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テーマ : 牧之原市

9月4日に総合防災訓練 3年ぶり実施 大井川流域4市町と静岡県

 大規模地震の発生に備える県と島田市、牧之原市、吉田町、川根本町の総合防災訓練が4日、この4市町で行われる。新型コロナウイルスの感染拡大で中止されていたため、3年ぶりの開催。住民と行政、防災関係機関が災害発生後の応急復旧対応や連携を再確認し、自助、共助の重要性への認識を深める。
 訓練のテーマは「大井川流域・沿岸地域の協力・連携~減災へのさらなるステップ」。南海トラフ巨大地震が発生し、県内の広い範囲で震度7を観測。沿岸部が大津波の襲来で被災したと想定する。4市町の自主防災組織など185団体約2万5千人が、コロナ禍を踏まえた訓練に臨む。
 各市町の指定避難所では新型コロナに対応した避難所開設、運営に取り組む。国の「大規模な広域防災拠点」に指定されている静岡空港では、自衛隊機による物資投下や広域搬送拠点臨時医療施設(SCU)の開設を行う。島田市と吉田町は津波で帰宅困難となった町民の一時避難受け入れを想定した訓練を初めて合同で実施する。
 県によると、4市町のほかに4日は12市町が訓練を行う。8月28日と9月1日に実施した市町もあり、全県では約40万人が参加する見通し。ただ、新型コロナ感染拡大で住民や学校、医療関係者の参加が少ないため、例年と比べると半数以下になるという。

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