川根本町の記事一覧
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熱中症で19人搬送 静岡や浜松で猛暑日 29日の静岡県内
静岡県内で29日、熱中症とみられる症状で少なくとも19人の救急搬送があった。県によると、うち11人が高齢者。中等症が6人、軽症が13人だった。 静岡地方気象台によると、静岡市駿河区では南西風が山を吹き下って高温の風となる「フェーン現象」が発生し、36・7度と今年初の猛暑日となった。このほか、浜松市天竜区佐久間で36・5度、川根本町で35・5度など。 30日は太平洋高気圧に加え、チベット高気圧の張り出しも強くなり、気温がさらに上がる可能性があるという。
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緑化推進活動で国交大臣表彰受賞 川根本町の民間団体
緑化推進活動の模範的な民間団体として、「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受けた川根本町の「風薫る花と緑の里」への表彰伝達式が27日、町役場で開かれた。 風薫る花と緑の里は同町青部地区で自作の花壇を整備し、定期的に植栽や除草作業を行うなど、緑化活動に長年努めてきたとして評価を受けた。33回目を迎えた今回の国土交通大臣表彰は全国81団体で、風薫る花と緑の里は県内で唯一の受賞となった。 団体の松岡政臣代表と西沢昌義副代表が役場を訪れ、国土交通省中部地方整備局長島ダム管理所の松村昭洋管理所長から表彰状と記念品が贈られた。松岡代表は「地元の人や訪れた観光客に喜んでもらえるよう、今後も活動を続
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通級指導教室 静岡県内高まるニーズ 教育現場工夫細やか
小中学校で、発達に特性のある子らが通常学級に在籍しながら週に1、2回、クラスを離れてコミュニケーション方法などを学ぶ「通級指導教室」の利用者が、全国的に増えている。ニーズが年々高まるが、静岡県内の現場からは「そもそも通級指導教室自体が知られていない」という指摘もある。 助けてもらい成功体験 「今日は、この前やった校外活動のことを話そうかな」。川根本町内の小学校で、男子児童が楽しげに教員に思い出を語り始めた。同町は巡回型の通級指導を採用していて、対象児童は週に1回、自校を訪ねてくる担当教員から指導を受けている。 会話が終わると、教員が簡潔な文章を組み立て、児童は書き写して伝
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設計業務委託費、補正予算案計上へ 川根本町の学校再編
川根本町の薗田靖邦町長は21日、義務教育学校開設に向けた学校再編事業が中断している状況に「早急な対応が必要」と述べ、当初計画の内容を見直した上で、再設計にかかる業務委託費を補正予算案に盛り込み、近く議会に諮る考えを明らかにした。町議会6月定例会で佐々木直也氏の一般質問に答えた。 町は2024年度までに6小中学校を再編し、既存の校舎を活用して義務教育学校を2校開設する方針で本年度の一般会計当初予算案に校舎改修などの事業費を盛り込んだが、3月定例会で全額を削除する修正案が賛成多数で可決、計画の見直しが迫られていた。 薗田町長は「教職員や児童生徒に与えた影響は大きく、教育活動の調整に苦労をかけ
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理由なく欠勤、陸士長を停職 陸自滝ケ原駐屯地
陸上自衛隊滝ケ原駐屯地(御殿場市)は21日、正当な理由なく欠勤したなどとして、第433会計隊の男性陸士長(20)を停職9日の懲戒処分にしたと発表した。陸士長は依願退職する。 駐屯地によると、陸士長は4月10日、所定時刻に帰隊せず行方不明になった。同月17日に同市内で保護されるまで、正当な理由なく7日間欠勤した。5月16日には駐屯地の外柵を乗り越えて不正に外出して行方不明になり、17日に川根本町で保護された。この間、1日欠勤した。規律違反をすれば退職でき、もう一度違反すれば早期に退職できると考えたと説明しているという。
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静岡人インタビュー「この人」 秋元伸哉さん 川根本町の副町長に就任
元静岡県職員で、経営管理部行政経営課やデジタル戦略課に所属した。1月から現職。前職の経験を生かし、現在は日々の業務や住民サービスのデジタル化に力を注ぐ。小学生2人の父親。町内に母の実家がある。藤枝市出身。44歳。 ―前職の業務は。 「行政経営課で庁内の働き方改革を推進した。デジタル戦略課では、主に県民サービスや内部事務のデジタル化へ、庁内各課との調整や実証実験の実施、職員の意識改革などに取り組んできた」 ―前職の経験を町づくりにどう生かすか。 「住民サービス向上のために行政のデジタル化に積極的に取り組みたい。役場の仕事は住民との距離が近く、住民の顔が見える業務だと感じる。これまでの事
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21日に一般質問 川根本町議会
川根本町議会6月定例会は21日、一般質問を行う。6氏が登壇し、町当局の考えをただす。 通告内容は次の通り。 佐々木直也 ①町長、教育長が考える「よい町」「すてきな町」とは②学校再編の進捗(しんちょく)と今後の日程▽沢西省司 ①水道管路の耐用年数における対策②資料館やまびこの入館者数について▽中沢荘也 ①ワクチン予防接種費用に対する支援②中学部活動のあり方▽石山貴美夫 ①リニア中央新幹線工事に対する認識と対応②町の高齢化③移住定住策の具体的目標④茶業情勢▽大竹勝子 ①補聴器購入時の補助②学校給食の無償化▽野口直次 農業振興策
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はごろも教育研究助成賞 受賞50団体決定
静岡市清水区の公益財団法人はごろも教育研究奨励会(後藤康雄理事長)はこのほど、教育研究の推進に取り組む県内の学校などを対象とする「第22回はごろも教育研究助成賞」の受賞50団体を決定した。研究期間が1年間の「単年度」(50万円助成)と、2~3年間にわたる「複数年度」(1年につき40万円助成)の2部門に計65件の応募が寄せられた。7月12日に同市葵区のホテルアソシア静岡で授与式を行う。 受賞団体は次の通り。 【単年度】教育関係団体 県校長会、県高校長協会、県特別支援学校長会、県公立小中学校教頭会、川根本町教育会研修推進委員会▽高校 伊豆総合、田方農、静岡、清流館、藤枝東、島田、池新田、磐田
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北海道の高校生 茶農家に“弟子入り” 川根本町に短期滞在
北海道の高校2年生石黒理温さん(17)が23日までの11日間、川根本町下長尾の高木郷美さん(65)の元でお茶作りを学んでいる。16日は晴天に恵まれ、二番茶の収穫を手伝った。 石黒さんは札幌市出身。祖母の影響で幼少期からリーフ茶に親しみ、急須で飲むのが生活の一部になっているという。高校の職業体験で2週間の実習があり、緑茶が好きな石黒さんは、学校関係者のつながりが縁で高木さんの茶園で学ぶことになった。 石黒さんは高木さんに基本を教わりながら手摘みに初挑戦し、機械摘みの手伝いにも回った。悪天候で摘採ができない日は、商品の発送作業を体験した。 実習した成果は学校での報告会で披露するという。石黒
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川根茶底上げへ 製茶技術学ぶ 地元生産者20人
川根本町農業経営振興会(藤中康彦会長)とJA大井川青壮年部川根本町地区会は10日、同町の農林業センターで製茶技術講習会を開いた。地元の生産者約20人が集まり、同センターで培われてきた全国茶品評会出品茶の製茶技術を学んだ。 センター横にある茶畑で栽培された生葉を使用し、加工が始まると、参加者は高品質な川根茶を生み出す製茶技術についてセンター職員に質問したり、JA職員や生産者同士で意見を交わしたりしながら、理解を深めていった。 生産者の1人は「もむ温度や時間など、普段のお茶づくりにも参考になる点は多い」と収穫点を挙げた。藤中会長は「昨年の講習会で学んだ製茶技術を生かし、品質面で効果が出始めて
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補正予算案など4議案を可決 川根本町議会
川根本町議会6月定例会は10日、本会議を再開し、5430万円を追加する2022年度一般会計補正予算案など4議案を原案通り可決した。 最終日の21日に、特別委員会に付託した第2次町総合計画後期基本計画策定案の採決と一般質問を行う。
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アマゴ稚魚1000匹放流 川根本町の児童「大きくなって」
川根本町の中川根南部小の全校児童46人が7日、アマゴの稚魚約1000匹を大井川に放流した。 環境の変化に伴い、アマゴなどの川魚の数が減ってきていることから放流した。稚魚は地元の坂本政司さん(66)らが養殖した。 児童は稚魚をバケツに移して、優しく大井川に放した。4年の古林和晄くん(9)は「大きく成長してほしい」と願いを込めた。 坂本さんは「自然体験を通して、大井川に親しんでもらいたい」と話す。児童は7月にアマゴのつかみ取りに挑戦し、塩焼きにして食べるという。
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大自在(6月7日)大河への道
古典落語の「ご隠居さん」といえば博識で知られる知恵袋として、近隣住民に一目置かれる存在だ。若い者にも慕われ、もめ事が起きればご意見番として場を収める。経験こそ知恵だった時代。長寿者はそれだけで敬愛の対象だった。 かつては50、60歳ともなれば家督を譲って悠々自適の隠居生活もあり得たが、現代はそうもいかない。60代も「現役世代」としての活躍が期待される。そんな事情の背景を物語るデータが先日も発表された。 県が毎年公表している4月1日現在の65歳以上の人口。今年も過去最多を更新し、県の総人口に占める割合(高齢化率)は初めて30%を超えた。県民の3人に1人近くが高齢者、6人に1人近くが75歳以
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二十四節気題材に季節感じる絵画 20日まで浜松市中区
浜松市中区の服部美術教室の講師と生徒による絵画展「二十四節気を描く」が20日まで同区のホテルコンコルド浜松で開かれている。 講師の服部譲司さんと生徒19人が二十四節気から題材を決めた風景画など20点が並ぶ。島田市の水目桜や水仙、大雪の中で黒煙を上げて走る蒸気機関車(SL)を描いた作品などを紹介している。 「小寒」をテーマに、雪が積もった川根本町の茶畑を優しい色使いで表現した池下晶也さん(82)は「教室で学びながら描いた作品で、見た人に安らぎを与えられたら」と語った。
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茶況(6月3日)磐田豊田が初上場 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、磐田豊田の荷が初上場した。磐田や浜松からも二茶が少量届き、前年よりやや安値で商談が成立した。 磐田豊田の品種はおおいわせ。来週以降に初倉や清水などからの上場量も増える見通し。 北遠地域の一茶が少量上場し、今期の取引を終えた。JA担当者は「生産量は多くないが、買い手に内容を評価してもらい価格はおおむね堅調だった」と振り返った。 鹿児島県本土物二茶は、さえみどりやゆたかみどりなどが上場。しっかりした取引が続いている。 藤枝 藤枝市茶振興協議会はこのほど総会を開き、朝比奈玉露や藤枝一香のブランド強化に向けた取り組みを進めていく方針などを確認した。 島田、金谷、川
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川根本町議会 補正予算など5議案上程
川根本町議会6月定例会は2日開会し、会期を21日までの20日間と決めた後、5430万円を追加する2022年度一般会計補正予算案など5議案を上程した。このうち、第2次町総合計画後期基本計画の策定案は特別委員会に付託した。 補正予算案には、住民税非課税世帯への臨時交付金や、子育て世帯の生活支援特別給付金の事業費などを盛り込んだ。 10日に22年度一般会計補正予算案など4議案を採決する。最終日の21日に委員会付託した議案の採決と、一般質問を行う。
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静岡県内の高齢化率 初の30%超 西伊豆町51.8%、川根本町50.7%、松崎町49.5%
静岡県が30日公表した4月1日時点の県内の65歳以上人口は110万1978人と前年から3701人増え、過去最多を更新した。総人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率は前年比0・3ポイント上昇の30・2%と初めて30%を超えた。75歳以上の割合を示す後期高齢化率も0・4ポイント上昇の15・8%で過去最高。市町別で西伊豆町、川根本町の高齢化率は50%超だった。 高齢化率が最も高かった西伊豆町は51・8%、川根本町が50・7%と続いた。ほかに、松崎町49・5%、熱海市48・6%、南伊豆町47・9%など。 最も低かったのは長泉町の22・5%で、次いで袋井市25・0%、御殿場市25・9%の順だっ
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コロナ下の対応想定 静岡県総合防災訓練 第1回全体会議
静岡県と島田、牧之原、吉田、川根本の4市町は25日、9月4日に予定する県総合防災訓練の第1回全体会議を島田市で開いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、訓練は3年ぶり。共通重点項目に新型コロナ流行下での災害対応を掲げた。市町の連携や物資、医療支援などの受け入れ、避難所開設の手順などを確認する。自主防災組織や自衛隊など85団体計約170人が訓練内容を調整した。 訓練は午前8時~正午。南海トラフ巨大地震が発生して広範囲で震度7の揺れがあり、沿岸部に大津波が襲来した想定で行う。島田市は津波被害が予想される牧之原市と吉田町からの避難者の受け入れを確認する。牧之原市の相良港では水上バイク隊による救
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川根本町、AR技術で観光活性化 アニメキャラ、スマホに
川根本町議会は24日、臨時会と全員協議会を開いた。全員協議会で町は拡張現実(AR)の技術を活用した観光事業に乗り出す方針を明らかにした。コロナ禍の影響で陰りが見える観光業の活性化を目指す。 ARは現実世界に仮想世界を重ね合わせて表示する技術。人気漫画「ゆるキャン△」に登場する町内の舞台で、漫画の一コマと似た角度から専用のアプリを使って写真撮影を試みると、キャラクターが画面上に現れ、一緒に写ることができる仕組みを作る。 本年度中の実施を目指す。町観光商工課の中野裕文課長は「撮影場所を複数設置して、町内周遊につなげたい」と述べた。 町は無料通信アプリLINE(ライン)の公式アカウント開設や
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オランダの学校、どんな? 現地在住の山地さんと交流 中川根
川根本町立中川根第一小の2、3年生13人が19日、オランダの教員養成学校に通う山地芽衣さんとオンラインで交流した。児童はオランダの教育環境について理解を深めた。 山地さんが第一小教員の浜大輔さんと以前から交流があり、授業が実現した。山地さんが現地の小学校で撮影した写真が教室に数十枚並べられると、児童は「何をしている写真ですか」「写っている場所はどこ」などと、画面に映る山地さんに多くの質問を投げ掛けた。 今後は、オランダの小学校に通う児童とビデオレターで交流を深める。浜さんは「日本との違いを学ぶことで、子どもたちにはいろんなことに興味を持ってほしい」と期待した。
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茶況(5月14日)出回りなく市中閑散 県産一茶
静岡市中は前日の雨天の影響で出回りはほぼなく、閑散としていた。県産一茶取引の本格再開は16日以降になる。 富士などの東部が雨後を待って摘採を再開する。700円台の荷が増え、一定数の問屋が購入を続けている。富士の生産者は「相場下落を踏まえ、ある程度の数量を確保して利益を確保したい。20日ごろまで生産を続ける」と話す。 財務省貿易統計によると、3月の緑茶輸出量は前年同月比10・8%増の653トンと2カ月連続で前年同月を上回った。金額ベースでは4・5%増の18億5697万円だった。 輸出先は、米国が18・8%減の7億8663万円でトップ。カナダ2億4590万円(5・0倍)、台湾2億713万
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奥大井湖上駅の絶景、ジオラマに 群馬の男性制作、川根本町で展示
川根本町の接岨湖に突き出した半島上にある大井川鉄道井川線の秘境駅「奥大井湖上駅」周辺の絶景をモチーフにしたジオラマの展示がこのほど、同町千頭の道の駅「奥大井音戯の郷」で始まった。趣味で鉄道模型を作る群馬県在住の尾崎久さん(71)が制作した。 ジオラマの横幅は90センチ、奥行き80センチ、高さ45センチ。ベニア板と発泡スチロールで山々をかたどり、串やスポンジで木や森を表現した。湖面と駅のホームも忠実に再現している。 エメラルドグリーンのダム湖に浮かぶような幻想的な光景をテレビ番組で見かけて以降とりこになり、わずか3カ月で仕上げた力作だ。ジオラマは鉄道模型雑誌「鉄道模型趣味」が主催する昨年度
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長島ダム放水量増加 洪水期備え11日から
国土交通省長島ダム管理所(川根本町犬間)は10日、洪水が発生しやすい夏季に備え、11日からダムの放流量を増やして水位を低下させる措置を行うと発表した。6月15日までの予定。 流入分よりも毎秒4トンほどを上乗せして放流することで、水位を約10メートル下げる計画。放流量の増加で下流の河川の水位が大きく変わることはないものの、同管理所は「豪雨などの場合放流量を増やすこともある。水辺に近づくときは注意してほしい」と呼び掛けている。
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新茶と和菓子で一服 川根本町の道の駅で提供
川根本町水川の道の駅「フォーレなかかわね茶茗館」でこのほど、一茶の呈茶が始まった。同館の茶室で庭園を眺めながら新茶の川根茶が味わえる。和菓子とのセットで税込み300円。 品種はやぶきた。抽出時間や湯温を変えながら、一~三煎目までおいしく味わうことができる。一煎目は川根茶のうま味が口いっぱいに広がり、二煎目以降は渋みの中に甘みが感じられ、和菓子との相性も良い。9日に神奈川県から家族で来場した下田すみえさん(97)は「新茶の香りと甘みが感じられた。来たかいがあった」とご満悦の様子だった。 今後は晩生種「おくひかり」が加わり、やぶきたとおくひかりの飲み比べセットの販売も予定している。
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緑鮮やか新茶摘み 川根高生、地元産業理解へ学習
川根本町の川根高に今春、入学したばかりの1年生32人が9日、同町地名の農林業センターで新茶の手摘みと茶工場見学を行った。地元産業に理解を深めてもらおうと、新入生を対象に実施する総合的学習の一環。 2グループに分かれた生徒たちは農家と交流を深めながら、畑一面に広がる「おくひかり」の新芽を丁寧に摘み取った。茶工場では生葉から荒茶に加工する過程や製茶機械の役割などを学んだ。 連携中学(川根中、中川根中、本川根中)以外からの入学生「川根留学生」は本年度、6割を超えた。留学生の森川謙信さん(15)は「地元産業への理解が深まった。生葉を食べたら、ほどよい苦みがあっておいしかった」と笑顔を見せた。
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質高い川根茶 育む 農家7人 上位賞や産地賞目指す
川根茶産地の川根本町で6日ごろまで、今年の全国茶品評会に向けた出品茶の製造が行われている。町内の農家7人が出品する。最高位の農林水産大臣賞など上位の入賞や、町としては2年ぶりとなる産地賞の受賞を目指して、最高級の川根茶づくりに励んでいる。 出品者は普通煎茶4キロの部で、土屋鉄郎さん、川崎好和さん、相藤令治さん、相藤直紀さん、同10キロの部で丹野浩之さん、小平史郎さん、橋本立生さん。 元藤川の山あいにある相藤直紀さんの茶園で30日、摘採が行われた。自然仕立てのやぶきたを摘み手が一芯二葉で摘み取った。相藤さんは「冬の寒さで休眠がしっかり取れたことで芽伸びが良く、品質の高い川根茶に仕上がりそう
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川根本町在住者にお得な商品券発売 5月1日から
川根本町は1日から、町内在住者を対象に2千円分お得になるプレミアム付き商品券を発売する。新型コロナで落ち込んだ地域経済活性化と家計支援を目的とした事業で3回目。デザインを新調し、南アルプスに生息する動植物の写真を採用した。 宿泊・飲食券、食料品券、その他券、共通券の4種で1枚500円。各種2枚の1セット4千円分が2千円で購入可能。約150の事業所で使用できる。 3~5と8日を除き、13日まで販売する。引き換え書を持参して購入する。1日は山村開発センターと文化会館、7日は商工会本所、そのほかの日は本所と本川根支所で販売する。 写真にはライチョウやチョウノスケソウなどを採用した。
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ダム際で仕事いかが 川根本町「ワーケーション」提案 長島ダムふれあい館
川根本町が同町犬間の「長島ダムふれあい館」の一角にワーキングスペースを整備し、29日にオープンを迎えた。コロナ禍で働き方が多様化する中、通称「ダム際ワーキング」として、ダムを眺めながら非日常的な環境で仕事をする新しい働き方を提案する。これまでの観光に加えて働く場としてもPRし、長島ダムを含む接岨峡地区への来訪者の増加と認知度向上を図る。 同館は長島ダムやダム周辺地域の情報を映像やパネルで紹介する施設。ダムを一望できる窓際のスペースにテーブルと椅子、コンセントを設置した。今秋までに無料Wi-Fiを完備し、屋外デッキにもテーブルや椅子を設ける予定だ。 ダム際ワーキングは働き方や組織変革を支援
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安全運転管理推進事業所 島田署など、2社に指定証
島田署と島田地区安全運転管理協会は27日、本年度の安全運転管理推進事業所の指定証交付式を同署で開いた。島田市の物流事業「山岸運送」と川根本町の自動車部品製造「ケーブルテクニカ」が指定を受けた。 海野広志署長と同協会の山本孝之副会長が両社の代表者に指定証と交通安全啓発品の横断幕を手渡した。 任期は1年。両事業所は交通事故防止に向けた啓発活動などに率先して取り組む。
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茶畑連想ロールケーキ 川根高生と地元企業開発 29日から販売
川根本町の日本茶ブランド会社「クラフト・ティー」と川根高生が昨年、共同で開発した川根茶畑ロールケーキの販売が29日から、町内の飲食店2店舗で始まる。地元の食材を使い、新茶時期に町内各地で見られる鮮やかな黄緑色の茶畑をイメージしたケーキを町のPRに役立てる。 生地には粉末状の川根茶を練り込み、町内で収穫されたユズの粉末を生クリームの隠し味に取り入れている。川根茶の渋みの中にさわやかなユズの風味が感じられる。細かくした川根茶入りのクレープ生地をケーキの上にまんべんなくふりかけて、茶畑を連想させるケーキに仕上げた。 町の認知度向上と来訪のきっかけづくりを目的とした高校生と地元企業の連携事業。生
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大鉄、落石で部分運休
27日午前10時40分ごろ、大井川鉄道井川線の尾盛(川根本町)-閑蔵(静岡市葵区)間で、千頭発井川行き普通列車の運転士が落石を発見して停車した。処理のため、接岨峡温泉-井川間で計8本が部分運休し、約30人に影響した。
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インドに投資環境アピール 静岡県、高度人材獲得図る
静岡県はこのほど、駐日インド大使館職員を県内に招き、高度人材の獲得や企業誘致に向けて産業集積や投資環境などの魅力をアピールした。 インドはIT分野などで高い技術や専門性を持つ人材が豊富で、県内企業の採用ニーズも高いとされる。大使館とのネットワークを構築し、ビジネスを中心とした交流拡大につなげる。 山本東地域外交担当部長が、県庁を訪れた同大使館のマノジ・シン・ネギ1等書記官と懇談した。「優秀なインドの人材や企業に本県に来ていただき、ウィンウィンの関係を構築できれば」と呼び掛け、マノジ氏は「今年はインドと日本の国交樹立70周年の記念すべき年。企業の橋渡しや交流をサポートしていきたい」と応じた
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新茶シーズン幕開け 最高値は3万8888円 川根本町
川根本町上長尾のJA大井川川根工場に21日、一茶が初上場し、川根地域の新茶シーズンが幕を開けた。 上場したのは高木郷美さん(65)=同町下長尾=の手摘みのやぶきた2口21キロ。茶商が荒茶の水色や香気などをじっくりと吟味して取引がスタートした。あっせん人が茶商と生産者の間に立ち、そろばんをはじきながら交渉を進めた。取引が成立すると、手合わせの音が響いた。 最高値は1キロ3万8888円。値段を付けた山関園製茶(島田市川根町)の山下真臣さんは「細よれでつやがあり、浅蒸しの豊かな香りが感じられた」と評価した。 JA川根センターによると、川根地域は週末にかけて生産が本格化するという。
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品質良く、仕上がり期待 川根本町で新茶手摘み
川根本町下長尾のSATOMI製茶の茶園で20日、新茶の手摘みが行われた。品種はやぶきたで、21日にJA大井川川根工場で行われる川根地域の新茶初取引に出品する。 町内の女性農家らが応援に駆けつけ、茶園一面に広がるもえぎ色の新芽を一芯二葉で手際よく摘み取った。茶園を管理する高木郷美さん(65)によると、4月半ばにかけて、降雨の後に晴れ間が数日続いたため、茶の木が水分を多く吸収し、新茶の品質が向上したという。高木さんは「水色がよく、香り豊かな新茶に仕上がりそうだ」と話した。
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茶況(4月19日)初倉が今季初上場 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は初倉が初上場した。雨後で荷口は少なく、来場する問屋も限られた。19日に摘採が進み、20日の上場数量は増える見込み。 初倉の数量は少なく、6000~5000円台などで商談成立した。磐田地区は5000円台などで取引された。初倉の生産者は「香りや色合いなどは安定している。他産地の数量が増える前に生産を進めたい」と話す。 初倉や磐田、牧之原地区などは20日以降に出荷する生産者が増える予定。市中問屋は「色づきや形状に特徴がある品物を前年並みに仕入れたい」と語る。 県外産の鹿児島県本土物は2000円台の商談成立が多い。ゆたかみどりが終盤。あさつゆには一定の引き合いがある。
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有機抹茶 海外へ照準 問屋とタッグ、生産強化 KAWANE抹茶
