あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : お酒・ビール

日本酒と焼酎、45蔵元に優等賞 温暖気候で酒米硬く、酒類鑑評会

 日本酒と焼酎の出来を評価する酒類鑑評会の表彰式が2日、東京国税局で開かれた。千葉、東京、神奈川、山梨の1都3県で造られた123点が出品され、延べ45蔵元が優等賞に選ばれた。同局によると、温暖な気候が続いた影響で酒米が硬くなり、酒造りには難しい年だったが、キレのある吟醸酒や米の味わいを感じられる純米酒が多かったという。

優等賞を受賞した日本酒と焼酎=2日午後、東京国税局
優等賞を受賞した日本酒と焼酎=2日午後、東京国税局

 審査は純米吟醸、かん酒、本格焼酎などの計5部門。かん酒部門で優等賞を受賞した「多満自慢 辛口吟醸」を造る石川酒造(東京都福生市)の杜氏前迫晃一さん(39)は「とんかつ、カレーにも合うよう米のうまみを生かした。普段日本酒を飲まない人に楽しんでほしい」と話した。
 本格焼酎部門では東京・伊豆諸島の酒蔵が多く受賞した。麦焼酎「嶋自慢」が優等賞に選ばれた宮原(新島)の桜井浩司さん(31)は「受賞をきっかけに全国に『東京島酒』をPRしたい」と意気込んだ。
 鑑評会は管内の酒造技術の向上を目的に、1971年から開かれている。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

お酒・ビールの記事一覧

他の追っかけを読む