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小山町教委こども未来課 町長部局に移す方針 24年度

 小山町の町長や教育長、教育委員らが意見を交わす町総合教育会議が6日、町役場で開かれ、現在は町教育委員会の一組織「こども未来課」を2024年度から町長部局に移す方針が示された。中学の部活動の地域移行や町立学習塾の開設なども議論した。
 町によると、こども未来課はこども園や児童福祉などに関する事務を所管している。いずれも町長権限の事務で、町教委事務局の職員による補助執行という形にしているはずが、実際は教育委員会に町長権限を移す「委任」状態になっていることなどから見直す。
 こども園は教育要素を多く含むため、教委の意見を聞き町長を権限者に運営する。町は「保育教諭にも混乱が生じないようにする」と説明した。
 町内3中学校の部活動については、24年度から生徒の加入を任意制にし、吹奏楽部を合同部活動に移行することなどを確認。外部指導員の活用を進め、将来的に部活動を廃止して中学生以外の幅広い世代が参加する地域クラブに移行する構想が説明された。
 須走地区で予定されている町立学習塾は、人工知能(AI)を活用した個人の能力に応じた学習支援などを想定し、最短で24年度中の始動を目指すとした。

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