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1人乗り小型EV 御殿場市などに寄贈 伊豆市拠点の原動機研究部

 伊豆市を拠点に周辺地域の高校生や専門学校生、OBらが集う地域サークル「原動機研究部」は28日、御殿場市と市・小山町広域行政組合にトヨタ製の1人乗り小型電気自動車(EV)「コムス」を1台ずつ寄付した。

コムスの運転方法などを勝又市長に説明する福岡代表=御殿場市役所
コムスの運転方法などを勝又市長に説明する福岡代表=御殿場市役所

 つながりのある企業から使用期間を終えたコムス10台を譲り受け、持続可能な開発目標(SDGs)の推進など環境政策に注力している同市などに寄付することを決めたという。市役所で寄贈式が開かれ、福岡暉仁代表(21)は「小型EVを有効活用していただき、環境への取り組みを推進してほしい」と期待した。
 同市はデジタル地域通貨「富士山Gコイン」の普及促進に向けた職員の移動手段などとしてコムスを活用し、経済振興と脱炭素の両立に役立てる方針という。勝又正美市長は「多くの市民に見ていただき環境意識を高めてもらい、ゼロカーボンシティやSDGs未来都市の取り組みを進めていきたい」と述べた。
 同部は富士スピードウェイ(同町)で開かれている低燃費を競う自動車レースに市役所モータースポーツ部とコラボチームで参加するなど、同市と環境をキーワードにしたつながりがある。函南町と知徳高(長泉町)にも同日、コムスを寄贈した。

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