テーマ : 小山町

バス運転手を在宅起訴 小山・横転死傷事故 静岡地検沼津支部

 小山町須走の県道(通称ふじあざみライン)で2022年10月、観光バスが横転し29人が死傷した事故で、静岡地検沼津支部が運転手の男性(27)を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で在宅起訴したことが24日までの関係者への取材で分かった。在宅起訴は23日付。
 県警は事故原因の特定に向け、ブレーキなどバス部品の解析を自動車メーカーに依頼。「性能や作動に問題はない」との結果を踏まえ、下り坂でフットブレーキを多用し、摩擦材が過熱して利きが悪くなる「フェード現象」が発生したと結論づけた。地検も運転手の操作ミスが事故につながったと判断したとみられる。
 事故は富士山須走口5合目から県道を下る途中、バスがカーブを曲がりきれずに横転し、乗客の女性1人が死亡、28人が重軽傷を負った。男性運転手は御殿場署が逮捕して送検した後、処分保留で釈放された。

小山町の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