鮮やかな緑色とこくのある渋味が特徴の県産有機抹茶の原料を作る、茶工場の挑戦が本格化している。KAWANE抹茶(島田市川根町家山)は、碾茶(てんちゃ)生産に向けて態勢を強化し、製茶問屋と連携して海外に輸出する。 大橋哲雄取締役(73)は20年前、有機栽培で煎茶作りを始めた。高付加価値のお茶の引き合いに手応えを感じるのに併せ、健康需要などを背景に世界的に抹茶需要が高まってきた。「抹茶なら菓子や料理など使い道が多岐にわたる」と見込み、茶畑を碾茶栽培向けに転換し始めた。 自前の園地を改良するだけでなく、契約農家に資材を貸し出したり、専用肥料を供給したりして転換を促す仕組みを構築。碾茶を始めた20
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新茶初取引 島田、金谷18日/川根21日
島田、金谷、川根各地域の2022年度新茶初取引の日程が14日までに決まった。島田、金谷両地域は18日、川根地域は21日に行う。 島田地域は、JA大井川島田支店(島田市中河町)で午前7時に初取引の式典を行い、同7時半から取引を始める。式典開催は3年ぶり。 金谷地域はJA五和支店(同市島)、川根地域はJA川根工場(川根本町上長尾)で開く。両地域ともに関係者のみで行う開所式の後に取引を始める。 初取引日は昨年に比べて金谷地域は5日、島田、川根両地域は4日遅い。
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千頭駅前(川根本町)にシェアショップ 移住者の吉川さん 出店場所を期間限定で提供
川根本町の大井川鉄道千頭駅前にこのほど、シェアショップ「シェアきち~挑戦する場所」がオープンした。店長を務めるのは移住者の吉川有紀さん(22)。飲食業など、新規事業への挑戦を志す人に出店場所を期間限定で提供して、夢への第一歩を後押ししたい考えだ。 吉川さんは学生時代に企業のインターンシップで長期間、町内に滞在した経験を持つ。町民のやさしさや人柄に魅了され、浜松市から移住した。「お世話になった町民の力になりたい」と恩返しの意を込めて、開店した。 店内にはキッチンを完備。飲食店のほか、ワークショップ、単発や定期のイベント開催も可能という。オープンに合わせて、飲食店経営を夢に持つ同町の山下希さ
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シダレザクラが満開 川根本町・智者の丘公園
川根本町東藤川の智者(ちしゃ)の丘公園でシダレザクラが満開になり、来園者たちを楽しませている。町観光商工課によると、花は来週ごろまで楽しめそうという。 園内には約20本のシダレザクラが植えられていて、小粒でかわいらしいピンク色の花が見頃を迎えている。木々の中を通り抜ける滑り台で遊びながら花を満喫する家族連れや花見客の姿が見られた。 島田市の鈴木八千江さん(76)は2日連続の来園。「花が園内をピンク一色に染め、とてもきれい。まるで夢の中にいるみたい」と声を弾ませた。
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防災力向上へ決意 消防団辞令交付
■焼津 焼津市消防団は3日、幹部昇任者への辞令交付式を同市石津の市消防防災センターで開いた。岩本操団長が副団長や方面隊長などに昇任する21人に辞令書を交付した。 消防団長、副団長ら消防団員60人が参加した。幹部退団者8人に辞令を交付したほか、消防庁長官功労章や日本消防協会功績章など各表彰を伝達した。 中野弘道市長は「自分たちのまちは自分たちで守る精神で力を発揮してほしい」と激励した。岩本団長は昇任者に「今まで以上に職務にまい進してほしい」と呼び掛けた。 本年度の新入団員は47人。1日に市社会福祉協議会の職員15人でつくる機能別消防隊が発足した。 ■牧之原 木下団長(左)から辞
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防災力向上へ決意 消防団辞令交付 川根本町
川根本町消防団は3日、本年度の辞令交付式を同町の中川根中で行った。新入団員10人と本部や分団幹部らが井口晶彦団長から辞令を受けた。 新入団員を代表して上田虎之介さんが「良心に従い、忠実に消防業務を遂行する」と決意を述べた。薗田靖邦町長は「若い力が地域の根っこを支えている。町を守るという意識を絶えず持ってほしい」と激励した。日本消防協会長表彰も行われ、勤続24年で元統括本部長の中村慎さんが長年の功績をたたえられ、精績章を受けた。
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川根本町と吉田町が連携 ふるさと納税の共通返礼品2種類開発
川根本町と吉田町は両町の地域資源を組み合わせたふるさと納税の共通返礼品を開発し、4月1日から両町で取り扱いを始める。地域資源を一体的に発信することで相乗効果を生み出し、地域活性化につなげる狙い。 返礼品は、川根本町の三ツ星オートキャンプ場の宿泊券と吉田町の食肉卸業「かねまる」が販売する県ブランド豚「金豚王」のロース・バラ肉のセット(寄付金額3万円)、ふじのくに川根本町ゆず協同組合の町産ユズを使用したポン酢と金豚王のしゃぶしゃぶ肉のセット(同1万円)の2種類。寄付金額3万円の返礼品は、キャンプ場の利用日に現地で受け取る。 事業開始を前に両町は30日、今後の共通返礼品開発に向けて連携を強化す
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地方創生SDGs金融表彰受賞 御前崎など5市町と島田掛川信金
内閣府はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた地方公共団体と金融機関の取り組みをたたえる「地方創生SDGs金融表彰」の表彰式をオンラインで行った。県内からは若者の地元就職と企業の雇用確保につながるプロジェクトを創設した、御前崎市など5市町と島田掛川信用金庫が受賞した。 受賞したのは他に牧之原市、藤枝市、川根本町、吉田町。各市町は、教育資金を同金庫から借り入れ、大学や専門学校などを卒業後に地元に定住して就職した人を対象に、借入金の利息分などを助成する。こうした助成制度を利用する若者に向けては、専用のホームページやSNSでインターンシップ(就業体験)や説明会といった地元企業の情
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島田市 13団体60個人を表彰 小中生スポーツで好成績
島田市はこのほど、本年度市スポーツ賞の表彰式をプラザおおるりで開き、各種スポーツ大会で優秀な成績を収めた小中学生13団体と60個人を表彰した。 受賞者は次の通り。 【団体】島田イーグルス、初倉フットボールクラブ、第22回県市町対抗駅伝島田市代表チーム、六合ジュニアバレーボールクラブ、SHIMADA V6、島田ジュニア体操教室小学生女子ボール団体、初倉・川根・川根本町中川根中野球部、島田一中サッカー部、VIGOROUS、六合中競泳女子メドレーチーム、金谷中弓道部、島田ジュニア体操教室女子六合中チーム、同教室中学生女子ボール団体 【個人・小学生】上野汐織(島一6)品川実咲妃(同)荒浪憩(同
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川根本町議会 学校再編「2校案再考を」 改修費予算全額削除
川根本町の小中学校を再編し、義務教育学校を2校開設する計画を巡り、町議会3月定例会は24日の最終本会議で、将来的な子どもの数の推移や町民への説明不足などから「現在の2校案を再考すべき」として、2022年度一般会計当初予算案に計上した校舎改修などの事業費5億1800万円を全額削除する議員発議の修正案を賛成多数で可決した。 町は24年度までに6小中学校を再編し、既存の校舎を活用して9年制の義務教育学校を南と北地域にそれぞれ開校する方針。新年度から校舎改修に着手する予定だったが、修正案可決により計画の見直しが迫られることになった。薗田靖邦町長は閉会後、取材に「子どもたちの将来を思い、魅力的な教育
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11案件を可決 川根本町議会閉会
川根本町議会3月定例会は24日の最終本会議で、義務教育学校の校舎改修に関連する予算を全額削除する2022年度一般会計当初予算案の修正案や各特別会計予算案などの10議案と、議員発議1件を可決、閉会した。
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前年度比32人増 大規模異動 川根本町人事
川根本町は23日、4月1日付の人事異動を内示した。対象者は92人と大規模で、2021年度より32人多い。退職補充を含め、課長級10人を入れ替える。 主な異動は次の通り。 【課長級】総務課長(参事兼情報政策課長)山田貴之=再任用▽会計管理者兼会計課長(農林課長)北原徳博▽情報政策課長(税務住民課長)坂下誠▽税務住民課長(議会事務局長)竹野克彦▽健康福祉課長(教育総務課長)森下育昭▽農林課長(健康福祉課長)鈴木浩之▽議会事務局長(総務課長補佐兼行政庶務室長=昇任)沢口誠一郎▽教育総務課長(社会教育課長)平松敏浩▽社会教育課長(税務住民課長補佐兼戸籍住民室長=昇任)大村泰子▽健康福祉課付参事(
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茶況(3月22日)集客施設整備に最大100万円補助 川根本町
川根本町は2022年度、喫茶や茶園テラスといった集客施設の整備を希望する町内の農業者を対象に、最大100万円を補助する事業を始める。事業費200万円を22年度当初予算案に計上した。 町の認定農業者や3人以上の協業体が対象で、集客施設は川根茶の販売促進と緑茶文化の情報発信を目的とする。庭先などのスペースに椅子や机を並べて茶を振る舞う喫茶や、茶畑の中に設置するテラスなどが施設の一例。希望者は町農林課に申請すると、企画する事業のヒアリングが行われる。
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24日に一般質問 川根本町議会
川根本町議会3月定例会は24日、一般質問を行う。6氏が登壇し、町当局の考えを問う。 通告内容は次の通り。 大竹勝子 ①保健医療体制の拡充②赤ちゃん訪問育児ヘルパーについて▽佐々木直也 ①林業の方向性②山林売買③移住政策④ふるさと納税▽石山貴美夫 川根茶産業の振興策▽中沢荘也 ①相続放棄された土地、建物の維持管理②町づくりにかける町長の想い▽中原緑 ①教育施策②川根高と町内の高校生について▽野口直次 施政方針と町の課題
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全日本少年軟式野球が開会 25日まで熱戦
第13回全日本少年春季軟式野球大会(静岡新聞社・静岡放送後援)は21日、草薙球場で開会式を行った。全国から54チーム(1チーム辞退)が出場し、25日まで静岡県内で春の中学軟式野球日本一を懸けて争う。 開会式では昨年9月に開催した前回大会優勝の星稜中(石川)を先頭に入場。本県の東海大翔洋中、富士吉原東・吉原三中、島田初倉・川根・川根本町中川根中、浜松開誠館中、静岡シティクラブの5チームも登場した。静岡シティクラブの桜井壮太主将(静岡南中)が「新型コロナで大会が中止される中、全国舞台に立てる感謝を表現したい。最後まであきらめずプレーする」と宣誓した。 22日は8球場で1回戦を行う。富士吉原東
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全日本少年春季軟式野球 21日開幕 静岡県勢5チーム出場
春の中学軟式野球日本一を決める第13回全日本少年春季軟式野球大会(静岡新聞社・静岡放送後援)は21日、静岡県内で開幕する。初日は草薙球場で開会式を行い、22日に8球場で1回戦を行う。 全国各地の予選を勝ち抜いた54チーム(1チーム辞退)が出場し、県勢は東海大翔洋、富士吉原東・吉原三、島田初倉・川根・川根本町中川根、浜松開誠館の4チーム(7校)と静岡市選抜の静岡シティクラブが出場する。 23日に2、3回戦、24日に準々決勝、25日に準決勝と決勝を行う。
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一茶や抹茶、ぜいたくに使用 ペットボトル発売 川根茶業協同組合
川根茶業協同組合(南伸次理事長)は18日、川根産の一茶や抹茶をぜいたくに使用した川根茶ペットボトル飲料を発売する。川根茶の販路拡張事業として、身近なペットボトルから川根茶に親しんでもらおうと、企画した。1本税込み200円。 茶業者が厳選した川根産の一茶と、川根本町の静岡オーガニック抹茶(SOMA)の抹茶を使い、半年の試作を重ねて製品化した。甘みのある川根茶と川根産の抹茶が合わさって、まろやかな飲み口に仕上がっている。 同町下長尾の組合事務局や組合員の一部店舗で販売予定。4月18日まで、期間限定で2割引きで販売する。問い合わせは、同組合事務局<電0547(56)0045>へ。
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川根本町 学校再編費を削除 予算特別委、修正案を可決
川根本町議会3月定例会は16日、予算特別委員会を開いた。町内の小中学校を再編し、義務教育学校を2校開設する計画を巡り、2022年度一般会計当初予算案に計上した再編事業費5億1800万円を全額削除する議員発議の修正動議が提出され、修正案は賛成多数で可決された。 修正案は24日の最終本会議でも可決される見通し。町は24年度までに6小中学校を再編し、既存の校舎を活用して9年制の義務教育学校を南と北地域にそれぞれ開校予定だったが、修正案が可決されれば新年度からの校舎改修に着手できなくなり、計画の全面的な見直しを迫られる。薗田靖邦町長は「子どもの未来を思い、進めてきた事業の趣旨が十分に理解されず遺憾
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ロシアの軍事侵攻 非難決議案を可決 川根本町議会
川根本町議会は15日の3月定例会本会議でロシアのウクライナへの軍事侵攻を非難する議員発議の決議案を全会一致で可決した。 決議では「国際秩序の根幹を揺るがす行為として、断じて容認できない」とロシアの侵攻を非難した上で「直ちに戦闘を停止し、軍を撤退するよう求めるとともに、世界平和実現に向けて、全世界が一体となり取り組むよう、訴える」とした。 本会議では、このほか2021年度一般会計補正予算案など16議案を原案通り、可決した。最終日の24日に第1常任委員会と予算特別委員会に付託した9議案の採決と一般質問を行う。
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学校再編計画に“待った” 川根本町議会 予算修正動議を協議
川根本町が計画する町内全小中学校の再編と義務教育学校の開設を巡り、川根本町議会で「町民の理解が不十分」などと懸念を示す声が相次ぎ、3月定例会で審議中の2022年度一般会計当初予算案に盛り込まれた再編事業費に関する修正動議が提出される可能性が出てきた。事業費が全額削除または一部削減される見込みで、16日に予算特別委員会が開かれる。 町は24年度までに町内の全小中学校を再編し、既存の校舎を活用して9年制の義務教育学校を2校開校する方針。22年度一般会計当初予算案に校舎改修工事費として5億1800万円を計上したが、予算特別委では現状の2校案に対して「町民の理解が十分に得られていない」などの指摘が
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水量、水質維持を要望 大井川2漁協、知事に【大井川とリニア】
リニア中央新幹線工事に伴う大井川の水問題を巡り、中下流域を管轄する大井川漁協(鈴木敏夫組合長)と新大井川漁協(鈴木捷博組合長)の役員が11日、県庁に川勝平太知事を訪ね、水量と水質の現状維持を要望した。 要望書には「近年は気象の変化も加わって冬期の表流水が国の定めた維持流量(河川の機能を維持するために必要な水量)を割り込み、今以上の表流水の減少は魚類への致命的なダメージになる。流量保全は喫緊の課題だ」と明記した。 大井川漁協によると、昨年のアユ漁獲量は渇水の影響で例年の半分に減った。川根本町の町長を昨年まで務めた同漁協の鈴木組合長は「リニア工事が始まると水環境が大変厳しくなる。水量も当然だ
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若手カメラマンや高校生参加 島田中心街の個店紹介、冊子に
島田市はこのほど、JR島田駅前の緑地(通称・サンカク公園)を中心とした公共空間活用プロジェクトの一環で、中心市街地の個店を紹介する冊子「島田マチナカ暮らし」を発行した。若手カメラマンや高校生が参加し、写真を主体に人々の息づかいや街の雰囲気を伝える一冊に仕上げた。 編集を担当したのはサンカク公園の活性化に取り組む菱谷真美子さんら。フリーカメラマンの杉浦直人さん(27)=牧之原市=が同公園のシェアキッチンで営業するカフェや、老舗の甘味どころ、飲食店、美容室、生花店など周辺の19カ所で撮影し、菱谷さんが紹介文を添えた。店舗の営業時間など具体的な情報をあえて載せないことで「興味がわき、島田へと足
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乳幼児1人当たり6万円分クーポン 川根本町、育児用品購入を援助 22年度
川根本町は2022年度、子育て中の保護者に育児用品の購入費を援助するクーポン券を発行して、子育て支援の充実を図る。関連事業費300万円を22年度当初予算案に計上した。 対象は0~2歳の乳幼児を持つ町内在住の保護者。紙製のクーポンは1枚千円。乳幼児1人当たり、6万円分(60枚)を支給する。紙おむつやミルクといった育児用品を購入する際に使用できる。町内に育児用品を扱う店舗が少ないため、町は商工会に協力を呼び掛け、販売体制を整えるとしている。 事業は乳幼児健診や相談事業の際に保護者への周知を図る。健康福祉課の鈴木浩之課長は「子育て世帯に優しい環境づくりを目指していく」と述べた。
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千頭駅周辺マップに 川根本町など作製、散策コースや飲食店紹介
川根本町とエコティかわねはこのほど、同町の大井川鉄道千頭駅周辺の散策コースや飲食店などを紹介する散策マップを作製した。町役場本庁舎や総合支所、同町まちづくり観光協会などで置かれている。 散策マップの範囲は千頭駅周辺の千頭地区と、大井川を挟んだ対岸側の小長井地区。地区ごとに所要時間約30分の散策コースを考え、紹介している。千頭地区は両国のつり橋や大井川鉄道のアプト式鉄道が停車する川根両国駅、小長井地区はシダレザクラやハナモモが並ぶエリアを中心に巡る。 裏面には千頭駅周辺にある飲食店やお土産屋などを紹介。30分~2時間以内で体験できる観光・体験ガイドも複数、掲載している。
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川根本町 里山親子留学、人口減少対策の一手に【22年度予算案/志太榛原⑥完】
昨年10月、川根本町の学校生活を日帰りで体験できる里山親子留学の実証実験が、同町の中川根第一小で行われ、静岡県内外の親子2組が参加した。子どもが授業を受ける間、保護者は校内を見学したり、教育環境の説明を受けたりした。参加した保護者の一人は「子どもがうれしそうに過ごしていた。次回は移住に興味を持つ友人と一緒に来てみたい」と前向きに話した。 川根本町は2024年度までに町内の小中学校を再編して、9年制の義務教育学校を2校構える予定だ。山下斉教育長は「教育の転換期を迎えつつある」と強調する。中学校の教員が小学生に専門性の高い指導をしたり、6~15歳の子どもが生活を共にする異学年交流が生まれたりと
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5~11歳ワクチン接種 26日から 川根本町
川根本町は5~11歳の子どもを対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種を26日から開始する。ファイザー社製の小児用ワクチンを使用し、対象者は約200人。4日に接種券を発送する。 集団接種は1回目を26日、2回目を4月23日に山村開発センターで行う。個別接種は上長尾田沢内科医院、本川根診療所の2カ所で実施する。個別接種の希望者は、コールセンター<電0547(58)6070>で予約する。 接種は保護者の同伴が必要。問い合わせは、町健康福祉課<電0547(56)2224>へ。
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新年度予算など26議案を上程 川根本町議会
川根本町議会3月定例会は2日開会し、会期を24日までの23日間と決めた後、61億6800万円を計上した2022年度一般会計予算案など26議案を上程した。このうち地区集会所条例の制定議案など2議案を第1常任委員会に、22年度一般会計予算案など7議案は予算特別委員会に付託した。県市町総合事務組合規約の変更議案は原案通り可決された。 15日に21年度一般会計補正予算案など16議案を採決する。最終日の24日に委員会付託した議案の採決と一般質問を行う。
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産出額首位陥落の衝撃 既存販路から脱却模索【令和の静岡茶②/第1章 縮む現場②】
農家収入を表す産出額は既に日本一の座を譲っていた-。農林水産省が昨年3月に発表した2019年農業産出額の統計で、生産量全国一の静岡県の茶は前年比18・5%減の251億円に減少し、252億円だった生産量2位鹿児島県に初めて抜かれたことが判明した。 「逆転のタイミングがこんなに早いとは」(静岡市内の製茶問屋)「消費拡大策が急務だ」(伊藤智尚県茶業会議所専務理事)。茶どころ日本一を自負していた県内茶業者に強い衝撃が広がった。 県内茶産出額は1992年の862億円をピークに低迷が続く。2020年統計で首位を奪還したものの、約30年で3分の1以下に落ち込んだ計算だ。静岡ブランドの陰り、茶園大規模化
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川根本町久野脇を知って 静大の井関さん 果樹と住民の縁、冊子に
静岡大農学部4年の井関早弥香さん(22)=静岡市清水区出身=がこのほど、川根本町久野脇地区の果樹にまつわるエピソードをまとめた冊子「くだもの縁結び」を発刊した。庭先に植えられたさまざまな果樹と住民の思い出話などを紹介している。 井関さんは卒業研究の一環で町を訪れた際に、久野脇地区に多くの果樹が植えられていることを知った。 地域住民から果樹にまつわるエピソードを聞き、昔の生活や思い出を疑似体験しているような感覚になったという。それぞれ違うエピソードをまとめて冊子にすることで、久野脇地区のPRにつなげようと企画した。 冊子には住民2人のエピソードを紹介。幼少期に友人と梅干しの交換をした思い
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学校再編、積極投資 川根本町、一般会計61億円 来年度予算案
川根本町は24日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比11・36%(6億2900万円)増の61億6800万円で、5年ぶりに増額に転じた。6特別会計を合わせた予算総額は7・24%増の88億920万円。義務教育学校開設に向けた小中学校再編事業に積極投資するなど、必要な分野に予算を配分した。薗田靖邦町長は「未来につなげる予算編成」と述べた。 24年度までに2校開校予定の義務教育学校関連事業には5億1800万円を計上した。使用する校舎の改修工事や必要な設備投資、備品購入に充てる。移住・定住促進事業として、育児用品購入費を補助する子育て支援(300万円)や、お試し里山親子留学(45万
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大学の勉強、サークル活動など質問 川根高生、現役大学生とオンライン交流
ふじのくに地域・大学コンソーシアムは22日、静岡県内の大学生が大学生活を高校生に紹介する講座をオンラインで開き、川根本町の川根高1年生約40人が受講した。 静岡大や常葉大の学生が参加した。配布した資料をもとに、大学進学を選んだ理由や自分の大学、学部の良い点、学んでいる内容などを紹介した。 生徒からは進路決定の時期や受験勉強に関する内容のほか、サークル活動やバイトなど大学生活の様子を質問する場面があった。榎本伽音さん(15)は「現役の大学生に質問できる機会は貴重なので、進路決定の参考になる」と話した。 講座は大学の学問や大学生活を知る機会を提供し、進学意欲や高校生活における目的意識を高め
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有機茶栽培面積拡大 県が茶業振興計画案 生産力向上へ戦略急務【解説・主張しずおか】
静岡県は茶業振興計画案(2022~25年度)で、県内の有機茶栽培面積を20年の約2倍の400ヘクタールとする方針を示した。目標到達に向け、農家の生産意欲向上につながるような生産・販売戦略づくりが求められる。 県が目標設定の参考としたのは、国が21年に策定した「みどりの食料システム戦略」だ。有機農業は化学的に合成された肥料や農薬を使わず、生物多様性の維持や環境負荷軽減につながる期待がある。国は現状1%未満の有機農業の国内耕作面積を、50年までに全体の25%まで広げる構想を掲げる。 県が有機栽培の重点品目に茶を選ぶ背景には、海外輸出の好調さがある。国内リーフ茶需要の減少傾向に歯止めがかから
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大井川鉄道井川線 落石で部分運休
12日午前10時40分ごろ、大井川鉄道井川線尾盛(川根本町)―閑蔵(静岡市葵区)間で、千頭発井川行き普通列車の運転士が落石を発見し、停止した。乗客9人と乗務員にけがはなかった。復旧作業のため、接岨峡温泉―井川間で上下6本が部分運休し、約150人に影響した。
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ネコの日に「かわネコやま」行き 大井川鉄道が記念乗車券発売
ネコの日(22日)を前に、大井川鉄道(本社・島田市)がネコをデザインした記念乗車券と入場券のセットを発売した。川根本町の千頭駅から、駅名にネコの文字が隠れている同町の川根小山(かわ“ねこ”やま)駅までの片道普通乗車券と入場券、特別デザインの台紙が一緒になっている。 乗車券と入場券の下地は通常、大井川鉄道の社章だが、今回は特別仕様でネコと魚、肉球をデザインした。ネコのイラストは同社員が描いたという。川根小山駅は無人駅のため普段、入場券の取り扱いはないが、今回は特別に作成した。 同社オンラインショップで販売中。税込み1000円。送料は別途で発送は23日以降となる。無く
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バレンタイン 花で気持ち伝えて JA大井川がPR
バレンタインデーに合わせて全国の花卉(かき)業界が推進するキャンペーン「フラワーバレンタイン」をPRしようと、JA大井川はこのほど、管内の島田、藤枝、焼津の3市と川根本町にフラワーアレンジメントを贈った。 島田市役所の1階ロビーには同JA管内で生産されたバラやガーベラ、トルコギキョウ、ラナンキュラスなど7品目70本以上を使った華やかなアレンジメントが飾られた。同JA園芸・花卉センターの佐野雄一郎さんは「花は自由なラブレター。ぜひ男性から女性に贈ってもらい、花卉業界の盛り上げにつなげたい」と話した。 アレンジメントは各市町の庁舎で14日まで飾る予定。
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DXの理解醸成へ 幹部職員に研修会 川根本町
川根本町はこのほど、幹部職員を対象にDX(デジタルトランスフォーメーション)推進のための研修会を開いた。自治体でDXを進める意義や目的について、他市町の実例を参考にしながら学んだ。 DXに対する職員の理解を深めるのが狙い。秋元伸哉副町長をはじめ、職員58人が受講した。国の地域情報化アドバイザー制度を活用し、神奈川県藤沢市の総務部情報システム課職員の大高利夫さんがオンラインで講師を務めた。 藤沢市は施政方針でデジタル市役所の実現とスマートシティの推進を掲げ、行政手続きなどのオンライン化やデジタル人材の育成を積極的に進めている。大高さんは、スマートフォンで事前に入力して作成する住所異動届など
