で色が異なるマロンなどが咲き誇っている。7月下旬まで楽しめる見込み。 広報担当の野田一成さんは「今年のヒマワリは、一株から10輪ほどの花が分岐して咲くタイプ。一本立ちよりも長い期間楽しめる」と話した。
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地域でできる 介護予防議論 伊豆でフォーラム
伊豆市は14日、主に市内の高齢者を対象に、健康づくりや介護予防のために地域でできることを考える「伊豆市民ささえ合い活動フォーラム」を同市の修善寺生きいきプラザで開いた。 市職員が市の人口、高齢化率などを発表した後、高齢者が所属する地元団体をまとめた「伊豆市民ささえ合い活動ガイドブック」を紹介した。1人暮らし男性の交流支援を担う「男組」や、ごみ出しや清掃などの支援をする「NPO土肥の暮らしを支え合う会きずな」など、同ガイドブックで活動を紹介している4団体が、やりがいや楽しみを伝えた。
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自治体間連携へ職員が合同研修 伊豆の国市と伊豆市
伊豆の国市は11日、伊豆市職員との合同研修会を伊豆の国市役所で開いた。自治体間連携の推進が目的。 2市の課長、係長、主幹職約70人が、心理学でいう「レジリエンス」(立ち直れる力)と目標を設定して導く「コーチング」を、キャリアコンサルタントから学んだ。2市職員が交ざったグループで、部下とのコミュニケーションで心がけていることなどを話すワークを行った。相手を理解したいという気持ちで相手の話に耳を傾けることや、部下との面談レッスンについてのアドバイスを受けた。
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潮風浴びてカヤック満喫 伊豆総合高土肥分校で「マリン実習」
伊豆総合高土肥分校(伊豆市)は12日、マリンスポーツに取り組む学校行事「マリン実習」を同市内で開いた。 静岡県教委が県立高の特色化を進めるため開始した「オンリーワン・ハイスクール事業」の一環。1~3年生45人がグループに分かれ、同市八木沢沖でシーカヤック、同市の土肥屋形海岸でスタンドアップパドルボード(SUP)、シュノーケリングに挑戦した。土肥ダイビングサービスと土肥カヌークラブの講師から上達方法を教わると、シーカヤックとSUPでは1人で沖合約200メートルまでパドルを使ってこいだ。
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一輪車で3時間耐久レース 伊豆 3部門63チーム出場
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターでこのほど、第18回CSC3時間耐久一輪車レース大会(同センター、県一輪車連盟主催)が開かれた。 小学生や一般、ファミリーなど3部門に、県内を中心に63チームが出場した。3人一組のチームで交代しながら、1周約1・5キロのコースを3時間で合計何周できるかを競った。チームごとに力を合わせて好記録を目指し、応援に駆けつけた参加者の家族は大きな声援を送った。
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「水遊び広場」15日オープン 伊豆・日本サイクルスポーツセンター
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターは15日、「水遊び広場」をオープンする。大人も利用できる10メートル四方のプールを新設した。4種類の滑り台プール、床噴水などもある。 23日までは土日祝日のみ、午前10時から午後4時まで営業。25日から8月27日までは午前9時半から午後4時半まで毎日営業する。問い合わせは同センター<電0558(79)0001>へ。
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高校生がまちづくり考える 静岡市 開講
静岡市の高校生まちづくりスクール(ビジネス編)が8日、開講した。市内在住・在学の1~3年の生徒25人が8月まで計5回の講座を受講し、地域の課題解決に向けた取り組みを通じたビジネス手法を学ぶ。 市役所静岡庁舎で開いた初回講座では、講師を務めるNPO法人「NPOサプライズ」(伊豆市)の飯倉清太代表がアイデアの出し方のこつなどを紹介した。飯倉代表は自身の起業経験などから、地域課題の解決には身近なものをよく観察することが重要だと説明。生徒は「シャッター商店街」をテーマに、課題や誰が困っているのかを話し合う練習に取り組んだ。 2021年度講座の修了生で、高校在学中に合同会社「もあい」を立ち上げたメンバ
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園児がトウモロコシの皮むき 黄色い粒見えて大喜び 伊豆市
伊豆市の土肥こども園の年少児6人が10日、トウモロコシの皮むきを同園で体験した。 給食を提供しているシダックスフードサービス(東京都)の栄養士らから、紙芝居でトウモロコシの成長の過程を聞いた後、トウモロコシの皮を1枚ずつ力いっぱいむいた。硬い皮にてこずりながらも、黄色い粒が見えてくると大喜びしながら互いに見せ合った。トウモロコシはゆでて給食で食べた。 同園で2021年から続けている食育プログラムの一環。
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伊豆市で震度1を観測 10日午前9時2分ごろ
10日午前9時2分ごろ、駿河湾を震源とする地震があり、伊豆市で震度1を観測した。気象庁によると、震源の深さは約30キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・2と推定される。
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水彩やデッサン50点 画家ジュリアさん作品展 伊豆のギャラリー
伊豆の国市長岡の水彩画家ジュリア・イゲさんの作品展「まねきねこの足跡をたどって」が16日まで、伊豆市柏久保のギャラリースペースCotori(ことり)で開かれている。 ジュリアさんが8年前に来日してから描いた水彩画やデッサン画約50点を展示している。関西、関東10府県の建築物や神社、風景などを、実際に訪れその場で描いた。描き始めたのは古代の日本に影響を受けたことがきっかけといい、京都府の金閣寺や栃木県の日光なども題材にしている。 営業は平日午後3~7時、休日午前11時~午後5時。10、11日休館。ジュリアさんによる水彩画体験レッスンも開いている。詳細は「修善寺Cotori」ホームページへ。
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伊豆の国市区連合会 ごみ処理施設見学
伊豆の国市の区連合会はこのほど、本年度の研修の一環でごみ処理施設「クリーンセンターいず」(伊豆市)を見学した。区民にごみ処理の流れを認知してもらうことが目的。 区長48人が、伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合職員から事業の説明を受け施設内のごみピットなどを見て回った。同施設は2市共同事業で1月に稼働を開始。住民に開かれた施設として見学コースを設け、個人でも自由に見学できる。
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伊豆中央道と修善寺道路 料金徴収期限2057年3月 県議会建設委
静岡県は5日の県議会建設委員会で、伊豆地域の有料道路、伊豆中央道と修善寺道路の新たな料金徴収期限を2057年3月8日とする方針を明らかにした。現行の23年10月2日から約33年5カ月延長する。 利用者の利便性向上のため設ける自動料金収受システム(ETC)の導入時期は26年度を予定しているとした。山梨義之道路企画課長は「速やかに高速道路会社と県道路公社との間で基本計画の策定を進め、詳細な設計や工事を行う。一日も早い導入を目指す」と述べた。徴収期限延長の理由として、トンネル・橋りょうの大規模修繕が見込まれることや、無料化した場合に交通量が大幅に増加することを挙げた。 地元住民向けの新たな料金
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脱炭素観光推進へ新会社 鈴与商事 静鉄など 都内ベンチャーと協業
静岡市の鈴与商事、静岡鉄道、トヨタユナイテッド静岡は、ベンチャー企業「ARTH」(東京)が開発した二酸化炭素(CO2)排出ゼロの居住ユニットを活用し、県内の観光活性化、脱炭素促進に向けて協業する。5日までに新会社を設立した。電気自動車(EV)や蓄電池などを組み合わせて同ユニットの普及を進め、脱炭素を軸にした新たな観光モデルの提案を目指す。 新会社「ReSURUGA(リスルガ)」は資本金約2億円。3社とARTHが出資し、本社は伊豆市土肥に置いた。 組み立て式の居住ユニット「ウェザー」は、太陽光発電や雨水の浄化装置などで構成するエネルギー自給システムを搭載し、CO2や汚水を排出しない。昨年12月
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園児の絵ラッピング 伊豆でバス運行開始 子育て施策もPR
伊豆市内のこども園3園の園児が描いた絵を使ってデザインしたラッピングバスが5日から、市内などで運行を開始する。市は併せて充実した子育て施策をPRする。4日、バスのお披露目会を市内で開いた。 修善寺東こども園、熊坂こども園、土肥こども園の年中児約60人が、保育の授業中に家族や動物の絵をクレヨンで描いた。代表に選ばれた園児約10人の絵をラッピングしている。お披露目会に参加した修善寺東こども園の園児はバスを見て「お父さんの絵だ」「とてもかわいい」と歓声を上げた。 バスの車両横には「子育て全力宣言伊豆市」と窓を覆う大きさで表記した。後方には「第2子以降保育料が無料」「出産準備金10万円補助」など
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観光振興策を確認 美しい伊豆創造センターが総会
一般社団法人「美しい伊豆創造センター」(代表理事・豊岡武士三島市長)はこのほど、定時社員総会を伊豆市の修善寺総合会館で開いた。参加者はアフターコロナの観光振興策を確認した。 伊豆半島ジオパーク推進協議会と統合し、観光による地域づくりを目指した昨年度の事業報告と理事選任を承認した。本年度の国内観光誘客事業に、夜景、星空などの特集をホームページに掲載し、滞在時間の延長による道路渋滞の緩和につなげる取り組みを行うことなどを盛り込んだ。また、ペット連れ対応の宿泊施設が増えていることを踏まえ、ペットに優しい伊豆をPRし、新規顧客の獲得、周遊の促進も図る。 豊岡代表理事は「本年度の旅行消費額や観光入込客
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高校生を対象にまちづくり講座 伊豆市で21日
伊豆市は21日、「未来塾 高校生まちづくり探究講座」の初回講座を、同市柏久保のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で開く。 県地域づくりアドバイザーなどを務める地元のNPO法人「NPOサプライズ」の飯倉清太代表理事が講師。参加者は地域課題の解決に対するアイデアを出し合うとともに、プレゼンなどの能力を身につける。 同市に在住、在学する高校生が対象。参加費無料。8月以降にも開講する。申し込み、問い合わせは同法人<電0558(99)9120>へ。
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40年分の写真 500作品を展示 修善寺ハイキングクラブ
伊豆市の修善寺ハイキングクラブの設立40周年を記念する写真展が8日まで、同市の修善寺生きいきプラザで開かれている=写真=。 現役や元会員に提供を呼びかけた写真約500点を年代別に展示した。北は東北から南は四国まで、これまでに260回以上実施した山行の様子を、美しい山々の風景や参加者の表情と一緒に振り返ることができる。
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鈴木教育長が就任 伊豆市
伊豆市の鈴木洋一教育長(62)=同市青羽根=が3日、就任した。同市の修善寺生きいきプラザで辞令交付式があり、菊地豊市長から辞令書を受け取った。 鈴木教育長は「市の教育の充実、発展を図ることが使命。子どもたちや地域の方の期待に応えられる学校づくりを進めたい」と抱負を語った。 鈴木教育長は旧天城湯ケ島町出身。同市の旧土肥中、修善寺中校長などを歴任した。4月からは私立公立学校会計年度任用職員を務めていた。任期は梅原賢治前教育長の残任期間の2025年5月11日まで。
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“駿河湾ワイン”堪能 伊豆市商工会土肥支部 海底熟成4カ月
伊豆市商工会土肥支部事業部は2日、駿河湾の海底で熟成させた辛口の赤ワイン「LOVE Mare(ラブマーレ)」の開栓式を同市の観光施設「土肥金山」で開いた。来場者は熟成によって変化した味を楽しんだ。 ワインは同市の中伊豆ワイナリーヒルズ生産の「伊豆ヤマ・ソービニオン2021」。漁協やダイバーの協力を得て1月から約4カ月間、同市八木沢沖の水深約20メートルの海底に90本設置し、引き上げ後は温度変化の少ない同施設の坑道で追加で熟成させた。 式典で小長谷順二部長(61)、同社のソムリエ吉田学さんらが開栓し、乾杯した。主に同施設の観光客らが通常のワインと飲み比べ、「飲みやすい」「香りが良い」と口を
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障害児の支援へ 慈善コンサート 15日、沼津
障害のある人の支援に取り組む認定NPO法人マム(沼津市)は15日午後6時から、第15回チャリティーコンサートを市民文化センターで開く。 伊豆市を中心に活動する太鼓演奏表現チーム「喜酔会」と吹奏楽団「沼津ブラス・フロンティア」(沼津市)、ピアニスト志村孝雄さんが出演する。 コンサートの収益は障害のある子どもたちの帆船乗船体験の費用に充てる。入場料は千円。問い合わせは同法人<電055(963)7806>へ。
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伊豆中の校章デザイン募集 伊豆市、25年開校
伊豆市は18日まで、修善寺、中伊豆、天城中を統合し、2025年4月に開校する「伊豆中」の校章デザインを募集している。地域から親しまれ、未来に向けて充実、発展する中学校にふさわしいデザインを求めている。 募集の対象者は、市内各小中・義務教育学校の児童生徒とその保護者、伊豆総合高の生徒。同市在住と在勤、修善寺、中伊豆、天城の各中学校卒業の市外在住者も応募できる。詳細は市ホームページ、問い合わせは市学校教育課<電0558(83)5470>へ。
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静岡人インタビュー「この人」 自転車を通じたまちづくりに関わる 石井駿平さん(伊豆市)
前橋工業高(前橋市)で自転車競技部に入部。鹿屋(かのや)体育大(鹿児島県鹿屋市)に進学し同部入部後は、3年時に全日本学生選手権個人ロードレース大会優勝。世界大学選手権にも出場した。卒業後、富士市が拠点のプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」に所属し、プロ選手として活動した。5月から伊豆市地域おこし協力隊として同市柏久保に移住。群馬県伊勢崎市出身。26歳。 -同隊応募のきっかけは。 「知人から募集について話を聞いた。大学時代に自転車レースのサポートなど地域に資する活動をしてきたことや、自転車競技に取り組んできた経験を生かせると思った。若いうちにやれることに挑戦したいと思い、決意した」
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裂き織り体験教室 14日まで参加募る 松崎
伊豆市のNPO法人修善寺総合研究所は7月14日まで、7月下旬~8月中旬に松崎町大沢の旧依田邸で開く裂き織り体験教室の参加者を募っている。 着なくなった浴衣や着物を使ってオリジナル作品を制作する。開催日は7月29、30の両日と8月9、11の両日で、各日とも午前10時~正午、午後1~3時の2回。参加費は千円。裁縫道具は持参する。 問い合わせは事務局のNPO法人伊豆学研究会<電0558(76)0030>へ。
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伊豆、伊豆の国のFM局フリー冊子 花火大会マップ掲載
コミュニティーFM局「FMいずのくに」(伊豆の国市)と「FM IS(いず)」(伊豆市)はこのほど、フリーペーパーの最新号を発行した。伊豆半島の花火大会日程をまとめたマップを初めて掲載した。FMいずのくにの「クラブいずのくにマガジン」、FM ISの「HT はなつーしん」はそれぞれA4判オールカラーで、3カ月に1回発行。地元飲食店や観光地を数多く掲載している。花火大会のマップには、伊豆半島の地図上に9月末までの約40の大会日程と開催場所を載せた。 フリーペーパーは各市の観光施設や伊豆箱根鉄道の各駅で配布されている。
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「気配」追求、溶け込んだ形 ペインター・ながいいちほさん(伊豆市)【表現者たち】
油彩を中心に創作するペインターながいいちほさん(49)=伊豆市=の人物像には、羽や角を持つ人、たばこをくゆらす愛煙家が登場する。「目に見えない気配、たたずまいを追求してきた。動物の体の一部、たばことその煙から、その手がかりを探ることが多い」。喜怒哀楽といった感情とは異なる「日常から引っ張り出した非日常」に意識を向けるという。 フェルケール博物館(静岡市清水区)で展示中の作品「うわのそら」は、サーカスの演技を終えた天使役の女性が宙に横たわり、たばこを吸う。「彼女は気が抜けた真空状態」。背景の澄んだ白色が時間、空間の隙間へ誘う。 三島市出身。動物との関わりに影響を受けてきた。子どもの頃から犬
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かわいい八百屋さん 元気よく 伊豆・修善寺の園児 収穫した野菜販売
伊豆市の修善寺東こども園の年長児20人がこのほど、同市の修善寺図書館前の広場で市シルバー人材センターと協力して収穫した野菜の販売を体験した。 園児はジャガイモとタマネギが並んだ台のそばに立ち、「いらっしゃいませ」「おいしいですよ」などと元気よく呼びかけた。野菜3、4個を1袋100円で売り、図書館の来場者らが次々と足を止めて買い求めた。用意した250袋は完売した。 平井侑依ちゃん(6)は「初めてやった。買ってくれてうれしかった」と話した。
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1人乗り小型EV 御殿場市などに寄贈 伊豆市拠点の原動機研究部
伊豆市を拠点に周辺地域の高校生や専門学校生、OBらが集う地域サークル「原動機研究部」は28日、御殿場市と市・小山町広域行政組合にトヨタ製の1人乗り小型電気自動車(EV)「コムス」を1台ずつ寄付した。 つながりのある企業から使用期間を終えたコムス10台を譲り受け、持続可能な開発目標(SDGs)の推進など環境政策に注力している同市などに寄付することを決めたという。市役所で寄贈式が開かれ、福岡暉仁代表(21)は「小型EVを有効活用していただき、環境への取り組みを推進してほしい」と期待した。 同市はデジタル地域通貨「富士山Gコイン」の普及促進に向けた職員の移動手段などとしてコムスを活用し、経済振興と
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自主防犯パト隊 伊豆市、4社委嘱
伊豆市はこのほど、市自主防犯パトロール隊を発足し、隊員となる4社を委嘱した。隊員が地域の治安維持へ結束を強めた。 委嘱を受けたのは伊豆クリーンサービス、フジエイ、伊豆美化企画、土肥環境整美で、任期は1年間。市役所で開かれた委嘱式で、各社の代表者が菊地豊市長から委嘱状を受け取った。 菊地市長は「市民の安心につながるよう協力して動きたい」と話した。その後、隊員は青色回転灯をつけた車でパトロールに出発した。
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ブドウ畑でスタッフ交流 伊豆の国 三島の「あひる図書館」
三島市の「あひる図書館」がこのほど、伊豆の国市のブドウ畑で交流会を開いた。スタッフら20人が集まり、膨らみ始めたブドウの実の下で、軽食をつまみながら絵本の読み聞かせやワイン講座などを楽しんだ。 図書館スタッフがブドウ畑を運営する加々見宏子さんと知り合いだったことから企画。加々見さんの祖父故井川秀雄さんが生み出したブドウ「ピオーネ」の原木が植えられているブドウ畑を、多くの人が集う憩いの場にしたいという加々見さんの思いに共感したスタッフらが準備を進めた。 テーブルの上に棒ずしや鹿肉のロースト、サラダなどが並び、参加者は得意料理を持ち寄った。伊豆市の中伊豆ワイナリーはワインを用意し、参加者はブ
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伊豆市が納税通知書誤発送、市民税引き落とし 対象者に謝罪
伊豆市は26日、相続情報の誤入力により、市民1人に市民税納税通知書を誤発送し、口座引き落としをしたと発表した。 市によると、2021年度に相続に伴う事務処理をした際、死亡者と同姓同名の市民の情報を誤って処理した。原因は同姓同名の個人コードの見誤りによる人為的ミスという。 市は対象者に謝罪し、誤発送した納税通知書を返送してもらった。今後は入力後のデータを入力担当者以外が確認することを徹底し、再発防止に努める。
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新教育長に鈴木氏 梅原氏は6月退任 伊豆市議会同意
伊豆市議会6月定例会は26日、最終本会議を開き新教育長に鈴木洋一氏(62)=同市青羽根=を任命する人事案など7議案、発議2件を原案通り可決、同意して閉会した。梅原賢治教育長は30日付で退任する。 鈴木氏は旧天城湯ケ島町出身。同市の旧土肥中、修善寺中校長などを歴任した。4月からは市立公立学校会計年度任用職員を務めている。任期は梅原教育長の残任期間の2025年5月11日まで。鈴木氏は「安心安全を基盤として、子どもたちが通いたくなる、保護者や地域に信頼される学校を目指す」と抱負を語った。 梅原教育長は20年に就任し、22年に再任されていた。梅原教育長は「コロナ禍、五輪などいろいろあったが、精い
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緊急消防援助隊の災害時拠点で覚書 伊豆市とJKA
伊豆市はこのほど、競輪とオートレースを統括するJKA(東京都)と、災害時等における活動拠点施設としての使用に関する覚書を締結した。緊急消防援助隊は集結地、宿営地などの活動拠点として、同市の日本競輪選手養成所の競技場および体育館を利用する。 市役所で開かれた締結式で菊地豊市長は「立地が良く、伊東市、伊豆の国市にもアクセスしやすい。伊豆半島として使用させていただきたい」、浅野史久執行理事は「地域の皆さまにとって安全安心の一助となるよう活用していただけたら」と話した。
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伊豆縦貫道の整備促進を 半島の未来考えるシンポ
伊豆縦貫自動車道建設推進期成同盟会などはこのほど、伊豆市湯ケ島の天城会館で「伊豆半島の未来を考えるシンポジウム」を開いた。有識者討論などを通じ、伊豆縦貫道の整備促進や地域発展への機運を高めた。 伊豆縦貫道・河津下田道路の河津七滝-河津逆川間(約3キロ)が開通したことや天城峠道路(月ケ〓-茅野、延長5・7キロ)の新規事業化が決まったことを受けて企画した。 有識者討論は「伊豆半島のポテンシャル×未来を拓(ひら)く力」をテーマにした。NPO法人くらしまち継承機構の伊藤光造理事長がコーディネーターを担当し、基調講演した日本大工学部まちづくり工学科の天野光一特任教授、美しい伊豆創造センターの菊地豊副会
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DX化 業務改善推進へ 「ノーコード宣言シティー」参画 伊豆市
伊豆市はこのほど、官民のデジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しする任意団体「ノーコード推進協会」が展開する自治体向けプログラム「ノーコード宣言シティー」へ第1次宣言自治体として参画したと発表した。情報技術(IT)活用を通じた業務改善などを図る。 ノーコードは「高度なプログラミング技術や専門知識を必要としないシステム構築手法」を意味する用語。「ノーコード宣言シティー」プログラムは、自治体や事業所の業務時間の短縮や職務の柔軟性向上、住民サービスのデジタル化が期待される。 市役所で開かれた記者発表で、中山五輪男代表理事(59)は同プログラムの趣旨や経緯を説明し、「ノーコードでのデジタル化
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防災指導員に95人 伊豆市が委嘱
伊豆市はこのほど、市防災指導員に95人を委嘱した。新任41人、再任54人。同市の修善寺生きいきプラザで菊地豊市長は「災害での死者数をゼロにしたい」と話し、委嘱状を交付した=写真=。 指導員は、市民の防災意識高揚や自主防組織の育成などを担う。市危機管理課の堀江育夫危機管理専門官による南海トラフ地震や2019年の台風19号、今できる備えについての講演もあった。
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ラグビー「前傾姿勢意識して」 レヴズスタッフ 修善寺南小で走り方教室
伊豆市立修善寺南小で21日、ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズ育成普及担当スタッフの藤井達也さん(32)を招いたスポーツ教室が開かれた。 県のオリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業の一環。藤井さんは2、4、6年生に50メートル走の記録向上のため、速く走る方法を伝えた。「前傾姿勢で走ること、つま先で跳ねることを意識して」とアドバイスし、スキップやラダートレーニングで体を動かした。 6年の土屋依乃梨さん(11)は「運動イベントがあるので習ったことを意識できるように頑張りたい」と話した。 (大仁支局・小西龍也)
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観光DXで幸せつなぐ【知りたい!! わがまちのインバウンド】
観光DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉をご存じでしょうか? 観光業界のデジタル化を推進することで、収集できるデータより、観光客の嗜好[しこう]、行動を見える化し、満足度や消費を高めるとともに、観光事業者の経営効率や競争力を向上させることを目指す取り組みです。 県においても、日本人旅行分野で、静岡県公式観光アプリ「TIPS」の利用や、データ・マネジメント・プラットフォームを構築して、宿泊・人流に関するデータを蓄積し、その利活用を実施しています。 訪日外国人旅行分野でも同様に宿泊データ、人流データの蓄積が開始され、国籍、属性、周遊ルートなどの分析を開始しています。例えば、ア
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アガパンサス見頃 梅雨空の下、清涼感 伊豆・虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でアガパンサスが見頃となり、鮮やかな紫色の花が来園者を楽しませている。 アガパンサスは多年草で、西洋式庭園「フェアリーガーデン」の一角に約100株が植栽されている。高さ70~90センチほどに成長し、花火のような形に花を咲かせている。広報担当の野田一成さんは「梅雨を忘れるような清涼感がある。初夏の雰囲気を楽しんでほしい。7月上旬まで楽しめそうだ」と話した。
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記者コラム「清流」 災害時のアプリ活用
2日の活発な梅雨前線と台風2号による記録的な大雨。情報を集める中で、市のLINE(ライン)公式アカウントでの情報発信に注目した。 伊豆市では、朝は大雨警報発令に伴う注意喚起、昼は自主避難所等の開設などを発信。内容には市危機管理課の電話番号のほか、気象庁による土砂災害の危険度分布のサイトと県防災アプリに切り替えられるようにURLが記されていた。土砂災害警戒情報は静岡地方気象台の発表と同時に通知があり、即時性もあった。3日未明の市内の停電やバスの運休情報も早かった。 何よりも被災者に沿った内容だった。自治体の情報発信はさらなる展開が待たれる上に、既存のメディアも今まで以上にSNSを活用して情
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努力と工夫で困難越えて 沼津でパラサイクリストがトーク
静岡県内ゆかりのパラサイクリストによるトークショーがこのほど、沼津市のキラメッセぬまづで開かれた。「困難に直面しても努力と工夫で乗り越えられる」と日常生活や競技への向き合い方などを語った。 第26回県理学療法学術大会公開講座(県理学療法士会主催)で行われた。東京パラリンピックロード種目2冠の杉浦佳子(掛川市出身)、世界選手権銀メダルの川本翔大(伊豆市を拠点に活動)の両選手が登壇。多くのスタッフとともに理学療法士として2人をサポートする小林敦郎氏(同学術大会長)を交えた3氏が、けがと厳しいリハビリを乗り越えて大舞台で活躍するまでの心情や体験を明かした。 杉浦選手はリハビリで不可能を可能にし
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静岡県人口355万9529人 6月1日時点 12カ月連続減
静岡県が20日に公表した6月1日現在の県の推計人口は355万9529人で、前月より931人減少した。減少は12カ月連続。社会動態は前月に引き続き、転入数が転出数を上回る社会増になったが、自然動態の減少数が上回った。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は1270人増(転入1万2025人、転出1万755人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2201人減(出生1687人、死亡3888人)だった。 市町別で人口が増加したのは、長泉町の69人増を筆頭に、伊豆市57人増、吉田町45人増など9市町あった。減少したのは26市町で、浜松市241人減
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国産利用増 合板需要が鍵 ウッドショック後の木材市場 野田励/「ノダ」社長【聞きたい】
約2年前に世界中が木材の供給不足に陥った「ウッドショック」と呼ばれる混乱は、海外産に依存する国内市場の弱さを浮き彫りにした。政府が木材自給率50%を目標に国産材の利用を促進する中、静岡市清水区と富士市の建材生産工場で県産材の需要を創出している。 ―木材市場の展望は。 「国産材の利用を伸ばすには、合板メーカーの需要が一つの鍵になる。2015年に稼働を始めた富士市の合板工場は年間15万立方メートルの木材を使い、毎日の使用量も一定。林業にとって経営計画が立てやすく、間伐材の利用で県内の森林管理も進む。政府は自給率を現在の約40%から50%に引き上げるため、住宅以外の木造建築物を増やす計画を立て
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伊豆半島の課題や将来構想は 伊豆市長がセミナー登壇
伊豆市の静岡大東部サテライトはこのほど、さまざまな業界で活躍する専門家が講師を務める「伊豆ビジネスセミナー」を市内で開いた。菊地豊市長(65)が登壇し、伊豆半島の課題や将来構想を語った。 市内の会社員や団体職員の老若男女約30人に、90分間講義した。主に伊豆半島の観光をテーマに話を進めた。「伊豆半島は宿泊数1千万人の世界レベルのリゾート半島。『オール伊豆』で観光振興を考えていきたい」と話した。 伊豆縦貫道を骨幹とする道路ネットワークの早期拡充も強調。「観光客が長く滞在し、各地を訪問するためにも非常に大事」と述べた。参加者からの質問にも回答した。
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伊豆・だるま山高原 ロケーション抜群 設備充実【静岡キャンプ場だより】
達磨[だるま]山の山裾の標高600メートルにあり、天気に恵まれた日には駿河湾と雄大な富士山を望めます。夜は満天の星と街の夜景を見渡せ、「空に一番近いキャンプ場」として人気のロケーション抜群の公営キャンプ場です。充実した設備と整備、清掃された敷地で自然を満喫しながら快適にキャンプをすることができます。 達磨山や金冠山へのハイキング拠点として、また西伊豆スカイラインへのツーリング基地として観光地を巡るのに適した立地です。少し下れば修善寺の温泉街や「修善寺虹の郷」といった人気スポットもあります。宿泊やデイキャンプ、ソロでもグループでも存分に楽しむことができます。 また、キャンプ場近くの「だるま
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MTBで爽快! 東京五輪前後コース続々開設 乗りこなす達成感人気【しずおかアウトドアファン】
2021年の東京五輪で自転車競技のマウンテンバイク(MTB)、ロード、トラック種目が行われた静岡県では、大会前後にMTBを楽しめるコースが相次いでオープンした。森や草原を駆け抜ける爽快感や、起伏に富んだ難易度の高いコースを乗りこなす達成感が人気を集めている。 初心者から上級者まで利用 「伊豆MTBコース」 静岡県自転車競技連盟の練習会で伊豆MTBコースを走る参加者=伊豆市の日本サイクルスポーツセンター 東京五輪の競技会場となり、世界トップクラスの選手たちが連日熱戦を繰り広げた日本サイクルスポーツセンター(伊豆市大野)。五輪本番で使ったコースの一部を継承してオープンし
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男性が滝つぼ飛び込む 伊豆・浄蓮の滝 危険!「絶対やめて」
