島田・牧之原の醸造所がタッグ 伊久美のビール、改良重ね再出発
島田市伊久美のクラフトビール醸造・販売所「193バレーブリューイング」が、牧之原市の池田屋麦酒と業務提携し、2種類の新しいビールを商品化した。製造方法を見直し、商品ラベルを一新した。
新商品は伊久美産のホップを使用した鮮やかな金色が特徴の「サンライズ ゴールデンエール」と、地元のかぶせ茶を使い、茶のうま味が感じられる「シマダペールエール」。いずれも伊久美川の伏流水で仕込んでいる。
醸造長交代に伴い、クラフトビール製造の池田屋麦酒と業務提携した。苦みを付けるホップを新しく取り入れたほか、伊久美産ビールを消費者にわかりやすく伝えるため、ラベルに「193」の字をプリントした。
醸造所につながる県道が台風15号で通行止めになり、約2カ月休業を余儀なくされた。醸造所を運営するビアホップおおいがわの小林浩樹代表は「島田を代表する商品として認知してもらえるようにがんばりたい」と再出発を誓った。新商品のビール2種類は、同醸造所とKADODE OOIGAWA(同市)で販売している。