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御殿場・小山の援助隊が帰任報告 無線など通じず 珠洲市での活動困難極める

 能登半島地震を受け、石川県珠洲市に県緊急消防援助隊の第1陣として派遣された御殿場市・小山町広域行政組合消防本部の隊員らが9日、同市の勝又正美市長に現地活動を報告した。

勝又市長に現地での活動を報告する小見山隊長(右)と勝間田隊長(右から2人目)=御殿場市役所
勝又市長に現地での活動を報告する小見山隊長(右)と勝間田隊長(右から2人目)=御殿場市役所

 派遣されたのは8人で5日朝に第2陣と交代した。実動部隊として尽力した消火小隊の小見山淳司隊長と活動を支えた後方支援小隊の勝間田智徳隊長らが市役所を訪れ、被災地の状況を写真を交えて説明した。
 小見山隊長は1日夜に御殿場市を出発した後、道路寸断などの影響で4日にようやく珠洲市にたどり着けたことを報告。山あいの地域で被害状況の確認に当たったが、「電波がなく無線も通じない状況。来た道を引き返そうとしても余震による土砂崩れで埋まっていることもあった」と困難を極める現地活動を伝えた。
 勝又市長は「現地では連携が重要となる。経験を次の隊に引き継ぎ、今後のさまざまな支援の中にも生かしてほしい」と述べた。

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