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広域強盗、迅速摘発へ訓練 御殿場署と山梨・富士吉田署

 御殿場署は24日、県境を越えた隣接警察署との連携強化や迅速な初動展開を図るため、山梨県警富士吉田署と合同緊急配備訓練を実施した。都内を中心に広域強盗が頻発していることを念頭に、両署と本県警航空隊の計26人が参加した。

強盗事件の発生を想定して山梨県警と合同実施した緊急配備訓練=24日午後、御殿場市東田中のジュエリー・時計専門店「ヤマトヤ御殿場本店」
強盗事件の発生を想定して山梨県警と合同実施した緊急配備訓練=24日午後、御殿場市東田中のジュエリー・時計専門店「ヤマトヤ御殿場本店」

 御殿場市内の宝飾・時計専門店に2人組の強盗が押し入る想定。署員が扮(ふん)した強盗役は店員を刃物で脅した上で、ショーケースをハンマーで割って商品を奪う手口を演じ、車で逃げた。店員は110番で犯人の身体的特徴や車の情報を伝えた。
 通報を受け警察は山梨県に向かう犯人を追った。御殿場署員による道路の監視や車両での追跡に加え、県警ヘリによる空からの情報収集も行った。連絡を受けた富士吉田署も緊急配備を敷き、山梨県山中湖村の駐車場で犯人を摘発した。
 御殿場署は今年に入り、山梨、岐阜、愛知各県で窃盗を繰り返していたとされる20代の3人組を小山町で逮捕するなど広域犯罪対策の重要度が高い。同署の水野栄二地域課長は「凶悪事件に対しても訓練を生かして速やかに犯人を摘発できるよう、隣接警察署との連携を深める」と述べた。

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