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キャラ「ミエコ」が情報発信 川根本町商工会、町の魅力ウェブで
川根本町商工会はこのほど、ウェブサービス「note」に町の情報を発信するアカウント「かぜのじだい ミエコのかわねぐらし」を開設した。架空のキャラクター「ミエコ」を主人公に記事を仕立て、町の魅力を伝えている。 ミエコは東京都からの移住者。町の名所や食事処などを訪れ、写真付きで紹介する。町を知ってもらい、移住定住を促進しようと開設した。サイト企画制作などを手掛ける静岡市の企業に委託し、取材を担当している。 商工会本川根支所長の西沢孝仁さんは「町に興味や関心を抱く入り口となれば」と期待した。 アカウントは<https://note.com/kawane_mieko>。
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新型コロナ 感染拡大防ぐ方法「かわねフォン」で 川根本町が公開
新型コロナウイルスのオミクロン株が全国で猛威を振るう中、川根本町はこのほど、感染拡大を抑える方法や対策を呼び掛ける動画を制作した。町内の各世帯が所有する告知端末機「かわねフォン」で公開している。 子どもから大人に感染が広がるケースが町内で多くみられることから、家庭内感染を防ぐ具体的な方法や対策を紹介している。「家庭でもマスクをつけよう」「家族で一緒に食事をする場合は、大皿に盛るのではなく、小皿で別々に盛りつけよう」などの内容を盛り込んだ。 動画に出演する高齢者福祉課の池本祐子保健師は「感染の第6波が収束するまでは、動画の内容を参考に家庭内でできる対策をしてほしい」と話した。
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休校中もオンラインで授業 川根本町6小中学校「不安和らげたい」
新型コロナウイルスの感染拡大で、31日まで全6小中学校が臨時休校となっている川根本町では、各学校が休校期間中、児童生徒の学習を補うために、タブレット端末を活用したオンライン授業を実施している。中学校は高校受験を間近に控えた3年生に、個別対応の時間を設けるなどして、教員が生徒のサポートに奔走している。 ICT教育に力を入れる町は全小中学生一人一人にタブレット端末を配布している。通常授業でも機器を活用していて、休校期間もビデオ会議システム「ズーム」を使って各家庭とつなぎ、臨時の対応を可能とした。 本川根中は、24日からオンライン授業を本格的に始めた。通信環境などで、家庭から機器をつなぐのが難
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島田の宿泊療養施設、28日運用開始 民間ホテル活用
静岡県は26日、新型コロナウイルス感染者の新たな宿泊療養施設として確保した島田市の民間ホテルについて、28日から運用を開始すると発表した。 県によると、宿泊療養施設として活用するのは、島田市井口のホテル「カンデオホテルズ静岡島田」。東名高速道吉田インターチェンジ近くにあり、127室の客室のうち103室を療養者用に充てる。近隣病院の協力で看護師が常駐し、急変時などは医師が電話で対応を指示する。 オミクロン株の流行で県内は年明け以降、感染状況が急激に悪化し、26日の新規感染者は過去最多を記録した。感染者の多くは軽症、無症状で、受け皿強化は喫緊の課題。今回の施設確保で療養者用客室は県全体で97
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麺だけじゃない! ソバの新たな魅力、家庭で 磐田出身のガレット店主、消費拡大へ料理教室
フランス・ブルターニュ地方発祥のソバ料理「ガレット」の専門店を東京都内で経営する磐田市出身の玉越幸雄さん(41)が全国のソバ生産者とタッグを組み、ガレットや地元食材を使ったソバ料理の教室を展開し始めた。その初教室を1月上旬、藤枝市で開催。手打ちそばが主流の国内で、ソバ料理の可能性を広げて家庭内消費を増やし、生産者とともにコロナ禍を乗り越えたいと意気込む。 玉越さんは浅草で国産のそば粉を使ったガレットと、りんごの発泡酒シードルを提供する専門店「フルール・ド・サラザン」を営む。20年ほど前に都内でガレットと出合い、ソバの新しい楽しみ方に魅了された。22歳で会社員を辞め、調理製菓専門学校に入学。
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軽症の搬送割合減る 火災は増 2021年の静岡市消防局管内
静岡市消防局は21日までに、2021年の管内5市町(静岡市、島田市、牧之原市、吉田町、川根本町)における救急・救助活動や火災の概要をまとめた。救急搬送者について、2019年に50%を超えていた入院を必要としない軽症者の割合が、21年は45%を下回った。 救急出動件数は3万8510件(前年比672件増)、搬送者数は3万5261人(同535人増)。搬送者のうち軽症は1万5838人(同115人減)。新型コロナウイルス感染拡大による受診控えで、軽症での要請が控えられたことなど複数の要因が推察される。一方で、入院が必要な中等症は1万7142人で、前年比1008人増となった。 火災は217件(同12
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大井川用水の現状学ぶ 28日まで参加者募集
大井川の清流を守る研究協議会は2月25日、大井川用水を学ぶ視察会を島田、菊川両市で開く。28日まで、参加者を募集している。定員は40人。 島田市の川口発電所や神座分水工、菊川市の菊川頭首工など計8カ所を見学し、大井川用水の現状を学ぶ。JR島田駅南口を出発して、バスで巡る。 参加料は千円。協議会構成市町の島田、焼津、掛川、藤枝、袋井、御前崎、菊川、牧之原市、吉田、川根本町の住民が参加対象。定員を超える応募数の場合は抽選となる。 はがきに住所、郵便番号、氏名、性別、生年月日、電話番号を明記し、〒428-0013 島田市金谷東2の1112の2、大鉄観光サービス「大井川用水を学ぶ視察会」宛てに
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大井川用水学ぶ視察会、参加者募集 菊川などで2月25日
大井川の清流を守る研究協議会は2月25日、大井川用水を学ぶ視察会を島田、菊川両市で開く。28日まで、参加者を募集している。定員は40人。 島田市の川口発電所や神座分水工、菊川市の菊川頭首工など計8カ所を見学し、大井川用水の現状を学ぶ。JR島田駅南口を出発して、バスで巡る。 参加料は千円。協議会構成市町の島田、焼津、掛川、藤枝、袋井、御前崎、菊川、牧之原市、吉田、川根本町の住民が参加対象。定員を超える応募数の場合は抽選となる。 はがきに住所、郵便番号、氏名、性別、生年月日、電話番号を明記し、〒428-0013 島田市金谷東2の1112の2、大鉄観光サービス「大井川用水を学ぶ視察会」宛てに
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川根本町全小中休校へ 複数の学校関係者、新型コロナ感染
川根本町教育委員会は20日、町内の小学校で複数の学校関係者が新型コロナウイルスに感染したことを受け、21日から27日まで町内の全6小中学校を臨時休校すると発表した。 町教委によると、20日に開催された臨時の校長会で判断した。児童と生徒が同じスクールバスで登校している町の通学状況などを考慮して、全校休校とした。町教委は感染状況の詳細を明らかにしていない。
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志望校合格へエール「すべらない砂」贈る 大鉄、沿線の中3生に
大井川鉄道(本社・島田市)は18日、高校受験を控える金谷中の3年生128人に、車両の安全確保に使う滑り止めの砂と、願い事を記入する護摩木をプレゼントした。沿線の川根中(同市)、川根本町の中川根中、本川根中にも贈る。 「すべらない砂」と名付け縁起物として人気の砂は、蒸気機関車(SL)が急坂を走行する際に滑り止めとしてレールの上にまく、愛知県の矢作川の砂。護摩木は昨年、島田市の智満寺に持ち込み祈とうを受けた。生徒が願い事を書き、SLの乗務員がかまに投入して焚き上げるという。 金谷中で行われた贈呈式では、広報室の山本豊福さんが「体調管理に気を付け、不安な受験を乗り越えてほしい」と呼び掛けた。生
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茶況(1月18日)新茶品質向上へ互評会 川根本町3団体
川根本町農業経営振興会(高畑裕会長)と町共同製茶連絡協議会(西原睦美会長)、JA大井川青壮年部川根地区会はこのほど、本年度の一茶互評会を同町地名の農林業センターで開いた。 製茶技術向上を目的に実施した。会場には、昨年の荒茶や仕上げ茶など、3団体から約40品が並んだ。参加した生産者は、外観や香気、水色、滋味の4項目を確認して、一茶の出来栄えを互いに評価した。 高畑会長は「評価ポイントを参考に、新茶の品質向上につとめていきたい」と述べた。
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川根地域に伝わる民話披露 15日 語り部の会
川根本町の中川根語り部の会「話楽座」は15日、昔ばなし語り部まつりを町文化会館で開く。入場無料。 今回で23回目。話楽座のメンバー5人が「青部の神楽面」や「川除け地蔵」など、地元の川根地域に伝わる民話を披露する。中央小6年の露木虎士郎君が特別ゲストとして出演し、ピアノを演奏する。 開演は午後1時。問い合わせは、話楽座事務局<電0547(56)0374>へ。
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防火へ誓い新た 川根本町消防団 出初め式
川根本町消防団はこのほど、出初め式を中川根中(同町上長尾)で行った。本部と8分団に所属する代表者47人が出席し、地域を守るために防火への誓いを新たにした。 薗田靖邦町長は「引き続き消防団活動に励み、的確な災害対応に尽力を」と団員を激励した。式典では、各種表彰が行われた。日本消防協会長表彰の受章が決まった中村慎統括本部長(精績章)が紹介された。 このほかの表彰者は次の通り。 【県消防協会長表彰】功績章・勤続功労章(25年) 望月克規(部長)高木徳幸(班長)中村靖久(団員)中村剛(同)〓下晋士(同)西村大吾(同)▽特別功労章・勤続功労章(20年) 山本充彦(本部長)杉本良樹(同)芦沢文利(
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お茶染め 川根本町の産業に 廃棄茶を活用、有志がブランド化
製茶段階で出る商品にならない茶葉を染料に活用する「お茶染め」を展開する活動が川根本町で本格化している。町の有志でつくるお茶染め実行委員会(西條和子代表)が、2021年に川根茶のお茶染め商品ブランド「川根本町お茶染め」を立ち上げた。お茶染め産業の定着を目指し、低迷する茶業の活性化や中間山地の雇用増を視野に入れる。 お茶染めは「お茶染め Washizu.」(静岡市駿河区)代表の鷲巣恭一郎さん(42)が手掛ける染め物。静岡茶と県の伝統工芸「駿河和染」の技術をかけ合わせ、静岡の茶産業を盛り上げようと奮闘している。 茶農家の高齢化や茶価の低迷により川根茶で有名な町の茶業も苦戦を強いられる中、突破口
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川根本町仕事始め 秋元副町長就任「町発展に尽力」
川根本町は役場本庁舎と総合支所でそれぞれ仕事始め式を行い、薗田靖邦町長が約20人の幹部職員に訓示した。1日付で就任した秋元伸哉副町長があいさつに立ち「職責の重さに改めて身の引き締まる思い。町長の補佐役として直面する課題に一つ一つ対応し、町の発展に尽力したい」と意気込みを語った。 薗田町長は「健全な町政を進めるため、より最適な体制を目指して行政運営の方向性を示したい。エンジンをかけて進んでいくので、ついてきてほしい」と言葉に力を込めた。
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飲食店活性化へ「レシートラリー」 静岡空港周辺8市町
静岡空港周辺8市町の商工会議所や商工会でつくる「富士山静岡空港と地域開発をすすめる会」は7日から、新型コロナウイルス感染拡大に伴う消費喚起策の一環として、「地域飲食店応援レシートラリー」を開始する。静岡空港内と周辺市町の飲食店利用者を対象に、静岡空港内で使用できる優待券を抽選でプレゼントする。 静岡空港ターミナルビルと空港周辺市町の飲食店約170店舗が対象で、抽選で千人に千円分の優待券が当たる。実施期間中に空港内と市町の異なる飲食店での500円以上の支払いを示すレシートや領収書3枚集めると応募できる。専用用紙に添付の上、各市町(牧之原、島田、藤枝、焼津、菊川、御前崎、吉田、川根本町)の商工
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初倉、川根、中川根の3中学合同野球チーム 全国へ意気込み
2022年3月に県内で開催予定の第13回全日本少年春季軟式野球大会に出場する島田市の初倉中と川根中、川根本町の中川根中による3校合同チームが27日、染谷絹代市長を表敬訪問し、全国大会への抱負を語った。 チームは初倉中8人、川根中3人、中川根中1人の計12人。11月に行われた県予選の決勝で東海大翔洋に一点差の僅差で敗れたものの、準優勝で全国への切符をつかんだ。 選手12人と監督、コーチが市役所を訪問した。キャプテンの山崎功太さん(初倉中2年)は「他県の代表と戦いあえるチームを作っていきたい」と抱負を述べた。染谷市長は「皆さんの人生にとって大きな大会。思いを一つに戦ってほしい」とエールを送っ
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小中高生の緑化ポスター 中村さん(掛川一小4年)ら最高賞
静岡県、県教育委員会、県グリーンバンクはこのほど、2021年度県国土緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクールの入賞作品を発表した。 県内の小中学校と高校計36校が212点を寄せた。最高賞の知事賞には中村梓希さん(掛川一小4年)、飯塚麻帆さん(富士吉原一中1年)、倉沢玲奈さん(伊東高城ケ崎分校3年)が輝いた。 特選、入選、佳作の入賞作品計68点のうち、特選の入賞者は22年2月17日に静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開催する「花と緑の講演会」で表彰する予定。 このほか、特選は次の通り。 【小学校の部】県教育長賞 浜野こなつ(静岡清水浜田小4)▽県グリーンバンク理事長賞 上野真侑
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2022年の静岡県内新成人 3万4671人 前年比1023人減
静岡県教委は23日、2022年1月9日の成人の日を前に、21年11月末時点でまとめた県内の新成人数を発表した。新成人は3万4671人で、前年から1023人減少した。 市町別では浜松市が最多の7540人。静岡市の6247人、富士市2470人、沼津市1703人と続いた。最少は川根本町の34人で、南伊豆町が38人、松崎町が40人だった。 前年から人数が増えたのは8市町。島田市の45人増が最大で、御殿場市26人増、下田市23人増など。人数が減った27市町のうち最大は静岡市の331人減。浜松市107人減、藤枝市75人減、牧之原市73人減などだった。 成人式は22年1月2~9日に各市町で行われる。
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災害時「バイク隊」 隊員確保に苦戦 静岡、三島市、川根本町
地震などの災害時に初期の被害状況把握や情報伝達を担う静岡、三島両市と川根本町の各市町職員でつくるオフロードバイク隊が、活動継続に課題を抱えている。想定される南海トラフ巨大地震に備え、機動力を生かして職員が直接被害状況を確認する重要性は変わらないが、若者のバイク離れなどが進み、いずれの市町も新規隊員の獲得に苦戦する。一方、災害時の情報収集にドローンの活用が広がる中、新たな役割を目指す動きもある。 県内市町で職員によるバイク隊を組織しているのは静岡、三島両市と川根本町だけ。バイク愛好家の職員が通常業務と兼務する。趣味を災害時に役立てようと高い志を持ち、平常時の訓練などは時間外に取り組む。静岡市
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千頭の魅力、歩いて発見 初企画 川根本町で巡回ツアー
川根本町千頭地区の魅力スポットを歩いて巡るツアーが19日、開かれた。町のあまり知られていない魅力に触れてもらおうと、町地域おこし協力隊の鈴木光貴さんと渡辺実優さんが中心になって企画した。 町内外から8人が参加した。参加者は地図を片手に4カ所の中継地点を巡りながら、計1・5キロのコースを歩いた。サンタクロース姿の鈴木さんらは中継地点で地域にまつわる歴史などを紹介した。参加者はツアー中に発見したことや気付いた点を地図にメモし、終了後に発表しあった。 鈴木さんと渡辺さんが協力隊に就任して初めて手掛けたイベント。鈴木さんは「参加者の方から教えてもらう情報も多く、学びの機会になった」と振り返った。
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入浴着、着て知って! 手術痕カバー、気兼ねなく浴場へ 静岡県内で体験企画、貸し出し施設も増加
公衆浴場で乳がんなどの手術痕を覆うために着用できる「入浴着」。静岡県内の一部の温泉・温浴施設でも貸し出しなどの取り組みが進む中、啓発を進める団体「入浴着普及委員会 bath to LOVE(バストラブ)」が入浴着を着て温泉に入る体験会を始めた。誰でも参加できるイベントで、代表の増田郁理さん(44)=静岡市清水区=は「観光とも結びつけて、広く入浴着を知ってもらうきっかけになれば」と期待する。 初回は今月上旬、川根本町の寸又峡温泉「求夢荘」で開催。県内外から乳がん経験者3人を含む5人が参加した。着用したのは畿央大(奈良県)が開発した、使い捨てタイプの入浴着。1着495円で購入できて「見た目もお
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ワーケーション可能性討論 島田市、川根本町で実験 首都圏社員ら
静岡県中部地域局と求人メディア運営事業のアトラエ(東京都)が、島田市と川根本町で実施したワーケーションの実証実験が19日、最終日を迎えた。同社社員が実験を振り返り、町内企業や町職員と県中部地域でのワーケーションの可能性について意見を交わした。 ワーケーションはワーク(労働)とバケーション(休暇)を合わせた言葉で、観光地などでテレワークを活用して働きながら休暇を取る過ごし方を指す。アトラエの社員は、農業体験や高校生との交流会を開いたり、コテージのスペースを活用して就業したりした。 参加者からは「交流を通じて、地域のことが知れた」「廃校を再利用し、地域の課題解決を目指すビジネススペースを作り
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糖酸にバランス、品質を追求 ミカンと茶を生産/杉山大智さん(静岡市)【自然の仕事人】
静岡市清水区の真ん中に位置する茂畑地区で、ミカンと茶を生産する「まるうみ園」の園主、杉山大智さん(32)を訪ねた。 「物心ついたときから山の畑に通い、家の手伝いをしていたので、家業を継ぐことに抵抗はなかった」と話す杉山さんは、「まるうみ園」の4代目。就農して12年目になる。昨年1月に父から経営を移譲され、経営主としてまるうみ園を切り盛りしている。「就農当初は力み過ぎていたのか、農業を生業にすることは大変だと思った」と振り返る。今は、良い加減に力を抜き、「穏やかな気持ちで農業をやることをモットーにしている」と爽やかに語ってくれた。経営面積は、ミカン270アール、茶160アール。近年の茶価低迷
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2022年度の静岡県総合防災訓練 島田など2市2町で実施
静岡県は17日、2022年度の県総合防災訓練について、9月4日に島田市、牧之原市、吉田町、川根本町の2市2町で実施すると発表した。20、21年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止したため、実施されれば3年ぶりになる。 県によると、南海トラフ巨大地震を想定する。広域防災拠点に位置付けられている静岡空港を活用した訓練も実施予定。来年2月に関係機関向けの全体説明会を行う。19年度は三島市と函南町を主会場に県総合防災訓練を実施し、県内全体で約34万人が参加した。
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副町長に静岡県主幹の秋元氏 川根本町
川根本町議会は17日の12月定例会で、副町長に県デジタル戦略局デジタル戦略課主幹の秋元伸哉氏(44)を選任する人事案に同意した。任期は2022年1月1日から4年間。 秋元伸哉氏(あきもと・しんや) 2000年、県採用。経営管理部人事課主査などを歴任した。21年4月から現職。
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し尿処理事業の外部委託を検討 川根本町議会答弁
川根本町の薗田靖邦町長は17日、町のし尿処理事業について「外部委託を検討している」と述べた。一時的にし尿を貯留する中継槽を新たに設け、外部へ搬出する方針を明らかにした。町議会12月定例会で沢西省司議員の一般質問に答えた。 し尿処理施設(久野脇)は2003年に稼働し、18年に町直営となった。薗田町長は老朽化などで維持管理費用の増加は避けられないとした上で、「施設を新しくしても町直営で運営を維持していくのは、現状の財政状況などを踏まえて困難」と述べた。町し尿処理施設運営委員会の協議結果を参考にした。 定例会では同日、町環境基本条例の制定議案など3議案と、議員発議の町議会議員定数等検討特別委員
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茶況(12月15日)山の茶消費拡大へシェフら試飲 県茶業会議所
静岡県茶業会議所はこのほど、山間部のお茶の消費拡大に向けた「山のお茶試作・商談会」を川根本町で開いた=写真=。 JA大井川関係者や県内ホテルのシェフ、観光事業者らが参加した。川根のやぶきたやおくひかり、藤枝かおりと、魚介のムニエルやチーズなどの洋食を試食することで、お茶と合う料理の組み合わせを考えた。 今後、お茶の味や香りといった特徴や料理のレシピを紹介する資料の作成、一般公開を予定している。
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茶況(12月14日)川根本町農業経営の会、茶業振興 町長に要望
川根本町農業経営振興会(高畑裕会長)は13日、茶業振興に向けた要望書を薗田靖邦町長に提出した。 要望は耕作放棄地の利活用について新たな取り組みの推進や、茶業施設等整備強化事業費補助金の対象範囲の見直しなど7項目。高畑会長ら3人が町役場を訪れ「茶価の低迷で、地区の共同製茶工場は減り続けている。高齢化や後継者、新規就農者不足で耕作放棄地も増え、新たな農業振興策が必要」と協力を求めた。 薗田町長は「茶業は町の根幹。茶農家出身の身として、期待に応えられるよう検討していきたい」と述べた。
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川根本町も年内に一括 18歳以下への10万円給付
川根本町は14日、政府が実施する18歳以下への10万円相当の給付について、現金一括で年内に支給する方針を決めた。最初の5万円の給付を予定している28日に、一括で10万円を振り込む方針。給付対象は申請が必要な世帯を含め約500人。
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17日に一般質問 川根本町議会
川根本町議会12月定例会は17日、一般質問を行う。5氏が登壇して、町当局の考えを問う。 通告内容は次の通り。 藤田至 ①農道八中線について②町職員の町外からの通勤③町外から通勤する職員の危機管理について▽大竹勝子 ①看護師など町の不足する人材の確保に向けた待遇改善②高齢難聴者への補聴器購入費助成制度について▽沢西省司 「クリーンピュア川根本町」の今後の運営▽石山貴美夫 「町民が安心して暮らせる町」実現の方策について▽中沢荘也 ①生産年齢人口の移住・定住の促進②自然環境・地域資源を生かした観光振興
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川根茶を飲み比べ 農家と交流、茶歌舞伎も 3月まで川根本町
川根茶を楽しみ生産者と交流するイベント「川根時間」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、川根本町のフォーレなかかわね茶茗館で開かれ、来場者が地元農家の手ほどきで自慢の茶を飲み比べた。 新型コロナ対策の一環で分散開催とし、来年3月まで毎月1回ペースで開く。この日は相藤園、小平園、丹野園の3園が参加し、来場者は茶わんと茶菓子を手にブースを回り、緑茶やウーロン茶などをじっくりと味わった。屋外会場では希少種を含む4品種のせん茶を飲み比べ、特徴を書いたシートをヒントに品種を当てる茶歌舞伎が人気を集めた。 来場できない人のため、自宅で全国茶品評会の入賞茶や10種類の川根茶を飲み比べること
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地元発掘の土器など紹介 川根本町で22日まで
川根本町は町文化会館(東藤川)で町内の遺跡で発掘された土器などを期間限定で展示している。22日まで。 町内に約80ある遺跡の中から、上長尾遺跡、天王原(てんのうばら)遺跡、下開土(したのかいど)遺跡の遺物が並ぶ。東海地方より西で主に発見されるという高山寺(こうざんじ)式土器や、縄文時代の耳飾り、中空土偶の破片などがパネルと一緒に紹介されている。東北や関東、関西などで作られていた土器、土偶が見つかっていることから、担当者は「さまざまな形で交流があったと考えられる」と話した。館内では、県埋蔵文化財センターによる企画展「弥生サイエンス」も同期間で開催されている。弥生時代の土器や石器などを紹介して
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鹿の角活用 ファイアスターター「AMENOKAKU」 りばるつ(島田市)【静岡ものづくり最前線】
自然資源を有効活用したキャンプ用品を手掛ける。主な商品は燃料を使わずに火をおこす道具「ファイアスターター」。柄の部分には川根本町に生息する鹿の角を再利用した。古事記に登場する鹿の姿をした神の名称を参考に「AMENOKAKU(アメノカク)」と名付けた。 諸田修一郎代表(38)は元々、自然資源を使ったものづくりに興味があったという。地元猟師から「鹿の角が廃棄されている」と耳にし、鹿の角を使った商品開発を志した。キャンプ場勤務の経験や知識を生かして今春に同社を設立した。 ロッドと呼ばれる金属棒の部分を専用の器具でこすると火花が飛び、麻ひもやティッシュで着火させる。初心者でも簡単に火花が飛ぶよう
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現金5万円給付、12月28日から 川根本町議会
川根本町議会12月定例会は9日、本会議を再開し、7700万円を追加する2021年度一般会計補正予算案など12議案を原案通り可決した。 補正予算は新型コロナウイルスワクチン接種や子育て世帯への臨時特別給付事業など。18歳以下に支給される10万円のうち、先行給付の現金5万円について、中学生以下と高校生の子どもがいる児童手当受給世帯は申請が不要のため、28日に指定口座に支給する。週明けに案内書を郵送する。児童手当を受給している公務員や子どもが高校生のみの世帯などは申請が必要で、年明けにも申請通知書を送付する予定。 3回目のワクチン接種は1月下旬から医療従事者、2月末から高齢者と一般を対象に開始
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未来の町づくり提言 川根高と中川根第一小、町長ら幹部に政策案
