テーマ : 教育・子育て

全国自作視聴覚教材コンクール 島田空襲テーマ 映像作品優秀賞 島田工高生 「平和への思い伝われば」

 1945年7月26日の島田空襲をテーマに島田工高の生徒が制作したドキュメンタリー映像がこのほど、日本視聴覚教育協会が主催する全国自作視聴覚教材コンクールの社会教育部門で優秀賞を受賞した。生徒たちは「映像を通じて島田空襲のことをより多くの人に知ってもらいたい」と話している。

全国自作視聴覚教材コンクールでの優秀賞受賞を報告した生徒ら=島田市役所
全国自作視聴覚教材コンクールでの優秀賞受賞を報告した生徒ら=島田市役所

 制作メンバーは3年の舩島珠凜さん、水野主喜さん、鈴木大颯さんと1年の三輪勇太さんの4人。遺族へのインタビューを交えて長崎型原子爆弾の模擬爆弾とされる爆弾が市内に投下され、広島・長崎への原爆投下につながっていった歴史をまとめ、市平和祈念事業実行委員会の「高校生委員」として式典運営に取り組んだ高校生の活動にも密着した。
 13日に3人が市役所を訪れ、染谷絹代市長に受賞を報告した。高校生委員も務めたマネジャーの舩島さんは「受賞はとても驚いたが、県外の方にも平和への思いが伝わるとうれしい」と話した。染谷市長は「戦争を知る人が少なくなる中、皆さんのような若者がいて心強い」とたたえた。
 映像は市内の小中高校に配布され、市立図書館や市民協働課でも貸し出している。

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