伊豆市湯ケ島の「浄蓮の滝」で、外国人とみられる男性が滝の上の場所から約25メートル下の滝つぼに飛び込んでいたことが20日、関係者への取材で分かった。浄蓮の滝観光センターの浅田和久社長は「危険で他の観光客に迷惑をかける行為。絶対にやめてほしい」と注意を呼びかけている。 関係者によると、外国人とみられる男性が滝つぼに飛び込んだのは17日午前。滝の上までは茂みや断崖絶壁があり、到達は困難。浅田社長は「どうやってたどり着いたのか見当がつかない」と振り返る。飛び込む様子を見た別の外国人とみられる男性も岩場から滝つぼに入ったという。滝つぼは遊泳禁止になっている。 菊地豊市長は20日の定例記者会見で「
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伊豆中央、修善寺道路料金徴収延長 整備“大義”に賛同も 関係市町、静岡県説明不足に不信感
伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限を延長する静岡県の方針を巡り、生活道路として活用する沿線や賀茂地域の市町で、首長によって見解が分かれている。伊豆半島の道路網整備に向けた財源確保を“大義”に賛同する意見が多数を占めるが、「メリットがない」と反対も。県は23日開会の県議会6月定例会に関連議案を提出するが、期限延長に理解を示す市町の議員や住民からも、県の説明不足を指摘する声が上がる。 「延命や補修の予算が必要だ」(岸重宏河津町長)。「道路が脆弱(ぜいじゃく)な伊豆半島に投資できる。賛成したい」(菊地豊伊豆市長)。伊豆縦貫道をはじめとする道路網の整備促進は、観光や防災
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学童野球写真コン 落合さん最優秀賞 静岡中央銀
静岡中央銀行(沼津市)は19日までに、第11回しずちゅう旗県学童軟式野球大会の予選会を対象にした写真コンテストの入選者を発表した。最優秀賞には藤枝市の落合陽子さんを選んだ。 「はつらつプレーフォトコンテスト」と題して作品を募り、県内から過去最多の374点が寄せられた。いずれも子どもたちのはつらつとした姿が収められている。落合さんの作品はハイタッチして喜び合う晴れやかな表情を捉えた。 入選作品をまとめたポスターを9月末まで本支店で展示している。 他の入選者は次の通り。 優秀賞 下山望美(伊豆市)青木麻美(沼津市)仁科恵子(焼津市)▽ブロック賞 山本翔太(松崎町)浜野祐子(三島市)西本陽
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日常の風景など絵画約30点並ぶ 伊豆
伊豆市柏久保のギャラリーCotori(ことり)で25日まで、伊豆の国市の「さつき画廊」で収蔵されていた絵画を展示している。 同ギャラリーを運営する坪内ゆみさん(61)=伊豆市=の働きかけで企画。フランス人、日本人画家ら約20人によるリトグラフや油彩、水彩画など約30点が並ぶ。日常の風景を描いた作品やかわいらしい動物が楽器を弾く水彩画を飾っている。 坪内さんは「絵を見て安らぎを感じてほしい」と話した。 営業は午後1~5時。20、21日休館。
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指先で野菜摂取状況測定 伊豆市 年代に合わせ食生活指導
伊豆市は19日、指先から野菜の摂取状況を測定する装置「ベジメータ」の体験イベントを同市のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で開いた。測定結果を基に、一人一人に合った食生活の指導をした。 ベジメータは、指先に当てて反射させたLEDの白色光から皮膚の表面に存在する野菜の栄養素「カロテノイド」の量を測定する装置。皮膚と血中はカロテノイド量が強く相関するほか、皮膚は2週間程度の蓄積量が反映されるため野菜や果物の食習慣が計測できる。1回の測定時間は約10秒で、3回計測の平均値を出してより正確なデータを出すことも可能という。 市の減塩・運動・禁煙を推進する「げんきプロジェクト」の一環。市内外から訪
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部員 体動かし心身リラックス 伊豆市商工会女性部がヨガ教室
伊豆市商工会女性部はこのほど、部員を対象にしたヨガ教室を同市の修善寺総合会館で開いた。 アロマヨガインストラクターで部員の平井綾香さん(40)が講師を務めた。参加した10人はゆったりとした音楽が流れる会場で、平井さんから部位ごとに体の動かし方を細かく教わり、腰をひねったり腕を伸ばしたりした。平井さんは「呼吸が大事。無理をせずに自分の体と向き合い、どう変わったかを実感して」とアドバイスした。 土屋和子部長(67)は「アロマの香りで心も体もリラックスできた」と話した。 女性ならではのおもてなしなどを学ぶ講座「女性大学」の一環。12月には寄せ植え教室を計画している。
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コアマモ6000株移植 熱海 藻場再生 脱炭素実現へ
熱海市や市内企業などが参画するブルーカーボンプロジェクト推進協議会は15日、同市の熱海サンビーチ付近の海底に海草のコアマモ約6千株を移植した。 ブルーカーボンは海洋生態系が取り込む炭素で、脱炭素社会の実現に向けて国際的に注目されている。協議会は2021年から藻場の再生に向けた社会実験や海草によるマイクロプラスチック除去などの活動を続けている。 コアマモは伊豆市の土肥海水浴場で除去される予定だったものを14日に採取し、協議会関係者らが熱海サンビーチ付近の水深約5メートルの砂地に移植した。今後、定期的に生育状況などを確認するという。 協議会事務局を務める熱海市の企業「未来創造部」の枝広淳子代表は
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伊豆の伝統 ワサビ沢畳替え 天城湯ケ島組合、後世に継承へ
伊豆市の天城湯ケ島山葵(わさび)組合は16日、伝統の畳石式ワサビ沢の石積みを組み替える畳替えを同市湯ケ島の「桐山わさび沢」で行った。世界農業遺産に認定されているワサビ栽培を後世に継承しようと、若手も作業に参加した。 畳石式は湧水を活用し、上流から下流への水流によってワサビ沢に水を巡らせる栽培方法。明治時代から始まり、「伊豆式」とも呼ばれる。適地が限定され、新規開田は難しいとされる。 畳石式では大小さまざまな石や砂利を大きさごとに積み上げて層を作る。組合によると、隙間に泥がたまり水が浸透しにくくなると、ワサビの根に水が届かなくなるため、20~30年に1度は畳替えが必要。畳替えにより作柄も
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伊豆市チームが練習説明会 選手候補24人自己紹介【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、伊豆市チームは15日、練習説明会を同市の修善寺生きいきプラザで開いた。 7月から始まる練習会に参加を希望する選手や保護者らを対象に、大会概要やコース、スケジュール、選手の選考方法などを説明した。参加した選手候補24人が自己紹介もした。 同市チームは昨年、敢闘賞を受賞した。亀山誠彦監督(65)=同市=は「目標を立て、充実した練習をして、自己ベストを目指す。チャレンジ精神で臨みたい」と話した。菊地豊市長は「昨年出場者全員が目標タイムをクリアしたのは大きな成果。今年も頑張ってほしい」と述べた。
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伊豆中央道と修善寺道路 料金徴収延長、33年に短縮 静岡県
伊豆中央道と修善寺道路の今秋の料金徴収期限を巡り、静岡県は「40年程度」としていた延長期間を33年に短縮する方針を固めた。23日開会予定の県議会6月定例会に関連議案を提出する。15日までの関係者への取材で分かった。 両道路の料金徴収期限は2023年10月2日で、翌3日からの無料化が決まっていた。県は県議会2月定例会で、無料化した場合に交通量が約2倍になり、渋滞の悪化が懸念されるとして徴収期限を延長する方針を明らかにした。 県は3月以降、伊豆市や伊豆の国市などで住民説明会を開き、「引き続き高速性や定時性などの機能を最大限発揮させていくことが重要」などと延長方針に理解を求めてきた。参加者から
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アジサイ 梅雨彩る 伊豆・虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で、例年より早く見頃を迎えているアジサイと遅咲きのハナショウブが共演、色鮮やかな光景が来園者を楽しませている。 日本庭園の遊歩道沿いや斜面に、ガクアジサイやカシワバアジサイなどが咲いている。15日は花景色を背に記念写真を撮ったり、散歩したりして楽しむ人の姿が多く見られた。 同施設の杉崎正博さんは「ハナショウブは終わりだがアジサイは7月中旬まで見られそう。梅雨の和の情緒を楽しんでほしい」と話した。
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10年以上無災害 東部の3社表彰 三島労働基準協会
全国安全週間(7月1~7日)を控え、三島労働基準協会はこのほど、全国安全週間説明会を函南町の町文化センターで開いた。10年以上、無災害を続けた三島市と伊豆市の3社を表彰した。 金型交換磨き清掃の駿豆サービス(三島市梅名)、精密板金加工のフジトク産業(伊豆市月ケ瀬)、設計板金の小倉製作場(同市筏場)の3社が表彰を受けた。 説明会には三島労働基準監督署管内の約100社が出席し、労働安全コンサルタントによる「やっていますか?安全行動!」と題した特別講演などを聞いた。
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地域おこし協力隊に川崎さん 伊豆市委嘱「すてきなところ発信」
伊豆市はこのほど、都市地域から過疎地域に移住して地域活性化に取り組む市地域おこし協力隊に川崎実南さん(35)=同市=を委嘱した。移住情報の発信などを行い、促進に取り組む。任期は来年3月まで。 川崎さんは横浜市出身で、同市に移住するまでは東京都多摩市に住んでいた。市の子育て支援の手厚さや温泉、自然に魅力を感じ、移住を決意した。「市のすてきなところをSNSやブログで発信して、全国の方へ移住のきっかけになってほしい」と抱負を語った。 委嘱式が市役所で行われ、菊地豊市長が川崎さんに委嘱書を手渡して激励した。協力隊員は同市として25人目となる委嘱で、現在川崎さんを含め12人が配置されている。
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骨並べ動物構造理解 伊豆でワークショップ
美しい伊豆創造センターはこのほど、ワークショップ「ホネから知る!伊豆半島の動物たち」を伊豆市の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で開いた。 ふじのくに地球環境史ミュージアムで哺乳類の化石を専門とする西岡佑一郎准教授(38)が講師を務めた。県東部の老若男女15人が4グループに分かれ、猿、ニホンカモシカ、アライグマ、ヌートリアの骨を正しい骨格になるように並べた。人の骨格を見本に、動物によって異なる体の構造とそこから分かる生態や生息環境についての講義を受けた。
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東海バス新停留所 「船原峠口」が新設 伊豆、国道136号沿い
伊豆市上船原の国道136号沿いにこのほど、東海バスの停留所「船原峠口」が新設された。同社によると、四季折々に楽しめるハイキングコース「伊豆山稜線(りょうせん)歩道」の最寄りバス停。従来の「大曲茶屋」バス停と比べて1キロ程度近づき、徒歩では10~15分短縮されるという。同歩道では春にはマメザクラ、秋には紅葉などを見ることができる。
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津波避難複合施設 伊豆市が名称募集 土肥地区で建設中
伊豆市は6月末まで、土肥地区で建設中の松原公園津波避難複合施設の名称を募集している。同施設は2024年4月に運用開始予定。 観光機能を併せ持つ全国初の津波避難タワーで、土肥海岸に面した松林の一角に整備している。鉄骨造り4階建て、高さ18・8メートル。1階が物販の店舗、2階がフリースペース、3階に飲食店が入り、4階が展望スペースになる。 応募は1人1点で、市ホームページの専用フォームに入力するか、市役所本庁舎、土肥支所などに設置された応募用紙を応募箱に投函(とうかん)する。問い合わせは市観光商工課<電0558(72)9911>へ。
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水道検針通じ高齢者見守り 伊豆市、業者と協定締結
伊豆市はこのほど、市の事業「あんしん見守りネットワーク」の協定を、水道料金徴収業務を行うヴェオリア・ジェネッツ中部支店(名古屋市中区)と締結した。 同社が水道の検針業務などを通じて市内の高齢者らの異変に気づいた場合、市へ情報提供するとの内容。市役所で開かれた締結式で、菊地豊市長と佐藤直人支店長(47)が協定書に署名した。菊地市長は「高齢化の進む地域のためになり感謝している」、佐藤支店長は「見守り活動を通じて市民の皆さまには安心安全に過ごしてほしい」と話した。
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「いっぱい取れた」伊豆・修善寺東こども園 園児らジャガイモ収穫
伊豆市の修善寺東こども園の年中、年長児約40人がこのほど、同市の畑でジャガイモの収穫を体験した。同園で毎年行っている農業体験の一環。 市シルバー人材センター職員からやり方の説明を受けると、園児は手で土を掘り起こし、自分の拳よりも大きいジャガイモを見つけた。友達と見せ合って「とても大きい」「いっぱい取れた」と声を弾ませた。力いっぱいつるを引っ張って、尻もちをつく園児もいた。
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8~9日 静岡県内大雨 目立った被害なし
梅雨前線や低気圧の影響で、静岡県内は8日夜から9日午前にかけ、激しい雨が降った所があった。下田市などには土砂災害警戒情報が発表された。県によると、一部の道路で土砂崩れが発生したものの、人的、物的被害はなかった。 気象庁の観測で、9日午後3時までの24時間雨量は伊豆市天城山で209ミリ、御前崎市で156・5ミリ、東伊豆町稲取で135ミリなど。気象台と県は一時、下田、御前崎、南伊豆の3市町に土砂災害警戒情報を発表した。 2日からの記録的大雨で地盤が緩んでいる恐れがあるため、各市町は避難情報を発表したり、自主避難を呼びかけたりした。県のまとめでは下田市、浜松市、南伊豆町が避難指示、沼津、三島、
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「マイクラ」で楽しく勉強 伊豆・土肥集学校プログラミング体験会
伊豆市の土肥集(しゅう)学校でこのほど、同市在住の小学生を対象に、ブロック上の仮想世界で冒険を楽しむゲーム「マインクラフト」を活用したプログラミング体験会がオンラインで開かれた。 同校を運営するIT機器リサイクル業のリングロー(東京都)などが、小学校でのプログラミング教育必修化を受け企画。全国7会場をオンラインでつなぎ、児童は講師からやり方の説明と「自分で問題を見つけて解決する能力を鍛えてほしい」とアドバイスを受けた。マウスとキーボードで画面上のロボットを操作しながら、課題を攻略していった。
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自転車競技者育成へ伊豆合宿 アジア若手と日本人高校生交流
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで11日まで、アジアの若手自転車競技選手を対象にしたトレーニングキャンプが開かれている。選手育成を目的に同センターが運営する「コンチネンタル・サイクリング・センター・修善寺」の取り組み。今回は国際交流を兼ねて日本人高校生も練習に加わっている。 過去に複数の五輪メダリストを輩出した中国・上海チームで将来有望な13~16歳の男子選手4人が、一定時間重いギアの自転車をこぐトレーニングなどに打ち込んでいる。東京五輪・パラリンピックの会場にもなった伊豆ベロドロームで木製バンクを初体験した。 最終日には同センター主催の記録会に出場して、トレーニングの成果を確かめる
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記者コラム「清流」 白ビワ狩り体験
伊豆市小下田で全国的にも珍しい白ビワ狩りが行われた。コロナ禍で中止や持ち帰りのみが3年続いたため、収穫してその場で食べ放題ができるのは4年ぶり。味見すると、特徴的な甘さとバランスの良い酸味に感動した。 通常のビワの糖度は平均的に12~14度だが、白ビワは20度に達することもある。また、果肉が白く、果汁の多さも特徴。果肉が傷つきやすく出荷が難しいため「幻のビワ」とも呼ばれている。収穫期(5月下旬~6月上旬)は約2週間と短い。市職員によると、今季は表年で、裏年だった昨季よりも多く実が付いたという。 食べることができる機会が少なく残念。県外から白ビワのために来園する人がいるほど注目度は高い。今
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中伊豆中でリアル避難訓練 1泊2日 炊き出しなど挑戦
伊豆市立中伊豆中の生徒がこのほど、同校で避難時の「リアル」と「過酷さ」を体験する1泊2日の防災訓練に取り組んだ。関係者は「家族や高齢者を共助できる防災の担い手になってほしい」と見据える。 訓練初日、防災講話を聴いたり自宅周辺の危険箇所を検討したりした後、炊き出しに挑戦。米を炊くかまどにくべるまきをなたで割って準備し、きりもみ式火おこし器で火種を作る体験をした。夜は体育館で1泊。寝袋とマットレスを持参し、雑魚寝で一夜を明かした。 女子生徒はパーティションで3人ずつに分かれて就寝した。犬塚紗奈さん(14)は「寝袋とマットレスがあっても床が固いと感じた」、滝杏さん(13)は「体温調節が難しく、服装
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18日に子育てフェス 伊豆市
伊豆市は18日午前9時半~11時半、主に就学前の乳幼児と保護者を対象とした「みんなおいでよ!エンジョイ子育てフェス」を同市小立野の市立修善寺図書館と修善寺生きいきプラザで開く。 市職員らが絵本の読み聞かせを行ったり参加者と一緒におもちゃを手作りしたりする。保健師への子育て相談コーナーや子どもの写真撮影講座もある。同市の伊豆総合高の生徒がボランティアとして参加する。 問い合わせは市子育て支援課<電0558(72)9864>へ。
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静岡人インタビュー「この人」 シイタケ品評会で数々の受賞歴を持つ 小柳出勝さん(伊豆市)
4月に行われた静岡県乾椎茸(ほししいたけ)箱物品評会で、最高賞の林野庁長官賞・日本きのこセンター理事長賞を花冬菇(はなどんこ)の銘柄で受賞。ここ10年間で同賞に8回輝いた。日本菌類専門学校(鳥取市)を卒業後、日本きのこセンター(同市)に勤めた。24歳で3代目として家を継いだ。伊豆市年川在住。62歳。 -最高賞の感想は。 「2年連続の受賞で非常にうれしい。受賞がきっかけで得意先が増えて、県外の料亭などから注文もあった。受賞は喜ばしいが、かさの大きさが7~10センチ前後の『大葉』銘柄でも賞を取ってみたい」 -伊豆のシイタケのおいしさは。 「原木の栽培にこだわっているので、特に歯応えが良い
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地元特産のワサビ収穫 天城小3年生 アイスに乗せて辛さ体感
伊豆市立天城小の3年生34人が6日、地元特産のワサビの収穫を同市湯ケ島の「桐山わさび沢」で体験した。 天城湯ケ島山葵(わさび)組合とJAふじ伊豆青壮年部伊豆の国地区南支部に所属する生産者が講師を担当した。児童はくわで土を掘り、青々とした葉をつけたワサビを1人1本ずつ収穫。ひげ根や葉を取って洗浄する作業も体験して自宅へ持ち帰った。 すりおろしたてのワサビをアイスクリームと一緒に試食し、辛さや風味を体感した。南沢怜君(8)は「静岡名物をたくさん知ることができて良かった」と話した。
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力合わせ 旗リレー 伊豆総合高 体育祭 オリジナル種目も
伊豆市の伊豆総合高で6日、体育祭が行われた。同高オリジナルの競技で熱戦を繰り広げた。 生徒は学年、クラスで3組に分かれ、得点を競った。男子が約5メートルの高さの棒に登り、棒の先に設置されている旗を取ってリレーする「フラッグレース」、女子が丸太を自軍まで引き合う「竹取姫」はオリジナル種目。生徒は声をかけ合いながら、学年の垣根を越えたチームワークで乗り切った。 3年の斎藤連生徒会長(17)=沼津市=は「学年の壁をなくして明るい雰囲気で盛り上がれるのは伊豆総合高ならでは」と話した。 (大仁支局・小西龍也)
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行政運営の出会いサポート1年 成婚カップル16組誕生 ビッグデータも一役 静岡県内
静岡県と静岡県内35市町が運営する結婚支援拠点「ふじのくに出会いサポートセンター」がマッチング支援を始めて1年余りが経過した。4月末までに約180件の交際が成立し、16組のカップルが成婚に至った。新型コロナウイルスの影響もあって減少していた出会いの場を提供し、ビッグデータも活用しながら婚活を後押しする。 「行政が運営しているという安心感が大きかった」。同センターを利用して3月に結婚した藤枝市のカップルは声をそろえる。 40代前半の夫と30代後半の妻はともに昨年2月ごろに会員登録した。互いに笑顔のプロフィル写真に引かれ、お見合いにこぎつけた。夫が遅刻するハプニングもあったが、初対面から話
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ニシキゴイの稚魚 50匹元気に 初夏の風物詩 伊豆・土肥金山
伊豆市土肥の土肥金山でこのほど、金色のニシキゴイの赤ちゃん約50匹が生まれた。池の中を元気に泳ぐ愛らしい姿が来場客の人気を集めている。 赤ちゃんを見ることができるのは坑道前の池で、毎年初夏の風物詩となっている。5月中旬ごろに卵からかえり、体長1、2センチまで成長した。 広報を担当する勝呂淳さんによると、1年後に約20センチ、3年後に成魚と同じくらいの大きさになる。ただ、大半の稚魚が天敵のアオサギなどに食べられてしまうという。
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伊豆半島の動物骨格を知ろう 10日、ワークショップ
美しい伊豆創造センターは10日午前10時から正午まで、ワークショップ「ホネから知る!伊豆半島の動物たち」を伊豆市修善寺の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で開く。 ふじのくに地球環境史ミュージアムで哺乳類の化石を専門とする西岡佑一郎准教授が講師を務める。数種類の動物の骨格を並べながら、動物によって異なる体の構造と、そこから分かる生態や生息環境を講義する。 参加費500円、定員16人。申し込みは伊豆半島ジオパークの公式ホームページで。問い合わせは同センタージオパーク推進部<電0558(72)0520>へ。
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土砂災害備え 各地で訓練 伊豆 自衛隊車両で避難者を輸送
伊豆市修善寺の北又区で4日、地元住民約100人が体験型の避難訓練を行った。自衛隊や市消防団と合同で実施。自衛隊車両を使った避難者輸送訓練も行った。 同区と市の共催で、参加者は午前9時に災害発生の広報を聞き、自宅から北又公会堂へ避難した。訓練は数人の住民が逃げ遅れ、自宅付近で待機している想定で行った。自衛隊車両は待機場所を回り、住民を荷台部分に乗せて公会堂へ向かった。 参加者は市消防団による三角巾を使ったけが人への応急手当て方法や、土のうを作ったり積んだりする講習を聴いた。山口一範区長(67)は「区は土砂災害特別警戒区域に指定されている。防災意識を高め、被災時の課題を見つけて対応にあたりたい」
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社説(6月3日)中部4県縦断観光 共存共栄で魅力向上を
静岡、山梨、長野、新潟の4県は国内外から観光客を呼び込む新事業「黄金KAIDO[かいどう]」を開始した。高速道路やフェリーを生かし、伊豆市の土肥金山から新潟県の佐渡金山を結ぶ全長566キロのルートを設定した。有料道路の定額乗り放題や各種運賃、利用料の割引で周遊を促し、国内外の客に沿線の観光資源を連携してアピールする。 静岡県によるとKAIDOは「街道」や「海道」をイメージした。川勝平太知事は中部横断自動車道を軸に、4県の圏域を「山の洲[くに]」と称して特産品の相互販売など経済連携を進めてきた経過がある。アジア諸国の訪日観光では、富士山を筆頭に、定番の首都や関西圏とはひと味違う観光資源がある
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藤枝で静岡県乾しいたけ品評会 伊豆の朝香さん大臣賞
静岡県椎茸産業振興協議会はこのほど、「第72回県乾しいたけ品評会」を藤枝市岡部町の日椎連乾しいたけ流通センターで開いた。伊豆市を中心に伊豆の国市や藤枝市、森町など県内産の干しシイタケ102点を審査し、最高賞の農林水産大臣賞に朝香博典さん(伊豆市)の天白どんこが選ばれた。 「天白どんこ」「茶花どんこ」「どんこ」「こうこ」「こうしん」の5部門で行い、5人の審査員が大きさや形、色具合などを見比べた。上位入賞品は6月下旬の「第70回全国乾椎茸品評会」に出品される。 主な入賞者は次の通り。 【農林水産大臣賞】朝香博典(天白どんこ、伊豆市) 【林野庁長官賞】福室勝義(茶花どんこ、伊豆市)朝香博典
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行政相談に貢献 16人表彰、感謝状 静岡で委員全体会議
総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、行政相談委員全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。長年の功労や業務への貢献をたたえ、行政相談委員4人に表彰状、12人に感謝状を贈呈した。 行政相談委員は市民の要望や相談、苦情を聞き取り、行政とのつなぎ役を担うボランティア。元教員ら民間有識者らで構成され、全国では約5千人、県内では128人が活動している。 表彰された委員は次の通り。 中部管区行政評価局長表彰 菊池文江(富士市)鈴木とみ子(静岡市葵区)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 中森つた子(熱海市)山田義正(同)遠藤勉(伊豆市)笠井英彦(静岡市駿河区)石切山泰三(同市清水
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小中生が「幻のビワ」取材 伊豆情報誌 「KURURA」 次号発行に向け剪定、食べ比べ
伊豆市の魅力を小中学生が取材、執筆する地域情報誌「KURURA(くるら)」の第11号の発行に向けた取材がこのほど、市内で行われた。地元の子どもたちが同市土肥地区の名産で「幻のビワ」とも呼ばれている白ビワに関わる取材と収穫を体験した。 白ビワの収穫体験企画を運営する新田はるみさんと「土肥枇杷研究会」の永岡正人会長に用意していた質問を投げかけた。「白ビワを作り始めたきっかけは」「白ビワの味や特徴は」といった質問や、仕事のやりがいについても尋ねた。ノートにメモをとりながら、2人の写真撮影にも挑戦した。 その後、白ビワを剪定(せんてい)し、皮をむいて実食。普通のビワと食べ比べ、「とても甘い」と声を弾
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ハナショウブ3500鉢 見頃間近 伊豆・虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でハナショウブがまもなく見頃を迎える。白や紫、黄色といった色鮮やかな花が来園者を楽しませている。 施設の日本庭園で、一鉢に4株ほど植えられたハナショウブの鉢が約3500個用意され、2万平方メートルほどにわたり敷き詰められている。1日時点で五、六分咲きとなり、今週末に見頃を迎える見込み。 同施設の杉崎正博さんは「咲き具合がとても良い。6月中旬まで楽しめそう。都会では見られないような和と花の風景を楽しんでほしい」と話した。
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医療×福祉×司法 専門家がタッグ 生活相談会、静岡県内に広がり
「離婚したいが、困窮しそう」「相続で親族ともめている」「新型コロナの後遺症で生活がままならない」―。生活上のさまざまな困り事に、医療、福祉、司法の専門職がタッグを組んで応じる相談会が、静岡市清水区を中心に県東部や西部地域でも展開されている。複数の専門職が一堂に会し、問題を多面的に捉えて解決を目指すのが特徴で、県内外からの視察が相次ぐなど注目を集める。 「医療・福祉・司法なんでもかんでも相談会」(静岡市清水医師会主催)は2016年度に清水区で始まり、本年度で8年目。コロナ下にビデオ会議システムを活用し始めたことで、21年から県東部や西部にサテライト会場を設け、相談会を同時開催するようになっ
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河津の名所、二本杉峠や旧天城トンネル舞台 健脚競う「天城越え」
河津町と伊豆市にまたがる山中を駆け抜けるトレイルランニングレース「ユーラスエナジーカップ2023 天城アタック35」が28日、初開催された。県内外の210人が出走し、健脚を競った。 河津町や観光協会などでつくる「町トレイルレース大会実行委員会」が主催した。河津七滝から今井浜海岸まで下る全長37キロで、二本杉峠や旧天城トンネルなどの名所を通過するコースを設定した。参加者はアップダウンのある山道などを懸命に走り、ゴールの砂浜にたどり着くと両手を広げて喜んだ。 レースの総合ディレクターを務めた倉原卓也さん(40)は「ワサビ田やジオサイトなどの景色も楽しめるコース。今後も続くイベントとして定着を
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秘仏「薬師瑠璃光如来」「十一面観世音菩薩」34年ぶり開帳 伊豆・大守院
伊豆市八木沢の大守院は28日、境内の薬師堂と観音堂に安置される秘仏「薬師瑠璃光如来」「十一面観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)」を開帳した。6月4日まで一般に公開する。 開帳は33年に一度。本来昨年開帳予定だったが、コロナ禍で延期され、34年ぶりとなった。尊顔を拝もうと、地元住民ら約50人が集まった。 まず披露したのは、江戸時代末期の作とされる同如来。読経の中、厨子(ずし)の扉を開くと高さ約120センチ、寄せ木造りに漆塗りと金箔(きんぱく)を施した座像が姿を現した。参列者らは「お薬師様」に手を合わせ無病息災を祈った。 参列者が列をなして300メートルほど離れた観音堂に移動した後、同菩薩を開
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伊豆市議会開会 4議案承認、可決
伊豆市議会6月定例会が29日開会し、会期を6月26日までの29日間と決めた後、上程した10議案のうち、本年度一般会計補正予算案など4議案を原案通り承認、可決した。 報告案件4件の説明も行った。菊地豊市長は行政報告で、昨年度市として初となる社会動態が転入超過に転じたことについて、「少子化、人口減少に少しでも歯止めがかかるよう、今後も有効かつ効果的な施策を実行していく」と話した。 また、市は同市土肥の松原公園に来年4月に開設予定の津波避難複合施設について、指定管理者を「土肥ノベーション」(同市)とする議案を上程した。指定期間は来年4月から5年間。
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袋いっぱいウメの実拾い 修善寺南小 地域交流で体験
伊豆市立修善寺南小の1、2年生約90人が25日、同市修善寺の山竹種苗園の畑でウメの実拾いを体験した。 棒で揺らされた枝から次々と落ちてくる実を、児童はブルーシートを持って集めた。頭に落下して驚く児童もいたが、仲間と笑い合いながら持参した袋いっぱいに詰め込んだ。児童は「緑色の実がきれい」「たくさん拾えてうれしい」などと喜んだ。 地域交流の一環で毎年実施している。児童はウメの実を自宅に持ち帰り、残った分は学校でウメジュースを作る。
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28日に「シン萬城の滝まつり」 体験やフードエリア設置 伊豆
「シン萬城の滝まつり」(同実行委主催)が28日午前10時から午後3時まで、伊豆市地蔵堂の萬城の滝周辺で開かれる。 3年ぶりの開催。ニジマスのつかみ取りやテントサウナなどの体験エリア、ワサビ食べ比べや修善寺バーガー販売などのフードエリアが設置される。地元団体によるピアノ演奏やサックス吹奏のイベントもある。 問い合わせは市観光協会中伊豆支部<電0558(83)2636>へ。
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災害時避難施設などに活用 伊豆市、小下田ふるさとセンター内覧会
伊豆市はこのほど、旧JA伊豆の国小下田支店(同市小下田)を改修した「小下田ふるさとセンター」の内覧会を開いた。同センターは災害時の広域避難施設、地域住民の集会所として利用される。 市がJAふじ伊豆から購入し、2022年度防災対策事業として11月から改修を開始。鉄筋コンクリート造り平屋建てで延べ床面積は約250平方メートル。 市が使う備蓄倉庫、地元住民が備品置き場として使う防災備蓄倉庫を設置した。スロープの整備や段差のない玄関でバリアフリーに配慮している。和室やホールもある。 内覧会には行政や工事関係者、地元住民ら約30人が集まった。菊地豊市長は「市役所から遠く災害が心配だった地域。大切な命を
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91人プロへ第一歩 伊豆で日本競輪選手養成所入所式
