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富士登山の安全祈願 小山、裾野、御殿場で開山式

 富士山の本県側3登山道の開山を控え、山麓の各市町で1日、開山式が開かれた。世界遺産登録10周年の節目で多くの登山者や観光客の来訪が予想される中、地元関係者らが登山の安全や開山期間の好天候などを祈願した。

軽やかな演奏で夏山シーズンの到来を祝う陸上自衛隊富士学校音楽隊=小山町の冨士浅間神社
軽やかな演奏で夏山シーズンの到来を祝う陸上自衛隊富士学校音楽隊=小山町の冨士浅間神社
神事で安全を祈願する関係者=裾野市の須山浅間神社
神事で安全を祈願する関係者=裾野市の須山浅間神社
軽やかな演奏で夏山シーズンの到来を祝う陸上自衛隊富士学校音楽隊=小山町の冨士浅間神社
神事で安全を祈願する関係者=裾野市の須山浅間神社


 構成資産である小山町須走の冨士浅間神社では、町や須走地区の団体関係者らが登山者の無事を願った。あいにくの雨となったが、社殿前で陸上自衛隊富士学校音楽隊が「富士の山」など4曲を軽やかに演奏し、夏山シーズンの到来を祝った。小山町観光協会の鈴木萬利子会長は「活動が活発化している富士山関連団体と連携し、構成資産がある町として雰囲気を盛り上げていきたい」と話した。
 旧登山道の起点になった裾野市の須山浅間神社では、同市観光協会や須山地区住民の役員、地元企業関係者ら約50人が開山式を行った。今年も神事のみとし、献杯などをして夏山シーズンの安全を祈った。
 同協会の土屋祐一会長(52)は「今年は富士山世界遺産登録10周年もあってにぎわうと思う。無事故無災害と地元の発展に携わりたい」とあいさつした。
 (御殿場支局・塩谷将広、東部総局・田中秀樹)

 

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