テーマ : 教育・子育て

小中体育館など利用手続き簡略化 浜松市、23年度本格稼働へ

 浜松市は市民スポーツ団体などの負担軽減や利便性向上に向け、小中学校の体育館やグラウンドを利用する際の手続きのスマート化を図る。市内137小中学校にスマートキーを設置し、ネット予約やキャッシュレス決済のシステムも導入する。市議会11月定例会に上程された11月補正予算案に、関連費用約1億円を計上した。

浜松市役所
浜松市役所


 スマートフォンやパソコンでの施設予約が可能になる上、予約の際に送付された暗証番号をスマートキーに入力するだけで施設の扉などが解錠できるようになる。これまで手書きしていた予約や利用報告、課題だった鍵の受け渡しの手間を省く狙いがある。クレジットカードや口座引き落としでの支払いもでき、将来的にはスマホ決済サービスの導入も見据えているという。
 2021年度に市内3小中学校で実証実験したところ、高評価を得たため、市内全域で実施することにした。23年2月に各施設にスマートキーを設置し、仮稼働を経て同9月に本稼働させる予定。扉にスマートキーを設置できない施設は、鍵を保管するキーボックスなどに取り付ける。
 市スポーツ振興課の金子哲也課長は「システムを通じて施設の利用拡大、他団体との交流促進などにつながれば」と期待を寄せている。

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