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テーマ : 藤枝市

静岡県勢18人優勝 水泳「金」ラッシュ 全国障害者スポーツ大会

 全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」第2日は29日、鹿児島県内で各競技を行った。静岡県選手は7競技に出場し、水泳で7人が金メダルを獲得するなど18人が優勝を果たした。
 水泳は50メートル自由形で小梁ひなの(焼津市)と前田龍佑(静岡市)、加藤真吾(浜松市)、永井さやか(浜松市)がそれぞれ頂点に立った。50メートル平泳ぎで池田伊吹(藤枝市)と大島史也(静岡市)、50メートル背泳ぎで森晴毅(三島市)も栄冠を手にした。小梁と森、大島は2連覇、池田は3連覇をそれぞれ達成した。
 アーチェリーの繁田一紀(静岡市)は大会新記録で優勝した。知的障害者フットソフトボールは準優勝を飾った。
本番アクシデントもなんの 小梁50自連覇、25と2冠
 水泳の肢体不自由者女子1部50メートル自由形で小梁ひなの(19)=焼津市=は2連覇を達成し、前日の25メートル自由形で初挑戦ながら頂点に立った勢いそのままに2冠を果たした。

水泳の肢体不自由者女子1部50メートル自由形で2連覇を達成した小梁ひなの=鹿児島市 盤石な強さを見せた小梁だが、本番はアクシデントに見舞われた。「飛び込みの姿勢が悪く、入水と同時にゴーグルに水が入ってきて何も見えなくなった」と振り返る。「ターンのタイミングが分からない」と焦りながらも必死に腕を振り、ぼやけた視界で壁の接近を感じ取った。見事にターンを決め、2位に10秒以上の差をつけて大勝した。
 5歳から水泳を続けてきた小梁は「陸より水の中にいた方が自由で楽しい」と笑う。足が不自由で移動や着替えは母の麻美さん(54)が手伝う。「自分一人では大会にも来られなかった。両親には感謝でいっぱい」と小梁。「飛び込みとターンを安定させて次は大会記録を狙う」と先を見据えた。
 (白鳥壱暉)

水泳(鹿児島市鴨池公園プール)
【肢体不自由者男子1部】
 ▽50メートル自由形(区分9)
 「1組」②大島史也(静岡市)47秒56
 ▽50メートル平泳ぎ(区分9)
 「1組」①大島史也(静岡市)1分4秒72
 【肢体不自由者男子2部】
 ▽50メートル自由形(区分2)
 「1組」①加藤真吾(浜松市)34秒15
 【聴覚障害者等男子1部】
 ▽50メートル平泳ぎ(区分25)
 「1組」①池田伊吹33秒23
 【知的障害者青年男子】
 ▽50メートル自由形(区分26)
 「3組」①前田龍佑(静岡市)26秒65
 ▽50メートル背泳ぎ(区分26)
 「1組」②前田龍佑(静岡市)30秒73
 【知的障害者壮年男子】
 ▽50メートル背泳ぎ(区分26)
 「1組」①森晴毅36秒13
 【肢体不自由者女子1部】
 ▽50メートル自由形(区分8)
 「1組」①小梁ひなの44秒79
 【知的障害者壮年女子】
 ▽50メートル自由形(区分26)
 「1組」①永井さやか(浜松市)36秒48
 【知的障害者少年女子】
 ▽50メートル平泳ぎ(区分26)
 「1組」②塩谷愛里44秒36


 

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