島田青年会議所が主催する「ぼくらのまちの未来会議」が8日、川根本町の川根高で開かれた。同校生徒と中川根第一小の児童が「未来のまちづくりに取り入れてほしい」と考えたアイデアや政策案を薗田靖邦町長ら町幹部に発表し、意見を交わした。 選挙権を持つ前から主権者意識を育もうと企画した。両校の児童・生徒は授業の一環で薗田町長が就任した10月から準備してきた。 川根高は二つの班が代表して発表した。町ホームページのアクセス数の少なさに着目した班はホームページのデザイン刷新を提案した。加えて町議会委員会のオンライン化を目指すことで、会場費や交通費を削減できると指摘。「議会運営にかかる経費を節約し、デザイン
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南ア国立公園、拡張を要望 川根本町長、環境副大臣に
川根本町の薗田靖邦町長は7日、環境省で務台俊介副大臣と面会し、南アルプス国立公園の区域拡張などを要望した。町内に広がる「大井川源流部原生環境保全地域」の周辺を対象に挙げ、自然資源の保護と利用の推進を図るよう求めた。 薗田町長は「町内へ(国立公園の)管理事務所設置もお願いしたい」と述べた。同省は2020年度から、南アの国立公園計画見直しに向けた調査を進めている。務台氏は「調査の結果を受けてしっかり対応していく。管理事務所の設置もセットでの議論になる」と応じた。 自民党の井林辰憲氏(衆院静岡2区)と牧野京夫氏(参院静岡選挙区)が同席した。 薗田町長は国土交通省に中山展宏副大臣も訪ね、大井川
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茶況(12月7日)「川根時間」分散開催へ 川根本町
川根茶を楽しむイベント「川根時間」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、川根本町のフォーレなかかわね茶茗館で開催される。本年度は12月から2022年3月まで、毎月1回ずつ同所で開く。 これまで11月23日の勤労感謝の日に開催していたが、新型コロナ感染症対策の観点からイベントを複数回に分ける分散開催の方式を採用した。昨年はコロナ禍を踏まえ初のオンライン開催だった。 日程は11日と1月22日、2月19日、3月12日の計4回。いずれも午前10時~午後3時。茶の手揉みが体験できたり、ことしの全国茶品評会入賞茶が堪能できたりする。 詳細は町茶業振興協議会が運営するサイト「川根茶ポータ
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領収書集めて応募 抽選で賞品当たる 川根本町商工会青年部企画
川根本町商工会青年部は、商工会の加入店で買い物をした際の領収書やレシートを集めて応募すると抽選で豪華賞品が当たる「クリスマスキャンペーン」を展開している。日付が11月26日~12月17日のレシートや領収書が対象。 五つの店舗でレシートや領収書を集め、5枚の合計額が5千円を超えるとキャンペーンに応募できる。応募の回数に制限はない。商工会のホームページから加入店舗の一覧が確認できる。 賞品はロボットクリーナーやゲーム機など。レシートは商工会本所(上長尾)と支所(千頭)に置いてある応募専用の台紙に貼り付けて、本所と支所どちらかに持参、郵送する。応募の期限は20日午後5時。 サンタクロース姿の
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島田・大井川流域サイクリング プロ選手とライド楽しむ E-BIKE試乗も
大井川流域でのサイクリングの魅力を発信するイベント「RIDE OOIGAWA」(大井川流域サイクルツーリズム協議会主催)が4日、島田市のKADODE OOIGAWAで開かれた。富士市を拠点とするプロチーム「レバンテフジ静岡」の選手が参加し、同市や川根本町を巡る観光ライドや電動アシスト付き自転車「E-BIKE」の試乗体験が行われた。 観光ライドは川根本町へ向かう経験者向きの60キロと、レンタルE-BIKEで島田市内を巡る初心者向きの24キロの2コース。24キロコースの参加者は台湾のメーカー「メリダ」のE-BIKEに乗り、川越街道や蓬莱(ほうらい)橋を訪れて周辺の散策を楽しんだ後、牧之原台地を
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陸・海・空で富士山堪能 FDA/駿河湾フェリー/大鉄周遊ツアー 西伊豆や奥大井の魅力再発見
チャーター便を使った富士山遊覧飛行を目玉とするフジドリームエアラインズ(FDA)と大井川鉄道(島田市)、富士山静岡空港株式会社の3社連携ツアーが、多彩な乗り物を1日で楽しむプランとして人気を集めている。コロナ禍で団体向けツアーが低迷する中、開始3年目で参加者は2千人を突破した。ことしは駿河湾フェリーに乗るコースも加わり、陸・海・空で富士山の絶景を堪能できるようになった。11月末に行われたツアーに同行した。 遊覧飛行は定期便運航前の早朝。空港で出迎えてくれた紺色のFDA13号機と対面し、早くも胸が高鳴った。午前7時30分過ぎに離陸し、通常1万メートルほどの高度を約5千メートルに下げ、旋回しな
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災害時の対応 児童が大人に解説 川根本町【地域防災の日】
地震などの大規模災害を想定した地域防災訓練が5日、静岡県内各地で行われた。川根本町では防災訓練の一環で、中川根第一小(同町徳山)の児童が県の防災学習アプリを活用し、地域住民に災害時の対応などを解説した。 事前に学習した児童が大人に発信することで防災意識向上の相乗効果を図る狙い。児童は端末の画面を切り替えながら、地震発生時の対応や便利な備蓄品などを紹介した。 徳山地区の直里(すぐり)幸男さん(65)は「子どもたちの存在がとても頼もしい」と話した。
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川根本町沢本選手 兄2人の助言胸に疾走【静岡県市町駅伝】
川根本町は3区の沢本真希選手(10)=中川根南部小5年=が、控えに回った兄の刻希(とき)選手(14)=中川根中3年=と健太選手(12)=同1年=の助言を胸に初の駿河路を駆け抜けた。 刻希選手と健太選手は過去に走者として出場した。「お兄ちゃんたちが走っている姿を見て、駅伝に憧れを抱いた」と真希選手。昨年の夏から本格的に練習を積んできた。課題だったフォームやペース配分も兄2人の助言で克服。刻希選手と健太選手は沿道から妹の走りを見守った。 刻希選手は「ここまで走れるようになってたくましさを感じた」とたたえ、健太選手は「練習から本気度が伝わっていた。本当にお疲れさま」と真希選手をねぎらった。
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石こうで指の型取り 中川根第一小児童 芸術家集団から指導
型取り技術の芸術家集団「形狩りの衆」(山本直代表)が30日、川根本町の中川根第一小で作品制作のワークショップを開いた。メンバーの堀園実さんと奥野雅海さんが講師を務め、同校の4~6年生17人が石こうで指の型を取る工作に挑戦した。 形狩りの衆は人の顔を石こうでかたどったマスクを作り、唯一無二の存在証明として残そうとする活動を展開している。毎年、大井川鉄道の無人駅などを舞台に開かれている「UNMANNED(アンマンド)無人駅の芸術祭/大井川」で作品を出展している。山本代表の声掛けにより、同校での授業が企画された。 児童は粘土に指を入れて形をかたどった。出来た穴に石こうを流し込んで約20~25分
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川根高と中川根第一小「私たちの声を町政に」 町長に政策案提言へ
「私たちの声を行政に届けよう」-。川根本町の川根高と中川根第一小の生徒・児童が今後のまちづくりに取り入れてほしい政策の立案に10月から取り組んでいる。同月に就任した薗田靖邦町長に対して、8日に授業でまとめた案を提言する。 川根高からは1年生39人が参加した。生徒は第2次町総合計画や広報誌、町議会会議録に目を通し、総合計画(2017~26年)の進捗(しんちょく)状況を分析した。コロナ禍で目標指数を達成するには今後、どのような工夫が必要か。生活者の視点から政策を考えた。中川根第一小の3年生8人は、人口減少阻止に向けた提言案をまとめた。 川根高の生徒は総合計画の教育文化、健康福祉などの計6分野
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13議案を上程 川根本町議会開会
川根本町議会12月定例会は1日、開会し、会期を17日までの17日間と決めた後、7700万円を追加する2021年度一般会計補正予算案など13議案を上程した。このうち、町環境基本条例の制定議案は委員会付託した。 一般会計補正予算は新型コロナウイルスワクチン接種や子育て世帯への臨時特別給付事業の経費など。 補正予算案など12議案の採決は9日、委員会に付託した議案と一般質問は最終日の17日に行う。
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新酒告げる「杉玉」作り 川根本町で体験会【動画】
日本酒の造り酒屋が軒先につるして新酒ができたことを知らせる「杉玉」作りの体験会が、川根本町地名の農家民宿「ともしび」で開かれた。 杉のさわやかな香りが漂う中で参加者は、竹ひごを曲げて作った芯に輪ゴムでまとめた枝をぎっしりと詰めた後、電動の生け垣バリカンで表面を刈り込み。はさみで細かい部分を丁寧に修正しながら、直径30センチ前後の杉玉を完成させた。 体験会は、同町内の自然を生かしたさまざまなプログラムを企画・運営する「エコティかわね」が開催した。同団体は自然観察会やクラフト製作など「体験型ツーリズム」の参加者を随時募集している。
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静岡茶&焼酎、バーボン… 小粋にお茶割り、東京・銀座に専門店
川根本町のお茶ブランド「クラフト・ティー」(新谷健司社長)はこのほど、静岡県産茶のお茶割りの専門店を東京都中央区銀座にオープンした。新型コロナウイルス緊急事態宣言の解除を受けた客足の回復を見込み、積極的に茶の消費拡大を図る。 茶の種類は川根本町や島田市、牧之原市、浜松市天竜区春野町などの緑茶、ほうじ茶、紅茶の計7種類。香りを際立たせるために、ティーバッグごとグラスに入れて提供する。味の変化も楽しんでもらいたいと、焼酎やバーボン、ブランデーなど7種類の酒で割る。「すっきりした味で飲みやすい」と幅広い世代に好評だという。 クラフト・ティーのほかに3店舗が入るシェア型レストラン「リダイン銀座」
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茶況(11月30日)川根茶「チャバコ」に受験応援パッケージ
川根本町の「KAWANEホールディングス」は本格的な受験シーズンを前に、受験生を応援する限定パッケージのチャバコを1日、発売する。200個限定。 チャバコはたばこを模した箱の中に川根本町産の粉末茶スティックが入った商品。限定パッケージは、大井川鉄道(本社・島田市)の合格駅と門出駅の縁起の良い名称の両駅にちなんだデザインで「門出」「合格祈願」「お祝い」の3種類を用意した。受験を控える家族や友人へ応援メッセージが記入できるシールが付いている。3点セットで1800円(税込み)。 限定パッケージのチャバコは、島田市竹下の市観光案内所「おおいなび」で販売する。
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和太鼓で青少年育成に尽力 中原さん(川根本町)表彰 島田署
少年の非行防止や健全育成に長年尽力しているとして、関東管区地区少年補導功労者表彰を受けた少年警察協助員の中原康夫さん(67)=川根本町千頭=の表彰伝達式が29日、島田署で行われた。 中原さんは1980年に少年警察協助員の委嘱を受けた。40年以上にわたり、協助員として活動を続けている。川根本町の和太鼓チーム「赤石太鼓保存会」の活動で地元の小学生に声をかけてチームを作り、指導してきた。和太鼓を通じた健全育成などの模範的な活動が評価された。 海野広志署長が中原さんに表彰状を手渡した。「子どもたちの成長のために取り組む活動をこれからも続けていきたい」と中原さんは笑顔を見せた。
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川根本町活性化へ新会社 人口減防止へ雇用創出 KAWANEホールディングス代表取締役/迫洋一郎氏【本音インタビュー】
川根本町の地域課題解決を目指して、2020年に設立したベンチャー企業「KAWANEホールディングス」で代表取締役を務める。新規の事業を起こし、雇用を創出しながら町の活性化に取り組む。現状と今後の展望を聞いた。 ―設立の経緯は。 「16年夏に初めて町を訪れた。人の優しさと豊かな自然に魅了され、翌17年にゾーホージャパンのサテライトオフィスを町内に開設した。その後、官民連携の任意団体『プロジェクトK』を設立して活動したが、毎年200人超の人口が減少していた。魅力的な企業、仕事がないと人口流出は防げない。住民サービスの低下を招き、伝統や文化が失われてしまう危機感を感じた。ゾーホーで培ったノウハ
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名物「大根そば」に舌鼓 川根本町で農村日帰りモニターツアー
川根本町久野脇地区の住民有志が23日、景観や食、文化など農村資源の魅力を来町者に体験してもらう日帰りのモニターツアーを地区内で実施した。農村地域との交流を図るために県が推進する「農村マイクロツーリズムモニターツアー事業」の一環。 川根本町と島田市から約10人がツアーに参加した。地元の「くのわき未来の会」のメンバーがガイドを務め、塩郷の吊り橋や縁結びにご利益があるとされている佐沢薬師堂などを案内した。 郷土料理の「くのわき大根そば」づくりも体験した。たっぷりの千切り大根を煮込んだつゆをかけて食べる名物料理で地域住民に愛されている。参加者は打ち立ての温かい大根そばに舌鼓を打った。 (島田支
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紅葉見頃 川根本町・寸又峡、ライトアップも
川根本町千頭の寸又峡温泉周辺で紅葉が見頃を迎えている。同町まちづくり観光協会によると、11月末まで楽しめるという。 同温泉付近の草履石公園では、モミジが鮮やかな赤やオレンジの秋色に染まり、行楽客の心を和ませている。紅葉シーズン中は、午後4時半から9時まで同公園をライトアップしている。 夢のつり橋周辺も色づき始め、エメラルドグリーン色の湖面と一緒に秋ならではの光景が楽しめる。
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納税功労者を表彰 島田税務署
島田税務署は12日、本年度の納税表彰受賞者に表彰状を贈った。名古屋国税局長表彰を受けた島田法人会副会長の川端祥治郎さん(島田市)らが同署を訪れ、由倉博美署長から賞状を受け取った。 受賞者は納税制度の普及や租税教育などに貢献した11人。このほかの受賞者は次の通り。 島田税務署長表彰 桜井敬久(島田市)桜庭麻裕子(同)中村弘司(川根本町)羽田光宏(島田市)八木勝美(牧之原市)▽島田榛原地区税務推進協議会長表彰 池谷進(島田市)加藤カヨ(牧之原市)小長谷雅俊(島田市)塚本成男(吉田町)星野哲也(島田市)
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2022年夏の参院選 共産党、鈴木氏擁立
共産党県委員会は10日、来年夏の参院選に、党県女性・子育て部長の鈴木千佳氏(50)=静岡市駿河区=を公認候補として擁立すると発表した。鈴木氏は10月に行われた参院静岡選挙区補欠選挙に出馬し落選した。 県庁で記者会見した鈴木氏は「参院補選で自公政治を正面から批判し、争点を明確にする役割を果たせた。引き続き公約実現へ頑張りたい」と述べた。 鈴木氏は川根本町出身。静岡大法経短期大学部卒。党県常任委員。
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静岡人インタビュー「この人」 杉山広充さん 川根本町議会議長に就任
33年の教員歴を持ち、これまで川根本町教育長などを歴任した。2017年に初当選。当選2回。70歳。 ―議員を志したきっかけは。 「『必要とされる時こそ全力をつくせ』。学生時代の恩師の言葉が心に残っている。前任者の引退に伴い、同じ地区の町民から背中を押されて、町議に立候補した。周囲の期待に応えたい。その一心だった」 ―どのような議会を目指したいか。 「住民の声にしっかり耳を傾けて、議会や委員会等で話し合い、提案、提言につなげる。学びの姿勢を常に崩さず、疑問に思った点は調査を促したい。議員の能力や個性が光る議会を目指す」 ―初の無投票に終わった町議選を振り返って。 「町民の期待に恥じ
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デジタル化推進へ連携強化 静岡県中部5市2町首長会議
連携中枢都市圏を形成する県中部5市2町(静岡、島田、焼津、藤枝、牧之原の各市と吉田、川根本両町)は9日、本年度2回目の首長会議を藤枝市内で開いた。共通の電子申請サービスを導入してデジタル化を連携して推進するなど、2022年度の取り組み方針を確認した。 電子申請では、これまで役所の窓口で行っていた各種の手続きをインターネットで行えるようにして、住民サービスの向上や行政運営の効率化を図る。漁港の業務に情報通信技術(ICT)を取り入れて生産性向上を目指すための調査に着手するほか、アフターコロナを見据えてインバウンドや国際交流を進める人材の育成も行う。 会議は非公開で、終了後に首長が記者会見した
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若者が大井川流域PR コース選定やポスター制作 島田、川根本町で「ドライブスタンプラリー」
大井川流域観光事業実行委員会はこのほど、JAFや静岡デザイン専門学校と連携し、島田市、川根本町の観光資源を巡る「大井川ドライブスタンプラリー」を開始した。学生がコース選定やポスター制作を担当し「女子旅ドライブ楽しもう!」をテーマに若者目線で流域の魅力を発信する。来年1月30日まで。 スマートフォンで参加登録し、6カ所の観光スポットで専用コードを読み取りスタンプを取得すると、抽選で特産品が当たったり、クーポン券が手に入ったりする仕組み。同校グラフィックデザイン科2年の上野桜子さん、桑原瑞紀さん、塩沢瑞季さん、杉山那友多さんの4人が企画段階から携わった。 4人は蓬ライ(ほうらい)橋やふじのくに茶
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☆星空☆観察へ臨時列車運行 大井川鉄道井川線、2月まで土日
大井川鉄道(本社・島田市)井川線の臨時列車「星空列車」の運行が6日、始まる。来年2月までの土日(元日、1月2日は除く)計32日間、通常ダイヤでは走らない夜の時間帯を列車が走行し、到着地点の奥大井湖上駅(川根本町)で星空観察が楽しめる。 列車は千頭駅(同町)午後4時53分発、奥大井湖上駅午後6時1分着。乗客はホームに降りて、復路発車までの約1時間、星空の観察ができる。 定員は120人。事前予約はなく、運行当日に千頭駅で星空列車特別乗車券を販売する。大人1940円、小人970円。 問い合わせは、南アルプスアプトセンター<電0547(59)2137>へ。受付は平日の午前9時~午後4時。
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坂口さん(川根本町中央小6)最優秀 全国クルマのリサイクル標語審査 「一生の思い出」
全国の小学生を対象にした公益財団法人自動車リサイクル促進センター主催の第4回クルマのリサイクル作品コンクールで、川根本町立中央小6年の坂口快月(かつき)さん(11)が標語部門(全6784作品)の最優秀賞に輝いた。表彰式が28日に同校で開かれ、賞状を受け取った坂口さんは「一生の思い出」と喜んだ。 車のリサイクルについて授業で学んだことを形にしてもらい、理解を深めるのが狙い。同コンクールには、標語とポスターの2部門がある。4回目は2020年9月~21年2月まで募集した。 坂口さんの作品は「車たち 生まれかわって そばにいる」。社会の授業で車のリサイクルを学び、車の大部分が再利用されて、暮らしに役
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記者コラム「清流」 カレーの匂いに誘われて
川根本町の鈴木敏夫前町長とは、取材を終えると直近のできごとを話すのが決まりになっていた。この日は「カレーの匂いが家中、すごくてさ…」と笑った。 鈴木前町長は自宅の一部をサテライトオフィスとして、外資系IT企業に貸している。匂いが漂う理由は、オフィスで働くインド人のスタッフがカレーを作り、食べているからだという。 サテライトオフィスの誘致に力を入れ、町に新しい風を吹き込んだ鈴木前町長。引退を聞いたときは寂しさを覚えた。 町を担当して、1年あまり。「自宅に遊びにおいで」とよく声を掛けていただいたが、コロナで実現は難しかった。カレーの匂いに誘われて、近々お伺いできたら&hell
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茶況(10月26日)自慢の川根茶 振る舞う 川根本町でイベント
川根本町水川の道の駅フォーレなかかわね茶茗館で24日、呈茶のイベント「川根茶を楽しむ会」が開かれた。観光客らが川根茶を堪能し、旅の疲れを癒やした。 町内のJA大井川川根工場、仁木園、川根たっちゃん農園が出品し、来場者に自慢の川根茶を振る舞った。参加者は、茶葉の違いやおいしい入れ方などを教わりながら、お菓子と一緒に味わった。 島田市のチャイフォンクリエイト(梶山善規代表)もブースを構えた。来場者に、製造する自動急須「チャイフォン」を説明したり、自動急須で入れた茶を提供したりした。
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町内事業者を支援 11月から給付金申請受け付け 川根本町
川根本町は新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した町内事業者を支援する給付金の申請の受け付けを11月から始める。受付期間は1カ月間。同事業は5月に続き、2回目。 1事業主10万円で、製造業で21人以上、その他業種で6人以上の従業員がいる場合は30万円を支給する。対象者は町内で2021年5月1日以前から事業を営み、今後も継続の意思がある中小企業や個人事業主。要件は21年8、9月いずれかの売り上げが19、20年どちらかの同月比で20%以上減少したことに加え、比較した月の売り上げが10万円以上であることの2点。 必要書類は町のホームページから確認できる。町商工会の本所と本川根支所に持参し、
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川根本町議会が委員会構成を決定 正副議長も選出
川根本町議会は22日の臨時会で、正副議長を選出し、各委員会の構成を決めた。議長に杉山広充氏、副議長に中原緑氏が選ばれた。 各委員会の正副委員長は次の通り(正、副の順)。 第1常任 沢西省司、野口直次▽第2常任 石山貴美夫、中沢荘也▽議会運営 中沢荘也、石山貴美夫▽議会広報 中原緑、石山貴美夫
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議長に杉山氏、副議長中原氏 川根本町議会
川根本町議会は22日の臨時会で、議長に杉山広充氏(70)、副議長に中原緑氏(63)を選出した。 杉山広充氏(すぎやま・ひろみつ)元町教育長、徳山区評議委員長。2期。徳山 中原緑氏(なかはら・みどり)自動車販売・修理業、元町教育委員。2期。千頭
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最大半額 川根本町で宿泊キャンペーン「自然満喫して」
川根本町まちづくり観光協会とJTBは、町指定の宿泊施設が最大半額で宿泊できる「Go!Go!KAWANE 川根本町宿泊キャンペーン」を展開している。期間は2022年2月末まで。宿泊費50%割引のクーポンは期間中、何度でも利用できる。 ただし、割引の額は大人、子どもともに1人5千円が上限。宿泊費が1万円を超えると、5千円分のみが割引の対象となる。先着順でクーポンは1泊限定。JTBトラベルメンバーに会員登録し、同社のホームページから予約する。 観光協会は「キャンペーンを活用して、温泉や町の雄大な自然を満喫してほしい」と話す。問い合わせは観光協会<電0547(59)2746>へ。
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川根本町の薗田新町長が初登庁 「安心安全 最優先に」訓示
10月の川根本町長選で初当選した薗田靖邦新町長(62)が18日、町役場に初登庁した。就任式で職員約40人を前に「町民の安心と安全な暮らしをしっかり守ることを最優先する」と決意を語った。 薗田町長は職員らに出迎えられて、入庁した。初訓示で人口減少に直面する町について、「社会動態は創意工夫と努力で好転が可能」とし、移住定住対策の強化を進め、不足する農林・商工・観光業の担い手創出につなげる考えを示した。 さらに、「町民の幸せな笑顔を思い描き、未来につながるまちづくりに協力してほしい」と職員に呼び掛けた。 薗田氏は2013年の町議選で初当選し、2期目には議長を務めた。町長の任期は10月16日か
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田舎の魅力を体感 静岡文化芸術大生、川根本町で稲刈りツアー企画
川根本町でインターンシップを体験している静岡文化芸術大の学生が企画した稲刈り体験ツアーが16日、町内で開かれた。田舎暮らしに興味のある県内の学生が参加し、稲刈り体験や移住者との交流会を通じて、町の魅力に触れた。 企画者は、吉川有紀さん(21)と松浦あづみさん(23)。2人は同大のゼミで人口減少に悩む自治体への新卒移住促進を研究テーマにしている。現在は、町内企業や団体で長期インターンシップに参加中。ゼミ活動の一環で、町の魅力を伝えるツアーを企画した。 同じ大学の学生2人がツアーに参加し、地元農家の田んぼに実った稲を丁寧に刈った。刈り取った稲をわらで結び、稲干しも体験した。参加者の高嶋千奈
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鈴木川根本町長が退任 2期8年「町民に感謝」
川根本町の鈴木敏夫町長(78)は15日、任期満了に伴い退任した。町役場で退任式が行われ、職員らが2期8年にわたり、かじ取り役を担った鈴木町長の労をねぎらった。 退任式のあいさつで鈴木町長は「光ファイバー網の整備をはじめ、最近では新型コロナウイルスのワクチン接種を速やかに実現できた」と2期の成果を振り返った。その上で「一つ一つ達成できたのも、町民の力あってこそ。支えていただいた皆さんに本当に感謝したい」と述べた。 これからのまちづくりには「まだまだ発展途上の町。新町長のもとで、良い方向に進めていってほしい」と職員らを激励した。 大勢の職員が見送りに集まり、花束を受けた鈴木町長は盛大な拍手
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「民泊」運営件数、伸び悩み コロナ禍 静岡県内客利用など模索
一般住宅を活用して観光客を宿泊させる「民泊」施設の運営件数が、新型コロナウイルス下で伸び悩んでいる。外国や首都圏からの観光客が減る状況を踏まえ、地元の県内からの利用を見込み古民家を改築して開業するなど、転機の中での模索が続く。 静岡市駿河区丸子に2018年に開業した「民泊マリコ」は、利用者の大半が外国人観光客だったが、コロナ禍の20年の稼働日数は19年の3割に落ち込んだ。運営する磯野真理子さんは「多様なお客さまとの触れ合いが民泊の醍醐味。今は我慢の時」と語る。 民泊マリコは逆境下で国内客の利用促進に目を向けた。イヌの持ち込みを可能にし、北陸などから家族連れの利用が増加。磯野さんは「適度な
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静岡県内前職、急ぎ選挙区へ 成果と実績示し信を問う【衆院解散】
