テーマ : 教育・子育て

静岡大の新学部「総合知」重視 学長が狙い強調

 静岡大の日詰一幸学長が2日、静岡市駿河区の静岡キャンパスで記者会見を開き、来年4月の開設が認められた新学部「グローバル共創科学部」について「複眼的な観点から社会課題を捉えて未来社会を構想できる人材、国際社会で主体的に活躍できる人材を育成する」と意気込みを述べた。

新学部の狙いや意義を説明する静岡大の日詰一幸学長(左)=2日午後、静岡市駿河区の同大静岡キャンパス
新学部の狙いや意義を説明する静岡大の日詰一幸学長(左)=2日午後、静岡市駿河区の同大静岡キャンパス

 グローバル共創科学部は静岡キャンパスに置く。新学部設置は1995年の情報学部以来となる。募集定員は115人で、3年生から国際地域共生学、生命圏循環共生学、総合人間科学の3コースに分かれる。
 日詰学長は会見で、複雑化する社会問題を解決するために「人文社会科学から自然科学に至るまで広範囲で多様な知を結びつけながら取り組むことが必要」と指摘。「“総合知”のトレーニングを受けた人材を地域に輩出していくことが国立大の責務」と強調した。
 新学部の教育内容を説明するセミナーを11日と10月10日に、高校生と保護者、高校教員らを対象にして静岡キャンパスで開催する。

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