日本競輪選手養成所は26日、第125回(男子)と第126回(女子)の選手候補生の入所式を伊豆市の同養成所で開いた。本県関係を含む91人が来年3月まで、寮生活を送りながら厳しい訓練に臨み、プロ選手を目指す。 式典では滝沢正光所長が式辞で「養成所生活を有意義に過ごし、競輪界の発展につなげてほしい」とあいさつ。選手候補生を代表して寺師幸成さん(鹿児島県)と豊田美香さん(徳島県)が、「期待に応えられるような立派な競輪選手になれるように精進する」「ガールズケイリンが注目を浴びる中、この日を迎えられ気が引き締まる思い」とそれぞれ誓いの言葉を述べた。 本県では、男子で阿部俊さん(23)=沼津市=と、女
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角川俳句短歌 静岡県内12人入賞
角川文化振興財団は24日、第17回角川全国俳句大賞と第14回角川全国短歌大賞の入賞者を発表した。静岡県内からは12人が選ばれた。 【俳句】自由題部門秀逸 松本義久(浜松市)松永敏秀(静岡市)中川正男(浜松市)吉野民子(同市)山岸文明(伊豆の国市) 題詠部門特選、静岡新聞社賞 渡井文代(富士宮市)▽静岡新聞社賞 名倉悦子(浜松市) 【短歌】自由題部門特選 佐藤きみ子(湖西市)▽秀逸 大庭拓郎(浜松市)▽佳作 海瀬安紀子(静岡市)室野英子(伊豆市) 題詠部門静岡新聞社賞 松井恵(浜松市)
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シイタケ2品評会、入賞者に賞状贈る 伊豆で合同表彰式
4月に行われた「県乾椎茸(ほししいたけ)箱物品評会」(県経済農業協同組合連合会など主催)と「JAふじ伊豆乾しいたけ品評会」(同JA、同JAしいたけ委員会主催)の合同表彰式が23日、伊豆市内で行われた。 それぞれの品評会の入賞者に賞状などが贈られた。県乾椎茸箱物品評会で、花冬菇(はなどんこ)の銘柄で最高賞の林野庁長官賞・日本きのこセンター理事長賞に選ばれた小柳出勝さん(62)=同市=は「2年連続で受賞できてうれしい。これを機に県外からも注目してもらえたら」と話した。 そのほかの主な入賞者は次の通り。 【県乾椎茸箱物品評会】県知事賞・森産業社長賞 星谷彦衛(上冬菇)▽全国農業協同組合連合会
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狩野城、大見城の御城印完成 伊豆総合高生が原案 観光PR好機に
伊豆市の伊豆総合高3年生が昨年から作成に励んでいた同市の山城の狩野城と大見城の御城印が、このほど完成した。関係者は「伊豆半島全体の観光誘致につながってほしい」と話す。 御城印ははがきサイズで、狩野城と大見城それぞれ2種類ずつ。生徒が2年時に受けていた授業「商品開発」で主に原案を考えた。 狩野城の御城印は狩野派の獅子や馬を記載。遠藤波也斗さん(17)は「家紋を記したのぼり旗を描いた。華やかなイメージになるように桜も加えた」と手応えを話した。大見城の御城印は富士山やかぶとで日本古来の良さを施し、大見一族の家紋を中央に大きく記した。 企画は狩野城ガイドクラブの鈴木まき子代表(70)が発案。「
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柿木川水質調査 環境基準に適合 伊豆市
伊豆市大平柿木の宗教法人平和寺本山の敷地内から廃棄物交じりの土砂が近くを流れる柿木川に流出している問題で、市は25日、柿木川で4月12日に採水した水質調査結果を発表した。全ての項目で環境基準に適合していた。市は引き続き、県と毎月交互に調査する。
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静岡人インタビュー「この人」 競輪選手としてデビューした 日吉克実さん(伊豆市)
5日に三重県の四日市競輪場で開かれたルーキーシリーズで、競輪選手としての第一歩を踏み出した。元陸上選手。伊豆・修善寺中時代には、同学年で後に日本人初の100メートル9秒台を記録する桐生祥秀選手らを破り、全中の100メートルと200メートルで2冠に輝いた。28歳。 ―競輪に転向した理由は。 「10歳で陸上を始め、13年間取り組んだ。アキレス腱(けん)を痛めたこともあって引退を決めたが、これまで体を鍛えてきた成果をプロのスポーツ選手として、別の競技で生かしたいと思った。日本競輪選手養成所のある伊豆市で生まれ育ち、競輪は身近な存在だった」 ―3月に卒業した約10カ月間の養成所生活を振り返ると
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富裕層向けの宿 静岡県東部に続々 1泊2人10万円超も 観光業反転攻勢へ
観光業が盛んな県東部、伊豆地域で、立地や地域資源を生かして高級路線化を進め、他にはない体験価値を提供する富裕層向けの宿泊サービスが相次いで登場している。訪日外国人や、国内の新型コロナウイルス禍からの「リベンジ需要」の取り込みを図る。 伊豆市の土肥温泉街に2021年開業した複合施設「LOQUAT(ロクワット)西伊豆」。名家の屋敷の蔵をリノベーションした1日2組限定の客室は、1泊2人11万円から。柱や屋根などは極力残し、歴史を感じられる空間にした。地元食材をふんだんに使った食事、名産の白びわを原料にしたせっけんなどのアメニティーを用意した。宿泊者限定のバーもある。 運営会社「ARTH(アー
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事務処理ミスで誤発送と誤徴収 伊豆市、納税通知など
伊豆市は23日、固定資産税納税通知書の誤発送と市営住宅使用料の誤徴収の事務処理ミスがあったと発表した。 市によると、固定資産税については4月28日に一斉送付した年度当初の納税通知書のうち、納税義務者からの問い合わせで22件の重複発送が判明した。対象者に電話で謝罪と経緯説明を行った。 本年度4月分市営住宅使用料については、5月1日に引き落としを行った対象者からの連絡で、7人の使用料を過大に引き落としたことが判明した。対象者に謝罪と経緯説明を行い、過大に引き落とした金額を5月中に還付するという。 市はそれぞれ作業を行う際の人為的ミスとし、再発防止策として今後複数の職員でのチェックを行う。
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県猟友会員、伊豆の飯田さんに自然保護知事褒賞
静岡県は22日、長年にわたり自然保護活動に尽力したとして県猟友会会員の飯田弘男さん(85)=伊豆市牧之郷=に自然保護知事褒賞を贈った。飯田さんは2022年まで10年間、県猟友会理事を務め、狩猟免許試験予備講習会の講師を担うなど県の鳥獣保護管理行政推進に貢献した。 静岡市葵区のもくせい会館で開かれた県猟友会の総会の席上で表彰式を行い、県くらし・環境部の山田琢也部長代理が表彰状を手渡した。飯田さんは「最近は若者や女性の狩猟免許取得が増え、いい傾向が続いている。ぜひ猟友会に入って活躍してほしい」と話した。 総会ではこのほか、シカ・イノシシの有害捕獲や豚熱(CSF)ワクチン散布などで顕著な功績が
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29日から定例会 伊豆市議会
伊豆市議会は23日、議会運営委員会を開き、6月定例会を5月29日に開会すると決めた。会期は6月26日までの29日間。 本年度一般会計補正予算案など10案件を審議する。一般質問は5月31日と6月1日に行い、計10人が登壇する。
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伊豆ジオリア入館10万人 御前崎の夫婦に記念品
伊豆市の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」はこのほど、入館者10万人を達成した。運営する美しい伊豆創造センターは、くす玉割りなどの記念行事で節目を祝った。 10万人目の入館者は御前崎市の森田忠志さん(65)。妻澄枝さん(61)と旅行で訪れた。金刺重哉館長から記念品の目録と花束を贈られた。 2016年にオープンしたジオリアの年間入館者は世界ジオパークに認定された18年に2万5千人を記録。その後も1万8千人ほどで推移した。コロナ禍の影響でここ数年は5千人を割り込んでいた。 金刺館長は「地域の人やジオガイドらに支えられて10万人を達成することができた。今後は企画展などを地域と連携して
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事業計画など5議案承認 伊豆市商工会総代会
伊豆市商工会はこのほど、通常総代会を同市の修善寺総合会館で開いた。昨年度の事業報告と収支決算、本年度の事業計画と収支予算など計5議案を承認した。コロナ禍が落ち着き、本年度は会員事業所を訪問し、課題解決に取り組む。
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待望! 狩野川でアユ釣り解禁 愛好家が続々と
静岡県東部、伊豆地域を流れ、アユの友釣りの聖地として知られる狩野川で21日、アユ釣りが解禁された。待ちわびた愛好家が続々とさおを繰り出した。 伊豆市の修善寺橋付近では、釣り人が十数メートル間隔で並び、魚影を追った。狩野川漁協によると、今年は遡上(そじょう)も多く見られ、特に上流部で活発。アユは10~23センチで小さめが多いという。 また、静岡県と伊豆市は本年度から、カワウ被害が増えている中で、ドローンを活用した対策も行う。 同漁協は5月上旬から中旬にかけて、伊豆の国市の神島橋付近と伊豆市柏久保の狩野川支流の大見川には10~15グラムほどの海産稚魚計千キロを、伊豆市の上流域には20グラム
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デジタル林業静岡県東部で実証へ ICT活用し生産と流通効率化
静岡県や県森林組合連合会(県森連)は本年度から、東部地域をモデルに林業の生産、流通の効率化に乗り出す。浜松市天竜区の天竜材が有名な県内林業は“西高東低”とされるが、東部でも伊豆市の中間土場を拠点に木材の安定供給に向けた動きが進む。富士市の合板工場向けに木材の新たな需要が高まり、関係者はデジタル技術で生産現場と市場、工場を円滑に結ぶネットワークの構築を目指す。 県森連が1月に開設した伊豆市大平の中間土場で、伊豆半島の全域から運ばれたスギやヒノキが高く積み上げられていた。以前は生産者が丸太市場に個別出荷していたが、現在は中間土場で品質ごとに仕分けされ、用途に応じて合板工
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次代のマウンテンバイク選手育成 適性検査に児童25人 伊豆
マウンテンバイク(MTB)の選手育成に向け、県自転車競技連盟は20日、子ども向け練習会の参加者を選出する適性検査を伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで開いた。 同センターでMTB競技が行われた東京五輪のレガシー(遺産)事業の一環。県内各地に住む小学4~6年の男女25人が参加した。乗車時のバランス感覚を調べるため、10メートルほどの直線をどれだけゆっくり進めるか競う「遅乗り」に取り組み、立ち乗りしながら前輪を小刻みに動かした。 シャトルランと垂直跳びの記録も測定し、基礎体力を調べた。検査に合格した10人程度が6月から来年3月まで毎週1回、同センターでの練習会に参加する。松村正之理事長(6
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ゲートボール 全国出場を報告 伊豆のチーム、市長に
和歌山市で6月開かれる第38回全国選抜ゲートボール大会に本県代表として出場する伊豆市ゲートボール協会の男性チーム5人がこのほど、市役所に菊地豊市長を訪ね、意気込みを語った。 池谷和昭主将(72)らメンバーが同ゲートボール大会の県予選、地区予選での戦いぶりや日々の練習内容を伝えた。池谷主将は「全国の舞台でも精いっぱいやるだけ。目指すは優勝」と意気込んだ。菊地市長は「練習の成果を発揮し、頑張ってきてください」とエールを送った。 同チームは県予選で、地区予選を突破した5チームによる総当たり戦で3試合勝利し優勝した。
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トヨタ自動車スケート部選手 自転車でトレーニング 伊豆で「スプリント能力向上」
冬季五輪や世界選手権に出場経験がある選手が所属するトヨタ自動車スケート部が20日まで、2021年東京五輪・パラリンピック自転車競技会場になった伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで競技用自転車を活用したトレーニングに取り組んでいる。他競技を体験することで、体に普段と違う刺激や動きを与えるクロストレーニングの一環。 ショートトラックの選手ら6人が同センター事業部で日本スポーツ協会公認自転車競技コーチの野田尚宏さんから指導を受ける。五輪パラ会場の伊豆ベロドロームや屋外の自転車競技会場「北400メートルピスト」で、心拍数を一定に保ったままの周回や全力で1キロを走るトレーニングに励む。 同センタ
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寺内にジャズ響く 伊豆・最福寺 コンサート
伊豆市の最福寺で17日、フリージャズコンサートが開かれた。寺内にサックス、ドラム、ピアノの力強い音が響き渡った。 広沢智純住職(71)の知人による働きかけで実施。サックス奏者の坂田明さんやスイス、米国を拠点に活動する音楽家が演奏した。地元住民ら100人以上が詰めかけ、楽器それぞれの音に酔いしれた。
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クマらしき動物目撃、注意を呼びかけ 伊豆市冷川の東海バス持越口バス停付近
伊豆市は16日、同市冷川の東海バス持越口バス停付近でクマらしき動物が目撃されたと市のLINE(ライン)公式アカウント上で発表した。 市によると、16日午後4時ごろ、市民からクマらしき動物が道路を横切ったと連絡があった。足跡などの痕跡は確認されていないという。市は付近の住民や観光客、登山者らに注意を呼びかけている。
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ヘッドマーク掲出 返礼品に検討へ 駿豆線沿線3市1町
伊豆箱根鉄道(三島市)と同鉄道駿豆線沿線3市1町でつくる沿線地域活性化協議会はこのほど、本年度初会合を同社で開いた。3市1町共通のふるさと納税の返礼品として、駿豆線でのオリジナルヘッドマーク掲出を検討すると決めた。 ふるさと納税への導入を提案した伊豆市の菊地豊市長は「あらゆる手を尽くして大切な伊豆箱根鉄道に客を戻したい」と語った。会合には三島・大仁両署長も出席し、各自治体の観光施策や地域の犯罪発生状況などを共有した。 会長の豊岡武士三島市長は「大型連休中の人出は思ったほど回復していなかった。もっと伊豆を楽しんでもらえる人を増やしたい」と協力を依頼した。
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バラ100種 華やか甘い香り 伊豆「修善寺虹の郷」
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でバラが見頃を迎えている。 約6000平方メートルの庭園「ロイヤル・ローズ・ガーデン」で100種類以上のバラを植栽している。真っ白の大輪を咲かす新雪や、甘い香りを放つ黄色のグラハムトーマスなどが咲き誇る。16日は、園芸スタッフによる花がら摘みなどが行われた。咲かない花芽などを切り取り、色鮮やかな花に包まれた庭園を演出した。6月上旬まで楽しめる見込み。 広報担当の野田一成さんは「今が見頃。花の色と香りを楽しんでほしい」と話した。
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伊豆市ふるさと納税過去最多 22年度、寄付額10億円突破
伊豆市は16日、2022年度のふるさと納税の寄付額が10億2894万7千円、寄付件数が4841件でそれぞれ過去最多だったと発表した。寄付額は初の10億円突破となった。 21年度と比べて、寄付額は1億5千万円、寄付件数は639件増え、2年連続で最多を更新した。宿泊券やゴルフ体験チケットなどの旅行関連の返礼品が寄付額の9割以上を占めている。市内で生産、製造している燻製(くんせい)チーズや梅シロップ、地ビールなどの加工食品の返礼品申し込み件数は、21年度の約2倍になった。 市は23年度、寄付額12億円を目標に、全国的に人気のある水産加工品や少額寄付に対する返礼品の開発に力を入れる。21年度は2
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平和への思い、折り鶴に G7合わせ1000羽広島へ しずおかSDGsネットワーク
市民団体しずおかSDGsネットワークは、19日開幕する先進7カ国首脳会議(G7サミット)開催地の広島市にSDGsや平和への思いを込めた折り鶴を届ける。折り紙は静岡市清水区の三保松原で回収された枯れ松葉を配合した和紙を活用した。 和紙は一般社団法人三保松原3ringsプロジェクトが、伊豆市修善寺の伝統和紙「修善寺紙」の製造者の協力を得て開発した。松葉をちりばめた独特の風合いが特徴で、一般的な折り紙と同じ15センチ四方を約500枚用意。静岡市葵区のあさはた緑地で13、14の両日に開いたイベントで来場者に折り鶴制作の協力を呼びかけた。 同緑地などに寄せられた和紙以外の折り鶴を含め、千羽程度を
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小中生 デッサン画学ぶ 地域誌発行へ 伊豆で講座
伊豆市の魅力を小中学生が取材、執筆する地域情報誌「KURURA(くるら)」の第11号の発行に向けた2回目の講座が14日、同市のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で開かれた。 小学4年生から中学3年生まで20人が、イラストレーターのヘレンさん(52)=沼津市=と伊豆半島を中心に撮影を行うカメラマン武智一雄さん(47)=伊東市=から講義を受けた。 ヘレンさんの講義では短時間で描くデッサン「クロッキー」に20分、10分、5分、5分の計4回挑戦。椅子に座って足を組む女性をモデルに、真剣な表情で素早く形を捉える練習をした。 小中学生は5月下旬から6月上旬にかけて、同市土肥でのトビウオすくいや白ビ
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地域誌「KURURA」発行へ2回目講座 伊豆市の小中学生、クロッキーに挑戦
伊豆市の魅力を小中学生が取材、執筆する地域情報誌「KURURA(くるら)」の第11号の発行に向けた2回目の講座が14日、同市のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で開かれた。 小学4年生から中学3年生まで20人が、イラストレーターのヘレンさん(52)=沼津市=と伊豆半島を中心に撮影を行うカメラマン武智一雄さん(47)=伊東市=から講義を受けた。ヘレンさんの講義では短時間で描くデッサン「クロッキー」に20分、10分、5分、5分の計4回挑戦。椅子に座って足を組む女性をモデルに、真剣な表情で素早く形を捉える練習をした。 小中学生は5月下旬から6月上旬にかけて、同市土肥でのトビウオすくいや白
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伊豆周遊、景色楽しむ エロイカジャパン、国内外から自転車愛好家
サイクリングイベント「エロイカジャパン2023」(エロイカジャパンイン伊豆半島実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が13日、伊豆市などで始まった。国内外から訪れた自転車愛好家が風光明媚(めいび)で起伏のある伊豆半島の周遊に繰り出した。 国内からの参加者のほか、イタリアや米国などから来日した約40人が合図とともに伊豆箱根鉄道修善寺駅をスタート。この日の参加者は、「長嶋茂雄ロード」や伊豆長岡温泉などの主に伊豆の国市内を走る33キロのコースと、それらに加え天城湯ケ島温泉郷、筏場のわさび沢などの伊豆市内も巡る65・4キロのコースに分かれ、行程を楽しんだ。 イベントの発祥は1997年のイタリ
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自衛隊、警察の車両など集合 伊豆・修善寺虹の郷でPR
自衛隊静岡地方協力本部(本部長・武田恭一1等空佐)はこのほど、修善寺虹の郷(伊豆市)で開催された「はたらくくるま大集合」で広報活動を行った=写真=。駐車場に自衛隊の中型トラックと偵察用オートバイ、警察のパトカーと白バイ、消防の消防車と救急車が集合し、多くの家族連れが訪れた。 自衛隊コーナーでは迷彩服や制服を試着して車やオートバイと写真を撮ることができ、「これが着たい!」と迷彩服を選んで満足げにオートバイにまたがる子どもや、敬礼姿で写真に収まる子どもの姿が見られた。 また、トラックの運転席や後部座席に座る体験も人気で、普段見ることのできない自衛隊の車両に親子一緒に目を輝かせていた。 【
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教育委員を再任 佐藤さんに辞令 伊豆市
伊豆市教育委員会の委員の就任に伴う辞令交付が12日、市役所で行われた。再任の佐藤雅彦さん(57)=同市上船原=が菊地豊市長から辞令書を受けた。 任期は同日から4年間。佐藤さんは「子どもたちの笑顔のために力になりたい」と話した。2025年に修善寺中、中伊豆中、天城中の3校を統合した新中学校が開校することについて、「教育委員として開校を迎えられるので楽しみ。市民の理解を得ながら業務に携わりたい」と述べた。 佐藤さんは3期目。12年度は中伊豆小のPTA会長を務めた。
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21日、アユ釣り解禁へ 狩野川漁協 伊豆で成魚500キロ放流
狩野川のアユ釣りが解禁される21日を前に、狩野川漁協は12日、伊豆市内の河川の上流域でアユの成魚計500キロを放流した。 狩野川と大見川の10地点で、20グラム以上のアユの成魚を50キロずつ放流した。組合員がバケツリレーをしたりホースを使ったりして次々と放つと、成魚は勢いよく泳ぎ回った。 5、6日の両日には伊豆の国市の神島橋付近と伊豆市柏久保の狩野川支流の大見川に、10~15グラムほどの海産稚魚計千キロを放流した。解禁後にも川の状況を見ながら追加放流を計画している。
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お馬さんと交通ルール学ぶ 伊豆のこども園 触れ合いながら楽しく
伊豆市のあまぎ認定こども園で12日、「伊豆の国うま広場」(伊豆の国市)の馬が参加した園児の交通安全教室が開かれた。園児は馬と触れ合いながら楽しく交通ルールを学んだ。 大仁署や交通安全協会大仁地区支部などが主催。グラウンドに横断歩道マットを敷き、園児は歩いてくる馬2頭を車に見立てて渡り方を確認した。背丈よりも大きい馬に歓声を上げながらも、交通安全指導員から学んだ「横断歩道の前で止まる、手を挙げる、右左右を確認する」と、同署が独自で啓発している「しずおか・安全横断三つの柱+1(プラスワン)」の「渡り終えたら運転手にお礼を言う」を実践した。 その後、園周辺の交差点で横断歩道の渡り方や信号のルー
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天城のブナを知るワークショップ 美しい伊豆創造センター
美しい伊豆創造センターはこのほど、天城の山を育む植生のブナについて知るワークショップを伊豆市の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で開いた。 ブナ林に出かけるきっかけづくりのために企画。市民ら16人が天城自然ガイドクラブの杉本文雄さんの講義を聴いた。ブナの葉の仕組みを学んだり、植物標本を作ったりした。
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記者コラム「清流」 新しい制服で交流
伊豆中央高(伊豆の国市)と修善寺中(伊豆市)の入学式では、新入生が新しい制服に身を包んだ。制服は各校とも上級生とは大幅に違うデザインだった。 同高では1979年の開校以来初めてのリニューアル。女子生徒の制服の色はグレーが基調になった。同中と天城中、中伊豆中の新入生は、3年次に3校を統合した新中学校が開校することから、同じ制服を着用できるよう一新され、紺色がメインとなった。また、どの学校でもスカートかスラックス、リボンかネクタイを選択できるようになった。生徒は自身に合ったスタイルで式に臨んでいた。 各学校は多様性への配慮や生徒のニーズを反映。組み合わせを選択できるので、おしゃれをすることも
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児童が駄菓子屋オープン 伊豆「商い講座」最終日 経済学び売り方工夫
伊豆市の児童が「地域」と「商い」をテーマに実践的に経済を学ぶプロジェクト「子商いプロジェクト」の講座がこのほど、最終日を迎えた。児童は同市修善寺のレンタルスペース「most8092(やおくに)」で縁日を開き、学んできたビジネスのいろはを生かして販売を体験した。 児童は駄菓子屋、射的、くじ引きを2時間運営。事前の講座で商品の原材料費や売り上げ、粗利益などを学び販売計画を立てた上で、商品の駄菓子を購入した。販売促進につながる掲示物(ポップ)の原案を作ったり、縁日当日の朝には近隣の店舗にあいさつに行ってコミュニケーションをとったりして臨んだ。 同プロジェクトは同市で「滝尻わさび園」を運営する浅
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熱海などで震度1 10日午前11時21分ごろ
10日午前11時21分ごろ、千葉県北西部を震源とする最大震度3の地震が発生した。静岡県内は熱海、富士宮、伊豆の各市、東伊豆町で震度1を観測した。 気象庁によると、震源の深さは約70キロ、地震規模を示すマグニチュード(M)は4・1と推定される。
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天城峠道路の事業化に感謝 全線開通へ期待伝える 関係首長ら国交相訪問
伊豆縦貫自動車道建設促進期成同盟会(会長・川勝平太知事)など7団体の関係者が8日、国土交通省に斉藤鉄夫国交相を訪ね、天城峠道路の月ケ瀬-茅野区間(いずれも伊豆市)5・7キロの本年度新規事業化への感謝を伝えるとともに、同自動車道の早期全線開通を改めて要望した。 松木正一郎下田市長らが整備促進による経済効果に加え、医療活動や災害時の救援活動を支える「命の道」としての地元の期待感を強調した。面会後、松木市長は河津下田道路の河津七滝-河津逆川インターチェンジ区間が3月に開通したことに触れ「賀茂地域の住民は利便性や今後への希望を実感した。今後もさらなる事業進捗(しんちょく)に向けて働き掛けたい」と述べ
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伊豆市資料館「方言で朗読する民話」 新作「さいべえ穴」動画公開
伊豆市上白岩の市資料館はこのほど、オリジナル動画シリーズ「方言で朗読する伊豆の民話」の新作「さいべえ穴」を制作した。同館の無料休憩室で公開している。 「さいべえ穴」は「浄蓮の滝の女郎蜘蛛(じょろうぐも)」「お国自慢の太鼓」に続いてシリーズ3作目。若者「さいべえ」が病気の母親のために危険な岩穴へ入る物語で、動画は12分。登場人物やナレーションに伊豆の方言が使われ、地元住民になじみのある言い回しになっている。 木曜休館。開館時間は午前9時から午後4時まで。
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地域おこし隊に石井さん 伊豆市委嘱 「自転車の魅力発信」
伊豆市はこのほど、都市地域から過疎地域に移住して地域活性化に取り組む市地域おこし協力隊に石井駿平さん(26)を委嘱した。任期は最長3年間で、サイクルスポーツイベントの企画や運営、情報発信に取り組む。 石井さんは富士市が拠点のプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」に所属し、プロ選手として活動していた時に同協力隊の募集要項を目にした。当時、同市内で自転車競技に携わっていたことや、鹿児島県の大学に在学していた当時、地域に密着した活動をしてきたことから、それぞれにもう一度チャレンジしてみたいと思い応募した。「市や地域の人と協力しながら伊豆と自転車の魅力を発信したい。子どもたちの教育と自転車をつ
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花の栽培法学ぼう 修善寺虹の郷 13日から教室
花の播種(はしゅ)や栽培方法などを学ぶ園芸教室が13日から、伊豆市の修善寺虹の郷で開かれる。全6回。 同市矢熊で花を生産している堀江正二さんが講師を務める。園芸用の土の作り方や挿し木の方法などを、初心者にも分かりやすく説明する。ナデシコや菊、パンジーを扱う予定。全講座を通して1人約100ポットの花苗を作り、持ち帰ることができる。 2回目以降は6月24日、7月29日、8月26日、9月30日、11月11日を予定。参加費4千円(親子参加の場合、子どもは3千円)。 問い合わせは修善寺虹の郷<電0558(72)7111>へ。
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ジオ学習成果 ポスターに 長岡中生徒が制作、展示 伊豆
美しい伊豆創造センターは6月20日まで、伊豆の国市立長岡中の生徒が制作したジオポスターを伊豆市修善寺の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で展示している。 同校2年生は昨年度、総合的な学習で地域の商業施設を取材したり、理科の授業で学校敷地内の地層の観察をしたりして、地元の大地の成り立ちと変化を学んだ。1年間の学習の総まとめとしてポスターを作り、校内表彰で選ばれた作品が並んでいる。 「伊豆長岡の大地の歴史と地震の仕組み」「大室山プレゼンツアー」など、テーマを設定。フィールドワークを通して学んだ伊豆半島の歴史や地形を、写真を織り交ぜて紹介している。展示作品は伊豆半島ジオパークのホームページ
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修善寺紙への情熱再燃 地元有志の普及活動活発化 「100%地元産」へ原料栽培
伊豆市修善寺で長く伝承される和紙「修善寺紙」の再興に向けた取り組みが活発化している。一時下火になっていた地元有志による普及活動は再燃し、企業の新入社員研修や観光客向けの体験プログラムに取り入れる動きも。「100%地元産」を目指し、原料となる植物の植栽も始まっている。「修善寺紙の文化を後世につなぎたい」。関係者は目を輝かせる。 地元有志の「修善寺紙を再現する会」と、同市地域おこし協力隊の舛田拓人さん(31)は4月、「特種東海製紙」の三島工場に勤務する新入社員11人に修善寺紙作りを同市の「紙谷和紙工房」で伝授した。同社の研修での指導は約30年ぶりで、舛田さんの働きかけで実現した。参加者は修善寺
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日吉さん(伊豆市出身)競輪デビュー「S級で静岡がい旋を」 全中2冠スプリンター
伊豆市出身の元陸上選手、日吉克実さん(27)が5日、競輪選手としてデビューした。修善寺中時代に短距離の100メートルと200メートルで、中学新記録による全中2冠を達成。後に日本人初の100メートル9秒台を記録する桐生祥秀選手らを寄せ付けなかった圧巻の走りは、陸上関係者の間で今も語りぐさとなっている。曲折を経て踏み出した第二の晴れ舞台に、「将来は(上位の)S級選手になって地元の静岡県で開かれるG3レースに出場したい」と胸を高ぶらせる。 日吉さんは同日、三重県四日市市の四日市競輪場で開かれた新人選手によるルーキーシリーズに登場。予選の第8レースで出走7人中、7着だった。「緊張もあり、何もできな
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「虹の郷」に満開の紫 修善寺、ムギナデシコ見頃
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でムギナデシコが見頃を迎えている。 ムギナデシコはナデシコ科の一年草。施設内のイギリス村からカナダ村に向かう遊歩道に沿って約15メートルにわたって植栽されている。昨年秋に種をまき、高さ1~1.5メートルほどに成長した。色鮮やかな紫色の花が咲き誇り、風にそよぐ様子が来園者を楽しませている。 園芸担当の清水ちとせさんは「雨が続くと色あせてしまう。今月中旬まで楽しめそう」と話した。
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「絶景ブランコ」楽しい 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で、天城連山などを望む「絶景ブランコ」が人気を集めている。 絶景ブランコは4月末に同園の標高約250メートルの丘に設置した。大型連休中は多くの来場者でにぎわい、晴天に恵まれた5日もブランコをこぎながら伊豆半島の景観を楽しむ親子連れらの姿が見られた。 親子6人で訪れた御殿場市の佐藤ひなたさん(7)は「自然の景色がとてもきれいだった。また乗りたい」と話した。
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運動能力高めよう 小学生対象 8日から伊豆
伊豆市スポーツ推進委員会は8日から10月31日までの毎週月曜、小学生を対象にした「運動能力向上委員会」を市内で開く。 児童の運動能力低下改善が目的。鉄棒、縄跳び、ボール投げなどを行う。体づくりを目的とした体操も取り入れる。 月曜が祝日の場合は休み。活動は午後7時半~8時半。会場は毎週変わり、同市立中伊豆小、狩野ドームなどで行う。申し込みは市ホームページの専用フォームに入力するか、市教育部社会教育課窓口にあるチラシの参加申込書を同課に提出、郵送、ファクスする。 問い合わせは同委員会事務局<電0558(83)5477>へ。
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動物描いたパステル画展示 伊豆
伊豆市柏久保のギャラリーCotori(ことり)で8日まで、千葉県印西市のパステル画家青野広夢さん(33)の画展「心を癒す動物たちの物語」が開かれている。 青野さんが制作した保護犬の物語の絵本「むぎ」の原画と、動物を描いたオリジナルのパステル画計17点が並ぶ。青野さんのパステル画は「心の中の動物たち」がテーマ。竹明かりにたたずむ虎や踊るウサギなど、独特な世界観を表現している。 青野さんは「パステルの色を混ぜて厚く塗り重ねることで、作品に深みと影が出ているところに注目してほしい」と話した。 青野さんによるパステル画のワークショップを8日午後1時から、同ギャラリーで開く。参加費は3000円で、参加
