オール御殿場、酒づくり認定 国の農商工連携、事業計画 つぼぐちフードサービスなど3社
御殿場市を拠点とするつぼぐちフードサービスとグループ会社の石川酒造、JA協同サービスの3社が協力した農商工連携によるオール御殿場産の純米酒(日本酒)製造事業がこのほど、国の農商工等連携事業計画の認定を受けた。同市では初の認定。3社の関係者が2日、市役所を訪ね、2023年度産の御殿場こしひかりを使用した純米吟醸「さくや 雪解(ゆきげ)」の完成とともに勝又正美市長に報告した。
富士山の伏流水やブランド米「御殿場こしひかり」、酒米「令和誉富士」など最高の地元素材を生かし日本酒を生産する。JA協同サービスは原料の米の生産をはじめ、休耕田などを活用した増産や農家への酒米生産奨励などを実施して農業分野に好影響を波及させる。石川酒造は同市印野で計画が進む新しい酒蔵での日本酒製造、つぼぐちフードサービスはグループ飲食店への提供や販路開拓、ニーズ調査、総括を担う。
勝又市長は「地域循環型農業の模範となる素晴らしい取り組み」と述べ、市も全力で支援する姿勢を示した。