テーマ : 教育・子育て

顕微鏡開発 晝馬輝夫光科学賞 谷口教授(京大研究院)受賞

 浜松ホトニクスなどが設立した光科学技術研究振興財団(晝馬明理事長)は31日、第5回晝馬輝夫光科学賞の受賞者を発表した。候補者9人の中から、「3次元1分子蛍光イメージング技術」を開発した京都大高等研究院の谷口雄一教授(43)を選んだ。

谷口雄一氏
谷口雄一氏

 岐阜県出身の谷口教授は、分子レベルの空間解像度を維持しながら、観察領域を従来型の数マイクロメートルから数百マイクロメートルへと大幅に拡大させた顕微鏡を開発し、製品化した。将来的に医療診断の発展や生命の分子メカニズムの解明が進むことが期待されるという。
 審査委員長の上村洸東京大名誉教授は「革新的で、生命科学におけるポテンシャルは極めて高い」と述べた。
 同賞は2018年度に創設された。浜松ホトニクス創業者晝馬輝夫氏の遺志を引き継ぎ、日本の光科学分野で独創的な研究業績を挙げた45歳未満の研究者を顕彰する。贈呈式を3月7日に浜松市内で開き、賞金500万円と記念品を贈る。

いい茶0

教育・子育ての記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