堂々のライディング披露 静波パラサーフィンフェスタ開幕 牧之原
牧之原市の人工造波施設「静波サーフスタジアム」で22日、障害のある人が安全にサーフィンを楽しみ、技を競い合う「第2回静波パラサーフィンフェスタ」が開幕した。24日まで。
昨年7月に続き2度目の開催で、障害者の社会参加促進を支援する一般社団法人ユニバ(熊本市)が主催した。初日は初心者向けの体験会が開かれ、県内外から約30人が参加。スタッフの補助を受けた参加者は波の感覚をつかみながら堂々のライディングを披露した。
参加者の一人で東京パラリンピックに出場したブラインドサッカー選手の寺西一さん(32)は「初めての経験だったがサッカーとはまた違った身体の使い方で、楽しみながら波に乗れた」と笑顔を見せた。会場では地元事業者らによる飲食ブースや音楽ステージ、ライブペイントなどのイベントも催され、多くの人でにぎわった。
23、24の両日は国内初となるパラサーフィンの国際大会「ジャパンオープン」が開かれ、国内外から集まった約40人が障害別のクラスで技を競い合う。ユニバの田中慎一郎代表理事は「多くの関係機関の協力があり、前回より大きな規模で開催することができた。牧之原市に根付くイベントにしていきたい」と抱負を語った。