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テーマ : 牧之原市

無投票当選新議員の抱負 牧之原市・吉田町/御前崎市/湖西市 静岡県議選

牧之原市・吉田町 photo03 大石健司氏
 大石健司[おおいしけんじ]氏 (自現②、57歳) 榛南地域の防災に注力
 スポーツ記者として20年近く国内外を飛び回ったが、2011年の東日本大震災を機に退社。被災地などでボランティア活動に取り組む中で沿岸部の故郷に危機感を募らせ、政治家としての一歩を踏み出した。
 13年の牧之原市議選で初当選すると19年には活動の場を県政に。4年間は無所属議員として情報や人脈、そして判断力を培ってきた。「真価が問われる2期目となる」と自らを律す。
 榛南地域の防災対策やリニア問題、静岡空港の利用促進と新駅構想などの基盤整備といった地域課題は山積する。「現場主義を信条に自分の見た、聞いたことをしっかりと発信する」と意気込む。
 尊敬する人物は岡本太郎。座右の銘は刻石流水。
 
御前崎市 photo03 河原崎全氏
 河原崎全(かわらさきあきら)氏 (無新①、65歳) 御前崎港 輸出増目指す
 教育畑を歩んで約40年。教員生活を引退後、地元に戻り市教育長を務めた4年9カ月で「故郷に恩返ししたい」との思いを強くし、政界に踏み出した。県と市の架け橋となる。
 目標は安定した地域経済と暮らしの実現。特に「御前崎港は発展の余地がある」と分析し、輸出額増加や港周辺の活性化を目指す。
 地域課題は山積している。浜岡原発の再稼働は「安全第一と地元の理解が最優先」としつつ、「国の審査や議論は前に進めるべき」との立場。教育環境の充実にも意欲を見せ、市内の県立高校の存続を訴える。
 好きな言葉は「君が何となく過ごした今日は、昨日死んだ人が生きたかった明日」。日々を無駄にせず、全力疾走で臨む覚悟だ。
 
湖西市 photo03 田内浩之氏
 田内浩之[たないひろゆき]氏 (無現④、46歳) 地域医療維持 次の課題
 幼少期に小児ぜんそくで入退院を繰り返した経験が社会貢献を志した根底にある。34歳で初当選。政治経験ゼロで県議会に飛び込んだ当時の感覚を、「想像していた以上に地元や県のためを思い動いている議員が多いと気付いた」と振り返る。
 3期12年間は特に災害対策にこだわった。浜名湖や遠州灘に面した地域のため、避難計画策定や津波避難タワーなどの整備に注力。子育て世代の立場から子ども医療費助成の実現にも取り組んだ。一方、「まだ地元のためにやるべきことはある」として、地域医療体制の維持や人手不足に悩む中小企業の支援を次の課題に据える。
 長年空手の指導にも携わる。妻と高校生の長男、小学生の長女との4人暮らし。

 (かっこ内は党派、現新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)

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