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テーマ : お酒・ビール

地産果物使いクラフトサワー 蒸留所・飲食店開業 沼津・柿田川ブリューイング 第1弾、伊東産レモン

 クラフトビール「沼津クラフト」を製造する「柿田川ブリューイング」(沼津市千本緑町)が今冬、新たに蒸留所「千本スピリッツ」を本社近くに設け、蒸留酒の製造に着手した。第1弾は静岡県内産のレモンを使ったクラフトサワー。ビール醸造所が複数ある沼津で「ビールの醸造技術を生かして、料理に合う地元産の果物を使ったサワーを提供したい」と、19日には飲食店も本格オープンする。

リモンチェッロを提供している店舗=沼津市千本緑町の「SENSPI」
リモンチェッロを提供している店舗=沼津市千本緑町の「SENSPI」

 2018年からクラフトビールを製造する同社にとって「創業時からの念願」(広報担当者の仙座夏子さん)。販売するクラフトサワー「リモンチェッロ」は、ビールに使用する麦芽を原料に製造した蒸留酒に伊東産のレモンを漬け込んだ。甘過ぎず、飲みやすいすっきりとした味わいに仕上げたという。
 本社兼醸造所の向かいに設けた蒸留所は、青果店跡を改装。3階にサワーを飲める飲食店「SENSPI(センスピ)」を併設し、昨年12月から週末限定で営業を始めた。
 今後は、沼津周辺の梅や桃などの果物を使ったサワーの製造も予定する。仙座さんは「沼津には地元産のビール、ジン、日本酒はあるが、ここにクラフトサワーが加わる。沼津のお酒文化を盛り上げたい」と展望を語った。
 リモンチェッロは系列店のビアフィールド(三島市)でも提供する予定。飲食店向けに、たる詰めの製品も今月から販売する。
 (東部総局・菊地真生)

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