「ならここの湯」170万人達成 掛川 伊藤さん夫妻らに記念品
開業から20周年を迎えた掛川市居尻の温泉施設「ならここの湯」は19日、入場者170万人を達成した。同所で記念セレモニーを開き、170万人目と前後2組の入場者に花束やタオル、入湯券などを贈った。
170万人目になったのは、磐田市上新屋の伊藤春男さん(78)、広子さん(73)夫妻。17年間にわたって毎週1回、通い続けている常連で、春男さんは「自分にしっくり合っている湯。大洞院や小国神社など周辺の名所を回る寄り道も楽しい」と喜んだ。
施設は2003年9月に開業した。春に色とりどりの傘を飾るアンブレラスカイ、秋から冬にかけての竹明かりなど四季に応じた空間演出で人気。運営する第三セクター「森の都ならここ」社長の久保田崇市長は「とろとろした泉質で美肌の湯と言われている。皆さんに愛されてここまできた」とあいさつした。
ならここの湯と隣接するキャンプ場は土地を除く施設を民間譲渡し、2024年4月から東海ガス(焼津市)が経営を引き継ぐ方針が決まっている。