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テーマ : お酒・ビール

吟醸酒瓶詰め 新年へ着々 駿河区の静岡平喜酒造

 静岡市駿河区の酒蔵「静岡平喜酒造」で新年に出荷する日本酒の瓶詰め作業がピークを迎えている。今年は県が開発した酒米「誉富士」に品種改良を加えた「令和誉富士」を使い新酒を仕込んだ。同社スタッフが爽やかな香りの吟醸酒を手際よく瓶に注ぎ込んだり、ラベルを貼ったりして新年の準備を整えた。

瓶詰め作業をするスタッフとラベルが貼られた純米吟醸酒=静岡市駿河区の静岡平喜酒造
瓶詰め作業をするスタッフとラベルが貼られた純米吟醸酒=静岡市駿河区の静岡平喜酒造

 年3回に分け出荷する純米吟醸酒シリーズの第1弾として、「喜平 静岡蔵 純米吟醸 誉富士 新米新酒」を一升瓶換算で約650本瓶詰めした。安倍川の伏流水と今秋入荷した令和誉富士の新米でこうじを造り、水分管理に注意して醸造した。
 新酒ならではのフレッシュですっきりとした飲み口が特徴。製造課の望月良祐さん(42)は「令和の酒米で納得のいく酒が造れた。おいしく味わってもらえる期待が昇り竜のように高鳴っている」と来年の干支(えと)になぞらえて出来栄えに自信を見せた。
 来年1月中旬から数量限定で、県内の地酒専門店を中心とした取り扱い酒販店に順次出荷される。
 (社会部・薬袋貴信)

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