パリで福島県産の日本酒試飲会 レストラン関係者ら参加
【パリ共同】食の都フランス・パリで7日、福島県産の日本酒の試飲会が開かれた。日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催し、県内から蔵元3人が参加。レストラン関係者ら約40人に自慢の酒を振る舞った。日本食ブームの欧州に販路を拡大させたい考えだ。
参加した蔵元の1人、福島県古殿町の「豊国酒造」の矢内賢征代表社員は「舌の肥えたフランス人に(自分の酒が)どう響くのか興味があった。ただ『おいしい』と言うだけではなく、苦みなどの個性をしっかり評価していただいた」と手応えを語った。
南会津町の「国権酒造」の細井信浩代表取締役は「予想はしていたが、皆さん日本酒について本当によく知っている」と感心していた。
試飲した料理コンサルタントの男性ダビド・クロンさん(34)は「日本酒はフランス料理も含めて、どんな料理にも合う。福島県産の日本酒が非常に優れているということを(フランス国内外で)伝えたい」と話した。