衆院が解散された14日午後、議員バッジを外した静岡県内の「前職」は19日公示、31日投開票の短期決戦に向け選挙区へ急いだ。与野党ともに地元や国の将来を見据えた政治テーマに幅広く取り組み、政治と金の問題でも論戦を交わした。任期の後半には新型コロナウイルス対応に傾注した。再選を目指し、それぞれの成果や実績を引っさげ、信を問う。 任期満了を目前にした14日までほぼ4年間の在職中、安倍晋三氏、菅義偉氏、岸田文雄氏と首相が変わった。法相を2度務めた上川陽子氏(静岡1区)は、主要閣僚として安倍、菅政権を支えた実績を示し「多様な声を聞いてまとめ上げた政策をしっかりと提示していく」と力を込めた。 &n
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富士山の眺望、陸・海・空から 静岡空港などツアー企画
富士山上空の遊覧飛行と西伊豆観光を楽しむツアーが、11月27日と12月26日に行われる。フジドリームエアラインズ、大井川鉄道、富士山静岡空港の共同企画。駿河湾フェリーにも乗船し、陸海空から富士山の眺望を満喫できる。13日に申し込みの受け付けを始めた。 3社が展開する遊覧飛行のツアー商品で駿河湾フェリーを旅程に組み込むのは初めて。静岡空港発着の遊覧飛行の後、フェリーで土肥港に移動する。土肥金山での砂金採り体験や、宿泊施設「ロクワット西伊豆」での昼食などを楽しむ。旅行代金は3万7800円(12歳以上)。 遊覧飛行後に県西部の観光地や川根本町方面を訪ねるツアーも販売中。大井川鉄道ホームページか
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伝統の舞、あでやかに 中学生ら「徳山神楽」奉納 川根本町
川根本町徳山の徳山神社で9日、江戸時代から伝わる県指定無形民俗文化財「徳山神楽」が奉納された。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になり、開催は2年ぶり。地元住民が見守る中、女子中学生や徳山古典芸能保存会が舞を披露し、五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願った。 みこ姿の女子中学生が御幣と鈴を持ちながら踊る「五躰龍の舞」では、5人が太鼓や笛の音に合わせて、華麗な動きを披露した。五行の神が親和を深める様子を演じた。舞い手の一人、丹田鮎醒さん(14)は「楽しみにしていた。伝統芸能に参加できてうれしい」と話した。 徳山神楽は安倍川、大井川流域に伝承される駿河神楽の一つ。1996年に文化財の指定を
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大井川視察参加者募集 11月、源流部学ぶ
大井川流域の8市2町でつくる「大井川の清流を守る研究協議会」は15日まで、11月12日に静岡市などで実施する「大井川の源流部を学ぶ視察会」の参加者を募集している。 協議会構成市町の島田、焼津、藤枝、牧之原、袋井、御前崎、掛川、菊川市、吉田、川根本町の住民が対象で参加費は千円(昼食代、交通費、保険代込み)。定員は20人。応募者多数の場合は抽せんになる。出発地点はJR島田駅南口で、井川ダムや畑薙第1ダムなどを見学し、源流部の河川状況を学ぶ。はがきに住所、氏名、生年月日、性別、電話番号を明記し、〒428―0013 島田市金谷東2の1112の2、大鉄アドバンス 大鉄観光サービス「大井川の源流部を学
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マーマレード2年連続「金」 葵区の望月さん市役所訪問 世界大会の喜び語る-静岡
英国で6月に開催されたマーマレードの世界大会「ワールドマーマレードアワード2021」で2年連続金賞を受賞した静岡市葵区の望月佐朋子さんが8日、市役所静岡庁舎を訪れ、田辺信宏市長に喜びを語った。 金賞を取ったのは県が天然記念物に指定する「家康公お手植えミカン」と川根本町産のユズを使用した「柚子(ゆず)と家康みかんマーマレード」。世界中から寄せられた約3千品の中の約90種に選ばれた。お手植えミカンのみ、ユズのみを使った2種類も出品し、銀賞を受けた。 葵区で「コンフィチュール工房ロサ・マリー」を主宰する望月さんは「静岡の味を世界に知ってもらいたくて出品した」と説明。パッケージには葵の御紋が添え
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大井川源流部学ぶ視察会参加者募る 15日まで
大井川流域の8市2町でつくる「大井川の清流を守る研究協議会」は15日まで、11月12日に静岡市などで実施する「大井川の源流部を学ぶ視察会」の参加者を募集している。 協議会構成市町の島田、焼津、藤枝、牧之原、袋井、御前崎、掛川、菊川市、吉田、川根本町の住民が対象で参加費は千円(昼食代、交通費、保険代込み)。定員は20人。応募者多数の場合は抽せんになる。出発地点はJR島田駅南口で、井川ダムや畑薙第1ダムなどを見学し、源流部の河川状況を学ぶ。 はがきに住所、氏名、生年月日、性別、電話番号を明記し、〒428―0013 島田市金谷東2の1112の2、大鉄アドバンス 大鉄観光サービス「大井川の源流部
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「山村留学」試しませんか? 川根本町が参加親子募る
川根本町と町教育委員会は10月下旬、町内の学校生活を日帰りで見学・体験できる「お試し山村留学」を実施する。受け入れ先は、全校児童40人の中川根第一小。町企画課の担当者は「豊かな自然に囲まれた環境で育む教育の強みや良さをPRしたい」と意気込む。 対象は小学1~6年の児童と保護者。計7家族まで募集し、親子で参加する。子どもは在校児童と一緒に授業を体験する。保護者は、授業見学や学校関係者との意見交換会のほかに、住まいや医療、買い物など、町の暮らし全般について町職員が紹介するツアーに参加できる。 当日参加できない親子向けには、希望日に授業の見学ができる別のプログラムを今月中旬から用意している。
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川根本町議選 無投票 定数の見直し検討を【黒潮】
9月28日に告示された川根本町議選(定数12)は現職8人と新人4人以外に立候補の届け出がなく、無投票で新町議が決まった。旧中川根町と旧本川根町の合併以降、町議選の無投票は初だった。議会活動にどう民意が反映されるのか。町民は注視している。 選挙を前に現職の町議3人が町長選に立候補し、さらに3人が引退を表明した。後継者の選定に苦戦し、定数割れの懸念もあった。 「定数が埋まらないなんて情けない」―。そんな有権者の切実な声を背景に一転、引退表明した町議が続投を決意した。何とか定数を満たしたものの、選挙戦のムードは既に薄れていた。告示直前に新たな動きもあったが、「選挙戦になるなら」と出馬を取りやめ
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茶況(10月5日)「茶茗館」営業を再開 川根本町の道の駅
新型コロナウイルスの感染拡大や政府の緊急事態宣言発令により、臨時休業していた川根本町水川の道の駅「フォーレなかかわね茶茗館」が1日、営業を再開した。 新たな感染防止策として、入り口の検温、消毒のほか、館内の客席を少なくし、密を避ける工夫を施した。同館は、川根茶をテーマにお茶の歴史や栽培、効用などを紹介する施設で、館内には茶室があり、川根煎茶や川根紅茶が味わえる。 担当者は「うま味の深い川根茶を堪能してほしい」と話した。営業は午前10時~午後4時半(呈茶の受け付けは午後4時まで)。
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薗田氏に当選証書 川根本町長選 新町議12人にも
任期満了に伴う川根本町長選で初当選を果たした薗田靖邦氏(62)が4日、町役場本庁舎で当選証書付与式に臨んだ。町選挙管理委員会の神谷信秋委員長が「新たな町づくりが求められている。町民の意見をしっかりと踏まえて、初心を忘れずに取り組んでほしい」と激励し、薗田氏に当選証書を手渡した。 薗田氏はあいさつで「一票の重みをしっかりと受け止めたい。移住定住の促進など、未来につながる政策を展開し、にぎわいのある町を目指す」と抱負を述べた。 新町議12人にも、当選証書が付与された。
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川根本町長に薗田氏 3新人の争い制す
任期満了に伴う川根本町長選は3日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の薗田靖邦氏(62)が、いずれも新人の太田侑孝氏(77)と山本信之氏(73)を退け、元町議による三つどもえの争いを制した。投票率は73・62%で、直近で選挙戦となった2013年町長選を11・8ポイント下回った。 薗田氏は地元の上長尾を固め、組織戦を展開した。人口減少問題を重点に、移住定住や子育て支援の分野で具体策を示し、中川根地区を軸に町内全域で支持を集めた。太田氏は決戦の場と位置付けた本川根地区で票をまとめきれなかった。山本氏は川根高同窓会長の人脈を生かし、支持集めに奔走するも、伸び悩んだ。 午後9時ごろ、同町上
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川根本町長選 新人の薗田氏が初当選
任期満了に伴う川根本町長選は3日、投開票が行われ、新人で元町議の薗田靖邦氏(62)がいずれも新人の太田侑孝氏(77)と山本信之氏(73)を破り、初当選を果たした。
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川根本町長選 投票率は73・62%
3日行われた川根本町長選の投票率は73・62%だった。当日有権者数は5705人、投票者数は4200人。
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地域活性化へ連携協定 川根本町と明治安田生命
川根本町と明治安田生命保険は1日、町民の健康増進や高齢者支援、地域活性化の推進など、さまざまな分野で協力する包括連携協定を結んだ。 鈴木敏夫町長と同社の石田純一静岡支社長が町役場本庁舎で協定書を締結した。町民を対象にした健康測定のイベントや、スポーツを通じた健康づくりなどに取り組むという。 鈴木町長は「いくつになっても生きがいを持って健康に暮らせる地域社会を実現したい」と話した。石田支社長は「町に元気をもたらし、持続可能な社会の実現につながってほしい」と期待した。 同社が展開する「私の地元応援募金」の寄付金が同町にも贈られることになり、石田支社長が鈴木町長に目録を手渡した。
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川根本町長選 3日に投開票
任期満了に伴う川根本町長選は3日、投票が行われ、即日開票される。いずれも元町議で無所属新人の山本信之氏(73)、太田侑孝氏(77)、薗田靖邦氏(62)の3氏が激しい争いを繰り広げている。2期8年にわたって町政を担った鈴木敏夫町長(78)の後任を決める選挙となる。 投票は午前7時から午後6時まで町内11カ所で行われ、午後8時から町山村開発センターで即日開票する。午後9時ごろには、大勢が判明する見通し。 9月27日時点の選挙人名簿登録者数は5756人(男2829人、女2927人)。 ■川根本町長選立候補者 山本信之[やまもとのぶゆき] 73 無新 ▽現=川根高同窓会長、町身体障害者
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県道寸又峡線 復旧工事完了 夜間通行規制解除
静岡県は1日、土砂崩れのため夜間の通行規制が行われていた川根本町奥泉の県道川根寸又峡線の復旧工事が完了したと発表した。同日午後5時に規制を全面解除した。 道路保全課によると、6月22日に道路沿いの斜面が20メートルにわたって崩落し通行止めになった。土砂の撤去後、地元車両に限って通行を再開。その後、段階的に落石防護ネットや仮設の迂回(うかい)路を整備して一般車両も通れるようになったが、夜間は通行止めが続いていた。 土砂崩れの原因は斜面に露出した岩の風化とみられ、復旧工事で斜面にモルタルを吹き付けて崩落防止対策を講じた。
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候補者、公約の違いは 町長選の公民授業 川根高
3日投開票の川根本町長選を前に川根高(同町)が1日、町長選に関連した公民の授業を実施した。立候補した新人3氏の公約を3年生がまとめて比較し、町の次のリーダーを決める大事な一票の参考にした。 候補者はいずれも新人の山本信之氏(73)、太田侑孝氏(77)、薗田靖邦氏(62)。少子高齢化、新型コロナ対策、経済対策、茶価低迷・耕作放棄地増加、リニア問題の五つのテーマが焦点になった。生徒たちは本紙や選挙公報などを参考に各候補者がテーマごとに訴えたいポイントをまとめた。実際に模擬投票も行った。 町内在住で選挙権を持つ大森彩さん(18)は「課題は多いので、どこかに特化するよりも、バランスのよい公約を掲
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川根本町長選終盤情勢 太田氏、薗田氏競り合う 山本氏 全地区巡り浸透図る 10月3日投開票
任期満了に伴う川根本町長選は3日の投開票に向け、最終盤に入った。いずれも新人の元町議3人による争いは、太田侑孝氏(77)と薗田靖邦氏(62)が競り合い、山本信之氏(73)が追う展開。3人とも有権者約3900人の中川根地区から出馬したため、有権者約1800人の本川根地区での得票が当落を左右するとみて切り崩しを狙う。 太田氏は人口減少対策を政策の目玉とし、親子で移住してもらう留学制度の創設などを訴えて若い世代の支持獲得を狙う。決戦の場と捉えた徳山など中川根地区を中心に街頭演説を展開してきたが、コロナ禍で人を集めにくく「手応えがつかみにくい」と陣営。終盤は本川根地区を中心に動き、支持拡大につなげ
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川根本町長選 立候補者の横顔 山本信之(やまもとのぶゆき)氏 無新、73歳 町民との関わりを密に
町議として4期16年。合併直後から町の歩みを見つめてきた身として、鈴木町長の引退を聞き、未来を担う責任を感じた。「子どもから高齢者まで豊かに生活できる持続可能な町づくりを目指したい」と決意を胸に立候補した。 各地区の集会に行政職員が参加していない状況に、これまで疑問を抱いてきた。「住民の声を密に拾うため、各自治会に担当職員を設置する」と、町民との関わりを密にした行政の推進を構想する。 コロナ禍や人口減少で厳しい財政状況に苦しむ中、公共施設の管理、運営は町民の要望に応じ、見直しを検討する。2024年までに開校する義務教育学校では、現時点の2校開校の方向性について「町民の理解を十分に得ていな
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川根本町長選 立候補者の横顔 太田侑孝(おおたゆきたか)氏 無新、77歳 郷土への愛着心が原点
町教育委員、町行政改革推進委員などを歴任し、町議を3期。「町民だけでなく、首長の目線にも立ち、物事を考えてきた」と振り返る。コロナ禍で町政にブレーキが生じ、第2次町総合計画の着実な進行は難しいと考える。「導入形式で修正を加えていく必要がある」と力を込める。 少子高齢化の現状に危機感を抱き、「家族が幸せになる町を」と人口流入対策に力点を置く。親子で移住した家庭への教育支援制度を重点施策に掲げ、2024年までに開校する義務教育学校や町の雄大な自然を強みに「都市部の親の思いをくみ取るような教育環境を整備する」と意気込む。子育て世代の声が反映されていないと、政策の欠如を指摘し、対話の機会を設けるな
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川根本町長選 立候補者の横顔 薗田靖邦(そのだやすくに)氏 無新、62歳 移住定住促進で活性化
情報基盤整備事業を巡るダブルリコール問題で混乱した町政に危機感を抱き、8年前、町議に立候補。2期目は議長に就任した。「町を良くしたい気持ちは今も変わらない」と正義感を胸に出馬を決意した。 鈴木町政の継続を軸に人口減少問題を喫緊の課題とし、移住定住対策強化を柱に掲げる。コロナ禍で田舎に移住する需要の高まりをチャンスと捉え、希望者の受け皿として、移住に特化したチームや専門の課の設置を目指す。若者の移住で茶業や林業の主要産業活性化にもつなげたい考えだ。「移住希望者にわかりやすいワンストップな体制を整えたい」 少子化が進む町にとって「子どもは宝」。少子化対策として、子育て環境の整備を重要視する。
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川根本町長選 立候補者アンケート
任期満了に伴う川根本町長選は10月3日に投開票を迎える。選挙戦を繰り広げる新人の山本信之氏(73)、太田侑孝氏(77)、薗田靖邦氏(62)に町政課題に対する考えや政策を聞いた。 山本信之(やまもとのぶゆき)氏 無新 73歳 ◆少子高齢化、過疎化の現状を踏まえて、現時点の打開策は 近年、居住地の選択肢が広がり、田舎暮らしに対するニーズが高まる中、空き家バンクの充実、企業誘致の促進に努める。UターンやIターン対策にも取り組み、将来の移住、定住人口の確保につなげていく。 ◆コロナ禍で苦しむ観光業、商工業振興策について 観光業は、地域資源や地域の個性を生かして、選ばれる地域になるような
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川根本町長選 新人3氏争い確定 町議選は無投票、12人当選
任期満了に伴い28日に告示された川根本町長選と町議選は、午後5時に立候補の届け出を締め切った。町長選はいずれも無所属新人の山本信之氏(73)、太田侑孝氏(77)、薗田靖邦氏(62)の3氏のほかに届け出はなく、三つどもえの争いが確定した。 2期8年務めた現職の鈴木敏夫町長(78)が退任を表明し、町政の新たなリーダーを選ぶ選挙になる。 町議選(定数12)は12人が出馬した。立候補をうかがわせる動きがあり、選挙戦の可能性もあったが無投票に終わった。町議選の無投票は合併で同町が誕生して以来、初めて。 投票は10月3日午前7時から午後6時まで町内11カ所で行われ、午後8時から町山村開発センターで
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川根本町長選 新人3氏の戦い
28日告示の川根本町長選と町議選は立候補の届け出を締め切り、町長選はいずれも無所属新人の山本信之氏(73)、太田侑孝氏(77)、薗田靖邦氏(62)の3氏による選挙戦が確定した。町議選(定数12)は12人が立候補し、合併で同町が誕生して以来、初の無投票となった。
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川根本町長選告示 元町議の3氏が届け出 町議選は12人
任期満了に伴う川根本町選と町議選が28日、告示された。 町長選はいずれも元町議の山本信之氏(73)、太田侑孝氏(77)、薗田靖邦氏(62)、の新人3人が無所属で出馬し、選挙戦に入った。町議選(定数12)は現職8、新人4の12人が立候補の届け出を済ませた。 投票は10月3日の午前7時から午後6時まで町内11か所で行われ、午後8時から町山村開発センターで即日開票される。 9月27日時点の選挙人名簿登録者数は5756人(男2829人、女2927人)。 各地区と連携密に 山本候補 山本信之候補は、川根本町徳山の選挙事務所前で出陣式に臨んだ。町内各地区との連携を密にした行政推進を掲げて「
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川根本町長選・町議選が告示
任期満了に伴う川根本町長選と町議選(定数12)が28日、告示された。町長選はいずれも新人の山本信之氏(73)、太田侑孝氏(77)、薗田靖邦氏(62)の3人が届け出た。
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進む少子化 子育て世代の声、政策に【迫る 川根本町長選㊦】
川根本町元藤川の子育て支援施設ひだまりは、町内の保護者が子育ての悩みを共有する貴重な場になっている。9月中旬、生後4カ月の乳児と訪れた母親(38)は「ミルクやおむつを買う場所がない」と子育ての不便さを語った。島田市まで出向き、買いだめをしている。ある母親(40)は「(町内に)小児科がないから、いざというときに不安」と話した。 町が昨年3月に策定した第2期子ども・子育て支援事業計画によると、保護者を対象にしたアンケートで「住み続けるのに必要なサービスは」の問いに、「買い物施設の充実」と回答した親が約90%に達した。「期待する子育て支援策」には、「安心して受診できる医療体制の整備」と「公園など
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川根本町議選 選挙戦突入か 事前審査に新人1人
任期満了に伴う川根本町長選、町議選(28日告示、10月3日投開票)で、新たに新人1人が27日、町選挙管理委員会で町議選立候補届の事前審査を受けた。 これで定数12に対して13陣営が事前審査を済ませ、これまでの無投票になるとの観測から一転、選挙戦になる可能性が出てきた。 13人の内訳は現職8、新人4、元職1。ただ、出馬の可否を保留にしている立候補予定者もいて情勢は流動的だ。22日の事前審査を受けたのは12陣営だった。
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耕作放棄地増加 就農者確保へ環境整備【迫る 川根本町長選㊤】
「草木が伸びきって手入れが困難になっている。早めに手を打たないと」―。川根本町下長尾地区で40年以上、茶業を営む高木郷美さん(64)は危機感を募らせる。茶畑が辺り一面に広がる同地区。ただ農家の高齢化に伴って耕作放棄茶園は増える一方だ。「茂み状態で動物が住みつき、町民の生活にも悪影響が出ている」 町の高齢化率は9月1日時点で50%。農家の高齢化が進む上、同地区をはじめとして茶園の多くが傾斜地のため、管理を続けるのは難しいのが現状だ。町農林課によると、耕作放棄地は近年、年に約10ヘクタールずつ増加していて、町内農地に占める割合はここ10年で3倍以上に膨れ上がった。 耕作放棄地が増えると景観保
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川根本町長選と町議選 28日告示、10月3日投開票
任期満了に伴う川根本町長選、町議選が28日告示される。投開票日は10月3日。 町長選はいずれも町議の薗田靖邦氏(62)、太田侑孝氏(77)、山本信之氏(73)の新人3人が無所属で立候補を予定している。三つどもえの争いになる見込み。 町議選(定数12)は現職8、新人3、元職1の12人が出馬する見通しで、無投票の公算が大きい。 立候補の届け出は28日午前8時半から午後5時まで、町役場本庁舎で受け付ける。 9月1日時点の選挙人名簿登録者数は5764人(男2828人、女2936人)。
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川根本町の医療従事者ら20人 島田のコロナワクチン接種応援
希望者への新型コロナウイルスワクチン接種を完了している川根本町の医療従事者らが25日、隣接する島田市のワクチン接種の応援に駆けつけた。同市川根町の川根地区センターちゃくらで市民392人が接種を受けた。 県が24日に公表した市町別接種状況によると、2回のワクチン接種を終えた町民の割合が約82%(23日時点)と県内自治体で最も高い数値を記録した。感染者の確認が県内でも続く中、「県民の不安解消に少しでも貢献したい」と町内医師らの呼び掛けで、島田市の接種応援が決まった。町が所有する有効期限が近いワクチンを活用した。 町内の医療従事者と町民ボランティアの約20人が参加した。町高齢者福祉課の池本祐子
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♨接岨峡温泉会館、10月再開 食堂で新メニューも 川根本町
川根本町梅地の接岨峡温泉会館が10月、営業を再開する。指定管理者の不在で4月より休館していたが、新たな管理者に西東石油(島田市)が決定し、再開のめどが立った。併設の食堂もリニューアルし、新メニューを開発した。 同館は1984年に完成した。泉質は重炭酸ナトリウム泉で、胃腸疾患、神経痛に効果があるとされている。美容にも良いことから「若返りの湯」として親しまれている。 1日午前10時に営業を再開する。入浴料は大人500円、小人300円(いずれも税込み)。営業再開を記念して10月末まで、町民を限定に入浴料を半額にする。 新メニューは、同町の接岨湖をイメージしたカレーや静岡茶を練り込んだパスタ、
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川根本町のカヤック小学生ペア 本格練習3カ月で全国6位の快挙
山梨県で7月に行われた全国少年少女カヌー大会で、川根本町の長島優空君(本川根小6年)と望月良真君(同5年)が、小学生カヤックペア男子200メートル部門で21チーム中6位入賞を果たした。競技に取り組んでわずか3カ月の2人が、全国から集まったライバルを相手に大健闘した。 2人が所属する奥大井パドリングクラブはことし4月、レジャーチームに加えて、レースに向けたアスリートチームを発足させた。2人はこのチームに加入した。練習拠点は接岨湖。競技初心者の2人は、まず一人乗りのトレーニングで艇の進め方を習った。ペアの練習は必ずしも十分ではなかった。 それでも2人はしっかり息を合わせることを本番で意識した
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記者コラム「清流」 新聞を読み込む高校生
「選挙で必要なことは情報、視点、そして関心を持つこと」「政策が本当に実現できるか具体性に着目したい」-。6月の知事選に合わせて本紙記事を使った政策比較や模擬投票を行った川根高の生徒が後日、読者投稿欄「ひろば」に寄せてくれた言葉だ。 彼らの授業に2日間お邪魔した。立候補者の対談での発言やアンケートの回答などをくまなくチェック。単に情報を抜き取るのではなく、テーマごとに候補者の違いを読み取り、自分なりに情報を取捨選択していた。 夢中になって新聞を読み込む姿が印象的だった。近く告示される川根本町長選でも政策評価に取り組むという。衆院選も控える。目の肥えた若い読者にとって、役立つメディアとならな
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今期退任の川根本町長 町政2期8年を総括「絆、礎作りにまい進」
今期限りでの退任を表明している川根本町の鈴木敏夫町長(78)は21日、町議会9月定例会一般質問で2期8年にわたる町政運営を振り返った。中原緑議員への答弁。 光ファイバー網整備事業を巡り、町長解職と議会解散を求めるダブルリコールの住民投票に発展した混乱の7ヵ月後に就任した鈴木町長。町民の信頼を着実に獲得しながら、町内全域の高速通信網整備にこぎ着けた。同網を生かして、情報通信技術(ICT)を活用した教育や企業オフィス誘致も推進した。 生徒数減で存続危機にあった川根高は全国公募の導入や留学生用の寮を整備し、運営の安定化に貢献。希望者に対する新型コロナワクチン接種を県内でいち早く終了するなど、幅
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川根本町議会 21日一般質問 2氏登壇
川根本町議会9月定例会は21日、一般質問を行う。2氏が登壇し、町当局の考えを問う。 主な通告内容は次の通り。 中沢荘也 ①人工透析患者等への支援②普通河川の維持管理▽中原緑 ①町長が目指した町の姿と政策、その成果について②少子化対策③「川根本町教育ビジョン」について
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茶況(9月14日) 「川根茶 世界が評価」 名茶大賞の相藤園 喜び
6~7月に日本や中国などで開かれた第13回国際名茶品評会(世界茶連合会主催)で、最高賞の「世界名茶大賞」に輝いた相藤園(川根本町)の相藤令治さん(72)が受賞を振り返り、「川根茶の品質が世界に評価されてうれしい」と喜びを語った。 出品茶はことしの一番茶「月の光」。同じ茶葉を町内の品評会にも出品し、「ミル芽香が強い」と高評価を受けていたという。「世界から集まったさまざまな茶種の中で選ばれたことは光栄」と吉報に笑みを浮かべた。 同品評会には日本や中国、韓国、台湾などから出品があり、静岡県からは20点が出品された。県勢は世界名茶大賞のほかに12点が金賞、2点が銀賞を受賞した。 (島田支局・池