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社説(5月4日)みどりの日 利用、管理 森と共生を
きょうは「みどりの日」。この3年余、新型コロナ感染症拡大により市街地を避けた人たちで森林や水辺が混雑するという現象が起きるほど、多くの人の目が自然に向いた。改めて自然に親しみ、恩恵に感謝する日としたい。 来年度からは1人年千円の森林環境税の徴収が始まり、林業行政への関心は高まる。静岡県は既に「森林[もり]づくり県民税」(個人は年400円課税)を財源とした「森の力再生事業」を実施している。両税の使途の違いを繰り返し説明することが求められる。 水源涵養[かんよう]、土砂災害防止、生物多様性保全、保健・レクリエーションの場など、森林には高い公益性・公共性がある。二酸化炭素(CO2)の吸収源とし
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地域と商い学ぶ 伊豆の子どもら
伊豆市などの子どもたちが「地域」と「商い」をテーマに実践的に経済を学ぶプロジェクト「子商いプロジェクト」の2回目の講座がこのほど、市内で開かれた。 市内で「滝尻わさび園」を運営する浅田恵子さんが企画。地元の児童らはデザイナーの勝野美葉子さんから、「地域らしさを感じるデザイン」について学んだ。「何が一番大事なことか、伝えたいことかを優先順位をつけて情報を整理することが大事」との教えを受け、チラシのデザインを考えて発表した。
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美伊豆、27人ガイド認定
美しい伊豆創造センターはこのほど、「伊豆半島ジオパークガイド」の第8期認定試験に合格した27人を、同ガイドに認定した。今回で認定者は計183人。2019年に第7期の認定を行った後、コロナ禍で養成講座と認定試験を見合わせていた。第8期合格者は認定証を受け取り、今後は伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」(伊豆市)などでガイド活動をする。 第9期の養成講座と認定試験は来年度の開催を予定している。
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こいのぼり スイスイ 伊豆・土肥集学校 子ども手作りも
伊豆市の旧土肥小校舎を活用した施設「土肥集(しゅう)学校」のグラウンドに7日まで、こいのぼり28匹が飾られている。子どもたちの手作り品のこいのぼり12匹も施設内に展示されている。 土肥集学校を運営するIT機器リサイクル業のリングロー(東京都)と同市商工会土肥支部事業部会が企画した。地元の土肥こども園の園児と土肥小中一貫校の児童が、ポリ袋などを材料に製作したカラフルなこいのぼりが並ぶ。
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都内で全国わさび品評会 鈴木さん(伊豆)最高賞
第37回全国わさび品評会(全国わさび生産者協議会主催)がこのほど都内で開かれ、根茎の部に出品した鈴木昭弘さん(伊豆市)が最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。 静岡県のほか、岩手、長野などの産地から根茎の部に133点、丸堀の部に4点の出品があった。 このほかの本県の主な受賞者は次の通り。 【根茎の部】特賞 浅田充康(伊豆市)山口長之(同)井上千明(同)▽優秀賞 伊沢昌隆(同)勝又京治(御殿場市)浅田憲太郎(伊豆市)安藤良孝(同)塩谷美博(同)塩谷修(同)浅田利哉(同)西川貴子(同)田代修二(御殿場市)高羽文隆(東伊豆町)▽奨励賞 望月佑真(静岡市葵区)石渡弘敏(伊豆市)稲葉泰助(東伊豆町)
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多面体の花器や箸置きに注目 伊豆 稲木さん工房で作品展
伊豆市菅引に工房「つくし陶房」を持つ神奈川県横須賀市の稲木清宏さん(75)の作陶展が1日、同工房で始まった。5日まで。 毎年大型連休に合わせて作陶展を開催し、今回で27回目。まき窯で約1週間焼成した茶道具や花器など約300点が並ぶ。犬をデザインしたかわいらしい香炉や、アシカの箸置きなど、個性あふれる力作を展示している。 稲木さんは多面体の作品にこだわっているといい、「26面体の花器、32面体のつぼに注目してほしい」と話した。
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犬のサーカスやSL運転席乗車 伊豆・虹の郷 3日からイベント
伊豆市修善寺の観光施設「修善寺虹の郷」は3~7日、「虹の郷ゴールデンweekイベント」を開く。 3日は高所作業車体験、4日は犬のサーカスイベント、6日はSL運転席乗車体験など、子どもから大人まで楽しめるイベントを行う。午後6時からは施設内のイルミネーションイベント「サンクスイルミ」を実施する。 詳細は同施設ホームページへ。
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砂浜でくつろいで 80人が海岸を清掃 伊豆市観光協土肥支部
伊豆市観光協会土肥支部はこのほど、海岸清掃を土肥地区で行った。 会員のほか、土肥ライオンズクラブや市職員ら約80人が、流れ着いたビニールや流木、プラスチックなどを拾い集めた。毎年ゴールデンウイーク前と12月に行っている。 山田伸次事務局長は「今年はコロナ感染者の減少で多くの人が来ると予想している。ごみのないきれいな砂浜でくつろいでほしい」と話した。
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災害時のガス供給 円滑化へ覚書締結 伊豆市と静岡県LP協会
伊豆市はこのほど、県LPガス協会田方地区会と、災害時の円滑なガス供給に向けた覚書を締結した。 同協会が県と結んでいる協定に基づき、災害時に市が必要とするLPガスを円滑に供給して被災者の生活基盤の確保につなげる。施設の対応に当たる事業所と供給量を記したリストを作成することを盛り込んだ。 市役所で行った締結式では、菊地豊市長と上田耕三地区会長が覚書に署名、押印した。
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東部・伊豆 おもてなし加速 インバウンド、大型連休見据え 民間レベルで販路拡大へ
インバウンド(訪日外国人)の回復を見据え、静岡県東部・伊豆でサービス向上や販路拡大を図る動きが民間レベルで加速している。「地域を知ってもらい、発信強化につなげたい」と関係者。今週末から始まる大型連休を視野に、国内需要の取り込みも目指す。 今月下旬、外国人観光客がちらほら見られた伊豆市修善寺の温泉街。スマートフォンの位置情報を使って利用者が観光スポットや店舗などに近づくと、魅力を紹介する音声ガイドが流れるサービスを確認する関係者の姿があった。 「言葉の方が印象に残る」と音声に耳を傾けたのは同市観光協会修善寺支部の小暮力睦事務局長。サービスを使いながら周辺を散策した同市地域おこし協力隊でイタ
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伊豆縦貫道出張所が開所 式典 「防災、観光に寄与」
国土交通省沼津河川国道事務所は26日、伊豆縦貫道を高い水準で管理するために伊豆市修善寺に設置した「伊豆縦貫自動車道出張所」の開所式を同市役所別館で開いた。 同事務所の渡部正一所長は「南海トラフ地震が発生した際の防災、市内の観光の活性化にも寄与したい。伊豆縦貫道の早期の全線開通を目指す」とあいさつした。同出張所の西村紀和所長が出張所の庁舎や管理分担、業務体制などを紹介した。看板の除幕式も行った。 出張所は本年度から営業を開始。東駿河湾環状道路、天城北道路、河津下田道路を管理する。
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記者コラム「清流」 連携で投票率上昇を
静岡県議選の伊豆市選挙区では、投票率が39.08%だった。2015年の57.22%を大きく下回った。市によると、合併後では最低の数値となった。県議選の県平均の投票率も44.62%で、これまで最も低かった19年の前回選(46.85%)を下回り、過去最低を更新した。 選挙前、地元有権者にインタビューしたところ、「少子高齢化や過疎化の進む伊豆半島全体に影響力のある施策をしてほしい」と答えた。また、「市町と違って県政だと何をやっているのか見えづらい」とも話した。住民にとって県議選は関心がわきづらいのかもしれない。 県と市町の連携で、市民が効果を実感する施策を打ち、選挙への関心が高まってほしい。今
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「伊豆にぎやかに」 総会で3議案承認 伊豆市商工会青年部
伊豆市商工会青年部は24日、通常総会を同市の修善寺総合会館で開いた。昨年度の事業報告と収支決算、本年度の事業計画と収支予算、任期満了に伴う役員改選の計3議案を承認した。 本年度の事業計画では、青年部事業に役立つ先進事例視察研修や経営セミナーの実施に取り組む。佐藤政浩部長(42)は「コロナ禍前のように、伊豆がにぎやかになるよう取り組みたい。部員で協力して、やれることを進んでやっていく」と話した。
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「乾しいたけ品評会」 伊豆 97点審査 最高賞に福室さん
「JAふじ伊豆乾(ほし)しいたけ品評会」(同JA、同JAしいたけ委員会主催)が25日、伊豆市のJAふじ伊豆修善寺営農経済センターで開かれた。 シイタケは天白冬菇(てんぱくどんこ)、茶花(ちゃばな)冬菇、冬菇、香菇(こうこ)、香信(こうしん)の5銘柄。審査員7人は同JA管内から出品され、3回の審査を通過した97点の形や色、水分含有量などを確認した。
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移住定住促進へ動画制作 伊豆市
伊豆市はこのほど、移住定住の促進を図るため、シティープロモーション動画を制作した。 動画は、同市での生活に魅力を感じた移住定住者のライフスタイルを紹介し、移住定住の魅力を伝える「伊豆で暮らそう」と、同市に住む高齢者の生き生きとした様子や暮らしを楽しむ姿をまとめた「伊豆市で、こんな生き方してみませんか?」の2本。それぞれ約3分で、市公式ユーチューブチャンネルや市ホームページのほか、修善寺生きいきプラザ(同市)や伊豆箱根鉄道修善寺駅などに設置されているデジタルサイネージでも上映している。
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伊豆市 婚活サービス支援 会員登録料 4分の3補助
伊豆市は本年度、出会いの機会づくりとして県と市町が運営する婚活マッチングサービス「ふじのくに出会いサポートセンター」の利用料金の一部を補助する。 県内で初の取り組み。会員登録料は1年会員が1万円、2年会員が1万6千円だが、それぞれ4分の3相当額の7500円、1万2千円を補助する。 対象者は本年度同サービスに会員登録をした人。そのほかの対象者、手続きの詳細は市ホームページへ。
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0~2歳園児 第2子保育料無償 伊豆市
伊豆市は本年度、保育園、こども園に通う0~2歳児の第2子の保育料を無償化する。 本年度重点事業「少子化緊急対策」の一環。園の利用は市内外を問わない。申し込みは不要で、4月分の保育料から無償となる。
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天城山のネイチャーガイド養成 伊豆のクラブ、6月13日まで受講生募集
伊豆市の天城自然ガイドクラブは6月から、「天城山登山・ネイチャーガイド養成講座」を市内で開く。5月13日まで受講生を募集している。 講座は10月7日までの第1、3土曜。座学は修善寺生きいきプラザ、現地研修は天城山系各地で行う。対象は伊豆半島在住で65歳くらいまでの10人程度。受講料は5千円。 問い合わせは月、水、金曜に同クラブ(市観光協会天城支部内)<電0558(85)1056>へ。
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手形足形プレート 新生児誕生で贈呈 伊豆市、本年度から
伊豆市は本年度から、新生児が誕生した家庭に祝い品の「手形足形プレート」を贈る。 プレートは縦、横18センチ、厚さ2センチ。市産の木材に新生児の手形足形のほか、名前や誕生日時、誕生時の身長、体重がプリントされ、世界に一つだけの記念品になる。 対象は市に住民登録している2023年4月1日以降に生まれた1歳に達するまでの子。出生手続きなどの際に配布される申込書を提出する。
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親子連れウオークラリーなど楽しむ 修善寺虹の郷
「春のウォークラリー大会2023in修善寺虹の郷」(伊豆市スポーツ推進委員会主催)が23日、同市の観光施設「修善寺虹の郷」で開かれた。 同市の親子連れを中心に県東部から約160人が、地図を使って施設を1周するコースに挑戦した。コース途中に設置されたスナッグゴルフやモルック、市にまつわるクイズをこなしながら歩き、得点を競った。天気に恵まれ、汗を流しながら親子で協力してゴールを目指した。 同市立修善寺小2年の安西恵美里さん(7)は「ゴルフもモルックも少ししか当てられなかったけど楽しかった」と話した。
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外来種クリハラリス 浜松で食害問題化 伊豆半島でも拡大? 22年度、北東部などで確認
浜松市で食害が問題になった特定外来生物のクリハラリス(タイワンリス)が、伊豆地域でも生息域を拡大しているもようだ。放置すれば生息域が県内全域や神奈川県西部に広がる可能性があり、地域の生態系や農業に被害が及ぶ恐れも。専門家は「クリハラリスの問題はまだ関心が低い。自治体は地域住民に周知し、早めの対策を」と呼びかけている。 静岡県を管轄する環境省関東地方環境事務所などによると、クリハラリスは伊豆半島東部に1980年ごろに定着。分布を広げ、2006年時点で伊豆半島東部の南北37キロの範囲で生息が確認された。22年度の同省の調査では伊豆半島の北東部など06年の範囲外の複数地点で生息が確認され、生息域
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川の流れのように 藤の花見頃 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で藤の花が見頃となり、来園者を楽しませている。 施設の日本庭園には幅約5メートル、高さ約3メートル、長さ約250メートルの藤棚が設置され、薄紫やピンク色の藤の花が咲き誇る。21日も藤の香りを楽しみながら散歩する人の姿が多く見られた。高所からは色鮮やかな川のように見える藤棚の景色を眺めることができる。 広報担当の野田一成さん(60)は「藤棚の上と下から違う景色が広がる。甘い香りもするので視覚と嗅覚で楽しんでほしい」と話した。
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修善寺温泉街 春の風物詩 万灯会 幻想的な趣
伊豆市の修善寺温泉街で20日、春恒例の「万灯会」が開かれた。 修禅寺の僧侶が「独鈷(とっこ)の湯公園」で読経をあげた後、僧侶を先頭に地元住民や観光客約100人が灯籠を持ち、修禅寺境内までの約100メートルを行列で歩いた。本堂須弥壇(しゅみだん)の弘法大師像の前に灯籠を供えた。温泉街は約100本のろうそくに映し出されて幻想的な趣に包まれた。
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修善寺温泉街 春の風物詩 湯汲み式 4年ぶりに
伊豆市の修善寺温泉街で21日、春の風物詩として親しまれている「春季弘法忌 湯汲(く)み式」が行われた。パレードと式典は4年ぶりの開催で、多くの見物客でにぎわった。 ピンクと赤を基調とした華やかな着物に身を包んだ地元の女性12人が「湯汲み娘」として、同温泉発祥の地とされる「独鈷(とっこ)の湯」で修禅寺の僧侶から木おけに湯を受けた。湯汲み娘は木おけを手に僧侶や稚児ら約100人とともに温泉街を練り歩いた。湯はパレード後、同寺本堂の弘法大師霊前に献湯された。 湯汲み娘として参加した渡辺伶那さん(23)=同市=は「小さい時に地元の人がやっているのを見て、参加したいと思っていた。中学校の友人と一緒にでき
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町議選の公費負担 自治体整備も立候補増へ効果薄く抜本対策望む声
18日告示された統一地方選の6町議選は、各町で立候補者の選挙費用の一部を公費で賄う制度ができて初めて迎えた。小規模自治体で広がる地方議員のなり手不足解消を目的に、2020年の法改正で市議選に加え、町村議選にも拡充されたが、今回改選となった6町のうち3町で無投票となり、必ずしも解消につながっていない。立候補者からは歓迎の声がある一方、手続きの煩雑さや周知不足、抜本的対策を求める意見も挙がる。 改正公選法は、これまで不要だった町村議選での供託金を15万円とした上で、市議選同様に選挙カーや選挙ポスターなどの費用の一定額を公費で賄えるとした。立候補しやすい環境を整備するためで、費用負担の制度は各
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社会動態 初の増加 伊豆市
伊豆市は20日、昨年度の転入数から転出数を引いた社会動態が9人増えたと発表した。社会動態の増加は初。 昨年度は転入者1124人、転出者1115人。2017~21年度の5年間の平均は転入者1021人、転出者1153人だった。20~35歳の世代で特に転出者が多かったが、昨年度は改善されて主に子育て世代の人口が増加した。 市によると、「若者定住促進補助金」を活用した移住が増加しているという。
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定期総会で4議案承認 伊豆・大仁地区保護司会
大仁地区保護司会定期総会が18日、伊豆市の修善寺生きいきプラザで開かれた。 昨年度の事業報告、収支決算・募金会計と、本年度の事業計画、収支予算の計4議案を承認した。本年度事業計画では、伊豆の国市役所大仁庁舎2階での更生保護サポートセンター開設や業務のICT化に取り組む。
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「KURURA」11号発行へ準備 伊豆の小中生
伊豆市の魅力を小中学生が取材、執筆する地域情報誌「KURURA(くるら)」の第11号の発行に向けた1回目の編集会議がこのほど、同市のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で行われた。小学4年生から中学3年生まで20人が、5月末から6月に活動を行う。 伊豆半島などの島や自然環境を中心に取材するライター、有川美紀子さんによる「伝わる文章の書き方講座」を実施。メンバーは約3分間の動画を見て、感想を素直に言葉にするワークを行った。有川さんは「気がついたことや感情をどんなことでも書き留めておくことが大事」とポイントを伝えた。小中学生は4~6人で計4グループを作った。例年夏休み期間に活動していたが、本
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事業計画など承認 伊豆市商工会女性部総会
伊豆市商工会女性部はこのほど、本年度通常総会を同市の修善寺総合会館で開いた。前年度の事業報告と収支決算、本年度の事業計画と収支予算を承認した。 総会では、本年度は近隣の県に視察研修に行くことや、女性ならではのおもてなしを学ぶ講座「女性大学」の一環としてヨガ教室などを行うことも決まった。土屋和子部長は「コロナ禍が明けてきて今までできなかったことを中心に活動したい」と話した。
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デジタル林業 静岡県東部で推進 国の事業に採択
静岡県東部の林業に情報通信技術(ICT)を導入し、県産材の増産と流通の効率化を図る「県東部地域デジタル林業推進コンソーシアム」が、国が公募したデジタル林業戦略拠点構築事業に採択された。コンソーシアムの計画は2025年度までの3年間で、本年度は国から3700万円の補助金を受ける。 伊豆市で1月に整備された木材の一時集荷所「中間土場」を核に、合板工場や林業経営体などが木材の種類、需給情報を共有するシステムを構築する。生産現場での測量はドローンや衛星測位システム(GNSS)を活用し、効率的な生産計画の作成や施工管理の省力化につなげる。国の事業採択を受けたのは本県を含む全国3地域。 コンソーシア
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移住・定住 補助拡充 伊豆市 結婚新生活支援も
伊豆市は17日、市内で住宅を購入・建築した人に補助金を交付する移住定住促進補助金と、新婚夫婦の新生活を支援する結婚新生活支援事業補助金の対象を拡充したと発表した。 移住定住促進補助金はこれまで、夫婦いずれかが満40歳以下の世帯による住宅および土地の取得で100万円、住宅のみの取得で50万円の交付だった。今回の拡充で、年齢にかかわらず中学生以下の子どもが同居する世帯には同額を、どちらにも当てはまらない世帯でも住宅および土地の取得で30万円、住宅のみの取得で15万円を交付する。 結婚新生活支援事業補助金は、所得要件のうち夫婦の所得合計金額が、400万円未満から500万円未満に変更となった。
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ハンカチノキ 風に揺られそよぐ 修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で、ハンカチノキが見頃を迎えている。 緑の葉に覆われて花は目立たないが、7~20センチほどの白い苞(ほう)が風に揺られハンカチのようにそよぐ。鳥のさえずりと共演し、春ののどかな空間が来園者をなごませている。同園には2本植栽されている。 同園広報担当の野田一成さん(60)は「葉っぱに埋もれて咲くので見逃しがち。探してみないと気付かないのも面白いポイント」と話した。
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自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる
静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。 会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。 【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市
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鑑真ゆかりの瓊花咲き始め 長泉
長泉町井上靖文学館の庭で、鑑真を題材にした井上の著作「天平の甍」にちなんで植えられた瓊花(けいか)が咲き始めた=写真=。見頃は約1週間。甘い香りと白くかれんな花が、来館者を魅了している。 瓊花は鑑真ゆかりの中国・揚州市の市花で、2013年に植えられた。国内では唐招提寺(奈良市)や井上靖墓所(伊豆市)などゆかりの場所約10カ所に植えられている。15日から「瓊花まつり」を開き、来館者に三島市の絵本作家えがしらみちこさんが絵を手がけたオリジナルのしおりをプレゼントする。23日まで。
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台北RCの自転車愛好家45人を歓迎 三島で伊豆創造センター
美しい伊豆創造センターは14日、相互交流を図っている台湾台北市の「国際ロータリー3480地区」の自転車愛好家団体「自行車隊」45人の来静歓迎式典を三島市のみしまプラザホテルで開いた。 同ロータリーは、コロナ禍当初に伊豆市にマスク2万枚を寄贈したり、熱海市伊豆山の土石流災害の際に義援金を寄付したりするなど、静岡県東部地域や同センターとの交流を継続している。今回はサイクルツアーの実施で訪れた。式典では伊豆市の菊地豊市長と熱海市の金井慎一郎副市長が、簡国徽団長らに支援に対する感謝状を手渡した。
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地酒取材の35年、一冊に ライター鈴木さん「静岡県内産」伝統や地域性つづる
しずおか地酒研究会を主宰する静岡市葵区のフリーライター鈴木真弓さん(60)が、本県の地酒を取材して35年の節目に、過去に書いた記事などを再構成した書籍「杯は眠らない」を出版した。クラフトビールの台頭など酒の楽しみ方が多様化する中で「伝統と文化と地域性に彩られた地酒の物語を、改めて知ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。 鈴木さんは20代半ばで初めて県中部にある日本酒の酒蔵を取材。素材や機械任せではなく、職人が微生物をコントロールしながら発酵・熟成させる工程に魅了された。ライター業の傍ら、新聞や書籍などでその魅力を伝える活動をライフワークとして継続。2009年には業界に新風を吹き込んだ
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新入生の個人情報記載カード紛失 伊豆市の公立中、44人分
伊豆市は13日、市内の公立中学校で新入生44人分の個人情報が記載されている緊急連絡カードを紛失したと発表した。 緊急連絡カードは生徒の氏名や生年月日、住所のほかに保護者の氏名、連絡先などが記されている。7日に同校職員が保管庫の同カードを閲覧しようとした際に見当たらず、紛失が判明した。既に同校教員が1年生全家庭を訪問して謝罪し、校長からの謝罪文を手渡した。 市は再発防止策として、個人情報に関する文書は管理職の許可の元で使用し、施錠できる場所で保管するよう市内の全小中学校に指示する。梅原賢治教育長は「市民の皆さまの信頼を損ねることになり深くおわび申し上げる。再発防止と信頼回復に努める」とコメ
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役所で5000円窃盗 静岡市職員、有罪 地裁判決
静岡市役所静岡庁舎で職員の机から現金5千円を盗んだとして、窃盗の罪に問われた伊豆市熊坂、静岡市職員(40)=休職中=の判決公判で、静岡地裁は10日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。 谷田部峻裁判官は判決理由で、心神喪失か心神耗弱の状態だったとする弁護側の主張について、医師の証言などを踏まえ「何らの精神障害にも罹患(りかん)していなかった」と否定した。その上で、大胆で悪質な犯行と指摘し「被害金額は多額とは言えないが、軽視できない」と述べた。 判決によると、市職員は2021年9月30日午後11時20分ごろ、静岡市役所静岡庁舎で、男性職員が使う机の引き出しに保管されてい
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旅のしおり ひな型制作 美しい伊豆創造センター
美しい伊豆創造センターはこのほど、伊豆半島への旅行のきっかけ作りとして、伊豆に特化したオリジナルの「旅のしおり」を作ることができるテンプレートファイルを制作した。 持ち物リストや行程表、観光先の情報などを入力し、自分だけのしおりを作る。おしゃれに編集できるように、付箋や吹き出しなどの素材をコピー&ペーストして楽しめる。 テンプレートファイルは、作成した後プリントアウトできる「印刷版」と、スマホで閲覧、共有が可能な「デジタル版」の2種類を用意した。どちらのファイルも発表資料作成ソフトなどを使って編集する。同センターのホームページでダウンロードできる。
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伊豆最福寺で二胡演奏や呈茶 しだれ桜まつり
伊豆市小下田の最福寺はこのほど、「最福寺しだれ桜まつり」を同寺で開いた。固有種のしだれ桜「伊豆最福寺しだれ」が舞い散る庭で、20年以上続く祭り。地元団体による二胡(にこ)演奏やボランティアの抹茶サービスなどが行われた。 地元住民で構成され、トーンチャイムを演奏する団体「おたまじゃくし」は、東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」を披露した。広沢智純住職(71)は「地元の方と桜を見ながら楽しめる祭り。これからも続けていきたい」と話した。
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最高賞に小柳出さん 伊豆で県乾椎茸箱物品評会
静岡県乾椎茸(ほししいたけ)箱物品評会(県経済農業協同組合連合会など主催)が11日、伊豆市のJAふじ伊豆修善寺営農経済センターで開かれた。最高賞の林野庁長官賞・日本きのこセンター理事長賞には小柳出勝さん(伊豆市)の花冬〓(はなどんこ)が選ばれた。 大場厚肉、大葉中肉、中葉厚肉、中葉中肉、花冬〓、上冬〓の6銘柄に同JA管内から計886点の出品があった。1次審査を通過した25点を対象に審査員が形や色、光沢などを評価した。審査員は「異常気象で難しい栽培の年だったが、シイタケ栽培のレベルの高さを感じた」と話した。 そのほかの主な受賞者は次の通り。 県知事賞・森産業社長賞 星谷彦衛(上冬〓)▽全国農業
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海の生命通じ平和訴え 熱海 水中写真家・水之さん個展
熱海市近海を中心に活動している水中写真家、水之京子さん(65)=伊豆市上白岩=の個展「海からのメッセージを受け取って」が同市昭和町の起雲閣で開かれている。世界の海で撮影された美しい生命の姿を通じて、平和を守ろうと訴えている。5月28日まで。 伊豆や南太平洋、大西洋などで撮影した33点を展示した。フィリピン沖で魚群とダイバーが戯れる幻想的な光景や、メキシコの海でカメラに向かって愛らしい表情を見せるアシカなどの写真と共に、海底に沈むゼロ戦の写真が並ぶ。 水之さんは、北朝鮮による弾道ミサイル発射が相次ぐ中、「ミサイルが海に落ちることに胸を痛めている。海には多くの命がいることを忘れないでほしい。
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晴天の下、菜の花舞台に 俳優橋爪功さんら 4年ぶり野外公演 伊豆市小土肥
伊豆市小土肥の水田でこのほど、俳優の橋爪功さんと演劇集団「円」による公演「第28回菜の花舞台 橋爪功とその仲間たち」(同実行委、NPO豆州倶楽部主催)が開かれた。満開の菜の花とハスの花が咲く水田で、橋爪さんらは極上のエンターテインメントを披露した。 1994年から続く地元の恒例行事。毎年4月の第2週の休日に演劇を上演してきたが、2020、21年はコロナ禍の影響で中止した。昨年は旧同市立土肥小体育館で朗読劇を行った。野外舞台での上演は4年ぶり。 今回の創作劇のタイトルは「嘘(うそ)の嘘」。とある国で王族と庶民の立場が入れ替わるストーリーで、喜怒哀楽に満ちた人間模様が展開される。橋爪さんは連
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伊東市/中田氏、終始優位保つ 伊豆市/野田氏 組織固め奏功【静岡県議選 戦いの軌跡】
■伊東市 知名度や実績で勝る自民現職の中田次城氏が安定した戦いで、れいわ新人の犬飼このり氏を大きく引き離して4選した。選挙ムードは最後まで高まらず、投票率は31・08%と、過去最低だった前回選(45・32%)を大幅に下回った。 終始優位を保った中田氏は、伊東の沿岸部の再整備の必要性などを訴えた。自民支持層や無党派層など幅広く支持を集め、手堅く票をまとめた。 告示直前に出馬に動いた犬飼氏は、準備が整わない中で選挙戦を迎えた。浸透は限定的で、支持は広がりを欠いた。 ■伊豆市 自民現職の野田治久氏が無所属新人の森良雄氏を破り、3選を果たした。投票率は39・08%で、2015年の57・22%
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伊豆市認定品のアマギフト募集
伊豆市産業振興協議会は20日午後3時まで、「清流がはぐくむ伊豆天城山のふもとから届ける心づくしの贈りもの」というコンセプトで、同市の認定ブランド「AMAGIFT(アマギフト)」の認定商品を募集している。 募集の対象商品は「市内の特産品やさまざまな地域資源(素材・歴史・文化など)を活用した商品のうち、ほかに負けない特徴、品質を有する」「市場への安定供給が可能で、かつ安全・安心な商品で申請時に商品化され、一般消費者が購入できる」が要件。認定されると、道の駅など市内販売所のAMAGIFT特設コーナーで販売できたり、SNSで紹介されたりする。現在は米やびわ茶、アマゴの加工品など11種類が登録されてい
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伊豆情報誌制作の参加者募集 伊豆市または近隣の小4~中3対象
伊豆市の魅力を地元の小中学生が取材し発行する地域情報誌「KURURA(くるら)」の制作実行委員会は16日午前9時半から正午まで、初回講座を同市のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で開く。 講師はプロのカメラマンやライター。年5回程度の講座や取材を予定している。昨年は「伊豆ブランド」をテーマに、参加者がグループ別に老舗旅館や温泉施設を訪れ、関係者に取材した。 同市または同市近隣在住の小学4年生から中学3年生までが対象。参加費は全講座分で3千円。定員は約30人。申し込み、問い合わせは同事務局<電0558(99)9120>へ。
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静岡県議選 開票結果(選管最終)
下田市・賀茂郡 1―2 選管最終 当13,532 加畑毅 自新① 12,605 橋本智洋 無新 伊東市 1―2 選管最終 当12,221 中田次城 自現④ 5,014 犬飼このり れ新 伊豆市 1―2 選管最終 当7,869 野田治久 自現③ 1,738 森良雄 無新 函南町 1―2 選管最終 当6,671 岩田徹也 自新① 5,371 広田直美 無現 長泉町 1―2 選管最終 当7,777 加藤祐喜 自新① 7,075 渡辺迅 無新 御殿場市・小山町 2―4 選管最終 当13,192 勝俣昇 自現② 当 8,077 和田篤夫 自現④
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温泉×スポーツ合宿が有力 伊豆「ICOIプロジェクト」 静岡県、事業化に着手
