テーマ : 小山町

動物モチーフ 紙の立体作品展 小山で遠藤さん

 裁断した紙を使い動物をモチーフにした立体作品を制作する造形作家、遠藤良亮さん(30)=小山町出身=の個展「どうぶつたちのいるところ」が25日まで、同町総合文化会館展示室で開かれている。

動物をモチーフにした立体作品の説明をする遠藤さん(右)=小山町総合文化会館
動物をモチーフにした立体作品の説明をする遠藤さん(右)=小山町総合文化会館

 細かく切った新聞紙やシュレッダーで裁断した紙にでんぷんのりを混ぜて形成した約30点を展示した。顔を上げ前に進むカバを表現した「躍進」など、動物の性格や考えを思い描きながら仕上げた作品が多い。
 遠藤さんは幼少期から動物を題材にした立体作品を作っていた。多摩美術大学院在学中、シュレッダーで裁断した紙は焼却処分されると知り、「もったいない」と材料に採用した。遠くからは石像に見えるが近づくと紙でできていると分かり、奥深さを感じられる。新聞紙を使った作品は「意図せずに表面に模様ができるのが面白い」という。
 遠藤さんは25日、会場に滞在する予定。20日は休館。

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