「静岡大好きな人」集まれ! 移住者らイベント企画 食とビール 街中で堪能 11月4、5日 静岡市葵区
静岡県外から静岡市へ移り住んだ人たちが11月4、5の両日、食の地産地消をテーマにした地域活性化イベントの開催を企画している。同市葵区のホリノテラスや市歴史博物館前に、規格外の静岡産農産物を使った料理や県内で作られたクラフトビールなどを扱う約20店を出店し、地域資源を生かして中心市街地の盛り上げを図る。メンバーは「静岡が大好きな人たちに集まってほしい」と市民や観光客に来場を呼びかけている。
企画したのは移住者のほか、市内の会社員や主婦ら有志9人。葵区の人材交流拠点「市コ・クリエーションスペースCOCODE」で出会い、いずれも「静岡の食」に魅力を感じていたことから意気投合。「いつか食をテーマにイベントをやりたい」との思いを共有し、それぞれ仕事の合間を縫って準備を進めてきた。
イベントは「ホリノテラスホリデー 秋の静岡大収穫祭」と銘打ち、子連れでも退屈せずに長居できるよう、キッズエリアも設けるという。発案者の1人で葵区の小沢祥子さん(32)=横浜市出身=は「移住者だからこそ気付けた魅力がある。静岡が好きな人にもっと静岡を好きになってもらえたら」と期待を込める。
(政治部・池谷遥子)