静岡県は4月から、全国有数の温泉地、伊豆地域の温泉を活用して産業創出や住民の健康増進を図る「ICOI(いこい)プロジェクト」の事業化に着手する。2022年度に温泉の健康増進効果を測定し、一定のエビデンス(根拠)が得られたという。地域資源と組み合わせた滞在プランの商品化など事業者の取り組みを支援する。 独自性を示すのが難しい温泉に食や自然、歴史文化などを掛け合わせ、新産業づくりを目指すプロジェクト。効果測定は湯治(ヘルスツーリズム)とスポーツ合宿、ワーケーションの3分野で実施。大自然でのトレーニングや地元食材の健康食と温泉入浴をセットにしたモニターツアーを行い、疲労回復などの効果が確認できた
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固有種のしだれ桜見頃 伊豆・最福寺、晴天時には富士山と共演も
伊豆市小下田の最福寺で固有種のしだれ桜「伊豆最福寺しだれ」が見頃を迎えている。 伊豆最福寺しだれは10枚程度の花弁を持つ花が、垂れ下がった枝先に密集して咲くのが特徴。咲き始めは白色で、散り際にはピンク色に変化する。2001年に日本花の会から新種と認定された。 境内には約40本植えられている。広沢智純住職によると、見頃は数日の見込み。晴天時には富士山との共演も楽しめる。 開花中はライトアップのほか、本堂では地元住民の油絵や陶器の作品展示を行っている。
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ARTHが最優秀賞 静岡銀行起業家大賞 表彰式 西伊豆地区で脱炭素事業
静岡銀行は7日、ビジネスプランコンテスト「第9回しずぎん起業家大賞」の表彰式を静岡市清水区で開き、最優秀賞に西伊豆の活性化に取り組むベンチャー企業のARTH(東京都)を選出した。 伊豆市土肥地区で観光事業を展開する同社は、太陽光と雨水、電気自動車(EV)などを活用したエネルギー自給システムを開発。審査員から「地域の脱炭素化、防災力向上など幅広い価値の提供が期待される」と評価を受けた。 八木稔頭取から表彰された高野由之社長は「今後も企業、行政と連携し、西伊豆エリアの振興に注力したい」と語った。 コンテストは地域社会の課題解決をテーマに実施し、応募80件の中から5件が入賞した。 最優秀賞
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伊豆市HPリニューアル やさしい日本語やチャットボット
伊豆市はこのほど、市ホームページをリニューアルした。時代に即した機能を追加した。 外国人に配慮した平易な言葉遣いの「やさしい日本語」機能や自動対話機能「チャットボット」を搭載。同報無線情報やJアラート情報がトップページに表示されるほか、画像データを表示しない軽量版ページへの切り替えが可能となり、災害時にアクセスが集中した場合にもつながりやすくなった。
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伊豆箱根鉄道 修善寺駅でフェスタ 車掌体験で“出発進行” 親子連れら にぎわい
伊豆箱根鉄道はこのほど、「いずっぱこスプリングフェスタ」を修善寺駅で開いた。春風がそよぐ暖かな気候の中、親子連れでにぎわった。 沿線地域の魅力発信を目的に、今年で6回目の開催。「修善寺バーガー」など、伊豆市、伊豆の国市の地場産品を販売する出店20店が並んだ。ドアの開閉や車内放送ができる子ども向けの車掌体験や、「ラブライブ!サンシャイン‼」のラッピング電車の展示も行った。
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シャクナゲ見頃 紅白やピンク鮮やか 伊豆・虹の郷 例年より早い開花
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でシャクナゲが見頃を迎えている。 約2100本が植栽されている「しゃくなげの森」の散策路は赤や白、ピンクの花に囲まれ、来場者を楽しませている。広報担当の野田一成さん(60)によると、例年よりも1~2週間早い開花で、5月上旬まで楽しめるという。 野田さんは「1本の木から無数の花が咲いている様子が圧巻。ぜひ見て楽しんでほしい」と話した。
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伊豆箱根鉄道 駿豆線沿線 新1年生へ 下敷き寄贈
伊豆箱根鉄道は5日、駿豆線沿線市町(三島市、函南町、伊豆の国市、伊豆市)の小学校に本年度入学する約1500人に電車マナーが書かれた下敷きを寄贈した。伍堂文康社長が三島市役所を訪れ、駿豆線沿線地域活性化協議会会長の豊岡武士・三島市長に届けた。 下敷きには「ホームでは走らない」「電車の中で騒がない」「線路の近くでは遊ばない」などと記載。裏面には駿豆線の写真や路線図がデザインされている。 新1年生へのオリジナルグッズの寄贈は2016年から、鉄道を身近に感じ、沿線地域への愛着を育もうと毎年続けている。 伍堂社長は「子どもの元気な声が活気の源。その一助になればいい」と期待した。豊岡市長は入学児童が減少
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伊豆市(定数1-2)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順) 故郷をもう一度元気に 野田治久氏 野田治久(のだはるひさ)氏 (自現②、65歳) 3期目を目指す今回は、深刻な少子高齢化問題への対策と安全安心のまちづくりに力を入れる。「自分の故郷をもう一度元気にしたい」と見据える。
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静岡人インタビュー「この人」 ウニの魅力発信に取り組む 小西香代子さん(伊豆市)
沼津市の水族館あわしまマリンパークの飼育課魚類主任兼営業企画課係長。“ウニコンサルタント”を自称し、ウニの生態のおもしろさを伝える企画を立案する。骨格標本の製作やウニに関する掲示物の作成も一手に担う。岡山県出身。37歳。 -どのような発信を。 「菓子パンのような見た目のウニにちなみ『ウニのカシパンまつり』を毎年企画している。骨格の展示や飼育員が生態を解説するバックヤードツアー、ウニをデザインした皿のプレゼントなどを展開する。普段もウニの生態展示や解説板の制作などを担当し、交流サイト(SNS)でも紹介している」 -ウニの魅力は。 「『スカシカシパン』や『タコノマ
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道路整備、地元期待「生活の質高まる」 天城峠、月ケ瀬-茅野
国土交通省沼津河川国道事務所は31日、伊豆縦貫自動車道を構成する天城峠道路の月ケ瀬-茅野(いずれも伊豆市、5・7キロ)の整備事業に着手すると正式に発表した。美しい伊豆創造センターの植松和男専務理事(64)は「災害時の基幹道路として利用でき、病院へのアクセスも円滑になる。住民の生活の質が高まる」と期待した。 2023年度は事業費1億円を充てる。具体的な事業内容は4月に公表するとしている。 天城峠道路は伊豆市から河津町までの21・6キロ。整備着手する区間は北側に当たり、開通すると移動時間が6分短縮されて5分になる。観光振興も期待される。 茅野から南側の区間についても事業化の前提となる都市計
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沼川治水対策を加速 国交省の公共事業補助 静岡県配分1217億円
国土交通省は31日、2023年度当初予算のうち、公共事業の予算配分(箇所付け)を発表した。静岡県への補助事業の配分額は前年度当初予算比123億円増の1217億円。沼津市の高橋川、沼川の治水を目的とした沼川新放水路の整備では、新たに上流部の工区を大規模特定河川事業として採択した。高橋川と沼川の合流地点までの水路整備費として3億円を計上し、治水対策を加速させる。 新規採択では、新東名高速道島田金谷インターチェンジ(IC)と御前崎港を結ぶ金谷御前崎連絡道路(全長30キロ)のうち、国道473号金谷相良道路の沢水加IC(菊川市)-八十原IC(仮称、牧之原市)の約1・8キロ区間の整備に2200万円を補
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伊豆と沼津の女性経営者 意気投合 廃棄物収集業で株式譲渡
廃棄物収集運搬業の林泉(伊豆市、岡田香織社長)が同業のダストワーク(沼津市、元杉智子社長)に株式譲渡するM&A(企業の合併・買収)が31日、成立した。女性経営者同士で意気投合した。支援した三島信用金庫の本店営業部で同日、株式譲渡契約調印式が開かれた。 元杉社長は「岡田社長の思いを受け継ぎ、地域に愛される会社を目指す」と力を込めた。岡田社長は「今後は一番のサポーターとして大きな声援を送りたい」と話した。株式譲渡額は非公表。伊豆市の事業承継支援補助金を活用した。 岡田社長は夫で創業者の克之さんが大病を患ったため経営を引き継いだ。親族や従業員に事業承継候補者がなく、2021年12月から譲渡先を探し
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天城峠道路 月ケ瀬~茅野 国交省1億円計上へ 23年度予算
国土交通省は30日までに、伊豆縦貫自動車道を構成する天城峠道路の月ケ瀬~茅野(いずれも伊豆市)5・7キロ区間の新規整備のため、2023年度予算に国直轄事業費1億円を計上する方針を固めた。初年度は用地測量や構造物の設計を進めるとみられる。関係者への取材で分かった。 天城峠道路は天城峠を越える伊豆市から河津町までの約20キロで、新規事業化区間はこのうちの北側に当たる。全体事業費は約900億円、計画交通量は1日約9100台。 国交省が同日公表した新規事業採択時評価結果では、新規事業化区間を含む伊豆縦貫道一体で総便益が1兆314億円となり、総費用の8223億円を上回った。災害発生時に信頼性の高い
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江川酒試飲会 今年のお味は 伊豆の国
伊豆の国市の江川邸でこのほど、「江川酒」の試飲会が開かれた。 江戸時代末期の韮山代官江川英龍の業績発信を目的とした有志団体「江川英龍公を広める会」の事業。2020年に見つかった「江川酒」の製法書を基に、伊豆市の万大醸造ができる限り当時の製法を再現して醸造している。 今年は400本をつくり、同会員らが出来栄えを確認した。橋本敬之副会長(71)は「コクがあっておいしくなった」と話した。
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高校男子ソフト 実戦で技術磨く 伊豆で研修大会
第46回高校男子ソフトボール天城研修大会(同実行委、NPO法人伊豆市スポーツ協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、同市上船原の天城ドームなどで始まった。4月1日まで。コロナ禍を挟んで4年ぶりの開催。県内の飛龍高(沼津市)や静岡北高(静岡市葵区)の2校をはじめ、関東や東海などから計15校がそれぞれ約10試合をする。初日から試合を行い、実戦で技術を磨いた。
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土砂流出の伊豆・柿木川 水質環境基準適合 伊豆市で県が調査
伊豆市大平柿木の宗教法人平和寺本山の敷地内から廃棄物混じりの土砂が柿木川に流出している問題で、静岡県は28日、3月に実施した水質調査の結果を発表した。調査項目すべてで環境基準に適合していた。引き続き、県と伊豆市が毎月交互に調査を行う。
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伊豆での子育て情報満載 ママ記者 冊子作成 「familyizu」12号 カフェやお出かけスポット
伊豆市内で子育てをしている母親が作成し、子育てに役立つ情報を掲載した「familyizu(ファミリイズ)」の12号がこのほど、完成した。 冊子はA4判でカラー12ページ。現在は年に1回の発行で、今号は2500冊を作成した。活動する母親は「ママスタッフ」という愛称で、取材や撮影、編集に取り組んだ。3月にオープンした子連れでも過ごせるカフェ「Family cafe(ファミリーカフェ) わっか」(同市修善寺)や市の産後ケア、子育て中にお薦めのお出かけスポットなどを盛り込んだ。 同市で行われた完成披露会で、「ママスタッフ」のメンバー浅田恵子さん(42)は「絵を使って分かりやすくなるように工夫した。住
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車検切れ公用車 2カ月以上使用 伊豆市
伊豆市は27日、管理する公用車1台を車検切れの状態で使用していたと発表した。 市によると、昨年12月26日が満了日だったが、同27日から3月5日までに11回使用し、約373キロ走行した。車検満了通知のはがきによって同6日に判明した。 今後は毎月実施している車両点検の確認項目に「車検満了日」を追加し、再発防止に努めるという。
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バレークラブに野菜ギョーザ寄付 三島の会社など
静岡県民に野菜摂取を促す「野菜マシマシプロジェクト」の一環でオリジナル餃子(ギョーザ)の開発に携わったにしはらグループ(三島市、西原洋平社長)と店頭の自動販売機で扱ううさぎ薬局修善寺店(伊豆市)はこのほど、伊豆の国市拠点のIZULU(イズル)バレーボールクラブにギョーザを寄付した。 子ども世代への食育が目的。同市で行った贈呈式で西原社長が平岩純総監督に、レンコンの歯ごたえを感じられ、かつお節と昆布で和風味に仕上げた「旨味たっぷり餃子」とホウレンソウや長ネギを入れニンニクを効かせた「スタミナ旨塩餃子」の2種類計45箱を贈った。
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「ずっと浸かれるいい温泉」 伊豆市 あいうえお作文 入選作決定
伊豆市の印象や魅力を表すキャッチフレーズを「あいうえお作文」形式で募集した「#伊豆市あいうえお作文Twitter(ツイッター)キャンペーン」(市主催)の入選6作品がこのほど、決定した。 最優秀作品は「伊豆の宿 ずっと浸かれるいい温泉 幸せ気分でまた来るね」。市が記者会見で使うバックパネルに記されている。 昨年12月から今年1月末にかけて作品を募集。全国から82作品の応募があり、市若手職員の審査や市長らの投票によって決まった。 (大仁支局・小西龍也)
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自然の風景写真で絵本作るイベント 30日、伊豆
北海道在住の写真絵本作家小寺卓矢さんによるワークショップが30日午後1時から、伊豆市柏久保のギャラリーCotori(ことり)で開かれる。 小寺さんは日本一遅く咲く桜と言われる「チシマザクラ」を主人公にした写真絵本「さくららら」を手がけた。ワークショップでは、小寺さんが撮影した自然の風景の写真などを使ってオリジナルの写真絵本を作る。 定員は12人で参加費は2千円。申し込みは「修善寺Cotori」ホームページで受け付けている。
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日常や風景写す 伊豆総合高写真部展
伊豆総合高(伊豆市)写真部の校外展が26日まで、同市柏久保のギャラリーCotori(ことり)で開かれている。 1、2年生が部活動や日常で気に入った瞬間を撮影した写真を、カラーとモノクロで約50枚展示している。「修善寺虹の郷」(同市)のイルミネーションや同級生と行った大室山(伊東市)、夕焼けの風景などで、それぞれの作品にタイトルもつけた。東海地区高校生フォトコンテストや県高校写真コンクールの入選作品も飾った。 開館時間は午前10時から午後6時。
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総務部総務課長に市川氏 伊豆市人事
伊豆市は23日までに、4月1日付の人事異動を内示した。本年度は部局長や課長に退職者がいないことから、例年に比べ小規模で、部長級の異動などはなかった。総務部総務課長兼コンプライアンス担当課長は市川和年総務部資産経営課長が務める。 主な異動は次の通り。 【課長級】総務部総務課長兼コンプライアンス担当課長(総務部資産経営課長)市川和年▽総務部資産経営課長(市民部税務課長)市川幸章▽市民部税務課長(総務部総務課長兼コンプライアンス担当課長)松本卓也▽市民部税務課参事(市民部税務課主幹)小柳出伸幸▽市民部リサイクルセンター所長(建設部用地管理課長)土屋寛記▽産業部観光商工課長兼昭和の森会館支配人
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副市長に伊郷氏 伊豆市議会 同意
伊豆市議会は23日の3月定例会最終本会議で、副市長に伊郷伸之会計課主幹を選任する人事案に同意した。4月1日付で、任期は4年。県に帰任する佐藤信太郎副市長の後任。伊郷氏は「職責の重さに身が引き締まる思い。職員の先頭に立って市政運営に取り組む」と述べた。 伊郷伸之氏(いごう・のぶゆき)1985年、旧中伊豆町採用。教育委員会事務局学校教育課長、総務部長を歴任。2021年3月に定年退職し、同年4月に再任用された。
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市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
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伊豆市新中学校 工事の安全祈願 25年4月開校
伊豆市の修善寺、中伊豆、天城の3中学校を統合した新中学校の建築工事開始にあたり、安全祈願祭が22日、建築予定地の同市日向地区で開かれた。 工事を請け負う「木内・山本・中豆特定建設工事共同企業体」が主催した。 菊地豊市長や市議、3中学校長らが、玉串奉奠(ほうてん)などを行った。菊地市長は「無事故で明るい未来を築く工事になってほしい」とあいさつした。 新中学校は2025年4月開校。
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重鎮退き保守分裂 下田市・賀茂郡/無風から一転、選挙戦に 伊豆市/熱海、伊東、伊豆の国は無投票の公算【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか⑥】
重鎮退き保守分裂 下田市・賀茂郡 定数1 県政史上最長の10期40年を務めた森竹治郎氏が引退を表明。後任を巡って事実上の保守分裂選に発展した。自民党籍を持つ2人による一騎打ちが濃厚となっている。 県連の公認を得て出馬するのは、前南伊豆町議の加畑毅氏。一方、賀茂地区の自民党各支部による公認争いで敗れた前下田市議の橋本智洋氏は無所属の立場での立候補を決めた。それぞれの地元自治体への切り崩しを図っているほか、他町でも支持の拡大を急いでいる。互いに森氏が心血を注いだ伊豆縦貫自動車道の整備促進や港湾事業を重点施策に掲げる。 無風から一転 選挙戦に 伊豆市 定数1 自民現職で3選を目指す野田治久氏
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柿木川水質調査 環境基準に適合 伊豆市
伊豆市大平柿木の宗教法人平和寺本山の敷地内から廃棄物交じりの土砂が近くを流れる柿木川に流出している問題で、市は20日、柿木川で2月8日に採水した水質調査結果を発表した。全ての調査項目で環境基準に適合していた。市は引き続き、県と毎月交互に調査を実施する。
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西伊豆ジオサイト Eバイクで巡る モニターツアー実施
美しい伊豆創造センター(伊豆市)は20日、電動アシスト付き自転車「Eバイク」を活用してジオサイトを巡るモニターツアーを西伊豆町で行った。参加者は、ガイドの案内を受けながら同町の景色を楽しんだ。 伊豆の国市で自転車展示・試乗施設を展開するメリダジャパンのインストラクターが案内役を務めた。町観光協会を発着点に、沢田公園や大浜海岸などを回った。参加者は、美しい海の眺望や地層を見て回った。 ツアーの本格開始は、2023年度中を目指す。モニターツアーは27日も実施予定で、午前10時、午後1時、午後3時からの計3回。問い合わせは美しい伊豆創造センター<電0558(72)0520>へ。
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キャップ回収 200万個に 配達時回収、再生プラに 伊豆のトガワ新聞店
伊豆市のトガワ新聞店(外川啓介社長)が社会貢献活動の一環で取り組むペットボトルキャップ回収の個数がこのほど、200万個を超えた。 社会貢献に協力しようと2012年から回収を始めた。主に新聞配達時に読者がビニール袋などにまとめていたキャップを回収している。外川社長(45)によると、最近は新聞店まで持ってきてくれる読者もいるという。キャップは定期的にNPO法人エコキャップ推進協会(横浜市)に送り、再生プラスチックの原料として換金されて、発展途上国の支援などに充てられる。 外川社長は「大台で達成感がある。300万個を目指して今後も続けていく」と話した。
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狩野氏・狩野城PR クリアファイル完成 伊豆総合高生デザイン「文化広めたい」
伊豆総合高(伊豆市)の「商品開発」の授業を選択する2年生がデザインを担当した「狩野氏・狩野城のクリアファイル」がこのほど、完成した。同校で、作成を担った「狩野城の会」の飯塚典久さん(58)と天城湯ケ島ライオンズクラブの鈴木睦彦さん(75)からクリアファイルを受け取った。 クリアファイルに狩野氏関連の家紋や略歴を記した。60枚を作成し、授業を受けた生徒や授業に登壇した講師に配布する。発案者の遠藤波也斗さん(17)は「大人も使える文具がいいと思った。伊豆の文化を広めることができれば」と話した。 (大仁支局・小西龍也)
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社説(3月19日)しずおか遺産 地域史語り合う契機に
静岡県は、県内各地の魅力ある歴史を地域に点在する文化財や歴史資源で結んだストーリー(物語)として紹介する「しずおか遺産」制度を始めた。第1弾として「近代教育に情熱をかけたしずおか人の結晶」(磐田市など4市町)「秋葉信仰と街道」(浜松市など8市町)「文学の聖地『伊豆』と温泉」(伊豆市など5市町)の3件を認定した。 県は「しずおか遺産」を国が取り組む「日本遺産」のローカル版として位置付ける。2025年まで毎年募集し、歴史資源活用による地域のブランド化を目指す。ただ、現時点で認定のメリットはロゴマークの使用、PR動画の制作にとどまる。支援のありようには課題が残る。 15年度に始まった「日本遺産
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伊豆の小中学校など卒業式 マスク着用ルール緩和
伊豆市内計10の小中学校と小中一貫校が17日、卒業式を行った。 本年度は約350人が卒業。伊豆市立天城中ではマスク着用のルール緩和を受け、卒業生はマスクをせずに式に臨んだ。卒業生を代表して答辞を述べた3年高橋のの夏さんは、入学早々新型コロナウイルスが流行し、2カ月の休校があったことにも触れ、「改めて何年後までも残したい大切な故郷と言えるようになった」と述べた。
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農林環境専門職大短期大学部 2期生86人 巣立つ
静岡県立農林環境専門職大短期大学部は14日、2期生の卒業式・学位記授与式を磐田市上新屋のアミューズ豊田で開いた。生産科学科の86人が県内の農林業などを担う人材として、学びやを巣立った。 鈴木滋彦学長は卒業生代表の神崎珠実さん(20)=伊豆市=に学位記を手渡し、「グローバルな視野、豊かな感性と人間性を持ち、今後の人生を歩んでほしい」と激励した。 卒業生答辞を述べた佐藤真夕さん(20)=磐田市=は「大学の理念である耕土耕心を忘れず、困難に直面しても母校で培った力で粘り強く頑張りたい」と意気込んだ。 川勝平太知事は「プロフェッショナルとしての知識と技術を身につけて旅立つ。日本の新しい未来を切
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コンテンツ強化に注力 美しい伊豆創造センター専務理事/植松和男氏【サンフロント21懇話会~熱き地域人】
-伊豆半島の観光の課題は。 「コロナ禍前の観光客数の7~8割まで戻ってきたが、少子高齢化や過疎化で人手不足となり、旅館は全客室を開けられない。コロナ禍も落ち着き、就職活動では東京のホテルへの志望者が多く、地方に人材が来ない。旅館が機能しないと土産などの売り上げにまで波及する。人手不足をカバーするためにデジタルトランスフォーメーション(DX)化を試みている。伊豆半島全体としてリテラシーを上げていければ」 -withコロナでの観光のトレンドは。 「飲食よりも体験型のコンテンツがトレンドになっている。棚田での田植え、ワサビの収穫、ウオーキングなどだ。地元住民は特別だと気づかなくても、観光客
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ガーナから伊豆視察 ジオパーク設立へ 運営学ぶ
国連教育科学文化機関(ユネスコ)認定の「伊豆半島ジオパーク」で環境保護や運営方法を学ぶため、ジオパークの設立を目指すガーナ共和国の視察チームがこのほど、伊豆市などを訪れた。 視察したのはマミアマ・エイキンスさん(34)とニャメバ・オセイさん(36)。同国や西アフリカ地域での設立を目指している。 同市では伊豆を代表するワサビ産地の筏場のわさび沢を見学。美しい伊豆創造センターの朝日克彦専任研究員から歴史や地形、栽培環境について説明を受けた。エイキンスさんは「コミュニティーの運営や持続可能なやり方を学んだ。土地の歴史などのストーリーも絡めて付加価値をつけたい」と力を込めた。 2人は日本で初め
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新入学児童への祝い品を寄贈 安協大仁地区支部
交通安全協会大仁地区支部はこのほど、伊豆の国市教育委員会に新入学児童への祝い品を寄贈した。 祝い品は交通安全啓発用の反射材と自由帳。三枝勝美支部長と交通安全指導員が同市のあやめ会館に増田貴史雄教育長を訪ね、祝い品を手渡した。三枝支部長は「親子で交通安全について会話をするきっかけにしてほしい」と話し、増田教育長は「悲惨な交通事故がないように指導に努めたい」と述べた。 祝い品は伊豆市教委にも贈った。
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少子高齢、過疎化…高校生が課題と解決策発表 伊豆「サミット」
静岡大未来社会デザイン機構は11日、「伊豆半島探究学習サミット」を伊豆市の修善寺生きいきプラザで開いた。県東部9校の高校生70人12チームが、本年度の「総合的な探究の時間」で自治体や地元の関係団体から聞いた地域課題と解決策を、他校の生徒や同大教員の前で発表した。 サミットは初開催。生徒は伊豆半島の市町で深刻な課題の「少子高齢化」「過疎化」「資源の持続可能性」などに着目し、発表した。沼津市立高は「同市に人を呼び込み活性化させる方法」をテーマに、同市に住むUターン、Iターン経験者に職業インタビューを行って冊子にまとめた。御殿場西高は農家の後継者不足を知ってもらうため、共同で農業の魅力をSNS
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古布で制作したミニチュア人形展示 松崎
伊豆市土肥の藤井朝子さん(76)が古布で制作したミニチュア人形を紹介する作品展が5月1日まで、松崎町松崎の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。華やかな衣装を着たかわいらしい人形などの手芸品約300点が並ぶ。 藤井さんは退職を機に約20年前から綿製の古布を生かした作品づくりを開始。知人から譲り受けた着物を活用した。人形の大きさは10センチほどで、ウサギのひな人形などの干支(えと)がテーマの作品や、人形で表現した花の絵を展示する。 ギャラリーは火~木曜定休。
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桜題材に企画展 伊豆で帝京大生
帝京大の国語教育ゼミ生が手がけた企画展「さくららら展」が9日、伊豆市柏久保のギャラリーCotori(ことり)で始まった。19日まで。 北海道での桜開花の様子をモノローグで語る絵本「さくららら」が題材。国語教育を学ぶ学生が絵本の内容を図やクイズでまとめた。札幌市内の小学生に桜にまつわる詩を作ってもらったり、「こんな私も悪くない」をテーマにしたポエムを、桜の花びらに見立てた紙に記載して天井からつるしたりした。 企画展のリーダーを務める同大大学院1年の小林捺哉さん(23)は「絵本と企画を通して、人同士がつながるきっかけになれば」と話した。
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練習成果発揮! 伊豆で水泳大会 県東部の小学生参加
伊豆市の中伊豆室内温水プールを指定管理する伊豆スイムサポートは5日、「伊豆っ子水泳大会」を同プールで開いた。 県東部で水泳クラブに所属する小学生約100人が、小、中、高学年に分かれて自由形や平泳ぎで競った。日頃の練習の成果を発揮し、大会記録を塗り替えた児童もいた。新型コロナウイルス禍で4年ぶりの開催となったが、参加者と保護者は「頑張れ」「あと少し」と大きな声で応援した。
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親子で正しい自転車ルールを ヘルメット努力義務化控え 五輪選手・飯島さん、伊豆で講習会
自転車のヘルメット着用が努力義務化される4月1日の改正道交法の施行を控え、伊豆市はこのほど、自転車交通安全講習会を同市の伊豆ベロドロームで開いた。五輪自転車競技に3回出場した飯島誠さんが、来場した県東部の親子連れ約120人に正しい交通ルールを伝えた。 飯島さんはヘルメットの着用と「自転車安全利用5則」の順守を呼びかけた。「自転車は車の仲間」と伝え、「一時停止の標識や歩道を走行する時は徐行することを守ってほしい」と話した。 オリンピアンの視点から「自転車は速くて楽しく、何より便利な乗り物。自転車でしか見ることができない景色もあるので、たくさん乗ってほしい」と魅力を伝えた。
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土肥戸田衛生センター解体 沼津市2.4億円負担
沼津市は7日、昨年12月末に稼働を停止した土肥戸田衛生センター(伊豆市小土肥)について、同市が負担する解体費が約2億4900万円に上るとの見通しを市議会民生病院委員会で明らかにした。 解体工事は2023年度に焼却灰の撤去などから着手し、26年度までの計画。伊豆市負担分と合わせた解体費の総額は、焼却灰の撤去や汚染水処理費の増加で当初より4200万円増え、約5億9400万円となった。沼津市は焼却灰のリサイクル費用として1900万円も負担する。 センターは沼津、伊豆両市が一部事務組合を組織し、旧戸田村域と旧土肥町域のごみ処理を担ってきた。伊豆市が伊豆の国市と新たなごみ処理施設を建設したため、稼
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6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営
静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。 選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。 下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南
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梅の花1500本見頃 伊豆月ケ瀬梅林 天城連山を一望
天城連山を一望できる伊豆市の「伊豆月ケ瀬梅林」で約1500本の梅の花が見頃を迎えた。 6日は多くの来訪者が咲き誇る白やピンクの花をめでながら広い梅林内をゆっくりと散策する様子が見られた。 開園期間は12日まで。最終日は県太鼓連盟加入団体による太鼓祭りが開かれる。
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森元市議が静岡県議選出馬へ 伊豆市選挙区
元伊豆市議の森良雄氏(78)=同市瓜生野=は6日までに、4月の県議選に伊豆市選挙区(定数1)から無所属で出馬する意向を固めた。 森氏は取材に「東京に匹敵する子育て支援ができる県にしたい。若者だけでなく、高齢者も活躍できる県を目指す」と述べた。熱海市の土石流災害は人災だと強調し、行政手続きのチェック体制の強化にも力を入れるとした。同選挙区は3選を狙う野田治久氏との一騎打ちになる見通し。 森氏は茨城県取手市出身、千葉工業大卒。旧修善寺町議を経て、伊豆市議を4期務めた。
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女性の健康 見つめ直す 伊豆市が講演会 アロマ作成、ヨガ体験も
伊豆市は4日、女性の健康週間(1~8日)に合わせて、「女性の健康づくり講演会」を同市の修善寺生きいきプラザで開いた。参加者はアロマ作成やヨガを体験し、自身の健康を見つめ直した。 同市在住の30~50代の女性約30人が、「三島マタニティクリニック」(函南町)の中村友紀医師から女性ホルモンと病気の関係についての講義を受けた。日本人女性の9人に1人がなると言われている乳がんの説明を受けた後、中村医師は「脂肪が少ない食事や緑黄色野菜を取り、早期に検査を受けることを心がけてほしい」とアドバイスした。 参加者は、同市でエステサロンを経営する新田はるみさんから教えを受けて、リラックス効果のあるオリジナ
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津波避難の経路 要支援対応確認 静岡県内12市町、8万人が参加
東日本大震災の発生から12年を迎えるのを前に、県内各地の沿岸部で5日、津波避難訓練が行われた。県によると、県が設定した「津波対策推進旬間」に地域住民が集まって実施する訓練は4年ぶり。統一実施日のこの日、12市町で8万7639人が参加した。参加者は避難経路や周囲の支援を必要とする避難者への対応を再確認した。 伊豆市はビーコン(電波受発信機)を使った訓練を同市土肥の屋形区で行った。住民約100人が午前10時の時報を合図に区内7カ所の避難場所に向かい、ビーコンで自宅から避難場所までの所要時間を計った。 市は訓練で得られたデータを、市内の松原公園に来年4月に開設する津波避難複合施設の運用に活用す
