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村上(富士国際GC)苦戦の1年間糧に ユピテル・静岡新聞SBSレディース16日開幕 静岡県勢に期待

 女子ゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が16日から3日間、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで開催される。2日目からは4年ぶりに観客を入れて実施する。静岡県勢は小楠梨紗(浜松市出身)やプロ2年目の村上瑞希(富士国際GC)、ルーキー高橋しずく(朝霧CC)らのほか、アマチュアの大橋莉生(浜松学芸高1年)、勝亦令奈(法大)らも出場する。

本番に向け練習を積む村上瑞希=小山町の富士国際ゴルフ倶楽部
本番に向け練習を積む村上瑞希=小山町の富士国際ゴルフ倶楽部


 プロ2年目の22歳、村上瑞希(富士国際GC)は苦しんだルーキーイヤーを糧に、浮上のきっかけを今大会でつかむ意気込みだ。「予選通過を必要以上に大きな壁にせず、まずは一つ一つのプレーに真剣に取り組みたい」
 前回大会に出場。予選落ちした翌日の練習で左肋骨(ろっこつ)を疲労骨折した。「これから頑張ろうと前向きだったところだった」。同期には国内メジャーを制した川崎春花、ツアー初優勝を飾った尾関彩美悠ら逸材がそろい、それぞれの躍進に焦りも募った。
 プロの厳しい世界で自信を失いかけていた村上。だが今年の春先に気持ちの変化が生まれる出来事があった。「所属先の方から『まだまだチャンスもあるし時間もある。前向きにいこう』とメッセージをいただいた。そこで初めて自分がネガティブになっていることに気付いた」。言葉が胸に響き、本来の前向きな思考に戻ることができた。
 その後のECCレディスでは予選通過に1打届かなかったものの、復調の兆しを見せた。「優勝する人や結果を残す同期たちに追いつけるよう頑張る。得意のショートゲームでスコアを伸ばしていきたい」。トンネルの出口は目の前に来ている。

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