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「竹之下合戦」戦没者を供養 小山で奉賛会 「重要な歴史継承」

 南北朝の動乱の序幕となったとされる「竹之下合戦」の戦没者供養祭がこのほど、合戦が行われた小山町竹之下の興雲寺で行われた。竹之下合戦供養奉賛会(鈴木順平会長)の会員ら約40人が参列し、兵士や犠牲になった地元住民の霊を慰めた。

竹之下合戦の戦没者の冥福を祈る供養祭=小山町竹之下の興雲寺
竹之下合戦の戦没者の冥福を祈る供養祭=小山町竹之下の興雲寺

 大嶽俊明住職が読経し、同会役員らが焼香して戦没者を供養した。同寺梅花講が和讃(わさん)を唱えた。鈴木会長は「会員は現在15人ほどと少なくなったが、時代が動く重要な戦いがあった歴史を継承していきたい」と話した。
 竹之下合戦は南朝と北朝に分かれる前年の1335年、尊良親王や新田義貞ら後醍醐天皇配下の軍勢と足利尊氏の軍勢が交戦した。勝利した足利軍は京に攻め上り、後醍醐天皇による建武の新政の崩壊につながったとされる。

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