テーマ : 小山町

小山町 水かけ菜守る 漬物製造業 助成金を創設

 小山町は、食品衛生法の改正に伴う漬物製造業の営業許可取得に向けた施設改修や資機材の導入を助ける「漬物製造等事業継続支援助成金」を創設した。北遠地域特産の水かけ菜漬けの食文化を守る狙い。8月7日から申請を受け付ける。
 対象は、水かけ菜漬けをはじめとした漬物製造業の営業許可を取得して農産物加工の製造、販売を行う農業者や生産団体など。営業許可の基準を満たすための資機材の購入や設置、施設改修の費用の4分の3を助成する。1事業申請者当たり上限100万円で、期限は1月末まで。予算は1960万円。
 法改正に伴って水かけ菜漬けの生産を続けるためには専門の製造室を用意し、手洗い用と器具洗浄用に別々の洗い場を設けることなどが条件となる。コストの負担感などから生産の中止を検討したり、継続意欲が低下したりしている農家も出ていることから、町は素早く対応策を提示するために25日付で予算を専決処分した。
 問い合わせは同町農林課<電0550(76)6121>へ。
 (御殿場支局・塩谷将広)

いい茶0

小山町の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