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伊豆・廃棄物混じり土砂流出 宗教法人に賠償命じる 静岡地裁沼津支部
宗教法人の敷地に搬入された廃棄物混じりの土砂が市有地に流出しているとして、伊豆市が宗教法人平和寺本山(同市大平柿木)女性代表役員ら4人に廃棄物と土砂の除去や約3495万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、静岡地裁沼津支部(斎藤巌裁判官)は3日、同法人に約3113万円の支払いと土砂の除去を命じた。 判決などによると、崩落防止措置を講じることなく、大量の廃棄物と土砂を敷地内に不法投棄し市有地に流入させた。土砂の除去のほか、市が行った水質・土壌検査や柵の設置費などを賠償すべきとした。 菊地豊市長は「主張がおおむね認められたことには安堵(あんど)しているが、住民の安心感が得られたわけではない。
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伊豆中央道と修善寺道路 料金徴収40年延長
静岡県は1日の県議会建設委員会で、伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限を40年程度延長する方針を明らかにした。近接する国道414号静浦バイパスの一部区間の有料化とともに、県議会6月定例会に関連議案を提出する。 伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限は10月2日。翌3日から無料化される予定だったが、交通量が大幅に増える懸念があるとして2月定例会一般質問で延長する方針を示していた。 山梨義之道路企画課長は建設委で、有料化する静浦バイパスの建設期間や償還期間が40年程度になると説明。周辺道路への影響を踏まえると、伊豆中央道と修善寺道路、静浦バイパスの徴収期限を同時期とすることが妥当と述べた。
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伊豆縦貫道の天城峠道路 月ケ瀬―茅野5.7キロ 国交省が新規事業化候補に選定
国土交通省は28日、伊豆縦貫自動車道を構成する天城峠道路の月ケ瀬―茅野(いずれも伊豆市)5・7キロについて、2023年度の新規事業化候補箇所に選定したと発表した。「新規事業採択時評価」の手続きを経て、今春に国直轄の事業化が正式決定する可能性が高まった。 同日付で新規事業化に対する知事意見の聴取を始めた。3月中に中部地方整備局と国交省本省で、有識者が費用対効果などを審議する。「妥当」と判断されれば、23年度予算の成立を受けて事業費が配分される。 難所の天城峠を越える天城峠道路は、伊豆市から河津町までの約20キロ。今回の候補箇所はこのうちの北側に当たる。南側は険しい地形でトンネルが多くを占め
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伊豆の旅館とワサビ園女将 農水省「食かけるプライズ」大賞報告
訪日外国人に日本の食文化を発信する体験を表彰する「食かけるプライズ2022」(農林水産省主催)で県内で初めて大賞を受賞した伊豆市の旅館とワサビ園の女将(おかみ)が28日、市役所に菊地豊市長を訪ね、喜びを報告した。 受賞したのはいずれも湯ケ島の温泉旅館「白壁」の鈴木裕香さんと滝尻わさび園の浅田恵子さん。「景観美と世界農業遺産“わさび”を満喫する旅」をテーマに、ワサビの収穫やわさび漬け作りの体験をして旅館でワサビ鍋を味わうプランを考案し、101点の応募の中から最高賞に選ばれた。 プランは今年中のモニターツアーの実施に向けて準備を進めている。鈴木さんは「ワサビ栽培の現場
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児童図書やパズル 伊豆の国市に寄贈 東芝テック
伊豆の国市に事業所を置く東芝テックはこのほど、市立幼稚園・保育園、放課後児童教室に児童図書305点と木製パズル12点計50万円相当を寄贈した。 1992年から続ける社会貢献活動の一環。土屋竜宏静岡事業所長らが市役所を訪れ、山下正行市長や増田貴史雄教育長らに寄贈品を手渡した。 木製パズルは伊豆市の障害者施設「駿豆学園」の製品。増田教育長は「大切に使わせてもらう」と感謝した。
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競泳・静岡県短水路選手権 戸塚晴(伊東SS)が県学童新記録 男子100、200自由形
競泳の全国JOCジュニア五輪杯春季大会県予選を兼ねた第37回静岡県短水路選手権(県水泳連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は26日、県富士水泳場で年齢区分別で男女各種目を行った。 男子は11~12歳の自由形で戸塚晴喜(伊東SS)が100メートルを55秒10、200メートルも1分59秒80といずれも県学童新で、50メートルと合わせて3冠に輝いた。野極陽向(伊豆SS)は15歳以上の50メートル自由形で22秒30の県新記録を出した。13~14歳のバタフライは上嶋万葉(東富士SC)が50メートルを25秒68、200メートルを2分2秒42といずれも大会新で制した。 女子は自由形で13~14歳の戸塚日南
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時論(2月27日)市民オペラを地域の文化に
大学時代、男声合唱のサークルに入っていた縁で神奈川県の藤沢市民オペラに出演したことがある。演目はロッシーニ作曲「ウィリアム・テル」。その他大勢の「住民」役だったが、高揚感は格別だった。同時に、舞台にかける市民の熱気を肌で感じた。 市民オペラは、一般市民が関わって上演する、欧米のようなプロを抱える専用の歌劇場を長年持たなかった日本固有の文化とされる。藤沢市民オペラはその嚆矢[こうし]で、1973年の最初の公演から、今年で半世紀を迎える。 出演者数や制作体制はもちろん、予算規模も大がかりなオペラを、地域住民主体でいかに実現し、根付かせるか。来年は浜松市民オペラが9年ぶりに上演される。ほかの自
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地域の風景 大きな絵に 沼津で子どもら描く
ヤングケアラーや不登校の子どもを支援する団体「ルミナス」(伊豆市)は25日、沼津市の画家北見美佳さんが拠点にする同市松長の工場の一角にあるアトリエで、同団体を利用する子どもたちが大きな絵を描くイベントを開いた。 さまざまな立場で同団体と関わる利用者同士の交流を目的に開いた。6人の小中学生が北見さんの指導で縦2メートル、横4メートルの模造紙いっぱいに絵筆を走らせた。富士山や桜、千本松原など地域の風景を織り交ぜながら、明るい色彩の春らしい絵を仕上げた。 北見さんは「大きな場所で描けることが少ない子どもたちが、スイッチが入ったように自由に描いてくれて良かった」と話した。 完成した作品は4月8
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「富士山の日」記念乗車券 伊豆箱根鉄道 修善寺駅で23日販売
三島市の伊豆箱根鉄道は富士山の日(23日)に合わせ、駿豆線の記念乗車券を伊豆市の修善寺駅で販売する。 三島―修善寺の往復乗車券を1枚に収め、走行する列車と撮影した富士山の写真も掲載している。2023年と2月23日がいずれも「ふじさん」の語呂並びとなる上、世界文化遺産登録から10周年も記念して発売する。実際に乗車しても、降車の際に改札の窓口で無効印を押せば乗車券を記念に持ち帰ることもできる。 税込み価格は1040円。乗車期間は3月末までで、往路利用から2日間まで有効。23日は修善寺駅のコンコースに販売ブースを設置し、限定223枚が売り切れ次第終了とする。問い合わせは修善寺駅<電0558(7
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「生産性革命継続」 伊豆市長施政方針 3月定例会が開会
伊豆市議会3月定例会が22日開会し、会期を3月23日までの30日間と決めた後、菊地豊市長の施政方針演説や議案の上程を行った。 菊地市長は施政方針で移住定住や観光振興など7分野の具体的な事業を説明し、「生産性革命を継続する。若者が生き生きと活動できる環境を整え、職員の士気を向上させたい」と述べた。 議事では2023年度当初予算案など31議案を上程し、そのうち3議案を原案通り可決、同意した。
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伊豆の国市 教育、子育てに重点 23年度予算案 一般会計207億円
伊豆の国市は21日、2023年度当初予算案を発表した。伊豆市と整備していた廃棄物処理施設が完成するなど大型建設事業が落ち着き、一般会計は前年度比0・7%減の207億4千万円。教育や子育て環境の充実のほか、産業振興や市民協働の分野に手厚く配分した。 「住みたい・住み続けたい伊豆の国」をテーマに編成した。22年度の廃棄物処理施設の整備費を除いた当初予算は197億4千万円だったため、同施設の整備以外の予算規模は10億円増加した。 22年度にモデルの幼稚園1園で実施していた英語教育は市内全園に拡大する。総額4600万円を充てて年長児から中学生までを指導するALTを5人から8人に増員し、私立園には
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「葵の御紋」掲げて運航 駿河湾フェリー 家康ゆかりの海道PR
清水―土肥港間を結ぶ駿河湾フェリーは大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせ、江戸幕府将軍徳川家の家紋「葵の御紋」の旗を掲げて運航している。土肥金山(伊豆市)で採掘された金塊を駿府(静岡市)で暮らす徳川家康に届けるために、江戸時代に駿河湾で運航された荷船「千石船」をイメージした。 旗は縦1・2メートル、横1・8メートルの大きさで、色違いの2種類を作成した。運航する一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーの担当者は「家康ゆかりの海道を広く知ってほしい」と話した。旗の掲揚は当面続けるという。 フェリーではこのほか、葵の御紋を印刷した御船印を25日から船内で販売する。2種類あり、1枚300円。
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伊豆市23年度予算案 少子化対策に重点 大型建設事業ピーク 一般会計最大227億
伊豆市は20日、2023年度当初予算案を発表した。旧4町の合併に伴う新市建設計画が24年度末で終了するため、新中学校や松原公園津波避難複合施設など大型建設事業がピークを迎え、一般会計は227億9600万円で過去最大。深刻な少子高齢化を緊急事態と捉え、結婚から子育てまで切れ目のない支援を強化する少子化対策に重点を置いた。 24年度に市政20周年を迎えるため、23年度の予算を「新時代の幕開けに向けた編成」と位置づけた。少子化の緊急対策として6千万円を計上。出会い・結婚、妊娠・出産・子育ての各段階での支援施策を新設、拡充する。 0~2歳児の保育料無償化はこれまでの第3子以降に加えて第2子まで拡
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柿木川の水質 環境基準適合 伊豆市で県調査
伊豆市大平柿木の宗教法人平和寺本山の敷地内から廃棄物混じりの土砂が柿木川に流出している問題で、静岡県は20日、1月に実施した水質調査の結果を発表した。調査項目全てで環境基準に適合していた。引き続き、県と伊豆市が毎月交互に調査を行う。
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ふじのくに芸術祭が開幕 静岡で開会式
静岡県内最大の総合芸術祭「ふじのくに芸術祭2023」(県など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、開幕した。県内各地で1年間、美術、文学、音楽・舞台芸術などの催しを展開する。 静岡市駿河区のグランシップで開かれた開会式のオープニングでは、県中部を拠点に活動する「シズニー&ハルモニア」がダンスを披露した。 本県など日中韓の選定都市が文化イベントを集中的に実施する今年の「東アジア文化都市」事業の紹介動画に続き、県文化協会の鈴木寿美子顧問が「県内の文化の魅力を国内、海外に発信したい」と開会を宣言した。 同芸術祭2022の表彰式も行われ、受賞者を代表して焼津市の混声合唱団ジョイアの萩原博副
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まち活性化へ高校生提案 若者へ観光PRを 伊豆で未来塾「SNS使い情報発信」
伊豆市はこのほど、「未来塾 高校生まちづくり探究講座」の最終回を市内で開いた。地元の高校1、2年生が地域活性化や魅力の発信などに対するアイデアをプレゼンした。 講座には高校生10人が参加し、静岡大客員教授や県地域づくりアドバイザーなどを務める地元のNPO法人「NPOサプライズ」の飯倉清太代表を講師に昨年11月から計4回行った。地域コミュニティーの継承や新しい土産物の提案、ワサビ農家の後継者問題など生徒それぞれでテーマを設定し、関係者への聞き取りや統計データの収集も行った。 田方農高2年の鈴木菜々美さんは若者に向けた観光情報のPR不足を課題に挙げた。インスタグラムの投稿例を紹介し、「高校生
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青トマトコーラ開発 熟す前の酸味、風味 料理研究家桜井さん、伊豆の国で販売へ
トマトやミニトマトが熟す前の状態の「青トマト」を有効活用しようと、伊豆市の料理研究家桜井美鈴さん(50)が青トマトのクラフトコーラ「いずのくに元気エード」を開発した。25日に伊豆の国市で販売を始める。 桜井さんは昨年、伊豆の国市のトマト農園でアルバイトをした際、収穫作業などで実が落ちてしまったり房に触れてしまったりした青トマトが1日数キロ単位で廃棄されているのを知った。多くの青トマトが毎日捨てられるのはもったいないと感じ、活用方法の検討を始めた。 青トマトを大量に使う調理方法を考え、スパイスとの相性がよかったため、クラフトコーラの開発を思い付いた。材料は青トマト、2種類のスパイス、きび砂
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茶況(2月17日)おさだ製茶(森町)表彰 訪日客に食文化発信
訪日外国人に日本の食文化を発信する優れた取り組みをたたえる、食かけるプライズ2022(農林水産省主催)の表彰式がこのほど都内で開かれ、「日本茶製造の秘密発見ツアー」を考案して「食かける賞」に輝いたおさだ製茶(森町)の長田夏海社長が表彰を受けた=写真=。 ツアーは、火入れ工程を体験してもらうことで製茶技術の奥深さを伝える企画で、和菓子と抹茶でもてなす機会も設ける。長田社長は「訪日客に帰国後も茶を楽しむ習慣を持ってもらえるよう、工夫を重ねたい」と話した。 最高賞の「食かける大賞」には「景観美と世界農業遺産“わさび”を満喫する旅」を提案した「和とモダンが織りなす里山の古
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伊豆縦貫道「天城越え」 国交相、23年度事業化言及 県東部首長要望受け
下田市の松木正一郎市長ら県東部、伊豆地域の首長が16日、国土交通省で斉藤鉄夫国交相と面会し、伊豆縦貫自動車道の早期全線開通を要望した。斉藤氏は未着手の「天城越え」区間について、2023年度新規事業化の可能性に言及した。松木市長らが終了後の取材に明らかにした。 斉藤氏は、事業採択には公共事業評価の手続きを経る必要があることを念頭に「このまま順序をしっかりと踏んでいけば、4月1日以降に事業化ができる」などと述べたという。整備には「技術的な課題がある」との認識も示し、部分的な着手も選択肢の一つに挙げた。松木市長は「期待の持てる言葉をもらった。建設発生土の取り扱いなど、地元でやるべきことをしっかり
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ロードバイク、安全に走行 伊豆で高校生向け講習会
ブリヂストンサイクルはこのほど、高校生を対象にしたロードバイク安全講習会を伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで開いた。県内の1、2年生23人が参加し、公道での練習やレース時の注意点を学んだ。 五輪出場者からアマチュアまで幅広い選手への指導経験がある日本スポーツ協会公認自転車コーチの安藤隼人さんが講師を務め、五輪自転車競技に3回出場した同社の飯島誠さんも指導を担当した。生徒は隊列を組む人数を増やしながらコースを周回し、位置取りを変えるタイミングや声をかけ合う重要性を確認した。安藤さんは「自分たちで不安を解消するために話し合い、考えて走って」と呼びかけた。 県自転車競技連盟主催の自転車メン
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22日から定例会 伊豆市議会
伊豆市議会は16日、議会運営委員会を開き、3月定例会を2月22日に開会すると決めた。会期は3月23日までの30日間。 本年度一般会計補正予算案や来年度の各種当初予算案など31議案を審議する。一般質問は3月13~15日の3日間を予定している。
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キャンプでもみ殻利活用 沼津の農家 バイオマス燃料を開発、販売 高騰進むまきの代替品に
沼津市の農家が米の収穫時に大量に出るもみ殻を使ったバイオマス燃料「C.H.A.F(チャフ)」を開発した。多くが産業廃棄物として処理されていたもみ殻を利活用する県内では初めての取り組み。アウトドアブームに伴い高騰が進むまきの代替品として、キャンプ場への販路拡大を目指す。 県東部の農家から集めたもみ殻を、接着剤を使わずに固形化した。同市の農家大木重友さん(43)が商品名と同名の会社「チャフ」を起業し、昨秋から販売を開始した。「手間をかければ再生可能エネルギーに変えられることを示したかった」と説明する。 チャフは燃焼時に窒素や硫黄酸化物を排出しないため環境負荷が小さく、燃焼時間がまきの約3倍。
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地方議会80%男性に育休 高齢化、取得広がらず 全国アンケート
全国の地方議会の80%以上に男性議員が「育休」を取得できる規定があることが11日、共同通信のアンケートで分かった。議会規則で育児や配偶者の出産を欠席理由として認めている。過去4年間に、男性議員が育児や妻の出産を理由に欠席した例があったと回答した議会は3%だった。男性の育児を後押しする制度の整備が進む一方、地方議会の高齢化により、子育て世代の中心となる40代以下の議員は少なく、実際の取得は広がっていない。 育児や配偶者の出産に伴う欠席に関する規定があるかどうかを聞いた。最も多かったのは「出産と育児の両方」の80%で、「出産のみ」が5%、「育児のみ」が3%。「両方とも規定していない」は12%だ
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労働安全衛生法違反の疑いで書類送検
三島労働基準監督署は10日、労働安全衛生法違反の疑いで、住宅補強やリフォーム工事を手がけるサン工業(沼津市西島町)と同社取締役の60代男性を地検沼津支部に書類送致した。書類送検容疑は昨年10月28日、伊豆市内の民家の増改築工事現場で、高さ2メートル以上で作業を行わせる場合は手すりを設けるなど同法が定める墜落防止措置を講じなかった疑い。屋根の補修作業を行っていた作業員の50代男性が高さ4メートルから地上に転落し、頸椎(けいつい)を損傷するけがを負った。
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美しい伊豆創造センター 誘客へ台湾でトップセールス
美しい伊豆創造センター(美伊豆)はこのほど、伊豆地域への観光誘客促進を目的としたトップセールスを台湾で行った。 会長の豊岡武士三島市長や副会長の菊地豊伊豆市長らが参加し、2~4日に実施した。日本の観光庁にあたる交通部観光局や台湾観光協会、観光関連メディアなどの関係者と面会し、伊豆地域の観光の魅力をPRした。現地の関係者からは「伊豆は温泉地として台湾でも有名。富士山を望む自然景観やワサビなど多くの魅力がある」との意見が出たほか、静岡空港の定期便の早期再開を求める声もあったという。 熱海市伊豆山で発生した土石流災害への義援金などを贈った国際ロータリー第3480地区自転車隊の会合にも出席して謝
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ミツマタを刈り取り 伊豆 修善寺紙の原料に
伊豆市修善寺の伝統和紙「修善寺紙」の継承に取り組む「修善寺紙を再現する会」などはこのほど、地元の北又地区で和紙の原料になるミツマタの刈り取り作業に取り組んだ。 会員のほか、修善寺紙の継承事業を担当する市地域おこし協力隊の舛田拓人さんが参加し、地元の地縁団体北又区が数年前に植樹したミツマタを刈り取った。ミツマタは「100%修善寺産」を目指す和紙作りに活用する。 同会と舛田さんは昨年、工房近くの休耕田にミツマタを植樹した。原料になるまで成長するには2、3年かかるという。
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修善寺スイーツ3店表彰 伊豆市観光協支部、総選挙
伊豆市観光協会修善寺支部は8日、修善寺スイーツ総選挙の表彰式を同市の修善寺総合会館で行い、上位3店舗を表彰した。 総選挙には会員の16店舗が参加し、特設のウェブサイトで投票を受け付けた。1位はシフォンケーキが好評だった「honohono cafe(ホノホノカフェ)」が選ばれた。2位は「古民家カフェ あまね」、3位は「茶庵 芙蓉(ふよう)」だった。 3店舗の代表者に原啓之輔支部長が表彰状を手渡した。ホノホノカフェの佐々木和紗店長は「企画を通じてお客さまとのコミュニケーションが増えた。これからも喜んでもらえるスイーツを提供したい」と話した。原支部長は「店舗同士で今後も切磋琢磨(せっさたくま)
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勉強のこつ教えて 伊豆・土肥小中一貫校 東京大院生と交流
東京大大学院の学生が7日、伊豆市の土肥小中一貫校を訪問して児童生徒と交流した。9日まで土肥地区に滞在し、児童生徒の悩み相談を受けたり授業の支援をしたりして親睦を深める。 参加したのは教育学研究科教職開発コースに所属する博士課程、修士課程、外国人研究生の計13人。初日は3グループに分かれて児童生徒から勉強方法のこつや大学の授業の雰囲気などをテーマに質問を受けた。博士課程1年の千野陽平さんは「小中学校一体の学校がどうなっているのか関心があった。教育の現場を見られるのはとても貴重な機会」と話した。 県内初の義務教育学校として土肥小中一貫校が開校する際に、同大学院の藤江康彦教授がアドバイザーを務
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インフルエンザ 11施設で学級、学年閉鎖 7日の静岡県内
静岡県は7日、小中学校と高校計11施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計138人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。市区町別の施設の患者数は次の通り。 静岡市葵区の2高校20人、伊豆市の小学校10人、藤枝市の2小学校16人、浜松市浜北区の中学校11人、同区の小学校11人、同市中区の中学校8人、同市東区の2小学校47人、西区の小学校15人。
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伊豆市で震度1 6日午後 マグニチュード1・7
6日午後2時21分ごろ、伊豆地方を震源地とする地震が発生し、伊豆市で震度1を観測した。気象庁によると、震源はごく浅い。地震規模を示すマグニチュード(M)は1・7と推定される。
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記者コラム「清流」 氷の芸術
天城山中の自然林の中に、氷の芸術が姿を現した。10年に1度の寒波といわれた1月下旬の冷え込み。伊豆市の八丁池が全面凍結し、空や雲を反射する美しい光景に目を奪われた。 池を囲むブナなどの木々が霧氷で白く染まっていた。当日は一日中氷点下になりそうな寒さで、午前9時ごろの気温が氷点下7度ほど。池の氷は透明度が高く、水中に沈む木や石が目視できた。同行した環境省自然公園指導員の土屋光示さんは「3日前には全面凍結していなかった。これだけ一気に凍るとは」と自然の力に驚きを隠さなかった。 積雪がめったに見られない静岡の冬は岐阜出身の記者には少しだけさみしかったが、結氷や霧氷が織り成す光景はこれまで見てき
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新校名案は「伊豆中学校」 準備委、市教委に答申
2025年度に伊豆市内3中学を統合して誕生する新中学校の開校準備委員会は3日、新校名を「伊豆中学校」とする案を市教育委員会に答申した。市教委は27日の定例会で校名に関する意向を決定する予定。 新中学に統合する修善寺、中伊豆、天城の3中学の地域で1月、小中学生や保護者、教職員らを対象に校名投票を実施した結果、全5候補のうち「伊豆中学校」が全体の43%を占める最多の877票を集めた。これを受けて準備委員会で検討し、「シンプルで呼びやすく分かりやすい」「幅広い年代で支持されている」などとして全会一致で新校名案に決定した。 同市中伊豆支所で準備委の原京委員長から答申を受けた梅原賢治教育長は、「市
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伊豆縦貫道 天城越え区間都市計画決定 静岡県発表、河津下田道路も
静岡県は31日、伊豆縦貫自動車道の「天城越え」区間と河津下田道路の都市計画を決定したと発表した。天城越え区間の早期事業化に向け沿線自治体とともに国への要望活動を継続する。 沼津市から下田市に至る伊豆縦貫道約60キロのうち、伊豆市の月ケ瀬インターチェンジ(IC)から下田市の下田IC(仮称)までの約34キロ。設計速度は時速80キロとしている。伊豆半島南部へのアクセス向上や幹線道路の渋滞緩和、災害時の緊急輸送路としての活用などが期待されている。 県は2月1日から、天城越え区間の環境影響評価書の縦覧を始める。縦覧場所は県庁と伊豆市役所、河津町役場。インターネット上でも公開する。2月28日まで。
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静岡県景観賞最優秀 第一テレビ新社屋を選出
静岡県や建築関連団体でつくる「美しいしずおか景観推進協議会」は30日、第15回県景観賞の最優秀賞に「静岡第一テレビ新社屋」(静岡市駿河区)を選出したと発表した。「安全な歩道空間や可視化されたせせらぎなど、地域住民と共有できる緑地景観を創出した」などと評価した。 優秀賞は湯ケ島地域交流拠点整備「上の家」(伊豆市)、大工町プレイス・弁天橋ボードウォーク(下田市)、松川周辺地区の和の明かり(伊東市)が選ばれた。 2月7日に県庁で表彰式を行う。
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伊豆産の原木シイタケPR 静岡県きのこ振興協、ポスター製作
静岡県きのこ総合センター振興協議会はこのほど、伊豆産の原木シイタケをPRするポスターとリーフレットを製作した。同センターのある伊豆市内の飲食店や販売店などに配布し、伊豆が原木シイタケの発祥地であることの認知度向上を目指す。 箸でつまんだ肉厚なシイタケの写真を大きく掲載し、黒と金色を使って高級感を演出した。ポスターはA1判とA2判の2種類。同じデザインのリーフレットはA4判の三つ折りで、シイタケ栽培の礎を築いた石渡清助の紹介や原木と菌床の栽培方法の違いなども掲載した。 協議会の担当者は「シイタケは食事の脇役ではない。伊豆の名物だともっと知ってほしい」と期待した。
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感想文と風景画表彰 井上靖顕彰「あすなろ忌」 伊豆
伊豆市湯ケ島で幼少期を過ごした井上靖を顕彰する「あすなろ忌」(市など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、同市の天城会館で開かれた。小中高生を対象にした井上靖コンクールの表彰式などを行った。 読書感想文と風景画の2部門を設けたコンクールには、全国から447点の応募があった。最優秀賞は、読書感想文が小学生の部で鈴木悠里奈さん(天城6)、中学生の部で諏訪由季さん(筑波大付属3)、風景画の中学生の部で久保田彬元さん(修善寺3)、高校生の部で加藤木那白さん(知徳1)が選ばれた。鈴木さんと諏訪さんは作品を朗読した。 井上靖のひ孫の砂野友来さんによるピアノ演奏や作家椎名誠さんの講演会も実施した。
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早咲き「土肥桜」見頃 2月5日まで「まつり」 伊豆
伊豆市土肥地区で、早咲きで知られる土肥桜が見頃を迎えている。市観光協会土肥支部は2月5日まで、観光施設「土肥金山」の駐車場で土肥桜まつりを開催している。 市内在住の紙切り作家水口千令さんが手がけたまつり限定の御朱印を地区内5カ所の寺院と神社で入手できる。駐車場では地場産品の販売や音楽ライブなどが行われ、観光客や地元住民でにぎわっている。 同施設の土肥桜は28日現在、五分咲き。濃いピンク色の花が青空に映え、来場者が写真を撮って楽しんでいた。同施設はまつり期間中の金、土、日曜に午後5時から、土肥桜のライトアップを行う。地元の伊豆総合高土肥分校の生徒が製作した竹灯籠も並ぶ。
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自転車トラック疾走 中高生、自己記録挑む 伊豆
中高生を対象にした自転車競技大会「チャレンジ&エンジョイ ジュニアトラック」(県自転車競技連盟主催)が28日、伊豆市の伊豆ベロドロームで始まった。ジュニア世代の強化を目的に初めて開催した。29日まで。 男女年代別の5部門にそれぞれタイムトライアルやケイリンなど4種目を設け、県内外の38人がエントリーしてトラックを駆け抜けた。順位にとらわれずに個々の技術向上に集中するため、表彰は行わず、選手は自己記録の更新に挑んだ。 ランダムに鳴るスタートの合図を自転車に乗った状態で足を着かずにスタートラインの前で待つ新種目「ロンゲスト・ラップ」を29日に実施する。連盟の担当者は「大会にトレーニング要素を
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みんな楽しい「インクルーシブ自転車」 伊豆総合高生 高齢者、障害者と乗車体験
伊豆総合高(伊豆市)の選択授業「こころとからだの理解」を受講する3年生7人がこのほど、年齢や障害の有無にかかわらず楽しめる「インクルーシブ自転車」の乗車を校内で体験した。地域の高齢者施設と障害者施設の利用者計8人も参加し、交流しながら乗車を楽しんだ。 自転車の製造販売を手がける地元の「オートクラフト・IZU」が協力し、9台の多様な自転車を用意した。種類は車椅子ごと荷台に載せられるタイプや手こぎ式、4人乗りなどさまざま。参加者はいろいろな自転車の乗車を体験し、乗り心地を語り合った。 総合学科の望月来生さん(17)は「一緒に乗った人が笑顔で楽しんでくれてよかった。駅前の広場にあったら子どもた
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ベアードブルーイング(伊豆市) キャンプ場に「乾杯」の声 年間40種 出来たて提供【クラフトビール群雄割拠 静岡/山梨/長野/新潟⑤】
静岡、山梨、長野、新潟4県の県紙がリレー形式で地元のクラフトビールを紹介する連載企画「クラフトビール群雄割拠」の第5回。2巡目の第1弾は、醸造所併設のキャンプ場が人気の「ベアードブルーイング」を静岡新聞が取り上げる。 狩野川のほとり、広葉樹に囲まれた4階建て相当の醸造所の周辺に大小のテントが並ぶ。2018年6月開業の「キャンプベアード」(伊豆市)は、日本におけるアメリカンエール人気の火付け役の一つ「ベアードブルーイング」(同)が運営する。全国でも珍しいビールメーカー直営のキャンプ場だ。 最大の特徴は出来たてのビールが飲めること。同社はラガー、IPA、スタウトなど定番12種をはじめ、ミカン
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早春の西伊豆歩こう 駿河湾フェリーとJR東海、静岡駅でPR
一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーとJR東海は28日から3月31日まで、西伊豆地域への誘客キャンペーン「早春の西伊豆ウオーキング」を実施する。企画が始まるのを前に両社などは27日、関連イベントをJR静岡駅構内で行った。 伊豆市土肥や西伊豆、松崎の観光協会職員ら約15人が駅利用者に観光パンフレットやグッズなどを配布した。人気スポットも映像で紹介し、「ぜひ旅行先に伊豆西海岸を選んで」と呼びかけた。 キャンペーンでは清水港(静岡市清水区)-土肥港(伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーと電車の利用を推奨。土肥港を徒歩で出発し、土肥金山や恋人岬などを巡る「土肥コース」と、土肥港から無料バスで松崎町に移動し
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西伊豆地域へ誘客 静岡駅でキャンペーン関連イベント
一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーとJR東海は28日から3月31日まで、西伊豆地域への誘客キャンペーン「早春の西伊豆ウオーキング」を実施する。企画が始まるのを前に両社などは27日、関連イベントをJR静岡駅構内で行った。 伊豆市土肥や西伊豆、松崎の観光協会職員ら約15人が駅利用者に観光パンフレットやグッズなどを配布した。人気スポットも映像で紹介し、「ぜひ旅行先に伊豆西海岸を選んで」と呼びかけた。 キャンペーンでは清水港(静岡市清水区)-土肥港(伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーと電車の利用を推奨。土肥港を徒歩で出発し、土肥金山や恋人岬などを巡る「土肥コース」と、土肥港から無料バスで松崎町に移動し
