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テーマ : 磐田市

御大祭へ浜垢離 氏子ら心身清める 磐田・見付天神裸祭

 磐田市見付の矢奈比売神社(見付天神)の国指定重要無形民俗文化財「見付天神裸祭」は31日、3、4両日の御大祭を前に、同神社の神職や祭りに参加する氏子ら約120人が海水で心身を清める「浜垢離(はまごり)」を同市の福田海岸で行った。

浜垢離で心身を清める氏子ら=磐田市の福田海岸
浜垢離で心身を清める氏子ら=磐田市の福田海岸

 祭りの安全を祈願し、大祭の3日前に行っている主要行事の一つ。新型コロナウイルス禍による中止を経て3年ぶりに再開した。松原と砂浜での神事に続き、白丁と呼ばれる白装束や、ふんどし、鉢巻きを身にまとった神輿(みこし)の担ぎ手や見付地区内全町の代表者らが波打ち際で海水を浴びた。
 感染防止に配慮して参加者を大幅に絞り、マスク着用などの対策を徹底した。見付天神裸祭保存会の中山正典会長(64)は「再開にこぎ着けられてよかった。浜垢離をしないと祭りが始まったという感じがしない」と話した。
 今年の御大祭では、神輿が見付地区内を巡る渡御、還御を、担ぎ手の人数を減らすなどの感染対策を講じた上で3年ぶりに行う。上半身裸で腰みの姿の男衆が激しくもみ合う「鬼踊り」の実施は見送る。

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