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テーマ : お酒・ビール

川根本町産ユズでビール 酒販店オープン目指す 6月までクラウドファンディング

 川根本町のまちづくりNPO「かわね来風(らいふ)」は、県内3社の醸造所と連携し、町特産のユズを使ったクラフトビールを開発した。クラウドファンディング(CF)で調達した資金で町内に酒販店を整備する計画。過疎化が進む地域で「人を呼び込む起爆剤に」と期待を込める。

開発したユズを使ったクラフトビール
開発したユズを使ったクラフトビール

 茶農家などが農閑期に栽培するユズは、寒暖差で育まれる豊かな香りが特徴。生産量は県内1位で、用途拡大に向けてビール開発を企画した。人口減少や台風被害による大井川鉄道の運休で地元に活気が薄れる中、業種を超えて地域課題を解決する県の「地域食品産業連携プロジェクト」で完成にこぎ着けた。
 ビールは果汁感を楽しめる「フルーツエール」、優しい風味の「ヴァイツェン」、米こうじを使った「ラガー」の3種類。それぞれユズの味わいも異なる。酒販免許を取得して9月の販売店オープンを目指す同NPOは、CFの資金を冷蔵庫やキャンプ場で使う量り売りサーバーなどの購入費に充てる。
 CFは静岡新聞社などが運営する「しずおかMIRUIプロジェクト」で6月22日まで、支援を募っている。返礼品には2種類のビールなどを用意した。浜谷友子事務局長は「町民としてできることをしたい。ビールを通じて人が集まり、川根本町の良さを感じてもらえれば」と語る。

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