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梅園継承へ意見交換 熱海で全国サミット開幕
梅を観光や産業の資源としている全国13市町の首長らが一堂に会する第28回全国梅サミット(同サミット協議会主催)が27日、熱海市で開幕した。初日は「梅によるまちづくりの可能性について」と題し、首長らが意見交換した。28日まで。 熱海市でのサミット開催は4回目。同協議会長の斉藤栄熱海市長は、2021年7月に伊豆山地区で発生した大規模土石流の際に、加盟市町から多くの支援が寄せられたことに感謝した。その上で「梅を世界に広げ、加盟市町の発展につなげたい」とあいさつした。 意見交換では、各地の梅林管理の担い手不足が深刻化している状況などが報告された。神奈川県小田原市の守屋輝彦市長は次世代への継承策と
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天城高原登山 所要時間「推奨」未満が過半数 大仁署調査「余裕持った計画を」
大仁署はこのほど、伊豆市菅引の天城高原登山道入り口で登山者を対象に実施したアンケート結果を公表した。予定所要時間を調査したところ、登山コースの推奨時間未満の回答が過半数だったため、同署は余裕を持った登山の計画、実施を呼びかけている。 調査は昨年10月29日に行い、195人から回答を得た。うち112人(57%)が推奨時間未満で、適切だったのは60人(31%)だった。所持品の調査では、コンパスとモバイルバッテリーの所持率が半数程度にとどまった。県外からの来訪者が76%だったため、加藤義之地域課長は「結果は市や消防と共有する。現地での注意喚起方策を検討したい」と話した。 同署でこのほど開いた署
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「“好き”が職業になる時代」 クイズ王・伊沢さん、デジタルハリウッド大・佐藤教授講演 伊豆の中学生と交流
伊豆市は26日、市内の中学2年生約210人を対象に、「クイズプレーヤー」としてユーチューブやテレビに出演する伊沢拓司さんとデジタルハリウッド大学長補佐の佐藤昌宏教授を招いた講演を同市の修善寺総合会館で開いた。伊沢さんは「好きなことが職業になる時代。自分らしく生きるためにいろいろなことから学んで」と生徒に語った。 2人は「これからはどんな時代になるか」「どんな人になってほしいか」をテーマに対談した。伊沢さんは技術の進歩によってさまざまな情報があふれる中、取捨選択する力が必要だと指摘し「大人からいろいろなアドバイスが入ってくるが、どれが正しいのか、自分にふさわしいのか判断できる力を身に付けて」
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全面凍結 天然の氷アート出現 伊豆・湯ケ島の八丁池
伊豆市湯ケ島の天城山中にある八丁池が26日、連日の厳しい冷え込みで全面凍結した。霧氷で白く染まったブナなどの自然林の中に美しい氷が広がる神秘的な光景が現れた。 池は標高約1200メートルに位置し、厳寒期には厚い氷に覆われる。毎年調査を続ける環境省自然公園指導員の土屋光示さん(63)によると、今冬は昨年12月下旬に最初の全面凍結を確認した。1月中旬に気温が上がったことで氷が溶け、24日時点で氷は池の3分の1程度しか覆っていなかったという。土屋さんは「この2日間の寒波で一気に凍っていて驚いた。ガラスのように透き通った氷でアートのよう」と話した。
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大自在(1月26日)最強寒波
芭蕉、蕪村と並び江戸時代を代表する俳諧師の小林一茶は、信濃国・柏原(長野県北部)の農家に生まれた。15歳で江戸に奉公に出され、30代は関西、四国、九州の俳句修業の旅に明け暮れた。 51歳で豪雪地帯の郷里に永住を決意した。〈是[これ]がまあつひの栖[すみか]か雪五尺〉。150センチほどの積雪を前に、苦しい漂泊を経た一茶の「ここを安寧の場所たらしめようという覚悟、闘志の吐露」と、俳人で静岡県立大名誉教授の関森勝夫さんは説く(「時季[とき]のたまもの」) 雪は桜、月とともに日本の風雅の代表に挙げられる。しかし歳時記などでは、時に生命を奪う恐ろしい存在でもあるという文脈で語られることが多いようだ
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伊豆箱根鉄道、すべらない砂で合格祈願 修善寺駅で28日、受験生に配布
伊豆箱根鉄道(三島市)は28日、電気機関車の車輪にまいて空転を防ぐ砂を袋に小分けした「すべらない砂」を、駿豆線修善寺駅(伊豆市)と大雄山線大雄山駅(神奈川県)で配布する。入試が間近に迫った受験生の合格祈願として各100個を用意する。 同社には1947年製の電気機関車が2機あり、現在も車両や重機などの輸送に使われている。運ぶ対象物が重いと車輪が空転する危険が高まるため、レールとの間に砂をまいてすべらないよう安全対策を行っているという。受験シーズンを前に「すべらない砂」を小さな袋に入れ、合格祈願の絵馬をデザインしたパッケージとともに受験生に配る。 28日午前10時から配布し、なくなり次第終
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インフル感染で学年、学級閉鎖 伊豆、牧之原の小学校
静岡県は23日、県内の小学校2施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計16人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設と患者数は次の通り。 伊豆市の小学校6人、牧之原市の小学校10人
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卒業作品の展示法学ぶ 伊豆総合高工業科3年生ら ファヴァロさん(イタリア出身 地域おこし協力隊)講師に
伊豆市の伊豆総合高工業科の3年生と総合学科の1、2年生計7人がこのほど、卒業作品の展示方法を学ぶセミナーを同市のレンタルサイクルステーション「クランクベース」で受講した。 同所を拠点に自転車普及活動に取り組む市地域おこし協力隊のマルコ・ファヴァロさんが講師を務めた。今春卒業する工業科の坪内幹太さんと井上裕喜さんらが3Dプリンターを使って製作した同校公式キャラクター「伊豆ノ総介」のオブジェの展示方法を学んだ。 イタリア出身で自転車関連アパレルブランドのモデルも務めるファヴァロさんは「人の心を引きつけるために何が必要か」をテーマに指導した。色のバランスやライトの使い方などのポイントを説明し「
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情報発信学ぶ研修会 伊豆で24日
静岡県のむらづくりワンストップ窓口(伊豆)を運営する伊豆市のNPO法人「NPOサプライズ」は24日午前10時から、情報発信研修会を同市のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で開く。 地域情報を発信するニュースサイト「沼津経済新聞」の榎昭裕副編集長が講師を務め、プレスリリースの発信方法を指導する。定員10人。オンラインは定員なし。23日までに申し込む。 問い合わせは同NPO<電0558(99)9120>へ。
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大自在(1月22日)翔傑、46歳の生きざま
19年前の大相撲初場所13日目。天城湯ケ島町(現伊豆市)出身の駒乃富士は、幕下優勝を懸けた一番に臨んだ。萩原と6連勝同士でぶつかった。 しかし、入門10年目の27歳は、17歳に寄り切られた。優勝した萩原は、同じ年の九州場所で新入幕を果たす。後の横綱稀勢の里である。一方、千載一遇の好機を逃した駒乃富士は、しこ名を翔傑に改めたが、関取(幕内、十両)に届いていない。 それでも、土俵に上がり続ける。46歳の今も。現役最年長力士は、1995年3月の初土俵以来の連続1154回出場、166場所が誇りだ。関取は1場所で15番相撲を取るが、幕下以下は7番。現役トップは玉鷲の1492回出場(21日現在)も、
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修善寺紙「寒すき」最盛期 伊豆の工房 大寒も作業
伊豆市修善寺の紙谷和紙工房で、厳寒期に紙をすく「寒すき」作業が最盛期を迎えている。二十四節気の「大寒」にあたる20日も、山の冷たい湧水を使って地元の伝統和紙「修善寺紙」作りが行われた。 修善寺紙の継承を目指して活動する地域おこし協力隊の舛田拓人さん(30)が連日作業に励んでいる。コウゾやミツマタなどの繊維を水に溶き、専用の木枠ですくって水平に振るう。冷たい水を使うことで、材料のトロロアオイで作る液体の粘度が高くなり、良質な和紙ができるという。 舛田さんは「寒い日の方が良い和紙ができる。水の動きを注視して、全体が均一になるように気をつけている」と話した。 修善寺紙の起源は定かではないが、
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駿河湾海底でワイン熟成 伊豆 5月引き揚げ
伊豆市商工会土肥支部事業部はこのほど、駿河湾の海底で熟成させるワイン「らぶ・まーれ」の設置作業を同市八木沢沖で行った。5月中旬に引き揚げる予定。 同市の中伊豆ワイナリー産の赤ワイン「伊豆ヤマ・ソービニオン2021」を90本用意した。伊豆漁協土肥支所や地元ダイバーの協力を得て、沖合約500メートル、水深約20メートルの海底に設置した。引き揚げ後は地元の観光施設「土肥金山」の坑道で追熟成させ、7月2日に開栓式を行う。 2015年から始まった事業。小長谷順二部長は「海底熟成ワイン自体の知名度が上がっている。土肥のブランドとして定着すれば」と期待した。
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切り絵の魅力 御前埼・浜岡中生徒に 作家の水口さん、即興パフォーマンスも
伊豆市の切り絵作家水口千令(ちはる)さん(39)が18日、御前崎市の浜岡中(同市池新田)で講演し、はさみ1本で創り出す切り絵の魅力を全校生徒に伝えた。 約20年前、「目の前の人を喜ばせたい」との思いから切り絵を独学で始めた水口さん。風景や人物をモデルにしたこれまでの作品を紹介し、「はさみの切り口の線は丸みがあって手のぬくもりが伝わりやすい。これからも作品が多くの人の心に届くようになれば」と熱っぽく語った。 即興で男子生徒の横顔のシルエットを切り取るパフォーマンスも披露した。モデルになった同校1年の小笠原将太さん(12)は「とても貴重な経験になった。水口さんの作品は描かれた人の人生や人間関
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市職員と市議、手話学ぶ デフリンピック盛り上げへ 伊豆
聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」の2025年夏季大会自転車競技が地元開催される伊豆市は17日、職員と市議を対象にした手話講座を同市の修善寺生きいきプラザで開いた。手話を学ぶとともに、デフリンピックについて理解を深めた。 同競技は東京五輪・パラリンピックも開催された同市の日本サイクルスポーツセンターで実施される。講座は聴覚障害者と円滑にコミュニケーションをとって大会を盛り上げるプロジェクトの第1弾として開催した。 伊豆ろうあ協会の西島伸夫会長と手話通訳士の荻島洋子さんが講師を務め、職員と市議約20人にあいさつや自己紹介、簡単な会話を指導した。市内の地名や道案内に使える単語
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緊急輸送路 道路ふさぐ恐れある建物 静岡県内300棟以上
耐震性がなく大規模災害時に前面道路の半分以上をふさぐ恐れがある建築物が300棟以上あるとの調査結果が13日に公表された県内の緊急輸送ルート沿い。特に伊豆半島に約6割が集中している。南海トラフ巨大地震で建物が倒壊すれば緊急輸送ルートが覆われて救援が遅れるのは必至だ。多くの道路がふさがれ、道路沿いの建築物の耐震化の重要性を突き付けた阪神大震災から17日で28年を迎える中、緊急輸送ルート沿いの耐震性確保という喫緊の課題があらためて浮上している。 伊豆市の伊豆箱根鉄道修善寺駅前。県内有数の観光地の玄関口だが、緊急輸送ルートに指定されている県道沿いの建物の多くが「耐震性なし」と判断された。木造2階建
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フットゴルフ 伊豆で体験会 参加者募集
伊豆市は28日と2月5日、ニュースポーツ「フットゴルフ」の体験会を同市の湯ケ島ゴルフ倶楽部&ホテルリゾートで開く。 フットゴルフはゴルフとほぼ同じルールで、サッカーボールを蹴ってカップインを目指す競技。対象は市内在住、在学、在勤者で、4人一組で申し込む。定員は5組計20人。 時間は両日とも午後2~5時。参加費は1人500円。20日までに申し込む。 問い合わせは市社会教育課<電0558(83)5477>へ。
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砂金採り熱戦 伊豆・土肥金山で大会
伊豆市の観光施設「土肥金山」は15日、第13回砂金採り大会を同施設で開いた。東京都八王子市のサービス業平良文義さん(40)が34粒を採って優勝した。 静岡県内外の中学生から70代までの60人が参加した。参加者は専用の皿を使い、水槽内の砂の中から砂金を30分間で何粒集められるかを競った。 2位以下は次の通り。 2位 山田茂幸(横浜市)3位 金井雄一(東京都小平市)
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37チーム力走 健脚競う 伊豆市駅伝大会
伊豆市駅伝大会(市、市教委主催)が15日、市内で開かれた。37チームが出場し、市民の声援を受けながら地域を力走した。 地区対抗、一般、中学男子、中高女子、小学生の5部門で実施した。狩野グラウンド横の市道をスタートし、修善寺生きいきプラザまでの5区間計13・7キロのコースで競った。2021年の箱根駅伝に関東学生連合で出場した同市出身の大川歩夢さん(東京経済大4年)は1人で全区間を走った。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりに開催した。友好都市の神奈川県平塚市チームも出場した。
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選挙の仕組み 生徒体験 伊豆総合高で模擬投票
伊豆市選挙管理委員会はこのほど、選挙出前授業を同市の伊豆総合高で行った。新年度から有権者になる2年生110人が選挙の仕組みを学び、模擬投票を体験した。 市選管の担当者が選挙を実施する理由や投票先を選ぶための情報収集方法、若者の投票率が低い現状などを説明した。 同市に2025年度に開校する新中学校名を題材にした模擬投票では、実際の選挙で使われる投票箱などの道具を使って五つの候補名の中から選んで投票し、開票作業も体験した。工業科の井出諒さんは「若者が積極的に投票することが大事だと感じた」と話した。 小長谷隆二委員長は「しっかりと勉強し、落ち着いて投票できるようにして」と呼びかけた。
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耐震性ない建物 静岡県内337棟 災害時緊急輸送ルート沿い 6割強が伊豆半島
静岡県は13日、耐震改修促進法に基づき、災害時に緊急車両が通行する緊急輸送ルート沿いにある建築物の耐震診断結果を公表した。1981年5月以前の旧耐震基準で建てられ、大規模地震で倒壊した場合に道路をふさぐ高さを有する公表対象の建築物は400棟あり、このうち耐震性がない建物が337棟(84%)に上った。6割強が伊豆半島に集中していた。 県は400棟について、それぞれの所在地や用途、名称、診断結果をホームページで公表した。用途別は住宅が最も多く63%。店舗・百貨店12%、庁舎・事務所11%と続いた。耐震性がある建物は61棟、耐震改修中2棟だった。 耐震性がない建物が最も多いのは浜松市で55棟。
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あったか共同湯、湧く郷土愛 身近な温泉の価値見直す【NEXTラボ】
豊富な温泉資源に恵まれた静岡県。特に源泉が集中する伊豆半島には、地域住民の手で管理・運営される共同湯や共同浴場が数多くあり、古くから暮らしの中に温泉がある。一般も入浴できる施設には、源泉かけ流しの「本物の温泉」を求めて遠方から訪れる人も。寒さが本格化したこの時季、身近な温泉の価値を見直したい。 伊東 住民の日常 観光資源に 伊東市桜木町の「岡布袋[ほてい]の湯(岡湯)」。午後2時前、営業開始を待ちわびる住民が次々にやってきた。「ほぼ毎日来ている。うちに風呂はあるが、まず沸かさない」と渡辺定則さん(85)。いつもの顔ぶれと会話を楽しむ社交の場でもある。 岡湯は地元の岡財産区が管理、運営す
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郷土料理ヒントに「森島おはぎ」 食感に米屋のこだわり 森島米店(伊豆市)【静岡ものづくり最前線】
伊豆市の天城湯ケ島地区に伝わり、文豪の井上靖も愛したとされる「塩おはぎ」をヒントに開発した。米店としてもち米の調理方法にこだわり、粒をしっかりと残して米を食べている食感を得られるようにした。 開発のきっかけは新型コロナウイルスの感染拡大。団体活動やスポーツイベント向けに提供していた主力の仕出し弁当事業の需要が激減した。数百個単位の注文が入っていたこともあり売り上げはほぼ半減した。 苦境を乗り越えようと新商品の検討を始め、森嶋昭仁代表(43)が「米屋だから米をおいしく食べてもらいたい」との思いからおはぎの開発を思い付いた。全国各地の繁盛店を訪れ、販売ノウハウやブランディングを学んだ。構想開
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仕事に自習に 修善寺駅前に交流拠点 ぬましんCOMPASS開設
沼津信用金庫は12日、伊豆市の伊豆箱根鉄道修善寺駅南口前にレンタルスペース機能を備えたまちづくり拠点施設「ぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺」を開設した。仕事や会議での利用で人々の交流を促すほか、学生には自習スペースとして貸し出し、駅での待ち時間の有効活用を推進する。 ぬましんコンパスは起業家や地域住民らの活動拠点として同信金が運営していて、沼津、御殿場の2市に続き3カ所目。同信金が支店などの拠点を持たない自治体では初の開設になった。 同駅に隣接する建物の1階約120平方メートルに、カウンターテーブルやソファが使える立ち寄りスペースやミーティングルーム、スタンド式オンラインブースを
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新ごみ処理施設が稼働 クリーンセンターいず 伊豆で竣工式
伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合は11日、伊豆市佐野に建設した新廃棄物処理施設「クリーンセンターいず」の竣工(しゅんこう)式を同所で開いた。両市の関係者ら約80人が出席し、構想開始から20年以上かかって完成した新施設の稼働を祝った。 両市が合併する前の旧町時代から構想が始まり、2015年に組合を設立した。19年9月に着工し、今月4日から正式稼働した。工事費は105億6100万円。 施設の敷地面積は約1万7千平方メートルで、地上4階、地下1階建て。1日最大82トンの処理能力がある。焼却時の熱を利用した発電システムや、臭気や排水を外部に出さない構造を採用し、周辺環境に配慮した。 式典で組
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松沢川砂防えん堤完成 伊豆
国土交通省沼津河川国道事務所と伊豆市は11日、土石流対策で整備した同市佐野の松沢(まちざわ)川第1砂防えん堤の完成式を同市の廃棄物処理施設「クリーンセンターいず」で行った。 松沢川には土砂堆積物や倒木が散在していて、下流には民家30戸や伊豆縦貫自動車道、県道、避難所としても利用される同施設がある。1958年に伊豆地域に甚大な被害をもたらした狩野川台風を契機に同事務所が実施している直轄砂防事業の一環で整備した。えん堤は高さ14・5メートル、幅68メートルで、土砂2万8千立方メートルと流木530立方メートルの流出を防ぐ効果がある。今後上流部に第2えん堤を整備する予定。式典で国交省の三上幸三砂防
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消防ポンプ車4台公売 伊豆市 1月20日まで車両を展示
伊豆市は市消防団が使用していて不用になった消防ポンプ車4台を一般競争入札で公売する。市役所天城湯ケ島支所で20日まで車両を展示している。 消防ポンプ車は20~25年程度で更新していて、新規車両の購入によって不用になった4台を売却する。走行距離は1万1265キロから19万3798キロで、最低売却価格は50万~85万円。3月中の引き渡しを予定している。 引き渡し後、車体の市名表示の消去などが必要。23日から2月3日に入札参加申し込み、2月6~17日に入札書を受け付ける。市危機管理課消防主任の梅原教宏さんは「地元消防団が大切に管理して引き継いできた。有効に活用してほしい」と話した。 詳細は市
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110番 適正利用を【御殿場/伊豆/裾野】
御殿場は富士娘が呼びかけ 御殿場市の観光イメージガール「富士娘」が御殿場署の一日署長を務めた。同市と小山町で、110番の適正利用を呼びかける「ボイスパトロール」を行った。 第34代富士娘の菊地理江さんと芹沢春香さんが務めた。警察官の制服に身を包み「地域の安全を守っていただきありがとうございます」と署員にあいさつ。指揮棒を振ってパトロール出発を申告した。 パトカーで管内を巡回し、拡声器を使って「110番は事件事故など緊急時のもの」と訴えた。JR御殿場駅前で街頭広報も行った。 子ども警察官委嘱 大仁署 一日警察官に委嘱された佐藤蒼史君(左)と佐藤心さん(左から2人目)=伊豆市の土肥小中
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大人の一歩 若者堂々と 東部各地で「二十歳の集い」【伊東/下田/伊豆・伊豆の国/南伊豆】
静岡県東部の市町で8日、「二十歳の集い」が開かれた。人生の節目を迎えた若者らが式典や関連イベントに臨み、一層の飛躍を誓った。 伊東 新たなスタート 名称「二十歳式」に 伊東市では名称を新たに「二十歳式(はたちしき)」とし、式典を市観光会館で開催した。該当する549人のうち398人が出席し、決意を新たにした。 各中学の校歌を流した後、実行委員長の日吉大成さんが「私たちには強い絆で結ばれた仲間がこんなにもいる。二十歳を新たなスタート地点として、それぞれの道に確かな一歩を踏み出していこう」と述べた。 小野達也市長は「世界に誇れる伊東市を築くために、まちづくりへの参画を期待している」と祝いの言
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富士で「招福展」 伝統技術に触れる 麦わら細工体験も
伝統技術に触れる展示販売会「和でつながる日本のお正月 招福展」(伝統屋暁主催)が7日、富士市今泉のふじさん住宅モデルハウス「庭の棲」で始まった。15日まで(火・水曜休み)。初日は麦わら細工を体験するワークショップを開いた。 麦わら細工職人辻紀子さんと享子さん(伊豆市)はひし形に編み込む大森細工の技法で制作したウサギやだるまの作品などを出展。ワークショップでは享子さんが2種の編み方を使ったリースの作り方を来場者に教えた。 このほか伝統屋暁(富士宮市)は玉鋼や越前和紙のアクセサリーなどを並べた。日本人形や郷土玩具の収集家でもある凧(たこ)絵師林直輝さん(富士市)は自身のコレクションから招き猫
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富士で招福展 伝統工芸品並ぶ 7日から
伝統技術を使った工芸品や日用雑貨に触れる展示販売会「和でつながる日本のお正月 招福展」(伝統屋暁主催)が7日から、富士市今泉のふじさん住宅モデルハウス「庭の棲」で開催される。 富士宮市の伝統屋暁が玉鋼や越前和紙などのオリジナル商品を並べるほか、富士市の凧(たこ)絵師林直輝さんや伊豆市の麦わら職人辻紀子さんと享子さんが作品を出展する。7日午前10時から麦わら細工のワークショップ、8日午前11時からは凧絵師パフォーマンス、9日は午前11時と午後3時から射的大会の開催を予定。展示販売会は15日まで(火・水曜は休み)。入場無料。いずれも午前10時~午後6時。
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新中学校建設の工事契約を可決 伊豆市議会
伊豆市議会は6日、臨時会を開き、修善寺、中伊豆、天城の3中学校を統合する新中学校の建築工事請負契約の締結案など3議案を原案通り可決した。 契約金額は52億4700万円。延べ床面積約9900平方メートルの2階建て校舎や体育館の建設、グラウンド造成などを行う。敷地面積は約3・8ヘクタール。新中学校は2025年4月に開校する。
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柿木川水質調査 環境基準に適合 伊豆市
伊豆市大平柿木の宗教法人平和寺本山の敷地内から廃棄物交じりの土砂が近くを流れる柿木川に流出している問題で、市は5日、柿木川で昨年12月7日に採水した水質調査結果を発表した。全ての調査項目で環境基準に適合していた。市は引き続き、県と毎月交互に調査を実施する。
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高校生 地域の将来考える 意見出し合い発信力を養う 伊豆でまちづくり講座
伊豆市は2月まで、「未来塾 高校生まちづくり探究講座」を市内で開いている。地元の高校1、2年生10人が計4回の講座に参加し、地域課題の解決に対するアイデアを出し合うとともにプレゼンなどの能力を身に付けている。 これまでの未来塾は社会人を対象に開催してきたが、市の未来を担う人材育成や若者の郷土愛醸成を目的に今回から対象を高校生にした。静岡大客員教授や県地域づくりアドバイザーなどを務める地元のNPO法人「NPOサプライズ」の飯倉清太代表が講師を務める。生徒は住民同士の交流や新たな特産品、名所のPRなど日頃地域の課題に感じているテーマを挙げ、グループに分かれて解決策を検討する。 昨年12月1
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詐欺被害を未然防止 コンビニ2店舗に感謝状 大仁署
特殊詐欺被害を未然防止したとして、大仁署はこのほど、コンビニ2店と応対した店員らに署長感謝状を贈った。 伊豆市のファミリーマート修善寺温泉店では11月2日、高齢女性がメモを見ながら1万円分の電子マネーを購入しようとしたため、江刺家淳店長が聞き取りをして警察に通報した。伊豆の国市のミニストップ韮山南條店では今月11日、高齢男性が5万円分の電子マネーを動揺した様子で買おうとしたことを店員の小林久代さんが不審に思い、近藤精孝店長(当時)に報告して防いだ。 同署で高橋文典署長が感謝状を手渡した。江刺家店長は「手口が変わってきている中で適切に対応できた」と振り返り、小林さんは「まさか自分たちの店舗
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地域情報誌「KURURA」の制作紹介 伊豆で中高生発表
伊豆市の小中学生が制作する地域情報誌「KURURA(くるら)」の運営に関わる子ども編集部の中高生3人がこのほど、田方地区退職者福祉共済会のメンバーに同市の中伊豆ワイナリーで活動内容を紹介した。 登壇したのは鈴木ちひろさん(田方農高2年)、高橋のの夏さん(天城中3年)、永田千怜さん(中伊豆中2年)。10年目となったこれまでの活動の歴史や制作の流れ、他市町への広まりなどを自分たちで作った資料を使って発表した。鈴木さんは「参加するまで知らなかった地域のことを知れて伊豆が好きになった」と語った。 同会は活動資金として、現金1万円を寄付した。
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MTB技術向上へ小中学生も合宿 伊豆・日本サイクルスポーツセンター
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターは27日、小中学生を対象にしたマウンテンバイク(MTB)ヤングキャンプをセンター内の伊豆MTBコースで始めた。29日まで。 県内外の小学3年から中学1年までの10人が参加した。日本スポーツ協会公認自転車コーチの山田将輝さんと古郡今日史さんが講師を務め、東京五輪で使用された同コースで技術を磨く。リュージュ競技で冬季五輪に3回出場した小口貴久さんを招いた講話もプログラムに盛り込んだ。 参加者は初心者からレース経験者まで能力はさまざまなため、初日は乗車時の姿勢など基礎から学んだ。センターの担当者は「楽しみながら魅力を感じてほしい」と期待した。
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女子中高生が自転車合宿 伊豆ベロドローム 五輪会場で基礎磨く
静岡県自転車競技連盟は24~26日、女子選手を対象にしたジュニアトレーニングキャンプを伊豆市の伊豆ベロドロームで開いた。 県内外の中学1年から高校2年の13人が参加した。東京五輪・パラリンピック自転車競技の会場になったバンクで練習を重ね、基礎技術を身に付けた。初日はバンクの傾斜に苦労したが、3日間の合宿でスムーズに走れるまで成長した選手もいたという。 期間中には日本代表の太田りゆ選手による講話や体調管理に関する講座を行い、アスリートとして活躍するための知識を学んだ。女子が少ないチームに所属している選手も多く、連盟の担当者は「同世代の選手同士でコミュニケーションをとる良い機会になった」と話
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「原動機研究部」イベント収益寄付 伊豆市に6万円
静岡県東部の高校生らでつくる団体「原動機研究部」はこのほど、現金6万6460円を伊豆市に寄付した。 市内で開催したライダー誘致イベントの収益やメンバーの寄付を充てた。市は防災対策費に活用する。 加藤学園暁秀高2年の尾崎由徒部長は「県内では台風15号の被害が大きく、自宅が床上浸水した部員もいた。自分たちができることを考えた」と意図を話した。寄付金を受け取った菊地豊市長は「最大限有効活用させていただく」と感謝した。
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全国旅行支援1月再開へ準備 静岡県内観光業、追い風乗れるか
12月末で休止し、2023年1月10日に再開する政府の全国旅行支援。事業を追い風に、静岡県東部で観光客が増加した一方、台風15号の爪痕が残る県中部ではかつての活気が戻らない状況が続く。新型コロナウイルス感染者数が再び増える中、各事業者は感染防止に注意を払いながら、年明けの事業再開に向けて準備を進める。 観光庁が26日発表した宿泊旅行統計調査によると、本県の10月の延べ宿泊者数は前年同月比19・3%増の148万3960人。コロナ禍前の19年同月比は12・7%減と、全国(11・6%減)よりも回復の足取りが鈍い。 「年明けの事業継続はありがたい。支援を追い風に利用客をさらに獲得したい」。土肥
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伊豆半島ジオパーク 再認定祝う 「世界でも優良」関係者喜び
伊豆半島ジオパークの国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界ジオパークの再認定を受け、美しい伊豆創造センター(美伊豆、会長・豊岡武士三島市長)は22日、伊豆市の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で記者会見を開き、10月に現地審査に訪れた海外審査員がユネスコに提出した報告書で「世界のジオパークの中でも優良な取り組み」と評価されたことを明らかにした。 報告書には「ジオガイドのスキルが高い」「解説板が優しい言葉で分かりやすい」などの表記もあった。審査で案内を担当した伊豆半島ジオガイド協会の仲田慶枝会長は「審査員とフレンドリーに接して説明できた。今後も地域住民とともに取り組みたい」と抱負を語っ
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正月飾りに園児にっこり シルバー人材センター、手作り品を寄贈
伊豆市シルバー人材センターは22日、手作りした正月飾りを市内公共施設とこども園計16カ所に寄贈した。 会員が毎年手作りして寄贈している。宮本市夫理事長らが修善寺東こども園を訪れ、代表で年長児と菊地豊市長が正月飾りを受け取った。園児は声をそろえて「すてきなお飾りをありがとうございました」とお礼した。 宮本理事長は「子どもたちに喜んでもらえると毎年作りがいがある」と喜んだ。
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伊豆縦貫道 「天城越え」区間案了承 1月にも都市計画決定
静岡県都市計画審議会は19日、県庁で会合を開き、伊豆縦貫自動車道月ケ瀬インターチェンジ(IC、伊豆市)から河津IC(仮称、河津町)までの「天城越え」区間の都市計画案を了承した。県は国土交通相の同意を得て、2023年1月末ごろに都市計画を決定する。 伊豆半島南部へのアクセス向上や幹線道路の渋滞緩和、災害時の緊急輸送路としての活用、救急搬送の迅速化といった効果が期待される。県や沿線自治体は国に対し、早期事業化へ働きかけを強める方針。 同区間は沼津市から下田市に至る伊豆縦貫道約60キロのうち、伊豆市から河津町までの約20キロ。片側1車線で、設計速度は時速80キロとしている。トンネル部分が半数超
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17案件を可決 伊豆市議会が閉会
伊豆市議会12月定例会は20日、最終本会議を開き、追加提出された1議案と発議2件を含む計17案件を原案通り可決し、閉会した。
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自転車こいで健康に 体力測定や筋トレ、五輪遺産継承も サイクルスポーツセンターで講座
