霧島酒造20年超ぶり麦・米焼酎 9月発売「ほろる」と「するる」
焼酎メーカー最大手の霧島酒造(宮崎県都城市)は2日、麦焼酎「霧島ほろる」と米焼酎「霧島するる」をそれぞれ9月13日に売り出すと発表した。1998年に発売した看板商品の「黒霧島」を中心に芋焼酎に注力してきたため、麦焼酎は22年ぶり、米焼酎は23年ぶりの新商品となる。
同社によると、麦焼酎はバナナのような果実の香りと滑らかな口当たりが楽しめる。米焼酎は華やかな香りと米の余韻が残るという。主な購買層は30~50代を想定している。
記者会見した江夏順行社長は「100年以上培ってきた技術を結集した本格焼酎。特徴ある果実の香りを持ち、これまでにない新感覚の商品だ」と述べた。
新商品の原料となるこうじはビタミンやミネラルが豊富に含まれるぬか層が残るよう精白の度合いを調整した玄米を使っているのが特長だ。
900ミリリットル瓶の希望小売価格は霧島ほろるが1077円、霧島するるは1067円。