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テーマ : お酒・ビール

日本酒「富士市育ち」ことしも 純米吟醸、きぬむすめ100% 28日から富士市内限定販売

 富士宮市の高砂酒造が富士市産の米100%で醸造した日本酒「山中山屋 富士市育ち」がことしも完成し、28日から富士市内限定で販売される。今季は酒米「山田錦」を使わず食用米「きぬむすめ」のみで純米吟醸原酒を作り上げた。26日、同酒造関係者が市役所に小長井義正市長らを訪ね、出来栄えを報告した。

28日から販売が始まる「山中山屋 富士市育ち」=富士市役所
28日から販売が始まる「山中山屋 富士市育ち」=富士市役所

 富士市育ちは、同酒造と市農業振興推進協議会の開発プロジェクトとして2021年に生まれた。同年は市内産のきぬむすめと山田錦を配合して純米大吟醸としたが、ことしは新たな可能性を求めて一品種に絞った。
 果実を思わせる爽やかな香りと、米の優しい甘みのある上品な辛口に仕上がった。魚の塩焼きや焼き鳥などに合うという。山本晃雅副社長は「こうじづくりからつまずく危険がある難しい挑戦だった」と振り返った。小長井市長は「とても香り高い」と喜んだ。
 720ミリリットル瓶(税込み1860円)2500本の限定製造。市内の一部酒販店やコンビニで手に入るほか、ことしから飲食店約20店でも味わえる。

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