東京五輪・パラリンピック自転車競技の静岡県開催のレガシー(遺産)継承に取り組む静岡サイクルスポーツコミッション推進協議会は17日、自転車を活用した健康づくり講座を伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで始めた。来年2月末までに計4回の講座を実施するとともに、参加者それぞれの能力に合わせた運動プログラムを提供し、トレーニングの効果を確かめる。 伊豆、伊豆の国、伊東の3市から休日と平日の2コースに計26人が参加した。初日は据え置き型自転車トレーニング機器「ワットバイク」で現在の体力を測定し、年齢や身長、体重などを踏まえた約3カ月間の運動プログラムを作成。専用アプリでトレーニングの状況を管理し、講
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チェーンソーの操作技術学ぶ 伊豆市消防団
伊豆市消防団はこのほど、災害時の救助活動などに備えたチェーンソー講習を市内の山林などで行った。 労働安全衛生規則で定める「伐木等の業務に係る特別教育」として初めて実施した。三島鳶(とび)工業協同組合と伊豆若鳶会から講師を招き、チェーンソーの操作や点検、整備の方法を実技で体験したほか、学科で伐木作業の知識を学んだ。 参加した団員は「身に付けた技術をほかの団員にも伝えたい」と感想を語った。
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サンタさんが夕刊お届け 伊豆のトガワ新聞店
伊豆市のトガワ新聞店は19日、従業員がサンタクロース姿で新聞配達する恒例イベントを始めた。クリスマスイブの24日まで行う。 今年で11年目。伊豆、伊豆の国の両市内での夕刊配達時に従業員6人が赤色のコスチュームと白ひげを身に着け、バイクに乗って地域を回る。下校時間帯と重なり、毎年子どもたちを楽しませている。 外川啓介社長は「年末に向けて地域の皆さんに笑顔を届けられれば」と話した。
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警察犬所有者らに嘱託書交付 大仁署
大仁署は19日、嘱託警察犬の所有者・訓練者に対する嘱託書を同署で交付した。 交付を受けたのは、ヤハト・フォン・マンヨーソウ号(雌、4歳)の所有者兼訓練者の高山亘さん(伊豆市)とデルント・オブ・ハウス・ベッケン号(雄、7歳)の所有者の名倉克己さん(伊豆の国市)。2頭はいずれもシェパードで、10月に県警鑑識課が行った審査会で合格した。嘱託期間は来年1年間。 2人に嘱託書を手渡した高橋文典署長は「有事の際は協力してもらい、地域の安全安心を確保したい」と話した。高山さんは「高齢者の行方不明などの事案があれば家族のために早期に発見したい」と述べ、名倉さんは「社会貢献のために活躍できれば」と話した。
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門松と正月飾りを作ろう 伊豆・横瀬区、世代超え交流
伊豆市の横瀬区生涯学習委員会は18日、ミニ門松と正月飾りを製作するイベントを同市の横瀬公民館で開いた。 子どもから高齢者までさまざまな世代の区民約40人が参加した。一人一つずつ製作しながら区民同士の親睦を深め、新年の準備を整えた。 山田健次区長は「子育ては地域で支え合うことが大切。伝統文化を学びながら、顔の見える関係づくりができれば」と話した。
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あなたの推しスイーツは? 伊豆・修善寺で総選挙&フォトコン
伊豆市観光協会修善寺支部は2023年1月15日まで、地域周遊イベント「修善寺とスイーツ 総選挙&フォトコンテスト」を同市の修善寺温泉街を中心に実施している。 会員の16店舗が参加した。店舗でスイーツを味わった後、特設サイトから好みのスイーツへの投票や写真の投稿を行う。参加者の中から抽選で同温泉の宿泊補助券が当たる。 PR看板を温泉街など6カ所に設置した。イベントに合わせて新メニューを用意した店舗もあるという。担当者は「修善寺といえばスイーツと思われるように盛り上げたい」と話した。
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伊豆特産品PRへ看板 生産者写真も 修善寺駅に掲示
伊豆市はシティーセールスの一環で、ふるさと納税の返礼品になっている市内特産食材をPRする看板を同市の伊豆箱根鉄道修善寺駅構内に掲示している。 看板は縦約1・6メートル、横約2・3メートルの2枚。「俺の『伊豆』を喰(く)らえ!」をキャッチコピーに、天城軍鶏(しゃも)と紅姫あまごの生産者の生き生きとした表情を捉えた写真を掲載した。 写真撮影を担当した市地域おこし協力隊の斎藤洋平さんは「自然豊かな伊豆の生産者のパワーを届けられれば」と期待した。
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感染者遺族の収骨可能に 静岡県内の火葬場 コロナ対応変更
新型コロナウイルス感染者の遺体を火葬する際に感染拡大防止などを理由に遺族の収骨を認めていなかった静岡県内の一部火葬場が10月~11月中旬、いずれも対応を改めて認めたことが、16日までの一部事務組合などへの取材で分かった。 火葬場は、各市町または複数の市町でつくる一部事務組合が管理運営している。伊豆の国市、伊豆市、沼津市と、牧之原・御前崎両市、三島・函南両市町でつくる一部事務組合の計5団体は、9月末時点では遺族の立ち会いも収骨も認めていなかったが、いずれの団体も10月~11月中旬の間に容認に転じた。 このうち伊豆の国市と伊豆市は、入場者の人数制限もせず、遺体を火葬する時間帯も非感染者の火葬
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静岡人インタビュー「この人」 自転車まちづくりに取り組む マルコ・ファヴァロさん(伊豆市)
東京五輪・パラリンピックの自転車競技会場になった伊豆市で11月から、地域おこし協力隊として活動する。サイクリングイベントのプロデュースなどの経験を生かし、五輪パラのレガシー(遺産)として自転車を活用したまちづくりや観光活性化を推進する。拠点は伊豆箱根鉄道修善寺駅前の自転車観光施設「クランクベース」。イタリア北部のパドヴァ出身。53歳。 -就任の抱負を。 「サイクリストは走りやすい道、美しい景色、文化を感じる場所を求めて走りにくる。サイクリストやインバウンド、サイクリングイベントの誘致に取り組みたい。学校などのセミナーで自転車文化を広めるほか、なぜヨーロッパが観光地として成功したのかも紹介
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伊豆半島ガイド 養成講座を公開 伊豆で1月8日
美しい伊豆創造センタージオパーク推進部は来年1月8日午後1時から、伊豆市の修善寺総合会館で開く伊豆半島ジオガイド養成講座を一般公開する。 静岡大名誉教授の小和田哲男氏が「伊豆半島の武士(もののふ)」と題して講演する。聴講無料。22日までに伊豆半島ジオパークのホームページのフォームか電話で申し込む。 問い合わせは同推進部<電0558(72)0520>へ。
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記者コラム「清流」 食べ物への思い
静岡県内各地で勤務していると、その土地それぞれで特産の食べ物と出合える。魅力や思いを語る生産者や地元住民はとてもかっこよく見える。 伊豆の国、伊豆の両市では地元に関連した食べ物が給食を通じて子どもたちに紹介された。伊豆の国市では舞台になっている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなみ、鎌倉時代の食事や歴史上の人物が愛した献立を基に、地元食材も交えて提供した。伊豆市では「地元のおいしい物を味わい、地域の農家に感謝してほしい」との思いから市内産の新米を継続的に使っている。 クラスの仲間といろいろと話している様子が見られるかと期待し、取材で学校を訪れると、現在は「黙食」を実施中。子どもたちが食べ物
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宗教法人土砂流出 川の水質基準適合 伊豆市で静岡県が調査
伊豆市大平柿木の宗教法人平和寺本山の敷地内から廃棄物混じりの土砂が柿木川に流出している問題で、静岡県は15日、11月に実施した水質調査の結果を発表した。調査項目全てで環境基準に適合していた。引き続き、県と伊豆市が毎月交互に調査を行う。
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伊豆で土肥桜開花 昨年比9日早く 例年1月中旬に見頃
伊豆市観光協会土肥支部は14日、早咲きで知られる土肥桜の開花を同市土肥の万福寺で確認したと発表した。 十数輪が咲き、多くのつぼみが膨らんでいるのを確認した。昨年より9日早く、例年より少し早い開花という。土肥山川の堤防沿いや恋人岬でも開花が始まっている。 土肥桜は土肥地区内に約400本植えられていて、例年1月中旬に見頃を迎える。暖かい日が続いた11月には「狂い咲き」も見られたという。来年1月20日から2月5日には土肥金山駐車場で第8回土肥桜まつりを開く。
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ヒンメリ飾り 伊豆市に寄贈 就労支援事業所
伊豆市月ケ瀬の就労継続支援B型事業所「プラム」はこのほど、利用者と職員が手作りした北欧伝統の飾り「ヒンメリ」を市役所で菊地豊市長に寄贈した。 同事業所はライ麦のストローを制作していて、使わなかった部分を活用して飾りを作った。長さ約90センチ、幅約40センチで、約300本のライ麦を立体的につなげて完成させた。 飾りは市長室や市役所の玄関に飾る。北欧では幸せを呼ぶ飾りとされ、大城栄一所長は「市民に幸せが訪れれば」と願った。
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自転車で行く西伊豆の魅力 スルガ銀行と駿河湾フェリー、SNSで発信 共同事業「サイクリング223」
スルガ銀行(沼津市)とふじさん駿河湾フェリー(静岡市清水区)はこのほど、共同シティープロモーション事業「サイクリング223」を始めた。清水港とフェリーで結ぶ伊豆半島西海岸を同銀行職員らが自転車で訪れ、交流サイト(SNS)を通じてその魅力を発信する。 駿河湾を横断するフェリー航路「県道223(ふじさん)号線」にちなんだ企画。花見の季節になる来春にかけて撮影し、自転車で訪れる伊豆半島西海岸の観光名所、富士山と駿河湾を望む絶景スポット、おすすめ店舗、フェリー乗船者限定の御朱印がある神社仏閣などを紹介する。 公開を始めた第1弾は「夕日の町」として知られる西伊豆町。第2弾は23年2月に伊豆市土肥地
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地元産米「きぬむすめ」給食に 伊豆市、児童「おいしい」
伊豆市は今月から、市特別栽培米「伊豆の恵」の新たな品種に認定した「きぬむすめ」を学校給食で提供している。 特別栽培米事業は2013年度から地元JAと共同で始め、農薬と化学肥料の使用量を通常の半分以下で、市内で栽培している。品種はコシヒカリのみだったが、昨年度にきぬむすめも認定した。学校給食ではこれまで期間を決めてコシヒカリのみを提供していて、今月からきぬむすめも加えて継続的に地元産の米を子どもに味わってもらう。 天城小5年のクラスではこのほど、給食の前に市農林水産課の職員が市特別栽培米の説明を行った。味わった児童は「風味や甘みがいつもと違っておいしい」「おかずとの相性が良い」などと感想を
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伊豆の山口さん 市が大臣表彰伝達 幼児の口腔衛生尽力
幼児の口腔(こうくう)衛生向上に長年尽力したとして、伊豆市土肥の歯科衛生士山口清美さん(59)がこのほど、本年度健やか親子21全国大会で厚生労働大臣表彰を受賞した。 山口さんは1983年に歯科衛生士の資格を取得。88年から同市や西伊豆町で母子保健事業に従事し、歯科教室での虫歯予防の指導などに取り組んでいる。市によると、市内の歯科衛生士が同表彰を受けるのは初めて。 市役所で菊地豊市長から表彰状を伝達された山口さんは「最近は虫歯予防の意識が高まっている。これからも市民の健康増進に貢献したい」と話した。
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国体自転車で活躍 山口、野寺両選手が成績報告 伊豆市
第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」の自転車競技トラックレースで活躍したいずれも伊豆市在住の山口真未選手(31)=日本競輪選手会=と野寺梓選手(22)=法政大4年=がこのほど、市役所で菊地豊市長に成績を報告した。 山口選手は国体で初めて実施された女子500メートルタイムトライアルで優勝。山口選手と野寺選手のペアで出場した女子チームスプリントでは4位に入賞し、男女総合成績で本県チームの2位獲得に大きく貢献した。 賞状を披露した山口選手は「目指していた初代チャンピオンを達成できた。とにかく勝つことを狙った」と振り返り、野寺選手は「3回目の出場で入賞できて良かった。競輪選手を目指したい
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園児が大仁署にXマスツリー贈る 修善寺保育園
伊豆市の修善寺保育園の年長児がこのほど、防犯や交通安全を願って手作りしたミニクリスマスツリーを大仁署に贈った。 サンタ帽をかぶった園児は同園を訪れた署員にミニツリーを手渡した。一人ずつ「みんなの笑顔を守って」「お仕事頑張ってください」と声をかけた。 ツリーは同署や交番、駐在所にクリスマスまで飾られる。
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小中生が取材、執筆 伊豆情報誌「KURURA」第10号完成
伊豆市の魅力を地元の小中学生が取材、執筆する地域情報誌「KURURA(くるら)」の第10号が完成し、市内でこのほど、発表会が開かれた。 今回は「伊豆ブランド」をテーマに、小学4年から中学3年までの21人が参加した。グループに分かれて老舗旅館や伝統和紙の工房、温泉施設、カフェを訪れ、体験もしながら関係者に取材した。「伊豆できらり輝く人」の特集では、トレイルレースのプロデューサーや国内外で活躍する中学生サーファーにインタビューした。 情報誌はA4判18ページ。発表会で子どもたちは「見て聞いて体験して地元のすばらしさを知れた」「伊豆の良いところをもっといろいろな人に伝えたい」と感想を話した。活
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「ゆがしまさんぽ」 音声ガイドで散策 11日、伊豆
伊豆市の湯ケ島地区地域づくり協議会は11日午前10時から、ウオークラリーイベント「ゆがしまさんぽ」を同地区のしろばんばの里公園周辺で開く。 スマートフォンの位置情報と連動した音声ガイドサービス「おともたび」を使い、地域を散策しながら魅力を再発見する。事前の申し込みは不要で、午前9時半から同公園で受け付ける。参加無料。雨天の場合は18日に延期する。協議会のフェイスブックで情報を発信している。
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狩野川の国直轄砂防事業促進 伊豆市長、国交省に要望
伊豆市の菊地豊市長は9日、国土交通省で豊田俊郎副大臣と面会し、狩野川水系の国直轄の砂防事業促進を要望した。 加殿、上白岩、佐野、雲金、市山、青羽根の市内6地区を重点箇所に挙げた。周辺の医療施設、高齢者施設、廃棄物処理施設、緊急輸送路の幹線道路などを守るため、砂防ダムの早期完成や事業着手を求めた。 菊地市長は終了後の取材に「砂防施設が集落と市民の命を守っている。(豊田氏から)『しっかり進めていく』との回答があり、理解してもらえたと思う」と述べた。 自民党の勝俣孝明氏(衆院静岡6区)と若林洋平氏(参院静岡選挙区)が同席した。
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農福連携事業など評価 伊豆茅野地区 知事顕彰の喜び報告
2022年度の静岡県の「ふじのくに美しく品格のある邑(むら)づくり」事業で知事顕彰を受賞した伊豆市の「いずのやね茅野」地区の関係者がこのほど、市役所で菊地豊市長に喜びを報告した。 地元の「はちくぼ会」のメンバーが中心となり、鉢窪山や天城山、浄蓮の滝、ワサビ田など自然豊かな地域で農福連携事業のライ麦を使ったストロー作りなどに取り組んでいる。同会の山本宗男代表は「長年の努力が認められた。後継者問題を解決して長く続けたい」と話した。 菊地市長は「自然豊かな地域にふさわしい賞。これからも頑張ってほしい」とたたえた。
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大仁署の名称「伊豆中央署」に 移転新築、2023年6月開所
静岡県警は7日までに、伊豆の国市三福に移転建て替えする大仁署(同市大仁)の名称を、伊豆中央署に変更することを決めた。新庁舎の開所は、併設する射撃場の壁補強工事が完了する2023年6月になる見通し。 築46年の現庁舎の移転建て替えを契機に、管内(伊豆の国市、伊豆市)住民の意見を踏まえた新名称の検討作業を進めてきた。署協議会の答申などを踏まえ、「伊豆の国市と伊豆市の双方に偏らない」「観光地が数多く点在し、知名度が高い『伊豆』を冠する名称であれば、旅行者から認識しやすい」といった観点を重視して最終的に決定した。 新庁舎の開所と新名称への移行は当初、23年4月1日を予定していた。浜松西署敷地内の
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伊豆市の新中学校名 5候補発表 1月投票
伊豆市は6日、修善寺、中伊豆、天城の3中学校を統合する新中学校名の五つの候補を発表した。来年1月6~18日に市民による投票を行い、結果を参考に開校準備委員会が候補名を決めて市教育委員会に答申する。 候補は五十音順に、あゆみ、伊豆(いず)、狩野川(かのがわ)、清流(せいりゅう)、陽向(ひなた)。8、9の両月に児童生徒や保護者、教職員、市民に募集したところ、468案の応募があった。同委員会が協議し、五つの候補に絞り込んだ。 投票の対象者は修善寺、中伊豆、天城の3地区の小学4年から中学3年までの児童生徒や3地区の園児と児童生徒の保護者、教職員ら。一般市民の投票も可。市役所や学校に投票用紙と投票
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昭和東南海地震78年 市川さん(袋井出身)が体験絵本化 静岡県内犠牲295人
静岡県内で犠牲者295人を出した1944年12月の昭和東南海地震から7日で78年。太平洋戦争中で惨事を伝える写真などは少ない上、体験者の高齢化で語り継ぐことが年々難しくなっている。被災した当時袋井町西国民学校(現・袋井市立袋井西小)3年生で、2009年に体験をまとめた絵本を著した市川和子さん(86)=東京都=は「思い出すと今でも震えるほど怖い。地震は繰り返されるので、今後の防災に役立ててほしい」と伝承の継続を願う。 絵本は「東南海地震 八歳の記憶」と題して自費出版した。A4判10ページで、市川さんによる水彩画の挿絵と体験談を掲載。約65年前の記憶を頼りに制作した市川さんは「今でもそこにいる
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田植えした米で餅つき 伊豆・熊坂小 児童ら「おいしい」
伊豆市立熊坂小の4、5年生26人が2日、地元住民の協力で餅つきを同校で体験した。 もち米は5年生が種もみから育てて学区内の田んぼで田植えと稲刈りをした約200キロを使った。児童は地元の地域づくり協議会のメンバーらからきねの持ち方を教わって力いっぱい餅をつき、あんこやきなこ、大根おろしとともに味わった。西島優翔君(5年)は「もちもちでおいしい。おかわりしたい」と喜んだ。 協議会の梅原宏史会長は「育てて食べるまでの行程を学んでもらえれば」と話した。
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伊豆市 コーチ兼任太田選手「頑張る姿見せたい」【市町対抗駅伝】
伊豆市の10区太田裕子選手(48)=明電舎=は、昨年からヘッドコーチを兼任して出場している。「チームの子どもたちの努力を褒めたい」とメンバーの力走に目を細めた。 チームに参加して10年目。近年はけがの影響で調子が上がらず、リベンジの思いを込めて駆け抜けた。「もう少し良いタイムが出せた」と自己評価し「練習の分だけ速くなる。これからも子どもたちに頑張る姿を見せたい」と意気込んだ。 2区の西巻颯馬選手(11)=伊豆土肥小中一貫校6年=は「(太田選手に)自信を持って走ってと言われて力になった」と感謝した。
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土砂流出問題で県措置命令 宗教法人が審査請求 伊豆市議会で副市長明らかに
伊豆市の佐藤信太郎副市長は2日の市議会12月定例会の一般質問で、同市大平柿木の宗教法人平和寺本山の敷地内から廃棄物交じりの土砂が近くの柿木川に流出している問題について、静岡県から処理を求める措置命令を受けている宗教法人が不服だとして行政不服審査法に基づいて環境省に審査請求を提出したと明らかにした。下山祥二氏への答弁。 11月22日の平和寺環境汚染問題対策協議会で県が説明した。県が廃棄物処理法に基づき、昨年9月に宗教法人や法人役員に出した措置命令の履行期限の今年3月を過ぎても土砂や廃棄物の処理は行われていないが、行政代執行できるかは審査請求の採決を踏まえて検討される。 佐藤副市長は「敷地内
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3市町の広報紙 12月号に合同取材記事を掲載 田方広報研究会
伊豆、伊豆の国、函南の3市町などの広報担当者でつくる田方広報研究会は、3市町が発行する広報紙12月号に合同で取材した共通記事を掲載した。 「身近にある野外アクティビティ」をテーマに、3市町のおすすめ屋外施設計9カ所を写真付きで紹介した。そのうち4施設で職員のインタビューを行い、特徴や魅力を伝えている。表紙は3市町で切り替え、伊豆は修善寺虹の郷、伊豆の国はメリダエックスベース、函南は川の駅伊豆ゲートウェイ函南の写真を採用した。 伊豆、伊豆の国の2市は1日、函南町は15日の発行。研究会は3市町のほか、JAふじ伊豆と伊豆保健医療センター(伊豆の国市)の担当者が所属している。
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伊豆縦貫道「天城越え」区間 来年度新規事業化を要望 期成同盟会など6団体
伊豆縦貫自動車道建設促進期成同盟会(会長・川勝平太知事)など6団体は30日、天城峠を越える区間の2023年度新規事業化を含む同自動車道の早期全線開通を国土交通省に要望した。松木正一郎下田市長らが清水真人政務官と面会した。 伊豆市~河津町の「天城越え」区間約20キロは、県による都市計画・環境アセスメントの手続きが順調に進んでいると説明。「地元の期待はますます高まっている」と伝えた。 河津下田道路の事業促進も求めた。東駿河湾環状道路は愛鷹インターチェンジ(IC)以西の早期事業化と沼津岡宮IC~大場・函南ICの全線4車線化を図るよう訴えた。 松木市長は終了後の取材に対し「(清水氏から)『頑張
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操作習得へ 高齢者にスマホ無償貸し出し 伊豆市
伊豆市は12月から、高齢者対象のスマートフォン普及事業を行う。スマホを一定期間無償で貸し出して操作技術の習得や苦手意識の解消を図り、地域のデジタル化を推進する。 市によると、スマホを無償貸し出しする普及事業は県内初で、全国的にも珍しいという。対象はスマホを所有していない65歳以上の市民で、定員は200人。スマホを3カ月程度無償で貸し出し、操作講習会や相談会を開催するほか、貸出期間中の問い合わせにも対応して支援する。 講習会では通話、カメラ、インターネット、SNS、防災に生かせるラジオアプリなどの操作方法を学ぶ。市内の旧土肥小に交流拠点を設置しているIT機器リサイクル業のリングロー(東京都
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地方経済活性化へ討論 IT情報や活用法紹介も 焼津
ITの最新情報や活用法を紹介する「IT経営フォーラム2022」(焼津商工会議所、しずおか焼津信用金庫主催)が29日、焼津市三ケ名の焼津文化会館で開かれた。市が進めているデジタルトランスフォーメーション(DX)の事例を踏まえ、地方経済活性化をテーマにパネル討論を行った。 パネリストは市経済部の大本裕一部長、市の瀬戸伸亮CDO(最高デジタル責任者)、船井総研デジタルの斉藤芳宣執行役員。瀬戸氏は市のスマートシティ推進事業について紹介。大本氏は市のLINE(ライン)公式アカウントに触れ、「ほしい情報がほしいタイミングで届けることができる」と効果を強調した。 伊豆市の中村祥子CIO(最高情報責任者
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市議が手話学ぶ 伊豆で勉強会 「手話言語条例」基づき企画
伊豆市議会はこのほど、議員勉強会「手話講座」を議場で開いた。2019年に議員発議で制定された「伊豆市民が共にあゆむ手話言語条例」に基づき、手話に触れる環境を設けようと企画した。 県聴覚障害者協会の小倉健太郎事務局長と前田智子事務局次長が講師を務め、実技を交えながら市議16人に手話を教えた。小倉事務局長は「目を合わせてうなずき、表情を出すのが大切。お互いが手話は言語であることを理解して」と求めた。 市議会教育厚生委員会の三田忠男委員長は「本会議などのあいさつで手話を使えるようにしたい」と話した。
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2023年度予算 自民伊豆市支部、菊地市長に要望書を提出
自民党伊豆市支部は29日、来年度予算の要望書を市役所で菊地豊市長に提出した。 インフラ整備や活性化事業推進など市内旧4町ごとに設ける支部それぞれの要望をまとめた。共通要望として主要事業の着実な推進と持続可能な市政運営の確立の二つを求めた。三田忠男支部長が要望書を手渡した。
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卒業証書用に紙すき 修善寺小6年生7人、慎重に作業 伊豆
伊豆市の修善寺小6年生7人がこのほど、地元の伝統和紙「修善寺紙」を製造する同市修善寺の紙谷和紙工房で自身の卒業証書用の紙すきに挑戦した。 児童は修善寺紙を再現する会のメンバーから木枠の動かし方などの指導を受け、慎重に作業に取り組んだ。紙は乾燥させた後、来年3月の卒業式で卒業証書として受け取る。赤池櫂舟君は「作業は難しかったが、いい紙に仕上がればうれしい」と話した。 児童は10月に修善寺紙の継承に取り組む地域おこし協力隊の舛田拓人さんから歴史や原材料などを学び、紙すきに臨んだ。
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人事案2件同意 伊豆市議会開会 12月20日まで
伊豆市議会12月定例会は29日開会し、会期を12月20日までの22日間と決めた後、行政報告や議案の上程を行った。上程された16議案のうち、市監査委員の選任と市農業委員会委員の任命の人事案2件を原案通り同意した。ほかの14議案は12月7日の本会議で質疑を行う。
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三島信金野球部 少年チームを指導 伊豆
三島信用金庫野球部はこのほど、伊豆市の白岩グラウンドで同市の少年野球チーム「伊豆ドリームツインズ」のメンバーを対象にした野球教室を行った。 高校や大学まで部活動で野球に打ち込んだ部員約20人が参加し、子どもたちとキャッチボールやノックをして捕球や送球のこつを指導した。バッティングでは見本として部員が軽々と柵越えする鋭い打球を放つと、子どもたちから歓声が上がった。 同部が野球教室で指導するのは三島市立北中に続き2回目。高橋現監督は「どの部員も地域貢献したいという気持ちが強い。野球の面白さを知ってもらえれば」と期待した。
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水と電気自給 箱型ホテル、沼津・戸田に12月開業 西伊豆リゾート開発着手
全国で宿泊業や地方創生を手がける「ARTH」(東京)は、エネルギーと水を自給する設備を備えた箱型の建築物「WEAZER(ウェザー)」を開発した。12月10日に活用第1弾として、一棟貸しホテルを沼津市戸田の舟山地区で開業。高齢化や人口減が進む西伊豆エリアで電気、水を自給する自然を生かしたリゾート開発を展開する。 同社によると、電気は太陽光発電で、水は雨水で作り、二酸化炭素(CO2)の排出がない。特殊な浄化装置で汚水排水も出ないため、環境への負担が少ないのが特徴。場所に応じて形や大きさの組み合わせが可能で、設置工事が短期で完了する。インフラ未整備の場所にも設置可能で、災害時の避難場所としての活
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伊豆で自転車競技合宿 アジア若手選手 基礎技術向上へ
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで27日まで、アジア地域の若手自転車競技選手を対象にしたトレーニングキャンプが開かれている。選手育成を目的に同センターが運営するコンチネンタル・サイクリング・センター・修善寺(CCC修善寺)の取り組み。 新型コロナウイルスの影響で海外選手が参加するキャンプは2019年秋以来、3年ぶり。日本、香港、タイから計8人の選手とコーチらが参加し、東京五輪・パラリンピックの自転車競技会場になった伊豆ベロドロームなどで基礎技術を磨いている。東京パラに出場した川本翔大選手と藤井美穂選手も参加している。 最終日には同センター主催の記録会に出場し、トレーニングの成果を確か
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伊豆市12月定例会 29日から
伊豆市議会は24日、議会運営委員会を開き、12月定例会を11月29日に開会すると発表した。会期は12月20日までの22日間。 4億1100万円を追加する本年度一般会計補正予算案など22案件を審議する。一般質問は12月1、2、5の3日間で、12人が登壇する。
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伊豆市商品券 期限は30日まで 利用呼びかけ
伊豆市商工会は経済対策で発行したプレミアム付き商品券「いずっち券」の有効期限となる30日が近づき、期限内の利用を呼びかけている。期限後は失効し、返金不可。問い合わせは商工会<電0558(72)8511>へ。
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貸し切りバスの運行状況確認 小山横転事故受け 静岡運輸支局
小山町須走で10月に発生した観光バスの横転事故を受け、国土交通省静岡運輸支局は24日、貸し切りバスの街頭指導を伊豆市の修善寺温泉街駐車場で行った。13台の法令順守状況を確かめ、全車両が適切に運行されていた。 駐車場を利用する貸し切りバスの運転手に対して職員が運行目的や行き先などを聞き取り、点呼や車両点検の状況を確認した。健康診断の受診日も聞き、健康状態を確かめた。 同支局が街頭指導を実施するのは小山町での事故後初めて。担当者は「運行や車両の管理を徹底し、輸送の安全を確保してほしい」と話した。
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伊豆産のライ麦 美しいヒンメリに 静岡で27日まで展示
伊豆市の住民グループと福祉事業所が育てたライ麦を使った北欧伝統の飾り「ヒンメリ」を展示する「ツナガルヒンメリ」展が27日まで、静岡市葵区両替町の三保原屋LOFT店で開かれている。 ライ麦は、伊豆市茅野地区で地域活性化を目指す「はちくぼ会」と福祉事業所プラム(同市)が2020年から遊休農地で栽培し、プラスチックごみの削減に向けて茎をストローに加工している。この工程で発生した余り部分を生かそうと、プラムの利用者約20人が、今年初めてヒンメリを制作した。 茎を糸で立体的につなげ、星形やリース状に仕上げた約50点を紹介している。
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⚽両国にとって大事な初戦 ドイツ出身ワルター・クリーゲルシュタイナーさん(伊豆)
いよいよ開幕した4年に1度のサッカーの祭典ワールドカップ(W杯)。日本は23日からドイツ、コスタリカ、スペインとの1次リーグに臨む。静岡県内に住むそれぞれの国の出身者に試合への期待やお国柄、サッカー熱などを語ってもらった。 ◇ やはりサッカーはドイツで1番人気のスポーツ。W杯となればカタールへ観戦に行く人も多いでしょう。国内でも試合中は仕事を中断して応援しますし、レストランではビールが大量に飲まれます。 ただ、ドイツは前々回の優勝から一転、前回は1次リーグで敗退しました。私もショックでしたし、国内では批判や失望感があったといいます。ドイツにとっても負けられない大会です。
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2023年度当初予算 2会派が要望書 伊豆市議会
伊豆市議会の2会派が21日、2023年度当初予算に対する要望書を菊地豊市長に市役所で提出した。 IZU未来は市の部署ごとに具体的な要望事項を提示した。総合計画の着実な実行に向けた予算確保や新型コロナウイルス感染拡大による経済対策と貧困世帯への支援の継続などを求めた。 伊豆クラブは河川のしゅんせつや海洋資源の保護、婚活支援の拡充などを要望し、持続可能なまちの維持に向けた施策を要求した。
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縦貫道「異存なし」 伊豆市都計審答申 市内区間、市長に
伊豆市都市計画審議会はこのほど、伊豆縦貫自動車道の延伸や市内区間のルートについて、「原案の通りで異存ない」と菊地豊市長に答申した。市は答申内容を静岡県に提出する。 対象のルートは開通済み区間南端の月ケ瀬インターチェンジから河津町との境の天城峠までで距離は約11・6キロ。審議会の委員からは特産のワサビ栽培に対する影響の回避や早期開通を求める意見が出たという。 市役所で菊地市長に答申書を手渡した遠藤護会長は「伊豆市は半島の中心にある。早期事業化してまちづくりが進めば」と期待した。菊地市長は「縦貫道は伊豆が一つになる原動力。一日でも早い完成に向け、大きなステップになる」と話した。