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汚職有罪元所長の元部下2人を処分 大井川治山センター
関東森林管理局は14日、公共事業で便宜を図った見返りに大井川治山センター(川根本町)の元所長が業者から現金を受け取ったとして有罪判決を受けた事件に絡み、元所長の指示で虚偽の書類作成などに関わっていた当時の部下2人を懲戒処分にしたと発表した。 元部下は、事件当時、同センターに勤務していた40代と30代の男性職員。40代職員は2012~13年度に同センターが発注した工事に関し、元所長の指示で虚偽の書類を作成した。両職員は14年度、発注業者から千~2千円程度の飲食提供を受けた。40代職員は減給4カ月(10分の1)、30代職員は口頭注意とした。 元所長は、同センターが15年11月に発注した治山工
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山岳遭難で男性救助 川根本町の前黒法師岳付近
13日午前9時ごろ、川根本町の前黒法師岳付近を登山中のグループから「仲間が足を負傷し動けなくなった」と110番があった。島田署と県警山岳遭難救助隊、静岡市消防局山岳救助隊が捜索し、静岡市葵区の無職男性(71)を同消防局のヘリで救助した。男性は右足首の骨折。7人グループで10日午後から入山していたという。
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9議案を可決、同意 川根本町議会
川根本町議会9月定例会は13日、本会議を再開し、2230万円を追加する2021年度一般会計補正予算案など9議案を可決、同意した。本会議最終日の21日に、委員会付託した7案件の採決と一般質問を行う。
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川根の高校生がお茶スイーツ開発 地元企業と連携、都内で発売へ
川根高(川根本町)の3年生が町の新しい名物を作ろうと、地元企業と連携して川根茶を使ったスイーツの開発に取り組んでいる。同校でこのほど、試作品発表会が開かれ、生徒たちが改善点を洗い出した。10月初旬にも都内の百貨店などで発売する予定だ。 都内でサブスクリプション(サブスク、定額制)サービスを使ったスタンド型の直営店舗を展開する川根本町の日本茶ブランド会社「クラフト・ティー」(新谷健司社長)との連携事業。コロナ禍で打撃を受ける町を地元高校生と一緒に盛り上げようと5月末に開発を始めた。 生徒は町に広がる美しい茶畑をイメージした「川根茶畑ロールケーキ」と、川根茶で作ったクッキーやアイス、プリンな
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倒木で全線運休 大井川鉄道
11日午前9時20分ごろ、川根本町千頭の大井川鉄道井川線川根両国―沢間間で倒木が見つかった。撤去作業に時間を要するため、井川線は13日まで全線運休する。千頭発井川行き列車の運転士が走行中に倒木を見つけ、手前で停止した。乗客24人、乗務員2人にけがはなかった。列車は千頭駅に引き返し、運転を打ち切った。
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川根本町長選 説明会に4陣営 町議選は13陣営
川根本町選挙管理委員会は10日、任期満了に伴う町長選と町議選(いずれも9月28日告示、10月3日投開票)の立候補予定者説明会を町役場で開いた。町選管、島田署、島田郵便局の担当者が立候補届け出の手続きや選挙運動の注意点などを説明した。 町長選には4陣営が出席した。既に立候補を表明している薗田靖邦氏(62)、太田侑孝氏(77)、山本信之氏(73)=いずれも現町議=の3陣営のほか、出馬の態度を表していない陣営も姿を見せた。定数12の町議選には、現職7と新人3の10陣営と態度不明確の3陣営が出席した。 町選管によると、9月1日時点の選挙人名簿登録者数は5764人(男2828人、女2936人)。
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若者のUターン就職促進 川根本町、島田掛川信金など連携
川根本町と島田掛川信用金庫、学生、事業者の4者が連携し、若者の移住定住やUターン就職の促進を図る目的で来年度から「川根本町ネクストリーダーズプロジェクト」を始める。高校や大学などの新入生に対して、地元企業の情報提供や教育ローンの一部や利子の補助などを行う。プロジェクト開始を前に8日、町と同信用金庫が連携協定を結んだ。 プロジェクトに登録した学生には、社員の声やインターンシップの概要などを発信。金利2%で教育ローンも提供する。学生が卒業後3年以内に町内事業所に就職した場合、就職から1年後に元金の20%を補助したり、経済的困窮家庭に対して在学中や返済期間の利子を支給したりと支援を手厚くする。
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井川小中/本川根中 南アルプス主題、遠隔授業で交流
静岡市立井川小中学校(葵区)と川根本町立本川根中は8日、南アルプスユネスコエコパークをテーマにしたオンラインでの交流授業を行った。両校の中学1~3年生計27人が自分たちの住む地域の自然環境や文化に理解を深めた。 生徒は学年ごとグループに分かれ、井川地区と川根本町の魅力を発表し合った。それぞれが地元の豊かな自然や観光資源などを紹介。ともに伝統的な神楽が地域に受け継がれていて「昔は今よりも地域交流があったのでは」との意見が出た。 市環境創造課の職員による同エコパークの概要説明もあった。 中山間地にある井川小中学校に他校との交流の機会を設けようと市などが実施した。両校とも同エコパークの登録地
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SL客車、休憩所に 飲食の観光客らに開放 大井川鉄道千頭駅
「休憩所として活用してほしい」―。大井川鉄道(本社・島田市)はこのほど、本線終点の千頭駅(川根本町)に停車する蒸気機関車(SL)の客車を一時開放するサービスを始めた。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で休業またはテークアウト販売に切り替える飲食店が多い同駅前で購入後、食べる場所に困る観光客らを考えての取り組み。 宣言下で駅前の飲食店のうち、半数以上がテークアウト販売を進めているが、駅前でゆったりと飲食できるスペースは元々多くなかった。店内飲食ができないため、「ほかに飲食場所はないか」と駅前の観光協会に問い合わせが相次ぎ、雨が降ると車の中で食べる観光客の姿も。「不自由な思いをさせてしまっ
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地元飲食店を応援 完全予約のお弁当販売会企画 川根本町商工会
川根本町商工会は16日と30日に、町内飲食店の一推し弁当を購入できる完全予約制の「お弁当販売会」を開く。予約期間は7日~9日正午(受付は午前8時半~午後5時)。 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下で休業やテークアウト販売を余儀なくされている町内飲食店を応援しようと実施する。計11店舗が手掛ける弁当のメニューは新聞折り込みで各世帯に配布済みのチラシに掲載。好きな弁当を選んで、商工会<電0547(56)0231>に電話予約する。注文個数に制限はない。16日と30日の両日予約して、受け取りも可能。 10月末まで利用期限が延びた「かわね支え愛商品券」も利用できる。引き渡しの場所は16日が徳山
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無償で生理用品 川根本町社協 配布
川根本町社会福祉協議会が9月、生理用品の無償配布を始めた。新型コロナウイルス禍のさまざまな事情で生理用品を十分に購入できない人々を支援するのが狙い。 配布施設は町役場本庁舎(健康福祉課)、町役場総合支所(窓口業務室)、町中川根デイサービスセンター事務所、町福祉センター事務所、町内の小中高計7校の保健室。 窓口には、専用のチラシやカードが置かれていて、窓口職員に見せると中身が見えないよう袋に入った状態で受け取りができる。利用は1人1回で、期間は来年3月まで。 各窓口の受付時間などの問い合わせは、町社協<電0547(56)1872>へ。
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16案件を上程 川根本町議会開会
川根本町議会9月定例会は1日開会し、会期を21日までの21日間と決めた後、2230万円を追加する2021年度一般会計補正予算案など16案件を上程した。20年度の一般会計歳入歳出決算認定など7案件は委員会に付託した。 補正予算案は、新型コロナウイルスワクチン接種事業にかかる事業費の更正やグループホーム居住環境整備補助金の新設など。13日に補正予算案などの採決を行い、最終日に委員会付託した案件の採決と一般質問を行う。
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川根本町のユズで「盛り塩」 神棚製造会社が商品化
神棚製造販売の静岡木工(神棚の里)=吉田町=はこのほど、川根本町産のユズを使用した「盛り塩」を商品化した。鮮やかな黄色は「土」を象徴する色と言われ、金運アップに効果があるという。 盛り塩は玄関や水場などの運気が落ちやすい場所に置き、家の災いをはらい、清める効果があると言われている。同社によると、コロナ禍で注目が集まり、特に女性客からの注文が増えているという。 女性目線を重視し、新商品の開発を進める中で香りが楽しめて、使い終わった後にバスソルトとしても使えるようにと香り豊かなユズに焦点を当てた。川根本町でユズ商品開発を手掛ける「KAWANE SENSE」のユズ粉末を使用した。 神棚の里各
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川根本町3町議 町長選出馬表明
川根本町議会議長の薗田靖邦氏(62)と町議の太田侑孝氏(77)、山本信之氏(73)が30日、それぞれ島田市内で記者会見し、任期満了に伴う同町長選(9月28日告示、10月3日投開票)に無所属で出馬すると正式に表明した。現職の鈴木敏夫町長(78)は既に2期目の今期限りでの退任を発表している。 薗田氏は会見で「人口減少対策を重点に置き、安心、安全で未来創造につなげる町を実現する」と強調。重点施策に移住定住の促進や主要産業の活性化などを掲げた。 太田氏は「新型コロナの長期化で町の第2次総合計画を着実に進めるのが難しい状況。修正を加える必要がある」と述べ、町民への経済支援や教育環境の充実などを訴え
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緊急宣言移行の意味は? 静岡県に啓発強化求める 県議会総務委
30日の静岡県議会8月臨時会総務委員会では、委員から新型コロナウイルス感染拡大防止のためのまん延防止等重点措置と緊急事態宣言の違いが県民には分かりにくいとして、県に広報・啓発の強化を求める場面があった。 県は当初、8月8日から同31日まで県東部20市と静岡、浜松の両政令市を重点措置に適用。15日に藤枝、焼津、磐田の3市を加え、18日から川根本町を除く県内34市町を重点措置の対象にした。並行して国に緊急事態宣言の適用を要請し、20日からは宣言の対象になっている。 杉山盛雄県議(自民改革会議、沼津市)はまん延防止等重点措置から緊急事態宣言に移行した意味が県民に伝わっていないとして「前回の宣言
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川根本町長選 山本町議出馬へ
川根本町議の山本信之氏(73)=同町元藤川=は28日までに、任期満了に伴う町長選(9月28日告示、10月3日投開票)に無所属で出馬する意向を固めた。近く正式表明する。 山本氏は取材に対し「子どもから高齢者まで豊かに生活できる持続可能な町づくりを目指したい」と述べた。 2005年に初当選し、4期目。同町出身で川根高卒。1972年から同校同窓会長を務めている。元JA大井川職員。 町長選では既に、町議会議長の薗田靖邦氏(62)と町議の太田侑孝氏(77)が立候補の意向を明らかにしている。現職の鈴木敏夫町長(78)は今期限りでの退任を発表した。
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飲食店の魅力、マップに 川根本町・大鉄千頭駅周辺 地域おこし隊・渡辺さんが作製
川根本町地域おこし協力隊の渡辺実優さん(21)が、大井川鉄道千頭駅周辺に点在する飲食店の魅力を発信しようと、オリジナルの飲食店マップを作製した。掲載は計11店舗。同町まちづくり観光協会で展示している。 静岡文化芸術大デザイン学部に在学中の渡辺さんは、6月に地域おこし協力隊に就任し、現在は同観光協会で主に活動している。千頭地域を学ぶ研修の一環として、企画が始まった。 各店の雰囲気を感じ取ってもらおうと、マップには店員や店主を紹介したり、お薦めメニューをPRしたりする写真を選んだ。同学部の力量を生かし、装飾や構成も1人で担当した。 緊急事態宣言下で多くの飲食店が休業かテークアウト販売に切り
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川根本町長選に太田町議出馬へ
川根本町議の太田侑孝氏(77)=同町下長尾=は26日までに、任期満了に伴う町長選(9月28日告示、10月3日投開票)に無所属で出馬する意向を固めた。近く正式表明する。 太田氏は取材に対し、「コロナ禍という先の見えない時代。明るい未来を切り開くために、町民主役の地域づくりを進めたい」と述べた。 同町出身、県立小笠農業高(現・小笠高)卒。旧中川根町で教育委員長を務めた。2009年に川根本町議に初当選し、3期目。 町長選にはこれまでに、町議会議長の薗田靖邦氏(62)が立候補の意向を明らかにしている。現職の鈴木敏夫町長(78)は今期限りでの退任を表明した。
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川根本町長選 薗田議長出馬へ
川根本町議会議長の薗田靖邦氏(62)=同町上長尾=は24日までに、任期満了に伴う町長選(9月28日告示、10月3日投開票)に無所属で出馬する意向を固めた。 薗田氏は、人口減少対策や主要産業の活性化、インフラ強化などを重点施策に掲げるとみられる。静岡新聞社の取材に対し「町民が安心、安全に暮らせる町づくりを目指したい」と述べた。 同町出身で国士舘大卒。旧中川根町消防団長、JA大井川理事などを歴任した。2013年の町議選で初当選し、現在2期目。19年から町議会議長。農林業を営む。 同町長選に出馬の意向を示したのは薗田氏が初めて。現職の鈴木敏夫町長(78)は今期限りでの退任を表明している。
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「まん延防止措置」飲食店へ協力金 静岡県、9月1日から受け付け 「緊急事態」協力金は13日開始【新型コロナ】
静岡県は新型コロナウイルス感染拡大を受けたまん延防止等重点措置に基づき、営業時間の短縮を要請した飲食店への協力金について9月1日から申請を受け付ける。県内は12日まで緊急事態宣言が発令されているが、重点措置分を先行して受け付けを開始し、迅速な支援につなげる。ただ、重点措置と緊急事態宣言は申請時期や支給額が異なり、混乱も想定される。 県によると、申請対象となるのは、県の要請に応じて酒類やカラオケ設備を終日提供せず、午後8時以降休業した飲食店と大規模集客施設。中小企業は1日当たり3万~10万円が支給される。重点措置が適用されなかった川根本町以外の市町が対象になる。 一方、緊急事態宣言での休業
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鈴木敏夫川根本町長 退任を正式表明
川根本町の鈴木敏夫町長(78)=同町千頭=は20日、任期満了に伴う町長選(9月28日告示、10月3日投開票)に出馬せず、2期目の今期限りで退任すると正式に表明した。 20日の町議会全員協議会で、鈴木氏は体調面を考慮した上での決断とし、「周囲のお力添えでここまで走りきることができた」と感謝の意を示した。 鈴木氏は旧本川根町議通算4期を経て、1998年の町長選に初当選し、2期務めた。旧中川根町との合併で誕生した川根本町で13年10月から現職。 2期8年で高度情報通信網を整備し、他市町に先駆けたICT(情報通信技術)教育の推進や首都圏企業のサテライトオフィス誘致などに取り組んだ。川根高の存続
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旧日本海軍「戦艦大和」記憶継承担う 建造地広島・呉の科学館 久保健至学芸員(川根本町出身)
太平洋戦争中に米軍の攻撃を受けて沈没した旧日本海軍の戦艦大和は今年、完工から80年を迎える。存命の元乗組員は年々減少し、記憶の継承が困難になる中、大和の歴史を伝える広島県呉市の同市海事歴史科学館(大和ミュージアム)で、川根本町出身の学芸員久保健至さん(30)が遺品の調査や展示の企画に奮闘している。 大学院で近現代史を研究した久保さんは2017年から勤務する。業務の中でも重要なのが資料の収集と整理。大和を建造した呉海軍工廠(こうしょう)の関係文書は終戦時に焼却されたとみられ、ここで行われた軍事研究や開発、建造の全体像は不明な点が多い。 同館の収蔵庫では工廠や大和の関係者の写真や手記、遺物な
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川根本町の希望者 2回目接種完了 中学生以上の87%
川根本町は18日、中学生以上の希望する町民を対象にした新型コロナウイルスワクチンの2回目接種を完了した。県によると、希望者への接種完了は県内35市町で最も早い。対象者の接種率は87%に達した。 同町の中学生以上の対象者は計6142人で、2回目の接種完了者は5370人。県内でいち早く6月末から64歳以下の集団接種を開始した。町内の感染者は5月末を最後に確認されておらず、これまで3人にとどめている。 鈴木敏夫町長は「町民が声を掛け合い、接種に協力してくれた。あらためて地域のつながりを実感し、感謝している」と述べた。同町では今後、集団接種を受けていない町民で希望者に個別接種を進めるほか、町内で
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デジタル化「AI-OCR」共同試験導入 複数市町、技術共有へ研修会 静岡県庁
静岡県は本年度、県内市町のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、複数市町が参加する音声認識技術と紙書類をデジタル化する「AI-OCR(光学式文字読み取り装置)」の共同試験導入を開始した。最先端の技術を共有することで業務を効率化する狙いがある。 音声認識には14市町、OCRには8市が参加している。県は試験導入している人工知能(AI)を活用した自治体相談業務支援サービス「AI相談パートナー」の操作研修会を県内3カ所で開催中。18日は県庁内で行い、午前の部には川根本町と東伊豆町が参加した。 同サービスはICレコーダーなどで録音した音声データをテキスト化し、議事録などを作成でき
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土砂災害に警戒を 断続的に激しい雨 静岡県内、19日も大雨恐れ
前線に向かって南から温かく湿った空気が流れ込んだ影響で、静岡県内は18日、断続的に激しい雨が降った。19日も大気の状態が不安定になり、一部の地域で大雨になる見込み。静岡地方気象台はこれまでの大雨で地盤が緩んでいることから、土砂災害への警戒を呼び掛けている。 同気象台によると、15日午後11時の降り始めから18日午後4時までの総雨量は静岡市葵区有東木295・5ミリ、浜松市天竜区佐久間町で275ミリ、静岡市葵区井川271ミリ、川根本町264ミリなど。佐久間町では8月1カ月の雨量の平年値を上回った。 沼津市では昼すぎか大雨となり、市道3カ所が冠水で通行止めになった。高橋川と沼川の水位も上昇し、
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茶況(8月17日)「くまのかき氷」 かわいいと好評 川根本町のカフェ
川根本町の茶農家「かねかのううえまる」はこのほど、経営する同町千頭駅前の喫茶店「カフェうえまる」でくまをイメージした茶氷の販売を夏季限定で始めた。商品名は「くまだみどりさん」。観光客から、かわいいと好評だ。 町に生息する動物を身近に感じてもらえたらとの思いを込めて、一昨年から動物をモチーフにしたかき氷を考案している。ことしのテーマは昨年に続いて「くま」。シロップには自家農園で栽培した無農薬の川根粉末茶と同町の静岡オーガニック抹茶(SOMA)の有機抹茶をふんだんに使用した。かき氷に添えているアイスクリームにも川根茶を使い、チョコチップとクッキーでくまの耳、鼻、口を表現した。 税込み900円
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鈴木川根本町長 今期限りで退任
川根本町の鈴木敏夫町長(78)は17日までに、任期満了に伴う同町長選(9月28日告示、10月3日投開票)に出馬せず、2期目の今期限りで退任する意向を固めた。近く正式表明する。 鈴木氏は静岡新聞社の取材に対し「町が今後向かうべきレールは敷けたと思う。課題は多いが体調を考慮し、引き時かと考えている」と述べた。 鈴木氏は旧本川根町議通算4期を経て、1998年の町長選に初当選し、2期務めた。2005年に旧中川根町との合併で誕生した川根本町で、初代町長選出まで町長職務執行者を務めた。13年から現職。 これまでに、同町長選に出馬を表明した人はいない。
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まん延防止、静岡県内34市町拡大 飲食店に大きな試練 川根本町、唯一の適用対象外
静岡県が16日、新型コロナウイルス感染拡大を抑えるまん延防止等重点措置の適用区域を18日から川根本町以外の34市町に広げる決定をした。これまで感染者数が少なく適用外だった掛川市をはじめ、周辺地域の飲食店主らの間では経営への不安が広がった。20日からは緊急事態宣言が適用される方針が決まり、全市町が対象になる。静岡県内全体で飲食業は大きな試練を迎える。 掛川駅周辺の飲食店は先週末、既にまん延防止措置が適用された市町から飲酒に訪れたとみられる客の姿が目立った。クラフトビール店「ファニーファーム」の杉浦健美代表は「見慣れない客が比較的多かった。感染の多い地域の人では―と不安を感じたが、入店を断るの
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厳かに鹿ん舞やヒーヤイ 川根本町で徳山の盆踊 コロナ下規模縮小
川根本町徳山に伝わる国指定重要無形民俗文化財「徳山の盆踊」が15日、同地区の浅間神社で奉納された。地元の小中学生らが「鹿ん舞」「ヒーヤイ」「狂言」の3種の踊りを披露した。感染症対策として、規模を縮小して執り行われた。 鹿ん舞は作物を荒らす獣を追い払い、豊作を祈願したのが起源とされる。鹿やひょっとこの面を着けた少年が跳びはねるように踊り、鹿を追い立てる農民の様子を演じた。浴衣姿の女子小中学生は小唄に合わせて踊るヒーヤイを披露。狂言でも少女たちが踊り子として参加し、境内が幻想的な空気に包まれた。 子どもたちは感染症対策を施しながら、短期間で練習を積んできた。徳山古典芸能保存会の上野信吾事務長
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サトイモまさかの開花 川根本町「花が咲くのも知らなかった」
川根本町水川の小野田均さん(69)の家庭菜園でサトイモが次々に花を咲かせている。JA大井川の担当者によると、東南アジア原産のサトイモが国内で開花するのは非常に珍しく、小野田さんは「(サトイモの)花が咲くことすら知らなかったぐらい」と驚いている。 小野田さんによると、サトイモの栽培を始めた去年は見かけなかったという。ことしは伸びた茎の先端につぼみらしきものが見え始め、7月末にクリーム色の花が開いた。咲いたのは「八頭(やつがしら)」と呼ばれる品種で、これまでに10輪ほど咲いた。13日にも開きそうなつぼみがあるという。
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知事賞に平林、前島さん 「水の週間」作文、小中生13人表彰
静岡県はこのほど、水資源の大切さを啓発する「水の週間記念作文コンクール」の表彰式を県庁で行った。県内の小中学校から募った身近な水の話題をテーマにした作文のうち、入賞作品に選ばれた13人に表彰状を贈った。 最高賞の知事賞には、小学生の部で三島市立向山小5年平林玲さん、中学生の部で星陵中2年前島東悟さんが選ばれた。2人は市川敏之県くらし・環境部長から表彰状を受け取り、自身の作文を朗読した。 作文は3~5月に募集し、小中合わせて20校323編の応募があった。 そのほかの入賞者は次の通り。 【小学生の部】教育長賞 福門葵芭(川根本町立中央5)斎藤洸(沼津市立金岡3)▽私学協会長賞 山口陽大(
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川根茶魅力堪能 おいしい入れ方学ぶ 米国出身女性、茶農家訪問
米国出身で川根本町にホームステイ中のエスピー・リトルフィルドさん(16)がこのほど、同町元藤川の茶農家相藤令治さん宅を訪れ、川根茶を堪能した。 エスピーさんは父の仕事の関係で4年前に来日し、都内のインターナショナルスクールに通う。豊かな自然に囲まれた田舎暮らしに憧れを抱き、同町をホームステイ先に選んだという。 お茶が好きというエスピーさん。川根茶をもっと知りたいという要望に応えるため、ホームステイ先の山田俊男さん(70)が相藤さんを紹介した。相藤さんは新茶や昨年の全国茶品評会入賞茶をエスピーさんにふるまい、おいしい入れ方など基本の作法も教えた。 ペットボトル茶を飲むのが習慣だったエスピ
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茶況(7月27日) 川根紅茶のかき氷提供 川根本町で夏限定
川根本町のフォーレなかかわね茶茗館は7月から、かき氷「川根紅茶のグラッタケッカ」を夏季限定で提供している。夏の暑さを和らげる逸品として、人気を集めている。 同館によると、風味豊かなべにふうき紅茶を使用し、半日かけて水出しして、冷凍するという。香りが良く、すっきりとした軽い渋みが特徴。コンデンスミルクをかけ、甘い味わいに仕上げている。 グラッタケッカはイタリアローマ地方で人気のかき氷に似た食べ物を指すという。「おしゃれな大人のかき氷」をコンセプトに名称を借りて、名付けた。担当者は「川根紅茶のうま味を味わいながら、涼んでほしい」と話している。 一つ300円(税込み)。
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ヤマメおいしいよ 園児がつかみ取り 川根本町
静岡学園幼稚園(静岡市駿河区)の年長園児がこのほど、川根本町の三ツ星オートキャンプ場でヤマメのつかみ取りを体験した。捕まえたヤマメを塩焼きにして、ほおばった。 サマーキャンプの一環。地元のさわい農園が管理、養殖するヤマメが長尾川に放たれると、園児たちは無我夢中で魚を追っかけた。ヤマメはボランティアで参加する園児の保護者がさばき、塩焼きにした。園児は「おいしい」と声をそろえ、塩焼きをいただいた。
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大井川鉄道 倒木に接触 900人に影響
23日午前6時25分ごろ、大井川鉄道本線千頭発金谷行き普通電車の運転士が川根本町の田野口―下泉駅間で倒木を発見した。車両のパンタグラフに倒木が接触したが、運転士と乗客11人にけがはなかった。この影響で蒸気機関車(SL)「きかんしゃトーマス号」を含む上下計11本が最大約2時間遅れ、約900人に影響した。
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果汁たっぷり ユズビール♡ 川根本町の特産物活用 KAWANEホールディングス
