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友好交流と災害応援で協定 小山町と茨城県境町 協調し学び合い

 小山町はこのほど、茨城県境町と友好交流都市協定と災害時における相互応援に関する協定を締結した。経済や文化、教育、科学技術、都市建設などの分野で交流や協力をするほか、災害時には応急対策や復旧対策で相互に応援する。

協定書を交わした込山町長(左)と橋本町長=小山町の富士美華リゾート
協定書を交わした込山町長(左)と橋本町長=小山町の富士美華リゾート

 茨城県西部に位置する境町は人口約2万3800人で、関東大都市圏に含まれる。両町は自治会の視察や町議の研修などを通じて交流を深めてきた。企業誘致や住宅事業に積極的に取り組んで人口増加施策を推進し、交流人口拡大のための施設整備に注力していることなど共通点が多い。協調して学び合うことが両町の発展につながることから、協定締結に至った。
 災害面で小山町には富士山の噴火や険しい地形などによる大規模災害の危険性があり、境町は町内を流れる利根川の洪水などのリスクを抱える。発災時に被災者の応急、復旧活動に必要な食料や飲料水、資材・物資、車両などの提供、避難が必要な被災者の受け入れ施設や設備の提供などを約束した。
 小山町内で締結式が開かれ、込山正秀町長が境町の橋本正裕町長と協定書を交わした。込山町長は「多彩な施策を進めている境町から学び、小山町に持ち帰っていろいろな形で具現化していけたら」とあいさつした。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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