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テーマ : お酒・ビール

清水・両河内の日本酒 2023年版販売 酒米「亀の尾」使用、海底貯蔵版も

 静岡市清水区の山あい両河内地区のNPO法人複合力と同区西久保の三和酒造は18日、同区西里で栽培している酒米「亀の尾」を使用した日本酒「臥龍梅純米吟醸両河内亀の尾」の2023年版を同区港町の清水市民活動センターで発表した。複合力が同区西里で運営する「森のジェラート COMO」や一部の酒販売店で19日から販売している。

2023年版両河内亀の尾など日本酒が並ぶ発表会場=静岡市清水区港町の清水市民活動センター
2023年版両河内亀の尾など日本酒が並ぶ発表会場=静岡市清水区港町の清水市民活動センター

 23年版の両河内亀の尾では、地元企業イハラ建成工業の協力を受けた土壌改良で酒米の収穫増とそれによる生産本数の倍増が期待されていた。昨年9月の台風15号により田んぼの一部が泥に覆われる被害を受け見込みは下回ったが、単年分の米による醸造は維持し、前年並みの600本を用意した。
 東海大海洋学部と協力して清水港で日本酒を海底貯蔵し、付加価値をつくり出す新事業「オクシズからシズマエまで」についても報告した。水深2・5メートルで4カ月貯蔵し、両河内亀の尾では酸味が増して五味のバランスが向上する成果を得たという。今年は海底貯蔵版両河内亀の尾も販売する。
 両河内亀の尾は4合瓶1本2千円、海底貯蔵版は5千円。

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