しずおか食セレクションに認定されている「川根本町ゆず」をPRしようと、KAWANEホールディングス(同町)が県内のクラフトビール製造会社と連携し、ユズビールを開発した。22日から町内の飲食店や宿泊施設で提供する。 KAWANE―が指定管理者として運営する「ウッドハウスおろくぼ」で宿泊者に町の特産物をいかした品を提供できないかとビールの開発に着手。牧之原市の「池田屋麦酒」との共同開発で製品が完成した。 ビールにはユズの果皮、果汁をふんだんに使用した。KAWANE―の浜谷友子取締役は「栓を開けたときに広がるユズのさわやかな香りが特徴」と話す。450本限定。 ウッドハウスおろくぼのほか、フォ
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南アルプス活性化探る 中部5市2町、合同人材研修 シカ解体ショー提案
静岡、島田、焼津、藤枝、牧之原の5市と吉田町、川根本町は19日、合同人材育成研修会を県産業経済会館で開いた。各市町の若手職員26人が5グループに分かれ、南アルプスを生かした地域活性化の在り方や課題、その実現に向けた具体策を考えた。 「経済的に潤う南アルプス」を目指す姿として掲げたグループは、南アルプスの知名度の低さや登山以外の名物の少なさを指摘。豊かな自然や食材はもちろん、農作物を荒らす厄介者となっているシカに着目し、狩猟ツアーやシカの解体ショーなどの企画を提案した。 南アルプスを誇りに思う人づくりに着目したグループもあり、子ども対象の自然教室や野外活動の開催などの案が出た。 5市2町
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静岡人インタビュー「この人」 河村裕樹さん 2021年の島田青年会議所理事長
2013年に島田青年会議所(JC)入会。島田市と川根本町の若手事業者で組織する同団体の理事長を21年1月から務める。河村組社長。38歳。 ―抱負を。 「今年のスローガンは『格致日新』。これまでの歩みをいま一度見つめ直し、時代に即した事業を展開する。子を持つ親として、子どもが明るく過ごせる街づくりを目指すためにさまざまな事業に協力したい」 ―今後の事業計画は。 「新型コロナの影響を受ける飲食業界を盛り上げようと新規事業を検討中。地域の人が交流できる場が少ないと感じているのでベンチなどを置いて、休憩スペースを作ることも考えている。間近に控える川根本町長選挙では、同町の選挙で初の立候補予定
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経営改善事業の功労者表彰 県商工会連合会 法施行60周年式典 静岡
静岡県商工会連合会は19日、商工会法施行60周年記念式典を静岡市葵区で行い、経営改善普及事業に関する功労者を表彰した。 今春で退任した8人の商工会長への感謝状贈呈式も行った。 前沢侑会長は「各商工会と連携し、小規模事業者の持続的発展などの課題に取り組んでいく」とあいさつした。 表彰を受けた主な個人・商工会は次の通り。 【県知事表彰】産業振興功労表彰 大野浩典(南伊豆町)渡辺英樹(富士市)中村国海(川根本町)大村邦男(天竜)▽産業振興知事褒賞・役員功労者 杉山羌央(伊豆市)大沢秀光(伊豆の国市)白砂清一(長泉町)片山雅博(新居町)▽同・優良商工会 河津町、森町、浅羽町 【関東経済産業局長表彰】
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静岡県内 梅雨明け 浜松・佐久間で33・3度 各地で真夏日に
気象庁は17日、県内を含む東海地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より2日早く、昨年より15日早い。 県内は気温が上昇し、浜松市天竜区佐久間町33・3度、川根本町32・9度、三島市32・8度など各地で真夏日となった。全国高校野球選手権静岡大会2回戦が行われた静岡市駿河区の草薙球場では炎天下、生徒や保護者が汗だくになりながら声援を送った。静岡新聞社のまとめで、10~80代の計6人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。いずれも軽症か中等症。 今季の梅雨は、熱海市伊豆山で大規模土石流が発生するなど記録的な大雨となった。2~3日にかけて24時間雨量が御殿場市392・0ミリ、川根本町34
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川根本町の魅力 写真で伝えよう 作品募集
川根本町まちづくり観光協会はウェブメディア「るるぶ&more.」と連携して、町内で撮影した写真が対象の「#かわねジェニック フォトコンテスト」を開催している。9月末まで、風景やグルメなど町の魅力が詰まった1枚を募集している。 応募方法は「るるぶ&more.」のインスタグラム公式アカウント(@rurubuandmore)をフォローし、応募する作品に「#かわねジェニック」のハッシュタグを付けて、投稿すれば応募完了となる。 入賞者には、寸又峡温泉の宿泊ペアチケットなど豪華賞品が当たる。審査結果は10月下旬にインスタグラムのアカウント先にダイレクトメール(DM)で通知する。
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J3藤枝、焼津企業 ティッシュを寄贈 有事備え川根本町に
サッカーJ3藤枝MYFC(徳田航介社長)とパートナー企業「FPKナカタケ」(焼津市)が15日、ホームタウンの一つである川根本町にウエットティッシュ約5000個を寄贈した。 東海地区のJリーグ6クラブが連携し、防災意識を高めるプロジェクト「ソナエル東海」の活動の一環。家具製造を手掛ける「FPKナカタケ」の中根正雄社長が取り組みに賛同し、有事の際に役立ててもらおうとグループ会社が販売するウエットティッシュの寄付を決めた。 町役場で贈呈式が開かれ、徳田社長と中根社長が森紀代志副町長らに手渡した。中根社長は「災害時に限らずコロナ禍の今、日常生活でも活用してもらえたら」と願った。
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静岡県内 局地的に激しい雨
梅雨前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で静岡県内は13日、大気が不安定になり、局地的に激しい雨が降った。静岡地方気象台によると、浜松市天竜区で1時間雨量が7月としては観測史上最大の73ミリを記録した。14日にかけ、雷を伴って激しい雨が降るとみられ、気象台は土砂災害や河川の増水などに厳重な警戒を呼び掛けている。 気象台によると、午後6時50分に浜松市北部の山間部で1時間当たりの解析雨量が約110ミリに達し、記録的短時間大雨の情報を出した。県と気象台は浜松市天竜区に土砂災害警戒情報を発表。市は同区内の土砂災害警戒区域(236世帯、582人)に「高齢者等避難」を発令した。 川
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県道川根寸又峡線 一般車両通行可に 大雨で土砂崩れ
大雨による土砂崩れで地元住民を除き通行を制限していた川根本町奥泉の県道川根寸又峡線が12日、時間を決めて一般車両の通行も可能となった。 県島田土木事務所によると、通行できる時間帯は午前6時50分~8時、午前11時10分~午後0時10分、午後1時40分~2時40分、午後5~6時半。崩落したのり面の復旧工事を進める。 土砂崩れは6月22日夜に発生し、のり面が約20メートルにわたり崩落。通行はこれまで、地元住民の買い物や通院、仕事など必要最小限にとどめていた。
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茶況(7月12日) 榛原の三茶が入荷 静岡市中
静岡市中に榛原から三茶の初荷が届いた。600円台で手合わせした。 県内産は今週から来週にかけて三番茶、台ならし番茶の生産が行われる。 県外産三茶は鹿児島県本土物が600円台を中心に成立した。市中のあっせん業者は「雨の影響などでコワ葉化が進みつつある」と指摘する。 買い手は「600円台で欠点が少ない品物を選んで手当てしていく」(市中問屋)と話した。 静岡茶市場の三茶は午前9時半現在、県外産1万565キロが上場した。 藤枝 産地問屋は二茶の仕上げ作業を進めている。 島田、金谷、川根 川根本町の農家は「雨が多く病気が心配。ここ数日晴天が続いているので、防除を本格化させたい」と話す。
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川根本町とJAF静岡支部 町内巡りスタンプ集め、9月末まで
川根本町は日本自動車連盟(JAF)静岡支部と連携し、9月末まで「町周遊ドライブスタンプラリー」を開催している。本町への誘客と広域周遊の促進が目的。 JAFの公式ホームページから、ユーザー登録(無料)をして参加する。スタンプスポットは奥大井湖上駅や白沢温泉もりのいずみ、フォーレなかかわね茶茗館、音戯の郷、智者の丘公園、塩郷のつり橋の6カ所。各観光名所に置かれているQRコードをスマートフォンで読み取るとスタンプが獲得できる。 スタンプを四つ以上集めると抽せんで特産品が当たるキャンペーンに応募できる。賞品は町内のユズを使用したポン酢やジャムの詰め合わせなど。応募期間は9月末まで。
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茶況(7月5日) 炭疽病引き続き警戒 7月病害虫発生予察
静岡県病害虫防除所が発表した病害虫発生予察情報によると、茶は炭疽(たんそ)病が発生しやすい環境が続いており、警戒を呼び掛けている。 6月中下旬の巡回調査で炭疽病の発生率は平年比で高かった。1カ月予報で雨が多いことから発生を助長する。例年発生がみられる茶園では、予防や治療のための薬剤を使い2回防除する。 もち病も発生しやすい状況。胞子が飛散して感染する。防除は三番茶の萌芽(ほうが)期から開葉期にかけて行う。 チャノキイロアザミウマやチャノミドリヒメヨコバイの多発にも警戒が必要。 藤枝 生産者の一人は「来期の一茶の質と量を保つために、二茶摘採後の母枝の管理を丁寧に進めていきたい」と話す
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相藤さん、丹野さん優等 外観や香気、水色を審査 川根本町で茶品評会
川根本町茶業振興協議会は2日、町茶品評会を同町の農林業センターで開いた。手摘みの部は相藤園の相藤令治さん(元藤川)、機械摘みの部は丹野園の丹野浩之さん(水川)が最高賞の優等に選ばれた。 手摘みの部に6点、機械摘みの部に8点が出品された。審査員5人が外観、香気、水色、滋味をそれぞれ評価し、採点した。農研機構金谷茶業研究拠点の水上裕造審査長は「濃い緑で艶があり、素晴らしい出来栄え。日頃から徹底して管理している様子がうかがえた」と振り返った。 優等以外の主な入賞者は次の通り。 【手摘み】1等 相藤佐枝子▽2等 相藤直紀、相藤裕次、高木郷美、川崎好和 【機械摘み】1等 小平史郎▽2等 高木郷
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川根高生が知事選題材授業 記事で政策比較、自分なりの「一票」
川根高(川根本町)の生徒が6月に行われた知事選に合わせ、新聞記事を活用して立候補者の政策を比較する授業に取り組んだ。情報を取捨選択し、自分なりの考えを持って一票を投じるには-。投票用紙を用意して模擬投票も行い、有権者として何が必要かを考えた。 現職川勝平太氏と新人の一騎打ちとなり、川勝氏が4選を果たした知事選。選挙期間中の6月14日、3年生16人が静岡新聞に掲載された両候補の対談や告示日の第一声、アンケートや特集記事などを基に「リニア水問題」「新型コロナ対策」「経済対策」「将来ビジョン」の4テーマで両氏の政策を表にまとめた。 「あまり発言していない内容は優先順位が低いのかな」「この人は女
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川根本町64歳以下接種 全域着手は県内トップ コロナワクチン
川根本町は30日、64歳以下の町民を対象に新型コロナウイルスのワクチン接種を開始した。64歳以下への接種は熱海市が初島に限って実施したが、自治体全域で着手するのは同町が県内で最も早い。高齢者を含めた希望者全員の接種完了は8月18日を予定している。 集団接種会場の町山村開発センターでは初日、174人が1回目のワクチンを接種した。町は混雑を避けるために受付時間を三つに分けて、町民を迎え入れた。親子3人で接種を受けた藤田奈穂さん(27)は「ひと安心。迅速に対応してくれた町職員の方々に感謝したい」と話した。 町の高齢者接種は29日でおおむね完了し、接種率は約93%。一般の接種移行に向けて、6月上
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茶況(6月29日) 二茶仕入れ大詰め 静岡市中
静岡市中の県産二茶は富士など東部から入荷。出回りが減少し、仕入れは大詰めを迎えている。 前日比20~10円ほどの下落で、700円前後などで取引された。ドリンク関連業者以外の買い手は少ない。 あっせん業者は「決まった買い手からの注文がほとんど。相場は大きく崩れずに終わりそう」と話す。 週内の摘採終了を予定している東部の生産者は「茶園管理を工夫し、収量を確保することができた。ことしの相場なら二茶生産を続ける」と話す。 静岡茶市場の二茶は午前10時現在、県内産2461キロ、県外産9439キロが上場した。 藤枝 JA茶業部藤枝工場に2工場から3口1072キロが上場。出物の棒は650~25
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静岡オーガニック抹茶 川根本町に加工施設 県茶業振興、足掛かりに【解説・主張しずおか】
静岡県中西部の茶農家、茶商の共同出資会社「静岡オーガニック抹茶(SOMA)」(川根本町)が昨年、国内最大級の有機抹茶加工施設を同町に構えた。近年の健康志向で海外の日本茶需要が拡大し、特に抹茶の人気は高い。同町を含む中山間地を軸に有機抹茶のグローバル産地化を図り、県茶業振興の足掛かりにしたい。 SOMAは国内外で急進する有機抹茶の大規模需要に対応するため、2018年に設立した。国の補助金を活用し、生産基盤となる加工施設を整備した。抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)はKAWANE抹茶(島田市)を中心に同市と川根本町、藤枝市の生産者組織から調達。加工施設で仕上げ、殺菌、粉砕、包装などを行う。完成し
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町内在住者向け お得な商品券 27日から川根本町
川根本町は27日から、町内在住者を対象に2千円分お得になるプレミアム付きの「かわね支え愛商品券」を販売する。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ地域経済の活性化と町民の家計支援を目的とした事業で昨年に続き2回目。 「宿泊、飲食券」「食料品券」「その他券」「共通券」の4種で1枚500円。各種2枚入り(計8枚)の1セット4千円分が2千円で購入できる。町内約150の事業所で使用可能。種類によって飲食店や宿泊施設など使える場所が異なるが、第2弾から取り扱う全事業所で使用できる「共通券」を新たに追加した。 7月10日まで販売する。全世帯に配布済みの引き換え書を商工会本所や本川根支所に持参して購入す
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静岡県内 あす27日から雨 土砂災害に警戒
日本に向かって北上している台風5号が梅雨前線を刺激する影響で、静岡県内は27日から29日にかけてまとまった雨になる見込み。静岡地方気象台によると、台風5号による本県への影響は限定的とみられるが、注意報級や、場合によっては警報級の雨になる見通し。 県によると、22日に川根本町の県道で発生した土砂災害の現場では、通行できる時間を限定して地元住民の往来を認めているが、雨の状況によっては全面通行止めにする。 同気象台は「山間部では土砂災害に注意してほしい。湿度が高くなるので熱中症にも警戒を」と呼び掛けている。
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静岡県363万5220人 31市町で減少 2020年国勢調査
総務省が25日発表した国勢調査の速報値で、静岡県の人口は363万5220人だった。5年前の前回調査に比べ1・8%(6万5085人)減り、人口減少が進行している現状が浮き彫りになった。前回より増えたのは掛川、袋井、菊川、長泉の4市町。このほかの31市町はいずれも減少した。 減少率が最も高かったのは西伊豆町の13・9%減。川根本町13・7%減、下田市11・9%減、松崎町11・7%減と伊豆地域や山間地の減少が目立った。 減少数の最多は静岡市の1万1230人(減少率1・6%)。駿河区は増加したが、葵、清水区で減少した。次いで浜松市が6825人(同0・9%)。同市は東区、浜北区では増加したが、天竜
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64歳以下の接種 8月下旬に完了 川根本町見通し
川根本町の鈴木敏夫町長は23日、30日から着手する64歳以下の一般住民を対象にした新型コロナワクチンの集団接種について、8月下旬にも完了する見込みであることを明らかにした。町議会6月定例会一般質問で石山貴美夫議員に答えた。 町は29日に、65歳以上の高齢者接種をおおむね終了する。高齢者接種と同様、町から日時と場所を指定する方法を採用する。6月初旬、一般住民を対象に接種の希望調査を実施した。鈴木町長は「町民が安心安全に過ごせる町をいち早く整えたい」と述べた。 定例会は同日、6氏が登壇し、閉会した。
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川根本町の土砂崩れ 地元住民、通行可能に
川根本町奥泉の県道で発生した土砂崩れで、県は23日、土砂の撤去作業が完了し、孤立していた寸又峡温泉の宿泊者23人全員が帰宅したと発表した。ただ、道路やのり面復旧の見通しは立っていない。通行は当面、関係者の監視の下、地元住民の買い物や病院、仕事など必要最小限の往来にとどめる。 県によると、国土交通省の防災ドクターを務める北勝利東海大教授による現地調査を踏まえ、一時的な通行は可能と判断した。通行可能な時間帯は地元と協議して決める。地元に関係する人以外の通行は規制を続ける一方、既に同温泉への宿泊を予約した人の通行は認める。天気によっては全面的な通行止めも検討する。 現地では1週間、まとまった雨
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県道で土砂崩れ 寸又峡温泉が孤立 川根本町
22日午後6時半ごろ、川根本町の寸又峡温泉につながる県道川根寸又峡線で土砂崩れが発生したのを地域住民が発見した。県道は現場の前後約8・6キロが全面通行止めになり、23日午後時点で温泉の宿泊客や地元住民ら約70人が孤立状態となっている。県などによると、土砂崩れによる人的被害はない。土砂は撤去されたが、孤立解消のめどは立っていない。 県危機管理部によると、現場は寸又峡温泉の北東約1キロ。道路ののり面が約20メートルにわたり崩れた。寸又峡温泉では電気やガス、水道、電話などのライフラインは利用可能だが、車が通れる迂回(うかい)路がない状態。 同温泉地域を含む大間区自治会長の安竹賢治さん(63)は
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強制わいせつ容疑で再逮捕
島田署は22日、強制わいせつの疑いで川根本町徳山、会社員の男(23)を再逮捕した。再逮捕容疑は5月上旬ごろ、静岡県中部地区の路上で同地区居住の30代女性の胸を触るなどわいせつな行為をした疑い。容疑者は5月上旬ごろに別の女性の体を触るなどしたとして、2日に同容疑で逮捕されていた。同署管内では夜間に女性を狙った同様の被害が数件確認されていたという。
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川根本町議会、23日に一般質問
川根本町議会6月定例会は23日、一般質問を行う。6氏が登壇し、町当局の考えを問う。 主な通告内容は次の通り。 山本信之 リニア工事に伴う大井川水系の水資源の保全▽沢西省司 奥大井県立自然公園の入り口、林道南赤石線通行止め▽野口直次 ①自然災害から住民を守るための対策②災害時における高度情報基盤事業の利活用▽中原緑 ①大井川の汚濁②「脱・炭素社会」▽石山貴美夫 ①新型コロナワクチンの接種状況と今後の計画②町の魅力づくり「高齢者保健、福祉、介護計画、障害者福祉」③町の活力づくり「茶業、観光、商工業の振興策」▽中沢荘也 ①茶業振興対策②交通弱者に対する移動手段の構築
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実行委員長、監督を選出 川根本町チーム【静岡県市町駅伝】
12月4日に開催予定の県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向けた川根本町駅伝実行委員会と町チームによる本年度初のスタッフ会議がこのほど、町山村開発センターで開かれた。実行委の委員やチームの監督を決定した。 委員長には、町スポーツ協会の前田修児会長、副委員長に山本正和副会長を選出した。昨年に続き、山本銀男さん=下長尾=が監督に就任した。山本さんは「町の部の最高順位は7位。今年こそ上回り、チームのベスト記録を更新したい」と意気込んだ。 選手募集は今月28日まで。練習は7月5日から開始し、大会本番まで週2回、中川根第一小のグラウンドで行う予定。
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縦5メートル 新聞紙に大仏描いたよ 中川根一小・社会科授業
川根本町の中川根第一小の6年生7人がこのほど、つなぎ合わせて作った縦約5メートル、横約3メートルにもなる新聞紙に「奈良の大仏」を描いた。日本の歴史に理解を深めてもらおうと、社会科の授業で体験学習を取り入れた。 同校の岡沢知彦教頭は「実物大までとはいかないが、大仏の大きさや日本人の技術の高さなどを少しでも肌で感じてほしかった」と狙いを語る。歴史の授業で奈良時代を学習していた児童は大仏の写真から縮尺を考え、拡大図を新聞紙に下書き。2時間ほどで完成させたという。教室のベランダから完成品をつるすと、児童たちから笑みがこぼれた。 岡沢教頭は「これからも体験を交えて、楽しく学べる授業を進めたい」と話
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児童「言葉の力」学ぶ 中川根一小で矢沢さん講演
川根本町の中川根第一小は17日、静岡新聞NIEコーディネーターの矢沢和宏さんを講師に招き、学校保健委員会を開いた。全校児童が矢沢さんの講義を聞き、「言葉が持つ力」について学んだ。 矢沢さんは「友達と楽しく学校生活を送るために必要なのは前向きな言葉」と力説し、親しみやすいようにと「プラスことば」と名付けた。「前向きな言葉には人を笑顔にする、元気にする力がある」と児童に伝え、「マイナスことばを無くして、プラスことばを使っていこう」と呼びかけた。 また、言葉を相手に伝える上で重要な点を「わかりやすく、簡潔に」と説明し、言葉を磨く練習として、新聞記事から見出しを考えるワークも行った。 (島田支局・池
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銀河に浮かぶ観音さま描く 磐田の高井さん個展 浜松で6月30日まで
磐田市のイラストレーター高井一暢さん(64)が30日まで、個展を浜松市浜北区の県立森林公園森の家で開いている。水彩やアクリル絵の具で三十三観世音菩薩(ぼさつ)を神秘的に描いた作品など約30点を並べた。 出展作は主に、銀河や花、チョウなどを鮮やかな配色で並べ、金色の線で表現された観音さまが薄く浮かび上がる構図。高井さんは、友人の紹介で川根本町の智満寺の石仏を見学してほれ込み、同寺の許可を得て仏を絵に表した。個展には同寺とゆかりがあるとされる猫の絵も出していて「見た人の気持ちが穏やかになってくれたらうれしい」と話す。
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桜や紅葉の写真 季節彩る作品展 30日まで菊川
菊川市の写真愛好家でつくる小笠写友会(石井水穂会長)の作品展が30日まで、中央公民館で開かれている。花の写真など季節を彩る作品を展示した。 同会は年に2回、桜と紅葉の撮影会を開いているほか、会員が好みの被写体を撮影している。公民館ロビーには、はままつフラワーパークの桜とチューリップを撮影した写真や川根本町の紅葉と橋を写した作品などを展示した。丹野川の桜など地元の風景写真も並べた。
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経営は大学生 川根本町に〈茶〉カフェ新店「町盛り上げたい」
都内にサブスクリプション(サブスク、定額制)サービスを使ったスタンド型の直営店舗を展開する川根本町の日本茶ブランド会社「クラフト・ティー」(新谷健司社長)が6月、千頭駅前にカフェスタイルの新店舗を構えた。経営を担うのは現役大学生。静岡文化芸術大4年の吉川有紀さん(21)だ。 新谷社長が代表を務めるコンサル会社「経営参謀」(東京都)が千頭駅前の活性化を目的に大学生が自由に使えるイベントスペースを開設。吉川さんはスペースを利用した同社の経営実践長期インターン参加者として今春、浜松市から町に移り住んだ。スペースの活用法として、「クラフト・ティー」の新店舗出店が決まった。 吉川さんは、日本各地か
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スタッフが全員移住者 SL終着駅前に新風薫るカフェ 川根本町
千頭駅前の町まちづくり観光協会が入居するビル2階に2021年4月、開放的な店内と洗練された雰囲気が印象的な「Folkknot cafe STIR」(フォークノット・カフェ・スター)が開店した。オーナーは3年前、町に移住した佐々木直也さん(35)。ビル2階を活用し、にぎわい拠点を目指す町の運営事業者に応募した。 現在、在籍するスタッフは全員移住者。佐々木さんがかつて経営していた飲食店の仲間に声を掛けた。「STIR」は「混ぜる」という意味を持つ。佐々木さんは「私たちのような移住者と地域の方々、観光客のみなさんが気軽に触れ合える場所を目指したい」と思いを込める。 看板メニューは町の雄大な自然の
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川根本町長と河野大臣がオンライン会談 ワクチン供給、経済支援を要望
川根本町の鈴木敏夫町長は16日、新型コロナウイルスのワクチン接種を担当する河野太郎行政改革担当相とオンラインで会談した。県内で先行している同町の接種状況を説明し、ワクチンの安定供給や全町民接種完了後を見据えた早めの経済対策支援など4項目を盛り込んだ要望書を河野氏に提出した。 鈴木町長は冒頭、65歳以上の高齢者接種が29日にもおおむね完了する町の接種状況を報告した。河野氏は「供給したワクチンの量に対する接種率が6割を超えている。接種スピードは全国トップ10」と評価した。 このほか鈴木町長は、地域接種との重複を避けるため、職域接種をした人の情報を速やかに共有できる仕組みの構築や、副反応の不安
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作業療法士 地域や他職種との連携は 静岡で学会
第34回静岡県作業療法学会(県作業療法士会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が12、13の両日、静岡市清水区を拠点にウェブ開催された。地域や他職種とのつながりを生む作業療法士の在り方をテーマに講演や症例研究の報告を行い、県内の作業療法士ら約320人が参加した。 13日は地域医療をテーマにしたシンポジウムを開いた。訪問リハビリテーション事業に取り組む「おおとみリウマチ整形外科」(焼津市)の太田裕介副院長が、川根本町で2017年から活動を始めた経緯を紹介した。太田副院長は遠隔地での新規参入に際し、町や社会福祉協議会との連携を重視して事業を進めたことを説明した。遠方の病院に通えず、必要なリハビリを
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補正予算案など原案通り可決 川根本町議会
川根本町議会6月定例会は15日、本会議を再開し、9800万円を追加する2021年度一般会計補正予算案など3議案を原案通り可決した。人権擁護委員候補者の推薦に関する諮問について、松井裕子氏(63)=下泉=を推薦することに同意した。 県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙も実施した。一般質問は最終日の23日に行う。
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泥の感触楽しみ田植え 本川根小児童、等間隔意識し丁寧に
川根本町の本川根小5年生11人がこのほど、同町地名の水田で田植えを体験した。 自然資源を生かした体験プログラムの企画、運営などを行う町の一般社団法人「エコティかわね」が希望する町内学校に実施している体験事業の一環。同スタッフのほか、町の住民有志でつくる「稲作フィールドワークの会」会員が講師役を務めた。児童は、はだしで田んぼに入り、等間隔を意識しながら丁寧に苗を植えていった。 11月に稲刈り体験も行う予定。
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大井川流域に点在 火の見櫓の風景、後世に 磐田の鈴木正善さん木炭画 川根本町、島田市に寄贈
磐田市の絵画講師鈴木正善さん(78)がこのほど、大井川流域に点在する火の見櫓(やぐら)のある風景を描いた2003年当時の作品を川根本町や島田市に寄贈した。今では使われる機会が減った火の見櫓を見つめ直すことで「地域の絆をもう一度感じてほしい」と話している。 鈴木さんは03年、火の見櫓を歴史的建造物として地域づくりに生かそうと旧中川根町で開かれた「火の見櫓サミットin榛北」に参加したことをきっかけに、「地域のシンボルであり、人とのつながりを象徴する存在」と感じてスケッチを始めた。3カ月間にわたって榛北地域(旧金谷、川根、中川根、本川根町)に通い、木炭画16点を仕上げた。 このうち川根本町に寄
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SL「トーマス号」出発 6月限定「みどり」に歓声 大井川鉄道
大井川鉄道(本社・島田市)の蒸気機関車(SL)を使った「きかんしゃトーマス号」の今季の運行が12日、始まった。ことしは6月限定で「みどりのトーマス号」が川根路を走行する。出発地点の新金谷駅は、初日から多くの親子連れでにぎわった。 みどりのトーマス号は、長編アニメ作品「トーマスのはじめて物語」の中で、トーマスが作品の舞台になっているソドー島に初めて訪れたころの車体を再現した。昨年お披露目の予定だったが、新型コロナの影響に伴う運休で取りやめに。待ち望んだ緑色のトーマスが新金谷駅構内に登場すると、ファンや子どもたちから大きな歓声が上がった。 この日に誕生日を迎えた本田貴大くん(4)は、「かっ
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トーマスの仲間大集合 ジェームスやヒロ、パーシー 川根本町
大井川鉄道(本社・島田市)の蒸気機関車(SL)「きかんしゃトーマス号」が運転を開始した12日、千頭駅(川根本町)ではトーマスフェアが開かれ、仲間のキャラクターが勢ぞろいして観光客を出迎えた。 駅構内にはジェームス号とヒロ、パーシーが並び、レール点検車ウィンストンの乗車体験などが人気を集めた。正午前には緑色の車体のトーマス号が新金谷駅から到着。鉄道ファンや親子連れらが見守る中、転車台で迫力満点の転向作業が行われた。 親子4人で訪れ、初めてトーマス号に乗車したという山梨県の会社員白井稔久さん(39)は「乗車は特別な体験。沿線の景色もとてもきれいだった」と話した。 トーマスフェアは10月1
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6月13、14日の主な遊説日程 静岡県知事選(変更の可能性あり)
【川勝平太氏】 ◆13日 午前9時半、西山本門寺黒門前(富士宮市)▽同10時半、イオンモール富士宮東側(同)▽同11時半、ロゼシアター前(富士市)▽午後1時半、静岡東急スクエア交差点付近(静岡市葵区)▽同2時50分、札の辻交差点(同)▽同3時20分、呉服町スクランブル交差点付近(同)▽同3時50分、JR静岡駅北口地下広場(同) ◆14日 午前9時半、本宿公園付近(長泉町)▽同10時50分、エスポット長泉店付近(同)▽午後1時半、伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅前(伊豆の国市)▽同4時半、稲取文化公園(東伊豆町)▽同5時半、フードストアあおき河津店付近(河津町) ◇選挙事務所<電054(272)1
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南ア エコパーク登録7周年 静岡市と川根本町PR JR静岡駅地下広場
静岡市と川根本町は11日、登録7周年を迎える南アルプスユネスコエコパーク(生物圏保存地域)のPR活動をJR静岡駅北口地下広場で実施した。両市町の職員が啓発グッズを配り、魅力を伝えた。 地下広場にある情報発信コーナー「しずチカ」では、エコパークに生息する多様な昆虫や植物の標本を展示した。国の特別天然記念物ライチョウの模型や生態を紹介するパネルも並べた。 南アルプスは2014年6月、自然と人間の共生を目指すエコパークに登録された。しずチカのエコパーク展示は16日まで。
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64歳以下の新型コロナワクチン接種 川根本町、6月30日に開始
新型コロナウイルスワクチン接種について、川根本町が29日にも65歳以上の高齢者への優先接種をおおむね完了し、30日から64歳以下の一般町民を対象にした集団接種に着手することが10日、町への取材で分かった。初島のある熱海市を除き、自治体全域で64歳以下の一般住民に接種を開始するのは県内市町で最も早い。 町は接種の予約を設けず、町民に対して日時や場所を指定する方法を採用している。4月末から、町内5カ所で高齢者への集団接種を開始した。6月1日に1回目の接種が終わり、進捗(しんちょく)率は92・2%と高い数値を誇る。2回目の接種も順調に進んでいるという。 町は64歳以下の町民を対象に接種希望の有
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静岡で震度1 10日午前7時5分ごろ
10日午前7時5分ごろ、静岡県中部を震源とする地震があり、県内では静岡市葵区や牧之原市、川根本町で震度1を観測した。気象庁によると、震源の深さは約30キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・2と推定される。
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川根本町小中に新茶プレゼント 農業経営振興会
川根本町農業経営振興会(高畑裕会長)は9日、町内の小中学校を訪れ、新茶の川根茶を詰めた一煎茶パックを寄贈した。 川根茶の普及事業の一環で、同団体による小中学校への寄贈は初の試み。「丹精込めて作った新茶を飲んでもらいたい」という会員の発案で実施された。茶葉は「やぶきた」で町内の2中学校、4小学校の全児童、生徒、職員を合わせた計465人分を用意した。同団体オリジナルの「川根茶のおいしい入れ方」パンフレットも同封した。 高畑会長は「子どもたちに川根茶や茶業について、少しでも興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。
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品質の高い荒茶に 川根本町 茶農家、加工技術学ぶ
川根本町農業経営振興会(高畑裕会長)とJA大井川青壮年部川根本町地区会は8日、町農林業センターの茶工場で荒茶加工講習会を開いた。町や同JAの職員が講師を務め、地元の茶農家約10人が参加した。 同茶工場で培ってきた全国茶品評会出品茶の荒茶加工技術を学び、農家の加工技術向上や川根茶全体の底上げを図ろうと企画した。高畑会長の畑で摘み取った二茶を使用し、参加者は機械で蒸す、もむ、乾燥までの工程一つ一つをじっくり見学。機械内の温度や回転数、風量など品質の高い荒茶に仕上げるポイントを学んだ。 農家の一人は「自分のやり方を固持せず、吸収した技術を今後の製造に取り入れていきたい」と話した。 (島田支局・池田
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茶況(6月8日) 数量増も取引足早 静岡市中 県産二茶
静岡市中の県産二茶は牧之原、金谷などの出回りが増えた。下物の在庫不足から買い手の引き合いは強く、取引は足早に終わった。 小幅続落。榛原、相良は900~800円台で商談成立した。坂部は900円周辺で、かぶせは1000円台半ばで成立した。 勝間田は930円など。小笠は900円台、金谷は950円周辺で手合わせした。 市中のあっせん業者は「天候が安定している週内に生産者は摘採を急いでいる」(あっせん業者)と話す。 県外産二茶は鹿児島県本土物中心。1000円台の荷口が多い。 静岡茶市場の二茶は午前10時現在、県内産3万4491キロ、県外産1932キロが上場した。 藤枝 二茶生産が本格化し
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静岡県内の高齢化率29.9% 最高更新 西伊豆は初の50%超
静岡県が7日までに公表した4月1日時点の県内の高齢者人口(65歳以上)は109万8277人で、前年から8650人増え過去最多を更新した。総人口に占める高齢者の割合を示す高齢化率は、前年から0・4ポイント上昇し29・9%。75歳以上の割合を示す後期高齢化率は0・2ポイント上昇の15・4%で、いずれも過去最高だった。高齢化率が最も高い西伊豆町は50・9%で、県内で初めて50%を超えた。 西伊豆町以外の市町別高齢化率は川根本町49・5%、松崎町48・6%、熱海市48・3%、南伊豆町47・3%など。高齢化率が最も低かったのは長泉町の22・3%だった。 後期高齢化率も増加傾向が続いている。100歳
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人事=河津町の上村氏、新会長に選任 静岡県町村議会議長会
静岡県町村議会議長会は7日までに開いた本年度総会で、任期満了に伴う役員改選を行った。新たな会長として河津町議会の上村和正議長を選任した。任期は8日から2022年6月7日までの1年間。このほかの役員は次の通り。 副会長 薗田靖邦(川根本町議会)▽監事 山田厚司(西伊豆町議会)▽長沢務(函南町議会)
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7日の静岡県内、佐久間と三島で真夏日 8日も暑くなる予報
7日の県内は高気圧に覆われ、各地で気温が上昇した。浜松市天竜区佐久間町31・0度、三島市30・5度となり、真夏日を記録した。 同区佐久間町の浦川幼稚園では、園児が暑さにめげず、砂山で水遊びや砂遊びを楽しむ姿が見られた。静岡地方気象台によると、川根本町は29・7度となり30度に迫った。佐久間町や三島市など県内4地点で今年最高気温を観測した。県によると、熱中症とみられる症状で高齢の男女計2人が救急搬送された。いずれも軽症。 8日も県内は晴れる見込みで、予想最高気温は西部31度、中部29度、東部28度、伊豆26度。
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川根本町の野鳥 厳選の45種掲載 愛好家沢本さん監修の写真集 エコティかわねが企画・発売
体験型ツーリズムの企画、運営などを行う川根本町の一般社団法人「エコティかわね」はこのほど、同会員で野鳥愛好家の沢本等さん(64)=同町徳山=が監修した野鳥を紹介する写真集「水と森の番人 川根本町の野鳥」を発売した。町内で撮影した個性豊かな45種類を厳選し、掲載している。 多彩な自然環境を有する町には約100種類以上の野鳥が生息している。沢本さんは趣味のバードウオッチングで約35年にわたり撮影に励んできた。写真は野鳥の生態に注目し、住みつく環境や行動が分かるような1枚を使用。沢本さんが観察時に感じた思いやエピソードなどもつづられている。 同法人の体験プログラムでバードウオッチング教室を企
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漫画「ゆるキャン△」舞台マップに 大井川流域の食事処、つり橋… 聖地巡礼へ観光実行委
大井川流域観光事業実行委員会はこのほど、キャンプを題材にした人気漫画「ゆるキャン△」の舞台になった大井川流域の観光スポットを紹介するマップを作製した。島田市観光協会「おおいなび」や川根本町まちづくり観光協会などで配布している。 大井川流域は同作品の10、11巻の舞台。マップは作品に登場した食事処やカフェ、キャンプ場、つり橋など各観光スポットを紹介している。漫画のイラストと現地の写真を並べて掲載してある。楽しみながらモデル地巡礼ができるように中身を仕上げたという。 担当者は「夏のキャンプシーズンを前にマップで多くの人に大井川流域の魅力を知っていただくきっかけになれば」と話している。 (島
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大井川鉄道、落石で一時運休
4日正午ごろ、大井川鉄道本線金谷発千頭行き普通電車の運転士が下泉-田野口間(川根本町)で落石を発見し、停車した。乗客1人と乗務員にけがはなかった。落石は線路脇に複数個あり、撤去が完了するまで下泉-千頭間を部分運休し、バスによる代行運転をした。上下線計4本に影響が出た。
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18、19歳有権者 6万7911人 静岡県選管
静岡県選挙管理委員会は3日、2日現在の県内選挙人名簿登録者数のうち、18、19歳が計6万7911人と発表した。有権者全体の2・2%に当たる。男性が3万5327人、女性が3万2584人。 年齢別の内訳は18歳が3万4040人、19歳が3万3871人だった。 市区町別で見ると、最多は富士市の4970人で、静岡市葵区4334人、同市清水区4268人、浜松市中区4265人と続いた。最も少ないのは川根本町の82人で、次いで松崎町100人、西伊豆町104人などとなった。
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告示日ドキュメント 川勝氏/電車移動11駅前で演説 岩井氏/3カ所で大規模出陣式【静岡県知事選】
3日告示された静岡県知事選は、4選を目指す現職川勝平太氏(72)と、前参院議員の新人岩井茂樹氏(53)=自民推薦=の一騎打ちとなった。川勝氏はJR東海道線に乗って県西の鷲津駅から東の熱海駅まで移動し、計11の駅前で街頭演説を展開。対する岩井氏は東中西の3カ所で聴衆千人規模の出陣式を開き、支持基盤の強固さを見せつけた。選挙戦初日の両氏の動きを追った。 午前9時半 静岡市葵区で川勝、岩井両氏の出陣式が同時に始まった。350人(主催者発表)集まった川勝陣営に対し、岩井陣営には1200人(同)の聴衆。川勝陣営には鈴木敏夫川根本町長、同氏を推薦する連合静岡の中西清文会長、はごろもフーズの後藤
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茶況(6月3日) 在庫確保で取引足早 静岡市中 県産二茶
静岡市中の二茶は初倉、相良、榛原、小笠、金谷などから入荷。在庫確保の動きから取引成立は足早。 数量は膨らまず、値動きは小幅となっている。初倉は900円台が中心で、一部で800円台に値押しされた荷口もあった。 榛原は1100~1000円台、相良の品種物は1300円周辺で手合わせした。金谷は1300円台周辺、小笠は1200~900円台の成立があった。 坂部や勝間田などからの出回りは5日から増える見通し。市中のあっせん業者は「相場の割高感から、仕入れを敬遠する買い手が一部で出てきている」と話す。 静岡茶市場の二茶は午前9時半現在、県内産1万1652キロ、県外産1万1613キロが上場した。
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補正予算など4案件を上程 川根本町議会
川根本町議会6月定例会は2日開会し、会期を23日までの22日間と決めた後、9800万円を追加する2021年度一般会計補正予算案や人権擁護委員候補者の推薦に関する諮問など計4案件を上程した。 補正予算案は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、接岨地区集会所の建設事業費や、川根茶の販売促進拡充事業、コロナワクチン接種事業の追加費などを盛り込んだ。 4案件の採決は15日、一般質問は最終日の23日に行う。
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後ろから女性に接触 強制わいせつの疑いで男逮捕 島田署
島田署と静岡県警捜査1課などは2日、強制わいせつの疑いで川根本町徳山、会社員の男(23)を逮捕した。逮捕容疑は5月上旬ごろ、県中部地区の路上で同地区居住の20代女性に後ろから抱きつき、胸を触るなどわいせつな行為をした疑い。同署によると、容疑者と女性に面識はなかったという。
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川根本町の地域おこし協力隊 鈴木さん、渡辺さん委嘱
川根本町は1日、新たに地域おこし協力隊に任命した鈴木光貴さん(24)=磐田市出身=と渡辺実優さん(21)=牧之原市出身=の委嘱状交付式を町役場で開いた。任期は1年更新で最長3年。 元会社員の鈴木さんは趣味のアウトドアに関わる仕事がしたいと応募を決意した。体験型観光コンテンツの開発やガイドスキル習得による自然体験ガイドなどを担う。静岡文化芸術大4年の渡辺さんはデザイン学科の技量を生かし、観光コンシェルジュとして、SNSやホームページなどによる地域、観光情報の発信を手がける。 鈴木敏夫町長から委嘱状が手渡され、鈴木さんは「地域の方と親交を深め、観光産業を盛り上げたい」、渡辺さんは「町にあふれる魅
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茶況(5月30日) 炭疽病、もち病に注意 病害虫発生予察
静岡県病害虫防除所は、茶園での炭疽(たんそ)病やもち病発生への警戒を呼び掛けている。 5月中旬の巡回調査で、炭疽病の発生率は平年比で少なかったが、1カ月予報で気温がやや高く降水量も多いことから発生を助長する環境という。 例年発生が見られる茶園や、既に発病している茶園では、二茶萌芽(ほうが)期から開葉期にかけて防除する。 もち病は風通しの悪い山間地域の茶園で発生しやすい。潜伏期間が10日ほどと短く、二茶摘採期に発生する恐れがあるため注意が必要となる。 藤枝 一茶に関する消費者の動向について、産地問屋の一人は「コロナ禍で家にこもる人が多いからか、通信販売の利用が増えた」と話す。 島田
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日本公庫8日から各所で融資相談会
日本政策金融公庫静岡支店は6月8日から7月21日まで、融資相談会「一日公庫」を県中部の商工会議所と商工会で開く。 融資担当者が運転資金や設備資金の相談に応じる。審査面談も行う。予約制。各商議所、商工会に申し込む。 日程は次の通り。 静岡商工会議所静岡事務所 7月15日▽同清水事務所 7月21日▽焼津商議所 6月8日、7月13日▽藤枝商議所 7月12日▽島田商議所 7月7日▽富士市商工会富士川事務所 7月13日▽静岡市清水商工会興津支所 6月23日▽同蒲原支所・由比支所 6月25日▽岡部町商工会 6月30日▽大井川商工会 7月1日▽吉田町商工会 6月15日▽牧之原市商工会 7月6日▽島田市商工
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茶況(5月28日) 週明け県産二茶増加へ 静岡茶市場
静岡茶市場の県産二茶は、27日の雨の影響で上場がなかった。29日は早場所の磐田と豊田町から品種物の入荷を予定する。週明けから生産量が膨らんでいく見通し。 県外産二茶は鹿児島県本土の頴娃や知覧約1万キロが入荷した。品種はさえみどりやゆたかみどり。1000円台半ば~900円台などで取引成立した。 種子島はやぶきたやあさのかなど約900キロが上場した。800~700円台の手合わせが多い。宮崎は1000円台前半~900円台など。 買い手は「価格がなかなか下がってこない。在庫を確保したいが、手が出ない」(市中問屋)と話した。 県産一茶は藁科の番茶が500円台などで成立した。本山筋の生産者は二茶
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記者コラム「清流」 新茶のぬくもり
島田市と川根本町は県内有数の茶産地。4月以降、新茶の収穫が始まると茶業関係者と関わる機会が一層増えた。業界用語に多少慣れてきた感がある一方、日々新しいことを学ぶたびに“お茶”の奥深さに気付かされる毎日だ。 「贈り物として、いかがですか」。お世話になっている茶商の一人にある日、勧められた。取材先で新茶をいただくことも多く、これがまた本当においしい。コロナ禍で疎遠になっていた祖父母や友人に味わってもらおうとサプライズで新茶を送った。 「ありがとう」「おいしかったよ」。電話口から聞こえてきた声に懐かしさからくる安心感を覚えた。コロナで奪われた時間を新茶が満たしてくれたように感じた。 (島田支局・池
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川根本町産のユズ使用 サワービール発売 静岡・駿河区の醸造所
静岡市駿河区のクラフトビール醸造所「ウエストコーストブリューイング」がこのほど、川根本町産のユズを原料に使ったサワービールを商品化した。数量限定発売。 町産のユズのほか、パッションフルーツやカシス、ピンクグレープフルーツ、梅のピューレなども使用した。甘酸っぱさと後口のユズのほろ苦さが特徴という。 静岡市内の同醸造所直営店や島田市の緑茶・農業・観光の体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」で購入可能。詳しい購入先は醸造所の公式ホームページに掲載されている。問い合わせは同醸造所<電054(204)1747>へ。
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出勤のお供に静岡茶 マイボトル定額制プラン提供 川根本町の「クラフト・ティー」、都内に直営店2カ所開設
川根本町の日本茶ブランド会社「クラフト・ティー」(新谷健司社長)が今春、都内にサブスクリプション(サブスク、定額制)サービスを使ったスタンド型の直営店舗を初オープンした。丸の内店と飯田橋店の2カ所で、通勤客らをターゲットに県産茶の消費拡大を目指す。 川根本町で地域活性化に取り組む「KAWANEホールディングス」が昨年10月に新宿駅地下で始めた新ブランド「クラフトティー・トウキョウ」のサブスクのテスト販売から事業を独立させ、新店舗の出店につなげた。 オープンした2店舗の人気メニューはマイボトル持参で月額税込み2千円の会員プラン。店舗に持ち寄れば、50度の低温でじっくり抽出したティーバッグ入
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茶摘み、かまど飯にワクワク♡ 川根本町の農家民宿が日帰りプラン
新型コロナウイルスの影響で旅行客が減少する中、川根本町の農家民宿「青部の里 茶風花」が家族連れで楽しむことのできる日帰り体験プランを開始した。茶摘みやまき割り、火おこしなど、山里ならではの多彩なメニューをそろえている。 4日は島田市内などから3家族が参加し、宿近くの茶畑で茶摘みを体験した。茶娘の衣装を着た片岡寧さん(10)は「摘み取る作業は難しいけれど楽しい」。同町の地域振興事業に携わる小菅哲郎さん(51)夫妻は「茶葉はとてもやわらか。川根茶のファンなので製造法にも興味が湧いた」と話した。茶摘みの後、参加者はかまどで炊いたご飯とカレーを味わった。 同宿はもともと首都圏からの利用客が多く、
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全国品評会へ茶製造 昨年産地賞の川根本町、香り確かめ蒸し調整
昨年の全国茶品評会で産地賞を受賞した川根本町の茶業振興協議会は4日まで、ことしの品評会に出品する茶製造を行っている。3日は川崎好和さん(松島園)、小平史郎さん(小平園)が丹精込めて育てた生葉が町農林業センターに届き、5~6時間かけて荒茶を製造した。 川崎さんは樹勢を生かした「自然仕立て」の茶園で手摘みした40キロ、小平さんは機械で刈り取った120キロをそれぞれ持ち込んだ。協議会のメンバーが香りを確かめながら蒸し具合を調整し、もみや乾燥など複数の工程を経て茶葉を仕上げた。 町内で品評会出品茶の栽培に取り組むのは6人。ことしは天候に恵まれたものの「寒の戻りがあって芽伸びが進まず、摘採時期の見
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今期の盛況祈願 川根本町茶業振興協議会
川根本町茶業振興協議会(会長・鈴木敏夫町長)は17日、献茶式を同町水川のフォーレなかかわね茶茗館で開いた。茶業関係者が今期の川根茶の盛況を祈願した。 新型コロナウイルス感染症対策として、例年より規模を縮小して行われた。鈴木町長が手もみ新茶を祭壇にささげ、出席者は順番に玉串を奉てんした。鈴木町長はあいさつで「川根茶の振興に向けて、引き続きお力添えをいただきたい」と述べた。
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川根新茶、取引始まる 最高値は3万8888円 JA大井川・川根工場
川根地域の新茶初取引が17日、川根本町上長尾のJA大井川川根工場で行われた。生産者や茶商らが今期の活発な取引に期待を込めた。新型コロナウイルスの影響でことしも記念式典は中止した。 下長尾、久野脇から4口32キロが上場。茶商は荒茶の香りや水色などを真剣な表情で吟味した。あっせん人がそろばんをはじいて交渉を進め、値段が決まると売り手と買い手が手をたたく「手合わせ」の音が響いた。 最高値は高木郷美さん(64)の手摘みで1キロ当たり3万8888円。高木さんは「甘さの中に上品なコクがある一茶に仕上がった」と話した。 同JA川根営農経済センターによると、同地域は5月初旬にも盛期を迎える見通し。
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一番茶生育、最速ペース 気温、降水量要因 JAなど凍霜害警戒呼び掛け
今シーズンの静岡県内産一番茶の生育が例年にない早いペースで進んでいる。県農林技術研究所茶業研究センター(菊川市)によると、調査用茶園の萌芽(ほうが)は平年より8日早く、調査を開始した1966年以来で最も早かった。新茶の芽伸びが急ピッチで進んでいるだけに、JAなどの指導機関は凍霜害への警戒を茶農家に呼び掛けている。 同センターによると、茶園の7割が芽生えた状態を指す萌芽期は3月28日だった。1月以降平均気温が高く、降水量もあったことで、芽生えの時期が早まったという。 JA静岡経済連の調査でも、各地の生育状況が昨年より4~7日程度早いとみている。県内では2010年など、寒波の到来で凍霜害が発
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水量の大切さ理解して 森林組合おおいがわ組合長・杉山嘉英さん【大井川とリニア 私の視点】
大井川中流域で林業を営み、自然と水の大切さを熟知する森林組合おおいがわ組合長の杉山嘉英さん(66)。2005年に旧中川根町長、合併後の川根本町長として、大井川水系から富士川水系に水が流れる東京電力田代ダムの水利権更新で交渉に携わった経験から、大井川の歴史と水の重みをJR東海に理解してほしいと語る。 ―林業家にとって大井川の存在とは。 「森と海は一体で、両者をつなぐ大井川の水量は非常に大事だ。森の恵みの栄養素が駿河湾に届くように、河川に近い所での森づくりは丁寧に慎重に扱っている。経済性重視で杉やひのきを植えていた林業も、今は広葉樹を含めた自然の多様性を重視している。川に水が流れても意味がな